治験事務局標準業務マニュアル

Similar documents
<ヒアリング内容 > 1 依頼者からの説明 ( 概要書 プロトコールの要点 をそれぞれ10 分程度で ) ハンドアウト等の資料を準備すること 2 質疑 応答 ( 手順の確認を中心に ) 3 提出資料の確認 検討 修正指示 4その他 当該治験で検討を要する事項についての協議 保険外併用療養費の支給対象

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

<4D F736F F D E34208EA18CB18EE891B182AB977697CC C8E8DB782B591D682A688CB978A>

臨床試験(治験)の手続きについて

医師主導治験取扱要覧

<4D F736F F D208EA18CB182C98AD682B782E995578F808BC696B18EE88F878F E38E748EE593B1816A E7B8D732E646F637

Ⅲ 治験に係る直接費用と間接費用 ( 但し 治験検討会議出席に係る旅費については 下記 Ⅳにて記載する ) 1. 算出方法 (1) 治験に係る経費設定( 表 1) に従い費用を算出する 2. 覚書の作成と請求方法 (1) 治験契約の際 病院長と治験依頼者は 治験契約書 ( 別記様式第 12 号第 3

<4D F736F F D208EA18CB182C98AD682B782E995578F808BC696B18EE88F878F E7B8D732E646F6378>

Microsoft PowerPoint - 運用 [互換モード]

製造販売後調査事務手続き等 について

依頼者様

京都府立医科大学附属病院

治験手続きについて

申請等の手引き

国立仙台病院受託研究取扱規程

国立病院機構大阪医療センター受託研究取扱細則

規程書

標準業務手順 目次

静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

治験実施に必要な手続きについて (HP 用 ) 治験 製造販売後臨床試験 聖マリアンナ医科大学病院治験管理室 聖マリアンナ医科大学病院治験管理室 2011 年 10 月作成 2013 年 1 月改訂 2014 年 4 月改訂 2018 年 4 月改定 2018 年 5 月改定 Ⅰ. 治験審査委員会

<4D F736F F F696E74202D2090BB91A294CC94848CE392B28DB CC905C90BF82C982C282A282C45F F566F6C2E33>

IRB の 4 週間前までに事前確認に必要な資料をご提出ください 必要時にはヒアリングも実施いたします IRB 審議用確認資料 電子 ( メール ) にてご提出ください 製造販売後調査申請書 ( 様式 1) 1 部 審査用資料 1 薬品概要書 ( 添付文書でも可 ) 1 部 2 調査実施計画書 (

本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

山形県立中央病院治験審査委員会業務手順書

治験審査委員会手順書 平成 27 年 10 月 1 日 医療法人新光会

新規申請に関する手順書

<4D F736F F D2090BB91A294CC94848CE392B28DB8905C90BF8E9E92F18F6F8F9197DE82A882E682D1928D88D38E968D E48DEC90AC816A

治験実施規程

特定臨床研究に関する手順書

治験は、医薬品として未だ認められていない物質を人(被験者)に投与して、有効性、安全性等を検討する臨床試験のことであり、新薬の承認申請資料の作成を目的としています

静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

臨床試験(治験)実施の手続き

12_モニタリングの実施に関する手順書 

<93648EA593498B4C985E82C98AD682B782E E838A F E315F C668DDA95AA292E786C7378>

1. 各項目に共通する注意点等について *IRB 審査資料の提出期限は IRB 開催日の 2 週間前までとします * 事前確認依頼については 資料提出期限の 1 週間前を目安に電子にて事務局担当者までご依頼ください スケジュールについては 当センター HP の IRB 年間開催日程と書類提出締切日

(Ver

独立行政法人国立病院機構仙台医療センターにおける医薬 品等の使用成績調査 特定使用成績調査及び副作用 感染 症報告 その他の受託研究の実施に関する標準業務手順書 2018 年 7 月 26 日第 9 版

