邑南町空き家等の適正管理に関する条例

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○登米市空き家等の適正管理に関する条例 (素々案)

( 定義 ) 第 2 条この条例において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) 空き家等本市の区域内に所在する建物その他の工作物で 正当な権限を有する者の用に現に継続して供されていないもの及びその敷地並びに空き地 ( 原則として農林業用地を除く 以下同じ ) を


5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

平成11年6月8日

別式第 1 号 ( 第 2 条関係 ) ( 表面 ) 第 号 立入調査員証 写 真 所 属 職 氏名生 年 月 日 上の者は 米子市空き家等の適正管理に関する条例 ( 平成 24 年米子市条例第 28 号 ) 第 4 条第 2 項の規定に基づき立入調査を行う職権を有する者であることを証する ( 裏面

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

練馬区空き家等対策に関する基本的な方針

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

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自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

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( 別式第 7 ) をもって 当該所有者等に対し代執行の内容を通知するものとする 5 町長は 法第 14 条第 9 項に基づき行政代執行法による特定空家等の処分を行う場合は その代執行の現場に責任者を派遣し 当該責任者に対し行政代執行法第 4 条に基づく証票として 執行責任者証 ( 別式第 8 )

( 措置完了報告 ) 第 13 条法第 14 条第 1 項から第 3 項までの規定による助言等及び行政代執行法第 3 条第 1 項の規定による戒告に対し措置を行った場合は 措置完了報告書 ( 様式第 14 ) により報告するものとする ( 標識 ) 第 14 条法第 14 条第 11 項の規定による

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

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山陽小野田市空き家等の適正管理に関する条例 ( 素案 ) ( 目的 ) 第 1 条この条例は 空き家等が管理不全な状態となることを防止し 又は管理不全な状態にある空き家等を適正な管理状態に導くことにより 生活環境の保 全及び安全で安心なまちづくりの推進に寄与することを目的とする この条は この条例の

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

づき通知及び公告をした期日又は場所において意見の聴取を行うことができないときは 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更することができる 4 市長は 前 2 項の規定に基づき 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更するときは 法 14 条 7 項の規定に準じて通知し かつ 公告する ( 議長 )

( その他 ) 第 11 条この規則に定めるもののほか, 必要な事項は, 市長が別に定める 附則この規則は, 平成 30 年 4 月 1 日から施行する

個人情報の保護に関する規程(案)

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

坂戸市条例第 号

第 2 節 監督処分等 ( 監督処分等 ) 第 81 条 国土交通大臣 都道府県知事又は市長は 次の各号のいずれかに該当する者に対して 都市計画上必要な限度において このの規定によってした許可 認可若しくは承認を取り消し 変更し その効力を停止し その条件を変更し 若しくは新たに条件を付し 又は工事

⑶ 特定空家等法第 2 条第 2 項に規定する特定空家等をいう ⑷ 居住建築物等区内に存する居住の用に供されている建築物その他の建築物またはこれに付属する工作物およびその敷地 ( 立木その他の土地に定着する物を含む ) であって 空家等に該当しないものをいう ただし 国または地方公共団体が所有し ま

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

名張市地域振興券交付事業特別会計条例

( 空家等対策計画 ) 第 6 条町は 空家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため 法第 6 条第 1 項に規定する空家等対策計画 ( 以下 空家等対策計画 という ) を定めなければならない 2 法で定めるもののほか 空家等対策計画の策定等に関し必要な事項は 町長が別に定める ( 協議会

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○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

個人情報保護規程

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄

豊中市ブロック塀等撤去補助金交付要綱 平成 30 年 8 月 10 日実施 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 本市の区域内に存する道路に面するブロック塀等の撤去を実施する者に対し 豊中市ブロック塀等撤去補助金 ( 以下 補助金 という ) を交付することについて必要な事項を定め もって地震等により

様式 7 ( 17 条関係 ) 生駒市消防長 ( 生駒市消防署長 ) 資料提出命令書 所在 名称 用途 火災予防のため必要があるので 消防法 4 条 1 項の規定に基づき 下記のとおり命令する なお 本命令に従わない場合は 消防法 44 条 2 の規定により処罰されることがある 記 命令事項 ( 行

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

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【道路台帳整備の対象となる指定道路】

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

個人情報の取り扱いに関する規程

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

第 8 条市長は 法第 14 条第 2 項の規定による勧告をするに当たり 条例第 7 条の規定により意見を述べる機会を与える場合は 当該勧告に係る特定空家等の所有者等に対し勧告に係る事前の通知書 ( 別第 8 号様式 ) を送付するものとする 2 前項の通知書の送付を受けた者は 当該勧告について意見

