県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 検 討 結 果 報 告 平 成 15 年 9 月 県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会
はじめに 我 が 国 の 精 神 障 害 者 を 巡 る 状 況 は ノーマライゼーション 理 念 の 浸 透 のもと 精 神 病 院 における 入 院 治 療 を 主 とした 処 遇 から 早 期 社 会 復 帰 の 支 援 へと 大 きく 転 換 しようとしています また 現 代 は こころの 時 代 ともいわれ 多 くの 人 々にとって 精 神 疾 患 が 身 近 なものとなっており 加 えて 県 立 精 神 病 院 そのものの 存 在 意 義 が 問 われております 友 部 病 院 は 県 立 病 院 として 県 民 に 貢 献 する 責 務 を 有 しており その 責 務 を 達 成 するためには 民 間 病 院 では 十 分 に 担 いきれない 分 野 を 積 極 的 に 開 拓 する 必 要 があります 例 えば いろいろな こころの 病 い を 持 つ 方 々が 気 軽 にかかれる 敷 居 の 低 い 開 かれた 病 院 を 目 指 すこと などです 一 方 県 保 健 医 療 計 画 から 見 た 場 合 精 神 病 院 の 病 床 数 は 過 剰 となっ ており 今 後 の 見 通 しとしても 病 床 数 は 削 減 すべき 方 向 にあります このため 県 立 病 院 は 規 模 の 充 実 よりも 医 療 水 準 の 向 上 を 目 指 して 常 に 先 駆 的 分 野 に 取 り 組 むことが 求 められています このような 状 況 を 踏 まえ 本 委 員 会 としては 1 民 間 医 療 機 関 との 役 割 分 担 2 一 般 診 療 科 と 精 神 科 との 連 携 3 医 療 と 福 祉 の 連 携 という 3つの 視 点 に 立 ち 各 委 員 が 精 神 科 医 看 護 施 設 設 計 思 春 期 心 理 人 権 福 祉 障 害 者 家 族 等 の 立 場 から 友 部 病 院 のあり 方 機 能 病 床 規 模 建 設 場 所 について 検 討 を 重 ねてまいりました 本 報 告 書 では 友 部 病 院 は 官 民 の 役 割 分 担 を 前 提 に 統 合 失 調 症 の 早 期 治 療 早 期 社 会 復 帰 を 目 指 すとともに 一 般 診 療 科 と 連 携 し 1 急 性 期 救 急 2 児 童 思 春 期 3 中 毒 性 障 害 4 合 併 症 5うつ 病 など の 先 進 的 リハビリテーションの 提 供 と 併 せて 6 研 修 機 能 7 情 報 発 信 機 能 を 有 するべきであるとしました また 建 設 場 所 につきましては そのような 県 立 病 院 の 役 割 を 担 うため 県 立 中 央 病 院 の 近 接 地 がより 望 ましいものと 考 えております 最 後 に 委 員 各 位 のご 協 力 に 対 し 感 謝 申 し 上 げますとともに 茨 城 県 の 精 神 医 療 福 祉 のさらなる 発 展 に 向 けた 茨 城 県 関 係 者 のご 努 力 に 期 待 申 し 上 げます 平 成 15 年 9 月 県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 委 員 長 吉 川 武 彦 ( 国 立 精 神 神 経 センター 精 神 保 健 研 究 所 名 誉 所 長 )
県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 検 討 結 果 報 告 目 次 はじめに 1 目 的 1 2 検 討 内 容 (1) 基 本 方 向 について 2 (2) 求 められる 機 能 について 2 (3) 入 院 部 門 ( 病 床 数 )と 外 来 部 門 について 6 (4) 建 設 場 所 について 7 3 建 て 替 えに 向 けた 課 題 8 参 考 資 料 入 院 機 能 ( 病 床 数 )の 根 拠 9 県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 名 簿 委 員 会 検 討 経 過 10 11
