新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

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新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

税制について

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

公益法人の寄附金税制について

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

( 基本方針 Ⅰ) ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院是正により中長期的な医療費の適正化を図ること 予防接種 ( 基本目標 Ⅰ) ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止する

⑴ 政策目的本件は, 我が国において開発資金のための国際連帯税 ( 国際貢献税 ) を導入し, 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 等, 国際的な開発目標の達成に対応 貢献するために, 世界の開発需要に対応し得る幅広い開発資金を調達するもの これは, 外務省政策評価, 基本目標 Ⅵ 経済協

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

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⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

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新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

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2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

2019年度 文部科学省税制改正の概要

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する 2 価格優位性を確保することによる沖縄の酒類製造業の自立的経営を促進する ⑵ 施策の必要性 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する沖縄

03 平成29年度文部科学省税制改正要望事項

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

概算要求基準等の推移

H28秋_24地方税財源

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

資料4-5 平成29年度文部科学省税制改正要望事項の概要

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

公益目的支出計画実施報告

新設 拡充又は延長を必要とする理由9-2 回の合要理性望に関⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 県内酒類製造業の育成 保護( 経営基盤の強化など ) 酒類製造業及び関連産業の振興を通じた沖縄経済の振興 ⑵ 施策の必要性本軽減措置については 昭和

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

(1) 政策目的 多様な就業の機会を提供すること等により我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することにより 中小企業の事業活動の継続を実現し 雇用の確保や地域経済の活力維持につなげることを目的とする (2) 施策の必要性 全国の経営者の平均年齢は年々上昇しており 例えば資本金

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資料9

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

(0830時点)PR版

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参考資料1_学術研究関連データ集

市税に係る減免措置調査票 所属名 此花区役所 1 減免対象 市税の税目 ( 該当に 印 ) 減免内容 ( 該当条例等 ) 個人市民税 法人市民税 固定資産税 軽自動車税 事業所税 児童遊園の用に供する固定資産 条例第 4 条の 3 第 4 号規則 (1) 政策目的地域コミュニティの中核的組織として

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

政策評価書3-3(4)

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

平成20年2月

スライド 1

厚生年金基金に関する要望.PDF

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

平成 28 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 少子化対策の推進 ( 新設 2 件 拡充 1 件 ) 三世代同居に係る税制上の軽減措置の創設 ( 国税 ) 高齢者や若い世代の希望に応じた家族関係や地域とのつながり 子育て世代の子育ての態様について各人の希望を実現するため 一定の条件を満

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( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

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< 用語の解説 > 税額控除制度従来 公益社団法人及び公益財団法人への個人からの寄附金については 所得控除制度が適用されていたが 平成 23 年 6 月より 公益社団法人及び公益財団法人への個人からの寄附金について 寄附文化の醸成を図るため 税額控除制度が導入された 税額控除は 寄附金額を基礎に算出

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

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参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

Ⅱ 義援金を募集する募金団体の確認手続 [Q7] 当団体は 関係する個人 法人から義援金を預かり これを取りまとめた上で 一括して地方公共団体に対して支払います 預かった義援金が 国等に対する寄附金 に該当することについて税務署の確認を受けた場合 当団体に寄附をした個人 法人に対して発行する預り証に

Microsoft Word - ⑫税額控除FAQ(学校法人)rev.doc

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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

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平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

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活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

平成23年9月29日WG後修正

別添 2 地域医療再生計画作成指針 第 1 地域医療再生計画作成の趣旨 国としては 円高 デフレ対応のための緊急経済対策 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 ) において 都道府県に設置されている地域医療再生基金を拡充し 高度 専門医療や救命救急センターなど都道府県 ( 三次医療圏 ) の


資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

Transcription:

税目所得税要望の内容平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名 ( 文部科学省高等教育局私学部私学行政課 ) 災害からの復旧時における学校法人への個人寄附に係る税制優遇措置の拡充 本年 4 月に発生した熊本地震を踏まえ 災害被害を受けた学校法人に対する災害からの復旧時における個人寄附について 既存の所得控除に加え 寄附実績の要件にかかわらず 税額控除についても適用を可能とする 平年度の減収見込額 396 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 )

