第 5 回全国合同訓練実行委員会第 2 回 WG(H27.2.7 開催 ) 資料 資料 6 第 5 回緊急消防援助隊全国合同訓練の骨子 ( 案 ) 第 訓練の目的首都直下地震 南海トラフ地震等を想定し 全国規模の参集訓練及び実践的な部隊運用訓練を実施し より迅速な参集体制の確立及び連携活動能力の向上を図る また 大規模災害時における千葉県受援計画の検証及び実動関係機関との連携活動の強化を図る 第 2 訓練想定直下型地震 + 海溝型地震 ( 市街地火災 コンビナート火災 建物倒壊 津波浸水など幅広い被害を想定 ) 第 3 実施日時平成 27 年 月 3 日 ( 金 )~4 日 ( 土 ) 第 4 実施場所千葉県市原市菊間他 ( 別紙 ) 参照 第 5 参加機関 各都道府県緊急消防援助隊約 500 隊 2 地元消防本部 3 地元消防団 4 石油コンビナート地域の自衛消防組織 5 実動関係機関 ( 自衛隊 警察 海上保安庁 DMAT TEC-FORCE ドクヘリ ) 等 第 6 訓練内容 初日 () 部隊参集訓練 ( 別紙 2) 参照 (2) 夜間救助 宿営訓練 (3) 実動部隊連携訓練 ( 陸上 ) (4) 実動部隊連携訓練 ( 航空 ) (5) 本部運営訓練 ( 別紙 3) 参照 2 2 日目 () メイン総合訓練 (2) ドラゴンハイパー コマンドユニット運用訓練 第 7 その他多様な主体との連携訓練を実施する調整過程で 現地合同指揮所の設置方法 自衛隊機への乗車方法等の手順を確立 その内容をマニュアル化 各機関で共有
2 D 本部運営訓練会場等 ( 千葉県庁ほか ) E 第 2 宿営会場 ( 市原市総合防災センター ) ( 別紙 ) A 夜間救助等訓練会場 第 宿営会場 ( 蘇我スポーツ公園 ) 第 5 回緊急消防援助隊全国合同訓練会場位置図 B 実動部隊連携訓練会場 ( 陸上 ) ( 調整中 ) C 実動部隊連携訓練会場 ( 航空 ) ( 海上自衛隊下総航空基地 ( 調整中 )) G ト ラコ ンハイハ ー コマント ユニット運用訓練会場 ( コスモ石油北岸 ) F メイン総合訓練会場 ( 消防学校移設予定地 )
A 夜間救助 宿営訓練会場 ( 蘇我スポーツ公園 ) 第 3 駐車場 場所 : 千葉市中央区川崎町面積 : 約 40ha( 黄色枠内 ) 56 駐車場 (3 箇所 ) 2 多目的グラウンド約 2.5ha 3 整備中区域約 2.0ha 4 未整備区域約 2ha 備考 : 平成 25 年度九都県市合同防災訓練会場 4 夜間訓練会場 2 宿営訓練会場 2 5 第 駐車場 車両進入禁止 3 3 宿営訓練会場 5 6 第 2 駐車場 4 6 工事中 3
4 海上自衛隊下総航空基地 ( 調整中 ) 所在地 : 千葉県柏市藤ヶ谷 64- 面積 :262ha 陸海空自衛隊による共同運用 海上自衛隊の航空士 操縦士の教育訓練用飛行場として使用 航空自衛隊所属の C- C-30H が離着陸可能 C 実動部隊連携訓練 ( 航空 ) 会場
5 3 E 第 2 宿営会場 ( 市原市総合防災センター ) 2 4 4,243m2 5 4,243 m2 市原市総合防災センター 場所 : 市原市山田橋 343 面積 :3.7ha 所有 : 市原市管理 : 市原市消防局 ( 訓練施設 ) 備考 : 千葉県受援計画の宿営場所として指定 倉庫脇駐車場 4 中央広場 (4,234 m2 ) 2 西側駐車場 5 南西側広場 (9,8 m2 ) 3 訓練棟
F メイン総合訓練会場 ( 千葉県消防学校移設予定地 ) 6 場所 : 市原市菊間面積 : 約 23ha( 黄色枠内 ) 調整池約.5ha 2 駐車場約.5ha 3 天然 / 人工芝グラウンド約 8.5ha 456 空地約.5ha 備考 : 平成 9 年度八都県市合同防災訓練会場 4 2 5 2 6 4 2 5 3 5 4 3 6 3 6
