メディアの ネットワークアドレス 変 換 および ファイアウォール 越 え Traversal of H.323 media across network address translators and firewalls 第 1 版 2007 年 5 月 31 日 制 定 社 団 法 人 情 報 通 信 技 術 委 員 会 THE TELECOMMUNICATION TECHNOLOGY COMMITTEE
目 次 < 参 考 >...3 1 適 用 範 囲...4 2 参 照 文 献...4 3 定 義...4 4 略 語...5 5 規 則...6 6 概 要...6 6.1 一 般 要 件...9 7 手 順...9 7.1 シグナリング 手 順...9 7.1.1 能 力 のシグナリング...9 7.1.2 論 理 チャネルのシグナリング...10 7.1.2.2 サーバから クライアントへのLCの 確 立...12 7.1.2.3 クライアントと サーバの 間 のLC 確 立 の 重 複...13 7.1.2.4 クライアントから クライアントへのLCの 確 立...14 7.1.2.5 サーバから サーバへのLCの 確 立...15 7.2 多 重 化 メディアモード...15 7.2.1 多 重 化 メディアモードの 要 求...15 7.3 メディア 転 送...16 7.3.1 NAT/FW 越 え 手 順...16 7.3.2 多 重 化 メディアモード RTP/RTCP...18 7.3.3 多 重 化 メディアモード SRTP/SRTCP...19 7.4 汎 用 データ 使 用 方 法...19 7.4.1 JT-H225.0 用 フィーチャ 識 別 子 の 規 定...20 7.4.2 supporttransmitmultiplexedmediaパラメータの 規 定...21 7.4.3 mediatraversalserverパラメータの 規 定...22 7.4.4 JT-H245 用 フィーチャ 識 別 子 の 規 定...22 7.4.5 Traversal Parametersの 規 定...22 付 属 資 料 A...24 汎 用 データ 内 で 使 用 するメディアトラバーサルASN.1 規 定...24 A.1 はじめに...24-2-
メディアのネットワークアドレス 変 換 およびファイアウォール 越 え < 参 考 > 0. 要 約 本 標 準 はメディアの NAT/FW 越 えメカニズムを 定 義 することにより TTC 標 準 を 拡 張 する JT-H460.18 のようなシグナリングのための 適 切 なメカニズムとともに 本 標 準 は における NAT/FW 越 え 問 題 の 解 決 法 として 用 いてもよい 1. 国 際 勧 告 等 との 関 連 本 標 準 は メディアのネットワークアドレス 変 換 およびファイアウォール 越 えについて 規 定 して おり 2005 年 9 月 に ITU-T SG16 会 合 で AAP 承 認 された ITU-T 勧 告 H.460.19 に 準 拠 している 2. 上 記 国 際 勧 告 等 に 対 する 追 加 項 目 等 2.1 オプション 選 択 項 目 なし 2.2 ナショナルマター 決 定 項 目 なし 2.3 その 他 3.11 節 の 後 および 7.3.1.1 節 の 前 の 2 箇 所 に TTC 注 )を 追 記 している 3. 改 版 の 履 歴 版 数 制 定 日 改 版 内 容 第 1 版 2007 年 5 月 31 日 制 定 4. 工 業 所 有 権 本 標 準 に 関 わる 工 業 所 有 権 の 実 施 の 権 利 に 係 る 確 認 書 の 提 出 状 況 は TTCホームページでご 覧 にな れます 5.その 他 (1) 参 照 している 勧 告 標 準 など TTC 標 準 RFC 標 準 :JT-H225.0 JT-H245 JT-H460.1 JT-H460.18 :RFC3550 RFC3711-3-
1 適 用 範 囲 本 標 準 は 1 つかそれ 以 上 の NAT/FW デバイスに 隔 てられた 2 つの エンティティ 間 におけるメディ ア 通 信 用 メカニズムを 定 義 する 本 標 準 は RTP H.235 を 使 用 する 暗 号 化 された RTP あるいは SRTP メディアストリームの NAT/FW 越 え のみを 取 り 扱 う 他 のプロトコルによって 送 られるメディア 用 NAT/FW 越 えは 今 後 の 検 討 課 題 である 本 標 準 はまた 複 数 のメディアチャネルについて 同 一 の 転 送 アドレスを 使 用 するメカニズムも 定 義 する こ れは NAT/FW デバイスにおいて 開 かれるピンホール 数 を 減 少 させ エンティティが 使 用 するメデ ィアチャネルやメディア 制 御 チャネル 転 送 アドレス 数 を 減 らす 2 参 照 文 献 以 下 に 示 す TTC 標 準 /ITU-T 勧 告 およびその 他 の 参 照 文 献 は 本 標 準 を 構 成 する 規 定 が 含 まれており 本 標 準 の 本 文 中 から 参 照 されている 本 標 準 出 版 時 には 以 下 に 示 す 版 が 有 効 であった 全 ての 標 準 / 勧 告 や 参 照 文 献 は 改 訂 されることがある そのため 本 標 準 を 使 用 する 場 合 は 以 下 に 挙 げた 標 準 / 勧 告 およびその 他 の 参 照 文 献 について 最 新 版 が 適 用 できるかどうかを 調 べることが 望 ましい 最 新 版 の TTC 標 準 /ITU-T 勧 告 リストは 定 期 的 に 出 版 されている この 勧 告 で ある 文 書 を 参 照 したとしても それに 単 独 の 文 書 として 勧 告 のステータスを 与 えるものではない TTC 標 準 JT-H225.0 パケットに 基 づくマルチメディア 通 信 システムのためのシグナリングプロト コルとメディア 信 号 のパケット 化 ITU-T Recommendation H.225.0 (2003), Call signalling protocols and media stream packetization for packet-based multimedia communication systems. TTC 標 準 JT-H245 マルチメディア 通 信 用 制 御 プロトコル ITU-T Recommendation H.245 (2005), Control protocol for multimedia communication. TTC 標 準 パケットに 基 づくマルチメディア 通 信 システム ITU-T Recommendation H.323 (2003), Packet-based multimedia communications systems. TTC 標 準 JT-H460.1 機 能 拡 張 のための 汎 用 フレームワーク 使 用 のためのガイドライン ITU-T Recommendation H.460.1 (2002), Guidelines for the use of the generic extensible framework. TTC 標 準 JT-H460.18 シグナリングのネットワークアドレス 変 換 およびファイアウォール 越 え ITU-T Recommendation H.460.18 (2005), Traversal of H.323 signalling across network address translators and firewalls. IETF RFC 3550 (2003), RTP: A Transport Protocol for Real-Time Applications. IETF RFC 3711 (2004), The Secure Real-time Transport Protocol (SRTP). 3 定 義 この 標 準 は 次 の 用 語 を 定 義 する 3.1 見 かけのソースアドレス(apparent source address): IP パケットヘッダにある 受 信 ソース IP アドレ スと そのパケットの UDP または TCP ヘッダにある 受 信 ソースポート 番 号 を 組 み 合 わせた 情 報 NAT の 存 在 によって これと 送 信 側 ソースアドレス+ソースポート 番 号 の 情 報 とが 異 なる 場 合 がある 3.2 クライアント(client): 仕 様 を 満 足 し クライアント 機 能 を 実 行 するエンド ポイント クライアントは 通 常 内 部 ネットワークに 配 置 される 3.3 (endpoint): 端 末 ゲートウェイ または MCU は 発 呼 と 着 呼 が 可 能 である は 情 報 ストリームを 生 成 および/または 終 端 する -4-
