地域総合研究第38巻第2号



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Transcription:

全 国 都 道 府 県 統 計 協 会 刊 行 の 統 計 資 料 調 査 について 地 域 総 合 研 究 所 池 端 真 理 本 研 究 所 では, 現 在 37 都 道 府 県 の 統 計 協 会 に 加 入 しており, 統 計 年 鑑 をはじめ, 毎 月 発 行 される 統 計 資 料 を 受 け 入 れています 人 口 労 働 賃 金 産 業 物 価 家 計 経 済 教 育 など 各 種 分 野 の 統 計 資 料 が 発 行 され, 多 くの 都 道 府 県 統 計 協 会 統 計 課 では, 統 計 資 料 発 行 と 同 時 に Web 上 で 統 計 データを 公 開 しています 今 回, 各 都 道 府 県 統 計 協 会 統 計 課 から 刊 行 発 行 される 統 計 資 料 と Web 上 で 公 開 されている 統 計 デー タを 照 らし 合 わせて 次 の1 2の 調 査 を 行 いました 1. 本 研 究 所 に 送 付 される 全 統 計 資 料 について,Web 上 で 検 索 可 能 か, 可 能 な 場 合 は,レイアウトの 違 いやファイル 形 式, 掲 載 期 間 (バックナンバー), 利 用 規 程 など 項 目 に 分 けて 調 査 しました ( 表 1) 香 川 県 統 計 協 会 資 料 表 1 統 計 資 料 と Web 上 で 公 開 されている 統 計 データ 比 較 一 覧 統 計 協 会 送 付 資 料 発 行 インターネット(HP) ホームページ 掲 載 期 間 回 数 刊 行 物 ( 統 計 資 料 )との 比 較 検 索 バックナンバー 利 用 規 程 ( 送 付 ) ファイル 形 式 刊 行 物 の 統 計 書 と 香 川 県 統 計 年 鑑 年 1 回 〇 同 じレイアウト ( 項 目 別 表 示 ) Excel 最 新 発 行 年 更 新 分 のみ 当 サイトで 提 供 す るすべてのコンテン 100の 指 標 からみた 香 川 年 1 回 〇 刊 行 物 の 統 計 書 と 同 じレイアウト Excel 最 新 発 行 年 更 新 分 のみ ツ( 文 章 画 像 な ( 付 録 なし) ど)について 権 利 刊 行 物 の 統 計 書 と 県 勢 動 態 指 標 月 1 回 〇 Excel 平 成 22(2010) 年 1 月 - 平 成 23(2011) 年 1 月 者 の 許 可 なく 複 製 同 じレイアウト 香 川 県 推 計 人 口 及 び 人 口 移 動 転 用 販 売 すること 月 1 回 〇 Excel 平 成 22(2010) 年 1 月 - 平 成 23(2011) 年 1 月 ( 香 川 県 人 口 移 動 調 査 報 告 ( 推 計 )) はできません 香 川 県 人 口 移 動 調 査 報 告 年 1 回 〇 PDF/Excel 7 年 平 成 15(2003) 年 - 平 成 21(2009) 年 高 松 市 消 費 者 物 価 指 数 の 動 き: 付 家 計 調 査 結 果 年 1 回 〇 PDF 最 新 発 行 年 更 新 分 のみ < 参 考 > 100の 指 標 からみた 市 町 送 付 なし 〇 Excel 最 新 発 行 年 更 新 分 のみ 香 川 の 賃 金 労 働 時 間 及 び 雇 用 の 動 き 送 付 なし 〇 PDF 平 成 21(2009) 年 12 月 - 平 成 22(2010) 年 11 月 香 川 県 景 気 動 向 指 数 送 付 なし 〇 HTML/Excel 平 成 21(2009) 年 12 月 - 平 成 22(2010) 年 11 月 鉱 工 業 生 産 指 数 月 報 送 付 なし 〇 PDF/Excel 平 成 21(2009) 年 12 月 - 平 成 22(2010) 年 11 月 香 川 県 鉱 工 業 生 産 指 数 の 動 き 送 付 なし 〇 HTML/Excel 