平成 14 年改正薬事法に係る医薬品等の承認 許可等の事務手続に関する説明会プログラム 東京会場 ( 渋谷 C.CLemon ホール ): 平成 19 年 1 月 26 日 ( 金 ) 大阪会場 ( 大阪国際会議場 ) : 平成 19 年 1 月 29 日 ( 月 ) 時間割説明内容講師 14:00

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管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

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改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

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ICH Q4B Annex12

薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

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PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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資料編 に委託して製造をする場合を含み 他から委託を受けて製 造する場合を含まない ) をし 又は輸入した化粧品を製造 販売のために出荷することをいう 製造販売業者 とは 会社の経営陣 ( 取締役等 ) を指します 薬事法施行規則第 92 条 (4) ロット とは 一の製造期間内に一連の製造工程によ

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

特定個人情報の取扱いの対応について

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

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法改正の目的 1 Ⅰ 医療機器等の特性を踏まえた規制の構築 1. 医療機器等の製造販売業及び製造業の章の新設 2. 体外診断用医薬品の製造販売業の新設 3. 医療機器等の製造業の登録制への移行 4. プログラムの位置付けの明確化 5. QMS 調査の見直し 6. 認証制度に関する見直し 7. 医療機

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旧なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であるこ用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であることに留意するものとする

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合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

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Transcription:

平成 14 年改正薬事法に係る医薬品等の承認 許可等の事務手続きに関する説明会講演録 ( 平成 19 年 6 月 ) 厚生労働省医薬食品局審査管理課日本製薬団体連合会

平成 14 年改正薬事法に係る医薬品等の承認 許可等の事務手続に関する説明会プログラム 東京会場 ( 渋谷 C.CLemon ホール ): 平成 19 年 1 月 26 日 ( 金 ) 大阪会場 ( 大阪国際会議場 ) : 平成 19 年 1 月 29 日 ( 月 ) 時間割説明内容講師 14:00 開会挨拶日本製薬団体連合会 14:05~14:55 平成 14 年改正薬事法に係る 医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集 (Q&A) について 審査管理課 14:55~15:00 ( 休憩 ) 15:00~16:00 製造所の追加又は変更に係る手続の迅速化について審査管理課 16:00~16:15 質疑応答 16:15~16:25 ( 休憩 ) 16:25~16:55 外国製造業者認定について審査管理課 16:55~17:00 質疑応答

目 次 開会の挨拶 日本製薬団体連合会 1. 平成 14 年改正薬事法に係る 医薬品等の承認申請等に関する質疑応答 (Q&A) について 審査管理課 1 2. 製造所の追加又は変更に係る手続の迅速化について 審査管理課 13 3. 外国製造業者認定について 審査管理課 23

平成 14 年改正薬事法に係る医薬品等の承認 許可等の事務手続きに関する説明会 開会の挨拶日本製薬団体連合会薬制委員会委員長石井庸一 本日はお忙しい中 多数の皆様にお集まりいただき誠に有難うございます 薬事法改正については 今回の法改正で全面委託が認められるとか いろいろと私どもの経営に資するような面があったことは事実です 今回新しく記載整備とか 海外認定など まったく新しい制度が導入されたために 本来であれば 17 年 4 月から施行されているわけですので 十分準備が出来れば良かったわけですが 何分にも新しい制度だったこともあり 良くわからない中で走りながら進めてきたということもあって 実務作業をやる中でいろいろと大変な目に遭ったのではないかと思っています それらについては早急に何とか解決しなければならないとは思いつつ 2 年も過ぎ 今ごろ平成 17 年改正のQ&Aの説明をするのは 私どもとしてももう少し何とかならなかったかと深く反省をしているところです 今後こういうことはないと思っていますし また今までやってみないとわからないことも多々あって この2 年間の教訓をいろいろな形で生かして 今後の運用について 皆様と一緒に考えてよりよい制度にしていきたいと思っています 医薬品の品質を確保するために どういう形がいいのかについては さらに皆様方といろいろと知恵を絞って 規制当局にものを申していきたいと思っているところです 今までのいろいろな経験等を踏まえて Q&Aを出していただいておりますので 本日説明を良くお聞きいただいて 業務に役立てていただきたいと思っています 本日の講演内容は講演録を私どもの方で作成して 後日日薬連のホームページ等に掲載して 皆様に周知したいと思っています 今日は厚労省の担当官に公務のお忙しい中 来ていただいておりますので ぜひご静聴のほどお願いしたいと思います

1. 平成 14 年度改正薬事法に係る 医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集 (Q&A) について 厚生労働省医薬食品局審査管理課専門官安川孝志 ( 東京 大阪 ) 本日 平成 14 年改正薬事法に係る医薬品等の承認 許可等の事務手続きに関する説明会 というタイトルで説明会を設けることになりました まず 平成 14 年の改正ですが これについてはさまざまなことが抜本的に改正されたものであり 平成 15 年 16 年 17 年と段階的に施行されています その中でも特に今回の説明会に関係してくるものとしては 平成 17 年度に施行された 赤の点線で囲っている部分ですけれども 特に審査関係が中心になりますが 製造販売制度が施行されたことによって さまざまな改正が行われている そういう状況です 昨年医薬品の販売に関して法改正がありました けれども その前のときの改正について 施行からもうすぐ2 年が経とうとするのに このような説明会を行わなければならなくなったのか これは 14 年改正の内容が幅広いもので 正直申し上げますと行政のほうも試行錯誤しながら ここまで運用してきたことは否定できないのかなと思っています その中で運用していきながら 取り扱いを明確にすべき部分 あるいは十分整理が出来ていなかった部分 あるいは何かしらの改善を図ったほうが良いような部分 そういうものも出てきている状況です 企業の方々もいろいろ困っているという声も多数聞いていますし 日薬連をはじめ 各方面からさまざまなご要望 ご意見を賜っていたところです このように 企業の方 実際に運用している都道府県の方 本省あるいは審査を行う機構 そういった方もいろいろと施行の際に試行錯誤されていますが それで何も対応しなければ 何も進まない状況ですので 昨年秋以降 特に平成 14 年法改正に関連する承認 許可事務については集中的に審査管理課としても整理していくことにしました ここ数カ月の間 審査管理課としては日薬連を含め 業界 都道府県あるいは機構 そういった方々とも集中的に検討して 整理できたものから順次 Q&Aを出していきました 今日は最近発出されたQ&A 等に関する事項を解説するために説明会を開催することといたしました テーマを三つほど分けていますが まずは Q&Aをいろいろ出してきましたので その辺りのQ&Aに関して説明いたします 1

実際 どんなものが出たかというと 承認 許可事務全般として 平成 18 年 11 月 12 月 平成 19 年 1 月と 今まで3 回ほどQ&Aあるいは通知改正という形で出しました 内容としては 記載整備 製造区分 軽微変更届など さまざまな点について整理をしたところです 特に昨年 12 月は多数の企業が旧法下で取得していた業の許可の更新時期を迎えるため 記載整備などに関して さまざまな山場を迎えていたので その辺りは早めに11 月のQ&Aで整理しました では 今までのQ&Aは 内容が五月雨式でしたので 項目ごとに分けて説明したいと思います 最初に記載整備届ですが これはかなりの企業の方が 昨年末ぐらいまでに済まされているケースも多いかと思います まだ記載整備期限が残っている方々もいるようですから 改めて説明いたします そのほか 製造所の追加 変更に係る迅速審査 あるいは外国製造業者認定に係る改正については 通知を発出したり 省令改正を目指して作業を進めているところです この2 点については この説明の後で詳しく説明します まず承認書の記載整備の期限です タイトルの下のほうに 11 月 Q&A1 と書いてあるのは 11 月に発出した事務連絡のQ&Aの1 番目ということで書いています スライドに対応して その Q&Aも後でご覧いただければと思います 承認書の記載整備期限について 本当に最終的な期限がいつなのかは 複雑な附則の規定もあって なかなかわかりにくかったこともあり 改めて整理しました 記載整備届というのは 薬事法の附則の中で みなし製造販売業者の許可更新時までの間に行うこととされております ではみなしの製造販売業の許可更新はいつまでかということですが それについては同一法人が有する旧法下の製造業 または輸入販売業の許可のうち 平成 17 年 4 月 1 日の施行時点で最長のものということで規定されて 2

