内 容 1. 林 業 体 験 実 習 2. 聞 き 取 り 調 査 以 上 の 概 要 で 行 った 聞 き 取 り 調 査 の 対 象 は 森 林 組 合 前 組 合 長 森 林 組 合 山 林 部 長 下 唐 櫃 婦 人 会 である 対 象 にした 理 由 は 1 下 唐 櫃 森 林 組 合 に



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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

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定款

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

財政再計算結果_色変更.indd

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都 市 山 の 共 同 管 理 の 実 態 と 課 題 : 神 戸 市 北 区 下 唐 櫃 地 区 の 事 例 から 兵 庫 県 立 大 学 経 済 学 部 三 俣 ゼミナール 代 表 柴 田 将 八 鴨 志 田 建 太 川 添 拓 也 篠 原 有 加 里 曽 根 奏 美 西 愛 由 圭 福 永 沙 羅 前 畑 勇 弥 柳 川 恵 理 子 山 本 敦 士 吉 田 遙 香 1. はじめに 都 市 神 戸 において 六 甲 山 というといわゆる 海 手 に 隣 接 する 山 林 が 想 像 されがちで ある しかし 六 甲 山 の 山 手 には 広 大 な 森 林 が 広 がっている その 山 手 に 広 がる 森 林 は 人 工 林 化 されているところも 多 く そのような 人 工 林 のなかに は 年 数 回 集 落 の 人 たちが 人 工 林 施 業 に 必 要 な 労 働 を 提 供 する 村 の 出 役 を 通 じて 守 られてきた 林 野 がある 以 下 で 取 り 上 げる 下 唐 櫃 集 落 もまた 今 もなお 村 の 紐 帯 を 基 礎 と した 村 の 共 同 性 によって 運 用 され 守 られてきた 共 有 林 野 である しかし 石 油 等 によ る 生 活 様 式 の 変 移 や 長 らく 続 く 林 業 不 況 化 にあって そのような 仕 組 みを 維 持 することは 難 しくなりつつある 兵 庫 県 の 木 材 市 場 価 格 が 右 肩 落 ちの 推 移 をたどってきたことからも それは 理 解 できる( 図 1) そのような 外 部 要 因 たる 市 況 の 変 化 に 対 応 するには 村 内 での 協 働 はもとより 外 部 組 織 団 体 と 積 極 的 に 協 業 関 係 を 築 いていくことが 重 要 になってく る 本 研 究 は 聞 きとり 調 査 を 通 じ 村 の 状 況 とりわけ 都 市 近 郊 林 にあっての 困 難 や 利 点 を 明 らかにしようとするゆえ そこから 得 られる 知 見 は 六 甲 山 系 の 他 所 地 においても 示 唆 を 与 えうると 考 える 2. 調 査 目 的 神 戸 市 北 区 下 唐 櫃 地 区 において 林 業 実 習 及 び 聞 き 取 り 調 査 を 通 じ 六 甲 山 系 の 一 部 をな す 下 唐 櫃 地 区 の 人 工 林 がどのように 利 用 管 理 されているのかを 明 らかにするとともに 現 在 直 面 している 課 題 とその 原 因 を 考 察 する 3. 調 査 方 法 調 査 方 法 は 1 文 献 調 査 2フィールド 調 査 の2 点 である 1について 文 献 は 下 唐 櫃 の 歴 史 ( 下 唐 櫃 まちづくり 協 会 平 成 23 年 )を 使 用 した 文 献 調 査 により 下 唐 櫃 地 区 及 び 森 林 組 合 の 歴 史 について 研 究 した また 兵 庫 県 立 大 学 経 済 学 部 所 属 の 三 俣 学 准 教 授 に 森 林 の 間 伐 の 重 要 性 及 び 入 会 林 野 の 歴 史 と 現 状 について 講 義 を 受 け 理 解 を 深 めた 2のフィールドワークについて 日 時 平 成 26 年 11 月 15 日 午 前 10 時 より 場 所 兵 庫 県 神 戸 市 北 区 有 野 町 唐 櫃 下 唐 櫃 地 区

