BLOCK2 光 と 色 について 学 ぶ 色 とは 何 でしょう BLOCK 2 ストーリー チャート 光 と 色 A 光 の 物 理 的 特 性 を 知 る B 色 の 生 じる 原 理 を 知 る C 混 色 物 質 自 体 の 発 光 光 の 方 向 変 更 光 の 吸 収 反 射 透 過 温 度 放 射 放 電 屈 折 散 乱 回 折 干 渉 光 源 色 物 体 色 光 源 の 分 類 BLOCK 2-A 光 の 物 理 的 特 性 BLOCK ポイント ( ) 光 の 物 理 的 特 性 に 対 する 説 微 粒 子 説 波 動 説 か し こ う か し こうせん 可 視 光 ( 可 視 光 線 ) 380nmから780nm 波 長 と 色 ( ) 1nm=1m/1,000,000,000 =10-9 m 6 色 が 電 磁 波 の 一 種 だとは 紫 外 線 X 線 ガンマ 線 宇 宙 線 の 順 に 波 長 が 短 くなり 赤 外 線 マイクロ 波 短 波 中 波 の 順 に 波 長 が 長 くなります
基 礎 から 学 べるカラー 検 定 受 験 講 座 3 級 A 波 長 図 2.1 波 長 波 長 の 長 さによって 光 の 色 が 変 わるので 波 長 がどのよ うな 色 かを 表 わしています い そう A 位 相 A 可 視 光 線 A 電 磁 波 A nm(ナノメーター) た ん しょく こ う A 単 色 光 A スペクトル A 分 光 [ 分 光 分 布 の 見 方 ] BLOCK 2-B 色 はどうやってできる? BLOCK ポイント 色 の 生 じる 原 理 物 体 自 体 の 発 光 光 源 色 光 の 方 向 変 換 屈 折 散 乱 回 折 干 渉 光 の 吸 収 反 射 透 過 物 体 色 正 反 射 拡 散 反 射 7
BLOCK2 光 と 色 について 学 ぶ 1. 吸 収 反 射 透 過 物 体 色 吸 収 反 射 透 過 物 体 色 A 反 射 正 反 射 ( 鏡 面 反 射 ) 拡 散 反 射 ( 乱 反 射 ) 図 2.2 正 反 射 ( 鏡 面 反 射 ) 図 2.3 拡 散 反 射 ( 乱 反 射 ) 吸 収 反 射 ではなく 反 射 だけな 反 射 光 が 不 規 則 な 方 向 に 反 射 され 束 にな ので 表 面 が 見 えにくくなります って 反 射 するのではなく 分 散 して 反 射 する ため 光 が 弱 く 感 じられます ( 表 面 がつるつるしている) ( 表 面 に 凹 凸 がある) 表 面 がツルツルしているシルクやメタリッ クな 車 体 などでは 表 面 の 色 がわからず 白 く 感 じることもあると 思 います これは 白 い 光 をそのまま 反 射 しているからです A 吸 収 8 参 考 印 刷 インキでの 光 の 反 射 吸 収 図 白 い 光 がインキの 表 面 で 一 部 は 正 反 射 し 残 りは 中 に 入 り 顔 料 の 粒 子 によって 特 定 の 波 長 が 吸 収 され 残 りの 光 が 表 面 に 出 て きます このように 顔 料 の 特 性 によって 吸 収 される 波 長 成 分 が 変 わり その 分 光 分 布 を 変 え インキの 色 となります インキ 展 色 材
基 礎 から 学 べるカラー 検 定 受 験 講 座 3 級 シアン マゼンタ イエロー A 補 色 図 2.4a シアン( 藍 )インキの 分 光 分 布 図 2.4b マゼンタ( 紅 )インキの 分 光 分 布 図 2.4c イエロー( 黄 )インキの 分 光 分 布 A 透 過 参 考 図 2.5 反 射 と 屈 折 の 模 式 図 さ ん ら ん か い せ つ か ん し ょ う く っ せ つ 2. 屈 折 散 乱 回 折 干 渉 A 屈 折 屈 折 虹 スネルの 法 則 : 短 波 長 ( 青 )ほど 屈 折 しやすく 長 波 長 ( 赤 ) ほど 屈 折 しません 9
BLOCK2 光 と 色 について 学 ぶ 復 習 の 色 というものが どうして 起 こるかを 理 解 することで 色 の 正 体 がつかめます 手 引 き BLOCK 2 Bのポイントを 中 心 に 自 然 に 見 られる 色 と 現 象 の 関 係 を 理 解 しま しょう そして 私 たちが 一 般 に 色 と 意 識 している 物 体 色 が 吸 収 反 射 透 過 とい った 現 象 を 経 て 光 が 眼 に 入 り その 刺 激 で 色 という 感 覚 を 引 き 起 こした 結 果 だという ことを 覚 えておいて 下 さい BLOCK2-C 混 色 ( テキストP.28 33 参 照 ) BLOCK ポイント 混 色 混 色 方 法 原 色 原 理 三 原 色 の 混 色 加 法 混 色 減 法 混 色 色 光 の 重 ね 合 わせ 色 素 の 重 ね 合 わせ R G B 赤 緑 青 シアン マゼンタ イエロー 小 学 校 中 学 校 でも 学 んでいると 思 います 思 い 出 して 下 さい エネルギーの 和 白 エネルギーの 吸 収 AFTでは 色 光 の 三 原 色 を 黄 みの 赤 紫 みの 青 緑 としています また 色 料 の 三 原 色 を 赤 紫 黄 緑 みの 青 としています 黒 ( テキ ストP.30 31 参 照 ) こんしょく A 混 色 : げんしょく A 原 色 : 12 1. 加 法 混 色 同 時 加 法 混 色 レッド グリーン ブルー プロジェクション 型 テレビ 劇 場 スポッ トライト 照 明
