【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

Similar documents
寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

新しい東京 創りを目指して 東京の課題解決とさらなる成長のため 常に都民ファーストの視点に立ちながら 3 つのシティを実現し 新しい東京 を創ることを目指す セーフシティ もっと安心 もっと安全 もっと元気な首都 東京 ダイバーシティ 女性も 男性も 子供も 高齢者も 障害者も いきいきと生活できる

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

スピーディな法人設立プロジェクト

ート 課題の洗い出しや分析などが考えられる 2 11B 日本版メイヤー ( 仮称 ) を設置し 海外向けプロモーション活動を積極化するとともに 情報の発信 交換 共有の場を設ける 国際金融センターとしての地位を向上させていくためには 海外の金融関連 業者の呼び込みを積極的に行うプロモーション活動が必

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

高度外国人材の受け入れについて

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

海外金融系企業の誘致促進等に向けた当面の対応

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

資料9

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

資料3

浜松町駅品川駅東京都都市再生プロジェクトについて ( 東京圏国家戦略特別区域 ) 事業の熟度が高まってきた 6 プロジェクトを新たに追加 豊島区庁舎跡地 ( 認定目途 : ) 国際的な文化情報発信 賑わい及びビジネス交流の拠点整備 日本橋川沿い 2八重洲一丁目北23 ( 認定目途 : 平成 30 年

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

PowerPoint プレゼンテーション

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Chapter 1 Chapter 2

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

平成 28 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 少子化対策の推進 ( 新設 2 件 拡充 1 件 ) 三世代同居に係る税制上の軽減措置の創設 ( 国税 ) 高齢者や若い世代の希望に応じた家族関係や地域とのつながり 子育て世代の子育ての態様について各人の希望を実現するため 一定の条件を満

1. 平成 27 年度の取組 1

新潟県 に最先端技術を有する海外の IT 関連企業を集積させた産業拠点 グローバル IT パーク を設置することで有能な外国人の IT 人材や企業を誘致する あわせて 生涯活躍のまち構想 を進める事で 海外でのビジネス経験や多様な人脈を有するアクティブシニア世代の移住を進めることで 交流できるような

(2) 第 3 段階ハローワーク徳島 ( 徳島市出来島本町 1 丁目 5 番地 ) 所管区域は 徳島市 名東郡 名西郡 4 具体的な業務内容 (1) 第 1 段階 駅のハローワーク で 国が直接実施しているサービスを 県の権限で実施する 具体的には 職業相談 職業紹介等の業務を 県の職員が執行できる

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

untitled

科学技術イノベーション官 投資拡 イニシアティブ 概要 < 現状認識 > 我が国は が減少し 超 齢社会が到来 また 世界は 変 時代を迎え グローバルな国際競争が 層激化する中 欧 や中国などは着実に科学技術イノベーション予算を拡充 我が国にとって 新たな技術 新を活 し国 活を豊かにする Soc

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

(2) 施策目標 施策目標 1 日本人と外国人が共に活躍できる環境の整備 東京で暮らす外国人が日本人と同様に能力を最大限発揮し 活躍できるよう 子供の教育支援等に着実に取り組む また 外国人ビジネスパーソン等の生活に関するサポートや外国人留学生等に対する就業 起業支援等を行い 外国人が東京で一層活躍

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

高度人材ポイント制の見直しに係る経緯について 実施日 実施内容 平成 24 年 5 月 7 日高度人材ポイント制の運用開始 ( 在留資格 特定活動 ) 平成 25 年 12 月 24 日 平成 27 年 4 月 1 日 平成 28 年 6 月 2 日 認定要件及び優遇措置の見直しを実施 年収基準の緩

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

高度人材に対するポイント制による出入国管理上の優遇制度高度人材に対するポイント制による出入国管理上の優遇制度不交付高度人材としての在留資格認定証明書を取得するまでの手続きの流れ現行の就労資格に係る在留資格認定証明書交付申請在留資格該当上陸許可基準適合在留資格非該当上陸許可基準不適合在留資格認定現行の