県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 検 討 結 果 報 告 1 目 的 県 立 友 部 病 院 は 精 神 衛 生 法 が 制 定 された 昭 和 25 年 5 月 精 神 障 害 者 の 医 療 保 護 を 目 的 に 県 立 内 原 精 神 病 院 として 開 設 され 昭 和 35 年 8 月 友 部 町 に 移 転 開 院 し 現 在 に 至 っている 当 時 の 精 神 病 院 は 収 容 型 の 閉 鎖 病 棟 が 主 流 であったが 友 部 病 院 は 開 院 当 初 から 開 放 病 棟 を 備 えるなど 当 時 としては 最 先 端 の 精 神 医 療 を 提 供 するとともに 病 床 規 模 611 床 と 県 立 病 院 としては 大 規 模 病 床 を 有 することなどから 東 洋 一 の 精 神 病 院 として 全 国 から 注 目 され 茨 城 県 の 精 神 医 療 の 発 展 に 大 きく 寄 与 してきた しかしながら 我 が 国 の 精 神 医 療 は 平 成 7 年 7 月 及 び 平 成 11 年 6 月 の 精 神 保 健 福 祉 法 の 改 正 などにより 精 神 障 害 者 の 社 会 復 帰 の 促 進 が 求 められ それに 伴 い 精 神 病 院 に 対 する 医 療 需 要 が 入 院 医 療 施 設 処 遇 中 心 から 急 性 期 医 療 社 会 復 帰 支 援 中 心 へと 大 きく 転 換 してきている また 精 神 障 害 も 薬 物 依 存 症 の 増 加 や 児 童 思 春 期 特 有 の 精 神 障 害 について 専 門 的 精 神 医 療 の 対 象 として 注 目 されるなど 多 様 化 しつつあ る 一 方 開 院 当 時 精 神 病 床 数 は 全 国 的 に 不 足 していたが その 後 民 間 精 神 病 院 が 数 多 く 開 院 し その 医 療 技 術 水 準 も 向 上 するなど 友 部 病 院 を 取 り 巻 く 環 境 は 大 きく 変 化 してきている また 現 在 地 に 移 転 してから40 年 以 上 が 経 過 して 施 設 が 老 朽 化 して おり 友 部 病 院 は 近 年 の 精 神 医 療 の 需 要 の 変 化 に 対 応 するため 民 間 医 療 機 関 との 役 割 分 担 に 基 づき 県 立 病 院 としてのあり 方 の 見 直 しと 施 設 の 改 善 とが 求 められている このため 平 成 13 年 11 月 に 設 置 された 県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 において 平 成 12 年 2 月 に 県 精 神 保 健 福 祉 審 議 会 から 答 申 され た 本 県 の 精 神 医 療 の 在 り 方 についての 意 見 を 踏 まえ 友 部 病 院 の 建 て 替 え 整 備 についての 基 本 的 方 向 を 示 すための 委 員 会 を5 回 開 催 し そ れぞれの 専 門 的 な 立 場 から 検 討 を 行 ってきた 本 委 員 会 で 検 討 した 病 院 機 能 や 病 床 数 建 設 場 所 についての 最 終 結 果 を 次 のとおり 報 告 する - 1 -
2 検 討 内 容 (1) 基 本 方 向 について 平 成 7 年 の 精 神 保 健 福 祉 法 の 改 正 等 により 精 神 障 害 者 が 地 域 で 生 活 できるよう ノーマライゼーションの 理 念 を 踏 まえた 施 策 が 推 進 され 一 般 医 療 と 精 神 医 療 並 びに 地 域 と 精 神 病 院 との 連 携 が 進 んでいる また 急 性 期 や 合 併 症 の 治 療 など 今 後 公 的 病 院 における 精 神 医 療 の 中 心 となるべき 分 野 については 精 神 科 単 独 により 対 応 することが 困 難 となりつつあり 心 身 両 面 にわたる 総 合 的 な 医 療 を 提 供 できる 病 院 に よる 対 応 が 求 められている 一 方 友 部 病 院 が 開 院 時 から 県 精 神 保 健 福 祉 に 果 たしてきた 役 割 は 大 きなものであり それを 継 承 することはもとよりのこと 精 神 医 療 を 取 り 巻 く 環 境 が 急 速 に 変 化 するなか 友 部 病 院 が 県 立 精 神 病 院 として21 世 紀 の 精 神 医 療 の 先 駆 的 な 役 割 が 担 えるよう 長 期 的 な 視 点 に 立 ち 新 た な 方 向 を 示 す 必 要 がある よって 友 部 病 院 の 建 て 替 え 整 備 にあたり 県 立 精 神 病 院 としての 機 能 を 高 めるため 次 の 事 項 を 新 病 院 の 目 指 すべき 基 本 方 向 とする 1 民 間 精 神 科 医 療 機 関 との 病 病 連 携 や 病 診 連 携 官 民 の 機 能 分 担 に 基 づき 公 的 病 院 としての 高 度 医 療 を 担 うこと 2 精 神 保 健 福 祉 法 の 趣 旨 に 基 づき 地 域 社 会 との 連 携 を 基 本 とした 精 神 障 害 者 の 社 会 復 帰 の 促 進 に 関 し 先 進 的 な 役 割 を 担 うこと 3 精 神 