3.4 外 部 ネットワーク(external network): ファイアウォールのパブリック 側 インターフェースを 通 して ファイアウォール 接 続 しているネットワーク それに 限 定 されないが 典 型 的 には 公 衆 インターネット 3.5 エンティティ(H.460.19 entity): クライアントまたはサーバ 3.6 内 部 ネットワーク(internal network): NAT/FW のプライベート 側 インターフェースを 通 して NAT/FW に 接 続 されるネットワーク 3.7 メディアチャネル(media channel): RTPまたは SRTP チャネル 3.8 メディア 制 御 チャネル(media control channel): RTCP または SRTCP チャネル 3.9 多 重 化 メディアモード(multiplexed media mode): 7.2 節 で 記 述 されるような 1 組 の 転 送 アドレス 上 で 複 数 の RTP/RTCP または SRTP/SRTCP セッションを 管 理 することが 可 能 なメカニズム 受 信 側 は 多 重 化 す るかどうかを 選 択 する 3.10 OLC 要 求 (OLC request): 以 下 のいずれか openlogicalchannel メッセージ 発 呼 者 から 被 呼 者 への 転 送 用 openlogicalchannel ファーストコネクト プロポーザル メッセージ 被 呼 者 から 発 呼 者 への 転 送 用 openlogicalchannel ファーストコネクト プロポーザル 受 付 メッセージ 3.11 OLC 応 答 (OLC response): 以 下 のいずれか openlogicalchannelack メッセージ 発 呼 者 から 被 呼 者 への 転 送 用 openlogicalchannel ファーストコネクト プロポーザル 受 付 メッセージ 被 呼 者 から 発 呼 者 への 転 送 用 openlogicalchannel ファーストコネクト プロポーザル メッセージ TTC 注 )3.10 節 と 3.11 節 の OLC 要 求 OLC 応 答 は これらメッセージの 受 信 エンティ ティから 見 て そ れが 受 信 するメディアストリームに 関 する 情 報 を 含 んだ OLC メッセージを OLC 要 求 それが 送 信 するメディアストリームに 関 する 情 報 を 含 んだ OLC メッセージを OLC 応 答 と 定 義 している 3.12 ピア(peer): 特 定 の エンティティが 通 信 している エンティティ 3.13 ピンホール(pinhole): NAT/FW における 内 部 と 外 部 の 転 送 アドレス 間 の 一 時 的 な 括 り 付 けで これ らのアドレス 間 でパケットの 双 方 向 通 過 を 可 能 にする 3.14 サーバ(server): 仕 様 を 満 足 し サーバ 機 能 を 実 行 する エンティテ ィ 3.15 転 送 アドレス(transport address): IPアドレスと UDP/TCP ポート 番 号 4 略 語 この 標 準 では 次 の 略 語 を 使 用 する -5-
LC 論 理 チャネル(TTC 標 準 JT-H245) NAT/FW ネットワークアドレス 変 換 /ファイアウォール OID オブジェクト 識 別 子 OLC オープン 論 理 チャネル RTCP リアルタイムトランスポート 制 御 プロトコル(RFC 3550 準 拠 ) RTP リアルタイムトランスポートプロトコル(RFC 3550 準 拠 ) SRTCP セキュアリアルタイムトランスポート 制 御 プロトコル(RFC 3711 準 拠 ) SRTP セキュアリアルタイムトランスポートプロトコル(RFC 3711 準 拠 ) SSRC 同 ソース 識 別 子 TCP トランスポートコントロールプロトコル TPKT トランスポートプロトコルデータパケット 5 規 則 この 標 準 内 では 次 の 規 則 を 使 用 する ~ねなばならない は 義 務 的 な 要 求 事 項 を 示 す ~するべき は 推 奨 されるけれども 動 作 のオプションを 示 す ~してもよい は 何 かを 実 行 する 標 準 というよりはむしろ 一 連 のオプション 動 作 であることを 示 す 6 概 要 本 標 準 は NAT/FW によって 内 部 と 外 部 のネットワークに 分 割 されたネットワーク( 図 1 参 照 )を 取 り 扱 う 典 型 的 には 内 部 ネットワークとはプライベート ネットワークである 外 部 ネットワークとは 典 型 的 に はインターネットのようなパブリック ネットワークであるが 代 わりにその 他 のプライベート ネットワ ークを 指 してもよい 図 1 図 2 および 図 3 は 本 標 準 を 適 用 する 可 能 な 方 法 を 示 している 太 字 のアイテム すなわち クライアントや クライアントプロキシ サーバを 装 備 する が 本 標 準 で 参 照 される 他 デバイスは 図 を 完 成 させるために 示 した 内 部 ネットワークは ( クライアント)を 含 み 外 部 ネットワークは サーバを 含 む これらの は 端 末 ゲートウェイまたは MCU のいずれ かである 本 標 準 で 定 義 される の 拡 張 部 分 が メディアストリームが NAT/FW デバイスを 越 えるよ うなモードを 提 供 する -6-
内 部 ネットワーク NAT/FW 外 部 ネットワーク を 装 備 した を 装 備 した を 装 備 した サーバ H.460.19_F01 図 1/ - 一 体 型 アーキテクチャ 本 標 準 は NAT/FW 越 え 手 順 と 多 重 化 メディアモードを 定 義 する クライアントと サーバ 間 の 通 信 のために 多 重 化 メディアモードが NAT/FW 越 え 手 順 とともに 使 用 される NAT/FW 越 え 手 順 は クライアント サーバ 間 通 信 で 使 用 されるが クライアント クライアント 間 通 信 やサーバ サーバ 間 通 信 では 使 用 されない NAT/FW は 典 型 的 には 内 部 ネットワークからのトラフィックを 許 可 し 外 部 ネットワークへ 向 かうオリジナ ルトラフィックに 対 する 応 答 で 受 信 した 内 部 ネットワークへ 向 かうトラフィックを 許 可 する メディア 制 御 チャネルは 本 質 的 に 双 方 向 で 外 部 ネットワークの 方 向 に 出 て 行 くそのパケットは NAT/FW 越 え 手 順 によって 内 部 ネットワークの 方 向 に NAT/FW 越 えするメディア 制 御 チャネルパケットを 許 可 する ために 使 用 される メディアチャネルトラフィックは 片 方 向 である 内 部 ネットワークへ 向 かうメディアチャネルパケットを 