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF342D315F91E6338FCD323190A28B498ED089EF82C982A882AF82E BD82C889BA908593B982CC >

平成 30 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 地域経済活性化事業等支援政策の推進 ( 延長 1 件 ) 地域経済活性化支援機構に係る登録免許税の特例措置の延長 ( 国税 ) 地域経済活性化支援機構が金融機関等からの債権の買取り等により取得する不動産に関する権利等の移転登記等に対する登

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

資料 3 国家戦略特区における追加の規制改革事項等について ( 案 ) 平成 29 年 2 月 21 日国家戦略特別区域諮問会議 国家戦略特区について 日本再興戦略 2016 ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 ) などに基づき また 指定した特区の区域会議や全国の地方自治体 民間からの提案

yokohamashi

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

untitled

日本版スクーク ( イスラム債 ) に係る税制措置 Q&A 金融庁

第6回議論における補足資料

資料 4 高度外国人材の受入れ 就労状況 平成 29 年 12 月 13 日 法務省 厚生労働省 経済産業省

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

目次 第 1 部総論 経済成長プランの実行に向けた考え方 1 背景 課題 1 2 本提案の目標 2 3 重点施策の 3 つの方向 2 4 規制 制度改革により施策を加速 6 5 ポテンシャル 6 頁 第 2 部提案プロジェクト一覧 8 第 3 部個別の提案プロジェクト Ⅰ 健康 未病産業の創出 1

Microsoft Word リリース.doc

平成28年度「全国キャリア・就職ガイダンス」留学生セッション資料_文部科学省学生・留学生課

検査の背景 (1) 事業者免税点制度消費一般に幅広く負担を求めるという消費税の課税の趣旨等の観点からは 消費税の納税義務を免除される事業者 ( 以下 免税事業者 という ) は極力設けないことが望ましいとされている 一方 小規模事業者の事務処理能力等を勘案し 課税期間に係る基準期間 ( 個人事業者で

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

企画書タイトル - 企画書サブタイトル -

総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

================================================================== さかい起業チャレンジポートメールマガジン 第 13 号 =======================================================

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

< F2D E738BC794B A C8892E >

企業活動のグローバル化に伴う外貨調達手段の多様化に係る課題

内閣府 平成 30 年度税制改正要望結果 平成 29 年 12 月

CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D20819A95BD90AC E937890C590A789FC90B392F18CBE8F918C8B89CA95F18D EE8C9A8BA689EF976C A2E646F6378>

PowerPoint プレゼンテーション

2014年度 日本の国際競争力調査結果

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

「新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針」

Microsoft Word - 02 ã•’ä¿®æ�£ã†ªã†Šã†®å€´å’‹ã•‚å¤Œåł½äººæš’ã†®å‘Šå–¥ã‡„ã…»å–±çfl�ㆫ咂ㆂã†�摒訕.doc

Ⅰ 序論 目 次 Ⅱ 東京が目指すべき国際金融都市像 Ⅲ 具体的施策 1 魅力的なビジネス面 生活面の環境整備 (1) 税負担軽減に向けた見直し (2) 金融系行政手続の相談体制及び英語化対応の強化 1 国との連携による金融手続の迅速化 2 金融ライセンス登録手続に関する英語解説書の整備 3 英語申

1. はじめに 中小企業経営者の高齢化が進展する中 事業承継の円滑化は喫緊の課題です 平成 30 年度税制改正において 事業承継の際に生ずる相続税 贈与税の負担を軽減する 非上場株式等についての相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 以下 事業承継税制 ) が抜本的に改正されました 本改正では

