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魅力的で使いやすい商品開発のための ユーザーセンタード デザイン 日本アイ ビー エム株式会社 GBS アプリケーションイノベーションサービス吉武良治 = User-centered design = ユーザーセンタード デザイン = ユーザー中心設計 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

本資料の内容 1. 1. () () の概要の概要 ( ( ) ) とはとは? とユーザーエクスペリエンスとユーザーエクスペリエンス / ユーザビリティとの違いはユーザビリティとの違いは? の国際規格の国際規格 ISO ISO 13407 13407 従来方式と従来方式と アプローチの違いアプローチの違いユーザーエクスペリエンスユーザーエクスペリエンス / 魅力的品質とユーザビリティ魅力的品質とユーザビリティ 2. 2. () () の構成要素の構成要素 のプロセスのプロセス の手法の手法 のチームのチーム 3. 3. () () のまとめのまとめ の 4 4 つの効果つの効果 に関するよくある質問に関するよくある質問参考書籍参考書籍 2 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

次のような問題 課題に遭遇していませんか? カーナビ 携帯電話 音楽プレーヤー HDD レコーダー 携帯情報端末などのデジタル情報機器やそれらを利用したサービスにおいて 製品やサービスの多機能化 複雑化によって使い方 ( ユーザーインタフェース ) がわかりにくい 製品やサービスのコモディティ化によってユーザーにとっての魅力がみえにくい ( 差別化できない ) 利用者層の広がりによって対象ユーザーを特定しづらい 使いやすく魅力のある商品を企画 開発するしくみが明確でない 使いやすく 魅力的なデジタル情報機器を企画 設計 開発するための ( ユーザーセンタード デザイン ) とは 3 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

1. ユーザーセンタード デザイン () の概要 1. 1. () () の概要の概要 ( ( ) ) とはとは? とユーザーエクスペリエンスとユーザーエクスペリエンス / ユーザビリティとの違いはユーザビリティとの違いは? の国際規格の国際規格 ISO ISO 13407 13407 従来方式と従来方式と アプローチの違いアプローチの違いユーザーエクスペリエンスユーザーエクスペリエンス / 魅力的品質とユーザビリティ魅力的品質とユーザビリティ 2. 2. () () の構成要素の構成要素 のプロセスのプロセス の手法の手法 のチームのチーム 3. 3. () () のまとめのまとめ の 4 4 つの効果つの効果 に関するよくある質問に関するよくある質問参考書籍参考書籍 4 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

( ユーザーセンタード デザイン ) とは? とは 商品やサービスを利用するときに ユーザーが体験するすべて ( トータル ユーザー エクスペリエンス ) を対象とし それらを使いやすく 魅力的に設計するための取り組みで プロセス ( 手順 ) や具体的方法を提供するものです お客様と 商品 や サービス の接点 体験は 使う 場面だけではない 商品に興味を持ち 購入を決め... 使い始め... 魅力に惹きこまれ... 次の購入へ 購入する注文する開梱する興味をもつ導入する トータル ユーザー エクスペリエンス アップグレードする サポートを受ける 質問をする 使う 使い込む 5 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

ユーザー中心設計 () とユーザーエクスペリエンス (UX)/ ユーザビリティとの違いは? ユーザーエクスペリエンス / ユーザビリティは 商品開発において実現すべき目標 特性のひとつです ( ユーザー中心設計 ) は 使用者や利用の状況等によって商品ごとに異なります 上記を実現するためのプロセスや手法などを用いた取り組みです すべての商品で共通です 6 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

の国際規格 ISO 13407 の取り組みは国際的に注目されています インタラクティブ システムの人間中心設計 (HCD: Human-Centered Design) のプロセスに関する国際規格が 1999 年に発効され 翌年に日本工業規格 JIS として制定されています と HCD は 基本的に同じ考えに基づいた取り組みです ISO 13407: 1999 Human-centred design processes for interactive systems JIS Z8530: 2000 インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス (13407 の翻訳 JIS) IBM における IPD/ は HCD を開発プロセスに組み込んだ代表例のひとつ ISO 13407 の関連規格 ISO/TR 16982:2002 Usability methods supporting human-centred design 人間中心設計の必要性の特定 利用の状況の把握と明示 ISO 13407 による設計プロセス < 手法のガイドブック > ユーザー テスティング法 ( ユーザー参加 ): ユーザ観察 パフォーマンス評価 重要な出来事 質問紙法 インタビュー 思考発話 参加型設計と評価 創造的手法 インスペクション法 ( 専門家による評価 ): 文書による手法 モデルによる手法 専門家評価 自動評価 ) 要求事項に対する設計の評価 システムが特定のユーザ 及び組織の要求事項を満足 設計による解決案の作成 ユーザと組織の要求事項の明示 7 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