います つまり承認書の記載整備の最終期限というのは 複数製造所を持っていたら その中で最も長い期間のものが期限になるということです 一方で できる限り早い時期に 業許可の更新時期のタイミングで品目をまとめて記載整備を行っていただきたいということもありましたので 過去のQ&Aの中では各施設 例えばA 工場 B 工場 C 工場と下のほうに図がありますけれども それぞれ業の許可を持っていた場合は それぞれの許可の更新時期までに それぞれ記載整備をやってもいい旨を示していたところです 本当に最終的な期限というのは この中の一番長いところが期限なので そこまでに記載整備やっていただければよいということになっています 記載整備が必要というルールを決めています この書面による申請を電子化する手続ですけれども これはいったん書面による申請で承認を受けた後 FD 申請により一部変更承認を受ける場合もありますが そういったことがあっても すべての項目が電子的に記載されていなければ 通知の別紙様式 つまり EA1または2になりますが それによる提出が必要となってきます このように書面の場合は 届を2 回提出することが原則にはなっていますけれども 最初の別紙様式の提出の段階で 改正薬事法に対する記載整備をまとめて行っていれば 改めてE21による提出を省略することは可能であり 同じことを2 回出していただく必要はないという取り扱いにしています 続きまして記載整備届の記載ということで 承認書のどこを整備するかですが 今さら感もありますけれども 改めて説明します 一つ目は製造所や製造方法に関する情報を記載する 二つ目としては原薬に関する情報を記載する 三つ目としては FD システム上の対応になりますが 別紙規格とか 規格および試験方法欄については試験名ごとに記載することが必要となっています これは一般用医薬品と医療用医薬品 製造方法欄の書き方はいろいろ異なっている面はあるかと思いますが 基本的な手順は一緒ですので このとおりに従って対応してください 次に記載整備届で用いる様式については従来 軽微変更届で用いる施行規則の様式第 24(1) を用いることにしていますけれども 従前書面で承認を受けているものについては平成 17 年 2 月 10 日の通知の中で まずは通知で規定している別紙様式によって電子的に記載し その後に記載整備届で用いるE21 つまり施行規則第 24(1) の様式により 次に 記載整備届の様式への記載についてですが 変更年月日の欄は届出日を記載してもらう 変更前の欄については空欄または簡略記載ということで 平成 年 月 日の承認内容のとおり と書いていただくことになります また 一変申請中に記載整備を提出する場合については 今までもそういう事例もあったかとは思いますが 記載整備届を出していただく必要はありますけれども その時はその一変申請の内容ではなくて 現在承認されている内容で まずは記載整備をしていただくことをお願いしています 旧法下で申請したものについては その内容で一部変更承認を受けることになりますけれども この中で一変申請中に記載整備届を出したものについては 一部変更承認された後に 改正法に対応させるための記載整備を速やかに行ってもらうことをお願いしています 結果的に一変承認の内容が改正法に対応している場合は不要ですけれども 製造方法欄の改正が 3

含まれていますと 旧法下の記載で承認を受けていることになりますので それは改正法に対応した記載が必要となってきます そこで 承認を受けた後に 改めて記載整備を行っていただきたいとお願いしております 一変承認後に改めて記載整備を行う場合についてはスライドの一番下に書いてありますように 軽微変更届の様式により 承認日を変更日として 30 日以内に提出することが適当ということで そこは速やかに行っていただければと思います どうぞよろしくお願いいたします 段階的に記載整備は可能になりましたが 記載整備期限というものは変わりませんので そこは取り扱いに注意してください 同じように複数の成分 原薬 1 2 3とある場合についても 原薬 2が変われば2の部分だけの記載整備でよいという取り扱いも同様に可能としておりますので それは工夫をして対応してください Q&Aの中で具体的に示したものは原薬と製剤の場合の取り扱いになりますが 例えば注射剤と添付溶解液というような構成品のパターンもあろうかと思います 注射剤と溶解液の組み合わせのものであっても 注射剤の部分と溶解液の部分とを分けて 段階的に記載整備することも可能であると考えております この辺りはいろいろなケースがあろうかと思いますが この様な考えを基に当てはめてください 続きまして 実際に記載整備を行うときの取り扱いです 記載整備の期限は製造販売業者ごとに決まっていますけれども 記載整備の期限を迎える前に 製造部分の一変申請とか あるいは軽微変更届があった場合は 従来ですと製造方法欄をすべて記載整備する必要がありました ですからこのスライドであれば 製造方法欄には原薬の情報や製剤の情報が書かれることになりますけれども 何か変更のきっかけがあると 全体をまとめて記載整備しなければいけませんでした そうすると記載整備期限がもっと先だったのに 例えば製剤の変更が生じてしまったことで 全体を記載整備する必要があり 原薬も前倒しで準備しなくてはいけなくなったりしております そういう状況があると お困りの点がいろいろと出てくることもありますので その点を考慮して 11 月のQ&Aでは 例えば製剤部分の変更であれば 製剤部分のみの記載整備を行っていただく あと原薬部分は 最終的な記載整備期限までに記載整備届によって行ってもらうという取り扱いで 段階的な記載整備を可能としました 具体的な記載の仕方についてはQ&Aの中で示していますので もし活用される方につきましては それを参考にしてください いずれにしても マスターファイル (MF) を利用する場合でも さきほどのような事例が当然出てきます MFについては旧法下で承認を受けていた原薬は簡易登録を認めていますけれども MFの最終的な記載整備期限は平成 22 年 3 月末と決まっており それまでに全文記載をすることになっています ところが MFを引用している製剤が何かのきっかけで変わってしまう場合 そうするとMFの記載整備を前倒しで行わなければ製剤の手続きが進まないことになります そういったものも今回 段階的な記載整備を可能とし MFも最終的な期限までは簡易登録のままでも差し支えないこととしました 全文記載してから 必要な手続きは出てきますけれども 前倒しで全文記載をする必要はないという取り扱いを示したところです 4

5 続きまして 記載整備の際に併せて変更できる事項ですが これはこれまで旧法下 新法下含めて 通知等で具体的に何かの機会に変更することでよいなど示していたもの そういった事項については記載整備届を出す際に 併せて一緒に変更することも可能となっています その点は 12 月の Q&A の中で示しているところです ただし いろいろな改正事項というか 実際何かのときでよいと言っている通知は多々ありますので この Q&A の中で示したのはあくまで例示ということですので このほかにも可能なものは当然出てきます 例えば病名について 精神分裂病 という用語が 統合失調症 に変更された際 そのときにもついでのときに変更することでいいというような取り扱いを示しておりますので そういったものについても こういった記載整備の機会に変えてもらうことで可能になっています ただし これまで通知等で示していた事項以外のものであれば それは軽微な変更内容であっても それは記載整備届の際に行うことはできませんので 注意してください また実際にこういった変更を行った場合は 記載整備届を出す際に そういった変更内容を明確にするようにお願いします といいますのは 変更している内容が意図的にきちんと意識して変えたものなのか それともうっかりしたミスによって変わってしまっていたものなのかという区別をつけるために 変更内容であることは明確にしてください 明確の仕方は特にルールはありませんが 備考欄に変更内容がわかるような記載をしてもらう あるいは新旧対照表など変更内容がわかる資料を添付するような対応でも構いませんので よろしくお願いします 続きまして 旧法下で承認されていた原薬の取り扱いです 今回の平成 14 年改正によって 原薬の承認はなくなりましたけれども 改正法の施行で自動的に原薬の承認が整理されるものではないので 原薬についてはどこかの機会で承認 整理を行うことが必要になってきます 実際は製剤の記載整備のタイミングによりますが 原薬に係る承認情報を引用している製剤があれば 原薬の承認番号を引用していますので その段階では原薬の承認整理はできません 引用している製剤の記載整備の届出が終わった後に 速やかに原薬の承認を整理するようにお願いします これは原薬の承認番号を引用している場合ですので 仮に引用している製剤がない場合は その製剤が記載整備を行う前であっても 承認整理が可能な状態になっています 製剤側で原薬の承認番号が使われているかどうかで判断していただくようお願いします 次に 旧法下で承認していた原薬の製造方法を変更する場合です そういう変更の必要がある場合については 既に改正法が施行されていますので 原薬としての取り扱いではなくて この原薬を使用している製剤の承認書に原薬の承認内容を取り込んで 製剤の承認書の変更手続を行ってください 変更手続については その製造方法の変更内容によって 一変か軽微かということになります また 原薬に係る事業を他社に譲渡した場合については 原薬としては製造販売承認を受ける対象ではないので 原薬自身の承継という制度はありませんけれども 譲渡したことに伴って 原薬の製造所の変更や名称の変更などが生じれば その原薬を使用している製剤で承認書の変更手続きが必要です 今後は製剤のほうで必要な対応をとってもらうことになっていきますので 留意して