関経連_事業報告書CS4.indd

<4D F736F F F696E74202D E9197BF33817A959F89AA8CA78ACF8CF590558BBB82C9954B977682C88E7B8DF C4816A F4390B3>

Microsoft PowerPoint kabutocho 著作権画像削除

高度外国人材の受け入れ促進について 日本再興戦略において 優秀な人材を我が国に呼び込み 定着させる ため 高度外国人材の受け入れ要件が緩和されるとともに 高度外国人材受入環境の整備等が求められているところ 日本再興戦略 改訂 2014( 平成 26 年 6 月 ) 抜粋 2-2. 女性の活用推進 /

仮訳 日本と ASEAN 各国との二国間金融協力について 2013 年 5 月 3 日 ( 於 : インド デリー ) 日本は ASEAN+3 財務大臣 中央銀行総裁プロセスの下 チェンマイ イニシアティブやアジア債券市場育成イニシアティブ等の地域金融協力を推進してきました また 日本は中国や韓国を

新興国市場開拓事業平成 27 年度概算要求額 15.0 億円 (15.0 億円 ) うち優先課題推進枠 15.0 億円 通商政策局国際経済課 商務情報政策局生活文化創造産業課 /1750 事業の内容 事業の概要 目的 急速に拡大する世界市場を獲得するためには 対象となる国 地

<4D F736F F D2095BD90AC E93788E968BC68C7689E C4816A5F AD8DF496F088F589EF947A957A97702E646F63>

剣淵_巻頭_00.01

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

Microsoft PowerPoint アンケート調査

第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

PowerPoint プレゼンテーション

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

挨拶 本協会会長 稲野和利

また 営業秘密の取扱いについても 社内の規程を整備することが秘密情報の流出時に法的保護を受ける上で重要であることから 今回の職務発明規程の整備に併せて 同期間 IN PITでは 営業秘密管理規程を含む企業の秘密情報管理体制の構築に関する情報提供や周知活動も積極的に行っていきます ( 本発表資料のお問

宿駅浜松町駅東京都都市再生プロジェクトについて 事業の熟度が高まってきた 1 プロジェクトを新たに追加 従来までの 33 プロジェクト 34 プロジェクトへ ( 東京圏国家戦略特別区域 ) 新日本橋室町一丁目 ( 認定目途 : 平成 31 年度中 ) 創薬ビジネス支援機能等を整備し 国際

4-(1)-ウ①

平成 29 年度税制改正解説国際課税 ~ 外国子会社合算税制の改正 2 4. 外国子会社合算税制の適用フローチャート 改正前 合算課税の適用対象となる内国法人等の判定 用語解説 丸数字は左のフローチャートと対応 合算対象法人における判定 1 外国法人の株式を 10% 以上保有しているか? 合算所得な

Transcription:

取組 1 高度金融人材が活躍する街づくり 1 暮らしやすい生活環境の整備 ( 英語表記 交通利便性 医療 学校等 ) 国 都 2 高度金融人材の受入促進 ( 高度人材ポイント制度 ) 国 2 国際的なビジネスが可能な制度整備 3 金融関連法規やルールの英語での提供 英語行政窓口 ( ワンストップ窓口 ) の拡充 国 4 国際的なビジネス都市東京の実現に向けた税制の改正 国 5 投資家層拡大に向けた東京証券取引所の取組 民 3 国際的なビジネス交流の場の整備 6 国際金融会議の開催 誘致 協働 7 企業と投資家の交流拠点の活性化 協働 8

1 高度金融人材が活躍する街づくり 取組 1 暮らしやすい生活環境の整備 ( 英語表記 交通利便性 医療 学校等 ) 現状 課題 海外から日本に赴任する高度金融人材やその家族が母国並みの医療や充実した教育を受けられる暮らしやすい生活環境の整備を進める必要がある 取組 海外から赴任した人材が暮らしやすい生活環境整備に向け 英語表記の推進 交通利便性の一層の向上を図る また 臨床修練制度の拡充や受入枠を設定した特定国からの医師免許保有者の医療行為の容認に向けた規制緩和により 外国人医師の受入を拡大し 母国語等で医療サービスを容易に受けられる環境を整備する さらに インターナショナルスクールを対象とした新たな法人寄附税制創設を要望し 外国人子女向け教育環境を充実させる ( 医療 教育分野については特区提案済 ) 期待できる効果 生活環境改善により 高度金融人材外国人が増加するとともに グローバル企業の国内誘致が促進されることで 国際都市としてのプレゼンスが高まる 実施目標 3 年以内 2020 年まで 9