<4D F736F F D208CF897A689BB94C795F18D908F A2E646F63>

第 4 章治験責任医師の業務 目次 1. 目的と適用範囲 1 2. 治験責任医師の要件 1 3. 治験実施計画書の遵守に関する合意 1 4. 同意説明文書の作成 1 5. 治験分担医師及び治験協力者のリストの作成 2 6. 治験の実施依頼 ( 新規 変更 継続 ) 3 7. 治験の実施等の了承 3

院内 SOP 等の入手 (web*/ メール / 郵送 ) 施設 SOP の入手 IC 施設テンプレート 契約書式の確認 IRB の SOP 入手 要件確認 費用算定基準の確認 ( 研究費 負担軽減費 保険外併用療養費等 ) 依頼手続きスケジュール確認 モニタリングの実施方法 場所等確認 院内 /I

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

実施医療機関における治験に係る標準的業務手順書

Ⅲ. 新規申請 1. 受付期間 : 毎月 31 日締め ( 事前に 申請日時 を下記申請窓口に必ずご連絡下さい ) 月末 (31 日 ) までに提出されたものが翌月の治験審査委員会で審査されます なお 3 月については原則として継続審査のみとなりますのでご了承ください 例 )7 月 1 日 ~7 月

M. 旅行計画書 A. 1 申請の際には当院の標準業務手順書 契約書 ( 案 ) 覚書 ( 案 ) マニュアル等を熟読の上 目標症例数を責任医師と依頼者で十分協議 し 実施可能な症例数を申し込んでくだ 1 申請の際には当院の標準業務手順書 契約書 ( 案 ) マニュアル等を熟 読の上

藤田医科大学人を対象とする医学系研究に係る医学研究倫理審査委員会申請手順書 ( 学内申請者用 ) 作成 : 藤田医科大学 医学研究倫理審査委員会事務局 第 1 版 2018 年 3 月 1 日 第 2 版 2018 年 10 月 10 日

3 治験実施計画書目的 当該治験について 治験実施計画書が手順書に従い適切に作成及び改訂されていることを確認する 次の事項を調べる (1) 治験実施計画書の記載項目 ( 再生医療等製品 GCP 省令第 7 条第 1 項に規定する項目 ) (2) 治験実施計画書の作成 改訂の手順と日付 (3) 治験計

<4D F736F F D EA18CB182C98C5782E98EE88F878F915F8EC08E7B88E397C38B408AD F392E30816A2E646F63>

医師主導治験実施医療機関を対象とした調査協力のお願い Ver 医師主導治験における治験調整事務局業務の標準化 効率化に関する研究 班へのご協力をいただき ありがとうございます 本研究班では 医師主導治験を実施する医療機関において 準備や実施に役立つ教育コンテンツやモデル標準業務手順

別紙 4( 別添 1) 提出書類一覧 提出書類 作成者 電子申請システムに入力し作成する書類 日本学術振興会 HP 掲載の様式をタ ウンロート し作成する書類 提出期限 (1) 必ず提出する書類 交付申請書の提出書 ( 様式 D-1) 研究機関 交付申請書 ( 様式 D-2-1) 研究代表者 交付請

臨床研究に関する標準業務手順書

untitled

医療機関のの指示 決定に 医療機関のが 治験審査委員会の決定 関する文書 に基づく医療機関のの指示 決定を ( 治験に関する指 治験依頼者及びに通知す 示決定通知書 ) ( 治験審査委員会の通知文 る文書 書写しを含む ) 治験審査委員会の日付入り通知文書の 写し の業務内容に関 医療機関のがの業務

川崎市水道局規程第 号

ICH-GCPとJ-GCPとの比較表

( 書式 4), 治験責任医師の履歴書及び治験実施計画書等の審査の対象となる文書を委員会に提出し, 治験の実施について意見を求めるものとする 2 病院長は, 委員会が治験の実施を承認する決定をし, 又は治験実施計画書, 症例報告書, 説明文書及び同意書並びにその他の手順について何らかの修正を条件に治

市立札幌病院治験に係わる業務手順書 治験の原則 治験は 次に掲げる原則に則って実施されなければならない 1. 治験は ヘルシンキ宣言に基づく倫理的原則及びGCPを遵守して行われなければならない (GCP: 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 以下薬機法とする ) 平成

