資 料 4 岐 阜 県 白 川 町 高 齢 者 見 守 り 安 心 システム 現 地 調 査 結 果 1. 現 地 調 査 の 狙 い 1 飛 島 村 における 現 状 認 識 高 齢 化 の 進 展 に 伴 い 独 居 高 齢 者 世 帯 や 高 齢 者 夫 婦 世 帯 の 増 加 は 飛 島 村 でも 拡 大 してい くことが 推 察 される 他 方 地 域 内 での 声 かけや 見 守 り 等 について 自 治 会 単 位 で 対 応 して きたが 担 い 手 の 高 齢 化 が 進 むことから こうした 活 動 の 維 持 に 向 けた 新 たな 仕 組 みづく りが 重 要 とされてくる < 参 考 データ: 飛 島 村 の 人 口 推 計 結 果 より> ( 千 人 ) 3,500 3,000 2,990 2,783 2,777 2,653 2,654 2,740 2,500 2,000 1,500 1,000 500 620 915 1,363 1,437 1,461 1,185 1,071 515 563 618 640 600 0 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 平 成 27 年 平 成 32 年 平 成 37 年 0~ 14 歳 15~ 64 歳 65 歳 以 上 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 平 成 27 年 平 成 32 年 平 成 37 年 0~ 14 歳 13.7% 11.8% 12.4% 13.3% 13.5% 12.5% 15~ 64 歳 66.1% 63.7% 61.4% 57.3% 56.1% 57.1% 65 歳 以 上 20.2% 24.5% 26.2% 29.4% 30.4% 30.4% 次 期 飛 島 村 総 合 計 画 の 策 定 作 業 において 人 口 推 計 を 行 った 平 成 37 年 まで 65 歳 以 上 人 口 が 増 加 しつづけることが 推 計 される( 棒 グラフ) 高 齢 化 率 についても 平 成 32 年 には 30%を 上 回 る 推 計 結 果 となった( 表 ) さらに テレビ 電 話 を 通 じ 同 じ 地 域 で 暮 らす 村 民 ( 役 場 職 員 や 見 守 り 役 の 住 民 等 )の 顔 を 見 ながら 近 況 を 話 すことにより 単 なる 孤 独 感 疎 外 感 の 抑 制 解 消 はもちろん 地 域 の 様 々な 活 動 へ 参 加 しようとする 気 持 ちを 高 めていくことも 見 守 りの 観 点 からも 重 要 とな る 村 長 マニフェストにおいて 重 点 事 業 に 高 齢 者 向 けのサービス 充 実 ( 双 方 向 テレビ 電 話 の 導 入 )が 位 置 づけられている 1
2 事 例 地 域 ( 岐 阜 県 白 川 町 )における 取 組 の 経 緯 岐 阜 県 白 川 町 は 岐 阜 県 の 中 南 部 にある 加 茂 郡 の 東 部 に 位 置 し 北 は 下 呂 市 西 は 七 宗 町 南 は 八 百 津 町 恵 那 市 東 は 東 白 川 村 中 津 川 市 に 接 している 東 西 約 24km 南 北 約 21kmで 237.89k m2 と 広 大 な 面 積 を 有 しており その 約 87%は 山 林 地 勢 は 海 抜 150mから 1,223mと 高 低 差 が 激 しく 平 野 部 はわず かで 可 住 地 面 積 は 全 体 の 5% 程 度 町 の 西 端 を 木 曽 川 水 系 の 飛 騨 川 が 流 れ それ にそそぐ 佐 見 川 (さみがわ) 白 川 (しら かわ) 黒 川 (くろかわ) 赤 川 (あかがわ) が 扇 状 に 東 側 に 伸 び それらの 流 域 に 集 落 が 点 在 している 岐 阜 県 白 川 町 ( 人 口 9,633 人 世 帯 数 3,231 世 帯 )の 高 齢 化 率 は 平 成 24 年 度 時 点 で 36%を 越 えており 3 人 に 1 人 が 高 齢 者 となっている さらに 平 成 28 年 度 には 40%を 超 すとされている( 参 考 資 料 にデータ 掲 載 あり) 図 岐 阜 県 白 川 町 の 位 置 資 料 : 白 川 町 ホームページより 岐 阜 県 白 川 町 の 位 置 なかでも 独 居 高 齢 者 世 帯 (350 世 帯 )や 高 齢 者 夫 婦 世 帯 (314 世 帯 )の 増 加 は 町 として も 対 応 の 重 要 性 を 認 識 しており( 高 齢 者 世 帯 率 は 20.1%) 地 域 をあげた 高 齢 者 見 守 りの 仕 組 みづくりが 地 域 課 題 として 総 合 計 画 における 重 点 目 標 にも 位 置 