内 容 1. 林 業 体 験 実 習 2. 聞 き 取 り 調 査 以 上 の 概 要 で 行 った 聞 き 取 り 調 査 の 対 象 は 森 林 組 合 前 組 合 長 森 林 組 合 山 林 部 長 下 唐 櫃 婦 人 会 である 対 象 にした 理 由 は 1 下 唐 櫃 森 林 組 合 に 詳 しい2 森 林 について 詳 しい 3 地 区 に 住 む 住 民 である 以 上 の 3 点 である また フィールドワークの 前 に2 度 の 下 見 を 行 った 下 見 の 目 的 は1 本 番 での 調 査 を 円 滑 に 進 める 為 2 聞 き 取 り 調 査 での 質 問 項 目 をさらに 充 実 させる 為 の 以 上 2 点 である 下 唐 櫃 森 林 組 合 の 皆 さんに 林 業 体 験 実 習 予 定 候 補 地 に 案 内 を 得 た 2014 年 夏 の 集 中 豪 雨 の 影 響 により 風 呂 谷 黒 岩 地 区 他 の 山 林 およびその 林 道 で 土 砂 崩 れ 倒 木 被 害 が 発 生 して いた そして 人 の 手 が 足 りず 何 か 所 もそのままにされている 現 状 を 確 認 した 4. 現 地 調 査 結 果 4-1 林 業 体 験 実 習 ( 午 前 ) 林 産 組 合 の 方 々の 指 導 を 受 け 実 際 に 下 草 刈 り( 木 の 下 に 生 えている 雑 草 を 鉈 で 刈 る) 枝 打 ち( 幹 の 下 のほうの 細 い 枝 を 払 って 木 に 栄 養 がいきわたるようにする) チェーンソー 体 験 をした このような 体 験 を 通 じ 林 業 には 専 門 知 識 経 験 が 必 要 であること また 森 林 整 備 を 継 続 して 行 うことのむずか しさを 知 るとともに 下 唐 櫃 の 人 工 林 は 依 然 として 手 入 れが 必 要 であることを 実 感 した 4-2 聞 き 取 り 調 査 ( 午 後 ) 午 後 からは 下 唐 櫃 林 産 組 合 の 方 々をはじめ 唐 櫃 の 山 に 写 真 1 下 唐 櫃 林 産 組 合 員 の 間 接 的 に 関 係 を 有 する 婦 人 会 消 防 団 の 方 々にも 聞 き 取 り 調 指 導 を 受 けての 林 業 体 験 の 様 子 査 を 実 施 し 現 状 把 握 を 行 った 以 下 聞 き 取 り 調 査 の 結 果 を 項 目 順 にあげていく 1 森 林 構 成 人 工 林 30%(うちスギとヒノキの 比 率 は 約 50%ずつ) 雑 木 林 70% 2 手 入 れの 現 状 現 在 新 たな 植 樹 はしていないため スギやヒノキの 撫 育 を 続 けている 手 入 れができ ている 木 々がある 程 度 成 長 してきているため その 木 々の 下 草 刈 りの 必 要 性 は 低 くなりつ つあり 間 伐 や 枝 打 ちを 主 に 行 っている 以 前 はマツの 植 林 手 入 れもしていたが 現 在 は 手 入 れを 行 っていない 状 況 である 組 合 員 の 高 齢 化 が 進 んでいるため 手 入 れは 集 落 か ら 近 いところのみ 行 われる 山 の 頂 上 付 近 の 手 入 れは 行 われていない 3 森 林 の 現 状 基 本 的 に 手 入 れ 不 足 のため 樹 木 が 密 集 した 日 光 が 差 しこまない 林 分 である そのため 成 長 が 妨 げられ 根 がしっかりはっていない これにより 土 砂 災 害 が 何 件 も 起 こっている