基 礎 から 学 べるカラー 検 定 受 験 講 座 3 級 2. 中 間 混 色 ( 基 本 的 には 加 法 混 色 ) 回 転 混 色 ( 継 時 中 間 混 色 )( テキストP.30 図 3-7 参 照 ) 並 置 ( 併 置 ) 混 色 ( 並 置 ( 併 置 ) 中 間 混 色 ) 3. 減 法 混 色 印 刷 の 例 です 右 図 で1を2 扌 3と 拡 大 すると 網 点 が 見 えてきます 印 刷 の 中 間 混 色 の 原 理 は 減 法 混 色 の 三 原 色 シアン マゼンタ イエ ローでの 混 色 となりますが 実 際 に 重 なっている 所 は 減 法 混 色 ほと んど 重 なっていない 所 は 網 膜 以 降 で 混 ぜる 並 置 混 色 となります ( テキストP.32 33 参 照 ) カラーフィルター 顔 料 染 料 透 過 率 の 積 W Y M R 白 い 光 Yフィルター Mフィルター 図 2.10 減 法 混 色 での 分 光 分 布 の 変 化 1 2 3 絵 の 具 マーカーを 塗 り 重 ねたもの 図 2.11 減 法 混 色 の 混 色 軌 跡 ブルーのラインの 内 側 が 減 法 混 色 で 実 現 できる 色 の 範 囲 となる 13
BLOCK1 0 色 と 文 化 BLOCK 10 ストーリー チャート A. 日 本 の 色 彩 文 化 B. 絵 画 における 色 彩 調 和 のとらえ 方 C. 現 代 の 日 本 における 商 品 色 彩 の 変 遷 BLOCK10- A 日 本 の 色 彩 文 化 BLOCK ポイント 1. 日 本 文 化 を 学 ぶ 意 義 2. 時 代 区 分 とその 特 性 の 概 要 3. 各 時 代 の 特 徴 1. 日 本 文 化 を 学 ぶ 意 義 色 彩 文 化 86 2. 各 時 代 の 特 徴 1) 神 話 時 代 と 古 墳 時 代 原 始 社 会 の 色 2) 飛 鳥 奈 良 時 代 A 鉱 物 性 顔 料 みつ だ え A 蜜 陀 絵 : 素 材 の 色 うん げん 暈 繝 彩 色 3) 平 安 時 代 和 風
基 礎 から 学 べるカラー 検 定 受 験 講 座 3 級 文 化 いろ A 色 め 目 : 自 然 きん じき A 禁 色 : ゆるし A 聴 色 : 4) 位 階 制 度 と 色 冠 位 十 二 階 五 行 説 と う じ き A 当 色 : 5) 鎌 倉 時 代 かっちゅう A 甲 冑 : 匂 い すそ ご 裾 濃 むら ご 村 濃 すずりばこ 吉 祥 性 図 10.1 時 代 と 色 彩 文 化 の 特 徴 時 代 特 徴 とする 総 合 芸 術 例 補 遺 説 明 説 明 87
BLOCK10 色 と 文 化 6) 室 町 時 代 夢 幻 能 花 と 寂 の 矛 盾 の 統 一 花 寂 A 柿 色 ゆ ぎ ょ う そ う じょうしき 定 式 幕 7) 桃 山 時 代 金 彩 美 の 時 代 図 10.2 位 階 と 当 色 88
基 礎 から 学 べるカラー 検 定 受 験 講 座 3 級 ぬ い は く す り は く A 摺 箔 縫 箔 A 南 蛮 文 化 A 茶 道 小 袖 8) 江 戸 時 代 A 奢 侈 禁 止 令 : し じゅう はっ ちゃ ひゃく ねず A 四 十 八 茶 百 鼠 : A : 奈 良 時 代 図 10.3 各 時 代 の 特 徴 を 示 す 色 彩 例 室 町 時 代 蘇 芳 はマメ 科 の 植 物 スオウの 幹 の 芯 刈 安 寂 の 精 神 を 尊 んだこの 時 代 には 鮮 やかさを はススキの 仲 間 の 葉 茎 橡 はクヌギの 実 (ドン 抑 えた 色 調 が 好 まれた グリ)や 樹 皮 を 染 料 としている 平 安 時 代 ( 襲 の 色 目 ) 江 戸 時 代 若 楓 は 初 夏 の 楓 を 櫨 紅 葉 は 櫨 の 紅 葉 を 表 わしている 人 気 の 歌 舞 伎 役 者 名 を 冠 した 茶 色 が 流 行 した 現 代 よりも 茶 色 の 範 囲 は 広 い 鎌 倉 時 代 明 治 時 代 海 松 色 は 海 藻 の 海 松 の 色 を 模 したもの 肉 色 は 大 呉 服 店 が 流 行 色 になることをねらっ てつけた 名 称 89