許 可 するために 本 標 準 はキープアライブチャネルを 定 義 する クライアントは サーバによって 提 供 された keepalivechannel 転 送 アドレスに Keep-Alive メディアパケットを 送 信 する NAT/FW 越 え 手 順 において サーバは メディアチャネルとメディア 制 御 チャネルパケットを クライアントに 通 常 の 動 作 における H2250LogicalChannelParameters.mediaChannel と H2250LogicalChannelParameters.mediaControlChannel の JT-H245 構 造 体 で 明 示 されるアドレスのかわり に サーバがキープアライブチャネルとメディア 制 御 チャネルを 受 信 したアドレスへ 送 信 する NAT/FW 越 え 手 順 はまた キープアライブメカニズムの 使 用 を 要 求 する キープアライブメカニズムの 目 標 は 通 信 中 の 転 送 アドレス 間 で ネットワークの 静 寂 の 期 間 が 大 きくならないことを 保 証 するためである なぜなら それによって NAT/FW によるピンホールの 閉 鎖 が 起 きてしまうからである キープアライブメカ ニズムの 実 装 は クライアントからサーバへの 方 向 において 必 須 である 多 重 化 メディアモードは クライアントかサーバ(または 両 方 ) 上 の 同 一 組 の 転 送 アドレスへ いくつかのメディアセッション( 複 数 呼 に 属 する 場 合 でもよい)のメディアチャネル/メディア 制 御 チャネ ルパケットの 送 信 を 可 能 にする これは NAT/FW においてピンホール 数 を 格 段 に 減 少 させることができる 多 重 化 メディアモードを 容 易 にするために メディアとメディア 制 御 パケットの 双 方 で 使 用 するための 多 重 化 レイヤを 本 標 準 で 定 義 する この 多 重 化 レイヤを 持 つパケットを 送 信 する 特 定 エンティティの 能 力 は 同 じエンティティの そのような -7-
パケットを 受 信 する 能 力 と 独 立 している 多 重 化 メディアモードは 送 信 と 受 信 方 向 独 立 してサポートして も 良 い 多 重 化 メディアモード 送 信 能 力 は メディアとメディア 制 御 パケットに 多 重 化 レイヤを 追 加 する 能 力 を 表 す 多 重 化 メディアモード 受 信 能 力 は メディアとメディア 制 御 パケットから 多 重 化 レイヤを 取 り 除 く 能 力 を 表 す 本 標 準 の 手 順 は これらの 拡 張 部 分 サポートのネゴシエーションと 具 体 的 な 拡 張 パラメータのシグナリ ングを 可 能 する 非 の( 既 存 の) をサポートするために ク ライアント 機 能 を 内 部 ネットワーク 上 に 配 置 されるプロキシが 実 装 しても 良 い( 図 2 参 照 ) 内 部 ネットワーク NAT/FW 外 部 ネットワーク クライアント プロキシ サーバ を 装 備 した H.460.19_F02 図 2/ 機 能 分 離 型 アーキテクチャ 図 3 において 左 側 の 組 織 A は 可 能 と プロキシを 使 用 する 非 の の 混 成 である 組 織 A には DMZ(DeMilitarized Zone: 外 部 ネット ワークからも 内 部 ネットワークからも 隔 離 された 区 域 ) 配 下 に サーバがある これは 組 織 A ののために 外 部 ネットワークへのメディア 越 えとアクセスを 提 供 する 図 3 の 右 側 にある 組 織 B は 内 部 ネットワーク 上 で 相 互 通 信 するの 組 と サービスプロバイ ダによって 運 営 される サーバを 介 した 外 部 ネットワーク 上 の( 間 接 的 に 組 織 A のを 含 む)と 通 信 する 可 能 を 有 する -8-
内 部 ネットワーク ( 組 織 A) NAT/FW 外 部 ネットワーク ( 公 衆 インターネット) NAT/FW 内 部 ネットワーク ( 組 織 B) クライアント プロキシ サーバ ( 組 織 A) サーバ (サービスプロバイダ) を 装 備 した を 装 備 した を 装 備 した を 装 備 した を 装 備 した H.460.19_F03 6.1 一 般 要 件 図 3/ - 縦 続 型 NAT/FWアーキテクチャ エンティティは TTC 標 準 JT-H460.18 をサポートしなければならない 他 の 呼 設 定 メカニズム もサポートして 構 わない 7.3.1 項 で 定 義 される NAT/FW 越 え 手 順 のサポートは クライアントと サーバの 両 方 で 必 須 である 7.3.2 項 で 定 義 される 多 重 化 メディアモード 送 信 のサポートは クライアントについて 必 須 で サーバにはオプションである 7.3.2 項 で 定 義 される 多 重 化 メディアモード 受 信 のサポートは クライアントと サー バの 両 方 でオプションである マルチキャストチャネルにおけるこれらの 手 順 の 使 用 は 今 後 の 検 討 課 題 である 7 手 順 7.1 シグナリング 手 順 7.1.1 能 力 のシグナリング 機 能 をサポートする 能 力 は 各 呼 の 中 で 送 られる 次 に 示 す JT-H225.0 呼 シグナリングメッセージ の suportedfeatures フィールド 中 に 7.4.1 項 で 定 義 される medianatfwtraversal フィーチャ 識 別 子 を 含 む ことによって 通 知 されなければならない a) 発 呼 に 対 しては フィーチャ 識 別 子 を SETUP メッセージ 中 に 含 めなければならない b) 着 呼 に 対 しては フィーチャ 識 別 子 を CALL PROCEEDING ALERTING および CONNECT メッセ ージ 中 に また facilityreason を forwardedelements へセットした FACILITY メッセージ 中 に 含 め なければならない 多 重 化 メディア 送 信 モードの 能 力 は 上 記 と 同 じ supportedfeatures フィールドに 7.4.2 項 で 定 義 された supporttransmitmultiplexedmedia パラメータを 含 むことにより サーバが 通 知 しなければばならない クライアントは 多 重 化 メディアの 転 送 をサポートしなければならない そして 常 に 自 らの supportedfeatures フィールドに supporttransmitmultiplexedmedia パラメータを 含 めなければならない 多 重 化 メディアの 受 信 モードの 能 力 (デマルチプレックス)は 7.4.5 項 で 定 義 される OLC 要 求 メッセージと OLC 応 答 メッセージの 中 の Traversal Parameter 中 の multiplexid フィールドの 存 在 によって 示 されなければ ならない -9-
