ドライクリーニング 工 場 に 係 る 調 査 状 況 並 びに 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 に 係 る 建 築 基 準 法 用 途 規 制 違 反 への 対 応 及 び 同 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 の 運 用 に 関 する 技 術 的 助 言 について 平 成 22 年 9 月 10 日 国 土 交 通 省 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 に 関 する 建 築 基 準 法 第 48 条 の 建 築 物 の 用 途 規 制 ( 建 築 物 の 用 途 により その 立 地 を 規 制 するもの) 違 反 については 本 年 1 月 より 全 国 の 特 定 行 政 庁 に 依 頼 し ドライクリーニング 業 を 営 む 工 場 の 実 態 調 査 を 行 ったところですが 今 般 平 成 22 年 8 月 31 日 時 点 の 調 査 の 状 況 をとりまとめましたので 公 表 いたします また 違 反 建 築 物 における 違 反 是 正 措 置 の1つとして 建 築 基 準 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 を 受 けることが 想 定 されることから 各 特 定 行 政 庁 における 許 可 の 運 用 基 準 として 引 火 性 溶 剤 の 使 用 に 伴 う 火 災 危 険 性 を 除 去 するために 必 要 な 安 全 対 策 措 置 にかかる 技 術 的 基 準 をとりまとめ 本 日 技 術 的 助 言 を 特 定 行 政 庁 に 発 出 しましたのでお 知 らせ 致 します ドライクリーニング 工 場 に 関 する 用 途 規 制 の 概 要 については 別 添 資 料 1をご 参 照 ください 1. 実 態 調 査 の 概 要 ドライクリーニング 工 場 数 28,821 件 (100.0%) ( 内 訳 ) 用 途 規 制 の 違 反 がないもの 12,696 件 ( 44.1%) 用 途 規 制 の 違 反 があるもの 14,479 件 ( 50.2%) 調 査 中 のもの 1,646 件 ( 5.7%) 都 道 府 県 別 及 び 政 令 指 定 都 市 別 の 調 査 状 況 については 別 添 資 料 2をご 参 照 ください 2. 用 途 規 制 違 反 の 判 明 した 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 における 違 反 是 正 措 置 今 般 の 調 査 により 違 反 の 判 明 した 建 築 物 の 違 反 是 正 については 建 築 基 準 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 を 行 うことが 有 効 であることから 下 記 の 内 容 の 技 術 的 助 言 を 発 出 致 しました 技 術 的 助 言 の 概 要 ( 技 術 的 助 言 本 文 については 別 添 資 料 3をご 参 照 下 さい) 安 全 対 策 を 講 じる 違 反 建 築 物 に 対 して 建 築 基 準 法 第 48 条 許 可 を 積 極 的 に 活 用 引 火 性 溶 剤 の 使 用 に 伴 う 火 災 危 険 性 に 対 する 安 全 性 確 保 にかかる 基 準 を 国 が 規 定 安 全 性 確 保 にかかる 技 術 的 基 準 の 概 要 1 引 火 性 溶 剤 の 保 管 方 法 等 2 洗 濯 機 乾 燥 機 の 安 全 対 策 3 作 業 場 の 防 火 措 置 4 安 全 対 策 (ソフト 対 策 ) 併 せて 工 場 そのものの 立 地 制 限 や 面 積 制 限 にかかる 違 反 については 許 可 にかかる 視 点 考 え 方 を 提 示 是 正 に 際 しては 社 会 通 念 上 又 は 客 観 的 に 見 て 合 理 的 な 猶 予 期 間 を 確 保 許 可 手 続 きの 円 滑 化 迅 速 化 を 依 頼 1 申 請 書 類 等 の 定 型 化 を 図 ることによる 申 請 者 の 負 担 の 軽 減 効 率 的 な 審 査 2 特 定 行 政 庁 における 事 業 者 からの 相 談 等 への 適 切 な 対 応 3 建 築 士 関 連 団 体 と 連 携 した 事 業 者 の 事 務 負 担 軽 減 に 向 けた 財 政 的 な 支 援 4 安 全 性 確 保 の 公 益 性 を 踏 まえ 零 細 な 事 業 者 に 対 する 手 数 料 の 減 免 の 配 慮 要 請 5 消 防 担 当 部 局 と 連 携 し 消 防 法 等 の 適 用 の 有 無 等 を 予 め 明 らかにしておく 6その 他 ( 問 い 合 わせ 先 ) 安 全 対 策 について 国 土 交 通 省 住 宅 局 市 街 地 建 築 課 課 長 補 佐 丸 山 宏 司 ( 内 線 39633) TEL 03-5253-8111( 代 表 ) 03-5253-8515( 夜 間 直 通 ) 実 態 調 査 について 国 土 交 通 省 住 宅 局 建 築 指 導 課 課 長 補 佐 谷 山 拓 也 ( 内 線 39564) TEL 03-5253-8111( 代 表 ) 03-5253-8513( 夜 間 直 通 )
ドライクリーニング 工 場 に 関 する 用 途 規 制 ドライクリーニングを 営 む 工 場 に 対 する 用 途 規 制 は 以 下 のとおり 引 火 性 溶 剤 を 用 いる 場 合 は 工 業 系 用 途 地 域 のみ 立 地 可 能 引 火 性 溶 剤 を 用 いない 場 合 は 作 業 場 の 床 面 積 の 規 模 に 応 じて 立 地 制 限 ただし 特 定 行 政 庁 が 個 別 に 当 該 用 途 地 域 における 環 境 を 害 する おそれがない 等 と 認 めて 許 可 した 場 合 には 立 地 可 能 この 他 一 定 量 以 上 の 危 険 物 の 貯 蔵 又 は 処 理 に 供 する 施 設 については 別 途 立 地 を 制 限 別 添 資 料 1
別 添 資 料 2 ドライクリーニング 業 を 営 む 工 場 の 実 態 調 査 結 果 ドライクリーニング 工 場 の 用 途 規 制 適 合 状 況 平 成 22 年 8 月 31 日 現 在 工 場 数 ドライクリーニング 工 場 数 (Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ) 28,821 Ⅰ 用 途 規 制 の 違 反 がないもの(1+2+3+4) 12,696 1 現 行 の 用 途 規 制 に 適 合 しているもの(2を 除 く) 8,638 2 法 48 条 ただし 書 き 許 可 等 の 特 例 規 定 により 用 途 規 制 に 適 合 しているもの 161 3 現 行 の 用 途 規 制 に 不 適 合 だが 既 存 不 適 格 であるもの 2,676 4 都 市 計 画 区 域 外 及 び 準 都 市 計 画 区 域 外 にあり 用 途 規 制 が 適 用 されないもの 1,221 Ⅱ 用 途 規 制 の 違 反 があるもの 14,479 Ⅲ 調 査 中 のもの 1,646