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要があるが 小規模な学校法人では 復旧のために必要な自主財源の確保に難航する事例が発生しており 全ての学校法人において重要な自主財源である寄附金を容易に確保できるよう より個人が寄附しやすい環境を整える必要がある そこで 災害からの復旧を目的とした個人寄附について 平時の寄附実績にかかわらずどの学校法人であっても税額控除の適用を可能とすることにより 私立学校全体の寄附金収入の更なる増加を図り 被災地における災害からの早期の復旧を可能とする ⑵ 施策の必要性 平成 23 年に導入された学校法人への個人寄附に係る税額控除と所得控除の選択制度により 個人寄附を促進する環境が拡充されている 一方で 本制度の対象法人となるための要件について充足が困難である学校法人も多く 本年 4 月に発生した熊本地震の際にも 要件の充足が困難であったため税額控除対象法人となっていない小規模な法人も多数存在した これらの法人への寄附者に対し 税額控除の活用を呼びかければ より一層の寄附が集まる見込みであったところ 平時の寄附状況を基準とした要件が障害となり 要件を充足することができなかったため やむを得ず既存の制度で寄附募集を行った状況が見られたところである 学校法人への災害からの復旧を目的とした個人寄附については 大蔵省告示により指定寄附金とされており 所得控除の対象とされているが 災害時には大口の寄附のみならず 広く卒業生や地域住民等からの小口の寄附を集める必要があり これらの寄附を集めやすくする環境を整えるために税額控除の適用も可能とすることにより 寄附金収入の更なる増加を図ることが必要である 由今回の要望に関理連性する事項合政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 6 私学の振興 施策目標 61 特色ある教育研究を展開する私立学校の振興 教育振興基本計画 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 第 2 期 ( 抜粋 ) 基本施策 29 私立学校の振興 主な取組 292 多元的な資金調達の促進 各学校法人における確固とした財政基盤の確立のため, 税額控除制度等を活用した私立学校への寄附の促進が図られるよう, 寄附税制の普及啓発や, 先進事例の紹介等を実施するとともに, 学校法人が寄附金収入等の民間資金を自主的 積極的に調達するための環境をより一層整備する また, 寄附金に係る税制上の措置の在り方について, これまで講じられた措置の効果等を踏まえつつ, 対象範囲や財源も含め検討を行い, その結果に基づき, 必要な措置を講ずる 教育再生実行会議第三次提言 これからの大学教育等の在り方

について ( 平成 25 年 5 月 28 日 ) 5. 大学のガバナンス改革 財政基盤の確立により経営基盤を強化する ( 抄 ) 国は 国立大学運営費交付金 施設整備費補助金や私学助成 公立大学への財政措置など財政基盤の確立を図りつつ 基盤的経費について一層メリハリある配分を行う その際 教育 研究 大学運営 社会活動等の幅広い観点からの教員評価や能力向上など 教員の力量を発揮させる改革を行う大学が評価されるような配分を検討する また 大学等に配分される国の公募型資金について 全学的な共通インフラや教育 研究支援人材確保のための経費 ( 間接経費 ) を設定し 直接経費を確保しつつ 間接経費比率を 30% 措置するよう努めるとともに その効果的な活用を図る あわせて 教育基盤強化に資する寄附の拡充や民間資金の自主的調達のため 税制面の検討を含めた環境整備を進める 教育再生実行会議第八次提言 教育立国実現のための教育投資 教育財源の在り方について ( 平成 27 年 7 月 8 日 ) 3. 教育財源確保のための方策 ( 抄 ) 国は 国立大学法人における個人からの寄附に係る所得控除と税額控除の選択制の導入など 寄附金税制の一層の拡充について検討する 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 災害からの復旧に際し 寄附金収入等財源の多様化を促進し 学校法人の経営基盤の強化及び災害からの早期の復旧を図るとともに 災害を機に更なる寄附募集に向けた機運の醸成を図る 学校法人が 災害からの復旧時に 本制度を活用しつつ更なる寄附の増加を図り 復旧に係る費用の一定の額については寄附金により賄うことを目指す 税額控除対象法人は 制度導入前と比べて寄附金額に著しい伸びが見られ ( 平成 21 年度と 27 年度とを比較すると 文部科学大臣所轄学校法人の寄附金額の合計について 全学校法人の寄附金額が約 2 倍であるのに対し 税額控除対象法人は約 2.8 倍となっている ) 税額控除制度の導入が寄附を増加させていることは明らかである 一方 文部科学大臣所轄法人のうち約半数は税額控除対象法人となっておらず これらの法人については 災害からの復旧時においては 学生等の学びの保証寄附金を集めやすくし それを機に 更なる寄附募集に向けた機運の醸成を図ることが必 要である 有要望の効性措置の適用見込み 税額控除対象法人になっていない学校法人 文部科学大臣所轄学校法人 319 法人 /664 法人 都道府県所轄学校法人 7160 法人 /7288 法人