2 年 平 成 20(2008) 年 - 平 成 21(2009) 年 平 成 11(1999) 年 - 平 成 19(2007) 年 香 川 県 の 商 業 送 付 なし 〇 PDF/Excel 4 年 ( 平 成 1 /14 年 /16 年 /19 年 ) 香 川 県 の 工 業 送 付 なし 〇 PDF/Excel 8 年 平 成 14(2002) 年 - 平 成 21(2009) 年 バックナンバーは 平 成 23(2011) 年 1 月 の 掲 載 分 までを 調 査 しています 参 考 として 送 付 資 料 以 外 に 各 都 道 府 県 統 計 課 が Web 上 に 公 開 している 統 計 データを 一 部 掲 載 しています 2. 統 計 年 鑑 は, 人 口 経 済 社 会 教 育 など 各 分 野 にわたる 基 本 的 な 統 計 資 料 を 収 録 した, 年 1 回 発 行 の 定 期 刊 行 物 で, 全 国 の 都 道 府 県 協 会 が 刊 行 しています そこで, 全 国 の 統 計 年 鑑 ( 統 計 書, 県 勢 要 覧, 67

地 域 総 合 研 究 第 38 巻 第 2 号 (201 ) 統 計 年 報 )について,Web 上 で 検 索 可 能 な 過 去 データの 掲 載 年 数 を 調 査 し, 一 覧 表 にまとめました 現 在, 統 計 協 会 が 廃 止 されている10 都 道 府 県 と23 年 度 廃 止 予 定 の 神 奈 川 県 に 関 しても Web 上 で 公 開 し 検 索 できるものについては, 掲 載 年 数 を 表 記 しています ( 表 2) 表 2 統 計 年 鑑 ( 統 計 書, 県 勢 要 覧, 統 計 年 報 ) 掲 載 年 数 各 都 道 府 県 の 統 計 年 鑑 ( 統 計 書 県 勢 要 覧 統 計 年 報 ) 過 去 データの 掲 載 年 数 ( 各 都 道 府 県 のホームページで 検 索 可 能 ) 一 覧 表 都 道 府 県 誌 名 掲 載 年 数 都 道 府 県 誌 名 掲 載 年 数 北 海 道 北 海 道 統 計 書 5 年 香 川 県 香 川 県 統 計 年 鑑 青 森 県 青 森 県 統 計 年 鑑 20 年 愛 媛 県 愛 媛 県 統 計 年 鑑 掲 載 なし 岩 手 県 岩 手 県 統 計 年 鑑 5 年 高 知 県 高 知 県 統 計 書 108 年 宮 城 県 宮 城 県 統 計 年 鑑 掲 載 なし 福 岡 県 福 岡 県 統 計 年 鑑 山 形 県 山 形 県 統 計 年 鑑 19 年 佐 賀 県 佐 賀 県 統 計 年 鑑 1 福 島 県 福 島 県 統 計 年 鑑 9 年 長 崎 県 長 崎 県 統 計 年 鑑 1 茨 城 県 茨 城 県 統 計 年 鑑 8 年 熊 本 県 熊 本 県 統 計 年 鑑 2 年 栃 木 県 栃 木 県 統 計 年 鑑 掲 載 なし 宮 崎 県 宮 崎 県 統 計 年 鑑 掲 載 なし 群 馬 県 群 馬 県 統 計 年 鑑 2 年 鹿 児 島 県 鹿 児 島 県 統 計 年 鑑 掲 載 なし 埼 玉 県 埼 玉 県 統 計 年 鑑 9 年 沖 縄 県 沖 縄 県 統 計 年 鑑 9 年 千 葉 県 千 葉 県 統 計 年 鑑 43 年 東 京 都 東 京 都 統 計 年 鑑 12 年 新 潟 県 新 潟 県 統 計 年 鑑 12 年 23 年 度 統 計 協 会 廃 止 予 定 富 山 県 富 山 県 統 計 年 鑑 7 年 神 奈 川 県 神 奈 川 県 勢 要 覧 6 石 川 県 石 川 県 統 計 書 3 年 福 井 県 福 井 県 統 計 年 鑑 6 年 統 計 協 会 廃 止 (201 2 月 現 在 ) 静 岡 県 静 岡 県 統 計 年 鑑 12 年 秋 田 県 秋 田 県 勢 要 覧 2 年 愛 知 県 愛 知 県 統 計 年 鑑 13 年 山 梨 県 山 梨 県 統 計 年 鑑 12 年 掲 載 なし 滋 賀 県 滋 賀 県 統 計 書 16 年 長 野 県 長 野 県 統 計 書 要 購 入 兵 庫 