づけられていた また 白 川 町 は 地 上 波 テレビのデジタル 化 に 伴 い 光 ケーブルを 町 内 に 敷 設 した 環 境 整 備 を 平 成 23 年 度 までに 行 っており( e しらかわちゃっと 事 業 ) その 有 効 活 用 について 多 様 な 分 野 で 活 用 していく 考 えを 持 っていた 上 記 の 様 な 現 状 から 白 川 町 では 光 ファイバー 網 を 活 用 した 高 齢 者 見 守 りシステムの 導 入 可 能 性 について 研 究 を 進 め 平 成 23 年 度 の 試 行 実 施 を 経 て 平 成 24 年 度 高 齢 者 見 守 り 安 心 システム の 本 格 稼 働 に 至 っている 3 先 行 事 例 調 査 先 としての 選 定 事 由 独 居 高 齢 者 世 帯 や 高 齢 者 夫 婦 世 帯 の 増 加 は 飛 島 村 でも 拡 大 していくことが 推 察 され こ うした 世 帯 とのつながりを 強 化 することが 今 後 一 層 重 要 になってくると 考 えられる 他 方 地 域 内 での 声 かけや 見 守 り 等 についても 担 い 手 の 高 齢 化 が 進 むことから こうした 活 動 の 維 持 に 向 けた 新 たな 仕 組 みづくりの 可 能 性 を 探 るため 先 行 事 例 として 白 川 町 高 齢 者 見 守 り 安 心 システム の 現 地 調 査 を 実 施 することとした 2
2. 現 地 調 査 結 果 概 要 実 施 日 : 平 成 25 年 2 月 14 日 ( 木 )10:00~11:30 先 方 担 当 者 : 白 川 町 保 健 福 祉 課 福 祉 グループ 加 藤 博 史 氏 取 組 の 詳 細 は 別 添 資 料 参 照 1 福 祉 グループにて 導 入 前 段 階 で 準 備 したこと 整 理 したこと システムの 導 入 前 段 階 において システム 事 業 者 (NEC 社 )と 複 数 回 の 打 ち 合 わせを 持 ち 機 能 面 や 運 用 面 について 詰 めていった 機 能 面 について 見 守 り 安 心 システムとしての 機 能 のみに 特 化 した 画 面 インターフェイ スの 開 発 を 依 頼 した 管 理 者 側 からの 一 斉 同 報 による 安 否 確 認 に 対 し 高 齢 者 が 円 滑 に 返 答 できるよう ボタンの 配 置 等 を 簡 潔 なものとした どの 程 度 の 利 用 者 が 想 定 できるのか 福 祉 台 帳 をもとに 65 歳 以 上 の 高 齢 者 のうち 真 っ 先 に 対 象 とすべき 層 を 抽 出 した( 別 紙 要 綱 第 3 条 を 参 照 ) システムの 補 足 率 の 目 標 として 7-8 割 程 度 と 想 定 して 最 終 的 に 必 要 となる 端 末 台 数 を 想 定 した(240 機 程 度 は 必 要 と 想 定 した) なお 独 居 世 帯 350 世 帯 老 々 世 帯 314 世 帯 となっており 主 に 独 居 世 帯 への 配 布 を 想 定 した すべての 端 末 を 一 度 に 導 入 するのではなく まず 平 成 23 年 度 に 40 機 (うち 5 機 は 管 理 者 用 )を 導 入 し 35 世 帯 に 配 布 することとした 平 成 24 年 度 中 に 100 機 を 追 加 し 平 成 25 年 度 中 にさらに 100 機 を 追 加 する 方 針 とした なお 平 成 24 年 度 は 約 20 機 を 配 布 しており(54 機 が 稼 働 中 ) 残 りは 在 庫 として 確 保 している また 平 成 25 年 度 分 については 今 後 の 利 用 者 の 拡 大 を 踏 まえ 導 入 する こととし 拙 速 な 導 入 は 予 定 していない(ただし 端 末 はメーカー 側 にストックするよ う 依 頼 している) 町 が 行 ったブロードバンド 基 盤 整 備 事 業 において 全 戸 の 軒 下 までケーブル( 光 ファイ バー)が 敷 設 されており 対 象 となる 世 帯 について 宅 内 配 線 工 事 を 行 うのみで 対 応 す ることとなった なお 地 デジ 対 策 と 通 信 基 盤 整 備 の 両 面 から 実 施 した 事 業 であり 町 域 全 域 での 環 境 確 保 がなされていたことで 行 政 として 同 事 業 を 展 開 できたと 考 えてい る 導 入 にあたっては 県 の 補 助 金 を 活 用 した システム 導 入 にかかる 補 助 としてではなく 地 域 内 での 見 守 り 支 援 の 仕 組 みづくりに 対 する 補 助 という 位 置 づけであった( 県 も 地 域 内 の 仕 組 みづくりに 積 極 支 援 