ドライクリーニング 業 を 営 む 工 場 の 実 態 調 査 結 果 ( 都 道 府 県 別 ) 平 成 22 年 8 月 31 日 現 在 ドライクリーニング 工 場 数 (Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ) Ⅰ 用 途 規 制 の 違 反 がないもの(1+2+3+4) 1 現 行 の 用 途 規 制 に 適 合 し ているもの(2 を 除 く) 2 法 48 条 ただ し 書 き 許 可 等 の 特 例 規 定 に より 用 途 規 制 に 適 合 してい るもの 3 現 行 の 用 途 規 制 に 不 適 合 だが 既 存 不 適 格 であるも の 4 都 市 計 画 区 域 外 及 び 準 都 市 計 画 区 域 外 にあり 用 途 規 制 が 適 用 され ないもの Ⅱ 用 途 規 制 の 違 反 がある もの Ⅲ 調 査 中 の もの 北 海 道 854 363 235 20 38 70 490 1 青 森 県 394 216 64 6 90 56 178 0 岩 手 県 298 177 86 0 55 36 121 0 宮 城 県 394 211 139 3 40 29 183 0 秋 田 県 300 208 103 2 61 42 92 0 山 形 県 338 210 166 2 42 0 128 0 福 島 県 510 331 180 0 132 19 179 0 茨 城 県 483 240 87 15 124 14 243 0 栃 木 県 560 291 206 1 68 16 269 0 群 馬 県 497 307 203 3 86 15 190 0 埼 玉 県 1,630 710 581 2 115 12 914 6 千 葉 県 1,219 478 321 2 112 43 652 89 東 京 都 4,107 1,041 1,002 7 30 2 2,493 573 神 奈 川 県 1,823 412 364 9 38 1 1,308 103 新 潟 県 647 463 230 13 183 37 184 0 富 山 県 295 189 122 7 59 1 106 0 石 川 県 333 202 127 0 48 27 131 0 福 井 県 204 102 82 0 12 8 102 0 山 梨 県 260 170 76 6 69 19 90 0 長 野 県 484 343 221 5 80 37 140 1 岐 阜 県 504 342 186 0 96 60 162 0 静 岡 県 1,123 611 409 7 149 46 445 67 愛 知 県 1,654 671 589 0 66 16 900 83 三 重 県 408 287 189 1 69 28 118 3 滋 賀 県 212 152 115 1 31 5 60 0 京 都 府 568 183 144 1 17 21 369 16 大 阪 府 1,770 351 318 0 33 0 967 452 兵 庫 県 1,160 430 299 6 73 52 676 54 奈 良 県 181 90 54 0 27 9 91 0 和 歌 山 県 265 163 122 0 19 22 102 0 鳥 取 県 120 78 60 1 8 9 42 0 島 根 県 169 119 62 1 27 29 50 0 岡 山 県 319 146 108 2 30 6 173 0 広 島 県 594 264 138 7 79 40 309 21 山 口 県 252 125 65 2 38 20 119 8 徳 島 県 239 183 100 0 27 56 53 3 香 川 県 224 158 94 0 36 28 66 0 愛 媛 県 370 178 118 3 45 12 141 51 高 知 県 198 126 77 2 22 25 72 0 福 岡 県 913 348 249 12 77 10 450 115 佐 賀 県 165 116 75 1 23 17 49 0 長 崎 県 369 139 84 4 1 50 230 0 熊 本 県 366 232 120 3 30 79 134 0 大 分 県 208 109 47 0 24 38 99 0 宮 崎 県 259 126 58 1 58 9 133 0 鹿 児 島 県 446 257 136 1 82 38 189 0 沖 縄 県 135 48 27 2 7 12 87 0 合 計 28,821 12,696 8,638 161 2,676 1,221 14,479 1,646
ドライクリーニング 業 を 営 む 工 場 の 実 態 調 査 結 果 ( 政 令 指 定 都 市 別 ) 平 成 22 年 8 月 31 日 現 在 ドライクリーニング 工 場 数 (Ⅰ+Ⅱ+Ⅲ) Ⅰ 用 途 規 制 の 違 反 がないもの(1+2+3+4) 1 現 行 の 用 途 規 制 に 適 合 し ているもの(2 を 除 く) 2 法 48 条 ただ し 書 き 許 可 等 の 特 例 規 定 に より 用 途 規 制 に 適 合 してい るもの 3 現 行 の 用 途 規 制 に 不 適 合 だが 既 存 不 適 格 であるも の 4 都 市 計 画 区 域 外 及 び 準 都 市 計 画 区 域 外 にあり 用 途 規 制 が 適 用 さ れないもの Ⅱ 用 途 規 制 の 違 反 がある もの Ⅲ 調 査 中 の もの 札 幌 市 236 53 52 1 0 0 183 0 仙 台 市 130 34 28 1 5 0 96 0 さいたま 市 278 96 95 0 1 0 182 0 千 葉 市 143 41 39 0 2 0 102 0 横 浜 市 743 171 171 0 0 0 495 77 川 崎 市 333 46 43 1 2 0 287 0 相 模 原 市 173 48 43 3 2 0 125 0 新 潟 市 221 119 60 3 51 5 102 0 静 岡 市 202 63 57 0 4 2 135 4 浜 松 市 273 174 109 1 55 9 99 0 名 古 屋 市 553 131 117 0 14 0 416 6 京 都 市 376 79 79 0 0 0 297 0 大 阪 市 697 112 112 0 0 0 327 258 堺 市 148 38 26 0 12 0 83 27 神 戸 市 364 62 58 4 0 0 279 23 岡 山 市 127 29 29 0 0 0 98 0 広 島 市 240 64 35 0 20 9 176 0 北 九 州 市 175 36 24 6 6 0 139 0 福 岡 市 251 39 38 0 1 0 204 8 合 計 5,663 1,435 1,215 20 175 25 3,825 403 政 令 指 定 都 市 別 の 調 査 結 果 は 都 道 府 県 別 の 調 査 結 果 に 含 んでいる
