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Transcription:

サービス 産 業 の 国 際 展 開 調 査 合 資 会 社 岡 田 珈 琲 ( 国 内 ) 2011 年 3 月 独 立 行 政 法 人 日 本 貿 易 振 興 機 構 (ジェトロ) 海 外 調 査 部 免 責 条 項 ジェトロは 本 報 告 書 の 記 載 内 容 に 関 して 生 じた 直 接 的 間 接 的 あるいは 懲 罰 的 損 害 および 利 益 の 喪 失 については 一 切 の 責 任 を 負 いません これは たとえジェトロがかかる 損 害 の 可 能 性 を 知 らされていても 同 様 とします Copyright 2011 JETRO. All rights reserved. 本 レポートの 無 断 転 載 を 禁 ず

会 社 名 合 資 会 社 岡 田 珈 琲 インタビュー 相 手 代 表 社 長 岡 田 佳 子 様 インタビュー 地 国 内 日 時 2010 年 11 月 30 日 Q. 御 社 が 海 外 進 出 をされた 理 由 を 教 えてください 地 元 ( 熊 本 県 )のマーケットに 閉 塞 感 があったことが 大 きな 理 由 です 人 通 りの 多 い 熊 本 上 通 り や 下 通 り でも 人 の 数 は 少 なくなっている 東 京 や 大 阪 と 上 海 香 港 は 熊 本 からでは 地 理 的 時 間 的 にもさほど 変 わりません 出 店 のしやすさ を 考 えた 際 海 外 のほうが 出 やすかった 家 賃 や 投 資 金 額 は 香 港 のほうが 東 京 など より 安 く リスクは 少 なかったです 市 場 としても 東 京 や 大 阪 より 香 港 は 将 来 性 が あります 実 際 に 香 港 へ 複 数 回 行 き 香 港 の 消 費 者 は 購 買 意 欲 が 高 いことが 分 かり ました 香 港 でのビジネスパートナーは 味 千 ラーメン の 経 営 者 経 由 で 知 り 合 いました 味 千 ラーメン も 熊 本 の 企 業 かつ 飲 食 業 であり 以 前 から 参 加 していた 勉 強 会 等 でも 顔 見 知 りということもあって 気 心 を 知 る 仲 でした 香 港 のビジネスパートナー である 鄭 威 濤 氏 (リッキー チェン 氏 以 下 リッキー 氏 とする )は 熊 本 へ 頻 繁 に 来 ていました リッキー 氏 とは 彼 が 有 名 になる 前 からのお 付 き 合 いであったため 出 店 時 の 不 安 はなく さらに 言 えば 海 外 進 出 という 感 覚 もありませんでした Q. 日 本 のコーヒー には 香 港 現 地 で 優 位 性 があったのでしょうか 香 港 にはおいしいコーヒーがありません もともとイギリス 領 だったので 紅 茶 は おいしいものの 日 本 のようなすっきりとしたコーヒーがないのです スターバッ クスはありますが 日 本 のような 珈 琲 喫 茶 店 はありそうでないもの 香 港 にコ ーヒーの 文 化 はないと 思 います 喫 茶 店 文 化 は 日 本 も 戦 後 から 始 まり 日 本 人 自 身 が 気 付 かない 文 化 となって います 実 際 に 香 港 に 純 喫 茶 はありません 香 港 の 面 積 が 狭 いことは 事 実 ですが 日 本 のコーヒーに 対 する 需 要 はあります 現 在 のお 客 様 は 日 本 人 が 多 いですが 香 港 人 のお 客 様 も 徐 々に 多 くなってきています Q. 香 港 進 出 の 際 熊 本 県 内 の 周 囲 の 企 業 の 反 応 はどのようなものでしたか 1