ください なお これまで記載整備に関して昨年 11 月以降のQ&Aで取り扱いは示していますが Q&Aが出る前に記載整備をしてしまったものについては 記載整備の状態にもよりますが 基本的にそのままで可能であり 再提出の必要はないとこちらも考えています ですから 次の機会のときに このQ&Aに沿った形で整備していただければと思います よろしくお願いします 名称が変われば製品標準書等の変更管理が必要になってきますので 宣誓書の提出は必要となります 次に軽微変更届の変更前の欄の記載についてです これについては記載整備を行う前なのか 後なのかによって 若干取り扱いが変わっていますが 記載整備後であれば簡略記載可能であり 年 月 日の軽微変更届の内容のとおり という形で書いてもらえればいいことになっています 記載整備前であれば 変更前の内容について 記載整備した内容を記載してもらうことになっています したがって 記載整備の後なのか前なのかによって 書き方が異なりますのでご注意ください 続いて軽微変更届です まず宣誓書の取り扱いということで 12 月のQ &Aでも示しております 軽微変更届を出すときには宣誓書の添付が必要になっています 記載例については過去のQ&Aの中で示していますので そこを参考にしてください 宣誓者については軽微変更届の届出者によるものが必要です また 変更内容はいろいろなパターンがあるかと思いますが 例えば企業の合併などで名称が変わってしまうような変更で製造実態に変更がないとき そういった場合についても 次に軽微変更届の提出時期ですが これは1 月に課長通知を出して取り扱いを一部改正したところです これまで軽微変更届の提出時期については 当該変更により製造された製品の出荷時を変更の時点として提出してもらうことになっていました ただ 変更内容のケースは様々であり 例えば製造所の名称変更などがあると そこで作っている多数の品目に関係する変更ですので 仮にそれをすべて出荷時に軽微変更届を提出することにしますと 出荷のタイミングによってばらばら提出しなければならなくなるので 結構大変な作業になります そこで 通知を一部改正して 変更日としては 変更を行った時点 あるいは従来どおり出荷時のどちらかを選択可能という取り扱いにしたところです どちらを変更日とするかは 変更内容に応じて企業の方で決めてもらえれば結構ですので 変更内容に応じて合理的な提出ができる時期を選んでください 6

ただし留意点があり 当該変更の時点を変更日とした場合については 承認内容と異なるものが出荷されることのないように十分注意する必要があります 軽微変更届を提出すると承認書の内容が変わってしまいますので そこは変更内容によって うまく使い分けてください 十分注意してください なお 変更日にできるのは変更を行った時点か あるいは変更により製造された製品の出荷時のどちらかですので その期間内であればいつでもいいというものではありません どちらかを決めてもらって そこから30 日以内に提出することですので ご理解いただければと思います 続きましてマスターファイル制度です 続いて 軽微変更届の後に一変申請を行う場合の承認書の記載の仕方ですが 軽微変更の後に一変申請があったものについて 一変申請時はその変更に係る大項目に関する事項のみを記載することとし それ以前に提出した軽微変更届の内容などは変更内容には盛り込まないことでお願いします Q&Aの中では例示として書いていますが 製造方法の変更について軽微変更届を提出し その後に規格及び試験方法欄の一変承認申請を行うときに どのように書くかは 以前届け出た製造方法の変更内容は盛り込まず 規格及び試験方法の欄の変更内容のみを一変申請では書くことになります ただし 備考欄には軽微変更届の提出履歴を記載することとなっていますし その写しを添付することになりますので そこは注意してください 平成 14 年法改正でMF 制度が開始されています 旧法下で承認を受けた原薬は 先ほども説明しましたが 簡略記載による MF 登録を認めています これは平成 22 年 3 月末までに 改正薬事法に適合した内容に記載整備してもらう必要があります 改正薬事法に適合した登録内容にするときにどのような手続きが必要かということを改めてQ& Aで整理したところです まずMF 登録された原薬については 変更登録申請がまず必要であり その後新たな登録証が交付されるという状況になっています また 変更登録申請時に 製造方法の変更も申請することが可能になっています MFに登録された原薬は そういう取り扱いが必要です それを受けて MFを引用している製剤についてどういった対応が必要かといいますと 二つパターンがあります 原薬の製造方法を変えずに改正薬事法に対応し 7

た記載をするときには 引用する製剤については 登録証交付に伴う 登録証の交付日および交付回数の変更に係る軽微変更届が必要になってきます そのときの変更の時点は登録証の交付日となっています 実際 変わっているのは交付日ですので そこを変更の時点とすることになっています また 原薬の製造方法が併せて変更される場合は変更内容にもよりますが 変更内容が軽微な変更の範囲の場合は それは上と同じように登録証の交付日 あるいは交付回数の変更に係る軽微変更届が必要となっています ただし 変更の時点の取り扱いが少し変わっており 当該変更により製造された製剤の出荷時 あるいは1 月の課長通知の改正で 変更の時点でも可能にしています このように 製造方法が変われば 変更の時点はその変わったときを判断基準にしますし 製造方法の変更がない場合は 変更の時点は登録証の交付日となっており 若干取り扱いが違っています 製造方法が軽微な範囲を超える場合は 製剤のほうで一部変更承認申請が必要になってきますので 変更内容によって対応を適切に行うよう よろしくお願いします なお この Q&Aに関して1 点誤字があります テキストでいうと65ページに12 月のQ&Aの37がありますが 65ページの最後に 一部変更登録申請を行うこと と書いていますが これは 一部変更承認申請を行うこと の誤りですので 訂正しておいてください 中身は実際の試験内容を書いてもらっていますので 例えば USP の改正により実際の試験方法を変えるのであれば MFの変更手続が必要です 変更手続については 変更内容によって軽微なのか 一変なのかということで その内容によります その他 MFにつきまして スライドにはありませんが 1 点だけ 今回の14 年改正法の施行に伴って 承認書の中に原薬の情報を記載することになっていますので 製販業者が原薬に関する情報も十分把握しておく必要があります 仮に原薬がMF 登録をしていたとしても 当然必要な情報はあるわけで 登録をしているからといって 製販業者がそういった情報をまったく知らなくていいというものではありません 当然入手しておくべき情報はあることに留意してください また審査の段階でも いろいろ原薬に関する照会などもしていますけれども 十分な回答が得られないケースも出てきているのが実情です 特に外国企業のケースが多いですが おそらく旧法下では輸入販売の許可の取り扱いで直接原薬メーカーとコンタクトを取る機会があまり多くなかったのかもしれませんが 改正法では原薬メーカーと連携を取る必要が出てくることに十分注意してください それから原薬の内容が変わったときには きちんと連絡を受けないと必要な手続きが行えなくなってしまいますので そういった意味で今まで以上に原薬メーカーと連携を取っていただくようにお願いします さらに原薬メーカーとの契約の仕方を十分考えてもらわないと 従来どおりの契約内容では うまく情報交換ができないということもあろうかと思いますので そこは企業の方で どういう契約を結ぶことで情報も密に連携が取れるような体制になるかということを 改めて検討いただければと思っていますので その点についてはよろしくお願いします 細かい話ですが MFに用いる原薬が USP や EP に収載されている場合の取り扱いについてもQ& Aで示しています USP などに収載されているといっても MFの 8