国 住 指 第 2263 号 国 住 街 第 7 8 号 平 成 22 年 9 月 10 日 各 都 道 府 県 建 築 行 政 主 務 部 長 殿 国 土 交 通 省 住 宅 局 建 築 指 導 課 長 国 土 交 通 省 住 宅 局 市 街 地 建 築 課 長 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニングを 営 む 工 場 に 係 る 建 築 基 準 法 用 途 規 制 違 反 への 対 応 及 び 同 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 の 運 用 について ( 技 術 的 助 言 ) 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニングを 営 む 工 場 に 関 する 建 築 基 準 法 第 48 条 の 建 築 物 の 用 途 規 制 違 反 については 昨 年 7 月 及 び 12 月 の 報 道 を 契 機 として 全 国 実 態 調 査 を 行 った ところ 別 紙 のとおり 多 くの 工 場 において 建 築 物 の 用 途 規 制 違 反 が 生 じているとの 実 態 が 判 明 したところである これを 受 け 今 般 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニングを 営 む 工 場 に 係 る 建 築 基 準 法 用 途 規 制 違 反 への 対 応 及 び 同 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 の 運 用 について 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 245 条 の 4 第 1 項 の 規 定 に 基 づく 技 術 的 助 言 として 下 記 のとおり 通 知 する 貴 職 におかれては 貴 管 下 関 係 機 関 に 対 しても この 旨 周 知 徹 底 方 お 願 いする 記 第 1. 建 築 基 準 法 第 48 条 用 途 規 制 違 反 に 対 する 是 正 措 置 について 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニングを 営 む 工 場 ( 以 下 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドラ イクリーニング 工 場 という )の 建 築 基 準 法 ( 以 下 法 という ) 第 48 条 に 基 づく 立 地 規 制 については その 主 な 目 的 が 当 該 用 途 地 域 における 安 全 性 の 確 保 であることに 鑑 みれば 違 反 が 判 明 したドライクリーニング 工 場 における 火 災 危 険 性 について 対 策 を 講 ずることは 緊 急 に 取 り 組 むべき 重 要 な 課 題 である このため 今 般 国 土 交 通 省 とし て 違 反 が 判 明 したドライクリーニング 工 場 における 引 火 性 溶 剤 の 使 用 に 伴 う 火 災 危 険 性 を 除 去 するために 必 要 な 安 全 対 策 措 置 にかかる 技 術 的 基 準 について 別 添 1のとおり 定 めた 1
これらの 安 全 対 策 措 置 を 講 じる 又 は 講 じられている 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリー ニング 工 場 については 既 存 の 工 場 であったとしても 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 ( 法 第 87 条 第 2 項 で 準 用 する 場 合 を 含 む )を 行 うことで 引 火 性 溶 剤 の 使 用 にかかる 安 全 性 の 観 点 からは 適 法 な 建 築 物 とすることが 可 能 となるため 各 特 定 行 政 庁 におかれては 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 の 積 極 的 な 活 用 を 行 い 当 該 用 途 地 域 における 適 確 な 安 全 性 の 確 保 に 努 められたい なお 住 居 専 用 系 用 途 地 域 では 工 場 自 体 の 立 地 が 認 められておらず その 他 の 住 居 系 用 途 地 域 であっても 工 場 の 作 業 場 の 面 積 制 限 等 がある このため 別 添 3の 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 の 住 居 系 地 域 における 工 場 等 の 立 地 に 関 する 48 条 ただし 書 許 可 の 判 断 基 準 をとりまとめた これらの 地 域 における 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 に 際 しては 別 添 1の 技 術 的 基 準 に 加 え 当 該 用 途 地 域 における 工 場 等 の 許 可 実 績 や 各 用 途 地 域 の 目 的 とする 市 街 地 環 境 及 び 周 辺 の 実 情 等 に 照 らし 別 添 3の 判 断 基 準 を 参 考 に 適 切 に 判 断 されたい 第 2. 違 反 是 正 に 係 る 猶 予 期 限 等 について 違 反 建 築 物 に 対 して 是 正 措 置 を 命 ずる 場 合 においては 法 第 9 条 第 1 項 において 相 当 の 猶 予 期 限 を 設 けることとされているところである 今 般 の 違 反 の 是 正 についても 社 会 通 念 上 又 は 客 観 的 にみて 合 理 的 な 期 間 として 事 業 者 が 安 全 対 策 の 手 続 きも 含 めた 内 容 を 充 分 に 理 解 するために 要 する 期 間 事 業 者 が 安 全 対 策 措 置 の 内 容 を 検 討 するための 期 間 安 全 対 策 にかかる 装 置 部 品 等 の 調 達 及 び 取 り 付 けに 係 る 作 業 に 要 する 期 間 等 が 必 要 と 考 えられることから 必 要 となる 是 正 までの 期 間 を 適 確 に 確 保 されたい また これらの 是 正 措 置 が 完 了 するまでには 一 定 の 期 間 が 必 要 となると 考 えられるこ とから 是 正 措 置 が 完 了 するまでの 期 間 であっても 引 火 性 溶 剤 の 使 用 が 地 域 の 安 全 性 に 関 わる 問 題 であることに 鑑 み 大 きな 費 用 負 担 の 生 じない 対 策 など 早 期 に 対 応 可 能 な 安 全 対 策 等 の 実 施 についても 考 慮 されたい 第 3. 許 可 手 続 きの 円 滑 化 について 1 許 可 に 必 要 な 図 書 等 違 反 の 判 明 したドライクリーニング 工 場 においては 引 火 性 溶 剤 の 使 用 に 伴 う 火 災 危 険 性 の 除 去 がとりわけ 緊 急 的 に 対 応 すべき 課 題 であることから 法 第 48 条 に 基 づく 許 可 に 関 し 安 全 性 の 判 断 を 行 うために 必 要 な 基 準 を 別 添 1のとおり 明 確 化 したところである これを 活 用 することにより 特 定 行 政 庁 において 安 全 性 に 関 して 定 型 的 な 判 断 が 可 能 となると 考 えられる これに 伴 い 法 第 48 条 に 基 づく 許 可 に 必 要 な 図 書 等 ( 法 第 12 条 第 5 項 の 規 定 に 基 づき 報 告 を 求 める 場 合 も 含 む 以 下 同 じ )についても 当 該 基 準 に 関 する 是 正 措 置 を 確 認 するた めの 図 書 として 定 型 化 して 明 確 にすることで 審 査 手 順 の 定 型 化 を 行 う 等 効 率 的 な 審 査 の 実 施 を 図 られたい 2