5、ロット付番

文書管理規程 1.0 版 1

SOP(IRB有)1203版

実施医療機関治験審査委員会標準的業務手順書

目次 第 1 章治験審査委員会... 3 ( 目的と適用範囲 )... 3 ( 治験審査委員会の責務 )... 3 ( 治験審査委員会の設置及び構成 )... 3 ( 治験審査委員会の業務 )... 4 ( 治験審査委員会の運営 )... 6 第 2 章治験審査委員会事務局... 8 ( 治験審査委

PowerPoint プレゼンテーション

第1章 総則

校務支援システム構築 運用管理企画提案依頼書 大和市長大木哲 校務支援システム構築 運用管理に係る企画提案依頼について 1. 業務概要校務支援システム構築 運用管理とは 大和市の学術情報基盤として運用されている情報ネットワーク上に校務支援システムを構築し その運用管理を行うことである 平成 27 年

治 験 実 施 標 準 業 務 手 順 書

( 情報システム管理者 ) 第 4 条情報システム管理者は システム規程に基づき 電子メールの適正な管理及び運営に努めなければならない 2. 利用者のアカウントを適切に管理士しなければならない 3. 定期的に利用者に対し 電子メールの適切な運用管理と禁止事項について 教育指導を行うものとする ( メ

Microsoft Word - H _概要_.doc

内容 1. はじめに 大規模治験ネットワーク登録医療機関への支援内容 治験実施医療機関情報の登録と公開 登録の条件 事前確認 大規模治験ネットワーク への登録方法 登録の手順 登録でき

大阪府立成人病センター治験標準業務手順書(平成23年12月21日改正案)

2 IRB 審査書類の作成 1. 必要部数 : 20 部 (1) 保管 事務処理用ア病院長保管用 1 部イ IRB 審査依頼用 1 部 (2)IRB 審査用ア委員配布用 10 部イ治験責任医師用 1 部ウ治験管理室員用 7 部 2. 提出書類内訳 ( 事務局担当者との摺り合わせが必要 ) (1) 試

国立がんセンター受託研究取扱規程

目次 1. はじめに 2. 実際の応募手続き 2-a. 手続きを始める前に 2-b. 研究開発提案書様式の取得 2-c. 応募の新規登録 2-d. 応募情報の入力 2

神戸市立医療センター西市民病院治験審査委員会業務手順書 第 1 章治験審査委員会 ( 目的と適用範囲 ) 第 1 条本手順書は 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年 3 月 27 日 厚生省令第 28 号 )( 以下 GCP 省令 という ) 医療機器の臨床試験の実施の基準に関

平成 28 年度健康診断について 基本健康診断 ( 一次検査 ) 健康保険組合は疾病予防事業として被保険者 被扶養者の皆様の健康診断を実施しています 健診種類 ( いずれかを選択 ) 生活習慣病健診 人間ドック 被保険者 対象者 対象年齢 ( 該当年度末日 (3 月 31 日 ) 基準 ) 年齢制限

実施医療機関治験審査委員会標準的業務手順書

宮城県立がんセンター受託研究業務手順書

<4D F736F F D E7B90DD975C96F CC8A E646F63>

<4D F736F F D20A C95A582A281458EE682E882DC82C682DF936F985E834A815B8368A38EE888F882AB2E646F6378>

【押印あり】日本医学会宛

実施医療機関治験審査委員会標準的業務手順書

内部監査業務指示書

倫理審査申請システム利用ガイド(申請者編)

目次 1. 目的と適用範囲 定義 原則 使用機器 審査資料交付システム タブレット端末 管理運用体制 電磁的記録管理運用責任者の役割 電磁的記録管理運用担当者の役割

日本医科大学付属第二病院治験標準業務手順書

文書管理番号

大学病院治験受託手順書

<4D F736F F F696E74202D EA18CB18AD B68F9182C982A882AF82E993648EA593498B4C985E82CC8A C98AD682B782E98AEE967B93498D6C82A695FB817682CC82DC82C682DF817C8F4390B32E >