要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 税額控除対象法人は 制度導入前と比べて寄附金額に著しい伸びが見られ 税額控除制度の導入が寄附を増加させていることは明らかであるため 税額控除の導入によって 現在税額控除対象法人となっていない法人についても 災害からの復旧時 に更なる寄附金を集めることが可能となると考えられる 当該要望項目以外の税制上の支援措置相当性 所得税 学校法人への個人からの寄附金は 特定公益増進法人に対する寄附金として所得控除の適用 ( 所得税法第 78 条 ) 学校法人への個人からの寄附金であって 学校法人が設置する学校等の校舎その他附属施設の受けた災害による被害の復旧のために支出されたものは 指定寄附金として所得控除の対象 ( 所得税法第 78 条 ) 学校法人への個人からの現物寄附は 譲渡所得の非課税措置 ( 租税特別措置法第 40 条 ) 法人税 学校法人への法人からの寄附金は 特定公益増進法人に対する寄附金として損金算入の特例措置 ( 法人税法第 37 条 ) 予算上の措置等の要求内容及び金額 ( 平成 28 年度当初予算 ) 私立大学等経常費補助 3,153 億円 私立高等学校等経常費助成等補助 1,023 億円 ( 平成 28 年度補正予算 ) 熊本地震からの復旧 復興に向けた財政支援 私立学校施設 設備の災害復旧費 99 億円 私立学校の教育研究活動復旧費 30 億円 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 学校法人に対しては 1 私立学校の教育条件の維持向上 2 在籍する学生等に係る修学上の経済的負担の軽減 3 経営の健全性の向上を通じ 私立学校の健全な発達に資することを目的として国等による助成が一部行われている 一方で 教育研究を安定的 継続的に行っていくためには 国等からの助成に加えて 学校法人が自ら多様な財源の確保を図り 財政基盤を強化していくことが重要であり 特に 災害からの復旧に際しては 当該私立学校に在籍する学生等の学びを保証するため 早急に必要な財源を確保する必要があるが 国公立学校に比べて公的補助の少ない私立大学にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である したがって 小規模であるために要件を満たすことができない等の理由により税額控除の対象となっていない法人においても 税額控除の適用を可能とすることにより 寄附者がより寄附しやすい環境を整備することは 学校法人の財政基盤の強化に資するとともに 災害からの早期の復旧を支援するものとなる 国等による公的支援は法人を直接支援するもの また 寄附税制は法人に対し寄附を行う国民に税制優遇を行うものとして異なる役割を担うものであり 両者あいまって 各学校法人の健全な経営と安定した教育の提供に資するものとして重要な役割を果たしている なお 私立学校への補助を規定する私立学校振興助成法においても 国又は地方公共団体による助成の規定と並んで学校法人が寄附金の募集を容易にできるよう国又は地方公共団体による税制上の措置を講ずるよう努めることを規定している 私立学校振興助成法 ( 昭和五十年七月十一日法律第六十一号 ) ( 抄 ) ( 税制上の優遇措置 ) 第十五条国又は地方公共団体は 私立学校教育の振興に資す

これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項るため 学校法人が一般からの寄附金を募集することを容易にするための措置等必要な税制上の措置を講ずるよう努めるものとする 要望の措置の妥当性 そもそも私立学校は 公の性格を有する学校として設置されたものであり 学校法人を解散する場合も残余財産は寄附者に戻されることはなく 教育活動に充てられることとなっており 高い公共性を有するものである また その運営についても 収入の大半は学生 生徒からの納付金や寄附金 事業収入によるものであり 地域住民や学生 生徒 卒業生等 社会全体で学校運営は支えられている そうした状況の中で 特に災害時における国民からの寄附は 国公立学校に比べて公的補助の少ない私立大学にとって 極めて重要な財源であり 当該私立学校に通う学生等の学びを保証するためのものであることから 公益性及び緊急性が高いものである 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 新規要望