また 安 全 性 に 係 る 許 可 基 準 については 予 め 建 築 審 査 会 の 包 括 的 な 了 承 を 得 た 上 で 事 前 明 示 を 行 う 等 により 審 査 が 必 要 以 上 に 長 期 化 しないよう 許 可 手 続 きの 円 滑 化 迅 速 化 を 図 られたい なお 法 第 48 条 に 基 づく 許 可 に 必 要 な 図 書 等 ( 法 施 行 規 則 第 10 条 の4の 規 定 に 基 づく 別 記 様 式 43 号 様 式 を 除 く)に 関 して 一 般 的 に 特 定 行 政 庁 が 求 めている 許 可 申 請 書 類 を 参 考 に 別 添 1の 基 準 を 確 認 するために 必 要 となる 図 書 等 を 別 添 2のとおりとりまとめたので 活 用 されたい 2 相 談 等 安 全 確 保 対 策 を 速 やかに 進 めるため 事 業 者 への 説 明 を 速 やかに 実 施 するとともに 許 可 手 続 きの 円 滑 化 迅 速 化 のためには 申 請 者 となる 事 業 者 が 安 全 対 策 の 手 続 きの 内 容 を 充 分 に 理 解 することが 重 要 であることから 各 特 定 行 政 庁 においては 事 業 者 からの 相 談 等 に 適 切 に 対 応 されたい また 特 定 行 政 庁 においては これらの 事 務 の 円 滑 な 実 施 に 必 要 となる 体 制 整 備 に 努 められたい 3 地 域 における 建 築 士 への 協 力 の 要 請 等 安 全 確 保 対 策 を 円 滑 に 進 めるためには 事 業 者 に 対 して 図 書 の 調 整 や 申 請 の 技 術 的 支 援 を 行 う 地 域 の 建 築 専 門 家 の 協 力 が 大 切 である このため 都 道 府 県 におかれては 管 下 の 特 定 行 政 庁 との 協 力 のもと 建 築 士 関 連 団 体 と 連 携 し 事 業 者 に 対 する 情 報 提 供 や 本 件 対 応 を 行 う 建 築 士 の 研 修 申 請 図 書 の 作 成 等 の 協 力 を 行 う 体 制 の 確 保 に 努 められたい 国 においては 零 細 事 業 者 へのこれらの 建 築 士 関 連 団 体 の 協 力 等 について 財 政 的 に 支 援 を 行 うこととしている 4 許 可 手 数 料 の 減 免 許 可 にかかる 手 数 料 については 特 定 行 政 庁 の 指 導 のもと 速 やかに 安 全 性 を 確 保 する 公 益 性 があることに 加 え 安 全 性 確 保 を 速 やかに 行 うために 零 細 な 事 業 者 にかかる 許 可 の 負 担 軽 減 を 図 る 観 点 から 許 可 手 数 料 の 減 免 について 配 慮 し 円 滑 化 を 図 られたい 第 4. 消 防 担 当 部 局 との 連 携 について 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 をする 場 合 においては 法 第 93 条 に 基 づき 消 防 長 又 は 消 防 署 長 ( 以 下 消 防 担 当 部 局 という)の 同 意 を 得 なければならないこととされてお り この 際 消 防 担 当 部 局 は 消 防 法 等 の 法 律 又 はこれに 基 づく 条 例 等 の 規 定 で 建 築 物 の 防 火 に 関 するものの 違 反 の 有 無 を 確 認 することとなる これに 関 しては 本 技 術 的 助 言 の 発 出 と 併 せて 消 防 庁 予 防 課 長 及 び 危 険 物 保 安 室 長 か ら 各 都 道 府 県 消 防 防 災 主 管 部 長 及 び 東 京 消 防 庁 各 指 定 都 市 消 防 庁 宛 に 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 に 係 る 建 築 基 準 法 の 取 扱 いを 踏 まえた 火 災 予 防 条 例 ( 例 ) の 取 扱 いについて ( 平 成 22 年 9 月 10 日 消 防 予 第 408 号 消 防 危 第 196 号 )が 通 知 され たことから 実 態 調 査 の 結 果 等 について 消 防 担 当 部 局 に 情 報 提 供 を 行 い 許 可 に 際 して 求 める 消 防 担 当 部 局 の 同 意 が 円 滑 に 行 われるよう あらかじめ 照 会 を 行 うとともに 火 災 予 防 条 例 の 取 扱 いについて 消 防 担 当 部 局 との 情 報 交 換 に 努 め 許 可 手 続 きの 円 滑 化 迅 速 化 に 努 められたい 3
第 5.その 他 1 許 可 を 受 けた 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 において 機 械 の 変 更 等 を 行 う 際 当 該 変 更 等 により 許 可 条 件 に 違 反 することとなる 場 合 には 許 可 申 請 を 改 めて 行 うことが 必 要 である しかし 機 械 の 台 数 や 出 力 が 増 加 せず かつ 機 械 の 設 置 位 置 を 変 更 しない 等 の 周 囲 への 影 響 が 増 大 しない 場 合 には これを 許 可 条 件 として 付 すことで 機 械 の 変 更 等 を 行 う 場 合 であっても 再 度 の 許 可 を 要 しないこととすることが 可 能 である 許 可 に 際 しては 事 業 者 の 負 担 の 軽 減 が 図 られるよう これらの 条 件 を 付 すことについて 積 極 的 に 検 討 されたい なお この 場 合 にあっても 機 械 の 変 更 等 の 際 の 許 可 条 件 への 適 合 を 確 認 するため 特 定 行 政 庁 に 対 して 変 更 内 容 を 届 け 出 ることを 条 件 として 付 すことが 適 法 な 状 態 の 確 保 のために は 必 要 と 考 えられる 2 許 可 を 受 けた 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 については 許 可 を 行 った 建 築 物 についての 台 帳 を 整 備 し 必 要 に 応 じ 報 告 を 求 めることや 違 反 建 築 防 止 週 間 などの 機 会 を 捉 えた 立 入 検 査 の 際 許 可 条 件 とした 内 容 の 確 認 を 行 うこと 等 により 許 可 後 も 引 き 続 き 適 法 な 状 態 が 維 持 されるよう 努 められたい 3 本 技 術 的 助 言 は 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 に 係 る 法 第 48 条 の 規 定 に 基 づく 許 可 に 関 する 一 般 的 な 考 え 方 を 示 すものであるので 立 地 する 地 域 の 状 況 等 から これによることが 必 ずしも 適 切 でなく 安 全 上 も 支 障 がないと 考 えられる 場 合 は 総 合 的 な 判 断 に 基 づいて 弾 力 的 に 運 用 されたい 4なお 違 反 の 判 明 したドライクリーニング 工 場 における 具 体 的 な 違 反 是 正 措 置 の 進 め 方 について 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 の 違 反 是 正 の 手 順 フロー( 例 ) を 添 付 しているので 参 考 とされたい 4