個人情報保護方針の例

<4D F736F F D A835E838A F8B7982D18AC48DB85F20534F A68CEB8E9A E9A8F4390B38DCF2

治験薬の温度管理に関する手順書 本手順書は 富山大学附属病院薬剤部内の治験薬の温度管理に関する基準及び運用方法を定めたものである なお 医療機器の場合は 治験薬 を 治験機器 と読み替えて 再生医療等製品の場合は 治験薬 を 治験製品 と読み替えて適用する 1. 測定場所 測定機器及び子機名称調剤室

長崎大学病院治験審査委員会内規 平成 21 年 4 月 1 日 病院内規第 3 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この内規は, 長崎大学病院における医薬品の臨床試験の実施に関する内規 ( 以下 治験内規 という ) 第 4 条第 2 項, 長崎大学病院における医療機器の臨床試験の実施に関する内規 ( 以下

構成管理記録テンプレート仕様書


Microsoft Word - 4月議事録概要

<4D F736F F D EA18CB18EE88F878F E C5816A>

国立研究開発法人国立循環器病研究センター受託研究取扱規程 ( )

14個人情報の取扱いに関する規程

<4D F736F F F696E74202D2081A EE688F88BC68ED282CC8A46976C82D6817A E B8CDD8AB B83685D>

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱


Transcription:

治験申請等に関する手順書 Ⅰ) 新規治験の申請 1. 実施体制 治験事務局院内スタッフが SMO との提携し 事務局を運営する なお SMO の費用は院内費用とは別に算定するため 別途相談とする CRC 院内スタッフを用いる場合 SMO を利用する場合 どちらの選択も可能とする 2. ヒアリング (a) 予約に際しての条件 プロトコールが固定され 責任医師との合意が文書で得られた時点で予約は可能とする (b) 予約 受付 (c) 資料の提出期限 治験依頼者は E-mail にて 研究支援推進センターにヒアリング希望日を 3 日間提示する ヒアリング実施日は審議を希望する治験審査委員会 (IRB) 開催日の 1 ヶ月前を目処とする ヒアリングには責任医師 ( 又は責任医師より指示を受けた分担医師 ) の参加が必須である 責任医師とも日程調整の上 希望日を提示する 研究支援推進センターは 後日開催日を治験依頼者に連絡する 但し 希望日で調整がつかない場合 両者協議の上 決定する ヒアリング開催日の 2 週間前までとする 提出期限までに資料が届かない場合 開催日を延期し 日程を再調整することがある なお 患者説明文書 ( 同意文書を含む ) 及び参加カードは 当院の雛形を反映したものを作成し ヒアリング資料送付に併せてメールにて電子媒体で提出する (d) 開催 提出資料 : 治験書類作成の手引きの ヒアリング用ファイル作成に関しての注意事項 に記載した資料をファイルしたものを必要部数提出する なお 保管資料の形態 ( 電子化の可否等 ) に関してはヒアリング時に検討するものとする また 審議資料としない当該治験の各種手順書が存在する場合は その一覧リストを提出する 原則 月 ~ 金曜日 15:00~17:00 当日は責任医師 ( 又は責任医師より指示を受けた分担医師 ) の出席必須 < 参加者 > 1 責任医師 ( 又は責任医師より指示を受けた分担医師 ) 2CRC 3 治験事務局 4 渉外担当者 ( 外部 CRCを使用する場合 ) 治験依頼者側の出席者に 別段取り決めは設けない ただし 医薬品情報担当者など 当院で 業務を行う者同士の情報の共有に配慮すること < ヒアリング内容 > 1 依頼者からの説明 ( 概要書 プロトコールの要点 をそれぞれ 10 分程度で ) - 1 -