4 木 材 活 用 の 現 状 下 唐 櫃 の 林 業 は 木 材 の 市 場 価 格 が 低 い( 図 1)ことと 下 唐 櫃 では 林 道 が 整 備 されてお らず 木 材 市 場 も 近 くにないことから 搬 出 費 用 のほうが 高 額 となり 採 算 が 取 れない 間 伐 してもそこで 出 てくる 木 材 ( 間 伐 材 )は 活 用 されていない 状 況 である 160,000 円 兵 庫 県 の 木 材 価 格 の 推 移 状 況 140,000 すぎ 中 丸 太 120,000 ひのき 中 丸 太 100,000 米 つが 丸 太 80,000 すぎ 正 角 生 材 60,000 すぎ 正 角 乾 燥 材 40,000 ひのき 正 角 生 材 20,000 ひのき 正 角 乾 燥 材 0 米 つが 正 角 昭 和 46 49 52 55 58 61 平 成 元 年 4 7 10 13 16 19 22 25 年 号 図 1 兵 庫 県 立 丹 波 年 輪 の 里 HP 兵 庫 県 の 木 材 価 格 の 推 5 下 唐 櫃 林 産 農 業 協 同 組 合 について 移 :グラフ を 編 集 して 筆 者 作 成 ⅰ. 設 立 昭 和 22 年 ⅱ. 加 入 世 帯 数 平 成 26 年 度 の 時 点 で 47 世 帯 下 唐 櫃 全 域 での 世 帯 数 は 約 90 世 帯 であるため 下 唐 櫃 全 世 帯 における 林 産 農 協 組 合 加 入 世 帯 数 の 割 合 は 約 53%である ⅲ. 加 入 者 数 平 成 8 年 の 時 点 で 205 人 であり 平 成 26 年 現 在 は 184 人 となっている 組 合 加 入 に 関 しては 家 で 継 承 してい くシステムをとっている 新 規 加 入 を 認 めていないわけ ではないが 加 入 するためには 様 々な 条 件 があるため 現 在 のところ 新 規 加 入 の 前 例 はない 子 ども 世 代 の 人 口 流 出 が 著 しく 組 合 の 活 動 を 継 承 する 跡 取 りがいないため 写 真 2 下 唐 櫃 林 産 組 合 員 へ 組 合 員 数 は 次 第 に 減 少 しているというのが 現 状 である 聞 き 取 り 調 査 を 行 う 様 子 ⅳ. 加 入 者 平 均 年 齢 平 成 8 年 の 時 点 で 40.6 歳 であり 平 成 26 年 度 現 在 は 50.7 歳 過 去 18 年 で 約 10 歳 上

昇 しており 組 合 員 の 高 齢 化 も 見 られる 6お 役 ( 賦 課 ) 1 について ⅰ. 回 数 時 期 各 加 入 者 あたり 年 に 1 回 11 月 から 12 月 にかけて 行 われる 下 唐 櫃 の 地 を 上 上 中 下 中 下 の 4 地 域 に 分 け それぞれの 地 域 ごとに 年 1 回 ずつ 行 う 形 をとっている かつて 植 林 をしていた 時 期 には 年 に 5,6 回 お 役 が 行 われていたが 現 在 は 植 林 をしておらず 手 が かからなくなったこと また 組 合 員 各 自 の 勤 務 形 態 が 多 様 化 し 週 末 に 何 度 も 組 合 員 を 集 めることが 困 難 になったことを 理 由 として 回 数 を 減 らし 行 われることとなった ⅱ. 参 加 人 数 お 役 の 参 加 人 数 は 各 世 帯 1 人 で 不 参 加 の 場 合 は 来 年 度 に 2 回 参 加 しなければならない というペナルティがあるが 参 加 率 は 毎 年 ほぼ 100%を 誇 っている それだけお 役 が 組 合 員 にとって 身 近 なものであり 当 たり 前 に 行 われてきたということである ⅲ. 活 動 内 容 お 役 の 実 際 の 活 動 内 容 としては 下 草 刈 り 枝 打 ち 間 伐 が 挙 げられる 先 述 の 通 り 近 年 植 林 は 行 っていない 現 在 は 2014 年 8 月 の 集 中 豪 雨 による 影 響 で 森 林 が 荒 れてしま ったため その 復 旧 作 業 を 行 なっている 活 動 時 間 はおおよそ 朝 8 時 から 夕 方 16 時 とな っている 作 業 の 際 に 用 いる 道 具 は 組 合 が 購 入 後 各 組 合 員 宅 に 預 ける 形 をとっており 実 際 の 活 動 の 際 にはのこぎり なたなどの 道 具 を 各 組 合 員 が 手 入 れをして 臨 む チェーン ソーは 山 林 部 長 である 西 向 氏 宅 で 保 管 している ⅳ. 日 当 お 役 を 行 うにあたり 組 合 から 組 合 員 へ 日 当 が 渡 される 男 性 は 8000 円 女 性 は 7000 円 と 男 女 間 で 差 があるが これは 作 業 効 率 に 差 が 出 るためである ただ お 役 は 重 労 働 で あるため 各 世 帯 基 本 的 に 男 性 が 参 加 することが 多 い 5. まとめ 林 業 体 験 実 習 聞 き 取 り 調 査 から 得 た 知 見 の 大 要 は 大 別 して 以 下 の 4 点 に 分 けられる 1 点 目 は 組 合 所 有 の 森 林 の 整 備 が 十 分 に 行 き 届 いていないことである その 原 因 は スギやヒノキ 材 の 市 場 価 格 の 低 迷 による 林 業 不 況 にある 同 時 に 林 業 に 依 存 しない 経 済 構 造 へ 転 換 し 私 有 林 はもとより 不 参 加 によるペナルティー( 不 参 賃 )が 発 生 する 共 有 林 のお 役 は かつての 年 間 5,6 回 から 年 間 1 回 にまで 低 下 している このような 状 態 が 加 入 世 帯 数 低 下 加 入 者 数 低 下 加 入 者 平 均 年 齢 の 上 昇 という 形 で 表 れていると 思 われる 2 点 目 は 2014 年 8 月 の 集 中 豪 雨 による 被 害 が 非 常 に 大 きいことである 林 道 が 寸 断 さ れた 箇 所 や 木 が 薙 ぎ 倒 されてしまった 箇 所 が 多 数 存 在 するが 現 在 もほとんど 整 備 される ことなく ほぼそのまま 残 ってしまっているというのが 現 状 である 1 本 論 文 においてはお 役 ( 賦 課 )について 共 有 財 産 である 森 林 を 各 組 合 員 が 自 分 のものだと 自 覚 を 持 ち 管 理 するという 意 図 のもと 行 われている 森 林 管 理 活 動 のことと 定 義 する