< 別 添 1> 火 災 安 全 性 の 確 保 の 観 点 からの 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 の 安 全 対 策 に 関 する 技 術 的 基 準 1. 引 火 性 溶 剤 の 保 管 方 法 等 次 の(1)から(5)までに 適 合 していること (1) 引 火 性 溶 剤 を 保 管 する 容 器 ( 以 下 容 器 という )は 洗 濯 機 乾 燥 機 ボイラー その 他 の 機 械 の 設 置 スペース アイロンを 用 いる 作 業 台 又 は 洗 濯 物 の 保 管 スペースか ら 水 平 方 向 に 50cm 以 上 ( 垂 直 方 向 については 床 面 から 天 井 まで) 離 した 場 所 に 設 置 さ れていること (2) 容 器 の 設 置 場 所 から 水 平 方 向 に 1m 以 内 ( 垂 直 方 向 については 床 面 から 容 器 上 方 15cm 以 内 )においては 電 気 設 備 について 防 爆 措 置 が 行 われていること (3) 容 器 が 屋 内 に 設 置 されている 場 合 容 器 が 設 置 されている 室 に 機 械 換 気 設 備 が 設 けら れており かつ 容 器 が 設 置 されている 室 全 体 の 単 位 床 面 積 ( 容 器 の 設 置 場 所 が 隔 壁 等 により 区 画 され 区 画 された 部 分 内 に 機 械 換 気 設 備 が 設 けられている 場 合 は 区 画 された 部 分 の 単 位 床 面 積 )あたり 0.3m 3 /min の 換 気 量 が 確 保 されていること (4) 容 器 は 次 の1 及 び2に 適 合 していること 1 密 閉 できる 構 造 であること 2 危 険 物 の 規 制 に 関 する 規 則 ( 昭 和 34 年 総 理 府 令 第 55 号 ) 別 表 第 3 の 2 に 定 める 基 準 に 適 合 する 内 装 容 器 ( 内 装 容 器 の 種 類 の 項 が 空 欄 のものにあっては 外 装 容 器 ) 又 は 危 険 物 の 規 制 に 関 する 技 術 上 の 基 準 の 細 目 を 定 める 告 示 ( 昭 和 49 年 5 月 1 日 自 治 省 告 示 第 99 号 ) 第 68 条 の 2 の 2 に 定 める 容 器 であり かつ 危 険 物 の 規 制 に 関 する 規 則 第 43 条 の 3 第 1 項 に 定 める 収 納 の 基 準 に 適 合 していること (5) 固 定 容 器 については 適 切 にアースが 設 置 されていること 2. 洗 濯 機 乾 燥 機 の 安 全 対 策 次 の(1)から(4)までに 適 合 している 洗 濯 機 及 び 乾 燥 機 ( 洗 濯 及 び 乾 燥 を 同 一 の 機 械 内 で 行 うものを 含 む )が 設 置 されていること (1) 洗 濯 機 及 び 乾 燥 機 には 適 切 にアースが 設 置 されていること (2) 洗 濯 機 は 洗 濯 及 び 脱 液 が 同 一 の 機 械 内 で 行 われる 機 能 を 有 するものであること (3) 洗 濯 機 は 次 の1から4までのいずれかの 機 能 が 設 けられているものであること 1 洗 濯 槽 内 への 窒 素 等 の 不 活 性 ガスの 充 填 又 は 洗 濯 槽 内 の 減 圧 により 洗 濯 槽 内 の 酸 素 濃 度 を 爆 発 下 限 界 酸 素 濃 度 以 下 に 制 御 する 機 能 2 溶 剤 冷 却 機 能 又 は 溶 剤 温 度 の 上 昇 により 引 火 のおそれがある 場 合 に 機 械 が 自 動 停 止 する 機 能 3 静 電 気 を 監 視 する 機 能 に 連 動 して 静 電 気 が 発 生 するおそれがある 場 合 に 機 械 が 自 動 停 止 する 機 能 4 静 電 気 を 監 視 する 機 能 に 連 動 して 静 電 気 が 発 生 するおそれがある 場 合 に 洗 剤 の 5
自 動 投 入 を 行 う 機 能 (4) 乾 燥 機 は 次 の1 及 び2に 適 合 していること 1 処 理 ドラム 内 への 窒 素 等 の 不 活 性 ガスの 充 填 若 しくは 処 理 ドラム 内 の 減 圧 により 処 理 ドラム 内 の 酸 素 濃 度 を 爆 発 下 限 界 酸 素 濃 度 以 下 に 制 御 する 機 能 又 は 温 度 制 御 等 により 溶 剤 蒸 気 濃 度 を 爆 発 下 限 界 以 下 に 制 御 する 機 能 が 設 けられていること 2 溶 剤 を 含 む 排 気 が 作 業 場 内 に 直 接 排 出 されない 構 造 であること( 溶 剤 回 収 型 乾 燥 機 であること 又 はダクトで 直 接 屋 外 への 排 気 を 行 う 措 置 がなされていること) 3. 作 業 場 ( 洗 濯 乾 燥 又 は 仕 上 げ 作 業 を 行 うスペース)の 防 火 措 置 次 の(1)から(4)までに 適 合 していること (1) 機 械 換 気 設 備 が 適 切 な 位 置 に 設 けられており かつ 作 業 場 のある 室 全 体 の 単 位 床 面 積 あたり 0.3m 3 /min の 換 気 量 が 確 保 されていること (2) 溶 剤 の 漏 出 が 想 定 される 場 所 ( 洗 濯 機 乾 燥 機 及 び 脱 液 後 の 洗 濯 物 ( 洗 濯 かごに 入 れ る 場 合 は 洗 濯 かごの 範 囲 )をいう 以 下 同 じ )から 水 平 方 向 に 1m 以 内 ( 垂 直 方 向 については 床 面 から 開 口 部 の 最 上 端 の 上 方 15cm 以 内 )においては 電 気 設 備 について 防 爆 措 置 が 行 われていること (3) 溶 剤 の 漏 出 が 想 定 される 場 所 から 水 平 方 向 に 50cm 以 内 ( 垂 直 方 向 については 床 面 か ら 天 井 まで)には ボイラー アイロンを 用 いる 作 業 台 の 設 置 スペース 又 は 洗 濯 物 の 保 管 スペースが 設 けられていないこと (4) 作 業 場 の 床 は 溶 剤 が 浸 透 しない 構 造 であること 4. 