サーバは 上 記 と 同 じ supportedfeatures 中 に 7.4.3 項 で 定 義 される mediatraversalserver パラ メータを 含 めなければならない 7.1.2 論 理 チャネルのシグナリング 本 標 準 によって 定 義 される 手 順 の 使 用 は JT-H245 の openlogicalchannel 手 順 によって または FastConnect の 場 合 には openlogicalchannel 要 求 または 応 答 メッセージ 中 で 各 論 理 チャネル(LC) 毎 に 決 定 されなけれ ばならない ある LC で 本 標 準 による 手 順 を 使 用 する 要 求 を 通 知 するには サーバは 7.4 節 の 手 順 に 従 い 表 1 で 定 義 されているメッセージの genericinformation フィールド 中 に 本 標 準 で 定 義 された Traversal Parameter フィールドを 含 めなければならない 表 1/ 手 順 開 始 に 使 用 するメッセージ LC 方 向 サーバ 方 向 クライアント 方 向 OLC 応 答 メッセージ OLC 要 求 メッセージ メッセージ JT-460.19 エンティティは 次 の 各 節 で 与 えられる 手 順 に 従 い そして 表 2 で 与 えられた 転 送 アドレスを 使 用 して LC を 設 定 しなければならない サーバは OLC 要 求 メッセージの Traversal Patameter 中 に keepalivechannel フィールドを 含 めな ければならない すべての 場 合 において クライアントは 7.3.1.1 節 で 定 義 される Keep-Alive パケットを 送 信 しな ければならない -10-
表 2/ クライアントとサーバ 間 のチャネルのための 転 送 アドレス チャネル 送 信 元 送 信 元 転 送 アドレス 送 信 先 送 信 先 転 送 アドレス メディアチャネ ル クライ アント クライアントの 任 意 の ポート サーバ サーバのOLC 応 答 メッセージ 中 の サーバに 対 するmediaChannel 送 信 先 アドレス メディアチャネ ル サーバ サーバのOLC 要 求 メッセージ 中 の サーバ keepalivechannel 送 信 先 アドレス クライア ント クライアントの 見 かけのKeep-Alive 送 信 元 アドレス(クライアントから のKeep-Alive 受 信 後 だけにメディアは 送 信 され る) キープアライブ クライ アント クライアントが 希 望 す るメディアチャネル 送 信 先 ポート サーバ サーバのOLC 要 求 メッセージ 中 の サーバkeepAliveChannel 送 信 先 アドレス メディア 制 御 チ ャネル クライ アント クライアントが 希 望 するメディア 制 御 チャネル 受 信 ポート 与 えられた 呼 とsessionIDの 値 サーバ サーバのOLC 要 求 メッセージまたはOLC 応 答 メッセージの 中 のサーバにおける mediacontrolchannel 送 信 先 アドレス 何 れのメッセージでもかまわないが 与 え られた 呼 とsessionID 値 に 対 し 直 近 に 受 信 され たメッセージ 中 の 送 信 先 アドレス に 対 するクライアントによって 送 信 されたすべてのOLC 要 求 メッセ ージとすべての 応 答 メッセージ 中 のmediaControlChannel 送 信 先 ア ドレスは この 同 じ 転 送 アドレス を 含 まなければならない 注 サーバは この mediacontrolchannel 値 を 無 視 す る メディア 制 御 チ ャネル サーバ サーバのOLC 要 求 また はOLC 応 答 メッセージの 中 の サーバにおける mediacontrolchannel 送 信 先 アド レス クライア ント クライアントにおける 見 かけのメ ディア 制 御 チャネル 送 信 元 アドレス(メディア 制 御 情 報 はクライアントからのメ ディア 制 御 パケット 受 信 後 だけに 送 信 される) 何 れのメッセージでもかまわな いが 与 えられた 呼 とsessionID 値 に 対 し 直 近 に 受 信 されたメッセ ージ 中 の 送 信 先 アドレス -11-
クライアント NAT/FW サーバ OLC 要 求 (mediacontrolchannel) ( 送 信 元 : 任 意 のクライアントポート) メディア OLC 応 答 (mediachannel, mediacontrolchannel) ( 送 信 元 : クライアントが 希 望 するメ ディア 制 御 チャネル 送 信 先 ポート) ( 送 信 先 : クライアントからのメディア 制 御 パケットの 見 かけの 送 信 元 ) メディア 制 御 メディア 制 御 ( 送 信 元 : サーバによって 通 知 された mediachannel) ( 送 信 先 と 送 信 元 : サーバによって 通 知 され た mediacontrolchannel) ( 送 信 先 と 送 信 元 : サーバによって 通 知 された mediacontrolchannel) 図 4/ サーバ 向 けのLC 接 続 クライアントはメディアチャネルパケットとメディア 制 御 チャネルパケットを mediachannel フィールドと mediacontrolchannel フィールド 中 で 示 されている 転 送 アドレスに 送 信 しなければならない サーバは クライアントからその LC に 関 わる 少 なくとも 一 つのメディア 制 御 チャネ ルパケットの 受 信 を 待 たなければならない そして クライアントへ クライアント から 受 信 したメディア 制 御 チャネルパケットの 見 かけの 送 信 元 転 送 アドレスと 同 じ 送 信 先 転 送 アドレスを 付 けた その LC に 関 わるメディア 制 御 チャネルパケットを 送 信 しなければならない 7.1.2.2 サーバから クライアントへの LC の 確 立 図 5 は サーバから クライアントへの LC の 開 設 を 示 している -12-
クライアント NAT/FW サーバ OLC 要 求 (mediacontrolchannel, keepalivechannel) OLC 応 答 (mediachannel, mediacontrolchannel) ( 送 信 元 : クライアントが 希 望 するメ ディアチャネル 送 信 先 ポー ト) キープアライブ ( 送 信 元 : クライアントが 希 望 するメ ディア 制 御 チャネル 送 信 先 ポート) メディア 制 御 メディア ( 送 信 先 と 送 信 元 : サーバによって 通 知 された keepalivechannel) ( 送 信 先 : クライアントからのキープ アライブパケットの 見 かけ の 送 信 元 ) メディア 制 御 ( 送 信 先 と 送 信 元 : サーバによって 通 知 された mediacontrolchannel) ( 送 信 先 : クライアントからのメディア 制 御 パケットの 見 かけの 送 信 元 ) 図 5/ クライアント 向 けのLCの 開 設 クライアントは メディア 制 御 チャネルパケットと Keep-Alive パケットを それぞれ サーバ OLC 要 求 メッセージ 中 の mediacontrolchannel フィールドと keepalivechannel フィールドで 示 され る 転 送 アドレスへ 送 信 しなければならない サーバは クライアントからその LC に 関 わる 少 なくとも 一 つの Keep-Alive パケット を 受 信 するまで 待 たなければならない そして クライアントから 受 信 した Keep-Alive パケット の 送 信 元 転 送 アドレスと 等 しい 送 信 先 転 送 アドレスを 付 けた クライアントへ その LC に 関 わ るメディアチャネルパケットを 送 信 しなければならない サーバは クライアントから その LC に 関 わる 少 なくとも 一 つのメディア 制 御 チャ ネルパケットを 受 信 するまで 待 たなければならない そして クライアントから 受 信 したメディ ア 制 御 チャネルパケットの 見 かけの 送 信 元 転 送 アドレスに 等 しい 送 信 先 転 送 アドレスを 付 けた クライアントへのその LC に 関 わるメディア 制 御 チャネルパケットを 送 信 しなければならない 7.1.2.3 クライアントと サーバの 間 の LC 確 立 の 重 複 図 6は クライアントと サーバとの 間 の LC 確 立 が 同 時 に 行 われた 場 合 を 示 す -13-