香 港 進 出 を 周 囲 は 信 じていなかったようでした 周 りの 企 業 などにあまり 相 談 は しませんでした 資 金 面 の 問 題 もなかったので 取 引 銀 行 との 関 係 も 変 わりません でした Q. 香 港 のお 店 の 出 店 準 備 にどの 程 度 の 日 数 を 要 しましたか 1 年 近 く 要 しました まず 2008 年 8 月 に 開 催 されたフードエキスポにジェトロ 熊 本 のミッションに 参 加 することで 出 展 しました リッキー 氏 経 由 でしか 知 らなか った 香 港 以 外 のビジネス 環 境 を 見 ることも 目 的 の 一 つでした 展 示 会 での 反 応 は 良 く パートナーになりたいという 企 業 は 多 かったです 日 本 スタイル がよいとの こと 欧 州 系 企 業 からの 声 掛 けは 多 く 欧 州 の 高 級 スーパーにも 声 をかけられまし た 欧 州 企 業 は 日 本 ブランドのよい 商 材 を 求 めているようです 日 本 の( 食 に 関 する) 商 材 は 寿 司 といった 所 謂 和 食 でなくてもよいのだとそのとき 知 りました 日 本 企 業 には 今 後 もさまざまなチャンスがあると 思 います 日 本 人 が 知 らない 日 本 スタイル こそ 海 外 では 求 められており 日 本 人 の 持 つ 日 本 らしさの 段 階 は 過 ぎているのではないでしょうか 海 外 のビジネスパーソンは 日 本 人 が 考 える 日 本 らしさ 以 上 のものを 期 待 しているのだと 思 います ひとつの 例 として 香 港 では 日 本 的 なお 店 が 多 すぎることが 関 係 しています 香 港 出 店 の 際 日 本 からスタッフを 3 名 派 遣 しました ケーキ 部 門 では 工 場 も 建 設 し ケーキを 作 る 人 材 と 教 える 人 材 とで 業 務 分 担 したところ 仕 事 としてものに なるまでに 3 ヵ 月 を 要 しました 現 在 でも(3 名 のうちの)1 名 は 香 港 に 残 ってい ます 海 外 で 仕 事 をすることで 社 員 も 仕 事 への 取 り 組 み 方 に 対 して 自 覚 するよう になりました 自 分 の 立 ち 位 置 がわかるようになったのでしょう 下 手 な 勉 強 会 に 出 席 させるよりもよいです 技 術 職 は 教 わる 側 の 従 業 員 を 納 得 させねばならないた め 教 える 側 に 技 術 がなくては 教 わる 側 から 馬 鹿 にされます 香 港 現 地 の 人 々はは っきりしているため 教 えることに 一 生 懸 命 取 り 組 まねば 通 用 しません 熊 本 に 戻 った 2 名 の 日 本 人 スタッフも 成 長 して 帰 ってきました また 当 社 の 女 性 従 業 員 は 皆 能 力 が 高 く 彼 女 たちはコミュニケーション 能 力 も 高 いため 香 港 でもお 客 様 のニーズを 掴 んでいます 現 在 は 2 名 程 度 の 日 本 人 女 性 スタッフが 香 港 店 に 待 機 しており 今 後 も 能 力 の 高 い 人 材 を 派 遣 していくつも りです Q. 香 港 店 の 立 地 についてどのような 経 緯 で 選 定 されたのでしょうか 立 地 についてはパートナー 任 せでした 現 在 の 立 地 には 検 討 の 余 地 があると 感 じ ており 現 在 出 店 している 九 龍 サイドよりも 香 港 島 地 域 のほうが 当 店 のコンセプト 2

に 合 っているのではないかと 考 えています ただし この 3 ヵ 月 間 の 香 港 における 賃 料 の 上 昇 は 凄 まじいです 現 在 検 討 している 出 店 地 は 郊 外 です リッキー 氏 の 系 列 店 を 誘 致 すれば 他 のお 店 も 入 居 してくるため 誘 致 活 動 は 旺 盛 でしたが 契 約 期 間 が 終 了 する 6 ヵ 月 を 過 ぎる と 手 のひらを 返 したように 賃 料 を 値 上 げします 日 本 人 だからではなく 香 港 企 業 に 対 してもビジネスとして 賃 料 の 値 上 げがされています 日 本 のように 私 有 財 産 制 度 ではないため 現 時 点 で 最 も 高 く 借 りてくれる 企 業 に 貸 すというスタイルなの です つまり 市 場 原 理 に 即 した 考 え 方 で 賃 貸 が 行 われています Q. 香 港 店 での 商 品 の 販 売 価 格 はいかがでしょうか 日 本 と 同 一 としているため 現 地 の 感 覚 では 高 い と 感 じるでしょう どの 層 の お 客 様 を 顧 客 対 象 とするかで 変 わりますが 香 港 といえども 九 龍 サイドでは 当 社 の 商 品 価 格 は 高 いです おいしいコーヒーとケーキに 付 加 価 値 があり 値 段 を 下 げよ うとは 考 えていませんでした 価 格 設 定 についてはリッキー 氏 に 事 前 に 相 談 しまし た 現 在 の 円 高 の 影 響 もあります 原 材 料 を 日 本 から 香 港 へ 輸 出 すると 1000 円 のも のが 1500 円 となります 当 初 1 ドル=90 円 相 当 で 計 算 していましたが この 半 年 間 で 円 は 急 激 に 上 昇 し (インタビュー 時 の 実 勢 である)1ドル=80 円 相 当 では 厳 しい このようなことは 知 識 だけでは 肌 感 覚 とならず 海 外 ビジネスを 実 際 に 行 っ てみて 分 かった 点 です Q. 香 港 店 で 使 用 されている 食 材 の 調 達 方 法 を 教 えてください ケーキを 作 るための 卵 や 粉 は 日 本 から 輸 出 しています 香 港 現 地 の 卵 では(ケー キの)スポンジも 膨 らまず 粉 の 精 製 も 粗 く 重 いです 香 港 現 地 の 卵 でケーキを 試 作 しましたが フワフワ 感 や 微 妙 な 触 感 は 再 現 できません 加 工 時 の 技 術 がないた めかと 思 いましたが やはり 材 料 に 問 題 がありました 野 菜 も 送 りたいのですが 難 しいようです Q. 香 港 店 のプロモーションについてはいかがですか リッキー 氏 がプロモーションを 行 いました 宣 伝 は 重 要 です 新 聞 やバスの 中 の TV 等 で 知 名 度 を 上 げました 現 在 では 香 港 のコーヒー 店 ランキングで 当 社 は 4 位 以 内 に 入 るほどです リッキー 氏 自 身 がカリスマ 性 のある 経 営 者 であるため 香 港 では 大 きく 取 り 上 げられるのです 3

