2015 年度介護報酬改定研修会 Q&A 制度改正 2015 年 3 月 16 日 19 日 20 日開催 1. 介護保険負担割合証の確認方法について誰がどのように確認するか また 紛失した場合の確認方法はどのようになるか サービス提供事業所ごとに確認を行う また 紛失した場合は再発行の手続きを行い 確認する 2. 住民税の所得更正及び給付制限について毎月負担割合の変更が無いか確認とあるが 利用者から申し出がない場合どのように確認したら良いか 被保険者証と同様に 毎月確認を要するものとする 3. 負担割合証について 負担割合の適用は記載されている発行有効期限に沿った期間で良いか? 期間満了の前に新たな適用期間の負担割合証を送付することを予定している 4. 8 月より2 割負担対象の利用者がでてくるが 住宅改修については事前の申請が7 月以内なら1 割負担となるか また 福祉用具の購入についても購入申請の時期で負担割合が変更するものか 負担割合の基準日は 住宅改修 福祉用具共に代金の領収年月日 ( 領収書の日付 ) とする ( 全国介護保険担当課長会議資料についてのQ&A 2015 年 3 月 12 日版 参照 ) 5. 負担限度額の申請について 1 預貯金等の申告が誤っていた場合はどうなるか 具体的なペナルティーはあるか 不正に受給をおこなった際の告示及び考え方については現在公になっていない しかし 2015 年 3 月 2 日 3 日に開催された 全国介護保険 高齢者保健福祉担当課長会議資料 1 に告示案や基本的な考え方が掲載されているので 参考とされたい
2 預貯金等の申告は申請時以降に発生した貯金 証券などはその都度申告するのか 資産要件 ( 単身 1000 万 2000 万まで ) を超えた時点で申請すること その場合前月末をもって失効となる また 超えていた資産が減少して要件内になった場合 その時点で再度申請すること 3 預貯金等の申告は証券や投資信託などは変動があり 変動の都度申告するのは不可能で あると考えられるが 申請時のものでよいか 2 と同様である 居宅介護支援事業所 1. 特定事業所集中減算の適用はいつからになるか 2015 年度後期の実績を元に判断し 減算適用期間は 2016 年 4 月 1 日からとなる 2. 特定事業所集中減算の正当な理由の例として 居宅介護支援事業所の通常の実施地域にある事業所数が とあるが 通常の実施地域とは具体的にどのような解釈をすればよいか 今回の制度改正を踏まえて 正当な理由 については 東京都が検討し見直しをする予定である 東京都から改正についての見解が提示され次第 情報提供いたしたい 3. 担当者に対する個別サービス計画の提出依頼 については事業所から個別サービス計画をもらっていない場合は減算の対象となるか 運営基準減算の対象ではないが 個別サービス計画の提出は 居宅介護支援事業所と指定居宅サービス等の事業所の意識の共有を図る観点から導入するものであることから その趣旨目的を踏まえ 適切に取り組まれたい 通所介護 1. 送迎時に行う居宅内介助等が通所介護の所要時間に含むことが出来る ことについて 1 記録上は提供時間 6 時間 40 分 + 居宅内介助 25 分で7 時間超えとして良いのか? 貴見のとおり
2 送迎時間は含めず 別々の時間 ( サービス + 居宅内 ) とするものなのか? 送迎時間は含まれない 居宅内介助を含めた所要時間となる 3 居宅内介助ができるのは 独居の方のみの利用なのか もしくは家族が留守の場合でも可能なのか? 居宅内介助については 独居など一人で身の回りの支度ができず 介助が必要となる場合など個別に必要性を判断の上 居宅サービス計画及び個別サービス計画に位置づけて実施するものである 2. サービス提供体制強化加算の拡充について介護福祉士の割合の要件の中に管理者や生活相談員も含まれるのか? また 勤続年数 3 年以上のある者についても同様か? 指定通所介護事業所の介護職員の総数のうち 介護福祉士の占める割合 となっているので 含まれない なお 勤続年数については 指定通所介護事業所を利用者に直接提供する職員のうち 勤続年数 3 年以上の者の占める割合 とあるので これは 生活相談員 看護職員 介護職員または機能訓練指導員として勤務を行う者を指す 3. 看護職員の配置基準の緩和について 1 病院 診療所 訪問看護ステーションと連携 とあるが 連携先と契約のような書面での覚書が必要か? 利用者全員に対して適切に健康状態の確認を行えるように病院 診療所又は訪問看護ステーションと契約を結ぶ必要がある 2 上記のように連携をした場合 中重度者ケア体制加算はとれるのか? 中重度者ケア体制加算の算定対象となる看護職員は他の職務と兼務することはできない 4. 中重度者ケア体制加算が算定できるのは 要介護 3 以上の方のみなのか それとも利 用者全員に対して算定できるのか? 中重度者ケア体制加算については 事業所の利用者全員に対して加算する 5. 認知症加算が算定できるのは 日常生活自立度 Ⅲ 以上の方のみなのか それとも利用 者全員に対して算定できるのか? 認知症加算については 事業所の日常生活自立度 Ⅲ 以上の利用者に対して加算する
