事業の概況 二輪車事業

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( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

2011年12月期 第3四半期決算説明会

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

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北米市場 2017 年 3 月期業績の概要 総需要は 米国で前期比 1% 減の 1,750 万台 カナダで 2% 増の 197 万台 メキシコで 17% 増の 164 万台 北米市場における 新型 CX-9 米国販売台数 ( 千台 ) カナダ他販売台数 ( 千台 ) 米国マーケットシェア (%) 3

第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

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部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

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2018年度 第3四半期累計 1-9月 実績 2017年 19月期 2018年 19月期 増減 () 9,302 9, % +4.1% 営業利益 % 0.0% % +9.7% 親会社の所有者に 帰属する四半期利

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2013 年 2 月 27 日 富士重工業 2013 年 1 月度 生産 国内販売国内販売 輸出実績 ( 速報 ) 生産 ( 単位 : 台 %) 台数 前年比 登録車 49, % 国内生産 軽自動車 0 0.0% 計 49, % 海外生産 登録車 16,

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第9章 タイの二輪車産業-好調な国内市場と中国の影響-

目 次 Ⅰ. 総括編 1. 世界各地域の人口, 面積, 人口密度の推移と予測およびGDP( 名目 ) の状況 ( 1) 2. 世界の自動車保有状況と予測 ( 5) 3. 世界の自動車販売状況と予測 ( 9) 4. 世界の自動車生産状況と予測 ( 12) 5. 自動車産業にとって将来魅力のある国々 (

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総括 3 総括 (1) 年 3 月期実績 売上高は 2 兆 6,922 億円 営業利益は 1,821 億円 当期純利益は 1,357 億円 グローバル販売台数は 133 万 1 千台 SKYACTIV 搭載車両は台数拡大 収益力改善 ブランド強化に貢献 CX-5 Mazda6/ アテンザ

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順調な拡大続くミャンマー携帯電話市場

通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

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総括 3 総括 (1) 年 3 月期実績 2 月公表に対して 売上高及び全ての利益レベルで上回る 売上高は 2 兆 2,53 億円 営業利益は 539 億円 当期純利益は 343 億円 CX-5 新型 Mazda6/ アテンザなど SKYACTIV 搭載車両が 業績改善に大きく貢献 グロ

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I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

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中期経営計画の前提となる環境認識 1 日本経済の予測 年初からの円高や株安の進行により 消費マインドは伸び悩み 景気動向は停滞している 今後は 消費税増税による駆け込み需要の発生とその反動減による景気縮小が予想される 中長期的には成熟社会として 多様な価値観とともに これまでとは異なる市場が生まれる

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第 1 四半期は好調なスタートとなり 通年でも好調を維持する見通しです 主要製品の販売量を高水準で維持しながら 他の主な指標すべてにおいても 非常に好調であった前年同期からさらに大幅に向上しました と コベストロのチーフ コマーシャル オフィサー (CCO) であり 次期最高経営責任者 (CEO)

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化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸

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当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

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目次 平成 25 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 平成 25 年 3 月期の課題と取組み 5 3 経営成績 6 4 業績推移 7 5 売上高四半期推移 8 6 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 10 8 業種別売上比率 (

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Transcription:

業績トップメッセージ事業の概況事業の概況 二輪車事業 2010 年度の二輪車事業の売上高は 前年度比 889 億円 (10.9%) 増の9,060 億円となり 売上高全体の 70.0% を占めました また 営業利益は同 469 億円増の427 億円となりました 特集% % 売上高比率市場別売上高 ( 十億円 ) % % 70.0% 市場別販売台数 ( 千台 ) 120 (13.1%) 32 (3.6%) 34 (3.8%) 8,000 1,200 6,960 112 (12.4%) 6,000 5,865 5,841 497 493 372 800 4,419 4,997 457 608 (67.1%) 4,000 373 400 6,084 4,993 4,717 3,272 3,770 2,000 0 0 407 207 161 410 197 163 366 167 122 2006 2007 2008 2009 2010 業績 ( 十億円 ) 日本北米欧州アジア ( 日本を除く ) その他売上高営業利益 ( 損失 ) 営業利益率 (%) 275 92 108 227 53 99-400 1,056 1,029 915 6.0 6.0 3.3 817 906 55 63 34 43-4 -0.5 2006 2007 2008 2009 2010 4.7 (%) 9.0 6.0 3.0 0-3.0 日本新市場を開拓する EC-03 C 企業情報財務セクション30 YAMAHA Motor Co., Ltd. Annual eport 2010 2010 年度の国内の二輪車需要は 景気低迷の影響による消費マインドの冷え込みにより 軽二輪車 ( 排気量 126 250cc) や原付 1 種 (50cc 以下 ) のカテゴリーでの落ち込みが大きく 全体では前年度比 2.0% 減の42.4 万台となりました 当社販売におきましては軽二輪車カテゴリーにおいて Tricker XT250X 等の販売が好調に推移したものの 原付 2 種 (51cc 125cc) カテゴリーでは 他社のニューモデル投入により販売が大きく減少しました また 中期経営計画 < 将来成長シナリオの実現 >における スマート パワー の取り組みとして 2010 年 10 月に電動二輪車 EC-03 を市場投入し 初年度販売計画 1,000 台に対して 2010 年 12 月末時点で約 1,000 台の卸販売実績を記録するなど好調に推移しました これらの結果により 2010 年度の当社出荷台数は前年度比 8.0% 減の9.9 万台 売上高は同 14.7% 減の324 億円となりました 2011 年度は国内の景況感や消費マインドに改善の兆 EC-03