G ドラゴンハイパー コマンドユニット運用訓練会場 ( コンビナート災害 ) 訓練予定エリア (3. 発災場所 ) 北岸 コスモ石油 千葉製油所 北岸 コスモ石油株式会社千葉製油所 所在地 : 千葉県市原市五井海岸 2 面積 :67ha( 北岸 ) エネルギー 産業基盤災害対応型消防水利システムが配備される市原市消防局管内 大容量泡放射システムを所有している京葉臨海中部地区共同防災協議会の構成事業所 東日本大震災を踏まえ 防災体制の充実強化に努めており 訓練実施に向け協力的 メイン会場からコスモ石油 北岸まで約 7.2 kmと近距離 7
8 ( 別紙 2) 第 5 回緊急消防援助隊全国合同訓練における部隊参集訓練の要領 ( 案 ) について平成 27 年 2 月 7 日広域応援室 陸路による参集 北海道大隊 沖縄県大隊及び自衛隊輸送機を用いて進出してくる隊を除き 原則として 陸路により進出 陸路については 訓練参加隊員が安全に訓練に参加できるよう 各都道府県の集結場所から千葉県千葉市まで移動距離に応じ 当日参集隊 前日参集隊 前々日参集隊 の 3 つに分類 区分 移動距離 ( 目安 ) 参集方法等 当日参集隊 400 km未満訓練当日に参集開始 前日参集隊 400~800 km訓練前日より参集開始 前進拠点で宿泊 前々日参集隊 800 km以上訓練前々日より参集開始 2 カ所の前進拠点で宿泊 前進拠点は 千葉県千葉市から 300~400 km付近 600~800km 付近に 6~8 カ所程度設定予定 消防学校等を検討 統合機動部隊は 訓練当日に 都道府県大隊より 時間程度早く先遣出動 統合機動部隊と都道府県大隊の出動時間は 実災害では数時間の差が生じるが 訓練時間を確保するため 時間程度の差とする 2 北海道大隊又は沖縄県大隊の参集 ( 海路又は空路 ) 北海道大隊又は沖縄県大隊については 原則として 民間フェリーにより参集 ( 負担を考慮し 車両のみ民間フェリーで輸送し 人員は民間の旅客機により現地に入ることも可とする ) 陸路及び海路の途絶を想定し 一部の救助隊員及び携行可能な救助資機材については 民間の旅客機により輸送 例 : 北海道大隊の救助隊員 救助資機材千歳空港 成田空港 ( 人員輸送車等又は自衛隊ヘリ等 ) 訓練場所 3 自衛隊機を活用した参集 ( 空路又は海路 ) 空路については C-30 C- 等と連携して 救助隊を輸送 例 : 救助工作車 Ⅳ 型小牧基地 (C-30) 下総航空基地 訓練場所 海路については 自衛隊輸送艦及び L-CAC( エア クッション型揚陸艇 ) への積載手順の確認訓練を実施 ( 輸送艦等による参集は行わない ) 例 : 広島県大隊の一部広島県内各地 呉港 輸送艦 おおすみ 及び L-CAC( 積載手順の確認 ) 4 航空隊の参集 原則として 訓練当日の有視界飛行による進出とする 計器飛行装置装備機体については 夜間や悪天候時の進出を想定し 航空局の協力のもと 模擬計器飛行ルートを設定し 被災地への計器飛行進出訓練を検討
9 訓練会場からの距離 800km 400km
日程訓練番号訓練項目訓練の主眼主な参加隊種別参加関係機関無償使用車両 航空自衛隊 DMAT 陸上自衛隊 海上保安庁 陸上自衛隊 陸上自衛隊民間企業 陸上自衛隊警察 重機及び重機搬送車特別高度工作車無線中継車 拠点機能形成車支援車 Ⅰ 型資機材搬送車 遠距離送水ポンプ車ホース延長車重機及び重機搬送車無線中継車 燃料補給車 平成 27 年 2 月 7 日広域応援室 全地形対応車津波 大規模風水害対応車重機及び重機搬送車人員輸送車 第 5 回緊急消防援助隊全国合同訓練における各訓練項目の主眼等について ( 案 ) ( 別紙 3) 訓練 No. 夜間救助 宿営訓練 会場 A: 蘇我スポーツ公園 A- 瓦礫 土砂災害救出訓練 ( 統合機動部隊等初動対応訓練 ) 指揮支援隊からの指示に従い 統合機動部隊が即応活動を実施 統合機動部隊は収集した情報を後続の大隊へ提供し 大隊は当該情報をもとに活動を展開 ( 以上 2 項目は A-❸ B-❹ の訓練共通 ) 指揮隊救助隊救急隊 A-2 広域医療搬送訓練 DMAT による SCU( 下総航空基地 ) の設置やヘリによる広域搬送など 各機関が連携した救助現場から広域医療搬送までの手順の確立 救急隊航空隊 A-❸ 多重衝突事故救出訓練 ( 統合機動部隊等初動対応訓練 ) 実動関係機関 ( 自衛隊 警察 ) との現地合同指揮所の設置 現地合同指揮所における情報共有手段 活動エリアの調整などの手順の確立 調整結果に基づき 各機関が各々の特性 資機材を活かした連携救助 指揮隊救助隊救急隊 A-❹ 宿営訓練 拠点機能形成車 (00 人宿営可能 ) 等のフル活用 後方支援隊 日目 訓練 No. 