6. 送迎が実施されない場合の減算について 2015 年 4 月 1 日以前から送迎を実施し ていない利用者も減算の対象となるのか? 貴見のとおり 施設 ショート 1.2015 年 3 月 31 日時点で入所中の方は 要介護 1 2 であっても 継続して入所できるのか? (1)2015 年 3 月 31 日時点で入所している方要介護 1 2 の方 ならびに 要介護 3 以上で要介護 1 2 に下がる方については 特例入所の要件に該当しなくても 引き続き入所が可能である (2)2015 年 4 月 1 日以降に入所の方要介護 3 以上で要介護 1 2 に下がる方については 特例入所の要件に該当しなければ 退所扱いとなる 2. 負担限度額認定証について 1 多床室 320 円 370 円に読みかえて良いか 読みかえて対応することとする 24 月 1 日以降は変更された認定証が交付されるのか 既に交付済みの方に一斉に再交付をする予定はしていない 4/1 以降に交付申請をされ該当となった方には 多床室部分が370 円で表記された認定証が交付される 4/1 以降再交付の申請をされた場合は 多床室部分が320 円で表記された認定証が再交付される 4 旧措置の入居者も 370 円で良いのか 厚生労働省告示代 79 号 ( 官報 3/19 号外第 593 号に掲載 ) により 旧措置対象者の 読み替え規定もろとも改めるとされている 3. 30 日超えの利用者について 130 日超えのショートステイ利用者が減算対象となるが 日数のカウント開始は平成 2 7 年 4 月 1 日からで良いか? 2015 年 4 月 1 日以前から30 日を越えていれば2015 年 4 月 1 日から減算となるので 日数のカウント開始は以前からとして扱う ( 平成 27 年度介護報酬改定に関するQ &A(2015 年 4 月 1 日 ) 問 78 参照 )
2 上記の場合 他施設の利用を挟めば ( 一度退所扱いとなれば ) 再び当施設での 30 日利 用は可能か? 同一事業所の とあるので 連続で無ければ可能である 3 今まではやむを得ない事情があれば施設から別の施設へ移る際などで同日算定が可能なケースがあったが 一時的な帰宅さえ困難な利用者 ( 在宅生活困難者 ) の場合も引き続きそれは適用されるのか? 特に言及されてないので 引き続き適用される 4. 負担限度額認定証について 2015 年 6 月下旬より 負担限度額認定制度の勧奨通知を発行するとのことだが そこで現在認定されている方の限度額が変更となった場合 ( もしくは非該当となった場合 ) 実際に新しい限度額が適用となるのはいつからか? 新しい限度額の適用は2015 年 8 月からとなる 5. 特例入所理由書の町田市への提出同意欄について 代理人がいない場合は本人のみの同意でよいか 本人の同意のみで対応していただくことになる なお 特例入所理由書の同意欄については 本人同意欄と代理人同意欄があるが 原則本人同意のみで対応可と考える 6. 特例入所理由書の町田市への提出同意欄について 虐待ケース等で親族の同意が得られない場合どのようにすればよいか 上記ケースについては 老人福祉法第 11 条 2 項に当てはまる内容と考えられる そのケースについては 町田市特別養護老人ホーム入所指針 8, 特別な事由による優先入所を参照して対応していただくことになる 7. 特例入所理由書の要件について 複数の特例入所対象おり その方々の待機者名簿の点数が同点である場合 特別養護老人ホームの入所につき 特例入所の要件が複数ある申込者を優先して入所させると考えてよいか 特別養護老人ホームの入所については 各施設にて適正に判断していただくことになる
8. 特例入所理由書の要件について 深刻な虐待 とあるが 高齢者支援センターに報告 があがっている等の条件が想定されるが 関係者意見で判断するのか 特例入所に該当するか否かの判断は各施設にて適正に判断していただくことになる