科 単 独 の 医 療 だけではなく 一 般 医 療 と 密 接 に 連 携 した 総 合 的 な 医 療 を 機 能 的 効 率 的 に 提 供 すること (2) 求 められる 機 能 について 県 内 精 神 医 療 の 現 状 は 民 間 病 院 等 の 充 実 とも 相 まって 県 立 病 院 と 民 間 医 療 機 関 との 間 の 診 療 内 容 にさほどの 差 違 はなくなっており 友 部 病 院 は 県 立 精 神 病 院 としての 存 在 意 義 が 問 われている 平 成 11 年 度 に 設 置 された 県 立 精 神 病 院 の 在 り 方 検 討 委 員 会 の 提 言 にもあるように 友 部 病 院 には 県 立 精 神 病 院 として 民 間 医 療 機 関 と の 機 能 分 担 病 病 連 携 病 診 連 携 を 積 極 的 に 行 いながら 県 内 の 精 神 医 療 の 先 導 的 な 役 割 を 担 い 高 度 先 進 的 分 野 や 不 採 算 分 野 を 中 心 に 医 療 を 提 供 することが 求 められている この 提 言 を 踏 まえ 本 委 員 会 において 検 討 した 結 果 友 部 病 院 は 民 間 医 療 機 関 との 機 能 分 担 のもと 精 神 障 害 者 の 多 くを 占 める 統 合 失 調 症 等 の 患 者 が 新 たに 社 会 的 入 院 患 者 長 期 入 院 患 者 とならないための 機 能 や より 処 遇 困 難 な 患 者 を 早 期 に 社 会 復 帰 させる 機 能 を 持 つとともに 今 後 全 県 的 な 視 野 に 立 ち 以 下 の 分 野 を 担 っていくことが 必 要 である なお 今 年 7 月 に 成 立 した 心 神 喪 失 者 処 遇 法 に 基 づく 触 法 精 神 障 害 者 に 対 する 医 療 提 供 に 関 しても 現 在 国 において 検 討 している 詳 細 な 制 度 などの 動 向 を 踏 まえた 対 応 を 図 る 必 要 がある - 2 -
1 急 性 期 精 神 科 救 急 システムへの 対 応 友 部 病 院 は 様 々な 症 状 の 患 者 に 対 して 診 断 治 療 から 社 会 復 帰 まで の 一 貫 した 医 療 を 提 供 するこれまでの 自 己 完 結 型 病 院 から 民 間 医 療 機 関 との 機 能 分 担 のもとに 公 的 病 院 として 高 度 な 診 断 治 療 を 必 要 とす る 患 者 に 対 し 急 性 期 治 療 を 主 軸 とした 医 療 を 提 供 する 病 院 へと 重 点 を 移 す 必 要 がある また 茨 城 県 においては 平 成 8 年 度 から 休 日 昼 間 の 警 察 官 通 報 患 者 の 救 急 医 療 システムがスタートし 平 成 13 年 度 から 民 間 医 療 機 関 が 輪 番 制 による1 次 診 察 を 友 部 病 院 が2 次 診 察 及 び 入 院 受 入 を 行 っている が 今 後 は 民 間 医 療 機 関 等 との 病 病 連 携 病 診 連 携 を 図 り 精 神 科 救 急 医 療 圏 の 設 定 による 夜 間 帯 を 含 めた 本 県 の 救 急 システムを 確 立 させる とともに 精 神 科 救 急 患 者 においても 一 般 治 療 を 優 先 させることが 必 要 となるケースが 想 定 されるため 中 央 病 院 との 連 携 を 図 りながら 県 立 病 院 としての 機 能 を 充 実 する 必 要 がある 2 児 童 思 春 期 患 者 への 対 応 児 童 思 春 期 分 野 については これまで 県 内 には 専 門 に 扱 う 病 棟 がな く また 不 採 算 部 門 でもあるため 今 後 も 民 間 で 整 備 される 可 能 性 は 少 ないものと 思 われる 友 部 病 院 においては 平 成 4 年 度 から 児 童 思 春 期 外 来 を 設 置 し 平 成 14 年 度 には 既 存 病 棟 を 改 修 して 児 童 思 春 期 専 門 病 棟 を 整 備 するな ど 機 能 の 充 実 を 図 ってきている また 児 童 思 春 期 患 者 には 統 合 失 調 症 など 成 人 に 多 い 精 神 障 害 を 抱 える 患 者 のほか 自 閉 症 や 摂 食 障 害 強 迫 症 状 など 多 岐 にわたる 心 理 的 障 害 を 抱 える 患 者 も 多 く 成 人 の 場 合 以 上 に 患 者 家 族 教 育 機 関 と 医 療 機 関 の 間 でのコミニュケーションや 信 頼 関 係 が 重 要 となる このような 状 況 を 踏 まえ 施 設 整 備 に 加 え 今 まで 以 上 に 県 立 養 護 学 校 などの 教 育 機 関 と 連 携 し 児 童 思 春 期 患 