ハンドアウト等の資料を準備すること 2 質疑 応答 ( 手順の確認を中心に ) 3 提出資料 ( 同意説明文書などを含む ) の確認 検討 修正指示 4その他 当該治験で検討を要する事項についての協議 ( 保険外併用療養費の対象期間 脱落症例に関する取扱 補償の手順等 ) (e) 議事録の作成 ヒアリング終了後 ヒアリングの議事録 ( 質問に対する回答及びヒアリング時に持ち帰った指摘事項の回答も合わせて記載 ) 作成し 研究支援推進センターに電子媒体で提出する なお 提出にあたり 研究支援推進センターは事前に確認を行う [ 形式 ]Q&A 形式 [ 提出期限 ] IRB 開催日の 10 日前 3. 治験審査委員会 (IRB) 申請資料の提出 (a) 申請 受付 < 申請期間 > IRB 開催日の10 日前まで資料の提出は郵送 持参いずれも可能とする ただし 持参する場合は 月 ~ 金曜日の14:30~17:00 とする (b) 資料 書類等の提出提出資料 : 治験書類作成の手引きの IRB 提出用ファイル作成に際しての注意事項 に記載した資料をファイルしたもの提出書類 : 書式 1 2 3( 各 1 部 ) 電子媒体 : 責任医師 IRB 説明用スライド ( パワーポイントのデータ ) をメールで添付して構わない IRB での説明は 責任医師がスライド等を用いて行う 責任医師もしくは治験依頼者 は 説明に用いるスライドのデータを 事前に研究支援推進センターへ提出する 3. 治験審査委員会 (a) 開催日 原則 毎月第 3 週又は第 4 週 17:00~ (b) 開催場所 (c) 開催通知 (d) 責任医師の出席 原則 外来棟 4F 401 講義室 治験審査委員会の開催は 開催日の 1 週間前に治験審査委員及び治験責任医師に文書 ( 出欠票を含む ) で通知される 治験申請時の IRB 審査には 申請治験の説明のために責任医師の出席を必須とする ただし 責任医師がやむを得ない理由により出席できない場合は 出欠票と理由書 ( 任意 ) を提出の上 代理として分担医師の出席を可能とする 4. 審査結果報告及び通知書発行 < 承認の場合 > 治験依頼者は 通知書等を受領する SMO 事務局の協力の下 郵送での送付も可能 ( ただし 郵送にかかる費用に関しては事前の相談とする ) < 修正の上で承認または再審査の場合 > 研究支援推進センターは 速やかに治験依頼者へ連絡する - 2 -

Ⅱ) 新規契約 1. 承認時の書類の受け渡し書式 5 書式 5 病院長 研究支援推進センター 治験依頼者 2. 契約締結 契約書及び覚書 ( 各 2 部 ) 契約書 覚書 ( 各 1 部 ) 治験依頼者 研究支援推進センター 治験依頼者 契約書等のコピー 病院長 治験責任医師 3. 経費の請求請求書作成 発行研究支援推進センター 治験依頼者 契約書等のコピー法人本部総務部 4. 経費の納入治験依頼者は 請求書に指定されたとおりに経費を納入する 治験依頼者は 被験者負担軽減費を振り込む際 以下の手順にて行う ( 研究費や保険外併用療養費の振り込み関しては 以下の手順は不要 請求書受領後 速やかにお振り込みいただければ 問題ありません ) 1 治験依頼者は治験費用振り込む際 振込者名の前に次のように整理番号を付記する 治験 の場合 整理番号の前に チ を記載 : ( 例 ) チ 123 フジタカブシキガイシャ 製造販売後臨床試験 の場合 セ を記載 : ( 例 ) セ 7 フジタカブシキガイシャ 2 1 が対応出来ない場合 当院の経理課にメールにて振込の連絡を行う メールの件名及びメールの文書は以下の共通の記載形式で以下の通りとする メール送付先 : 藤田保健衛生大学病院事務局経理部経理課 e-mail ; hp1keiri@fujita-hu.ac.jp 件名 : 治験費用振り込みのご連絡 ( 以下 メール文 ; 記載例 ) 治験費用取扱担当者様 治験費用振り込みのご連絡治験依頼者 : 会社振込日 ( 又は予定日 ):2009 年 10 月 15 日整理番号 : 治験 No. 請求書発行日 : 年 月 日金額 : 円 上記に関するお問い合わせ先担当者名 : メールアドレス : TEL: < 記載に関する注意事項 > 振込日が複数になる場合は 振込日別に記載する - 3 -