クライアント NAT/FW サーバ OLC 要 求 (mediacontrolchannel) OLC 要 求 (mediacontrolchannel, keepalivechannel) OLC 応 答 (mediachannel, mediacontrolchannel) OLC 応 答 (mediachannel, mediacontrolchannel) ( 送 信 元 : 任 意 のクライアントポート) メディア ( 送 信 元 : クライアントが 希 望 する メディアチャネル 送 信 先 ポート) ( 送 信 元 : クライアントが 希 望 する メディア 制 御 チャネル 送 信 先 ポート) ( 送 信 先 : クライアントからのキープア ライブパケットの 見 かけの 送 信 元 ) キープアライブ メディア 制 御 メディア メディア 制 御 ( 送 信 先 : サーバによって 通 知 さ れたmediaChannel) ( 送 信 先 と 送 信 元 : サーバによって 通 知 された keepalivechannel ) ( 送 信 先 と 送 信 元 : サーバによって 通 知 された mediacontrolchannel ) ( 送 信 先 : クライアントからのメディア 制 御 パケットの 見 かけの 送 信 元 ) 図 6/ サーバとクライアントの 間 でLCの 双 方 向 ペアの 同 時 開 設 ( 本 図 は 参 考 であり 本 標 準 の 規 定 に 含 まれない ) クライアントは メディアチャネルパケットとメディア 制 御 チャネルパケットと Keep-Alive パケ ットを それぞれ サーバの OLC 要 求 または OLC 応 答 メッセージの mediachannel と mediacontrolchannel と keepalivechannel フィールドが 示 す 転 送 アドレスに 転 送 しなければならない サーバは クライアントから その LC に 関 わる 少 なくとも 一 つの Keep-Alive パケッ トを 受 信 するまで 待 たなければならい そして クライアントから 受 信 した Keep-Alive パケット の 送 信 元 転 送 アドレスと 同 じ 送 信 先 転 送 アドレスを 付 けたメディアチャネルパケットを クライ アントに 送 信 しなければならない サーバは クライアントから その LC に 関 わる 少 なくとも 一 つのメディア 制 御 チャ ネルパケットを 受 信 するまで 待 たなければならない そして クライアントから 受 信 したメディ ア 制 御 チャネルパケットの 見 かけの 送 信 元 アドレスと 同 じ 送 信 先 転 送 アドレスをつけたその LC に 関 わるメ ディア 制 御 チャネルパケットを クライアントに 送 信 しなければならない 7.1.2.4 クライアントから クライアントへの LC の 確 立 二 つの クライアント 間 の LC の 確 立 は 通 常 の 手 順 に 従 ってなされなければならない クライアントは クライアント 同 士 の 時 は キープアライブパケットを 送 信 してはい -14-
けない 二 つの クライアント 間 で 多 重 化 メディアモードの 手 順 を 使 用 してもよい 7.1.2.5 サーバから サーバへの LC の 確 立 二 つの サーバ 間 の LC の 確 立 は 通 常 の 手 順 に 従 ってなされなければならない 二 つの サーバの 間 で 多 重 化 メディアモードのための 手 順 を 使 用 してもよい サーバは それ らの OLC 要 求 メッセージの 中 に keepalivechannel パラメータを 含 んでもよい サーバは サーバ 同 士 のときは Keep-Alive パケットを 転 送 してはならない 7.2 多 重 化 メディアモード 多 重 化 メディアモードの 場 合 複 数 RTP/RTCP または SRTP/SRTCP セッションは 一 対 の 転 送 アドレス 上 で 運 んでもよい 次 の 項 では 多 重 化 という 用 語 は 7.3.2 項 で 定 義 される 多 重 化 レイヤを 追 加 する 能 力 を 意 味 しそして 分 離 という 用 語 は 7.3.2 項 で 定 義 される 多 重 化 レイヤを 理 解 し 取 り 外 す 能 力 を 意 味 する 注 多 重 化 レイヤの 使 用 は 必 ずしも 同 じ 転 送 アドレス 上 のメディアまたはメディア 制 御 パケットの 実 際 の 多 重 を 要 求 したり 起 動 させるものではない すべての 場 合 の 送 信 先 転 送 アドレスは それぞれのストリームの 受 信 側 によって 選 択 される 多 重 化 メディアモードでは 受 信 側 は 送 信 先 転 送 アドレスを 再 使 用 することと( 実 際 多 重 化 されている) 各 受 信 ストリームのために 独 自 な 送 信 先 転 送 アドレスを 選 ぶことの どちらか 一 方 を 自 由 に 選 択 できる メディアチャネルとメディア 制 御 チャネルにおける 多 重 化 のサポートは クライアントにとって 必 須 である メディアチャネルとメディア 制 御 チャネルの 多 重 化 のサポートは サーバにとってはオプション で 7.4.2 項 で 定 義 される supporttransmitmultiplexedmedia パラメータで 個 別 に 通 知 される クライアントと サーバ 共 に メディアチャネルとメディア 制 御 チャネル 受 信 パケット の 分 離 をサポートしてもよい このオプションモードのサポートは 7.4.5 節 で 定 義 される OLC 要 求 メッセ ージと OLC 応 答 メッセージの 中 の Traversal Parameter における multiplexid に 含 めることで 通 知 される 分 離 のサポートは LC 単 位 で 選 択 してよい 7.2.1 多 重 化 メディアモードの 要 求 分 離 をサポートする エンティティのみ 多 重 化 メディアモードの 使 用 を 開 始 してもよい そのような エンティティ A( サーバ クライアントのどちらか 一 方 )は 別 の クライアントからエンティティ A へ 送 信 される メディア メディア 制 御 と Keep-Alive チャ ネルの 多 重 化 を 開 始 してもよい エンティティ A( サーバ クライアントのどちらか 一 方 )は 別 の サーバが 7.4.2 項 で 定 義 されるサーバのフィーチャ 識 別 子 における supporttransmitmultiplexedmedia パラ メータで 示 される 多 重 化 をサポートしているときのみ サーバからエンティティ A へ 送 信 される メディア メディア 制 御 と Keep-Alive のチャネルの 多 重 化 を 開 始 してもよい エンティティ A が 与 えられた LC においてそれ 自 身 へ 多 重 化 を 指 示 することは 相 手 の エンティ ティへ 送 信 される その OLC 要 求 メッセージや OLC 応 答 メッセージ 中 に multiplexid フィールドを 含 まな ければならない 注 1 multiplexid フィールドは 要 求 するエンティティへの 方 向 にメディア 制 御 チャネルとキープアライブ -15-