県 兵 庫 県 統 計 書 14 年 岐 阜 県 岐 阜 県 統 計 書 125 年 奈 良 県 奈 良 県 統 計 書 4 年 三 重 県 三 重 県 統 計 書 12 年 和 歌 山 県 和 歌 山 県 統 計 年 鑑 1 京 都 府 京 都 府 統 計 書 1 島 根 県 島 根 県 統 計 書 39 年 大 阪 府 大 阪 府 統 計 年 鑑 9 年 広 島 県 広 島 県 統 計 年 鑑 54 年 鳥 取 県 鳥 取 県 統 計 年 鑑 12 年 山 口 県 山 口 県 統 計 年 鑑 17 年 岡 山 県 岡 山 県 統 計 年 報 12 年 徳 島 県 徳 島 県 統 計 書 130 年 大 分 県 大 分 県 統 計 年 鑑 55 年 調 査 日 平 成 23(2011) 年 2 月 調 査 1 2の 結 果 から, 各 都 道 府 県 統 計 協 会 統 計 課 から 刊 行 発 行 される 統 計 資 料 の 多 くは,Web 上 で 統 計 データが 公 開 されていることが 分 かりました 68

研 究 所 通 信 そして, 最 新 の 統 計 データ( 速 報 )から 過 去 に 遡 った 統 計 データを 自 由 に 閲 覧 することができるように なっています 掲 載 の 仕 方 などは, 統 計 資 料 と 変 わらないレイアウト 表 示 や 項 目 別 に 検 索 できるような 表 示 になっているものが 多 く, 利 用 しやすくなっています ただ, 掲 載 がないものや 掲 載 期 間 が1ヶ 月 毎 に 更 新 される 統 計 データもあり, 過 去 に 遡 ってデータをみることができないものもあります また, 利 用 規 程 も, 各 都 道 府 県 統 計 協 会 統 計 課 の 対 応 が 違 うため, 使 用 の 際 には, 注 意 をする 必 要 があります 今 回 の 全 調 査 結 果 は, 本 研 究 所 ホームページから PDF 形 式 ファイルでみることができますので,ご 活 用 いただきたいと 思 います 新 燃 岳 関 係 資 料 新 燃 岳 52 年 ぶり 爆 発 作 成 地 域 総 合 研 究 所 櫛 山 雄 大 今 年 1 月, 鹿 児 島, 宮 崎 両 県 をまたがる 九 州 霧 島 連 山 新 燃 岳 において52 年 ぶりとなる 爆 発 的 噴 火 を 観 測 した このことは 新 燃 岳 を 持 つ 南 九 州 のみならず, 全 国 的 なニュースとして 取 り 上 げられ, 今 でも 周 辺 住 民 は 次,いつ 大 きな 爆 発 が 起 きないか 不 安 に 駆 られている そんな 今 回 の 爆 発 的 噴 火 を 忘 れまいと 本 研 究 所 では,このほど, 新 聞 やウェブ 上 で 集 めた 資 料 を 収 集 し, 新 燃 岳 爆 発 に 関 するスクラップブックを 作 製 した 内 容 としては, 以 下 のとおりである 新 燃 岳 について 標 高 や 位 置 など, 新 燃 岳 の 基 本 的 なデータ, 昭 和 以 前 の 噴 火 の 状 況 新 聞 掲 載 情 報 南 日 本 新 聞 や 奄 美 新 聞, 産 経 新 聞 など 全 国 紙, 地 方 紙 で 報 じられた 新 燃 岳 噴 火 後 の 動 静 Web 新 聞 情 報 日 本 テレビ(NNN)や 時 事 ドットコムなどのウェブ 上 に 取 り 上 げられたリアルタ 69

地 域 総 合 研 究 第 38 巻 第 2 号 (201 ) イムでの 新 燃 岳 の 様 子 Web 掲 載 情 報 霧 島 市 や 宮 崎 市 の 役 所, 宮 崎 鹿 児 島 地 方 気 象 台 のホームページで 確 認 できた 情 報 火 山 活 動 解 説 鹿 児 島 気 象 台 のホームページで 発 信 される 火 山 活 動 解 説 資 料 新 聞 掲 載 情 報 目 次 の 一 部 今 回 の 噴 火 は 周 辺 住 民 の 避 難 にとどまらず, 農 業, 観 光 業 など, 様 々な 方 面 で 多 大 な 影 響 を 及 ぼした この 資 料 が 新 燃 岳 の 記 録 になると 共 に, 今 後, 新 燃 岳 を 含 む 多 くの 火 山 の 猛 威 に 立 ち 向 かう 一 つの 術 と なれば 幸 いである 70