ビル 運 営 サイドも イベントを 打 って 芸 能 人 を 呼 んだり 入 口 でチラシ 配 布 をする などプロモーションを 行 ってくれています Q. 現 地 スタッフへの 教 育 にご 苦 労 はありましたか 私 自 身 が 指 導 しました 教 育 はそれほどたいへんでなく 現 地 スタッフは 皆 つい て 来 てくれました 離 職 率 も 低 いです 従 業 員 は 3 ヵ 月 で 一 回 りする と 聞 いて いましたが 当 店 では 辞 めるものは 全 然 いません 日 本 ですることと 同 じように 教 育 しているだけです もちろん 私 自 身 も 現 場 では 接 客 から 洗 い 場 まで 担 当 します 香 港 の 経 営 者 はそのような 現 場 の 業 務 を 行 わないため 日 本 企 業 では 当 たり 前 のこ とが 求 心 力 を 高 めているのかもしれません 抜 き 打 ちで 冷 蔵 庫 チェックをすることもあります 中 国 人 は 云 々 と 言 われてい ますが 日 本 人 も 中 国 人 も 皆 一 緒 です 香 港 の 従 業 員 のほうが 日 本 人 の 従 業 員 より もやる 気 があり 覚 えるのも 早 いため 仕 事 はやりやすいです 私 自 身 には 中 国 人 香 港 人 日 本 人 という 感 覚 はありません 仕 事 ができないから 叱 るだけです 研 修 のため 熊 本 では 中 国 人 を 受 け 入 れていますが これは 上 海 への 将 来 的 な 出 店 を 見 据 えていることも 理 由 にあります Q. 今 後 海 外 進 出 される 企 業 の 皆 様 にアドバイスをお 願 い 致 します 海 外 現 地 に 慣 れて 経 験 を 積 めば 独 資 でも 会 社 は 運 営 できると 思 います 日 本 企 業 が 今 までに 培 ったノウハウは 素 晴 らしいものであり 海 外 で 安 売 り する 必 要 はないでしょう 日 本 のビジネスを 海 外 でも 等 身 大 でできるのです 日 本 を 一 歩 出 たら 仕 事 はうまくいかないのではないか という 不 安 は 不 要 です スタッフを 大 事 にし 商 材 や 接 客 も 大 事 にするという 日 本 の 商 売 の 考 え 方 で 海 外 でも 十 分 通 じ ます また 日 本 企 業 は 日 本 に 利 益 を 還 元 しなければなりません 日 本 企 業 を 野 放 しで 海 外 進 出 させ 日 本 を 空 洞 化 させてはならないでしょう この 面 では 政 府 の 支 援 も 重 要 です 日 本 は( 規 制 など) 自 由 度 が 低 すぎると 思 います 日 本 の 行 政 には 企 業 の 海 外 進 出 を 後 押 しするような 政 策 を 今 以 上 に 迅 速 に 実 施 してもらいたいです 参 考 になるのが 鹿 児 島 県 の 事 例 です 鹿 児 島 県 が 設 立 した 半 官 半 民 の 会 社 は 倉 庫 に 日 本 食 材 を 備 蓄 しており 連 絡 を 受 ければすぐに 海 外 へ 輸 送 してくれます 海 外 現 地 で 日 本 食 材 を 使 用 できない 場 合 に 現 地 食 材 に 切 り 替 えられている 点 も 考 え 直 さなければなりません 日 本 食 として 売 り 出 していながら 海 外 現 地 の 食 材 を 使 用 する 企 業 が 増 えつつあり 悪 しき 流 れとなっています ( 本 物 の) 日 本 につ いて 海 外 消 費 者 に 誤 解 されることに 繋 がります 他 方 食 材 の 輸 出 には 為 替 の 問 題 4

も 関 係 します 日 本 のよい 食 材 を 広 めていこうという 発 想 が 必 要 でしょう ビジネスベースで 考 えた 場 合 海 外 ではチャンスはいくらでもあるはずなのに 活 かせていない 海 外 で 実 際 に 生 活 すると もっと 多 くの 日 本 企 業 が 進 出 できるので はないかと 感 じます 衛 生 管 理 等 含 めて 日 本 企 業 に 強 みはあります ただし 現 地 に 対 して 利 益 を 落 とさないと 成 功 はしません 海 外 進 出 に 伴 い 現 地 のビジネスパーソンに 騙 す 騙 される という 話 が 出 て きますが 真 の 利 益 であるその 先 の 共 存 共 栄 を 見 るべきです 日 本 は( 先 進 国 として 途 上 国 の) 時 代 の 先 を 歩 んでいるため 社 会 的 な 蓄 積 を 持 っている 点 を 生 か して 各 国 のビジネスパートナーを 導 くことは 日 本 人 の 使 命 でもあるでしょう 5