していく 考 え 方 であったことから 本 町 の 取 組 に 対 しても 高 い 関 心 を 持 ってもらっている) 2 システム 構 築 時 に 準 備 整 理 したこと システム 面 については 福 祉 グループの 事 務 所 内 に 管 理 者 用 端 末 とサーバを 設 置 する 場 所 を 確 保 する 程 度 で 複 雑 な 準 備 等 は 生 じなかった 管 理 者 用 端 末 は 各 世 帯 に 配 布 するものと 同 一 のもの テレビ 電 話 を 利 用 する 際 に 必 要 となる 別 途 安 否 確 認 の 案 内 同 報 や 返 答 結 果 の 確 認 を 行 うインターフェイスを 事 務 所 内 のパソコンに 導 入 した(アプリケーションのインストール) 当 初 包 括 支 援 センターと 社 会 福 祉 協 議 会 にも 管 理 者 用 端 末 を 設 置 し 役 場 とあわせた 3
3 拠 点 との 連 絡 が 取 れるよう 考 えていた 現 在 は すべて 役 場 に 集 約 させている( 前 2 者 への 配 置 については 医 療 機 関 の 取 組 とすみ 分 けるため 配 置 を 見 合 わせることになっ た) 安 否 確 認 の 同 報 回 数 について 当 初 朝 昼 夕 の3 回 を 想 定 していたが 返 答 の 集 計 や 返 答 がなかった 場 合 の 対 応 等 が 煩 雑 となり 事 務 所 スタッフの 負 荷 が 大 きくなると 考 え 朝 1 回 (7 時 に 同 報 )とした こうした 運 用 ルールについては 庁 内 にてすりあわせを 進 めていくなかで 調 整 していった 福 祉 グループには 保 健 師 を 含 め 15 名 のスタッフがおり 平 日 は 当 番 を 決 めて 運 用 して いる グループ 全 体 で 運 用 していくことを 考 えていたため 全 員 に 対 して 操 作 指 導 等 を 行 った(こうした 意 識 改 革 が 重 要 となると 感 じている) また 現 在 祝 祭 日 及 び 夜 間 対 応 として 宿 直 者 が 応 対 できるよう 宿 直 室 にも 管 理 者 用 端 末 を 配 置 している 庁 内 に3 箇 所 予 備 2 機 を 確 保 している( 宿 直 担 当 者 には 取 組 の 主 旨 をしっかりと 伝 達 して 適 切 な 対 応 をとるように 繰 り 返 し 案 内 している) 利 用 者 ( 高 齢 者 世 帯 )の 費 用 負 担 の 考 え 方 について 普 及 促 進 を 図 るためほとんどを 町 費 でまかなった なお 既 にインターネット 回 線 を 契 約 している 世 帯 については 通 信 費 は 自 己 負 担 として 町 費 はあてない 方 針 とした 利 用 者 端 末 および 無 線 ルータについて は 無 償 貸 与 インターネット 利 用 料 は 本 事 業 に 限 ることとして 無 償 とした(8Mbps 程 度 のメニューで 対 応 ) 利 用 者 端 末 の 設 置 宅 内 工 事 についても 無 償 ただし 電 気 料 金 については 自 己 負 担 とした( 月 額 100 円 程 度 ) 4 システム 運 用 にあわせて 準 備 整 理 したこと 一 連 の 安 否 確 認 手 順 は 別 紙 地 域 支 え 合 い 体 制 づくり 事 業 の 通 り ポイントは 民 生 委 員 および( 利 用 者 本 人 が 指 名 する) 協 力 員 最 大 3 名 ( 民 生 委 員 兼 務 可 )を 動 員 する 制 度 としたことである コミュニティ 機 能 の 強 化 も 狙 い 近 隣 世 帯 に 適 宜 見 守 ってもらう 体 制 を 構 築 した 利 用 者 世 帯 に 対 する 導 入 案 内 は 民 生 委 員 が 行 い 協 力 員 については 利 用 者 本 人 から 声 をかけてもらい 承 諾 いただくこととした こうすることで 地 域 内 での 相 互 理 解 が 進 み 皆 で 見 守 る 意 識 が 高 まると 期 待 したものであった 管 理 者 側 では 運 用 手 順 を 整 理 し 関 係 者 に 周 知 徹 底 を 図 った 朝 7 時 に 同 報 された 安 否 確 認 への 返 答 状 況 を12~13 時 頃 に 確 認 し さらに15 時 まで 様 子 を 見 て 返 答 がない 世 帯 に 対 して 電 話 で 再 度 安 否 を 確 認 するルールとしている 15 時 とした 理 由 は 電 話 確 認 が 取 れない 場 合 に 夕 刻 までに 現 地 に 訪 問 できる 時 間 的 な 余 裕 を 確 保 するため である 役 場 から 安 否 確 認 ができない 場 合 は 民 生 委 員 