の 多 重 を 実 行 するために OLC 要 求 メッセージの 中 に 含 まれてもよい エンティティ A は 与 えられた 呼 と sessionid 値 で 各 多 重 LC セットにユニークな multiplexid を 割 り 当 てなければならない 注 2 与 えられた 呼 と sessionid 値 に 対 する 一 対 の LC は クライアント 方 向 へのメディアチャネルとメディ ア 制 御 チャネル そして サーバ 方 向 への Keep-Alive チャネルとメディア 制 御 チャネルを 確 立 する これら のチャネルのいづれののエンティティに 向 けて 送 られるパケットも そのエンティティによって 供 給 される multiplexid を 含 む もし multiplexid フィールドがメッセージ 中 に 存 在 するならば ピアの エンティティは 7.3.2 節 で 定 義 される multiplexid 値 を 持 つ 各 パケットを 識 別 しながらその LC におけるメディアチャネル メディ ア 制 御 チャネルと Keep-Alive パケットを 多 重 化 モード 転 送 しなければならない エンティティ A は 多 重 化 モードではその LC でのメディアチャネル メディア 制 御 チャネルおよび Keep-Alive の 各 パケットを 送 信 し 7.3.2 節 で 定 義 される 各 パケットに 含 まれる 受 信 multiplexid 値 を 使 用 しなければならない もし OLC 要 求 メッセージが multiplexid を 含 むならば 同 じ 呼 と sessionid 値 に 対 して 同 一 のエンティティ から 送 られる OLC 応 答 メッセージは 同 じ 値 の multiplexid を 含 まなければならない 注 3 これらの OLC 要 求 メッセージと OLC 応 答 メッセージは 与 えられた 呼 と sessionid 値 に 対 して 反 対 方 向 に 確 立 された 二 つの 異 なる LC に 属 する もし OLC 要 求 メッセージが multiplexid フィールドを 含 むならば それは 多 重 化 メディア 制 御 パケットの ための 送 信 先 転 送 アドレスを 指 定 するための multiplexedmediacontrolchannel フィールドも 含 まなければ ならない もし OLC 応 答 メッセージが multiplexid フィールドを 含 むならば それは 多 重 化 メディアとメディア 制 御 パ ケットに 対 応 する 送 信 先 転 送 アドレスを 指 定 するための multiplexedmediachannel フィールドと multiplexedmediacontrolchannel フィールドも 含 んでいなければならない もし OLC 要 求 メッセージが multiplexid フィールドと keepalivechannel フィールドを 含 んでいるならば keepalivechannel フィールドは 多 重 化 Keep-Alive パケットのための 送 信 先 転 送 アドレスを 含 んでいなけれ ばならない もし OLC 要 求 メッセージが multiplexid フィールドを 含 んでいるならば 同 じ 呼 と 同 一 の sessionid 値 に 対 する 同 一 のエンティティによって 送 信 された OLC 応 答 メッセージの multiplexedmediachannel フィールド は keepalivechannel フィールドと 同 じ 値 を 含 まなければならない 与 えられた 呼 と sessionid の 値 に 対 するすべての LC に 対 し 同 じエンティティによってシグナルされる multiplexedmediacontrolchannel フィールドの 値 は 同 一 でなければならない ファーストコネクトによる 発 呼 側 が openlogicalchannel プロポーザル メッセージを 生 成 するとき ピア のエンティティが この 標 準 の 手 順 をサポートしているかどうかまだ 知 らない この 場 合 多 重 化 メディア モードの 使 用 を 要 求 してくる エンティティは (ピアが 多 重 化 をサポートしている 場 合 のため に)multiplexedMediaChannel フィールドと multiplexedmediacontrolchannel フィールド そして (ピアが 多 重 化 モードをサポートしていない 場 合 のために)mediaChannel フィールドと mediacontrolchannel フィー ルドの 両 方 を 含 んでいなければならない 7.3 メディア 転 送 7.3.1 NAT/FW 越 え 手 順 サーバが クライアントと 通 信 する 場 合 には NAT/FW 越 え 手 順 を 使 用 しなければな らない -16-
サーバが サーバと 通 信 する 場 合 や クライアントが クライア ントと 通 信 する 場 合 には NAT/FW 越 え 手 順 を 使 用 してはならない メディアチャネル メディア 制 御 チャネル Keep-Alive チャネルは それぞれのチャネルで 使 用 する 転 送 ア ドレスが 記 載 された OLC 要 求 メッセージあるいは OLC 応 答 メッセージを エンティティが 受 信 し た 時 点 で Keep-Alive の 手 続 を 目 的 として 確 立 されたものとみなす 注 ある 呼 と sessionid の 値 に 対 する 一 組 の LC を 確 立 する 間 に 個 々のエンティティは メディア 制 御 チャ ネルの 転 送 アドレスと 同 じ 値 の 転 送 アドレスが 記 載 された OLC 要 求 メッセージと OLC 応 答 メッセージを 受 信 する メディア 制 御 チャネルは これら 二 つのメッセージのうち 一 つ 目 のメッセージを 受 信 した 時 点 で 確 立 されたものとみなす 7.3.1.1 NAT/FW 越 え 手 順 クライアント 全 ての クライアントは 本 節 規 定 の NAT/FW 越 え 手 順 を 備 えなければならない キープアライブメカニズムは クライアントと サーバの 間 に 位 置 する 任 意 の NAT/FW 装 置 でピンホールを 維 持 する クライアントは 個 々の Keep-Alive チャネル 確 立 時 に 一 つのメディアチャネル Keep-Alive パケ ットを 送 信 しなければならない クライアントは 個 々のメディア 制 御 チャネル 確 立 時 に 一 つのメディア 制 御 チャネル Keep-Alive パケットを 送 信 しなければならない クライアントは 個 々の 確 立 されたメディア 制 御 チャネルや Keep-Alive チャネルでは メディア チャネルキープアライブパケット 及 びメディア 制 御 チャネルキープアライブパケットを サーバ が keepaliveinterval フィールドで 指 定 した 値 以 下 の 間 隔 で 送 信 しなければならない 但 し サーバに 指 定 さ れた 間 隔 以 内 でチャネルに 他 のトラフィックがある 場 合 を 除 く なお keepaliveinterval は 7.4.5 節 で 定 義 されている Traversal Parameters の 一 つである キープアライブ 間 隔 は 5 秒 から 30 秒 の 範 囲 内 でなければならない 但 し ( 例 えばネットワーク 特 性 など を 理 由 に)それ 以 上 の 間 隔 を 使 用 してもピンホールが 閉 じないと 分 かっている 場 合 は その 限 りではない TTC 注 )キープアライブパケットの 送 出 はピンホールが 閉 じる 前 に 行 うことから その 送 出 間 隔 は keepaliveinterval が 指 定 する 値 以 下 でなければならない が 不 必 要 に 短 い 間 隔 にならないよう 注 意 が 必 要 である 7.3.1.1.1 RTP Keep-Alive パケット RTP キープアライブパケットは ペイロードフィールドが 空 の RTP パケットである ペイロードタイプの 値 は クライアントが 7.4.5 節 で 規 定 する Traversal Parameters の keepalivepayloadtype フィールドで 指 定 し た 値 と 等 しくなければならない ヘッダフィールドのシーケンス 番 号 は 任 意 の 値 から 開 始 し Keep-Alive パケット 毎 に 1 ずつインクリメントされなければならない ヘッダフィールドの SSRC とタイムスタンプは 任 意 の 値 をとってよい 7.3.1.1.2 RTCP Keep-Alive パケット RTCP キープアライブパケットは RFC3550 で 規 定 されている SR (sender report)のみの RTCP パケットであ る 7.3.1.1.3 SRTP Keep-Alive パケット SRTP キープアライブパケットは RTP Keep-Alive パケットと 同 様 である また パケットには オプショ -17-
