第 1 問 問 1 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 A (ア) 不 適 切 税 理 士 資 格 を 有 していないFPは 無 償 有 償 を 問 わず 顧 客 からの 依 頼 に より 確 定 申 告 書 を 作 成 することは 税 理 士 法 に 抵 触 する (イ) 適 切



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第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

平成16年度

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賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

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< 問 3> 正 解 2 教 育 資 金 や 老 後 資 金 住 宅 ローンの 返 済 などのライフイベントについて 資 金 計 画 を 立 て る 際 積 立 目 標 額 や 元 利 合 計 額 年 金 額 やローン 返 済 額 などを 計 算 することは 重 要 である これらの 金 額 を 複

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

不 動 産 所 得 の 赤 字 < 土 地 等 の 取 得 の 負 債 利 子 なら 300 万 500 万 不 動 産 所 得 の 赤 字 300 万 のうち 利 子 分 の500 万 は 通 算 できない = 赤 字 分 の300 万 は 全 額 通 算 できないことになる = 損 益 通 算


損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

Microsoft Word - H27市・府民税のしくみ原稿(白黒)

年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

種 類 控 除 額 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 支 払 った 小 規 模 共 済 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 の 掛 金 の 金 額 生 命 保 険 料 控 除 額 = 一 般 生 命 保 険 料 控 除 額 + 個

<95CA8E86315F8A6D92E8905C8D908F9182C98AD682B782E B8B4C985E8D8096DA2E786C7378>

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

Microsoft Word - 4 家計基準

住民税

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

 

所 得 の 種 類 と 所 得 金 額 の 計 算 方 法 所 得 の 種 類 要 件 計 算 方 法 事 業 雑 営 業 等 農 業 小 売 業 製 造 業 飲 食 業 理 容 業 保 険 外 交 員 大 工 集 金 人 ピアノ 講 師 など 農 産 物 の 生 産 果 樹 の 栽 培 家 畜 の

Taro-iryouhoken

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

平成21年10月30日

後期高齢者医療制度


税金読本(8-5)特定口座と確定申告

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障害福祉制度あらまし目次

第一部【証券情報】

第 1 問 問 1 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 A (ア) 不 適 切 税 理 士 資 格 を 有 していないFPは 無 償 有 償 を 問 わず 顧 客 からの 依 頼 に より 確 定 申 告 書 を 作 成 することは 税 理 士 法 に 抵 触 する (イ) 適 切

国民年金基金は国民年金の第1号被保険者(自営業の方やフリーで働く方、およびその配偶者の方)の保険料を納めている方で、20歳以上60歳未満の方が加入することができます

事務連絡

平成28年度 特別区民税・都民税(住民税)の算出方法

2. 居 住 用 財 産 を 売 却 し た 場 合 の 特 例 譲 渡 資 産 は 居 住 用 財 産 で す か? 住 宅 取 得 特 別 控 除 の 適 用 を 受 け て い ま せ ん か? 所 有 期 間 が 1 0 年 を 超 え て い ま す か? 居 住 期 間 は 3 0 年

1_2013BS(0414)


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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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第316回取締役会議案

月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

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Ⅲ 相 続 財 産 の 分 割 に 関 する 確 認 事 項 1 遺 言 がありますか? 有 遺 言 公 正 証 書 又 は 家 公 証 人 役 場 等 要 月 日 無 庭 裁 判 所 の 検 認 を 受 否 ( 通 ) けた 遺 言 書 2 死 因 贈 与 があります 有 贈 与 契 約 書 要

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c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

-1,244= 618 となる 3. 適 切 当 年 の 金 融 資 産 残 高 は 前 年 の 金 融 資 産 残 高 (1+ 運 用 利 率 )± 当 年 の 年 間 収 支 で 求 めることができる 2015 年 の 金 融 資 産 残 高 は 126( 万 円 ) 運 用 利 率 は 1%

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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弁護士報酬規定(抜粋)

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務


2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

65 発 送 管 理 2 賦 課 期 日 情 報 66 発 送 管 理 3 賦 課 期 日 情 報 67 発 送 管 理 4 賦 課 期 日 情 報 68 発 送 管 理 5 賦 課 期 日 情 報 69 発 送 管 理 6 賦 課 期 日 情 報 70 発 送 管 理 7 賦 課 期 日 情 報

平成21年分 確定申告書作成シート

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

雑 所 得 ( 公 的 年 金 収 入 )がある 方 源 泉 徴 収 票 の 写 しを 添 付 してください () 収 入 金 額 等 の 公 的 年 金 等 キ の 欄 に 受 け 取 った( 税 等 天 引 き 前 の) 年 金 額 を 記 入 します () 所 得 金 額 の 雑 7 の 欄

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国税連携ファイル記録項目一覧

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一 時 払 いの 終 身 保 険 を 掛 ける 人 のデータ 一 時 払 いの 終 身 保 険 を 掛 ける 前 の 相 続 財 産 のデータから 課 税 される 相 続 税 をシミュレーションします 被 相 続 人 と 相 続 人 相 続 財 産 債 務 と 葬 式 費 用 のデータ 法 定 相

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

<4D F736F F D2093FC8A7797BF81438EF68BC697BF96C68F9C8ED28B7982D192A58EFB C8ED291498D6C8AEE8F802D312E646F63>

資料2 年金制度等について(山下委員提出資料)

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

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平 成 9 年 2 月 号 税 制 改 正 情 報 第 0 号 今 回 のテーマ 大 久 保 久 美 子 年 末 調 整 の 今 年 の 変 更 点 今 年 も 残 すところヶ 月 ほどとなり 年 末 調 整 の 時 期 となりました そこで 今 回 は 今 年 の 年 末 調 整 における 変 更

職員退職手当規程

国民年金

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第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

[Q1] 復 興 特 別 所 得 税 の 源 泉 徴 収 はいつから 行 う 必 要 があるのですか 平 成 25 年 1 月 1 日 から 平 成 49 年 12 月 31 日 までの 間 に 生 ずる 所 得 について 源 泉 所 得 税 を 徴 収 する 際 復 興 特 別 所 得 税 を 併

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

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配 当 所 得 は 他 の 所 得 と 総 合 し 累 進 税 率 を 適 用 して 税 額 を 計 算 し ますが 一 定 の 上 場 株 式 等 の 配 当 等 については 他 の 所 得 と 分 離 して 税 額 を 計 算 する 申 告 分 離 課 税 を 選 択 することができます ただし

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第 41 期

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空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

育児・介護休業等に関する規則

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

5

Transcription:

平 成 28 年 5 月 2 級 FP 技 能 検 定 / 実 技 試 験 < 資 産 設 計 提 案 業 務 > 解 答 と 解 説 < 正 解 > 第 1 問 問 20 2 問 1 (ア) (イ) (ウ) (エ) 第 7 問 問 2 3 問 21 155( 万 円 ) 第 2 問 問 22 1,082( 万 円 ) 問 3 2 問 23 1 問 4 (ア)2 (イ)4 (ウ)8 第 8 問 問 5 3 問 24 186,000( 円 ) 問 6 2 問 25 18,046,000( 円 ) 第 3 問 問 26 1,800,000( 円 ) 問 7 (ア) (イ) (ウ) (エ) 第 9 問 問 8 3 問 27 1,980( 万 円 ) 問 9 3 問 28 2 第 4 問 問 29 2 問 10 (ア)110( 万 円 ) (イ)14( 万 円 ) 問 30 (ア)700( 万 円 ) (イ)110( 万 円 ) (ウ)151( 万 円 ) (ウ)2,500( 万 円 ) 問 11 (ア) (イ) (ウ) 問 31 1 問 12 (ア)6 (イ)3 (ウ)7 問 32 (ア) (イ) (ウ) (エ) 問 13 1 問 33 (ア) (イ) (ウ) 第 5 問 第 10 問 問 14 (ア) (イ) (ウ) 問 34 8,400 ( 万 円 ) 問 15 4 問 35 2 問 16 1 問 36 138 ( 万 円 ) 問 17 (ア) (イ) (ウ) (エ) 問 37 (ア)4,640( 万 円 ) (イ)1,140( 万 円 ) 第 6 問 問 38 3 問 18 (ア)5 (イ)4 (ウ)2 問 39 4 問 19 2,400( 万 円 ) 問 40 2 1