併 せて 講 じるべき 日 常 の 作 業 における 安 全 管 理 対 策 等 このほか 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 においては 日 常 の 作 業 におけ る 安 全 管 理 を 徹 底 することが 必 要 不 可 欠 であり 法 第 48 条 第 1 項 から 第 9 項 までの 規 定 に 基 づく 許 可 の 際 に 次 の(1)から(5)までが 適 切 に 実 施 されるよう 安 全 管 理 の 体 制 及 び 方 法 を 確 認 する 必 要 がある 具 体 的 には 安 全 管 理 の 責 任 者 を 定 め 次 の(1)から(5)までに 関 する 安 全 管 理 のチェッ クリストを 作 成 して 見 やすい 場 所 に 掲 示 し 又 は 分 かりやすい 場 所 に 常 備 することにより 作 業 時 に 確 実 に 確 認 させる 等 安 全 管 理 を 徹 底 させる 体 制 及 び 方 法 について 許 可 の 条 件 とす る 必 要 がある (1) 人 体 作 業 服 等 の 帯 電 防 止 1 作 業 場 内 に 除 電 板 静 電 気 除 去 ブラシその 他 の 人 体 の 静 電 気 を 適 切 に 除 去 するた めの 器 具 が 設 置 されていること 2 溶 剤 の 容 器 を 開 閉 する 際 洗 濯 機 若 しくは 乾 燥 機 に 洗 濯 物 を 入 れる 際 又 は 洗 濯 物 若 しくは 乾 燥 機 から 洗 濯 物 を 出 す 際 には あらかじめ 除 電 板 に 触 れる 等 により 静 電 気 を 適 切 に 除 去 すること (2) 溶 剤 の 管 理 1 溶 剤 の 保 管 容 器 は 使 用 時 以 外 は 蓋 を 閉 じておくこと 2 溶 剤 の 保 管 容 器 は ゴムマット 等 不 導 体 の 上 に 設 置 しないこと 6
3 溶 剤 の 管 理 に 当 たっては 取 り 扱 う 溶 剤 の 種 類 に 応 じて それぞれの 製 品 安 全 デ ータシート(MSDS)に 示 された 管 理 方 法 に 従 うこと 4 洗 濯 時 においては 溶 剤 に 洗 剤 を 添 加 することにより 溶 剤 の 体 積 抵 抗 率 を 10 9 Ω m 以 下 に 保 つこと (3) 機 械 の 管 理 1 洗 濯 機 乾 燥 機 その 他 の 機 械 の 使 用 に 当 たっては 取 扱 説 明 書 に 従 って 機 械 の 保 守 点 検 機 械 及 び 器 具 類 の 清 掃 フィルターの 交 換 その 他 の 管 理 を 適 切 に 実 施 する こと 2 ライター 等 の 異 物 を 洗 濯 機 及 び 乾 燥 機 内 に 混 入 させることのないよう 衣 類 等 の 洗 濯 物 を 洗 濯 機 及 び 乾 燥 機 に 投 入 する 前 に 事 前 点 検 を 行 うこと (4) 作 業 場 の 管 理 1 1.(2) 及 び3.(2)により 電 気 設 備 の 防 爆 措 置 を 行 うことを 必 要 とする 範 囲 にお いては ライター たばこ 等 火 源 となるものを 持 ち 込 まないこと また 溶 剤 の 保 管 容 器 や 洗 濯 かごなど 溶 剤 の 漏 出 が 想 定 される 可 動 性 のものについては その 可 動 範 囲 をあらかじめ 作 業 場 に 明 示 しておくこと 2 溶 剤 の 付 いたウェス 等 の 布 繊 維 くずを 機 械 溶 剤 の 保 管 容 器 等 のそばに 放 置 し ないこと 3 使 用 する 溶 剤 に 応 じて 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 ( 昭 和 34 年 9 月 26 日 政 令 第 306 号 ) 別 表 第 5に 基 づきその 消 火 に 適 応 するものとされる 消 火 設 備 のうち 第 五 種 の 消 火 設 備 が 作 業 場 内 に 設 置 されていること ただし 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 第 20 条 第 1 項 第 1 号 又 は 第 2 号 に 該 当 する 場 合 は 当 該 各 号 に 定 める 消 火 設 備 が 設 置 されていること 4 前 号 に 掲 げる 消 火 設 備 については 取 扱 説 明 書 に 従 い 保 守 点 検 を 適 切 に 実 施 する こと (5)このほか ドライクリーニング 作 業 の 作 業 に 当 たっては クリーニング 業 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 207 号 ) 消 防 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 186 号 ) 労 働 安 全 衛 生 法 ( 昭 和 47 年 法 律 第 57 号 ) 等 の 関 係 法 令 に 従 うこと 7
< 別 添 2> 技 術 的 基 準 を 確 認 するために 必 要 となる 図 書 1 付 近 見 取 図 2 配 置 図 3 申 請 階 平 面 図 ( 安 全 対 策 案 図 ) 4 各 階 平 面 図 ( 申 請 階 以 外 ) 5 立 面 図 (2 面 ) 6 断 面 図 (2 面 ) 7 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 安 全 対 策 調 書 8
1 付 近 見 取 図 駅 公 園 当 該 地 小 学 校 0 100 200m 2 配 置 図 9
3 申 請 階 平 面 図 作 業 場 の 面 積 計 算 式 3m 7.5m+2m 7m 作 業 場 面 積 36.5 m2 換 気 扇 コンセント 高 さの 関 係 式 換 気 扇 1 コンセント1 1,9m(1 共 通 高 さ: 下 端 )-1,5m( 乾 燥 機 等 開 口 高 : 上 端 )=0.4m>0.15m(15cm) 基 準 クリア 換 気 扇 2 コンセント2 1,9m(2 共 通 高 さ: 下 端 )-0.5m( 引 火 性 溶 剤 保 管 容 器 高 : 上 端 )=1.4m>0.15m(15cm) 基 準 クリア コンセント3 0.2m(3 高 さ: 下 端 )<1.5m( 乾 燥 機 等 開 口 高 : 上 端 ) + 0.15m 防 爆 措 置 済 み 10
4 各 階 平 面 図 ( 申 請 階 以 外 ) <2 階 > <3 階 > 11
5 立 面 図 < 東 側 立 面 図 > < 北 側 立 面 図 > 12
6 断 面 図 <A-A 断 面 図 > <B-B 断 面 図 > 13