研 究 所 通 信 新 聞 掲 載 情 報 スクラップブック 完 結 地 域 総 合 研 究 所 櫛 山 雄 大 本 研 究 所 ではかねてより, 購 読 してきた 新 聞 に 掲 載 されていた 情 報 をスクラップブックとして 作 製, 収 集 してきた 今 回, 一 部 の 新 聞 購 読 を 休 止 することを 機 に,スクラップブックの 作 製 も 完 結 となった その 中 には 鹿 児 島 の 観 光, 文 化,また, 鹿 児 島 や 九 州 を 拠 点 に 活 躍 する 人 々に 迫 ったものもあるほか, 日 本 経 済 新 聞 に 掲 載 中 の 交 遊 抄 をスクラップしたもの, 超 氷 河 期 と 言 われている 就 職 戦 線 やそれをと りまく 企 業, 景 気 の 動 き,また, 全 国 各 地 の 大 学 の 動 きの 新 聞 記 事 をスクラップしたものも 多 く 収 集 して いる 特 に1 番 古 くから 集 めてきた 新 聞 掲 載 情 報 は, 鹿 児 島 に 関 する 図 書 や 雑 誌, 資 料 に 関 する 記 事 を 集 めた もので, 地 域 の 動 きを 知 るとともに,その 記 事 から, 著 者 や 作 者 の 考 え, 製 作 意 図 を 知 ることが 出 来 る 内 容 としては, 以 下 のとおりである 新 聞 掲 載 情 報 人 物 主 に 鹿 児 島 地 域 において 活 躍 する 老 若 男 女 問 わず, 様 々な 人 物 について 取 り 上 げている 新 聞 掲 載 情 報 大 学 全 国 の 大 学 の 取 り 組 み, 若 しくは 大 学 をとりまく 環 境 について 取 り 上 げた 記 事 が 綴 られている 新 聞 掲 載 情 報 観 光 九 州, 特 に 鹿 児 島 を 中 心 に, 観 光 をとりまく 様 々な 環 境 について 上 げ, 最 近 では 新 燃 岳 噴 火 や 新 幹 線 開 通 も 話 題 に 上 っている 新 聞 掲 載 情 報 地 域 情 報 九 州, 特 に 鹿 児 島 を 中 心 として, 地 域 で 行 われている 行 事 や 地 域 での 動 きに 関 する 記 事 を 取 り 上 げている 71

地 域 総 合 研 究 第 38 巻 第 2 号 (201 ) 新 聞 掲 載 情 報 雇 用 景 気 企 業 雇 用, 景 気,そして, 企 業 の 動 きを 主 に 取 り 上 げた 記 事 で, 近 年 の 超 氷 河 期 とされている 就 職 戦 線 の 記 事 も 多 い 新 聞 掲 載 情 報 伊 佐 市 ( 大 口 菱 刈 ) 日 本 精 機 の 進 出 を 控 えた 伊 佐 市 の 動 静 を 取 り 上 げる 市 町 村 合 併 関 連 や 古 くからの 風 習 についても 綴 られている 新 燃 岳 52 年 ぶり 爆 発 ( 新 聞 掲 載 情 報 月 上 旬 まで 約 1ヶ 月 半 の 動 静 を 追 ったもの 新 燃 岳 ) 52 年 ぶりに 爆 発 した 新 燃 岳 の 今 年 1 月 下 旬 から3 新 聞 掲 載 情 報 交 遊 抄 日 本 経 済 新 聞 に 連 載 中 の 交 遊 抄 をスクラップしたもの 他 企 業, 分 野 を 越 えた 人 々の 交 流 について 描 かれている 図 書 資 料 新 聞 掲 載 情 報 聞 や,CD,パンフレットなども 含 まれる 鹿 児 島 鹿 児 島 に 関 する 図 書 や 雑 誌, 資 料 についての 情 報 中 には 学 校 新 図 書 資 料 新 聞 掲 載 情 報 沖 縄 隣 県 沖 縄 に 関 する 図 書 や 雑 誌, 資 料 についての 情 報 で, 基 地 問 題 や 先 の 大 戦 で 多 くの 死 傷 者 を 出 した 沖 縄 戦 に 関 する 資 料 も 心 を 打 つ 図 書 資 料 新 聞 掲 載 情 報 東 アジア 地 域 における 知 のネットワーク を 掲 げる 本 研 究 所 において, 東 アジアに 関 する 図 書 や 資 料 は1つの 情 報 源 である 諸 般 の 事 情 により, 一 旦, 購 読 を 休 止 することを 非 常 に 残 念 に 感 じているが,これらのスクラップブッ クが 本 研 究 所 を 利 用 される 全 ての 方 々の 研 究 の 一 助 となることを 願 っている 72