ンの 認 証 タグ(RFC3711 にて 規 定 )を 付 加 すべきである 7.3.1.1.4 SRTCP Keep-Alive パケット SRTCP キープアライブパケットは 認 証 済 みの SR (sender report)を 含 む SRTCP パケットである この SR に は オプションとして 同 一 の SRTP セッション 内 の 通 常 の SRTCP パケットで 使 用 されているのと 同 じパラ メータによる 暗 号 化 を 施 してもよい 7.3.1.2 NAT/FW 越 え 手 順 サーバ 全 ての サーバは 本 節 規 定 の NAT/FW 越 え 手 順 を 備 えなければならない サーバは 前 節 で 規 定 したいずれの RTP Keep-Alive パケット 及 び SRTP Keep-Alive パケットも 本 標 準 の NAT/FW 越 え 手 順 をサポートしないことが 分 かっているあらゆる H.323 に 転 送 して はならない これらのパケットは そのペイロードタイプの 値 により 識 別 すべきである サ ー バ は mediachannel mediacontrolchannel multiplexedmediachannel multiplexedmediacontrolchannel の 転 送 アドレスについては クライアントから 受 信 した openlogicalchannel や openlogicalchannelack より 読 み 取 れる 値 を 無 視 しなければならない 個 々の 確 立 されたメディアチャネルでは サーバエンティティは クライアントから 送 られてくる 少 なくとも 一 つの Keep-Alive メディアパケットの 受 信 を 待 ってから そのクライアントへ 届 け るべきメディアパケットを 受 信 した Keep-Alive メディアパケットのソース 転 送 アドレスに 向 けて 送 信 し なければならない 個 々の 確 立 されたメディア 制 御 チャネルでは サーバエンティティは クライアント から 送 られてくる 少 なくとも 一 つのメディア 制 御 パケットの 受 信 を 待 ってから そのクライアントへ 届 ける べきメディア 制 御 パケットを 受 信 したメディア 制 御 パケットのソース 転 送 アドレスに 向 けて 送 信 しなけ ればならない 注 NAT/FW 越 え 手 順 に 連 動 させて 認 証 (H.235 アンチ スパミングか SRTP のいずれか)を 使 用 すること で 安 全 性 を 高 めることができる SRTP 認 証 を 備 えた エンティティは H.235 アンチ スパミングも 備 えなければならない 7.3.2 多 重 化 メディアモード RTP/RTCP 多 重 化 メディアモードで 動 作 する 場 合 エンティティは 図 7 及 び 8 にあるように UDP パケッ トヘッダと RTP/RTCP パケットヘッダの 間 に 多 重 化 層 を 追 加 しなければならない IPヘッダ UDPヘッダ multiplexid(4バイト) RTPヘッダ RTPペイロード 図 7/- 多 重 化 RTPパケット -18-
IPヘッダ UDPヘッダ multiplexid(4バイト) RTCPヘッダ RTCP SR... 図 8/- 多 重 化 RTCPパケット 多 重 化 メディアチャネルパケット 及 び 多 重 化 メディア 制 御 チャネルパケットの 送 信 者 は まず RTP/RTCP の 規 定 通 りにメディアチャネルパケット 及 びメディア 制 御 チャネルパケットを 作 成 し その 後 7.2 節 で 述 べたように OLC 要 求 手 順 や OLC 応 答 手 順 の 実 行 中 に 作 成 したパケットに ピアが 指 定 した multiplexid の 値 を 挿 入 しなければならない 多 重 化 パケットは NAT/FW 越 え 手 順 を 使 用 中 なら その 手 順 で 発 見 したアドレスへ 送 信 しなければならな い NAT/FW 越 え 手 順 を 使 用 していなければ multiplexedmediachannel(rtp チャネルの 場 合 )か multiplexedmediacontrolchannel(rtcp チャネルの 場 合 )のいずれかで 指 定 されたアドレスへ 送 信 しなけ ればならない 多 重 化 パケットを 受 信 すると 受 信 者 は multiplexid が 以 前 自 分 が 指 定 した 値 のうちの 一 つであることを 確 かめなければならない multiplexid の 値 が 正 しければ 受 信 者 は そのパケットを 対 応 する RTP/RTCP セッションと 関 連 付 けなけ ればならない それから そのパケットから multiplexid フィールドを 削 除 し そのパケットを 通 常 の RTP/RTCP 手 順 に 基 づき 処 理 しなければならない multiplexid の 値 が 不 正 であれば 受 信 者 は 受 信 したパケットを 廃 棄 しなければならない 7.3.3 多 重 化 メディアモード SRTP/SRTCP SRTP/SRTCP の 多 重 化 メディアモードは 前 節 の RTP/RTCP 手 順 と 同 様 である すなわち 4 バイトの multiplexid が UDP ヘッダと SRTP/SRTCP ヘッダの 間 に 挿 入 される パケットの SRTP/SRTCP 部 分 に 含 まれる 情 報 は 手 をつけずにそのままにしなければならない 注 multiplexid は SRTP/SRTCP 規 定 のセキュリティ 方 式 では 保 護 されない 7.4 汎 用 データ 使 用 方 法 7.4.1 節 で 規 定 する フィーチャ 識 別 子 は JT-H225.0 呼 シグナリングメッセージ 内 の H323-UU-PDU の supportedfeatures フィールドの id サブフィールドに 格 納 しなければならない 7.4.2 節 で 規 定 する supporttransmitmultiplexedmedia パラメータ 及 び 7.4.3 節 で 規 定 する mediatraversalserver パラメータは id サブフィールドに フィーチャ 識 別 子 を 持 つ supportedfeatures フィールドの parameters サブフィールドに 格 納 しなければならない 7.4.4 節 で 規 定 する フィーチャ 識 別 子 は JT-H245 openlogicalchannel メッセージまたは openlogicalchannelack メッセージ 中 の genericinformation フィールド 内 messageidentifier サブフィールド の standard フォームで 指 定 しなければならない 同 じ genericinformation フィールドの messagecontent サ -19-