第 1 問 問 1 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 A (ア) 不 適 切 税 理 士 資 格 を 有 していないFPは 無 償 有 償 を 問 わず 顧 客 からの 依 頼 に より 確 定 申 告 書 を 作 成 することは 税 理 士 法 に 抵 触 する (イ) 適 切 社 会 保 険 労 務 士 資 格 を 有 していないFPが 顧 客 が 持 参 した ねんきん 定 期 便 を 基 に 公 的 年 金 の 受 給 見 込 み 額 を 計 算 することは 問 題 がない (ウ) 適 切 公 正 証 書 遺 言 の 証 人 になるには 弁 護 士 等 の 資 格 を 有 していなくてもよいの で 弁 護 士 資 格 を 有 していないFP( 遺 言 者 や 公 証 人 と 利 害 関 係 はない)が 顧 客 か ら 依 頼 されて 公 正 証 書 遺 言 の 証 人 となることはできる (エ) 適 切 保 険 募 集 人 の 登 録 をしていないFPは 保 険 の 募 集 を 行 うことはできないが 変 額 個 人 年 金 保 険 の 商 品 概 要 について 説 明 を 行 うことは 問 題 がない 問 2 正 解 3 難 易 度 A 1. 適 切 消 費 者 契 約 法 は 消 費 者 と 事 業 者 の 情 報 力 交 渉 力 の 格 差 を 前 提 とし 消 費 者 の 利 益 擁 護 を 図 ることを 目 的 としているが 消 費 者 とは 個 人 ( 事 業 として 又 は 事 業 のために 契 約 の 当 事 者 となる 場 合 におけるものを 除 く)をいう 法 人 は 対 象 外 であ る 2. 適 切 消 費 者 契 約 法 では 金 融 商 品 販 売 業 者 が 不 適 切 な 説 明 を 行 ったことにより 消 費 者 が 誤 認 して 契 約 をした 場 合 その 契 約 は 取 り 消 すことができると 定 められてい る 3. 不 適 切 消 費 者 契 約 法 では 事 業 者 の 債 務 不 履 行 によって 消 費 者 に 損 害 が 発 生 した 場 合 に その 損 害 を 賠 償 する 責 任 の 全 部 を 免 除 するといった 契 約 の 条 項 は 無 効 となる 4. 適 切 金 融 商 品 販 売 を 行 う 事 業 者 が 将 来 の 受 取 額 が 不 確 実 な 商 品 について 必 ず 儲 か る と 断 言 し 消 費 者 がそれを 信 じて 結 んだ 契 約 は 取 り 消 すことができる 問 3 正 解 2 難 易 度 A (ア) 配 当 利 回 り=1 株 当 たり 年 配 当 金 株 価 100 40 円 2,400 円 100=1.67%( 小 数 点 第 3 位 を 四 捨 五 入 ) (イ)PER( 株 価 収 益 率 )= 株 価 1 株 当 たり 利 益 RA 社 :2,400 円 80 円 =30 倍 RB 社 :4,000 円 200 円 =20 倍 したがって RB 社 の 方 が 割 安 といえる 問 4 正 解 (ア)2 (イ)4 (ウ)8 難 易 度 A 正 解 の 通 り 2

対 象 となる 金 融 商 品 上 場 株 式 株 式 投 資 信 託 J-REIT( 不 動 産 投 資 信 託 ) 等 口 座 開 設 原 則 1 人 1 口 座 金 融 機 関 の 変 更 1 年 単 位 で 可 能 非 課 税 枠 の 未 使 用 分 翌 年 以 降 に 繰 り 越 せない 問 5 正 解 3 難 易 度 B 3.が 正 しい < 資 料 > 上 段 左 から2 番 目 の 枠 の 株 式 のすぐ 下 に 単 位 100 株 と 書 いてあること から この 企 業 の1 単 元 の 株 式 数 は 100 株 であることが 分 かる 次 に < 資 料 > 上 段 左 の 資 本 移 動 のところを 見 ると 2014 年 7 月 に 株 式 を 購 入 し 2015 年 4 月 に 売 却 した 場 合 は この 間 に 株 式 分 割 がなかったことが 分 かるので 1 単 元 100 株 を 購 入 した 場 合 保 有 株 数 は 100 株 のままで 変 化 がなかったことが 理 解 できる 一 方 < 資 料 > 下 段 真 ん 中 の 配 当 欄 に 記 載 されている 金 額 が 各 決 算 期 における1 株 当 たり 配 当 金 の 推 移 である 2014 年 7 月 に 株 式 を 購 入 し 2015 年 4 月 に 売 却 した 場 合 受 け 取 れた 配 当 金 は 2014 年 9 月 中 間 決 算 に 基 づく 配 当 金 ( 資 料 14.9 30 より1 株 当 たり 30 円 )と 2015 年 3 月 本 決 算 に 基 づく 配 当 金 ( 資 料 15.3 40 より1 株 当 たり 40 円 )である したがって 所 有 期 間 に 係 る 配 当 金 の 受 取 総 額 ( 税 引 前 )は 100 株 30 円 +100 株 40 円 =7,000 円 となる 問 6 正 解 2 難 易 度 B 2.が 正 しい (ア)< 資 料 >より 新 規 募 集 時 の 申 込 価 格 は1 口 当 たり1 円 購 入 時 手 数 料 ( 税 込 み) は 1,000 万 口 以 上 の 場 合 は 1.08%なので 1,000 万 口 購 入 した 際 の 購 入 時 手 数 料 は 1,000 万 口 1 円 1 口 1.08%=108,000 円 である (イ)< 資 料 >をみると 収 益 分 配 前 の 個 別 元 本 が 10,000 円 で 収 益 分 配 前 の 基 準 価 額 が 9,000 円 なので 決 算 時 点 で 1 万 口 につき 1,000 円 の 評 価 損 を 被 っていたことになる したがって 支 払 われた 500 円 の 収 益 分 配 金 は 全 て 元 本 の 払 い 戻 しに 相 当 する 元 本 払 戻 金 ( 特 別 分 配 金 )となる 第 3 問 問 7 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 B (ア) 正 しい 不 動 産 の 表 示 に 関 する 公 正 競 争 規 約 では 徒 歩 による 所 要 時 間 は 道 路 距 離 80m を 1 分 間 として 表 示 し 1 分 未 満 の 端 数 は 切 り 上 げることとしている 設 問 の 広 告 では 線 駅 から 物 件 までは 徒 歩 8 分 と 表 示 しているので 道 路 距 離 は 80m 7 分 =560m 超 80m 8 分 =640m 以 下 である (イ) 誤 り 建 築 物 の 敷 地 が 2 つの 用 途 地 域 にまたがる 場 合 過 半 の 属 する 用 途 地 域 の 規 3