者 への 対 応 の 充 実 を 図 る 必 要 がある 3 中 毒 性 障 害 者 への 対 応 現 在 友 部 病 院 においては アルコール 依 存 症 や 薬 物 中 毒 等 の 患 者 に 対 し 離 脱 期 治 療 を 主 としておこなっているが アルコール 依 存 症 患 者 に ついては 離 脱 症 状 や 臓 器 障 害 の 治 療 など 急 性 期 における 的 確 な 対 応 に 加 え 再 発 防 止 のための 患 者 教 育 や 家 族 に 対 する 啓 発 患 者 の 容 態 に 応 じた 入 院 期 間 やリハビリテーションプログラムの 設 定 など 様 々な 治 療 が 必 要 となっている また 患 者 の 社 会 復 帰 に 向 けて ダルクや 断 酒 会 等 の 民 間 団 体 等 と 連 携 を 密 にしながら 公 的 病 院 として 地 域 と 協 力 していくことが 期 待 され ている - 3 -
4 合 併 症 患 者 への 対 応 友 部 病 院 における 糖 尿 病 等 の 合 併 症 患 者 については 同 じ 友 部 町 にあ る 県 立 中 央 病 院 から 医 師 の 派 遣 を 受 け 治 療 を 行 っている また 結 核 合 併 症 患 者 の 場 合 は 結 核 病 床 を 有 する 中 央 病 院 へ 搬 送 して 治 療 する 場 合 が 多 い しかし 合 併 症 の 種 類 は 多 岐 にわたっているため 必 要 とされる 診 療 科 は 数 多 く 今 後 救 急 への 対 応 が 重 視 されていくなか 中 央 病 院 との 連 携 を 拡 充 強 化 しながら 医 師 のさらなる 相 互 派 遣 による 総 合 的 な 医 療 提 供 や 身 体 的 疾 患 が 重 い 患 者 は 中 央 病 院 に 転 院 させるなど 合 併 症 患 者 に 対 して 有 効 な 医 療 を 提 供 する 必 要 がある また 例 えばホスピス 患 者 がうつ 症 状 や 情 緒 不 安 定 になるなど 一 般 診 療 科 の 患 者 が 精 神 疾 患 を 合 併 する 場 合 もあり 精 神 科 医 師 や 看 護 師 が 一 般 診 療 科 医 師 などとともにチーム 医 療 を 実 践 し こころのケア を 行 う 必 要 がある 5 社 会 復 帰 機 能 の 充 実 友 部 病 院 は 早 くからから 早 期 社 会 復 帰 の 促 進 を 取 り 入 れていた 例 えば 開 院 時 から 開 放 病 棟 の 設 置 と 院 内 作 業 を 実 施 して 病 状 の 固 定 化 を 防 いだり 昭 和 40 年 代 は 院 外 作 業 を 実 施 して 患 者 は 社 会 とつながりを 保 っていた 現 在 もまた 作 業 療 法 や 生 活 技 能 訓 練 レクリエーション 療 法 などを 盛 んに 行 い 入 院 患 者 の 社 会 復 帰 のための 事 業 に 取 り 組 んで いる しかしながら 時 代 とともに 民 間 医 療 機 関 が 提 供 する 医 療 水 準 は 上 昇 しており 現 在 の 友 部 病 院 が 持 つ 社 会 復 帰 機 能 では もはや 先 駆 的 医 療 とは 言 い 難 い 状 況 にある このため 今 後 は 民 間 医 療 機 関 への 転 院 や 社 会 福 祉 施 設 への 退 院 促 進 を 図 るとともに これらの 機 関 に 関 する 情 報 収 集 機 能 を 強 化 する 必 要 が ある そして それらをネットワーク 化 し 長 期 入 院 患 者 や 新 規 入 院 患 者 等 の 早 期 社 会 復 帰 の 促 進 とノーマライゼーションの 推 進 を 図 る 必 要 が ある 特 に 県 立 病 院 として 需 要 が 高 いにも 関 わらず 民 間 医 療 機 関 等 では 取 り 組 みがなされにくい 先 進 的 なリハビリテーション 分 野 (うつ 病 に 対 するリハビリテーション 等 )などを 主 に 担 うことにより 県 内 医 療 機 関 のモデル 的 な 病 院 を 目 指 す 必 要 がある - 4 -