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく立入検査の実施について ( 通知 ) 貴の所有 ( 管理 ) する下物件 ( 建築物又はそれに付属する工作物及びその敷地を含む 以下同じ ) について 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 12 7 号 以下 法 という ) 第 9

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

訓令・通達一覧

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

ブロック塀撤去補要綱

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

(5) 事業者等自転車及び自動車の製造 輸入 販売又は修理を業として行っている者及びそれらの者の団体並びにその他の事業者をいう (6) 所有者等自動車の所有権 占有権若しくは使用権を有する者若しくは最後に有した者又は自動車を放置した者若しくは放置させた者をいう (7) 廃物自転車又は自動車としての機

第 6 条町長は 空き家バンクに登録した空き家の所有者に異動があったとき又は所有者から空き家バンク物件登録抹消申請書 ( 式第 5 号 ) の提出があったときは 当該空き家バンクの登録を抹消するとともに 空き家バンク物件登録抹消通知書 ( 式第 6 号 ) により当該物件登録者に通知する ( 空き家

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

暴力団対策措置要綱

注平成 26 年 6 月 1 日から施行改正後改正前 ( 公共の場所における禁止行為 ) ( 公共の場所における禁止行為 ) 第 7 条何人も 道路 広場その他公共の場第 7 条何人も 道路 広場その他公共の場所において 次に掲げる行為を自ら行い 所において 次に掲げる行為を自ら行い 又は他人に行わ

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

( 督促 ) 第 6 条市長等は 市の債権について 履行期限までに履行しない者があるときは 法令 条例又は規則の定めるところにより 期限を指定してこれを督促しなければならない 2 市長等は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 第 2 31 条の3 第 1 項に規定す

南伊豆町空き家バンクリフォーム等補助金交付要綱

日付:平成22年6月15日

する 2 行政代執行に係る行政代執行法 3 条 2 項の規定による通知は 代執行令書 ( 式 8 ) により行うものとする 3 行政代執行に係る行政代執行法 4 条の証票の式は 執行責任者証 ( 式 9 ) のとおりとする 4 行政代執行に係る行政代執行法 5 条の規定による納付の命令は 代執行費用

あった場合又は事業を休止し 若しくは廃止した場合は 遅滞なく規則で定めるところにより その旨を町長に届け出なければならない ( 不均一課税決定の取消し等 ) 第 8 条町長は 第 6 条第 1 項の規定により決定を受けたが次の各号のいずれかに該当するときは 不均一課税決定の全部若しくは一部を取消すこ

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

様式 1 P3-(1) 空家等相談受付台帳 : 裏面 不動産登簿又は固定資産税台帳による所有者等の確認 所在地番地目地積 土 東伊豆町 東伊豆町 東伊豆町 m2 m2 m2 地 所有権 そ の 他 の 権 利 無 有 ( 有の場合 権利の内容を下欄に入 ) 家屋番号 1 種類 2 構造 床面積 原因

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法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

個人情報保護規程例 本文

エーシーニールセン・コーポレーション株式会社 個人情報保護方針

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

例規標準書式スタイル

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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弁護士等の業務広告に関する規程

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

Transcription:

( 目的 ) 第 1 条この条例は 空き家等の管理の適正化を図ることにより 倒壊等の事故 犯罪 火災等を未然に防止し もって町民の安全 で安心な暮らしの実現と良好な景観の確保に寄与することを目 的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 次の各号に掲げる用語の意義は それ ぞれ当該各号に定めるところによる (1) 空き家等町の区域内に所在する建物で常時無人の状態に あるもの及び付随する工作物並びにその敷地をいう (2) 危険な状態次に掲げる状態を総合していう ア老朽化若しくは自然災害により 建物その他の工作物が倒 壊し 又は当該建物その他の工作物に用いられた建築資材等 が飛散し 若しくは剥落すること等により 人の生命若しく は身体又は財産に害を及ぼすおそれのある状態 イ不特定の者が建物その他の工作物若しくはその敷地に侵入 することにより 犯罪 火災等を誘発するおそれのある状態 ウ人の生命 身体若しくは財産又は周囲の生活環境に害を及 ぼすおそれのある状態 (3) 所有者等空き家等を所有し 又は管理する者をいう ( 所有者等の責務 ) 第 3 条所有者等は 空き家等が危険な状態にならないように自ら 逐条解説本条は 条例の目的を規定しています 町内では既に空き家等が通学路沿いにあり倒壊のおそれがある場合や 過去には空き屋等で不審火のあったこともあります このため 空き家等の倒壊等の事故や空き家等での犯罪 火災等を未然に防止し 町民の安全で安心な暮らしの実現と良好な景観の確保に寄与することを目的としています 本条は 条例の中で使われる用語の意味を説明しています 第 1 号の 常時無人の状態 とは 人が居住しておらず かつ今後も居住の用に供される見込みのない状態をいいます 付随する工作物は コンクリート塀 看板 アンテナ等をいいます 敷地については 石垣の崩壊の危険性も想定したものです 第 2 号の危険な状態は アからウのように防災 防犯 防火及び生活環境に害を及ぼす状況から総合判断をします 2 号のアの状態では 特に通行に利用する道路に面している場合には 危険状態が高いと判断します また 敷地にある立木が倒木する危険がある場合も含みます 第 2 号のウは ごみの放置や病害虫の発生 動物の繁殖の場となるおそれのある状態をいいます ( 例野犬 猫 こうもり ねずみ 昆虫 蜂の巣等 ) 第 3 号の 所有者等 は 所有者 占有者 相続放棄者 財産管理人その他の空き家等を管理すべき者をいいます 本条は 所有者等に空き家等を適正に管理する義務があることを規定しています 民法では 管理に瑕疵があることで他人に損害を 1