制 が 適 用 される (ウ) 誤 り バルコニーはマンションの 共 用 部 分 となるので 専 有 面 積 にバルコニー 面 積 は 含 まない (エ) 誤 り マンションの 広 告 では 物 件 の 専 有 面 積 は 壁 芯 面 積 ( 柱 や 壁 の 厚 みの 中 心 線 か ら 測 られた 床 面 積 )で 記 載 されているが 登 記 簿 上 の 面 積 は 内 法 (うちのり) 面 積 ( 壁 で 囲 まれた 内 側 だけの 床 面 積 )で 記 載 される 壁 芯 面 積 と 内 法 面 積 では 内 法 面 積 の ほうが 面 積 が 小 さい 例 えば 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 の 適 用 要 件 の 一 つとして 住 宅 の 床 面 積 が 50 m2 以 上 であることが 必 要 であるが マンションのパンフレットに 50 m2を 少 し 超 えた 床 面 積 ( 壁 芯 面 積 )が 記 載 されていても 実 際 の 登 記 記 録 ( 内 法 面 積 )で は 50 m2 未 満 となり 適 用 を 受 けられないこともあり 得 るので 留 意 が 必 要 である なお 一 戸 建 ての 住 宅 では マンションと 異 なり 壁 芯 面 積 が 登 記 簿 上 の 面 積 となる 問 8 正 解 3 難 易 度 B 建 築 面 積 ( 厳 密 ではないが 建 物 の 1 階 部 分 の 面 積 )の 最 高 限 度 は 地 積 建 ぺい 率 で 算 出 される 設 問 の 場 合 甲 地 は 192 m2(12m 16m)とあるが 建 築 基 準 法 42 条 2 項 に 該 当 する 道 路 に 接 しているため セットバックを 要 するとある 建 築 基 準 法 上 建 築 物 を 建 てること ができる 敷 地 は 建 築 基 準 法 上 の 道 路 に 2m 以 上 接 していなければならない 建 築 基 準 法 上 の 道 路 とは 原 則 として 4m 以 上 の 道 路 を 言 うが 建 築 基 準 法 が 施 行 された 当 時 すでに 存 し ていた 幅 員 4m 未 満 の 道 路 も 道 路 とみなすことにして 建 築 物 の 建 築 を 可 能 としたが その 場 合 道 路 中 心 線 から 2m の 線 が 道 路 境 界 線 とされ 敷 地 をその 分 後 退 しなければならない これをいわゆるセットバックといい 建 築 基 準 法 42 条 2 項 に 規 定 されている 甲 土 地 乙 土 地 において それぞれセットバックすれば 接 する 道 路 は 4m 道 路 となる 一 方 建 築 面 積 や 延 べ 床 面 積 の 最 高 限 度 はセットバックした 敷 地 を 基 にしてが 決 められ る 甲 土 地 の 場 合 0.5m セットバックするので 敷 地 面 積 は 11.5m 16m=184 m2となり 建 築 面 積 の 最 高 限 度 は 184 m2 6/10( 建 ぺい 率 )=110.4 m2となる 問 9 正 解 3 難 易 度 A 不 動 産 の 譲 渡 所 得 の 場 合 課 税 譲 渡 所 得 金 額 は 次 のようにして 計 算 される 売 却 金 額 -( 取 得 費 ( 注 1)+ 譲 渡 費 用 )- 特 別 控 除 額 ( 注 2)= 課 税 譲 渡 所 得 金 額 ( 注 1) 取 得 費 が 不 明 のときや 実 際 の 取 得 費 が 少 額 のときは 売 却 金 額 の 5%を 概 算 取 得 費 とすることができる ( 注 2) 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 所 有 期 間 の 長 短 にかかわらず 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 の 3,000 万 円 の 特 別 控 除 の 特 例 を 利 用 することができる 設 問 のケースの 場 合 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 の 3,000 万 円 の 特 別 控 除 の 特 例 を 適 用 するので 課 税 長 期 譲 渡 所 得 金 額 は 次 のようになる 4

取 得 費 ( 概 算 取 得 費 ):8,500 万 円 ( 売 却 価 格 ) 5%=425 万 円 課 税 長 期 譲 渡 所 得 金 額 譲 渡 価 額 概 算 取 得 費 譲 渡 費 用 特 別 控 除 額 課 税 譲 渡 所 得 金 額 8,500 万 円 -(425 万 円 +300 万 円 )- 3,000 万 円 = 4,775 万 円 < 参 考 > 税 額 の 計 算 税 額 は 課 税 譲 渡 所 得 金 額 税 率 で 算 出 されるが 不 動 産 の 譲 渡 所 得 の 場 合 譲 渡 の 年 の 1 月 1 日 現 在 において 所 有 期 間 が 5 年 以 下 なら 短 期 譲 渡 5 年 超 なら 長 期 譲 渡 とな り 居 住 用 財 産 で 10 年 超 なら 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 の 長 期 譲 渡 所 得 の 課 税 の 特 例 ( 軽 減 税 率 の 特 例 ) を 受 けることができる それぞれの 税 率 は 次 の 通 り 課 税 譲 渡 所 得 金 額 所 得 税 住 民 税 短 期 譲 渡 - 30%(30.63%) 9% 長 期 譲 渡 - 15%(15.315%) 5% 10 年 超 所 有 の 居 住 用 財 産 の 譲 渡 ( 軽 減 税 率 ) 6,000 万 円 以 下 の 部 分 6,000 万 円 超 の 部 分 10%(10.21%) 15%(15.315%) 4% 5% ( 注 )カッコ 内 は 復 興 特 別 所 得 税 ( 基 準 所 得 税 額 2.1%)を 加 算 した 税 率 第 4 問 問 10 正 解 (ア)110( 万 円 ) (イ)14( 万 円 ) (ウ)151( 万 円 ) 難 易 度 A 井 川 祐 子 さんが 加 入 している 生 命 保 険 の 保 障 内 容 は 以 下 の 通 りである 資 料 / 保 険 証 券 1 医 療 保 険 1 疾 病 入 院 給 付 金 病 気 での 入 院 1 日 につき 日 額 5,000 円 ( 入 院 1 日 目 から 保 障 ) 2 災 害 入 院 給 付 金 ケガでの 入 院 1 日 につき 日 額 5,000 円 ( 入 院 1 日 目 から 保 障 ) 3 手 術 給 付 金 約 款 所 定 の 手 術 を 受 けたとき 1 回 につき 10 万 円 4 通 院 給 付 金 退 院 後 の 通 院 1 日 につき 日 額 3,000 円 5 死 亡 給 付 金 死 亡 したとき 100 万 円 資 料 / 保 険 証 券 2 終 身 ガン 保 険 6 ガン 診 断 給 付 金 初 めてガンと 診 断 されたとき 100 万 円 7 ガン 入 院 給 付 金 ガン 治 療 目 的 の 入 院 1 日 につき 日 額 1 万 円 ( 入 院 1 日 目 から 保 障 ) 8 ガン 手 術 給 付 金 ガン 治 療 目 的 の 約 款 所 定 の 手 術 を 受 けたとき 1 回 につき 20 万 円 9 死 亡 給 付 金 ガンによる 死 亡 20 万 円 10 死 亡 給 付 金 ガン 以 外 による 死 亡 10 万 円 (ア)110( 万 円 ) 保 険 証 券 1 の5より 100 万 円 保 険 証 券 2 の10より 10 万 円 5