Ⅲ) 治験薬納入から治験開始まで 1. 治験薬の納入 治験薬受領書 治験依頼者 研究支援推進センター 治験薬 その他の提供物品治験薬取扱い手順書治験薬納品書治験薬管理表 注 ) 治験薬受領書は 治験依頼者によりあらかじめ作成し 治験薬搬入時に持参する 注 ) 治験薬の搬入は 原則スタートアップミーティング開催日までに完了する スタートアップミーティング当日又は エントリー終了後の納入となる場合は スタートアップミーティングの 7 日前までに 治験薬や包装形態等の外 観 表示等がわかる写真や資料などを提出する 注 ) 納入数量の多いことが予想される場合 ヒアリング時にその旨を申し出ると共に 納入 3 日前までに臨床研究 センターと納入数量についての打ち合わせを行う 注 ) 治験薬 その他の提供物品が研究支援推進センター以外の部署に納入される場合には ヒアリング時にその 旨を申し出ると共に 納入 3 日前までに研究支援推進センターと打ち合わせを行う 2. スタートアップミーティング (a) 開催に際しての条件 次の条件を満たす必要がある 契約締結済みであること 原則として 治験薬が納入済みであること 治験開始に必要な条件 ( 分担医師による評価項目に関する講習の受講 実施環境の整備等 ) が整っていること (b) 予約 受付 (c) 各部署への連絡 (d) 必要な資料 治験依頼者は 原則全ての責任医師 分担医師が出席可能な日程を調整し E-mail にて希望日を 3 日間 研究支援推進センターに提示する 但し 希望日で調整がつかない場合 両者協議の上 決定する スタートアップ時の説明にスライド投影を希望される場合は 治験依頼者は 事前に申し出る 責任医師 分担医師への連絡は 治験依頼者が行う その他の部署への連絡は 研究支援推進センターが行う 治験依頼者は 以下の資料を出席者分 用意する 概要書 プロトコールについての説明用資料 プロトコール簡易版 ( ポケットプロトコール等 ) 患者説明文書 ( 同意文書を含む ) 治験概要 併用禁止薬リスト 同種同効薬リスト 外注検査を行う際 検査キットの見本 (1セットで可) 治験薬の調製に説明が必要な場合 練習用材料 ( 必要数 ) その他 ( 治験参加カード等の患者に配布する文書など ) 治験概要の電子媒体は事前に研究支援推進センターにメールで提出する - 4 -

(e) 開催 原則 月 ~ 金曜日 16:30~17:00 <スタートアップミーティングの内容 > 1 依頼者からの説明 ( 概要書 プロトコールの要点 を5 分程度で ) 2 研究支援推進センターによる議事進行 ( 各項目 5 分程度 ) 院内での書類の流れについて プロトコールに関する取り決めについて 保険外併用療養費について 検査について 被験者負担軽減費について その他の取り決めについて ハンドアウト等 資料を準備すること < 参加者 > 1 責任医師 分担医師 協力者 ( 原則 全員出席 ) 2 治験依頼者 3 治験薬管理者 ( もしくは治験薬管理担当者 ) 臨床研究センター ( 治験事務局 担当治験コーディネーター (CRC)) 4 臨床検査部 5 医事会計 ( 外来 入院 ) 6 その他関連部署 治験依頼者側の出席者に 別段取り決めは設けない ただし 医薬品情報担当者など 当院で 業務を行う者同士の情報の共有に配慮すること (f) 議事録の作成 スタートアップミーティング終了後 治験依頼者は議事録を作成し 速やかに研究支援推進センターへ提出する 責任医師または分担医師に欠席者があった場合 治験依頼者は 欠席者にスタートアップミーティング時に用いた資料を配布すること 3. 治験開始 (a) エントリー時 同意書責任 分担医師 研究支援推進センター 治験概要 メールで送付 CRC 医事会計 る 登録票 割付票 登録票 登録票の FAX 送信 責任 分担医師 研究支援推進センター 治験依頼者 登録センター 割付票割付票の FAX 送信 割付票の FAX は医師宛のものも研究支援推進センター (0562-93-5122) へ送信す (b) 治験薬の処方 検査の実施スタートアップミーティングでの決定事項に従う 治験薬の処方は 原則オーダリングシステムにより入力する - 5 -