鹿 児 島 国 際 大 学 附 置 地 域 総 合 研 究 所 地 域 総 合 研 究 投 稿 規 定 1 投 稿 論 文 の 種 類 投 稿 論 文 は, 研 究 論 文, 研 究 ノート, 調 査 報 告, 研 究 動 向, 書 評, 紹 介, 時 評, 学 術 資 料, 地 域 情 報 のいずれかで, 執 筆 要 綱 に 従 って 執 筆 された, 未 発 表 のものとする 2 制 限 枚 数 制 限 枚 数 は,1 論 文 につき,400 字 詰 め 原 稿 用 紙 で, 論 文 の 種 類 に 応 じて 以 下 の 枚 数 以 内 とする 研 究 論 文 50 枚 研 究 ノート 30 枚 調 査 報 告 30 枚 研 究 報 告 30 枚 研 究 動 向 20 枚 書 評 10 枚 紹 介 2 枚 時 評 20 枚 学 術 資 料 30 枚 地 域 情 報 20 枚 3 投 稿 手 続 投 稿 に 際 しては, 著 者 名 ( 漢 字 仮 名 表 記 とローマ 字 表 記 ), 所 属, 表 題 ( 和 文 と 英 文 )を 明 記 した 投 稿 票 ( 様 式 自 由 )を 付 し, 原 稿 1 部 を 提 出 すること 投 稿 原 稿 の 種 別 は, 編 集 委 員 会 の 決 定 により 変 更 を 求 めることがある 4 原 稿 の 採 否 投 稿 原 稿 の 採 否 は, 編 集 委 員 会 の 審 査 に 基 づき 編 集 委 員 会 で 決 定 する 5 著 作 権 について 著 作 者 は, 著 作 権 の 内, 複 製 権 と 公 衆 送 信 権 に 限 って, 鹿 児 島 国 際 大 学 附 置 地 域 総 合 研 究 所 に 権 利 行 使 を 委 託 するものとする 執 筆 要 綱 1 原 稿 は 横 書 きとする 但 し, 研 究 論 文 には 必 ず500 語 程 度 の 英 文 抄 録 を 添 付 するものとする 2 原 稿 をワープロで 作 成 した 場 合 は,そのファイル(フロッピー ディスク 等 )を 提 出 すること ファ イルから 印 刷 された 形 を 完 全 に 再 現 できる 場 合 は, 印 刷 原 稿 を 必 ずしも 提 出 しなくてもよい 再 現 可 能 かどうかを 編 集 委 員 または 事 務 局 に 確 認 すること ファイルから 印 刷 された 形 を 完 全 に 再 現 できな い 場 合 には, 印 刷 原 稿 に 加 えて,テキスト 形 式 で 保 存 されたファイルを 提 出 すること なお, 提 出 の 媒 体 はフロッピー ディスク 等 または 電 子 メールとする 3 傍 点 部 分 および 欧 文 イタリック 体 部 分 は 下 線 を 引 き,その 旨 明 記 すること 4 図 表 の 挿 入 箇 所 を 指 定 するときは, 原 稿 にその 箇 所 を 明 記 すること 5 注 は 本 文 末 尾 にまとめ,1 論 文 にわたる 通 し 番 号 とすること 6 文 献 は 本 文 中 および 注 の 中 で 引 用 したものだけについて,そのすべてを, 注 の 後 にまとめて 記 すこと 本 文 中 または 注 の 中 での 文 献 の 引 用 は, 原 則 として, 括 弧 の 中 に 著 者 名, 発 表 年 を 記 すことによって 行 うこと 同 一 著 者 同 一 発 行 年 の 文 献 が 複 数 あるときは, 発 行 年 の 後 に, a, b などの 記 号 を 付 すことによって 区 分 すること 7 文 献 の 表 記 は 原 則 として 以 下 のとおりとする (a) 和 文 単 行 書 の 場 合 著 者 名 ( 発 行 年 ), 書 名, 出 版 社 (b) 和 文 論 文 の 場 合 著 者 名 ( 発 行 年 ), 論 文 表 題, 雑 誌 名 巻,ページ (c) 欧 文 単 行 書 の 場 合 Author(year),Title(タイトルに 下 線 ),publisher (d) 欧 文 論 文 の 場 合 Author(year), Title of the paper,journal( 雑 誌 名 に 下 線 ),vol,pages. 73