100 万 円 +10 万 円 =110 万 円 (イ)14( 万 円 ) 保 険 証 券 1 1 日 額 5,000 円 8 日 =4 万 円 310 万 円 4 万 円 +10 万 円 =14 万 円 保 険 証 券 2 からの 給 付 なし (ウ)151( 万 円 ) 保 険 証 券 1 1 日 額 5,000 円 12 日 =6 万 円 310 万 円 4 日 額 3,000 円 10 日 =3 万 円 1+3+4=6 万 円 +10 万 円 +3 万 円 =19 万 円 保 険 証 券 2 6100 万 円 7 日 額 1 万 円 12 日 =12 万 円 820 万 円 6+7+8=100 万 円 +12 万 円 +20 万 円 =132 万 円 保 険 証 券 1 + 保 険 証 券 2 =19 万 円 +132 万 円 =151 万 円 問 11 (ア) (イ) (ウ) 難 易 度 A (ア) 正 しい 五 十 嵐 幸 彦 さんの 個 人 年 金 保 険 契 約 の 月 払 い 保 険 料 は 10,400 円 である 年 間 支 払 保 険 料 の 合 計 は 124,800 円 となり 80,000 円 超 であるため 控 除 額 は 40,000 円 で ある (イ) 誤 り 契 約 は 銀 行 の 窓 口 で 行 っても 個 人 年 金 保 険 は 保 険 会 社 の 商 品 である 保 険 会 社 が 破 たんした 際 には 預 金 保 険 機 構 ではなく 生 命 保 険 契 約 者 保 護 機 構 による 保 護 の 対 象 となる (ウ) 正 しい 幸 彦 さんが 毎 年 受 け 取 る 年 金 は 雑 所 得 として 所 得 税 の 課 税 対 象 となる 雑 所 得 の 金 額 の 計 算 は 以 下 のようにして 行 う 雑 所 得 の 金 額 =1 総 収 入 金 額 ( 公 的 年 金 等 を 除 く)-2 必 要 経 費 1 総 収 入 金 額 = 基 本 年 金 額 + 増 額 年 金 額 + 増 加 年 金 額 払 込 保 険 料 等 の 総 額 2 必 要 経 費 =その 年 に 支 給 される 年 金 の 額 年 金 支 給 総 額 ( 見 込 額 ) 6

年 金 支 給 総 額 は 年 金 の 種 類 により それぞれ 次 のように 計 算 する 確 定 年 金 : 年 金 支 給 総 額 = 年 金 年 額 支 給 期 間 有 期 年 金 : 年 金 支 給 総 額 ( 見 込 額 )= 年 金 年 額 支 給 期 間 の 年 数 と 年 金 支 払 開 始 日 における 被 保 険 者 の 余 命 年 数 ( )のどちらか 短 いほうの 年 数 終 身 年 金 : 年 金 支 給 総 額 ( 見 込 額 )= 年 金 年 額 年 金 支 払 開 始 日 における 被 保 険 者 の 余 命 年 数 ( ) 保 証 期 間 付 終 身 年 金 : 年 金 支 給 総 額 ( 見 込 額 )= 年 金 年 額 保 証 期 間 の 年 数 と 年 金 支 払 開 始 日 における 被 保 険 者 の 余 命 年 数 ( )のどちらか 長 いほ うの 年 数 ( ) 所 得 税 法 施 行 令 第 82 条 の 3 の 別 表 による 問 12 正 解 (ア)6 (イ)3 (ウ)7 難 易 度 B 正 解 の 通 りである 問 13 正 解 1 難 易 度 A 1. 不 適 切 普 通 傷 害 保 険 は 急 激 かつ 偶 然 な 外 来 ( 身 体 の 外 からの 作 用 )の 事 故 によっ て 身 体 に 被 った 傷 害 に 対 して 支 払 われる 保 険 である ジョギング 中 に 心 臓 発 作 を 起 こ して 入 院 した 場 合 普 通 傷 害 保 険 の 保 険 金 の 支 払 い 対 象 にはならない 2. 適 切 仕 事 中 の 事 故 で 負 傷 し 数 ヵ 月 間 入 院 治 療 のため 就 業 することがまったくでき なかった 場 合 所 得 補 償 保 険 の 保 険 金 の 支 払 い 対 象 となる 3. 適 切 普 通 傷 害 保 険 の 場 合 は 細 菌 性 食 中 毒 は 保 険 金 支 払 いの 対 象 にならないが 海 外 旅 行 傷 害 保 険 や 国 内 旅 行 傷 害 保 険 では 支 払 い 対 象 となる 4. 適 切 飼 い 犬 が 近 所 の 子 どもにかみついてケガをさせた 場 合 個 人 賠 償 責 任 保 険 の 保 険 金 の 支 払 い 対 象 となる 第 5 問 問 14 正 解 (ア) (イ) (ウ) 難 易 度 A (ア) 正 しい 土 地 や 上 場 株 式 の 譲 渡 所 得 については 分 離 課 税 制 度 が 採 用 されている (イ) 誤 り 土 地 の 譲 渡 所 得 金 額 を 計 算 する 際 は 譲 渡 した 年 の1 月 1 日 において 所 有 期 間 が 5 年 を 超 えるときは 長 期 譲 渡 所 得 5 年 以 下 のときは 短 期 譲 渡 所 得 となる (ウ) 誤 り 上 場 株 式 の 譲 渡 所 得 金 額 を 計 算 する 場 合 土 地 の 場 合 と 異 なり 長 期 譲 渡 所 得 短 期 譲 渡 所 得 という 区 分 はない なお 土 地 建 物 や 株 式 等 を 売 った 場 合 を 除 き 資 産 を 売 ったときの 譲 渡 所 得 は 給 与 所 得 などと 合 算 する 総 合 課 税 の 対 象 となる この 総 合 課 税 の 譲 渡 所 得 は 取 得 したと きから 売 ったときまでの 所 有 期 間 が 5 年 を 超 えるときは 長 期 譲 渡 所 得 5 年 以 下 のとき は 短 期 譲 渡 所 得 となる 短 期 譲 渡 所 得 は 全 額 が 総 合 課 税 の 対 象 になるが 長 期 譲 渡 所 7

得 はその 2 分 の 1 が 総 合 課 税 の 対 象 になる 問 15 正 解 4 難 易 度 A 1. 正 しい 退 職 所 得 の 金 額 は ( 収 入 金 額 - 退 職 所 得 控 除 額 ) 1/2 で 計 算 され 退 職 所 得 控 除 額 は 勤 続 年 数 により 次 のように 算 出 される 勤 続 年 数 退 職 所 得 控 除 額 20 年 以 下 40 万 円 勤 続 年 数 (80 万 円 に 満 たない 場 合 は 80 万 円 ) 20 年 超 800 万 円 +70 万 円 ( 勤 続 年 数 -20 年 ) 2. 正 しい 上 記 の 退 職 所 得 控 除 の 額 を 計 算 する 際 の 勤 続 年 数 に1 年 未 満 の 端 数 があると きには 端 数 が1 日 でも1 年 に 切 り 上 げる 3. 正 しい 退 職 所 得 の 金 額 は 退 職 一 時 金 の 額 から 退 職 所 得 控 除 の 額 を 控 除 した 残 額 の 2 分 の1に 相 当 する 額 となる 4. 誤 り 退 職 一 時 金 を 受 け 取 る 際 退 職 所 得 の 受 給 に 関 する 申 告 書 をその 退 職 一 時 金 の 支 払 者 に 提 出 していれば 勤 続 年 数 に 応 じた 退 職 所 得 控 除 をもとにした 源 泉 徴 収 が 行 われるので 確 定 申 告 は 行 わなくてもよい ただし 医 療 費 控 除 などの 適 用 を 受 ける 場 合 などは 確 定 申 告 を 行 う 問 16 正 解 1 難 易 度 A 設 問 の 老 齢 年 金 は 雑 所 得 養 老 保 険 の 満 期 保 険 金 は 一 時 所 得 となる 雑 所 得 の 金 額 老 齢 厚 生 年 金 および 企 業 年 金 の 老 齢 年 金 は 公 的 年 金 等 控 除 の 適 用 がある 雑 所 得 となり 所 得 金 額 は 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 - 公 的 年 金 等 控 除 額 で 算 出 される 柴 田 さん(67 歳 )の 場 合 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 は 310 万 円 で 公 的 年 金 等 控 除 額 は(65 歳 以 上 で 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 が 330 万 円 未 満 なので)120 万 円 である したがって 雑 所 得 の 金 額 は 310 万 円 -120 万 円 =190 万 円 となる 一 時 所 得 の 金 額 240 万 円 -150 万 円 ( 既 払 込 保 険 料 )-50 万 円 ( 特 別 控 除 )=40 万 円 総 所 得 の 金 額 一 時 所 得 の 金 額 は その 2 分 の 1 が 他 の 所 得 は 合 算 される 190 万 円 +40 万 円 1/2=210 万 円 問 17 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 B (ア) 誤 り 医 療 費 控 除 における 交 通 費 等 の 取 り 扱 いについては 診 療 等 を 受 けるための 公 共 交 通 機 関 ( 電 車 バス 等 )による 通 院 費 は 医 療 費 控 除 の 対 象 となる タクシー 代 については 一 般 的 にはその 全 ての 金 額 が 医 療 費 控 除 の 対 象 となるわけではないが 病 状 からみて 急 を 要 する 場 合 や 電 車 バス 等 の 利 用 ができない 場 合 には 医 療 費 控 8