7 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 安 全 対 策 調 書 1. 引 火 性 溶 剤 の 保 管 方 法 等 (1) 引 火 性 溶 剤 の 保 管 場 所 (いずれかに ) 屋 内 屋 外 ( 容 器 が 屋 内 に 設 置 されている 場 合 換 気 量 について 以 下 の 計 算 式 を 記 入 ) 機 械 換 気 設 備 の 風 量 の 合 計 容 器 が 設 置 されている 室 の 床 面 積 (1,720)m 3 /h > 0.3m 3 /min (36.5)m2 60min=(657)m 3 /h (2) 保 管 容 器 の 製 品 名 型 番 (ケニス 危 険 物 収 納 缶 3-340-495) 密 閉 できる 構 造 (いずれかに ) 危 険 物 の 規 制 に 関 する 規 則 ( 昭 和 34 年 総 理 府 令 第 55 号 ) 別 表 第 3 の 2 に 定 める 基 準 に 適 合 する 内 装 容 器 ( 内 装 容 器 の 種 類 の 項 が 空 欄 のものにあっては 外 装 容 器 ) 又 は 危 険 物 の 規 制 に 関 する 技 術 上 の 基 準 の 細 目 を 定 める 告 示 ( 昭 和 49 年 5 月 1 日 自 治 省 告 示 第 99 号 ) 第 68 条 の 2 の 2 に 定 める 容 器 であり かつ 危 険 物 の 規 制 に 関 する 規 則 第 43 条 の 3 第 1 項 に 定 める 収 納 の 基 準 に 適 合 しているか 可 能 不 可 能 適 合 不 適 合 ( 固 定 容 器 の 場 合 のみ) アースの 設 置 の 有 無 有 無 (3) 洗 濯 機 タンク 内 の 保 管 容 量 (374 L) + その 他 の 保 管 容 量 (400 L) = 合 計 保 管 容 量 (774 L) 2. 洗 濯 機 乾 燥 機 の 安 全 対 策 (1) 洗 濯 機 の 型 番 ( 型 番 毎 に 以 下 の 機 能 等 について 備 えている 機 能 に ) 原 動 機 の 出 力 (モーター 出 力 の 合 計 ) アースの 設 置 洗 濯 及 び 脱 液 が 同 一 の 機 械 内 で 行 われる 機 能 洗 濯 槽 内 への 窒 素 等 の 不 活 性 ガスの 充 填 又 は 洗 濯 槽 内 の 減 圧 により 洗 濯 槽 内 の 酸 素 濃 度 を 爆 発 下 限 界 酸 素 濃 度 以 下 に 制 御 する 機 能 溶 剤 冷 却 機 能 又 は 溶 剤 温 度 の 上 昇 により 引 火 のおそれがある 場 合 に 機 械 が 自 動 停 止 する 機 能 静 電 気 を 監 視 する 機 能 に 連 動 して 静 電 気 が 発 生 するおそれがある 場 合 に 機 械 が 自 動 停 止 する 機 能 静 電 気 を 監 視 する 機 能 に 連 動 して 静 電 気 が 発 生 するおそれがある 場 合 に 洗 剤 の 自 動 投 入 を 行 う 機 能 (SCL-2222) ( ) ( ) 5.15kw 後 付 け (2) 乾 燥 機 の 型 番 ( 型 番 毎 に 以 下 の 機 能 等 について 備 えている 機 能 に ) 原 動 機 の 出 力 (モーター 出 力 の 合 計 ) アースの 設 置 処 理 ドラム 内 への 窒 素 等 の 不 活 性 ガスの 充 填 若 しくは 処 理 ドラム 内 の 減 圧 によ り 処 理 ドラム 内 の 酸 素 濃 度 を 爆 発 下 限 界 酸 素 濃 度 以 下 に 制 御 する 機 能 又 は 温 度 制 御 等 により 溶 剤 蒸 気 濃 度 を 爆 発 下 限 界 以 下 に 制 御 する 機 能 溶 剤 を 含 む 排 気 が 作 業 場 内 に 直 接 排 出 されない 構 造 ( 溶 剤 回 収 型 乾 燥 機 又 はダク トで 直 接 屋 外 への 排 気 を 行 う 措 置 ) (SCD-4253) ( ) ( ) 2.4kw 3. 作 業 場 ( 洗 濯 乾 燥 又 は 仕 上 げ 作 業 を 行 うスペース)の 防 火 措 置 (1) 作 業 場 の 換 気 量 について 以 下 の 計 算 式 を 記 入 機 械 換 気 設 備 の 風 量 の 合 計 容 器 が 設 置 されている 室 の 床 面 積 (1,720)m 3 /h > 0.3m 3 /min (36.5)m2 60min=(657)m 3 /h (2) 作 業 場 の 床 の 構 造 陶 器 タイル 磁 器 タイル 石 材 コンクリート ビニル 床 シート その 他 ( ) 14
< 別 添 3> 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 の 住 居 系 地 域 における 工 場 の 立 地 に 関 する 48 条 ただし 書 許 可 の 判 断 基 準 第 1 対 象 建 築 物 第 1 種 低 層 住 居 専 用 地 域 第 2 種 低 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 2 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 住 居 地 域 第 2 種 住 居 地 域 又 は 準 住 居 地 域 が 指 定 された 区 域 内 における 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 ( 以 下 工 場 という )である こと 第 2 許 可 の 判 断 基 準 当 該 工 場 の 位 置 構 造 等 が 次 の 条 件 に 該 当 すること 1 騒 音 当 該 工 場 の 位 置 構 造 等 が 次 の(1)から(3)までに 適 合 していること (1) 通 常 許 可 を 行 う 際 に 考 慮 されるべき 騒 音 としては 次 の 各 号 が 想 定 されるも のであり 工 場 の 業 態 に 応 じて それぞれの 騒 音 ごとに 住 居 の 環 境 への 影 響 を 検 討 する 必 要 があるものであること 1 操 業 等 に 伴 い 工 場 の 中 から 発 生 する 騒 音 2 搬 入 配 送 等 工 場 の 敷 地 の 出 入 りに 伴 って 発 生 する 騒 音 (2) 操 業 等 に 伴 い 工 場 の 中 から 発 生 する 騒 音 にあっては 周 辺 の 住 宅 地 等 における 状 況 と 比 較 して 住 居 の 環 境 を 害 するものとならないことが その 業 態 使 用 す る 機 械 等 の 種 類 からみて 客 観 的 かつ 合 理 的 に 判 断 されること 又 は 周 囲 に 対 する 騒 音 の 低 減 を 図 るための 対 策 が 十 分 に 取 られることにより 上 記 と 同 様 の 状 態 とな ることが 客 観 的 かつ 合 理 的 に 判 断 されること 具 体 的 には 例 えば 以 下 の 対 策 が 取 られていることが 考 えられる 1 敷 地 内 の 建 築 物 の 配 置 について 隣 接 建 築 物 から 一 定 の 距 離 が 取 られている こと 2 騒 音 源 となる 機 械 等 を 建 築 物 内 に 配 置 する 場 合 に 外 壁 に 密 着 して 設 置 され ていない 隣 接 建 築 物 から 離 れた 場 所 に 設 置 されている 等 の 適 切 な 配 置 がなさ れていること 3 敷 地 外 周 に 遮 音 壁 の 設 置 等 がなされていること 4 騒 音 の 小 さい 種 類 の 機 械 作 業 方 法 が 選 択 されていること (3) 搬 入 配 送 等 工 場 の 敷 地 の 出 入 りに 伴 って 発 生 する 騒 音 にあっては 騒 音 が 生 じる 時 間 帯 頻 度 及 び 騒 音 の 程 度 について その 業 態 に 鑑 み 合 理 的 な 想 定 がな されているものであり かつ 周 辺 の 住 宅 地 等 における 状 況 と 比 較 して 住 居 の 環 境 を 害 するものとならないものであること 2 交 通 量 15
