審判講習会資料 小野市バレーボール協会 日時平成 25 年 6 月 14 日 ( 金 ) 19 時 30 分 ~20 時 30 分場所小野小学校体育館 本資料は 下記のホームページで公開されています http://kyoei.arrow.jp/vb_kyokai/ 0
Ⅰ はじめに 本ルール集およびリーグ戦大会規定に記載なきルールは 財団法人日本バレーボール協会の最新年度版バレーボール 6 人制競技規則に従う Ⅱ 試合について 1 開始の手順 (1) プロトコール ( 主審が主将を集めてジャンケンをしてサーブ権 コート権を決める ) (2) 先にサーブを打つチームから 3 分間の公式練習をする ( 時計は副審 ) (3) 公式練習後 選手全員が整列し挨拶 握手をする (4) 選手 6 名がコートに入り 位置を確認後プレーボール (5) 試合が終わると全選手は キャプテンを先頭にしてエンドラインに並び 中央まで進み握手する 2 開始時刻の約束 (1) 事前に試合不可能な事態が生じた時は 速やかに対戦チーム及び会場責任者に連絡する (2) 第 1 試合は 午後 8 時にプロトコールを宣言する 18 時 10 分に第 1 セットを開始できない場合は 整列をして第 1 セット終了とする (25 対 0) 28 時 20 分に第 2 セットを開始できない場合は 整列をして第 1 試合を終了とする (25 対 0) (3) 第 2 試合は 第 1 試合終了 5 分後 プロトコールを宣言する 1 但し 第 1 試合が棄権試合となった場合 9 時プロトコールを宣言する 2 第 2 試合プロトコール宣言後 試合が始められない場合プロトコール宣言後 10 分で第 1 セット終了 20 分で第 2 セットを終了する ( 得点は 第 1 セット 25 対 0 第 2 セット 25 対 0) Ⅲ 試合進行に関すること ( 主なルール ) 1 一般事項 (1) 得点 ( 小野市リーグ戦適用ルール ) 1 ラリーポイント 25 点先取制 (24 対 24 でジュース 但し最高 27 点先取 ) 23 セット目は 15 点先取制 (14 対 14 でジュース 但し最高 17 点先取 ) 33 セット目はチェンジコートは行わず タイムアウトは 1 回とする (2) セット間は 2 分とする (3) 負傷の場合は 3 分の休息を認める 2 サーブについて (1) 打つ場所は エンドラインより後方 両サイドライン延長線内であればよい (2) 主審吹笛後 8 秒以内に打つ (3) やり直しは認めない 3 マーカー外通過のボールについて (1) 一度マーカー外から 戻して返してもよい 4 ペネト レーション フォールト ( パッシング ザ センターライン ) (1) 片方の足 ( 両足 ) がセンター ラインを越えて相手コートに触れても 侵入している片方の足 ( 両足 ) の一部が センター ラインに接触しているか その真上に残っていれば許される (2) 両足より上部の身体のいかなる部分が 相手コートに触れても 相手のプレーを妨害しない限り許される 5 タッチ ネット (1) ネットへの接触 1 競技者が ネットに触れても相手方のプレーを妨害しない限り 反則とはならない (2) ネット近くの競技者の反則 ( 競技者が相手のプレーを妨害する行為とは 次のことをいう ) 1
1 ボールをプレーする動作中に ネット上部の白帯やアンテナの先端 80cm までの部分に触れたとき 2 ボールをプレーしているときにネットの支持を得たとき 3 アドバンテージを得ようとしたとき 4 正当なプレーの試みに対して妨害するような動作をしたとき ネット上部の白帯 アンテナ ( ネットより上の部分 ) 以外には触れてもよい ( 但し 相手のプレーを妨害しない限り ) 上記の 234 については スポーツマンシップに反する行為に対し イエロー カード ( 判定はタッチ ネット ) 反則が科されます ( 反則の例 ) プレーの後 相手コートの侵入など反則が起きることを防ぐためにネット ( ネット全長 ) にぶら下がったり ネットの助けを借りていると判断されるような行為 相手のプレーに影響を与えていると判断されるような行為 ( アンダーロープに捕まった場合も含む ) 相手のプレーを妨害するためや審判の判定を惑わすために意図的にネットを引っ張るような行為 チーム メイトのプレーを援助するために故意にネットを引っ張り下げるような行為 ネットを下げながらアタック ヒットするような行為 6 リベロ制 ( 小野市リーグ戦適用ルール ) について (1) リベロは セット毎に 1 名のみオーダー表にて届け出る (2) リベロは 1 名しかコートに入れない (3) リベロのアタックエリア内でのオーバーハンドパスは反則 ( アタックラインにタッチしていてもダメ ) (4) リベロは 異色のユニフォーム等を着用し他の選手と明確に区別できるようにする ( 注意 ) 選手が負傷した場合でも 以上のルールで行い 特例は認めない 例えば 選手 6 名 リベロ 1 名の 7 名で試合をしている場合で 選手 1 名が負傷してプレー出来ない場合は セット途中においてリベロを選手に変更登録出来ないので そのセットは負けとなる 次のセットは リベロを登録を外し 選手として登録することができる (5) 選手交代とタイムアウト 1 セットにつき 6 回まで可能 1 対 1 の交代を 1 回と数え 2 人ずつなら 2 回 3 人ずつなら 3 回と数える ( リベロプレーヤーとの交代は この 6 回の回数には数えない ) なお スターティン グメンバーは ベンチに退いた後 同一セットで 1 度だけコートに戻ることはできるが 自分と交 代して入ったプレイヤーとしか交代ができない また 選手交代でコートに入ったプレイヤーがベ ンチに戻った場合 そのセット内ではコートに入ることはできない タイムアウトは 1 セットにつき 2 回まで 監督かゲームキャプテンが審判に要求できる 1 回 につき 30 秒間 2 回分をまとめてとることも可能です 7 その他 2 試合連続となる場合 2 試合目の公式練習はなしとする ネットの高さは 男子は 235cm とし 女子は 215cm とする 試合に出場する選手は 必ず背番号を付けなければならない 原則として 全ての試合は相互審判制で行う セット毎に オーダー表を審判に提出する 2
Ⅳ ゲーム進行に関する審判等の役割及びチームの注意事項 1 審判団 ( 主審 副審 ラインズマン ) の役割について (1) 審判団は 協力をし スムーズなゲーム進行を心がけ ルールにのっとり 公正 公平な立場で進行にあたる (2) 主審 副審 ラインジャッジは それぞれの役割を果たす 2 主審の役割 (1) 全ての権限を担い ゲームの進行を行う 3 副審の役割 (1) 主審を補佐する (2) 主な仕事 1メンバー確認 サーブ順確認 2タイムアウト メンバーチェンジ対応 3ポジショナルフォールト ( アウトオブポジション ) の確認 4 ラインジャッジの主な役割 (1) イン アウトボールの判定 ボールの一部がラインに触れていればインボールとする (2) ワンタッチボール マーカー外通過ボールの判定 (3) サーバーの位置確認 5 主審 副審 ラインジャッジ4 人 (2 人でも可 ) の配置と判定について ( 記録員およびアシスタント スコアラーは置かないので ローテーション 選手交代等について注意すること ) ラインジャッジ 2(L2) ラインジャッジ 3 (L3) 副審 6 5 7 4 2 3 1 8 ライジャッジ 4(L4) 主審 ラインジャッジ 1(L1) ( ラインジャッジの主な判定箇所の分担について ) ボール1:L1 L2が判定 ( コーナー 2m 以内 ) ボール2:L1が判定 ボール3:L2が判定 ボール4:L2が判定 ボール5:L3が判定 ボール6:L3が判定 ボール7:L2が判定 ボール8:L1 L2が判定 3
6 チームとしての基本的なルール (1) ゲームキャプテンの役割 チームキャプテンはいわゆる 主将 で チームの代表です チームキャプテンがコート内にい る時はゲームキャプテンも務めます チームキャプテンがコート内にいない場合は ゲームキャプ テンをコート内にいるプレイヤーの中で決めます ゲームキャプテンとは プレーがストップしている ( ボールアウト ) 時に 選手交代やタイムア ウトの要求をしたり 判定に関する質問等を直接審判に対して言える唯一のプレイヤーです 逆に 言うと ゲームキャプテン以外のメンバーは審判に対して直接話しかける事はできません 選手交代やタイムアウトの要求は監督も行えます (2) スポーツマンシップを大切にした自覚と責任ある行動 1 審判団について 審判団のチームは 審判団に係る人数確保 役割の確認及び分担をきちんと行い 公正公平な態度 でゲーム運営を行いましょう 2 相互審判制について 相互審判制は よりバレーボールに対しての理解が深められること 技術の向上が図られることを ねらいに行っています 互いの審判技能については 個人的な経験において 差異が生じることは否 めませんが 互いに精一杯審判をしているということを基本におき ジャッジに関する執拗なクレー ムは避けたいものです 4