続いて承認申請書の記載です Q&Aの中で書き方について いくつか示しています 詳細については直接 Q&Aを確認していただきたいのですが 何点か留意点だけ説明いたします まず一つ目は 添加物に係る製造方法の記載についてです これは昨年 12 年のQ&A6で示しています 内容は 添加物に係る製造方法の記載について 原則として製造方法等の情報を承認申請書に記載する必要はない 添付資料中に製造方法等に関する情報を記載する という回答になっていますが これは新添加物の取り扱いを想定して書いたものです 新添加物以外であっても 中には別紙規格を用いる添加物がありますけれども 通常は添付資料にその製造方法に関する情報の記載は求めていません 読み方によってはかなり広く読んでしまうようなQ&Aになっていますが 基本的には新添加物を想定しているQですので ご留意ください Q&Aでは説明不足になってしまいましたことは申し訳ございません 続いて小分け製造に係る承認申請書の記載についてです 旧法下では小分け制度については承認申請書の中で簡略記載を認めており 親品目の承認番号等を記載することを可能としておりました 改正薬事法では承認を持つ製販業者が製品の品質や市場への責任を負うという趣旨にも鑑み 今後についてはすべての欄について簡略記載を用いずに 適切に記載するという取り扱いを 本年 1 月の課長通知の中で示したところです これまで改正法施行後のいろいろな説明会では 製造方法はきちんと書いて それ以外は従来どおり簡略記載が可能というような取り扱いでしたが 今回の課長通知によって すべての欄について 簡略記載を用いない記載をお願いしていますので ご理解いただければと思います 簡略記載を行わないことになっていますけれども 小分けの取り扱いをするのであれば備考欄には親品目の承認情報として 年 月 日承認番号 ( ) で が製造販売承認を受けた販売名 を小分け製造する ということで 従来のベースで記載してもらえれば結構ですし 記載方法以外の取り扱いについては従来どおりで変更はありません 添付資料を簡略化したり あるいは一般用医薬品等で親子の同時期の申請ということについても 取り扱いは従来と変わっていません 変わっているのは承認書の記載をきちんと書いてもらうということですのでお願いいたします なお 既に簡略記載で記載整備届を提出したものがありますけれども これは次の変更手続きの際に承認書を整備していただくことで結構ですので そういった対応をお願いします 仮に簡略記載を親品目の承認書に基づいて全文記載するという変更のみを行う場合については それは軽微変更届で可能ですので 単独で軽微変更届を出してもいいですし 何かのときに一緒に変えるという 9

ことでも結構ですので よろしくお願いします 続きまして製造区分の取り扱いです 続いて直接の容器等の材質の記載についてです これも1 月の課長通知により改正をしたところです 従来は内用固形製剤に限り 直接の容器等の材質として一定範囲のものは簡略記載が認められていたところです しかし今後は具体的な材質名を承認書に記載するという取り扱いになっていますので よろしくお願いします 少し改正時期と前後しますけれども 材質名を承認書に記載するということについては 記載整備届の際に併せて変更しなければならない事項として 12 月のQ&Aで示しているところです これは 従来は 平成 12 年 12 月 8 日医薬審第 39 号による 旨を記載している場合において それを具体的な材質名を記載することは 記載整備のときに行うようQ&Aの中で示しているところです なお 簡略記載で記載整備届を提出したものがありますけれども これも小分け制度と同様に 次の変更手続きの際に承認書を整備してもらうということで結構ですし 仮に単独で具体的な材質名を記載する変更のみを行うことについては軽微変更届で可能ですので どちらかを選んで対応してください 改正法によって製造する品目に対応する区分ごとに 許可が必要になっており 実際どういうときに どういった区分を取得するかということがわかりにくかった点がありましたので これまでの運用を踏まえて整理したものが11 月のQ&Aになっています いくつかありますけれども まず無菌区分を取得している製造所が新たに何か別の品目を作ろうとしている場合の取り扱いです 一つは 一般区分に該当する品目を製造しようとする場合ですが このときには無菌区分に該当する品目ではなく 取り扱いの区分は別ですので このままでは製造ができません ですから一般区分の許可が必要になります それは一貫製造であっても 一部工程のみの製造であっても同様です ただし 包装 表示 保管のみ行う場合については これは一般区分ではなくて包装等区分が必要となってきます 法令上の取り扱いでそういう違いが出てきていますので ご留意ください 別の区分 放射性医薬品とか 生物学的製剤とか そういった区分に該当する場合については 放射性区分 生物区分という それぞれに対応する区分の取得をお願いします これは包装 表示 保管のみを行う場合であってもそれぞれの区分が必要です 逆の場合ですが 一般区分を取得している製造所が無菌医薬品を製造する場合についても同様に別の区分になりますので 無菌区分が必要となります 一貫製造でも 一部工程のみの製造でも一緒です ただし 包装 表示 保管のみの場合については無菌区分ではなくて 包装等区分が必要です 放射性医薬品 生物学的製剤等も同様にそれぞ 10

れに対応する区分が必要ということになっています 医薬品の製造区分についてはいわゆる上位概念というような形での整理がありません それぞれに対応する区分の取り扱いが必要になってきますので ご理解いただければと思います 追加ですが1 点 生物学的製剤等に該当する品目を製造するときは 基本的には生物区分が必要です 包装 表示 保管のみを行う場合であっても 原則としては生物区分しか区分としてはあり得ませんので そういう取り扱いになりますけれども 一つ例外的な取り扱いがあります それが昨年 11 月のQ&A15でテキストの43ページですが 遺伝子組み換え技術応用医薬品または細胞培養技術応用医薬品については 精製工程を経るものは精製工程以降 精製工程を経なければ充てん工程以降の場合については包装等区分を取得することになっています 生物学的製剤等では そこだけが例外的な取り扱いになりますが 一般的に言えば生物関連のものについては生物区分を取ってもらうことなので Q15の取り扱いは例外的に このケースに限った扱いですので その違いをご理解いただければと思います 以上 簡単に最近発出したQ&A 等の内容をご説明いたしましたけれども 平成 14 年改正の改正事項が数多くあったものですから これまで集中的に整理していても まだまだ取り組むべき課題があるとこちらとしては認識しています 例えばということで ここにいくつか列挙しています まず一つ目ですが 製造方法や規格および試験方法の変更時に必要な手続きとして どういった変更内容であれば軽微変更届でいいのか あるいは一部変更申請が必要なのかということですが なかなかこの判断についても悩まれているのかと思います これは一律にこういった場合にこうなるということが決めることができないというところに難しさがありますけれども その辺りは具体的事例を踏まえつつ 何か示していきたいと考えているところです 次に二つ目 承認申請書の製造方法欄の具体的記載例です 平成 17 年 2 月 10 日の通知という 皆さんご承知の通知があって その中で承認申請書の記載事項の指針が決められていますが 施行されて2 年ほど経っておりますので いろいろな製剤のケースについて 事例もだんだん蓄積されているかと思います そういった内容についても より具体的な記載例を示すことができれば申請される企業にとっても あるいは審査を行う機構にとっても有益ではないかを考えています これは医療用だけではなくて 一般用についても同様のことが言えるかと思います こういったことについて検討を進めていきたいと考えています 続いて三つ目 外国製造業者認定の申請書 添付資料です これは後ほど外国製造業者認定の時間を設けていますので その中で説明しますが 省令改正も予定しております 実際に施行してみて いろいろ運用を改善したほうがよいというような点もありますので 今回行政としてもできる限り いろいろ改正を行っていこうと対応したものです 先ほどマスターファイルのときに申し上げたことと同様ですが 製販業者におかれては外国製造業者と十分連携を図って いろいろな手続きを進めていかなければいけません 承認を得た後でも 連携を密にとって情報交換していく必要があります このような連携が必要ということは旧法下と大きな違いですので 外国製造業者との間でも十分連携がとれるようにしてください よろしくお願いします その他にもいろいろ検討する事項が多数あろうかと思いますけれども 今後とも引き続き 幅広に検討を進めていきたいと考えているところです 最後に1 点だけお願いがありますが 改正法を実際に運用していくと 企業の方もいろいろと困った事例があると思います 認定や許可を取ろうとしているけれども 取得が困難な状況ですとか いろいろな相談が出てきます こういった困った相談はぎりぎりになって相談してくる企業がありますが ぎりぎりになるとこちらも選択肢が狭まってしまって 適切にコメントすることもできない場合があるので これはど 11