候が認められないことから 国内二輪車総需要は36.9 万台程度と見ています 当社では 各カテゴリーにて展示会を活用した拡販や販売店向け小売支援策を強化 また レンタルビジネスや免許取得促進活動 駐輪場問題解決へも取り組み 市場全体を底上げ 活発化させるなどにより 2011 年度の販売台数は前年度比 11.0% 減の8.8 万台を計画しています 欧州コミューター市場への対応を強化 2010 年度の欧州経済は5 月のギリシアショックに端を発した欧州金融市場混乱の影響により低迷し レジャー需要に牽引された欧州二輪車需要も前年度比 3.6% 減の204.0 万台と縮小しました 当社グループでは 2010 年 5 月に FZ8 XT1200Z uper Ténéré の 2 機種のニューモデルを市場投入し XMAX(125/250ccスクーター ) シリーズのモデルチェンジを行うなど 積極的な拡販に努めましたが 他社との厳しい競合状況のもと 2010 年度の当社の販売は出荷台数ベースで前年度比 17.5% 減の22.7 万台 売上高は同 22.1% 減の 1,120 億円となりました また 販売の伸び悩みから 2009 年度末に4.4 万台と適正水準にあった在庫は 2010 年度には6.6 万台に達しました 2011 年度の欧州経済は消費者景況感が引き続き低迷するものと予測されることから 二輪車総需要は前年度比 2.6% 減の 198.7 万台と予測しています コミュータービークルの拡大傾向に対応するビジネスモデルを構築するべく 生産 物流 販売体制の再整備を進めています これに伴い 欧州では引き続き在庫削減に取り組み 2011 年度は前年度比マイナス 4.6 万台の生産調整を行うことを計画しています また 前年度に市場投入したモデルの拡販にも努めることにより 2011 年の出荷台数は前年度比 4.0% 減の21.8 万台 売上高は同 8.0% 減の 1,030 億円を見込んでいます XT1200Z uper Ténéré 業績トップメッセージ特集事業の概況C 企業情報財務セクションYAMAHA Motor Co., Ltd. Annual eport 2010 31 FZ8 YAMAHA Motor Co., Ltd Annual eport 2010 31

事業の概況 tryker 北米在庫の適正化を推進 2010 年度の北米市場は景気低迷の余波から失業率が上昇したことなどを背景に 二輪車総需要は期初の想定を下回り 前年度比 15.0% 減の49.7 万台と縮小しました このような状況の中で 米国では最大のボリュームゾーンであるクルーザーカテゴリーに XV1300CU(tryker) を投入し 注目を集めました また 前年度にフルモデルチェンジを行い 新しいエンジンレイアウトや FIシステム採用によるパフォーマンスの向上が支持されている YZ450F の販売が好調に推移しました カナダにおいても さまざまな小売 卸プロモーションの積極化に注力しましたが 為替円高により売上高は減少し 2010 年度の北米市場での当社出荷台数は前年度比 42.6% 減の5.3 万台 売上高は同 41.3% 減の341 億円となりました 一方 在庫に関しては市場に適正な水準への圧縮に努め 2009 YZ450F 年度末の9.0 万台から2010 年度末には4.9 万台へと適正化が進んでいます 北米市場には底堅い潜在需要が存在するものの 失業率の高止まりで購買意欲は低調に推移することが予測され 2011 年度の総需要はほぼ前年度並みの49.4 万台になるものと見通しを立てています 当社では 本来の旺盛な需要が改善するときに備えて アクセサリーや中古車販売などの周辺ビジネスを拡大し PO( プロ )-YAMAHA プログラムなどの販売施策の充実を通じて 優良販売店育成を図っていきます これらの取り組みにより 2011 年度の出荷台数は前年度比 30.3% 増の6.9 万台 売上高は同 23.3% 増の420 億円を見込んでいます 32 YAMAHA Motor Co., Ltd Annual eport 2010