6 研 修 機 能 の 充 実 県 内 には 筑 波 大 学 等 の 精 神 医 学 に 関 する 教 育 機 関 があり 今 後 友 部 病 院 においてこれらの 教 育 機 関 と 積 極 的 な 連 携 を 図 り 臨 床 研 修 医 の 受 け 入 れ 拡 大 や 共 同 研 究 に 取 り 組 むことにより 常 に 先 進 的 な 精 神 医 学 を 導 入 するとともに 教 育 機 関 においても 臨 床 研 修 の 機 会 の 増 大 が 図 ら れるなど 県 立 病 院 として 県 内 の 精 神 医 療 研 究 の 相 互 発 展 人 材 の 育 成 に 寄 与 していくことが 期 待 される また 民 間 医 療 機 関 や 看 護 師 の 養 成 施 設 などとも 連 携 して 医 師 看 護 師 などの 医 療 従 事 者 が 幅 広 く 研 修 できる 場 を 提 供 することも 期 待 され る 7 情 報 発 信 機 能 の 充 実 精 神 障 害 者 の 早 期 社 会 復 帰 は 医 療 継 続 のための 協 力 者 がいる 場 合 その 実 現 可 能 性 は 高 くなる 友 部 病 院 は その 協 力 者 である 患 者 家 族 に 対 して 医 療 相 談 を 行 って 患 者 の 精 神 的 社 会 的 孤 立 を 防 止 し また 訪 問 看 護 を 実 施 するなど 患 者 家 族 等 に 精 神 疾 患 や 精 神 障 害 者 への 正 しい 知 識 を 提 供 し 理 解 を 求 める 必 要 がある さらに 市 町 村 や 精 神 保 健 福 祉 センターなどと 協 力 して 精 神 障 害 に 関 する 情 報 を 広 く 発 信 し 地 域 におけるケアを 推 進 していく 必 要 がある 以 上 が 現 段 階 における 友 部 病 院 に 求 められる 機 能 であるが 現 在 の 精 神 保 健 福 祉 を 取 り 巻 く 環 境 は 大 きく 変 化 しており 今 後 ともその 傾 向 は 続 くと 考 えられる したがって 本 報 告 書 と 友 部 病 院 の 建 て 替 え 時 に 時 期 的 なずれが 生 じた 場 合 県 としては 県 立 病 院 に 求 められる 機 能 に 変 わりはないのか 求 められる 機 能 が 真 に 県 立 病 院 でなければ 担 えないの かを 改 めて 検 討 する 必 要 もあると 考 える - 5 -
(3) 入 院 部 門 ( 病 床 数 )と 外 来 部 門 について これまで 述 べてきたように 友 部 病 院 には 県 立 病 院 としての 機 能 の 見 直 しや 充 実 が 求 められている 一 方 平 成 14 年 3 月 末 では 約 350 人 の 患 者 が 入 院 している このような 様 々な 状 況 に 基 づき 以 下 のとおり 検 討 した 結 果 各 診 療 機 能 毎 の 統 計 データ 等 を 前 提 に 積 算 すると215 床 程 度 の 病 床 数 が 求 められた 求 められる 機 能 からの 視 点 1 入 院 について 平 成 11 年 4 月 に 策 定 された 県 保 健 医 療 計 画 から 見 ると 精 神 病 床 数 は 計 画 病 床 数 と 比 較 し1,000 床 以 上 過 剰 である また 精 神 障 害 者 数 の 動 向 から 見 ても 県 内 の 入 院 患 者 数 は 減 少 傾 向 にあり 社 会 復 帰 も 進 みつつある このような 状 況 のもと 友 部 病 院 は 現 状 の 統 合 失 調 症 患 者 長 期 入 院 患 者 に 偏 りすぎた 医 療 提 供 から 県 立 病 院 として 求 められる 機 能 に 重 心 を 移 し その 存 在 意 義 を 高 めていく 必 要 がある よって 本 委 員 会 においては 友 部 病 院 に 求 められる 各 診 療 機 能 ごと に 最 低 限 必 要 であると 考 えられる 病 床 数 について 患 者 数 の 将 来 予 測 や 平 均 的 な 入 院 期 間 民 間 医 療 機 関 との 役 割 分 担 などをもとに 試 算 したと ころ 概 ね215 床 の 病 床 が 必 要 であるとした 機 能 毎 の 病 床 数 につい ては 下 表 のとおりである なお 県 は 病 棟 の 運 営 方 法 や 今 後 予 測 される 触 法 精 神 障 害 者 の 取 扱 い 病 院 が 建 設 される 時 期 により 県 立 病 院 に 求 められる 機 能 や 規 模 ( 病 床 数 )が 変 化 変 動 することに 留 意 しなければならない 表 ) 新 病 院 の 機 能 別 必 要 最 少 病 床 数 ( 別 紙 参 考 ) 機 能 必 要 最 小 病 床 数 救 急 5 床 急 性 期 ( 医 療 保 護 系 ) 95 床 児 童 思 春 期 30 床 アルコール 15 床 薬 物 中 毒 10 床 合 併 症 10 床 一 般 ( 任 意 入 院 系 ) 50 床 計 215 床 必 要 最 少 病 床 数 の 考 え 方 ( 前 提 ) 予 測 される 患 者 数 や 目 安 となる 入 院 期 間 から 算 定 病 床 利 用 率 を100%と 仮 定 民 間 医 療 機 関 との 機 能 分 担 病 病 連 携 を 実 施 積 極 的 に 患 者 の 社 会 復 帰 を 推 進 男 女 比 など 病 棟 構 成 は 考 慮 しない - 6 -