編 集 後 記 今 回 の 論 集 は, 本 研 究 所 の 地 域 の 知 のネットワーク プロジェクト 第 1 期 メンバーが 中 心 となった 最 後 の 出 版 となるものである 富 澤 拓 志 行 政 と 大 学 の 連 携 による 地 域 おこし 活 動 : 鹿 児 島 県 日 置 市 飯 牟 礼 地 区 の 水 土 里 サークル 活 動 は, 大 学 における 体 験 型 教 育 の 実 践 活 動 を 厳 密 に,かつ 冷 静 に 検 証 した 論 文 である これが 単 なる 報 告 で なく 論 文 たり 得 ているのは, 地 域 住 民 と 参 加 学 生 の 両 者 において, 今 日 の 地 域 開 発 地 域 活 性 化 において 最 も 重 視 されるべき 内 発 的 な 参 加 ではなかったという 本 質 的 なところまで 言 及 がなされているからであ る しかも 富 澤 の 論 考 はそのような 主 体 性 が 欠 如 したことの 原 因 の 探 求 にまで 及 んでおり, 今 後 の 指 針 と なる 論 文 だと 思 われる 韓 尚 均 鹿 児 島 県 の 信 用 金 庫 信 用 組 合 における 地 域 活 性 化 について(3) は,これまで 地 域 密 着 型 金 融 機 関 としての 信 金 信 組 のあり 方, 鹿 児 島 の 地 域 的 特 徴 や 産 業 の 強 みを 概 観 した 研 究 ノートに 続 くも ので, 結 論 であるリレーションシップバンキングの 方 向 性 が 検 証 されている 本 文 にもあるように,GIS ( 地 理 情 報 システム)を 活 用 した 地 理 的 な 分 布 図 の 作 成 はまだ 検 討 中 ではあるものの, 月 1 回 行 なわれて きた 所 員 会 議 での 発 表 では, 本 文 中 に 引 用 されている 堀 江 康 熙 のいう( 都 市 銀 行 に 対 する) 信 金 等 の 地 域 金 融 機 関 の 優 位 性 を 立 証 するような, 離 島 における 各 金 融 機 関 の 店 舗 数 が 報 告 されていた 富 澤 拓 志 所 員 による 書 評 地 域 経 済 を 救 う エコノミックガーデニング 地 域 主 体 のビジネス 環 境 整 備 手 法 ( 山 本 尚 史 著 新 建 新 聞 社 2010 年 4 月 発 行 ) では,アメリカで1980 年 代 に 形 成 されたものの, 日 本 ではごく 最 近 まで 注 目 されなかったエコノミックガーデンという 地 域 振 興 の 手 法 が 紹 介 されている 事 務 局 による 地 域 情 報 日 本 精 機, 菱 刈 進 出 を 追 う はリーマンショックの 影 響 で 現 在 滞 っているものの, 自 動 車 金 型 専 門 メーカーの 県 境 進 出 というケースの 紹 介 である 最 後 になったが, 吉 田 春 生 観 光 と 世 界 遺 産 白 神 山 地 をめぐって は, 白 神 山 地 と 総 称 される 地 域 に 散 らばる 自 然 観 光 資 源 がどのような 現 状 にあるかを 報 告 し,それぞれの 特 色 を 観 光 論 の 立 場 から 検 証 し ている マーケティングにおける 細 分 化 という 作 業 の 観 光 における 必 須 の 作 業 であり,そこから 各 地 域 の 観 光 のあり 方 (= マーケティング 手 法 )を 論 考 している ( 吉 田 春 生 ) 74