当 該 工 場 の 敷 地 及 び 自 動 車 等 の 敷 地 への 出 入 りの 状 況 が 次 の(1)から(3)までの 条 件 に 適 合 していること (1) 工 場 の 敷 地 が その 規 模 自 動 車 の 出 入 りの 頻 度 の 相 違 に 応 じ 適 切 な 幅 員 の 道 路 に 接 していること (2) 敷 地 の 出 入 り 口 が 極 力 周 囲 の 居 住 環 境 や 道 路 交 通 に 対 する 影 響 が 少 ない 場 所 に 設 けられていること (3) 自 動 車 等 の 敷 地 への 出 入 りの 頻 度 について その 業 態 に 鑑 み 合 理 的 な 想 定 が なされているものであり かつ 周 辺 の 住 宅 地 等 における 状 況 と 比 較 して 住 居 の 環 境 を 害 するものとならないものであること 3 臭 気 工 場 に 換 気 孔 等 を 設 ける 場 合 に その 業 態 に 応 じて 想 定 される 臭 気 の 程 度 に 応 じて 排 気 が 隣 接 建 築 物 に 直 接 吹 き 付 けることのないよう 換 気 孔 の 位 置 方 向 及 び 排 気 口 の 高 さ 等 の 構 造 が 適 切 なものとされていること 又 は 防 臭 装 置 の 設 置 がなされていること 等 により 周 辺 環 境 に 害 を 及 ぼさないよう 配 慮 されていること 4 振 動 振 動 源 となる 機 械 等 を 建 築 物 内 に 配 置 する 場 合 に 外 壁 に 密 着 して 設 置 されていない 隣 接 建 築 物 から 離 れた 場 所 に 設 置 されている 振 動 を 吸 収 する 台 の 上 に 設 置 されている 等 の 適 切 な 配 置 がなされていること 5 照 明 光 工 場 から 発 する 光 及 び 工 場 の 敷 地 に 出 入 りする 自 動 車 等 から 発 する 光 が 周 囲 の 建 築 物 に 頻 繁 に 当 たることのないようにするため 敷 地 内 における 建 築 物 の 配 置 及 び 自 動 車 動 線 の 設 定 が 適 切 になされていること 又 は 植 栽 目 隠 し 板 の 設 置 等 が 行 われているこ と 16
< 参 考 > 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 の 違 反 是 正 の 手 順 フロー( 例 ) 違 反 建 築 物 及 び 違 反 内 容 の 確 定 引 火 性 溶 剤 を 用 いるドライクリーニング 工 場 の 実 態 調 査 の 結 果 及 び 必 要 に 応 じ 実 施 する 法 第 12 条 第 5 項 に 基 づく 報 告 同 条 第 6 項 に 基 づく 立 入 検 査 等 の 結 果 に 基 づき 特 定 行 政 庁 において 違 反 建 築 物 の 確 定 及 びその 通 知 すべき 違 反 内 容 の 確 定 を 行 う 事 業 者 等 ( 管 理 者 占 有 者 )への 通 知 特 定 行 政 庁 は 用 途 違 反 の 判 明 したドライクリーニング 工 場 の 事 業 者 ( 建 築 物 の 管 理 者 占 有 者 等 ) 等 に 対 して 違 反 事 実 の 通 知 を 行 い 違 反 是 正 計 画 書 の 提 出 を 求 める この 際 溶 剤 の 変 更 等 の 違 反 是 正 措 置 のほか 本 安 全 対 策 に 基 づく 法 第 48 条 ただし 書 許 可 に ついての 検 討 を 行 うことが 可 能 である 旨 について 特 定 行 政 庁 より 情 報 提 供 を 行 う また 違 反 是 正 計 画 書 の 提 出 期 限 については 違 反 是 正 の 検 討 等 に 要 する 期 間 として 通 常 想 定 される 期 間 を 考 慮 するものとする 申 請 者 が 安 全 対 策 の 手 続 きの 内 容 を 十 分 に 理 解 できるよう 必 要 に 応 じて 個 別 相 談 等 を 実 施 する また 必 要 に 応 じて 消 防 担 当 部 局 への 事 前 相 談 等 を 行 う 違 反 是 正 計 画 書 の 提 出 事 業 者 等 は 特 定 行 政 庁 に 対 して 違 反 是 正 措 置 の 内 容 について 計 画 書 を 提 出 する 48 条 ただし 書 許 可 を 受 けようとする 場 合 事 業 者 等 は 特 定 行 政 庁 に 対 して 違 反 是 正 計 画 に 基 づき 許 可 の 申 請 を 行 う 特 定 行 政 庁 は 許 可 申 請 を 受 け 利 害 を 有 する 者 の 出 頭 を 求 めて 公 開 による 意 見 の 聴 取 ( 公 聴 会 )を 行 い かつ 建 築 審 査 会 の 同 意 を 得 た 上 で 許 可 を 行 う 特 定 行 政 庁 は 違 反 是 正 計 画 書 の 提 出 を 受 け 法 第 48 条 ただし 書 許 可 が 必 要 な 内 容 である 場 合 には 法 第 87 条 第 2 項 に 基 づく 用 途 を 変 更 をする 場 合 等 として 事 業 者 等 に 法 第 48 条 ただし 書 許 可 の 申 請 を 求 める 法 第 48 条 ただし 書 許 可 に 係 る 事 務 の 執 行 に 当 たっては その 迅 速 な 処 理 に 努 めることが 望 ま しい 例 えば 特 定 行 政 庁 が 本 許 可 基 準 について 建 築 審 査 会 の 了 承 を 得 た 上 で 事 前 明 示 を 行 っ ておくこと 等 により 許 可 手 続 きの 円 滑 化 迅 速 化 を 図 ることも 考 えられる 本 安 全 対 策 の 実 施 による 違 反 是 正 事 業 者 等 は 許 可 の 内 容 に 即 した 機 械 の 改 良 や 配 置 等 の 変 更 を 行 い 完 了 した 旨 を 特 定 行 政 庁 に 報 告 する 報 告 を 受 け 特 定 行 政 庁 は 実 地 検 査 を 行 う 特 定 行 政 庁 は 法 第 48 条 ただし 書 許 可 を 行 った 建 築 物 について 法 第 12 条 第 5 項 に 基 づく 報 告 を 求 め 現 場 での 確 認 を 行 う 等 により 適 正 な 安 全 対 策 の 実 施 状 況 の 把 握 に 努 めるものとする 許 可 を 受 けた 建 築 物 の 安 全 対 策 の 実 施 状 況 の 把 握 特 定 行 政 庁 は 許 可 を 受 けた 建 築 物 の 台 帳 を 整 備 し 必 要 に 応 じ 違 反 建 築 防 止 週 間 などの 機 会 を 捉 えた 立 入 検 査 の 際 許 可 条 件 とした 内 容 の 確 認 を 行 う 等 により 建 築 後 も 引 き 続 きその 状 態 の 把 握 に 努 める 17