3 点 目 は お 役 が 地 域 住 民 の 懸 命 な 努 力 のもとに 続 けられているということである 他 地 域 ではお 役 が 無 くなってしまったところも 数 多 くあるのに 対 し 下 唐 櫃 地 区 においては 同 林 産 組 合 を 中 心 とし 継 続 されているという 点 は 注 目 に 値 する しかし 組 合 員 数 が 減 少 している 昨 今 新 たな 加 入 者 の 不 在 は 今 後 問 題 になる 可 能 性 がある また 組 合 員 の 減 少 により 祭 りや 清 掃 といった 地 区 内 行 事 の 数 規 模 が 減 退 縮 小 していることもコミュ ニティ 機 能 の 維 持 という 観 点 から 懸 念 されることである 4 点 目 は 下 唐 櫃 のコミュニティとしての 性 格 である 一 般 に 閉 鎖 性 を 持 つコミュニテ ィには 地 域 内 での 強 い 繋 がり 例 えば 近 所 の 顔 がわかる 暮 らしや 安 全 な 暮 らしが 存 在 するというメリットが 存 在 している 一 方 上 述 した 3 点 目 とかかわるが 閉 鎖 的 という ことは 新 たな 人 材 が 入 り 辛 いというデメリットも 抱 えている これは 森 林 を 管 理 する 人 材 6. 考 察 今 後 の 展 望 と 課 題 私 たちは 聞 き 取 り 調 査 体 験 実 習 で 森 林 整 備 が 行 き 届 いていない 現 状 を 理 解 し それが 社 会 経 済 的 な 構 造 変 化 から 生 じているゆえ 下 唐 櫃 の 森 林 が 次 世 代 に 健 全 な 形 で 継 承 され ないかもしれない 厳 しい 状 況 に 直 面 しているものと 理 解 した そして 昨 年 同 様 さらなる 災 害 が 起 きた 際 に 適 切 に 対 応 できるのかということに 危 機 感 を 覚 えた また 先 述 の 通 り 下 唐 櫃 地 域 には 新 たに 人 は 入 っていない 聞 き 取 り 調 査 からのみの 印 象 でいえば 人 を 新 しく 招 きいれるような 発 想 や 試 みの 痕 跡 は 見 られない また 加 入 者 数 は 減 少 の 一 途 を 辿 り 高 齢 化 は 進 んでしまっている このような 危 機 感 から 外 部 の 人 を 呼 び 込 むこと それができなくとも 外 部 組 織 との 連 携 を 作 り 出 す 試 みは 現 状 を 変 える 一 つ のきっかけになると 私 たちは 考 える 外 部 の 人 や 団 体 との 連 携 を 築 くにあたって 次 の 3 段 階 があると 考 えられる 第 一 段 階 として 森 林 の 専 門 家 や NPO を 招 致 し 既 存 の 組 合 員 との 交 流 を 図 ることを 通 じて 今 後 の 組 合 有 林 の 利 用 や 管 理 の 方 向 性 について 検 討 する 組 合 員 の 技 術 向 上 だけ でなく 組 合 所 有 林 の 未 来 像 を 考 える 場 になるような 機 会 を 創 出 するのである また 専 門 家 NPO と 組 合 員 のかかわりの 中 で それまでにはなかったような 意 識 の 変 化 が 組 合 の 中 でも 起 こるかもしれない 第 二 段 階 として そのような 外 部 との 連 携 基 盤 がある 程 度 形 成 された 上 で 森 林 ボラン ティアや 地 域 内 外 の 森 林 に 興 味 のある 人 材 を 呼 び 込 み 森 林 作 業 を 実 施 していく 契 機 をつ くる そこでは 専 門 家 から 得 た 知 識 等 を 元 に 組 合 員 と 森 林 ボランティアの 協 業 の 姿 や 森 林 についてほとんど 知 識 を 持 たない 都 市 の 人 たちが 彼 らの 指 導 を 受 けながら 森 林 施 業 を 行 う 姿 も 想 像 することができる そういった 森 林 ボランティア 活 動 の 持 つ 潜 在 力 はすでに 他 地 域 で 成 果 を 上 げている そこで 必 要 なのは 都 市 住 民 =ボランティアを 施 す 主 体 農 山 村 はボランティアを 受 ける 主 体 という 構 図 転 換 である 森 林 ボランティア 活 動 に 参 加 す る 人 たちは 森 林 の 中 で 普 段 は 得 られないような 体 験 や 会 話 を 楽 しむことができる その うえ 自 身 のボランティア 活 動 が 公 益 にもつながるという 社 会 貢 献 や 自 己 実 現 の 満 足 感 をも 引 き 出 しうる 他 方 近 年 注 目 されている 森 の 癒 し 効 果 を 最 大 に 引 き 出 すような