従来方式と アプローチの違い 従来型アプローチ アプローチ 技術主導部品に焦点限られた組織間協業内部仕様に焦点ユーザー調査 分析等の専門家不在競合他社への注意不足ユーザー評価の前に生産開始不良品中心の品質観ユーザーの評価に対する注目不足既存ユーザーへ焦点 ユーザー中心トータル ソリューションに焦点組織横断チーム外部仕様に焦点ユーザー調査 分析等の専門家の参画競合他社に注意深く注目ユーザーによる検証後に生産開始ユーザー中心の品質観ユーザーの評価を第一に既存ユーザーと未開拓ユーザーに焦点 8 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

ユーザーエクスペリエンス / 魅力的品質とユーザビリティ よりよいユーザー体験や魅力的品質 これがあるから購入する POSITIVE ユーザビリティやあたり前品質 操作性 認知性 わかりやすさ 快適性 心地よさ 壊れにくさなど Non-NEGATIVE 水準 0 これらに対して不満や不安があると ユーザーはもう使ってくれなくなる 9 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

IBM における 商品 サービス開発のプロセス (IPD プロセス ) と密に連携しながら 市場の定義 から 市場での評価 までの 6 つのステップにおいて 複雑化する商品やサービスに対し ユーザーの意見を常に反映し 競争力のある商品を開発するための手法です 目標 商品やサービスを通してお客様によりよい体験を! ユーザーエクスペリエンスデザインの実現 のプロセス の手法 のチーム では 商品やサービスを利用するときにユーザーが体験するすべて ( トータル ユーザーエクスペリエンス ) を対象とし 商品を使いやすく 魅力的に設計するために のプロセスと の手法を提供し 専門家を含むチームで活動します 10 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

2. ユーザーセンタード デザイン () の構成要素 1. 1. () () の概要の概要 ( ( ) ) とはとは? とユーザーエクスペリエンスとユーザーエクスペリエンス / ユーザビリティとの違いはユーザビリティとの違いは? の国際規格の国際規格 ISO ISO 13407 13407 従来方式と従来方式と アプローチの違いアプローチの違いユーザーエクスペリエンスユーザーエクスペリエンス / 魅力的品質とユーザビリティ魅力的品質とユーザビリティ 2. 2. () () の構成要素の構成要素 のプロセスのプロセス の手法の手法 のチームのチーム 3. 3. () () のまとめのまとめ の 4 4 つの効果つの効果 に関するよくある質問に関するよくある質問参考書籍参考書籍 11 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

のプロセス 12 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

のプロセス Step 1 市場の定義 : 目標の明確化と活動の計画 誰が何のためにその商品を使うのか を明確 Step 2 ユーザー情報と競合商品情報の理解 : タスク分析と競争力の調査 ユーザーは, 何を求めているか を把握 Step 3 コンセプトデザイン : デザイン戦略とコンセプトデザインの視覚化 何をどのように提供すべきか を策定 Step 4 設計の洗練 : 設計と評価の繰り返し 商品は魅力を備えているか を確認し, 洗練 Step 5 評価と妥当性の検証 : 想定ユーザーによる評価と検証 ユーザーの期待に応えているか を評価し, 課題を解決 Step 6 市場での評価 : ベンチマーク評価 市場でのユーザーによる評価を確認し, 今後の開発に活用 13 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

の手法 14 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

の手法 調査や分析のための手法アンケート調査 : のあらゆる段階で役に立つ フィールド調査 : ユーザーの本質的な要求を探る インタビュー法 : 柔軟性が高く, 詳細情報を知るグループインタビュー : 効率よくユーザー情報を得る タスク分析 : タスクの重要度と満足度を知る UD マトリックス : 多くのユーザー情報を整理する デザインのための手法ペルソナ法 : 対象ユーザーを詳細に描き 共有するユーザーシナリオ法 : ユーザー行動を詳細に描写する コンセプトデザイン : デザイン戦略を明示する簡易プロトタイプ : 早期からの評価に活用する 詳細プロトタイプ : 狙ったデザインを確保する デザインガイドライン : 一貫性のあるデザインにする 評価のための手法チェックリスト : 効率よくデザインを確認する デザインウォークスルー : デザインの方向性を確認する ヒューリィスティック評価 : 専門家が効率よく問題を発見する パフォーマンス評価 : 良し悪しを定量化する専用ルームでのユーザーによる評価 : 効率的に満足度を確認する 使用環境でのユーザーによる評価 : 自然な環境で満足度を確認する 15 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

のチーム 16 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

はチームで活動 は 複数の専門家から構成されるチームによる 作り込み チームはプロジェクトごとに必要な人材を集めて構成 販売活動の担当者 チーム リーダー チーム構成の例 企画担当者 サービス / サポート担当者 ユーザー リサーチの専門家 ユーザー エクスペリエンス デザインの専門家マーケッティングの専門家 ユーザー エクスペリエンス デザインのリーダー コアメンバー ビジュアル / 工業デザインの専門家 HW/SW 開発者 マニュアル / インフォメーション開発者 ユーザー評価の専門家 17 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