2 外 来 について 外 来 機 能 についても 友 部 病 院 が 今 まで 有 していた 機 能 を 踏 まえつつ 民 間 医 療 機 関 との 病 病 連 携 や 病 診 連 携 官 民 の 機 能 分 担 に 基 づき 公 的 病 院 としての 高 度 医 療 を 担 うことが 必 要 である つまり 医 学 的 リハビリテーション 機 能 の1つである 従 来 からのデイ ケアについては 民 間 医 療 機 関 との 役 割 分 担 を 明 確 にして 効 果 的 に 実 施 し 患 者 の 需 要 が 高 いにも 関 わらず 県 内 民 間 医 療 機 関 ではそれほど 取 り 扱 っていないうつ 病 などを 中 心 とした 先 進 的 リハビリテーションを 重 視 して 整 備 する 必 要 がある なお 精 神 障 害 者 の 児 童 思 春 期 外 来 などは 一 般 診 療 科 との 連 携 に より 患 者 が 診 療 を 受 けやすいイメージを 持 つことも 重 要 であり 小 児 科 外 来 窓 口 との 協 力 が 重 要 視 される (4) 建 設 場 所 について 新 たな 友 部 病 院 は 精 神 科 と 一 般 医 療 が 密 接 に 連 携 した 総 合 的 な 医 療 を 機 能 的 効 率 的 一 体 的 に 提 供 する 病 院 を 目 指 すため 中 央 病 院 に 近 接 した 立 地 が 望 ましい 友 部 病 院 の 現 状 を 見 ると 合 併 症 患 者 については 中 央 病 院 の 医 師 の 派 遣 を 受 けるなど 効 率 性 を 欠 いている さらに 今 後 県 立 病 院 として 求 められる 機 能 を 担 っていくなかで 急 性 期 患 者 が 自 傷 行 為 に 及 んだ 場 合 や 中 毒 性 障 害 者 が 内 臓 疾 患 を 抱 えている 場 合 など 内 科 医 や 外 科 医 など による 速 やかな 治 療 を 必 要 とするケースが 増 えていくものと 考 えられ る このため 友 部 病 院 を 中 央 病 院 の 近 接 地 に 建 て 替 えることにより 医 師 の 移 動 距 離 が 短 くなり 急 性 期 の 合 併 症 患 者 や 身 体 疾 患 を 伴 う 救 急 患 者 中 毒 性 患 者 結 核 合 併 症 患 者 等 を 効 率 的 に 診 療 することが できること 児 童 思 春 期 患 者 については 中 央 病 院 の 小 児 科 医 療 さらには 隣 接 する 県 立 養 護 学 校 との 積 極 的 な 連 携 を 図 ることができるとともに 患 者 は 心 理 的 に 通 院 しやすくなること 中 央 病 院 においても 救 急 患 者 や 長 期 入 院 患 者 ホスピス 患 者 に 対 する 精 神 的 ケアが 必 要 となってきており 精 神 科 医 による 治 療 や 心 理 判 定 員 による 心 の 悩 みの 相 談 などが 実 施 可 能 となること エネルギー 部 門 や 給 食 部 門 等 中 央 病 院 と 友 部 病 院 の 間 で 一 部 の 施 設 を 共 有 化 することにより 病 院 運 営 の 面 から 見 ても 効 率 化 を 図 るこ とができること 以 上 のことから 精 神 科 医 療 だけではなく 一 般 医 療 を 含 めた 機 能 的 かつ 効 率 的 な 総 合 的 医 療 を 提 供 するために 中 央 病 院 の 近 接 地 に 友 部 病 院 を 建 て 替 えることが 考 えられる - 7 -
3 建 て 替 えに 向 けた 課 題 現 在 の 友 部 病 院 は 長 期 入 院 患 者 が 多 く 新 病 院 のあるべき 姿 とは 大 きな 差 異 がある 友 部 病 院 を 建 て 替 えるにあたり 組 織 面 も 含 め 特 に 以 下 の 課 題 を 解 決 しなければならない 第 1に 現 在 の 機 能 から 新 たな 機 能 へ 重 点 を 移 すためには 施 設 面 の 改 築 だけではなく まずもって 職 員 の 意 識 改 革 をしなければならない 友 部 病 院 は 統 合 失 調 症 患 者 や 長 期 入 院 患 者 への 治 療 技 術 に 比 べ 中 毒 性 障 害 患 者 等 への 治 療 技 術 が 蓄 積 されにくい 状 況 にある 職 員 は 県 立 病 院 の 職 員 として 県 内 の 精 神 医 療 の 先 導 的 役 割 を 果 たすという 自 覚 を 持 ち 先 進 的 医 療 機 関 との 情 報 交 換 等 を 行 って 国 や 県 の 精 神 保 健 福 祉 の 動 向 を 把 握 し 常 に 自 らの 技 術 を 向 上 させることが 重 要 である 第 2に 建 て 替 えが 実 施 されるまでの 間 多 様 化 する 医 療 需 要 に 