うしようもないという案件があれば 早めに機構なり 審査管理課なり どこでも結構ですけれども 相談してください 早めに相談いただければ うまい対応策もあるかもしれませんので 相談はできる限り 早めにぜひお願いいたします 今後とも 必要な改正事項 取り組みがあると思いますけれども 業界の皆さんのほか 都道府県あるいは機構とも十分連携を図って 平成 14 年の法改正の積み残された課題をより多く整理していきたいと考えています 当然 法改正に伴って義務づけられた事項 必要性があって義務化すべき事項というものがあるので すべての要望に応えることにはならず これは必要だからやってくださいというケースもありますけれども こういった制度の趣旨を保っていきながら 合理的な運用になるように審査管理課としても全力で取り組んでいきたいと思います 規制のための規制にならないように こちらとしても考えておりますので 今後とも引き続きよろしくお願いいたします 12

2. 製造所の追加又は変更に係る手続きの迅速化について 厚生労働省医薬食品局審査管理課専門官安川孝志 ( 東京 大阪 ) テーマは 製造所の追加又は変更に係る手続の迅速化について です その内容は製造方法の変更が軽微変更届の範囲であり 同一の許可あるいは認定区分であって 関連工程を共有する同系統の品目について かつ過去 2 年以内の GMP 調査で適合になっているような場合は軽微変更届でも可能であるということになっていました 追加 変更される工場でも このスライドの1 の部分に該当すれば軽微変更届で可能となりますが 当然これが使えないケースもあるので その場合は一変申請が必要になります そうなると通常の手続であれば 行政側の事務手続だけでも1 年近くかかってしまいます そうすると製造所が廃止され 別の工場で早く製造する必要があるときに なかなか速やかに対応しきれない部分も出てきております 旧法下では その辺りの対応は品目許可という形で行っていたので 承認書の変更手続は必要でなく 変更される製造所の許可手続きをきちんとやれば製造できることになっていました ここが改正法で大きく違っている点です そういうような状況もあったので 製造所の変更または追加する際 一定範囲のものについては迅速に対応することを 今回取り扱いとして示しました 改正薬事法では承認書に記載すべき事項として 製造所に関する情報が含まれることになったので 製造所を変えることになった場合は 承認書の変更手続きが必要になります これに関しては 平成 17 年 2 月 10 日の通知の中で記載しています 通知の抜粋ですが 製造場所の変更については適切な変更管理が求められるものであり 承認事項一部変更承認申請の対象となるということが原則です ただし以下の場合については軽微変更届でも可能ということで その条件が決められています 13

まず平成 18 年 12 月 25 日に通知を出し取り扱いを示しました 次に平成 19 年 1 月 16 日に申請時に添付すべき資料について事務連絡で示しました 2 月早々にはこれから説明する内容を踏まえた事務連絡 (Q&A) を出したいと思っています 中身としては一変承認申請の記載方法 GMP 調査の取り扱い あるいはマスターファイルを引用する場合の取り扱いについて具体的なことを示していきたいと考えています 本日説明する内容については 今後変わり得る可能性もありますので 具体的な取り扱いとしては正式にQ&Aが出た際にそれを参照してもらうことでお願いします なお 今回の迅速化の説明に関して 配布している資料は既に発出している課長通知 事務連絡 その範囲を基に作成しているものですが 今から説明するスライドは今回発出を予定しているQ& Aの内容も含めていますので かなりスライドは追加されています このスライドは 日薬連のホームページにも来週には掲載されますので後日見て下さい えてどうしていくか考えていきたいので とりあえず時限的な取り扱いということにしています 後で詳しく説明しますが 簡単に申請等の流れです まず 製造所の変更 追加のみの場合についてですが 一部変更承認申請を行っていただき それと同時に GMP 調査申請をしてもらいます 審査もやりながら GMP 調査も実施します GMP 調査結果通知が出たら審査が終了 承認という方式です まず12 月 25 日の通知です どのような場合に こういった迅速手続の対象になるかということを示しています 製造所の変更 追加以外に承認事項の変更がない場合 あるいは製造方法が軽微な変更のみを行う場合には 行政側の標準的な事務処理期間を3カ月とする迅速な手続を設ける取り扱いにしています これは変更 追加される製造所が外国の製造所の場合も含みますので 国内であっても 外国であっても 同様に迅速な手続きを行いたいと考えています 通知の中でも示していますが これは平成 20 年 3 月末までになされた申請に限る措置です その後の措置をどうするかは 今後の運用状況も踏ま 次に 軽微な変更の範囲で製法を変更する場合の取り扱いは GMP の調査へ行くときに軽微変更届案として 変えようとしているものの案を出してもらって調査をします 承認を受けた後に 変わる内容を軽微変更届出として届け出てもらうことで 製造販売 出荷が可能になるような流れになっています 14

今回のこの迅速手続の対象医薬品です 条件としては まず一つは先ほど申しました製造所の変更 追加のみ行う あるいは軽微な変更の範囲のみ行うものであって 必要事項を満たすものです 以下の場合は除くとして 生物学的製剤などが列挙してあります 通知の中では書き漏れていた点として 7の体外診断用医薬品も医療用医薬品ですが 今回の対象からは除外しております 知を出していくように進めていこうと考えています 当然 3カ月で処理するのはかなり短期間な処理になりますので 申請書や添付資料 そういったものに不備があった場合はこの限りではありません あるいはこの3カ月という事務処理期間は ほかの事務処理期間と同じですけれども 機構とか GMP 調査権者が照会したことに対する申請者の回答作成 あるいは機構等の指摘事項に対しての改善に要する時間は含みませんので こちら側 行政側の持ち時間として3カ月で処理するということです 製造所変更迅速審査に必要な事項 手順等についてです まず1として これは先ほど申しました範囲であること 2として フロー図でもありましたように 一変承認申請書および GMP 適合性調査申請書を必要な資料を添付した上で 同時期に提出すること そうすると3として こちらの事務処理期間は 一変の承認申請書あるいは GMP 適合性調査申請書 あるいは必要な添付資料すべてがそろってから起算して3カ月とする そういった形で処理していきたいと考えています 内訳は まず機構による承認審査は2.5ヶ月を目途に結果通知を出していき また GMP 調査権者による GMP 適合性調査は 2カ月を目途に結果通 一部変更承認申請についてです まず一部変更承認審査の段階では 製造所の記載が適切に変更されている また 当該製造所の GMP 適合性調査の結果 問題のないものであったことを確認することになっています ですから場所が変わっているということだけをチェックします 一部変更承認申請では製造所の変更 追加以外に承認書の記載事項 これは製造方法を含みます の変更は行わないということ これは注意していただきたいと思います ほかのものを変えると原則として迅速審査の対象となりませんので 基本的には変えないでください では軽微な変更がある場合の取り扱いは これは先ほどフローがありましたけれども 迅速審査の一変承認の後 軽微変更届による承認書の記載事項の変更を行うということで 一変承認を得た後で行ってください 15

づいて 新しく追加 変更しようとする製造所に係る GMP 適合性調査を不要とする場合 そういった従来の通知はそのまま生きていますので 適合性調査を不要とする場合のケースに合致すればこの通知に従って取り扱うことができますけれども こういったことをしようとする場合には この通知に規定された必要資料を添付してもらうことが必要です 承認申請書の書き方ですが まず申請書の右肩にマル製造所ということを朱書きをしてもらいます もう一つは 優先審査欄に 優先審査コード 19055 と記載してもらいます さらに 申請書の備考欄に 平成 18 年 12 月 25 日付け薬食審査発第 1225002 号 薬食監麻発第 1225007 号通知による製造所変更 追加 というように 迅速審査の通知によるものということがわかるように備考欄には記載していただくようお願いします こういったことを書いてもらった上で 申請書を作成してもらうことになります 次に一部変更承認申請書の記載方法です 先ほど申しましたように 製造所以外の承認書の記載事項は基本的に変えないということなので 記載も変更しないで そのまま書いてください 製造方法の軽微な変更がある場合は 軽微変更届の提出のときに 新しい製造所における実際の製造方法に書き換えることとしており 最初の段階では従来のまま書いてもらうことをお願いします 原薬の製造所欄については これは変更 追加する製造所だけではなくて すべての製造所を記載するようにお願いします 変わらないところは 従来どおりの記載をそのまま行ってもらうということになります 申請書の添付資料については事務連絡で示しています 一つは新旧対照表 二つ目は新たに記載しようとしている製造所 これは新製造所といいますが そこで製造された製品の安定性に関する陳述書です これは製販業者等の責任の下で 承認書において規定される安定性を裏付けるデータを確認すること あるいは今後 適切に安定性のモニタリングを実施していくことであり こういうことをやりますということを含んだ内容の陳述書です 三つ目は平成 17 年 3 月 30 日いわゆる2 課長通知の GMP 適合性調査の取り扱いについての規定に基 16