Ⅳ) 治験実施中 1. IRBで審議 報告される資料 (a) 該当書類 書式 2 6~8 10~17 (b) 受付 < 受付期間 >IRB 開催日の10 日前まで但し 書式 11は4 月 IRB 審議資料として提出する < 受付時間 > 月 ~ 金曜日 14:30~17:00( ご持参される場合 ) 月 ~ 金曜日 9:00~16:00( 郵送の場合 ) いずれも祝日及び当院の休診日を除く 2. その他 治験依頼者が作成に関与する書類 (a) 該当書類 様式 4-1 4-2 5 6, 契約書式全般 別紙等 (b) 安全性情報等に関する報告書 本書類 ( 治験書類作成の手引き別紙 ) は 書式 16の提出に合わせて作成し 研究支援推進センターにメールにて電子媒体で提出する 3. モニタリング 監査の実施 (a) 電子診療録閲覧申請に必要な書類 モニタリング及び監査の実施については 次の手順書に従って実施する 治験及び製造販売後臨床試験における藤田保健衛生大学病院電子化診療録閲覧に関する手順書 モニタリング申込手順書 4. 上記に該当しない書類研究支援推進センターへ連絡の上 両者協議にて決定する 対応時間 : 月 ~ 金曜日 14:30~17:00 5. 電子ファイル作成に際しての注意事項ウイルス混入には十分注意することとする Ⅴ) 治験終了後 治験終了 ( 中止 中断 ) 報告書 ( 書式 17) 提出後も 原則治験契約期間内においてはモニタリング 監査の実施を認める ただし 治験契約期間を越えての実施が必要な場合 別途相談とする ブラインド試験のキーオープンの結果は 必ず文書 ( 任意 ) で報告する 文書での報告が難しい場合は 別途相談とする 治験資料の保存期間が終了した場合 治験依頼者は書式 18 を用いて速やかに連絡する Ⅵ) 手順書の改訂 本手順書の改訂は 研究支援推進センターで検討を行い 研究支援推進センターセンター長の承認を得なければならない - 6 -

Ⅶ) その他 治験関連書類の作成については 治験書類作成の手引きを参照する 製造販売後臨床試験の申請の場合 本手順書の 治験 を 製造販売後臨床試験 と読み替る 治験に関する窓口 < 臨床研究センター > E-mail :chiken@fujita-hu.ac.jp TEL :0562-93-2139 FAX :0562-93-5122 通常の連絡手段としては E-mailを第一選択とする 情報の内容 緊急性に応じて 他の連絡手段を選択する なお E-mailでファイルを添付する場合 その容量を配慮すること 情報の機密性に配慮すべき資料を E-mailに添付する場合に用いるパスワード設定等の対応は 研究支援推進センターと事前に協議し取り決めることとする 附則 1. 本手順書は 2011 年 4 月 1 日より適用する 2. 本手順書の施行に伴い 治験取扱に関する補助資料 (H22.4.1 改訂 ) は廃止する 3. 治験に係る資料に関する経過措置本手順書は 2011 年 4 月 1 日以降に申請及び提出された治験に係る資料から適用する ただし 2011 年 3 月 31 日までに申請された治験については 2011 年 6 月までは治験取扱に関する補助資料及び本手順書の適用とする 4. 2012 年 4 月 1 日改訂 5. 2012 年 6 月 1 日改訂 6. 2013 年 7 月 1 日改訂 7. 2014 年 10 月 1 日改訂 - 7 -