対 応 するため 現 病 院 を 使 用 して 段 階 的 に 機 能 を 転 換 する 必 要 がある その ためには 例 えば 現 病 院 の 病 棟 を 中 毒 性 障 害 者 などの 病 棟 へ 転 換 する などを 検 討 する 必 要 がある 第 3に 中 央 病 院 近 接 地 に 建 設 する 場 合 施 設 の 共 有 化 を 検 討 すると ともに 中 央 病 院 と 友 部 病 院 の 組 織 統 合 を 含 めた 運 営 のあり 方 を 検 討 し て 総 合 的 医 療 の 効 率 的 提 供 県 内 医 療 従 事 者 に 対 する 効 率 的 な 教 育 研 修 の 実 践 を 目 指 す 必 要 がある 第 4に 現 在 友 部 病 院 に 入 院 している 社 会 的 入 院 患 者 等 の 処 遇 を 考 え る 必 要 がある 県 は いばらき 障 害 者 いきいきプラン に 基 づき 県 内 の 精 神 障 害 者 社 会 復 帰 施 設 等 の 計 画 的 な 整 備 促 進 に 努 める 一 方 受 け 入 れ 体 制 が 整 う までの 一 定 期 間 管 理 運 営 方 法 も 含 めて 現 在 地 を 社 会 復 帰 施 設 用 地 とし て 使 用 することを 検 討 するなど 現 在 の 社 会 的 入 院 患 者 等 の 処 遇 にも 配 慮 する 必 要 がある 第 5に 県 立 病 院 として 求 められる 機 能 を 実 現 していくためには 民 間 医 療 機 関 等 との 継 続 的 な 病 病 連 携 を 行 う 必 要 がある 県 全 体 の 精 神 医 療 の 機 能 分 化 を 前 提 に 友 部 病 院 は 民 間 医 療 機 関 では 対 応 が 困 難 な 分 野 を 重 点 的 に 医 療 提 供 する 一 方 他 の 医 療 機 関 で 対 応 可 能 な 患 者 について は 転 院 を 図 る 必 要 がある 第 6に 新 病 院 の 建 設 にあたっては 立 地 場 所 の 地 域 住 民 に 精 神 障 害 について 理 解 を 求 め 地 域 に 開 かれた 病 院 とならなければならない 精 神 障 害 者 のノーマライゼーションの 推 進 のためにも 地 域 社 会 の 役 割 は 非 常 に 高 い 地 域 が 病 院 に 対 し 閉 鎖 的 に 管 理 するように 求 めては 入 院 中 心 の 医 療 提 供 からの 脱 却 は 困 難 である このような 様 々な 課 題 を 解 決 するために 院 長 をはじめ 病 院 管 理 職 が リーダーシップを 発 揮 することが 必 要 である この 報 告 書 の 趣 旨 を 踏 ま えて 病 院 全 体 が 意 思 統 一 を 行 い 率 先 して 課 題 を 解 決 されたい なお 建 物 の 構 造 病 棟 配 置 及 び 設 備 計 画 については 病 院 の 規 模 ( 病 床 数 ) 建 設 場 所 を 具 体 的 に 決 定 し 県 が 基 本 構 想 基 本 計 画 を 策 定 す る 際 に 検 討 されたい - 8 -
< 別 紙 > 入 院 機 能 ( 病 床 数 )の 根 拠 機 能 圏 域 病 床 数 算 定 の 考 え 方 病 床 数 他 の 要 素 救 急 全 県 または 患 者 措 置 患 者 ( 全 県 で 約 90 人 ) 全 県 3ブロック 入 院 期 間 12 週 間 ( 救 急 システム 準 拠 ) 1 約 5 床 23ヶ 月 ( 急 性 症 状 が 治 まるまで) 222 床 急 性 期 友 部 圏 域 患 者 医 療 保 護 入 院 ( 圏 域 で320 人 ) 約 95 床 1 年 後 の 患 ( 医 療 保 護 系 ) 入 院 期 間 退 院 促 進 を 図 っている 病 院 の 残 留 者 の 処 遇 率 を 使 用 最 長 1 年 児 童 思 春 期 全 県 患 者 14 歳 以 下 の 精 神 及 び 行 動 の 障 害 約 30 床 県 民 の 通 ( 統 合 失 調 症 神 経 症 性 障 害 いやすい 発 達 障 害 気 分 障 害 など) 意 識 ( 全 県 で 約 30 人 ) つくし 入 院 期 間 1 年 ( 学 年 があがることを 目 安 ) の 状 況 アルコール 全 県 患 者 急 性 期 のアルコール 精 神 障 害 患 者 約 15 床 依 存 症 の 取 (アルコール 精 神 病 ) 扱 い ( 全 県 で 約 60 人 ) 民 間 医 療 機 入 院 期 間 3ヶ 月 ( 国 立 久 里 浜 病 院 の 治 療 プ 関 との 連 携 ログラムに 準 拠 ) 薬 物 全 県 患 者 薬 物 (アルコールを 除 く 精 神 作 用 約 10 床 入 院 期 間 物 質 )による 中 毒 患 者 ( 全 県 で 約 30 人 ) 3ヶ 月 合 併 症 一 般 診 療 科 患 者 重 症 身 体 精 神 合 併 症 約 10 床 精 神 科 主 体 患 者 総 合 病 院 の 患 者 のうち1~2% の 患 者 の 取 精 神 科 主 体 の 患 者 は 上 記 機 能 に 含 まれる 一 般 友 部 圏 域 患 者 任 意 入 院 ( 約 160 名 ) 約 50 床 1 年 後 の 患 ( 任 意 入 院 系 ) 入 院 期 間 退 院 促 進 を 図 っている 病 院 の 在 留 者 の 処 遇 率 を 使 用 最 長 1 年 計 年 間 新 規 入 院 患 者 約 690 人 約 215 課 題 : 触 法 精 神 障 害 者 の 取 扱 い( 厚 生 労 働 省 の 方 針 との 調 整 ) 床 ~ 結 核 合 併 症 の 取 扱 い( 中 央 病 院 との 役 割 分 担 : 中 央 病 院 経 営 改 革 委 員 会 ) 扱 い - 9 -
県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 委 員 名 簿 氏 名 主 な 役 職 備 考 国 立 精 神 神 経 センター 精 神 保 健 研 究 所 名 誉 所 長 吉 川 武 彦 委 員 長 元 日 本 精 神 衛 生 学 会 会 長 朝 田 隆 筑 波 大 学 教 授 ( 臨 床 医 学 系 : 精 神 医 学 ) 安 達 喜 美 子 茨 城 大 学 教 授 ( 教 育 学 部 : 発 達 心 理 学 ) いばらき 思 春 期 保 健 協 会 副 会 長 池 田 八 郎 茨 城 県 医 師 会 常 任 理 事 池 田 病 院 長 茨 城 県 精 神 保 健 福 祉 審 議 会 委 員 県 立 精 神 病 院 在 り 方 検 討 委 員 会 委 員 弁 護 士 大 和 田 一 雄 元 茨 城 ハーモニープラン 推 進 委 員 会 委 員 茨 城 県 公 害 審 査 委 員 筧 淳 夫 国 立 保 健 医 療 科 学 院 施 設 科 学 部 長 笹 沼 茨 城 県 精 神 障 害 者 福 祉 連 合 会 会 長 進 三 茨 城 県 精 神 保 健 福 祉 審 議 会 委 員 県 立 精 神 病 院 在 り 方 検 討 委 員 会 委 員 新 保 鈴 木 祐 元 守 茨 城 県 リハビリテーション 施 設 協 議 会 会 長 社 会 福 祉 法 人 創 志 会 理 事 長 茨 城 県 精 神 保 健 福 祉 審 議 会 委 員 県 立 精 神 病 院 在 り 方 検 討 委 員 会 委 員 茨 城 県 精 神 病 院 協 会 会 長 豊 後 荘 病 院 長 茨 城 県 精 神 保 健 福 祉 審 議 会 委 員 県 立 精 神 病 院 在 り 方 検 討 委 員 会 委 員 中 山 福 島 県 立 医 科 大 学 看 護 学 部 長 ( 精 神 看 護 ) 洋 子 日 本 看 護 科 学 学 会 理 事 人 口 問 題 審 査 会 委 員 ( 敬 称 略 五 十 音 順 ) 保 健 福 祉 部 長 及 び 友 部 病 院 長 は, 事 務 局 として 検 討 に 参 加 します 必 要 に 応 じ, 随 時 その 他 精 神 医 療 関 係 者 等 から 意 見 を 徴 します -10-
県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 検 討 経 過 設 置 平 成 13 年 11 月 14 日 第 1 回 ( 平 成 13 年 12 月 4 日 於 : 茨 城 県 開 発 公 社 ビル) 議 題 1 県 立 友 部 病 院 改 築 整 備 検 討 委 員 会 設 置 要 項 について 2 県 立 友 部 病 院 の 経 過 について 3 茨 城 県 の 精 神 保 健 福 祉 の 現 状 について 4 県 立 友 部 病 院 の 現 状 について 5 新 病 院 の 機 能 等 について 第 2 回 ( 平 成 14 年 2 月 27 日 於 : 茨 城 県 開 発 公 社 ビル) 議 題 1 県 立 友 部 病 院 に 求 められる 新 たな 機 能 について 第 3 回 ( 平 成 14 年 3 月 27 日 於 : 茨 城 県 庁 ) 議 題 1 県 立 友 部 病 院 に 求 められる 機 能 等 について 第 4 回 ( 平 成 14 年 12 月 18 日 於 : 友 部 病 院 ) 議 題 1 新 たな 友 部 病 院 の 規 模 等 について 1 入 院 機 能 ( 病 床 規 模 )について 2 外 来 診 療 機 能 について 3 長 期 入 院 患 者 の 処 遇 について 2 一 般 診 療 科 との 連 携 について 第 5 回 ( 平 成 15 年 3 月 25 日 於 : 水 戸 京 成 ホテル) 議 題 1 検 討 結 果 報 告 ( 案 )について - 11 -