や 協 力 員 に 連 絡 して 様 子 を 確 認 するように 依 頼 していく 管 理 日 誌 を 準 備 して 配 信 数 回 答 者 数 未 回 答 者 数 未 回 答 者 の 常 態 確 認 を 記 録 して いる 何 か 問 題 が 発 生 した 際 にこうした 記 録 を 残 しておくことが 重 要 と 認 識 している 5 運 用 上 の 課 題 や 改 善 すべきこと 使 用 している 端 末 は アンドロイド 端 末 となっており OS のバージョンアップが 頻 繁 に 発 生 しているがバージョン 2.2 のものを 利 用 している テレビ 電 話 機 能 が 以 降 のバー ジョンでは 利 用 できないため こうしたシステムの 普 及 にあたっては 行 政 側 の 財 政 投 入 は 必 須 と 考 えている 単 にシ 4
ステム 投 資 と 考 えるのではなく 地 域 内 に 新 しい 相 互 見 守 りの 仕 組 みを 導 入 すると 考 え るべきである 扶 助 費 の1つと 考 えれば 運 用 にかかる 経 費 は 大 きなものではない 運 用 開 始 後 返 答 がないため 訪 問 確 認 したところ 自 宅 内 で 倒 れており 救 急 搬 送 して 一 命 をとりとめるに 至 った 事 案 が1 件 あった もし 当 該 システムがなければ 数 日 間 は 気 がつかれなかったと 振 り 返 っている また システムの 利 用 を 進 めたが まだ 若 いか ら と 断 った 方 が 自 宅 で 倒 れお 亡 くなりになる 事 案 もあった 民 生 委 員 はもっと 強 く 勧 めるべきだったとおっしゃっていた 上 記 の2つの 事 案 は 正 直 発 生 して 欲 しくない 事 案 ではあるが こうした 事 案 が 発 生 し たことで 関 係 者 ( 特 に 民 生 委 員 )の 意 識 を 変 わることになった 事 案 発 生 以 降 同 地 区 からシステム 使 用 の 申 し 込 みが 急 増 している こうした 地 域 内 の 意 識 転 換 を 促 し 地 域 内 で 支 え 合 える 体 制 づくりにつなげていくことが 行 政 側 の 使 命 とも 考 えている 6 他 部 課 (まちづくり 推 進 グループ)との 連 携 について まちづくり 推 進 グループ( 企 画 部 門 )とは 二 人 三 脚 で 取 り 組 んでいる 同 グループは 基 盤 整 備 事 業 を 受 け 持 っているため 現 在 も 連 携 して 取 り 組 んでいる 運 用 面 については 福 祉 グループが 主 管 しているが 基 盤 整 備 事 業 者 ( 中 部 ケーブルネッ トワーク)やシステム 業 者 との 調 整 事 などについて 参 加 してもらうことにしている 7 今 後 の 拡 充 の 決 定 要 因 前 述 しているが 独 居 世 帯 の 7-8 割 の 補 足 率 を 目 標 としており その 考 え 方 にそって3 年 間 の 導 入 計 画 を 考 えた(なお 平 成 25 年 度 分 は 保 留 扱 い) 現 状 の 福 祉 グループの 体 制 では 今 後 の 高 齢 者 世 帯 の 増 加 に 対 して サポートするよう なシステムの 導 入 なくして 同 様 の 見 守 り 支 援 を 実 施 できないと 捉 えていた また 民 生 委 員 のほか 協 力 員 に 参 加 いただくことで 体 制 の 確 保 と 迅 速 な 対 応 につなげることが できると 考 えており 今 後 も 継 続 させていきたいと 考 えている 将 来 的 な 課 題 としては サービスメニューを 充 実 させることを 考 えている 買 い 物 支 援 についても 導 入 する 準 備 を 進 めておりシステムはほぼ 完 成 している あとは 庁 内 の 体 制 面 をつくりあげることである( 決 済 はカードで 済 ませ スーパーが 梱 包 した 商 品 を 職 員 が 帰 宅 途 中 に 配 達 する 方 法 庁 内 での 合 意 はこれから) 停 電 時 について バッテリーが8 時 間 程 度 持 つので 復 旧 が 早 ければ 問 題 ない 通 信 も 自 動 的 に 回 復 する 設 定 となっている 電 池 切 れの 場 合 当 日 中 に 電 話 確 認 することにな るため 大 きな 問 題 となっていない 旅 行 に 出 かけて 安 否 が 確 認 できないケースがあったが ご 家 族 や 旅 行 代 理 店 に 連 絡 をと って 事 なきを 得 た 遠 方 でも 家 族 の 連 絡 先 を 確 認 して 登 録 してもらうようにしている 緊 急 時 に 近 隣 の 方 で は 対 応 が 不 十 分 となる 点 に 配 慮 してのもの 5