1 高度金融人材が活躍する街づくり 取組 2 高度金融人材の受入促進 ( 高度人材ポイント制度 ) 現状 課題 海外の金融に携わる人材が日本でビジネスを行う際に その個人及び家族等の在留に係る諸問題があり 家族及び家事使用人の帯同や 配偶者の就労など海外と同等の生活環境の構築を可能とする法令整備を進める必要がある 取組 法務省入国管理局で運営している高度人材ポイント制度 ( 海外高度人材に対するポイント制による出入国管理上の優遇措置を適用する制度 ) を海外の優秀な金融専門人材にも適用し 家事使用人の帯同等の従来の高度人材外国人と同等程度の優遇措置を講じるよう国に要望する 期待できる効果 海外の優秀な金融専門人材が日本及び東京でその能力を活かし 安心して活躍できるようになることで 東京に金融専門人材が集積し 新たな金融商品開発力の向上が図れる 実施目標 国の速やかな取組に期待する 10

2 国際的なビジネスが可能な制度整備 取組 3 金融関連法規やルールの英語での提供 英語行政窓口 ( ワンストップ窓口 ) の拡充 現状 課題 我が国の金融関連法令やルール ガイドライン等には 未だ英語化されていないものが残る また金融行政窓口の英語化も対応が不十分である これら 東京で業務を行うこと上での障害を取り除く必要がある 取組 財務省 金融庁等の所管官庁に対して 金融関連法令やルールの英語化のための予算措置及び実施の拡充を要求する 合わせて 英語で対応できる行政対面窓口 ( ワンストップ窓口 ) の設置を要求する 期待できる効果 海外の金融関連業者が東京でビジネスを行うストレスが解消され 海外企業のさらなる呼び込みが期待できる 実施目標 国の速やかな取組に期待する 11

2 国際的なビジネスが可能な制度整備 取組 4 国際的なビジネス都市東京の実現に向けた税制の改正 取組 国家戦略特区制度における都の提案について その実現を引き続き国へ求める 参考 国家戦略特区東京都提案 特区内に新規設立される多国籍企業の日本法人に対する法人税減免 エンジェル税制適用対象企業要件の緩和 法人版エンジェル税制適用対象の拡充 パテントボックス税制の導入 エリアマネジメント団体を公的活動主体と位置付け 寄附金控除等の税制優遇 インターナショナルスクールに対する法人寄附税制の創設 個人所得税における 非永住者 を定義する国内居住期間の要件見直し 実施目標 国の速やかな取組に期待する 12

2 国際的なビジネスが可能な制度整備 取組 5 投資家層拡大に向けた東京証券取引所の取組 現状 課題 東京証券取引所の現在の取引時間は 海外主要市場と比較して短いが 今後 新たな市場参加者を呼び込むための施策の一つとして取引時間の拡大等を行う必要がある 取組 現在 東京証券取引所では 現物市場の取引時間拡大に向けた研究会 を設置し 検討を行っている 今後 費用対効果の視点も踏まえつつ 投資家層拡大につながるような取組に期待する 期待できる効果 投資家層が拡大することにより 株式市場を通じた企業の成長資金供給ルートが拡充され 都内経済 ひいては日本経済の活性化につながる 実施目標 東京証券取引所の速やかな取組に期待する 13