除 の 対 象 となる しかし 自 家 用 車 で 病 院 へ 通 院 する 場 合 のガソリン 代 や 駐 車 場 代 は 医 療 費 控 除 の 対 象 とならない (イ) 正 しい 一 般 的 な 近 視 を 矯 正 するために 眼 鏡 を 購 入 した 費 用 は 医 療 費 控 除 の 対 象 とならない (ウ) 誤 り 美 容 のために 歯 科 矯 正 を 行 った 場 合 の 費 用 は 医 療 費 控 除 の 対 象 とならない (エ) 誤 り 足 を 骨 折 し 歩 行 が 困 難 であったためタクシーで 接 骨 院 へ 移 動 した 場 合 のタ クシー 代 金 は 医 療 費 控 除 の 対 象 となる 上 記 (ア) 参 照 第 6 問 問 18 正 解 (ア)5 (イ)4 (ウ)2 難 易 度 A 和 美 さんは 父 親 からの 贈 与 について 平 成 26 年 から 相 続 時 精 算 課 税 制 度 の 適 用 を 受 け ている 相 続 時 精 算 課 税 の 適 用 を 受 ける 贈 与 財 産 については その 選 択 をした 年 以 後 相 続 時 精 算 課 税 に 係 る 贈 与 者 以 外 の 者 からの 贈 与 財 産 と 区 分 して 1 年 間 に 贈 与 を 受 けた 財 産 の 価 額 の 合 計 額 から 複 数 年 にわたり 利 用 できる 特 別 控 除 額 ( 限 度 額 :2,500 万 円 ただし 前 年 以 前 に 特 別 控 除 額 を 控 除 している 場 合 は 残 額 が 限 度 額 )を 控 除 した 後 の 金 額 に 一 律 20%の 税 率 を 乗 じて 算 出 する 平 成 26 年 に 相 続 時 精 算 課 税 制 度 の 適 用 を 受 けて 贈 与 された 財 産 が 2,000 万 円 であるので 特 別 控 除 額 の 残 額 は 2,500 万 円 -2,000 万 円 =500 万 円 (ア)である 平 成 27 年 に 父 親 から 1,000 万 円 の 贈 与 を 受 けたので 父 親 からの 贈 与 に 係 る 贈 与 税 額 は (1,000 万 円 -500 万 円 ) 20%=100 万 円 (イ)となる 祖 母 からの 贈 与 は 暦 年 贈 与 の 取 り 扱 いとなる 暦 年 贈 与 の 場 合 は 1 年 間 に 贈 与 を 受 け た 財 産 の 価 額 の 合 計 額 から 基 礎 控 除 額 (110 万 円 )を 控 除 した 後 の 金 額 に 贈 与 税 の 税 率 を 乗 じて 算 出 する( 贈 与 税 の 速 算 表 を 使 用 して 計 算 する) 贈 与 税 の 税 率 ( 速 算 表 )は (a) 20 歳 以 上 の 者 が 直 系 尊 属 から 贈 与 を 受 けた 財 産 の 場 合 と (b) 上 記 (a) 以 外 の 場 合 で 異 なるが( 下 記 参 照 ) 和 美 さん(44 歳 )が 祖 母 から 受 けた 贈 与 については (a)の 贈 与 税 の 速 算 表 を 使 用 する (450 万 円 -110 万 円 ) 15%-10 万 円 =41 万 円 (ウ) 和 美 さんの 平 成 27 年 分 の 贈 与 税 額 は 100 万 円 +41 万 円 =141 万 円 となる < 参 考 > 贈 与 税 の 税 率 ( 暦 年 贈 与 ) 贈 与 税 の 税 率 は 平 成 27 年 1 月 1 日 以 後 の 贈 与 から 誰 から 誰 に 贈 与 されたかにより 適 用 される 税 率 が(a) 特 例 税 率 と(b) 一 般 税 率 の 2 種 類 になった (a) 特 例 税 率 は 直 系 尊 属 ( 祖 父 母 や 父 母 など)から 贈 与 を 受 けた 年 の 1 月 1 日 現 在 で 20 歳 以 上 の 子 孫 などへの 贈 与 ( 特 例 贈 与 財 産 )の 場 合 に 使 用 直 系 尊 属 についての 年 齢 要 件 はない 9

(b) 一 般 税 率 は 特 例 贈 与 財 産 用 に 該 当 しない 場 合 の 贈 与 税 の 計 算 に 使 用 ( 例 ) 兄 弟 間 の 贈 与 夫 婦 間 の 贈 与 親 から 子 への 贈 与 で 子 が 未 成 年 者 の 場 合 など 贈 与 税 の 税 額 速 算 表 (A) (B)-(C) 基 礎 控 除 後 の 課 税 価 格 (A) (a) 特 例 税 率 ( 特 例 贈 与 財 産 ) (b) 一 般 税 率 ( 一 般 財 産 用 ) 税 率 (B) 控 除 額 (C) 税 率 (B) 控 除 額 (C) ~ 200 万 円 以 下 10% - 10% - 200 万 円 超 ~300 万 円 以 下 15% 10 万 円 15% 10 万 円 300 万 円 超 ~400 万 円 以 下 20% 25 万 円 400 万 円 超 ~600 万 円 以 下 20% 30 万 円 30% 65 万 円 600 万 円 超 ~1,000 万 円 以 下 30% 90 万 円 40% 125 万 円 1,000 万 円 超 ~1,500 万 円 以 下 40% 190 万 円 45% 175 万 円 1,500 万 円 超 ~3,000 万 円 以 下 45% 265 万 円 50% 250 万 円 3,000 万 円 超 ~4,500 万 円 以 下 50% 415 万 円 4,500 万 円 超 ~ 55% 640 万 円 55% 400 万 円 < 贈 与 税 の 計 算 例 ~ 特 例 税 率 と 一 般 税 率 の 両 方 の 適 用 がある 場 合 ~> <ケース>Aさんは 平 成 28 年 中 に 父 から 400 万 円 の 贈 与 夫 から 100 万 円 の 贈 与 を 受 けた 贈 与 税 額 は? * 特 例 税 率 が 適 用 される 特 例 贈 与 財 産 (A)と 一 般 税 率 が 適 用 される 一 般 贈 与 財 産 (B) との 両 方 の 計 算 が 必 要 な 場 合 次 のように 計 算 する (a) (A+B)を 特 例 税 率 で 計 算 した 税 額 A/(A+B) (b) (A+B)を 一 般 税 率 で 計 算 した 税 額 B/(A+B) 贈 与 税 額 =(イ)+(ロ) *ケースの 場 合 の 贈 与 税 額 (a) 父 からの 贈 与 (400 万 円 +100 万 円 )-110 万 円 ( 基 礎 控 除 )=390 万 円 390 万 円 15%-10 万 円 =48.5 万 円 48.5 万 円 400 万 円 /(100 万 円 +400 万 円 )=38.8 万 円 (b) 夫 からの 贈 与 (400 万 円 +100 万 円 )-110 万 円 ( 基 礎 控 除 )=390 万 円 390 万 円 20%-25 万 円 =53 万 円 53 万 円 100 万 円 /(100 万 円 +400 万 円 )=10.6 万 円 * (a) 38.8 万 円 +(b) 10.6 万 円 =49.4 万 円 10