林 内 作 業 の 内 容 などを 外 部 組 織 や 行 政 とともに 考 え そのプログラムを 実 施 していくこと が 有 効 になるかもしれない ボランティアも 含 む 多 様 な 人 たちが 当 該 地 域 の 森 林 に 関 わる ことができるようになれば 人 手 不 足 解 消 へ 繋 がることも 期 待 できる 第 三 段 階 目 は 持 続 性 に 関 わる 要 点 である それは 子 どもたちに 地 域 の 森 林 の 歴 史 や 林 業 技 術 を 継 承 していく 仕 組 みを 作 り 出 すことである 人 手 不 足 が 少 しずつ 解 消 していけば 新 たに 人 を 呼 び 教 える 余 裕 も 出 来 るかもしれない 今 回 私 たちが 実 習 したような 経 験 を 近 隣 の 小 学 校 や 中 学 校 の 課 外 活 動 に 取 り 入 れてもらい 子 どもたちに 林 業 と 親 しんでもらう ことは 森 林 に 関 心 を 持 つ 次 代 の 人 間 を 育 むことになる たしかに 林 業 施 業 はもとより 林 内 を 歩 くだけでもスズメバチに 刺 されるなどの 危 険 は 存 在 する しかし そのよう な 危 険 の 回 避 策 をはじめ 様 々な 協 業 に 向 かうアイディアを 地 域 の 学 校 大 学 などと 検 討 し 実 行 に 移 す 試 み 自 体 が 連 携 を 生 み 出 す 契 機 になるのではないだろうか 子 どもたち が 森 林 と 親 しむ 機 会 が 増 えれば 森 林 や 林 業 に 興 味 を 持 つ 子 どもたちを 増 やすことにもつ ながる そのような 工 夫 の 積 み 重 ねが 地 域 住 民 と 森 林 との 距 離 を 近 くし 両 者 をより 密 接 にする 地 域 主 導 の 工 夫 と 取 組 みこそ 持 続 可 能 な 地 域 森 林 づくり への 第 一 歩 にな ると 考 える 参 考 文 献 下 唐 櫃 まちづくり 協 議 会 発 行 下 唐 櫃 の 歴 史 平 成 23 年 3 月 論 文 内 資 料 画 像 兵 庫 県 立 丹 波 年 輪 の 里 (2010) 兵 庫 県 の 木 材 価 格 ( 丸 太 製 材 品 )の 推 移 :グラフ, < http://nenrin.org/032suji/post_66.php>2015 年 2 月 26 日 アクセス.より 作 成 謝 辞 調 査 の 趣 旨 を 理 解 し 快 く 協 力 していただきました 下 唐 櫃 林 産 農 業 協 同 組 合 のみなさま 下 唐 櫃 婦 人 会 のみなさま 神 戸 市 有 野 支 団 第 5 分 団 のみなさま 心 より 感 謝 を 申 し 上 げま す 研 究 成 果 の 報 告 の 場 としては 四 大 学 合 同 研 究 会 (12 月 21 日 : 龍 谷 大 学 深 草 キャン パス) 兵 庫 県 立 大 学 環 境 経 済 研 究 センター 主 催 の 六 甲 山 シンポ 森 と 健 康 (2 月 21 日 三 宮 研 修 センター)の 場 を 得 ました また 資 金 面 においては 公 益 財 団 法 人 神 戸 市 公 園 緑 化 協 会 から 援 助 を 受 けました ここに 記 して 感 謝 します