実動部隊連携訓練 ( 陸上 ) 会場 B: 調整中 B- 津波漂流者救出訓練 B-2 大規模火災消火訓練 陸上部隊と航空部隊の連携 津波 大規模風水害対応車を活用した救助活動 首都直下地震の大規模市街地火災を想定し スーパーポンパーを複数台活用した効果的な消火体制の確立 燃料補給車による 活動中の車両 ( スーパーポンパーなど据え置きの車両等 ) への燃料補給 消研センター無人ヘリを活用し 空から面的な延焼状況等の情報収集 指揮隊救助隊航空隊 指揮隊消火隊 B-3 燃料補給訓練 ローリー 燃料補給車 応援部隊車両など 非常時における連携した燃料供給体制の確立 後方支援隊 B-❹ 大規模土砂災害救出訓練 ( 統合機動部隊等初動対応訓練 ) A-❸ 同様 土砂災害現場の斜面等で水陸両用バギー及び全地形対応車を活用し 人員 資機材等の輸送 TEC-FORCE の安全確認による全隊統一した安全管理 指揮隊救助隊救急隊 訓練 No. 実動部隊連携訓練 ( 航空 ) 会場 C: 下総航空基地 ( 調整中 ) 全地形対応車津波 大規模風水害対応車重機及び重機搬送車 C- 部隊輸送訓練 (C-30 CH-47 等 ) 陸 海 空の多重ルートによる緊急消防援助隊投入のための輸送連携 ( 手順 ) の確立 自衛隊輸送機 C-30 等による部隊輸送 CH-47 と連携した孤立想定地域までの空輸 全隊航空 海上自衛隊 凡例 日中訓練 ➊ 夜間を含んだ訓練 0
日程訓練番号訓練項目訓練の主眼主な参加隊種別参加関係機関無償使用車両 千葉県自衛隊県警海上保安庁 DMAT 等 DMAT 国土交通省 DMAT 陸上自衛隊警察 DMAT 陸上自衛隊 警察 海上保安庁 コスモ石油 ( 株 ) 千葉製油所京葉臨海中部地区共同防災協議会海上保安庁 拠点機能形成車支援車 Ⅰ 型資機材搬送車 特殊災害対応自動車大型除染システム搭載車 特殊災害対策車大型ブロアー車ウォーターカッター車大規模震災用高度救助車特別高度工作車全地形型対応車津波 大規模風水害対応車重機及び重機搬送車特殊災害対策車大型ブロアー車ウォーターカッター車大規模震災用高度救助車特別高度工作車 全地形対応車津波 大規模風水害対応車 エネルキ ー産業基盤災害即応型消防水利システム 訓練 No. 本部運営訓練 会場 D: 千葉県庁 市原市消防局等 D- 千葉県消防応援活動調整本部運営訓練 ( 県災対本部 緊急災害現対策本部との連携含む ) 災害対策本部における実動部隊調整班 ( 県警 自衛隊 ) との活動方針の調整 医療班と連携した広域医療搬送及び DMAT の活動調整 指揮支援隊 ( 部隊長 ) 日目 D-2 航空運用調整班運営訓練 首都直下地震を想定した東日本大震災を上回る大規模な航空運用調整 ヘリ動態管理システムの積極的活用 ドクヘリも含めた 活動ヘリ全体の運用調整 指揮支援隊 ( 部隊長 ) 航空隊 ( 千葉市消防局 ) D-3 訓練 No. 関係市指揮支援本部運営訓練 ( 市災対本部との連携含む ) 宿営訓練 会場 E: 市原市総合防災センター 市災害対策本部又は被災地消防本部における警察 自衛隊等との部隊調整 病院選定 民間重機等の調整等 指揮支援隊市原市他 ( 調整中 ) E-❶ 宿営訓練 拠点機能形成車 (00 人宿営可能 ) 等のフル活用 後方支援隊 訓練 No. メイン総合訓練 ( 完全ブラインド 無償使用車両活用 ) 会場 F: 消防学校移設予定地ほか F- 消防応援活動調整本部運営訓練指揮支援隊 ( 部隊長 ) 災害状況に応じた部隊移動など F-3~とリンクした部隊運用訓練 F-2 指揮支援本部運営訓練指揮支援隊 F-3 毒劇物事故対応訓練 F-4 ビル倒壊事故救出訓練 F-5 トンネル崩壊事故救出訓練 F-6 瓦礫 