問 19 正 解 2,400( 万 円 ) 難 易 度 A 路 線 価 方 式 による 宅 地 評 価 では 1 つの 道 路 に 接 する 宅 地 は 通 常 次 のように 計 算 する 路 線 価 奥 行 価 格 補 正 率 地 積 = 自 用 地 評 価 額 資 料 の 路 線 価 図 の 200C は 1 m2 当 たりの 路 線 価 が 200 千 円 ( 千 円 単 位 で 表 示 )で Cは 借 地 権 割 合 (Cは 70%)を 表 す したがって 設 問 の 土 地 の 評 価 額 は 次 のように して 計 算 される 20 万 円 1.00 120 m2=2,400 万 円 問 20 正 解 2 難 易 度 A * 相 続 税 の 課 税 価 格 の 合 計 額 1,200 万 円 ( 土 地 小 規 模 宅 地 等 の 評 価 減 特 例 適 用 後 )+1,000 万 円 ( 建 物 )+3,000 万 円 ( 現 預 金 )+100 万 円 ( 注 )-400 万 円 ( 債 務 葬 式 費 用 )=4,900 万 円 ( 注 )3 年 以 内 贈 与 財 産 の 取 り 扱 い 相 続 開 始 前 3 年 以 内 に 贈 与 を 受 けた 財 産 は 原 則 として 相 続 税 の 課 税 価 格 に 加 算 されるので 二 女 が 被 相 続 人 より 平 成 27 年 2 月 に 贈 与 を 受 けた 100 万 円 は 加 算 される ただし 配 偶 者 控 除 の 適 用 を 受 けた 贈 与 財 産 や 設 例 のような 直 系 尊 属 から 住 宅 取 得 等 資 金 の 贈 与 を 受 けた 場 合 の 贈 与 税 の 非 課 税 ( 問 30 参 照 )などの 適 用 を 受 けた 贈 与 財 産 は 相 続 税 の 課 税 価 格 に 加 算 されない 第 7 問 問 21 正 解 155( 万 円 ) 難 易 度 A 将 来 の 基 本 生 活 費 は 下 記 の 計 算 式 で 求 めることができる 経 過 年 数 将 来 の 金 額 = 現 在 の 金 額 (1+ 変 動 率 ) 倉 田 家 の 2015 年 の 基 本 生 活 費 が 年 間 146 万 円 変 動 率 が 2%とあるので 3 年 後 の 2018 年 の 基 本 生 活 費 は 146 万 円 (1+0.02) 3 =154.93 万 円 155 万 円 ( 万 円 未 満 四 捨 五 入 ) なお この 場 合 は 146 1.02 1.02 1.02 で 簡 単 に 計 算 できるが 累 乗 計 算 で 指 数 が 大 きくなった 場 合 電 卓 で 次 のように 操 作 すると 簡 便 に 計 算 できる(CASIO 製 の 場 合 ) 1.02 n 1 0 2 = = = を 2 回 押 し = を(n-1) 回 押 す(3 乗 であれば 2 回 ) 問 22 正 解 1,082( 万 円 ) 難 易 度 A 当 年 の 金 融 資 産 残 高 は 前 年 の 金 融 資 産 残 高 を 基 にして 次 の 計 算 式 で 求 めることがで きる 当 年 の 金 融 資 産 残 高 = 前 年 の 金 融 資 産 残 高 (1+ 運 用 利 率 )± 当 年 の 年 間 収 支 11

倉 田 家 の 2015 年 現 在 の 金 融 資 産 残 高 が 982 万 円 変 動 率 ( 運 用 利 率 )が 1% 2016 年 の 年 間 収 支 が 90 万 円 とあるので 2016 年 の 金 融 資 産 残 高 は 982 万 円 (1+0.01)+90 万 円 =1,081.82 万 円 1,082 万 円 ( 万 円 未 満 四 捨 五 入 ) 問 23 正 解 1 難 易 度 A 1. 適 切 変 動 金 利 型 の 適 用 金 利 は 一 般 的 に 半 年 ごとに 見 直 される 2. 不 適 切 変 動 金 利 型 の 適 用 金 利 は 1.のように 通 常 年 2 回 金 利 が 見 直 されるが 返 済 額 は 5 年 間 は 変 えずに 5 年 置 きに 見 直 しする なお 5 年 ごとの 返 済 額 の 見 直 しの 際 金 利 上 昇 によって 返 済 額 が 大 きく 上 昇 することになっても これまでの 返 済 額 の 1.25 倍 が 上 限 になる 3. 不 適 切 固 定 金 利 型 の 総 返 済 額 は 借 入 額 返 済 期 間 および 金 利 が 同 じである 場 合 元 利 均 等 返 済 のほうが 元 金 均 等 返 済 よりも 多 くなる 4. 不 適 切 固 定 金 利 型 の 元 利 均 等 返 済 の 場 合 毎 月 返 済 額 は 同 じであるが その 元 金 と 利 息 の 内 訳 金 額 は 毎 月 変 わる( 当 初 は 元 金 部 分 の 割 合 が 低 く 利 息 部 分 の 割 合 が 高 いが 返 済 が 進 むに 従 って 元 金 部 分 の 割 合 が 高 くなっていく) 第 8 問 教 育 資 金 や 老 後 資 金 住 宅 ローンの 返 済 などのライフイベントについて 資 金 計 画 を 立 て る 際 積 立 目 標 額 や 元 利 合 計 額 年 金 額 やローン 返 済 額 などを 計 算 することは 重 要 である これらの 金 額 を 複 利 計 算 で 行 う 場 合 計 算 は 複 雑 になるが 各 種 係 数 を 利 用 すると 簡 単 に 計 算 することができる 各 種 係 数 終 価 係 数 現 価 係 数 減 債 基 金 係 数 資 本 回 収 係 数 年 金 終 価 係 数 年 金 現 価 係 数 どんなときに 使 うか? 手 持 ちの 資 金 を 複 利 運 用 すると 将 来 いくらになるかを 求 める 場 合 に 使 用 複 利 運 用 して 目 標 額 とするためには 今 いくらの 元 金 が 必 要 かを 求 める 場 合 に 使 用 将 来 の 貯 蓄 目 標 額 を 達 成 するには 毎 年 いくらずつ 積 み 立 てればよいかを 求 める 場 合 に 使 用 手 持 ちの 資 産 を 複 利 運 用 しながら 毎 年 均 等 に 年 金 として 受 け 取 れる 金 額 や ローン( 元 利 均 等 返 済 )の 年 間 返 済 額 を 求 める 場 合 に 使 用 毎 年 一 定 額 を 積 み 立 てると 将 来 いくらの 元 利 合 計 になるかを 求 める 場 合 に 使 用 希 望 する 年 金 額 を 受 け 取 るためには 今 いくら 元 金 があればよいかを 求 め る 場 合 やローン( 元 利 均 等 返 済 )の 借 入 可 能 額 を 求 める 場 合 に 使 用 12