もう一つ 記載整備が終わっている品目については これは記載整備後の製造方法を記載することで 現在の承認内容がそうなっていますのでそのまま書いてもらうということになっています 従来のままといっても いろいろな記載方法がありますけれども 記載整備が終わっていないもの あるいは記載整備届が終わっているものによって 書き方が異なってきます まず記載整備が終わっていない品目については製造工程の範囲 これは通常 改正薬事法では記載してもらうことになっています 製造工程の範囲のほか 製造方法としては現在の承認内容をそのまま記載ということで 記載整備前の状況の承認内容をそのまま書いてもらうことでお願いします では旧法下で承認が不要だったもの 例えば 日局品の原薬はどうするかですが 製造方法欄については 原薬 の製造方法 だけの記載で差し支えありません 詳細な製造方法の記載は必要ありません ただし そうはいっても 製販業者の責任で製造方法に変更がない あるいは軽微な変更の範囲であるということは しっかりと責任を持って確認していただくようにお願いします 承認書上は単純に 原薬 の製造方法 と書いていただくことになりますので よろしくお願いします さらに記載整備が終わっていないもので 製造方法の軽微な変更を併せて行う場合については 一変申請の段階では記載整備をしないまま書いてもらいますが 一変承認後に提出する軽微変更届の中で記載整備をするようお願いします いろいろな場合があってかなりわかりにくいですが あとはそれぞれの事例に応じて当てはめていくしかないですけれども 旧法下で承認を取得している原薬の場合は 承認書とは別に新旧対照表をつけてもらうことになっていますので 新旧対照表の変更前のところに原薬の承認番号を記載し 変更後のところは原薬の承認書に記載されている製造方法を承認番号も併せて記載してください これは具体的な記載例です 記載例は今後発出する事務連絡の中でも示していきますので 正確な内容は事務連絡で見てもらえればと思います 今まで言った内容については こういったことになっています 基本的に変えるのは赤字の連番 001の中の製造所 Xと書いているところだけです これは例として製造所をAからXに変更する場合の取り扱いを書いていますが 製造工程の範囲はきちんと書いてもらいます 秤量 溶解などと 原薬 Xの製造法をどう書くかということは 変更前の製造所 Aにおける製造方法をそのまま記載ということで それが記載整備前であれば これは原薬のケースですけれども 旧法下の原薬承認内容を記載します 承認不要医薬品でしたら そこは空欄となり 結果的に 原薬 Ⅹの製造方法 ということだけの記載になります 記載整備後の品目については 記載整備した内容をそのまま記載することとなっています 基本的に製造所の製造方法の情報は変えないことになっていますが 一つだけMFを引用している場合で製造所 AのときのMF 番号と 製造所 XのMF 番号が異なる場合は 新しい方の 製造方法 Xの MF 番号を記載してもらうことになります MF だけは異なっていれば最新のものを書いてもらいますが 製造方法としては従来のものをそのまま書いてもらいます 少しわかりにくい取り扱いですけれども 基本的には記載方法を変えないということだけは覚えてもらえればと思います 17

続いて GMP の適合性調査です これは資料にもあるかと思います GMP の適合性調査については 製造所の GMP 省令への適合性について評価することで行います 軽微な製造方法の変更がある場合は 先ほど申しましたように まず GMP 調査の段階では軽微変更届出案を調査申請時に添付資料として出してもらいます それに基づいて GMP 調査を行うので GMP 調査権者は承認書の記載プラス届出案の内容に基づいて調査を行って結果を出すことになっています GMP の適合性調査の添付資料については 調査権者が都道府県知事なのか あるいは機構なのかによって少し変わりますが 基本構成は一緒です 一つは適合性調査の申請の日から過去 2 年間に実施された GMP 調査の結果の写し 二つ目は申請品目に関する承認書あるいは一変承認書の写しで 変更箇所がわかるような形で出してください 次に先ほどの通知の中で規定している その他 適合性調査権者が必要とする資料 としては 軽微な変更を行おうとする場合には軽微変更届出案を出してください 先ほど一変承認申請の際に安定性に関する陳述書の提出をお願いしていましたが GMP 調査申請でもこの陳述書の写しを出してください そのほか GMP 調査権者が必要とする資料については これまでの調査の実績とかいろいろ求めているものが違ってくるかもしれませんので そこは調査権者の方とよく相談をしてください 具体的な調査申請書では 申請書の備考欄には 平成 18 年 12 月 25 日付け薬食審査発第 1225002 号 薬食監麻発第 1225007 号通知による製造所変更 追加 と記載して 迅速審査の対応であることがわかるようにお願いします 添付資料はもともと GMP 関連の平成 17 年 3 月 30 日付で出している通知で規定している資料が原則必要になってきますが 申請者は GMP 調査申請の前に申請時にどういった資料を添付する必要があるかということについて 前もって GMP 調査権者に確認した上で出してください 後々書類の不備があることもありますので 事前にきちんと確認するようにお願いします 18

次に調査権者が機構の場合の GMP 適合性調査の添付資料についてです 基本的には同じですが 二つ目が加わっています 要は MRA の締結国については相手国の適合性証明書とか あるいは WHO の証明書とか いろいろな当局による適合性証明書があればつけてもらうことになっています あとはだいたい一緒です 過去 2 年間に行った報告書の写し あるいは承認書や一変承認申請書の写し あと GMP 通知の中で 適合性調査権者が必要とする資料としての内訳は下に四つ書いています 四つのうちの下三つは一緒ですが 一つ別紙に掲げる資料として 次のようなスライドの内容を一緒に出してもらうこととしております つぎに添付資料についてそのほかの取扱いです 新製造所で製造されているものがMFに登録している原薬の場合は 以下のものも添付資料として含まれます それは事務連絡のほうで書いており MF 登録証 MF 登録申請書あるいは変更登録申請を行っている場合は その申請書の写しで そういったものも含めて出してもらうようにお願いします この場合 製販業者が直接出すのではなく M Fの登録者あるいは登録申請者 あるいは原薬等国内管理人が調査権者のほうに提出していただくようにお願いします また GMP 適合性調査申請に添付すべき資料について いろいろ先ほども申し上げましたが それは製造業者自身が提出することでも差し支えないので これらは出せるところから出してもらうようにお願いします いろいろリストがありますが これに従って提出してください 9 番と10 番は逸脱管理手順および実績に関する資料 あるいは変更管理手順および実績に関する資料の提出をお願いしているところです これに関して 特に実績に関する資料は 逸脱管理とか変更管理を行った日付けや内容 それらを一覧表にしたものでも差し支えありません ただし GMP 適合性調査の段階で詳細な記録を求める場合はありますので その際には適切に対応するようにお願いします 新たに製造所を追加 変更する際に その変更先で使っている原薬がMFを利用している場合にどのような手続きを行うか これは少し複雑なので図にしていますが 登録者と製販業者で手続きがいろいろ出てきています 19