土砂災害 木造家屋倒壊事故救出訓練 F-7 列車脱線 落下事故救出訓練 毒劇物に高度な知見を有する自衛隊と連携した活動方針の決定 情報共有 消研センター無人ヘリを活用し 危険区域の上空からの面的な情報収集 現地合同指揮所を設置し 地元消防本部 消防団 緊急消防援助隊 自衛隊 警察 DMAT 等との各種情報の共有及び現場活動の調整手順の確立 先着する地元消防団の情報に基づく現場活動方針の決定 救助から救急へ引き継ぐ効率的な指揮活動及び部隊調整 TEC-FORCE の高度な知見を活用した連携活動 指揮隊救助隊毒劇物対応隊救急隊 指揮隊救助隊救急隊 2 日目 F-8 航空機事故火災救出訓練 特殊災害に対する防ぎょ体制の確立 航空機事故特有の安全管理 ( ジェット燃料による負傷対策など ) の徹底 地元消防本部と緊急消防援助隊が連携した集団救急事故対応 指揮隊消火隊救助隊救急隊 F-9 孤立者救出訓練 陸上部隊と航空部隊の連携強化 F-0 ヘリコプター空中消火訓練 陸上の指揮隊が消火状況から判断した 空中消火の実施 統制 消防防災ヘリと自衛隊ヘリによる連続消火 指揮隊救助隊航空隊指揮隊航空隊 F- 医療拠点等搬送訓練 DMAT や海上保安庁等と連携し 複数ヘリを用いて 災害拠点病院や洋上医療拠点等から搬送先を選定 搬送する手順等の確立 救急隊航空隊 訓練 No. ドラゴンハイパー コマンドユニット運用訓練 会場 G: コスモ石油株式会社千葉製油所 G- 大規模危険物施設火災対応訓練 凡例 日中訓練 ➊ 夜間を含んだ訓練 ト ラコ ンハイハ ー コマント ユニットの効果的な運用方法の確立 複数の事業所と自衛消防組織と連携した消火活動 ( 事業所との情報共有 資機材 薬剤の提供 大容量泡放射システムの活用等 ) 特殊災害隊水上隊航空隊
2 第 5 回緊急消防援助隊全国合同訓練における ICT の積極的な活用について平成 27 年 2 月 7 日広域応援室 目的 大規模災害への対応においては 多くの主体が連携し活動していることから 時々刻々と変化する災害状況を迅速に把握し 共有することが必要 ( 別紙 4) 全国合同訓練においては 現在 緊急消防援助隊が活用可能な情報共有手段を フル活用して 緊急消防援助隊各隊 消防庁 消防応援活動調整本部 指揮支援本部等との間の情報共有体制を強化 2 緊急消防援助隊が活用可能な情報共有 収集手段 緊急消防援助隊動態情報システム 指揮支援隊及び都道府県大隊指揮隊に配備している i-pad(3g 衛星) 各都道府県及び消防本部の閲覧可能 PC( インターネット ) 支援情報共有ツール 電子メール ( インターネット ) 無線中継車 ( インターネット 衛星 ) 衛星携帯電話 ( 衛星 ) V-SAT( 衛星 ) ヘリサット ヘリテレ ( 衛星 ) 無人ヘリ (WIFI) デジカメ ハンディカメラ等 3 第 5 回全国合同訓練における対応 () 指揮支援隊及び都道府県大隊指揮隊は 緊急消防援助隊動態情報システム (i-pad) を積極的に活用して 被害状況 道路交通状況 部隊の活動状況等の情報を発信 (2) 動態情報システムの i-pad を保有していない消防本部の各隊は インターネット環境を整備したPCを持参し 緊急消防援助隊動態情報システムを閲覧 (3) 緊急消防援助隊全隊は 緊急消防援助隊動態情報システムによる情報共有を補完するため 支援情報共有ツール及び電子メール等を活用 (4) 被災によりインターネットや携帯電話の回線が途絶したことを想定し 通信支援小隊が中心となって 無線中継車 衛星携帯電話 V-SAT 等を活用して衛星回線による通信手段を確保 (5) 通信支援小隊は ハンディカメラ デジタルカメラ等により収集した映像 画像 ( 他隊収集分を含む ) について 無線中継車や可搬型の送受信機器等を用いて 消防庁 消防応援活動調整本部 指揮支援本部等へ積極的に映像配信 (6) 航空小隊は 被災状況を俯瞰的に把握できるようにするため ヘリサット ヘリテレ デジタルカメラ等により撮影した映像及び画像を消防庁 消防応援活動調整本部 指揮支援本部等へ積極的に映像配信