3. ユーザーセンタード デザイン () のまとめ 1. 1. () () の概要の概要 ( ( ) ) とはとは? とユーザーエクスペリエンスとユーザーエクスペリエンス / ユーザビリティとの違いはユーザビリティとの違いは? の国際規格の国際規格 ISO ISO 13407 13407 従来方式と従来方式と アプローチの違いアプローチの違いユーザーエクスペリエンスユーザーエクスペリエンス / 魅力的品質とユーザビリティ魅力的品質とユーザビリティ 2. 2. () () の構成要素の構成要素 のプロセスのプロセス の手法の手法 のチームのチーム 3. 3. () () のまとめのまとめ の 4 4 つの効果つの効果 に関するよくある質問に関するよくある質問参考書籍参考書籍 18 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

の 4 つの効果 を商品企画 開発 販売 サービスなど全社的に導入することにより お客様満足度向上 ブランドイメージの向上 コストの削減 差別化の先進技術開発などの効果が期待できる によって何が変わるのか の 4 つの効果 お客様満足度の向上 ブランドイメージの向上 常にお客様の要求とお客様からの評価を考慮して お客様が商品に対して重視しているポイントに焦点をあてた開発活動により お客様満足度を向上 お客様がある企業に望むことを, その企業のブランドに添って開発することができることにより, 会社に対するよい印象を増し, 商品やサービスのブランド力を向上 コストの削減 差別化の先進技術開発 開発の早い段階でユーザーの要求を検討する方が, 開発の後半で検討するよりも経済的 商品にとって価値のある効果的な投資と出荷後のサービス費用削減 お客様が商品に対して重視しているポイントに焦点をあてた研究 開発活動により お客様視点での他社との差別化のための有効な先進技術開発への投資が可能 19 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

に関するよくある質問 質問 1: 使いやすさと の違いは何ですか? 回答 : 使いやすさは 実現する必要のある商品の特性です は それらを実現するためのプロセスや手法などを用いた取り組みです また は 使いやすさだけではなく ユーザーにとって魅力的で 満足度の高い商品を企画 開発することが主要な目標です 質問 2: は 別の言葉で言うと 使いやすさをテストすること ですか? 回答 : 使いやすさのテストは で用いられる方法のひとつですが はこれよりももっと広範なものです では 開発サイクル全体にわたって ユーザーを理解することと ユーザー情報及びユーザーからのフィードバックの収集に重点を起きます また には ユーザーが見聞きし 手に触れる商品のあらゆる部分を設計する多分野にまたがるチームが必要です 質問 3: 組織の中で について理解している必要があるのは誰ですか? 回答 : すべての人です 多くの組織では 特定のグループや特定の人が を専門に検討 実施することによって 会社全体では魔法のようにすぐれた商品を企画 開発 生産することを期待します 成功するために必要なことは 組織の全構成員が の取り組みを理解し 自分のこととして参画して 全構成員が一緒になって 商品やサービスを魅力的で使いやすくするための活動を推進していくことです 質問 4: すべての商品チームが同じように に高いレベルの投資を行う必要がありますか? 回答 : いいえ そのようなことはありません への投資には会社の意思決定がかかわります プロジェクトの開始時に 競争に有利な目標を設定する必要があります この目標によって への投資のレベルが決まります ( 例えば ユーザーにとって魅力的で使いやすい商品の提供 超低価格の商品の提供等 ) 全てのプロジェクトを成功させる上で重要なことは 競争に有利な目標を設定し それに応じて への取り組みを計画していくことです 20 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

IBM における を紹介する 参考書籍 : 使いやすさのためのデザイン - ユーザーセンタード デザイン < 書籍の概要 > 書 名 : 使いやすさのためのデザインユーザーセンタード デザイン 著者名 : 日本 IBM( 株 ) 山崎和彦他 出 版 : 2004 年 5 月出版 出版社 : 丸善株式会社出版事業部 価 格 : 2,520 円 ( 税込 ) 内容 : この本は 商品開発 Web サイト制作 ソフトウエア開発を革新したい方のために書かれています ビジネスに役立つ 使いやすさのためのユーザーセンタード デザイン の紹介 IBM の ThinkPad やホームページ ビルダーなど 使いやすさで成功した 7 つの事例 使いやすさで成功するためのプロセスや手法 そしてユニバーサルデザインやユーザーエクスペリエンス デザインなどへの発展も紹介します URL: http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/4621074334.html : User-Centered Design 21 Copyright 2008 IBM Japan, Ltd. All rights reserved

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