の責任において当該空き家等を管理しなければならない ( 情報提供 ) 第 4 条何人も 空き家等が危険な状態であると認めるときは 町 長に対し当該危険な状態に関する情報を提供することができる ( 実態調査 ) 第 5 条町長は 必要に応じ 空き家等の状況を調査するものとす る 2 町長は 前条の情報提供を受け 又は空き家等が危険な状態に あると認めるときは 当該空き家等の所有者等の所在 危険な状 態の程度を調査することができる ( 立入調査 ) 第 6 条町長は この条例の施行に必要な限度において 職員に必 要な場所に立ち入らせ 必要な調査をさせることができる 2 前項の規定により立入調査をする職員は その身分を証明する 書類を携帯し 関係人の請求があったときは これを提示しなけ ればならない ( 指導 ) 第 7 条町長は 空き家等が現に危険な状態にあり 又は危険な状 逐条解説与えたときは 損害を賠償する責任があるとしています 町も空き家等の情報把握に努めますが 町内の集落は216 集落にも及ぶことから広範に町民からの情報を得ることも必要です また 空き家等については 町民の皆さんと一緒にこの問題を考え 解決を図ることが必要と考えています 尚 情報提供者に不利益が生じないよう規則で配慮していきます 情報提供は規則で 書面によるほか口頭その他適宜の方法でできるとします 第 1 項では 町も空き家等の情報を把握することを規定しています 第 2 項では 町は情報提供を受けた場合のほか町の判断で 実態調査することができるとしています 危険な状態の程度の調査は原則敷地外からの外観調査になります 第 1 項では 前条による実態調査で状況が把握できない場合 調査した現行のデータに加え 改めて空き家等の状況を把握し判断の一助とする必要がある場合 敷地内へ職員が立入り調査できるとしています 立入調査は規則で あらかじめ所有者等に対して通知し立入調査の趣旨及び内容を十分説明してから実施するものとします 第 2 項の身分証明書は 邑南町服務規程第 5 条によるものとします 実態調査や立入調査の結果 空き家等が現に危険な状態にある等と認めるときは 所有者等に対し必要な措置について指導すること 2

態になるおそれがあると認めるときは 当該空き家等の所有者等 に対し 必要な措置について指導することができる ( 勧告 ) 第 8 条町長は 空き家等が現に危険な状態にあり かつ 当該危 険な状態が相当程度で緊急性のあると認めるときは 当該空き家 等の所有者等に対し 期限を定めて必要な措置を講ずるよう勧告 することができる 2 勧告は 前条の指導を行わずにすることを妨げない ( 命令 ) 第 9 条町長は 第 8 条の勧告に従わない者に対し 期限を定めて 必要な措置を講ずるよう命令することができる ( 公表 ) 第 10 条町長は 空き家等の所有者等が前条の命令に基づく措置 を期限までに講じないときは 次に掲げる事項を公表することが できる (1) 所有者等の氏名及び住所 ( 法人の場合にあっては その名 称 代表者及び主たる事務所の所在地 ) (2) 空き家等の所在地及び種別 逐条解説ができるとしています 危険な状態等にあるという認定や必要な措置の決定は関係課の協議に基づき決定しますが 必要に応じ条例第 15 条に基づき専門家の意見を聞き判断します 指導は規則で定める様式をもって文書で行いますが 適切な措置のための助言等も真摯にしていきます 指導に従わない場合や緊急度が高い場合は 所有者等に対し期限を定めて必要な措置をとるよう勧告することができるとしています この場合の判断は 危険な状態にあり かつ 当該危険な状態が相当程度であると認めるときで 期限は 準備や工事期間を考えると3 月くらいが妥当と考えますが 危険度のこともありますのであくまで基準です この場合 指導を行わずに勧告することを妨げません 勧告は規則で定める様式をもって文書で行います 勧告を受けた所有者等が 正当な理由が無く 勧告に従わない場合は 所有者等に対し期限を定めて必要な措置をとるよう命令することができるとしている 命令は規則で定める様式をもって文書で行います 所有者等が正当な理由が無く命令に従わない場合は 危険な状態にある空き屋等を放置している所有者等の社会的責任を求める手段として 氏名 住所 空き家等の所在地等を公表できるとしています 第 2 号の種別は 住宅 車庫 土蔵等の区分です 公表は規則で 空き家等の敷地に看板を設置するほか 邑南町公告式条例を準用し町の掲示板に掲示するものとします 3