MFの登録番号が変わらずに当該 MFにおける製造所の変更 追加のみを行う場合は 例えば原薬メーカーは一緒であるが A 工場からB 工場に移ったケースの場合です この場合はマスターファイルの番号は基本的には変わらないケースかと思います そのような場合にどうするのか MFの内容としては 製造所の変更があるので登録者としてはまず変更登録申請を行ってもらいます それに基づいて変更登録が行われるので それを受けて変更登録の後に今度は製販業者のほうが迅速審査の一変申請をしてもらうことになります その結果 一変承認されますが もし MF の中の製造所の変更 追加に加えて軽微な変更がある場合については 一変承認まで終わった後に MF 登録者のほうが軽微変更届を出してもらうことになっています 製販業者のほうは特に一変承認後の手続きは必要ありませんけれども 当然製造方法の軽微な変更の情報について 登録者のほうからきちんと情報を得ておくことが求められます 登録者が行う手続 あるいは製販業者が行う手続というのが時系列的にいろいろ出てきますので ご注意いただければと思います この辺りについては 事務連絡でこういった図にはなりませんが 文字のほうでわかりやすいように何とかしていきたいと思っています らないケースですが 原薬の会社が変わってしまうと 今度は引用するMFの番号が ほかの番号になってしまいます この場合 製造方法が一緒かどうかは製販業者としては詳細なところまではわからないケースがあろうかと思います それについては製販業者として得ておくべき情報の範囲で変更があるかどうか 申請者自らが判断して 製造所変更の迅速審査申請を行っても差し支えないというような取り扱いを考えています これで実際に申請した後 審査の過程で MF の内容等を確認したところ迅速審査の対象外であった場合については 通常の一部変更承認申請として審査を行うことになります MFがほかの番号になってしまうと なかなか情報が得られにくい場合もあるかもしれませんが 最低限得られている情報の範囲では同じであるということを確認した上で 申請を行うようお願いします 登録番号を引用している場合として 先ほどの場合のほかに 原薬の製造業者の変更 追加を予定しているが MF 登録をこれから行うという場合はどうするのか これは先ほどと少し似ていますが まずMFの登録申請を行い 登録後に迅速審査に係る一変申請を行うことになります 登録を行うのであれば 登録が終わった後に手続きを開始するようにお願いします また先ほど1 枚前のスライドはMF 番号が変わ 留意点がいくつかあります この製造所変更迅速審査の申請の受付けは 平成 19 年 3 月 1 日から行うことになっていますので 対象になる方は今から準備をしていただくことになろうかと思います 12 月 25 日の通知の中で 既に申請しているものは 差し換えを行うことで今回の迅速審査の対象になるものがあれば 申請書等の差し換えにより同様の手続きを行うことにしていますが 既に受付けは終わっていまして 先週 19 日までに機構や GMP 調査権者にファクスで連絡があったものということになっていますので そういった対象の方は既に連絡をして 準備を進めていると思います そういった19 日までに連絡があったものについては 手続に必要な添付資料がありますので 1 月末までに整理した上で 平成 19 年 2 月 1 日から起算して 3カ月目途の事務処理期間で取り扱う 20

ことを考えています その他別の留意点ですが 製造方法の軽微な変更がある場合については 一変承認後に軽微変更届を出してもらうことになりますが 当然これは GMP 調査権者に提出した軽微変更届出案の内容のとおり出荷後 30 日以内に出してもらいます 案と違ったものを出してしまうと その内容では確認はしておりませんので 注意してください また軽微変更届の提出を怠った場合 30 日以内に出さないということであれば薬事法違反となりますので 注意してください ですから GMP 調査権者に出した案のとおり きちんと30 日以内に軽微変更届を出すということは最後まで忘れずに手続きを進めていただければと思っています 留意点の2です 製販業者は変更 追加される製造所に関するデータをいろいろ集めることになりますが 当然そういった変更 追加に伴って 当該品目に係るほかの製造所等で変更バリデーションが必要となるケースもありますので そこはきちんと適切に計画を策定して 確実に実施されるように製販業者の責任の下管理するようにお願いします ですから今回の審査の手続きの中では 変更 追加する製造所以外の製造所で GMP 調査を受けなければいけないという規定はなくて その調査は不要となりますが 当然そこでも適切な変更管理を行って 品質 これは安定性も当然のことながら含んでいますが 品質 有効性 安全性に影響がないということを確保するようにお願いします 実施状況についても5 年ごとの定期的な GMP の適合性調査等そういった機会の中で変更管理が適切に行われているかどうかについて確認されることになりますので 何か求めがあったときにはきちんと必要なものが出せるというような形にして ください 続きまして 留意点 3です 先ほどの2 課長通知の中で GMP の適合性調査申請が不要とできる条件がいくつかあり 1の (9) という規定もありますが 迅速審査の場合であっても通知の規定に合致する場合については GMP の適合性調査申請は不要とすることができます 当然そのときには過去の適合性調査結果の通知書の写しが必要となりますので 必要なものを提出すれば 調査自体は不要とすることができます また結果通知の中で 例えば調査の結果通知書に原薬の名称が書かれていないというケースもあるかと思いますが そういったケースについては当該原薬に係る結果通知書があることが確認できればよいので それは何らかの手段で この原薬に対応するものがこの結果通知書なんですということが説明できれば この結果通知書の規定を使えます また 連名通知の中で 1の (9) 以外でも 適合性調査が不要となるケースも書いていますが そういったものに該当すれば 1の (9) と同様に調査申請を不要とすることができますので そこはこの通知を生かして一番合理的なケースで対応してもらえればと思います 21

留意点の4です 軽微な範囲の変更であれば迅速審査ということですが では軽微でない製造方法の変更を伴う場合には 通常の一変申請の手続きを行うようにお願いします また 一番最初に説明した2 月 10 日の通知によって示された製造場所に関する一部変更承認申請対象事項の内容が変更されるものではありません これは2 月 10 日の通知に該当すれば 製造場所の変更があったとしても 迅速審査ではなくて 軽微変更届による対応も可能なケースがありますので 通知の規定は利用できる形で利用してもらえればと思います ですから今回迅速審査の手続きを示しましたが 既存の通知として先ほどの2 課長通知もそうですし この2 月 10 日の通知もそうですし そういった通知はこれまで同様に有効です 迅速審査の中で GMP 調査を不要としていく形をとるのか あるいは過去 2 年以内の GMP 調査を活用して2 月 10 日の通知に基づき軽微変更届で対応するのかということは 使える制度を有効に使って 医薬品供給に支障をきたすことがないように対応していただければと思います この迅速審査の制度自体は基本的に今説明したように製販業者の責任の下で確認していただく事項が多くあります 一つは製造方法に変更がないかということを確認することです 変更があるなら 軽微変更の範囲であるかどうかということも含まれます 二つ目は迅速審査の手続きを行う際にも軽微変更届出案をまず出して その後同じものをきちんと一変承認後に出すことです 今回の取扱いは企業の皆さんが正しく運用していくことで成り立つ制度となっています これは心ない企業の方がこの制度を逸脱する対応もとろうと思えばとることもできます 実際に運用してみてひどい状況であればこのような迅速手続をやめざるを得ないことにもなりますが 企業の皆さ んも制度の今回の趣旨を理解していただいて 自分たちで確認すべき箇所はしっかりと確認し 正しく運用してもらうよう これは是非お願いします また 最初に今回の迅速審査で何を確認するかということを話しましたけれども まず製造所の記載が適切に変更されていること あるいは GMP 調査の結果に問題がなかったということを確認することですが 例えば承認書に記載されている他の内容についての妥当性については 今回の迅速審査による一部変更承認後に行われる 別途今後出されることになる一変承認申請等の際に 審査なり 確認なりが行われることになります 迅速審査の中では製造所の記載がきちんと変更されたということを確認しているものですので 違いについて留意してもらえればと思います 今回こういった迅速審査という形で対応しましたけれども 本来必要なこと以上の規制とか制度で 企業が困ってしまうことは望んでいませんし そういったことは何らかの形で打開していきたいと思っています 今回の対応も 何とか迅速に対応できないかということで作り上げた制度でございますが いろいろ運用していきながら 実際そういった問題に直面したときにいろいろ疑義が出てくるかと思います 今後 Q&Aが出ますが ケース バイ ケースで対応が必要となることもありますので そういった疑義があったときには本省でも機構でも結構ですので 随時相談をしていただければと思いますのでよろしくお願いいたします 22