ブフィールドは Traversal Parameters パラメータを 含 まなければならない 7.4.1 JT-H225.0 用 フィーチャ 識 別 子 の 規 定 フィーチャ 名 フィーチャの 説 明 フィーチャ 識 別 子 の 型 フィーチャ 識 別 子 の 値 19 表 3/-mediaNATFWTraversalパラメータ medianatfwtraversal フィーチャのサポートを 宣 言 する Standard -20-
7.4.2 supporttransmitmultiplexedmedia パラメータの 規 定 パラメータ 名 パラメータの 説 明 パラメータ 識 別 子 の 型 表 4/-supportTransmitMultiplexedMediaパラメータ supporttransmitmultiplexedmedia パラメータ 識 別 子 の 値 1 パラメータの 型 パラメータ 基 数 このパラメータは 多 重 化 メディアモードによる 転 送 をサポー トしていることを 知 らせるため medianatfwtraversalフィー チャ 識 別 子 と 共 に 送 られる 注 多 重 化 メディアモードの 受 け 入 れをサポートしていること は OLC 要 求 メッセージやOLC 応 答 メッセージの 内 部 で 知 らせ る Standard Empty(Contentフィールドは 省 略 しなければならない ) 1 回 のみ -21-
7.4.3 mediatraversalserver パラメータの 規 定 パラメータ 名 パラメータの 説 明 パラメータ 識 別 子 の 型 パラメータ 識 別 子 の 値 2 パラメータの 型 パラメータ 基 数 表 5/-mediaTraversalServerパラメータ mediatraversalserver このパラメータは エンティティがサーバ であることを 知 らせるため medianatfwtraversalフィーチャ 識 別 子 と 共 に 送 られる Standard Empty(Contentフィールドは 省 略 しなければならない ) 1 回 のみ 7.4.4 JT-H245 用 フィーチャ 識 別 子 の 規 定 { itu-t (0) recommendation (0) h (8) 460 19 version (0) 1} 7.4.5 Traversal Parameters の 規 定 パラメータ 名 パラメータの 説 明 パラメータ 識 別 子 の 値 1 パラメータステータス パラメータの 型 スーパーシード 表 6/-Traversal Parametersパラメータ Traversal Parameters 本 パラメータは NAT/FW 越 えとメディア 多 重 化 で 必 要 となるメ ディアパラメータを 提 供 するために 送 られなければならない 本 パラメータの 内 容 は 付 属 資 料 AのASN.1 表 記 法 にあるよう に ASN.1で 記 述 された 可 変 長 のPER 符 号 化 された TraversalParameters 型 を 格 納 した 生 フィールドである 必 須 octetstring 本 フィールドは 使 用 しない 7.4.5.1 Traversal Parameters の 意 味 multiplexedmediachannel 多 重 化 メディアモードを 使 用 する 場 合 メディアチャネルパケットは 本 フィールドより 受 信 した 転 送 アドレス 宛 に 送 信 しなければならない 多 重 化 メディアモードを 使 用 しない 場 合 は メディアチャ ネルパケットは mediachannel フィールドより 受 信 した 転 送 アドレス 宛 に 送 信 しなければならない NAT/FW 越 え 手 順 を 実 施 するサーバは multiplexedmediachannel フィールドと mediachannel フィー ルドを 無 視 すべきである multiplexedmediacontrolchannel 多 重 化 メディアモードを 使 用 する 場 合 メディア 制 御 チャネルパケットは 本 フィールドより 受 信 し た 転 送 アドレス 宛 に 送 信 しなければならない 多 重 化 メディアモードを 使 用 しない 場 合 は メディア 制 御 チャネルパケットは mediacontrolchannel フィールドより 受 信 した 転 送 アドレス 宛 に 送 信 しな ければならない NAT/FW 越 え 手 順 を 実 施 するサーバは multiplexedmediacontrolchannel フィールドと mediacontrolchannel フィールドを 無 視 すべきである multiplexid -22-
本 フィールドの 存 在 は 論 理 チャネルで 多 重 化 メディアモードを 使 用 する 意 志 があることを 示 す 本 フィールドより 受 信 する 値 は その 論 理 チャネルの 多 重 化 メディアモードパケット 内 multiplexid フ ィールドにより 送 信 しなければならない Keep-Alive チャネルパケットは 本 フィールドより 受 信 した 転 送 アドレス 宛 に 送 信 しなければならな い 本 フィールドは メディアチャネルの 方 向 と 反 対 方 向 に 送 信 する 必 要 のある Keep-Alive パケット の 転 送 アドレスを 指 定 するためだけに 使 用 される 本 フィールドは OLC 要 求 メッセージで サーバによってのみ 指 定 されなければならない keepalivepayloadtype Keep-Alive チャネルパケットは Keep-Alive パケットの 送 信 者 が 本 フィールドで 指 定 した 値 と 等 しい 値 のペイロードタイプを 持 たなければならない 本 フィールドは サーバまたは タイプがその 時 点 で 分 かっていないエンティティと 通 信 する クライアントにより OLC 応 答 メッセージで 指 定 されなければならない keepaliveinterval この 値 は サーバにより 通 知 され メディアチャネルパケットまたはメディア 制 御 チャネ ルパケットのトラフィックが 中 断 する 最 大 の 間 隔 を 秒 単 位 で 表 す この 間 隔 が 経 過 する 前 に 各 Keep-Alive パケットを 送 信 しなければならない -23-
A.1 はじめに 付 属 資 料 A 汎 用 データ 内 で 使 用 するメディアトラバーサル ASN.1 規 定 この 付 属 資 料 は 本 標 準 で 使 用 する ASN.1 規 定 である MEDIA-TRAVERSAL {itu-t(0) recommendation(0) h(8) 460 19 version (0) 1} DEFINITIONS AUTOMATIC TAGS ::= BEGIN IMPORTS TimeToLive FROM H323-MESSAGES TransportAddress FROM MULTIMEDIA-SYSTEM-CONTROL; TraversalParameters ::= SEQUENCE { multiplexedmediachannel TransportAddress OPTIONAL, multiplexedmediacontrolchannel TransportAddress OPTIONAL, multiplexid INTEGER(0..4294967295) OPTIONAL, keepalivechannel TransportAddress OPTIONAL, keepalivepayloadtype INTEGER (0..127) OPTIONAL, keepaliveinterval TimeToLive OPTIONAL,... } END of ASN.1-24-