逐条解説 (3) 命令の内容 (4) 前 3 号に掲げるもののほか 町長が必要と認める事項 ( 代執行 ) 第 11 条町長は 第 9 条の命令を受けた者が当該命令に従わない場合において 他の手段によってその履行を確保することが困難であり かつ その不履行を放置することが著しく公益に反すると認められるときは 行政代執行法 ( 昭和 23 年法律第 43 号 ) の定めるところにより代執行を行うことができる ( 緊急措置 ) 第 12 条町長は 空き家等の危険な状態が切迫している場合であって その所有者等が直ちに危険な状態を解消するための措置を講ずることができない特別の事情があると認めるときは 当該危険な状態を回避するために必要な最低限度の措置 ( 以下 緊急措置 という ) を講ずることができる 2 町長は 前項の規定により緊急措置を講ずるときは 所有者等の同意を得て実施するものとする 3 町長は 第 1 項の規定により緊急措置を講じたときは それに要した費用を所有者等に請求するものとする ( 民事による解決との関係 ) 第 13 条この条例の規定は 危険な状態にある空き家等の所有者等と当該空き家等が危険な状態にあることにより害を被るおそれのある者との間で 民事による事態の解決を図ることを妨げない ( 関係機関との連携 ) 所有者等が命令に従わない場合 町は行政代執行法に基づき代執行を行うことができるとしています 代執行に要した費用はあらかじめ所有者等に見積額を示した上で負担を求めることになります 規則で代執行に必要な 戒告書 代執行令書 等の様式を定めます 空き家等の危険な状態が切迫している場合 町は緊急措置の手続をとることができるとしています 緊急措置の必要性や内容は関係課の協議に基づき決定しますが 必要に応じ条例第 15 条に基づき専門家の意見を聞き判断します 第 2 項で所有者等に同意を得る事項は 緊急措置の実施概要 概算費用 所有者等の費用負担等です 町は 前項に規定する事項について所有者等と同意したときは 緊急措置の実施に係る同意書を締結することとします 個々の事情で民事による争議をしている場合 これを否定するものでなく 行政はこれとは別に条例に基づき行政事務をすすめていくことになります 関係機関とは国 県 警察 消防 自治会 民生委員等です 4

第 14 条町長は 必要に応じて 関係機関と連携を図るとともに 協議することができる ( 専門家の意見及び助言 ) 第 15 条町長は 必要に応じて専門家の意見及び助言を求めるこ とができる ( 委任 ) 第 16 条この条例の施行に関し必要な事項は 規則で定める 附則 この条例は 平成 25 年 7 月 1 日から施行する 逐条解説これは 全国的には代執行に対してのトラブルもあるようで 場合によっては警察への相談も考えられます また 空き家等の所有者等についての情報など自治会長さんや民生委員さんも頼りになる存在です 尚 地域で一緒になって空き家等の対策を講ずることなどは 大いに意義あることで推奨したいと思います 専門家は建築士や弁護士を想定しています 特に代執行に及ぶ時 その根拠は まさに危険な空き家 が前提となりますが その判断における建築士による ( 町の一級建築士の職員を含む ) 助言や 代執行の行為そのもの或いは代執行後国税滞納処分の例による場合の訴訟の可能性も想定し 町の顧問弁護士事務所などへの相談も必要と考えています 様式等も含め必要事項を規則で定めます 義務等を課す規定がありますので 所有者等への周知等の準備期間も考慮する必要があります このため公布の日から3 月経過後の 7 月 1 日からの施行とします 5