3. 外国製造業者認定について 厚生労働省医薬食品局審査管理課許可管理係長吉野利成 ( 東京 ) 許可管理係大橋優 ( 大阪 ) の営業所ごとの許可が必要要件であり 外国の製造所の許可は不要となっていましたが 平成 14 年の薬事法改正で 外国より本邦に輸出される医薬品等について 本邦内に流通する製品の安全性を確保し 保健衛生上の危害の発生の防止を図るため 当該製品を製造する外国製造業者に対する厚生労働大臣の関与のあり方を見直し 外国の製造所についても 国内製造所と同様に一定の構造設備等の要件を確認する制度を設けることとしたものです こちらからは 外国製造業者認定申請資料について 申請の代行をされている製造販売業者の方が多いと思われますので説明します なお 今回は平成 19 年 1 月 12 日に発出した 医薬品等の承認申請等に関する質疑応答集 (Q&A) について の内容について説明します まず 外国製造業者認定の制度について改めて説明します 外国製造業者の認定制度は 平成 14 年の薬事法改正で創設され 平成 17 年 4 月から施行されています 平成 17 年 3 月末までの旧法下では 国内製品については 製造業者の製造所ごとに許可が必要でした また 輸入製品については 輸入販売業者 外国製造業者の認定は薬事法第 13 条の3 第 1 項で 外国において本邦に輸出される医薬品 医薬部外品 化粧品又は医療機器を製造する者は 厚生労働大臣の認定を受けることができる とあります 認定を受けることが必須要件になっていないように規定されておりますが 同法第 14 条第 2 項第 2 号で 外国において本邦に輸出される医薬品等を製造しようとする者は 製造所ごとに厚生労働大臣の認定を受けることが 当該医薬品等の製造販売の承認要件となっています また 薬事法第 55 条第 2 項や準用規定により 認定を受けていない外国の製造所において製造された医薬品等は 販売等が禁止されていますので 承認不要の医薬品等においても認定を受ける必要がありますので 留意願います 認定制度は既に平成 17 年 4 月 1 日から始まって 23

いますが 旧輸入販売業者の許可の有効期限内は 本邦に輸出している医薬品等を製造している者は 外国製造業者の認定を受けたものとみなされています ただし 旧法下で承認のみ取得しているものの追加許可を得ていないものはみなしがないので 新規に申請することとなります みなしの認定の更新申請は 期限の切れる5か月前にしていただくようお願いします 有効期限が切れてから申請されると更新申請ではなく 新規で申請していただくことになります なお 輸入販売業許可を有する営業所の移転や消滅等により 輸入販売業許可が廃止された場合や外国の製造所において同様に移転や消滅等があった場合には みなしが消滅しますのでご注意願います なお みなしが消滅した場合は 新たに申請してもらうことになります 認定施設数は みなし認定の製造所数を除き 平成 18 年 12 月 11 日公表分でご覧のとおり 医薬品 :300 医薬部外品:73 医療機器:437 体外診断薬 :45です なお 外国製造業の認定を受けた製造所の一覧は月 1 回を目途に独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページにおいて 前回公表した製造所から新たに認定を受けた製造所を含めた一覧を公表していますので参考にしてください 実際に認定や承認申請等にあたっては 直接外国の製造所に確認いただくよう御願いします いはどのようにすればよいか 例えば 委任状を添付することにより 法人の代表者に委任された者が申請することはできないのか については 法制度等やむを得ない場合は認めることもあり得るので このような場合の医薬品 医薬部外品の認定申請等にあたっては審査管理課許可管理係に個別に相談願います このような事例はおそらく代表権の無い業務を行う役員が申請者になる場合であると思われます ただし 委任状だけでなく 本邦への申請だけでなく製造所のある外国における許可 更新申請 登記等においても代表者ではないとの例を示すなど 委任を受けている者が行っていることが判断できる資料を確認し判断します 委任が認められる場合でも業務を行う役員の記載や 診断書の添付が省略できるわけではありませんのでご注意ください なお 業務を行う役員 とは 製造業務に係る役員だけでなく 代表権を有する者も含みます 複数いる場合はそれぞれ必要になります 続きまして昨年 12 月 14 日付け審査管理課事務連絡の質疑応答集のうち認定に係るものについて説明します 認定申請を行う申請者 Q11 外国製造業者認定申請の申請者が法人の場合であって 外国における会社組織に関する法制度等により代表者の考え方が異なるときの取扱 認定申請書に記載する製造所の責任者の住所 Q12 外国製造業者認定申請書における製造所の責任者の住所欄については 責任者に連絡がとれるのであれば 製造所の所在地を記載してもよいか については 責任者の住所欄は 製造所の責任者が製造場所を管理できる住所に居住しているかを確認するものですが 責任者に連絡がとれ 管理に支障がなければ製造所の所在地を記載しても差し支えありません 24

社の制度等により現地法人の代表者が申請する権限がなく 現地法人の国内の業許可等も一切本社の代表者が行っていることが判断できる資料を確認して判断します 認定申請書に添付する役員の業務分掌表 Q13 平成 18 年 2 月 14 日付厚生労働省医薬食品局審査管理課事務連絡 外国製造業者認定に関する質疑応答集 (Q&A) について のA4で提出が求められている 全ての役員の業務分掌表 については 業務を行う役員だけを記載してもよいか については 代表権のある者及び業務を担当している役員すべてであり 誰が代表権のある役員 業務を行う役員であるか明記されていれば差し支えありません なお 業務を行う役員には 代表権を有する者も含まれますのでご注意下さい Q14 外国製造業者認定申請書の申請者が製造所のある国の現地法人であるが 当該現地法人のグループ会社の本社が別途ある場合 業務を行う役員 として本社の役員は含まれるのか については 本社と現地法人が別法人であれば 現地法人の役員のみで結構です 実質的な関係でなく 別の法人格であるかどうかで判断してください 現地法人がない場合は 現地での申請等の実態や法制度等理由や根拠資料を示して個別にご相談ください 逆に 現地法人があり 現地法人の代表者がいるが本社の代表者が申請する場合には 会 外国製造業者認定申請の申請書や添付書類に関する次の3 点について 皆様のご要望等をふまえ薬事法施行規則を改正することとし パブリックコメントに付しました 第一に 認定申請書の様式を 邦文のみから英文併記の様式に改正することとしています 記載内容は従来どおり邦文記載が必要となります 第二に 申請者が法人であって 厚生労働大臣がその役員の職務内容から判断して業務に支障がないと認めたときは 医師の診断書に代えて 当該役員が 精神の機能障害又は麻薬 大麻 あへん若しくは覚せい剤の中毒者でない とを疏明する書類の提出で可能とすることとします ただし 疏明する場合には これらに該当せず業務に支障がない旨だけでなく 医師の診断書を提出できない理由の記載又は理由書の添付が必要です 邦訳は忘れないでください 第三に 外国製造業者が法人であるとき その業務を行う役員を変更する場合には 国内同様に 変更届が必要とすることとします なお 変更届は変更前後の役員を記載するとともに 診断書や責任者を兼ねる場合は履歴書が必要になります 25

平成 19 年 2 月中を目途に薬事法施行規則を改正し 公布 施行することとしています ただし 認定証については システム関連の整備等が必要なため 平成 19 年 10 月施行となります また 申請書も合わせてシステム改修が必要となるため 申請書の鑑を併記したい場合はワープロで作成いただく必要があります このほか 認定申請書に添付する 構造設備の概要一覧 について 現行制度に対応した様式に整備するとともに 英文併記の様式とするよう通知等を検討しているところです オンライン申請につきましては 厚生労働省電子申請 届出システムと FD 申請システムとを連携させるシステムで運用してきたところでありますが 申請数が年間数十件と利用者かきわめて少ないことから19 年 3 月末をもって連携するシステムの運用を停止することとしました なお 今後連携の再開に向けて 関係業界 都道府県 厚生局 独立行政法人医薬品医療機器総合機構の意見を聞きつつ オンライン申請の見込みのあるものから順次対応することとしています また 再開にあたっては 皆様方への説明を十分に行ったうえで始めたいと考えていますのでよろしくお願いします ( スライドなし ) スライドにはありませんが 外国製造業者認定提出資料について そのほか気づいたことを申し上げます まず 添付資料の翻訳ですが 診断書 業務分掌表 責任者の履歴 品目一覧 構造設備関係 外国政府の発行する許可証等で邦文でない場合は 必ず邦文訳を添付してください 翻訳証明ですが 英語以外の言語の場合は必ず添付して下さい その際に 翻訳を行った者のサイン等が入っていることが必要です 翻訳を行ったのが会社等個人でない場合には 代表社印が押印してあることが必要です また 19 年 4 月からは構造設備規則が完全に適用しますので 認定や更新を受けた場合であって適合していない製造所は適合するため変更届を必ず提出してください 認定に関する説明は以上です 最後にオンライン申請手続の停止について説明いたします 26