3 国際的なビジネス交流の場の整備 取組 6 国際金融会議の開催 誘致 現状 課題 戦略的かつ国際的な金融 経済等の議論の意見 発信を行う国際会議がない 今後 国際金融都市東京としてのプロモーションやブランド力の向上を図るため 国際金融会議の開催 誘致が必要である 取組 国や民間と連携して 世界で活躍する金融関係者 企業経営者 政府関係者 知識人 ジャーナリスト等が集まり 情報交換 ネットワーク形成のための国際的な金融会議を開催 誘致する 期待できる効果 金融 経済問題や社会問題について議論を行う会議を開催することで 東京が金融都市としてのプレゼンスを高め 情報発信力の強化を図る 協働実施目標 3 年以内 2020 年まで 14

( 参考イメージ ) 会議開催の目的 アジア圏内の主要国は 世界経済及び金融市場の成長ポテンシャルの大きい国が多く 国際市場におけるアジアの金融競争力は 一層高まっていくことが期待 東京ならではのおもてなしを展開するとともに 定期的に会議を開催することで アジア諸国と金融 経済ネットワークを構築し 世界経済へ情報発信 アジア主要国で開催 会議参加メンバー アジア地区を中心に活躍する金融関係者 企業経営者 政治指導者 知識人 ジャーナリストなどのトップリーダー 会議開催に向けた協力体制 国 民間 都の 3 者がしっかりと連携し 国際金融会議の開催に向けた取組や誘致活動を展開 15

3 国際的なビジネス交流の場の整備 取組 7 企業と投資家の交流拠点の活性化 現状 課題 都内ビジネス拠点に 民間主導による 外資系企業 ベンチャー企業等の創設や事業化の支援機能等を備えた特色あるビジネス交流拠点を設置する必要がある 取組 民間主導により 各ビジネス交流拠点構想における企業と投資家の交流の場の設置やネットワーク構築を行うとともに 都や国は 新規法人設立事務の簡素化をはじめとする規制緩和措置等により交流拠点の活性化を後押しする ( 法人設立事務の簡素化などについては特区提案済 ) 期待できる効果 企業の有望なシーズを投資家等へ積極的に発信する機能や 両者のマッチング機能が向上し 国内外の資本による投資市場が拡大することで 東京の国際金融センターとしての機能及び地位が向上 協働実施目標 3 年以内 2020 年まで 16

( 参考 ) 民間によるビジネス交流拠点の例 大丸有地区 ビジネス創造支援拠点 日本創生ビレッジ の機能拡充 ベンチャービジネス支援の機能拡充 ( 中小ヘ ンチャー企業等に対する事業開発支援 ) 1 交流促進機能 2 投資促進機能 3 手続支援機能 海外企業等支援センター ( 仮称 ) の整備 (2016 年 ) 〇ワンストップ窓口の設置による新規法人設立支援 ( 国家戦略特区提案 ) 設置箇所は今後国と調整〇人を呼び寄せる魅力あるセミナー フォーラムのサポート 日本橋地区 日本銀行 東京証券取引所を中心に金融系企業の本店等が集積するエリア 金融教育の早稲田大学大学院ファイナンス研究科 (MBA) ファイナンス研究センター 六本木 虎ノ門地区 職住一体 複合機能のグローバル新都心形成 都心住宅の供給によるグローバルプレーヤーの生活環境整備 エリアマネジメント活動を通じた企業 人材 地域の交流を活性化 ベンチャー企業等に対応するオフィスビルを低廉に提供 虎ノ門 日比谷 大丸有 日本橋 日比谷地区 ( 仮称 ) 日比谷ビジネス連携拠点 (2017 年開業予定 ) ベンチャー 中小企業支援の専門人材の配置 1 交流促進機能 ( 企業間の交流 マッチンク 機会を創出 ) 2 投資促進機能 ( ヘ ンチャー企業への投資 出資を促進 ) 3 手続き支援機能 ( 起業や市場展開を支援 ) 六本木 既存のヘ ンチャー支援施設との連携 ク ローハ ル企業等との交流機会の提供 投資機関 エンシ ェルからの資金調達の機会提供 17 など