問 24 正 解 186,000( 円 ) 難 易 度 A 将 来 の 目 標 額 を 達 成 するための 毎 年 の 積 立 額 を 求 める 場 合 には 減 債 基 金 係 数 を 使 用 す る 300 万 円 0.062( 年 利 1% 期 間 15 年 の 減 債 基 金 係 数 )=186,000 円 問 25 正 解 18,046,000( 円 ) 難 易 度 A 希 望 する 年 金 額 を 受 け 取 るためには 今 いくら 元 金 があればよいかを 求 める 場 合 には 年 金 現 価 係 数 を 使 用 する 100 万 円 18.046( 年 利 1% 期 間 20 年 の 年 金 現 価 係 数 )=18,046,000 円 問 26 正 解 1,800,000( 円 ) 難 易 度 A 住 宅 ローン( 元 利 均 等 返 済 )の 毎 年 の 返 済 額 を 求 める 場 合 には 資 本 回 収 係 数 を 使 用 す る 4,000 万 円 0.045( 年 利 1% 期 間 25 年 の 資 本 回 収 係 数 )=1,800,000 円 第 9 問 問 27 正 解 1,980( 万 円 ) 難 易 度 B 土 地 の 譲 渡 は 消 費 税 の 非 課 税 取 引 である したがって 設 例 のマンションの 販 売 価 格 のうち 120 万 円 の 消 費 税 は 建 物 部 分 に 対 する 消 費 税 である 建 物 の 価 格 :120 万 円 8%=1,500 万 円 土 地 の 価 格 :3,600 万 円 (マンションの 販 売 価 格 )-1,500 万 円 ( 建 物 の 価 格 )-120 万 円 ( 消 費 税 )=1,980 万 円 問 28 正 解 2 難 易 度 B 1. 適 切 財 形 住 宅 貯 蓄 ( 金 銭 信 託 や 預 貯 金 型 の 場 合 )の 非 課 税 限 度 額 は 財 形 年 金 貯 蓄 と 合 わせて 元 利 合 計 で 550 万 円 までである 2. 不 適 切 財 形 住 宅 貯 蓄 ( 保 険 型 )の 非 課 税 限 度 額 は 財 形 年 金 貯 蓄 と 合 わせて 払 込 保 険 料 累 計 額 で 550 万 円 までである なお 財 形 年 金 貯 蓄 ( 保 険 型 )だけの 場 合 の 非 課 税 限 度 額 は 385 万 円 である 3. 適 切 財 形 住 宅 貯 蓄 を 非 課 税 で 適 格 に 払 い 出 すには 購 入 等 を 行 う 住 宅 や 払 い 出 し 方 法 などが 法 令 等 で 定 められた 要 件 を 満 たす 必 要 がある 適 格 払 い 出 しの 要 件 を 満 た さない 場 合 には 利 子 等 に 対 して 課 税 されるとともに 5 年 間 さかのぼって 利 子 等 が 課 税 扱 いとなる 設 問 にあるように 購 入 する 住 宅 の 床 面 積 についての 適 格 払 い 出 し 要 件 は 50 m2 以 上 である 4. 適 切 財 形 住 宅 融 資 を 受 ける 場 合 一 定 の 要 件 を 満 たしていれば 一 般 財 形 貯 蓄 財 形 住 宅 貯 蓄 および 財 形 年 金 貯 蓄 の 合 計 残 高 の 10 倍 ( 最 高 4,000 万 円 )の 範 囲 内 で 融 資 13

を 受 けることができる 問 29 正 解 2 難 易 度 A 1. 定 額 個 人 年 金 保 険 のイメージ 図 2. 定 期 保 険 のイメージ 図 3. 養 老 保 険 のイメージ 図 4. 終 身 保 険 のイメージ 図 問 30 正 解 (ア)700( 万 円 ) (イ)110( 万 円 ) (ウ)2,500( 万 円 ) 難 易 度 B 正 解 の 通 りである 問 31 正 解 1 難 易 度 B 1. が 正 しい 空 欄 を 埋 めると 次 のようになる 育 児 介 護 休 業 法 による 育 児 休 業 等 期 間 について 事 業 主 が 申 出 をしたときは 社 会 保 険 ( 健 康 保 険 および 厚 生 年 金 保 険 )の 保 険 料 は 被 保 険 者 負 担 分 事 業 主 負 担 分 とも 徴 収 されない 健 康 保 険 の 保 険 給 付 は 社 会 保 険 料 が 徴 収 されていなくても 従 来 どおり 受 けることができる また 厚 生 年 金 保 険 の 保 険 給 付 の 額 等 の 計 算 に 当 たっては この 場 合 における 保 険 料 免 除 期 間 は 保 険 料 を 納 めた 期 間 と 同 様 に 取 り 扱 われる 問 32 正 解 (ア) (イ) (ウ) (エ) 難 易 度 B (ア) 不 適 切 空 欄 (a)には 任 意 継 続 被 保 険 者 になることができる 被 保 険 者 期 間 が 入 るが あてはまる 語 句 は 継 続 した 2 ヵ 月 以 上 である (イ) 不 適 切 空 欄 (b)には 資 格 喪 失 日 から 申 請 までの 申 し 出 期 間 が 入 るが あては まる 語 句 は 20 日 間 である (ウ) 不 適 切 空 欄 (c)には 任 意 継 続 できる 期 間 が 入 るが あてはまる 語 句 は 2 年 間 である (エ) 適 切 空 欄 (d)には 保 険 料 の 負 担 についての 語 句 が 入 るが あてはまる 語 句 は 全 額 自 己 負 担 である 問 33 正 解 (ア) (イ) (ウ) 難 易 度 B (ア) 不 適 切 直 樹 さんのような 厚 生 年 金 被 保 険 者 が 被 保 険 者 期 間 中 に 死 亡 した 場 合 遺 族 ( 設 例 の 場 合 妻 真 紀 さん)には 遺 族 基 礎 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 が 支 給 される 遺 族 基 礎 年 金 は 18 歳 到 達 年 度 の 年 度 末 までの 子 がいる 場 合 に 支 給 されるので 設 例 の 場 合 長 男 雄 哉 さんが 18 歳 到 達 年 度 の 年 度 末 ( 一 般 的 には 高 校 卒 業 )まで 支 給 され る なお 遺 族 基 礎 年 金 の 年 金 額 は 基 本 額 ( 満 額 の 老 齢 基 礎 年 金 と 同 額 )に 子 の 加 算 額 14

を 加 算 した 額 である < 参 考 > 遺 族 基 礎 年 金 額 ( 平 成 28 年 度 価 額 ) 基 本 額 780,100 円 子 の 加 算 額 2 人 目 まで 1 人 につき 224,500 円 3 人 目 以 降 は 1 人 につき 74,800 円 (イ) 適 切 遺 族 厚 生 年 金 の 額 ( 中 高 齢 寡 婦 加 算 額 は 除 く)は 直 樹 さんの 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 ( 短 期 要 件 に 該 当 するため 300 月 とみなして 計 算 される)に 基 づく 報 酬 比 例 部 分 の 年 金 額 の 4 分 の 3 に 相 当 する 額 である (ウ) 不 適 切 中 高 齢 寡 婦 加 算 とは 次 の1か2のいずれかに 該 当 する 妻 が 受 ける 遺 族 厚 生 年 金 に 65 歳 になるまで 加 算 されるもので 加 算 額 は 585,100 円 ( 平 成 28 年 度 価 額 ) である 1 夫 が 亡 くなったとき 40 歳 以 上 65 歳 未 満 で 生 計 を 同 じくしている 子 がいない 妻 2 遺 族 厚 生 年 金 と 遺 族 基 礎 年 金 を 受 けていた 子 のある 妻 (40 歳 に 達 した 当 時 子 がい るため 遺 族 基 礎 年 金 を 受 けていた 妻 に 限 る)が 子 が 18 歳 到 達 年 度 の 末 日 に 達 した ため 遺 族 基 礎 年 金 を 受 給 できなくなったとき したがって 長 男 雄 哉 さんが 18 歳 到 達 年 度 の 年 度 末 になって 遺 族 基 礎 年 金 が 支 給 さ れなくなったときから 真 紀 さんが 65 歳 になるまで 遺 族 厚 生 年 金 に 中 高 齢 寡 婦 加 算 額 が 加 算 される 第 10 問 問 34 正 解 8,400( 万 円 ) 難 易 度 A * 個 人 バランスシートにおいて 資 産 合 計 = 負 債 純 資 産 合 計 であるので 純 資 産 は 資 産 合 計 - 負 債 合 計 で 算 出 することができる < 資 産 合 計 > 金 融 資 産 :1,660 万 円 ( 正 夫 預 貯 金 等 )+280 万 円 ( 正 夫 株 式 )+1,120 万 円 ( 芳 恵 預 貯 金 等 )=3,060 万 円 (1) 生 命 保 険 ( 解 約 返 戻 金 相 当 額 ):200 万 円 ( 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 B)+450 万 円 ( 養 老 保 険 D)+200 万 円 ( 終 身 保 険 E)+470 万 円 ( 終 身 保 険 F)+270 万 円 ( 終 身 保 険 G)=1,590 万 円 (2) 事 業 用 資 産 :290 万 円 ( 棚 卸 資 産 )+910 万 円 ( 固 定 資 産 )=1,200 万 円 (3) 不 動 産 ( 自 宅 敷 地 建 物 ):2,400 万 円 +600 万 円 =3,000 万 円 (4) その 他 ( 動 産 等 ):320 万 円 ( 正 夫 )+50 万 円 ( 芳 恵 )=370 万 円 (5) * 資 産 合 計 =1+2+3+4+5=9,220 万 円 < 負 債 合 計 > 600 万 円 ( 事 業 用 借 入 )+220 万 円 ( 自 動 車 ローン)=820 万 円 < 純 資 産 > 9,220 万 円 ( 資 産 合 計 )-820 万 円 ( 負 債 合 計 )=8,400 万 円 15

問 35 正 解 2 難 易 度 A キャッシュフロー=4,500 万 円 ( 売 上 金 額 )-2,240 万 円 ( 売 上 原 価 )-1,020 万 円 ( 必 要 経 費 の 合 計 額 )+70 万 円 ( 減 価 償 却 費 必 要 経 費 のうち 現 金 支 出 を 伴 わない 経 費 の 額 )-100 万 円 ( 借 入 金 の 元 本 返 済 額 必 要 経 費 に 含 まれていない 現 金 支 出 の 額 )=1,210 万 円 問 36 正 解 138 ( 万 円 ) 難 易 度 A 一 時 所 得 の 金 額 :726 万 円 ( 年 金 原 資 の 一 括 受 取 額 )-400 万 円 ( 一 時 払 い 保 険 料 )-50 万 ( 特 別 控 除 )=276 万 円 総 所 得 金 額 に 算 入 される 額 :276 万 円 1/2=138 万 円 問 37 正 解 (ア)4,640( 万 円 ) (イ)1,140( 万 円 ) 難 易 度 A (ア) 平 成 34 年 3 月 に 正 夫 さんが 交 通 事 故 等 の 不 慮 の 事 故 で 死 亡 すると 仮 定 した 場 合 に 支 払 われる 生 命 保 険 の 保 険 金 の 合 計 ( 正 夫 さんが 被 保 険 者 の 保 険 ) 1,000 万 円 ( 定 期 保 険 A 死 亡 保 険 金 )+500 万 円 ( 定 期 保 険 A 傷 害 特 約 )+1,800 万 円 ( 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 Bの 終 身 保 険 部 分 定 期 保 険 部 分 )+500 万 円 ( 養 老 保 険 D)+840 万 円 ( 終 身 保 険 E G)=4,640 万 円 (イ) 平 成 38 年 3 月 に 正 夫 さんが 交 通 事 故 等 の 不 慮 の 事 故 で 死 亡 すると 仮 定 した 場 合 支 払 われる 生 命 保 険 の 保 険 金 の 合 計 ( 正 夫 さんが 被 保 険 者 の 保 険 ) 300 万 円 ( 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 Bの 終 身 保 険 部 分 )+840 万 円 ( 終 身 保 険 E G)=1,140 万 円 問 38 正 解 3 難 易 度 A (ア) 麻 里 さんは 特 定 受 給 資 格 者 に 該 当 し 被 保 険 者 期 間 は 5 年 以 上 10 年 未 満 年 齢 45 歳 以 上 60 歳 未 満 なので 基 本 手 当 の 所 定 給 付 日 数 は 240 日 である (イ) 基 本 手 当 を 受 けられる 期 間 は 原 則 として 離 職 日 の 翌 日 から 1 年 である (ウ) 麻 里 さんは 特 定 受 給 資 格 者 に 該 当 するので 基 本 手 当 は 求 職 の 申 込 みをした 日 ( 受 給 資 格 決 定 日 ) 以 後 待 期 期 間 (7 日 間 )を 経 て 支 給 が 開 始 される なお 一 般 の 受 給 資 格 者 の 場 合 は 待 期 期 間 (7 日 間 )および 給 付 制 限 期 間 (3 ヵ 月 間 )を 経 て 支 給 が 開 始 される 問 39 正 解 4 難 易 度 A 1. 誤 り 確 定 拠 出 年 金 の 場 合 将 来 の 給 付 額 は 運 用 実 績 に 応 じて 変 動 する 2. 誤 り 確 定 拠 出 年 金 の 掛 金 は 所 得 税 の 計 算 上 その 全 額 が 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 の 対 象 となる 16

3. 誤 り 老 齢 給 付 金 を 一 時 金 として 受 け 取 る 場 合 所 得 金 額 の 計 算 においては 退 職 所 得 となり 退 職 所 得 控 除 を 差 し 引 くことができる 年 金 として 受 け 取 る 場 合 には 雑 所 得 となり 公 的 年 金 等 控 除 額 を 差 し 引 くことができる 4. 正 しい 積 み 立 てた 資 産 は 原 則 として 60 歳 に 達 するまで 任 意 に 引 き 出 すことはで きない 問 40 正 解 2 難 易 度 B 老 齢 基 礎 年 金 の 年 金 額 は 基 本 的 には 次 のように 計 算 される( 平 成 28 年 度 価 額 ) 保 険 料 納 付 済 月 数 780,100 円 480 月 老 齢 基 礎 年 金 を 65 歳 前 に 支 給 繰 上 げの 請 求 をすると 繰 り 上 げた 月 数 に 応 じて 1 ヵ 月 当 たり 0.5%が 減 額 される 資 料 にも 記 載 されているが 62 歳 に 達 した 月 に 繰 上 げ 請 求 する と(3 年 =36 月 繰 り 上 げ) 0.5% 36 月 =18% 減 額 されるので 支 給 率 は 82.0%となる したがって 年 金 額 は 次 のようになる 444 月 (ア) 780,100 円 ( 老 齢 基 礎 年 金 満 額 ) 82.0%(ウ)=591,706 円 480 月 (イ) 17