トップメッセージアジア二輪車事業の収益拡大に貢献 2010 年度のアジア ( 日本は除く ) の需要は 飛躍的な伸長を果たしたインドネシアや 需要を牽引された中国をはじめとする全地域で総体的に拡大し 前年度比 10.2% 増の 4,345.5 万台となりました 2010 年度の当社出荷台数も すべての国々で伸長して前年度比 21.8% 増の608.4 万台 売上高は同 26.9% 増の6,079 億円に達し 2010 年度業績に大きく貢献しています 2011 年度もアジア全域での経済成長 社会インフラの整備 消費マインドの拡大は継続するものと見込まれ アジア全体の二輪車需要も前年度比 2.6% 増の4,458.9 万台と堅調な需要が維持されることが予測されています 当社では 中期経営計画に基づき量的 質的な販売拡大に努めることで 前年度比 12.4% 増の684.1 万台の出荷を また売上高は同 9.4% 増の6,650 億円を計画しています 業績特集アセアン主要 3 カ国市場で量的 質的拡大を達成 当社のアセアン二輪車販売の最大市場となるインドネシアは 安定した成長を遂げる経済環境とともに 交通インフラの未発達から 底堅い潜在需要が存在します 2010 年度は 国内経済が当初の想定以上に速いペースで回復し 需要の 7 割を占めるクレジット販売の申請件数もリーマンショック以前の水準に戻ったことなどから 二輪車総需要は前年度比 27.1% 増の723.6 万台に伸長しました 総需要の40% を超える ATカテゴリーを中心に 当社ではヤマハへの信頼感を基調とするCCをベースにした差別化戦略を展開し 価格競争に巻き込まれない質的な販売拡大に努めています 2010 年度は 標準価格帯のモペッド セグメントの Jupiter Z( ジュピター Z) オートマチック トランスミッション (AT) セグメントの Mio oul( ミオソウル ) 等を中心に 全カテゴリーで販売は好調に推移し 2010 年度の当社出荷台数は前年度比 25.5% 増の332.6 万台と大きく伸長しました 売上高も同 35.8% 増の3,520 億円に達し 2010 年度業績に貢献しています 2011 年度のインドネシア市場は 安定した経済環境から前年度比 11.9% 増の810.0 万台と需要は引き続き拡大することが予測されています 当社では 100 億円の投資規模で現地にて増強した生産能力も活かし さらなる拡販に取り組むことで 前年度比 9.7% 増の365.0 万台の販売を目指します 2010 年のタイ市場は 世界経済の回復による輸出増が牽引するGDP8% 成長の好景気に支えられ 二輪車総需要も前年度比 20.2% 増の184.6 万台と拡大しました Mio oul ( インドネシア ) 事業の概況C 企業情報財務セクションYAMAHA Motor Co., Ltd. Annual eport 2010 33

企業情報財務セクショ事業の概況 業績トップメッセージ特集( タイ ) 事業の概況C Fino 当社主力のオートマチック トランスミッション (AT) モデル Fino ( フィーノ ) の底堅い顧客支持とともに 2009 年度に市場投入した 110ccマニュアル トランスミッション (MT) モデル park Nano ( スパークナノ ) などの販売が好調に推移し 2010 年度の当社出荷台数は前年度比 17.1% 増の50.6 万台となりました 2011 年度の総需要も 安定した経済成長に支えられ前年度比 5.6% 増の195.0 万台になる見通しです 当社では 2010 年 12 月に投入したオートマチック トランスミッション (AT) モデル Fiore( フィオーレ ) を加えた A T カテゴリーへの集中展開を引き続き行い 前年度比 8.7% 増の55.0 万台の販売を計画しています 安定的な農産物輸出産業の回復とともに先進国からの投資加速で飛躍的な成長を遂げるベトナムの 2010 年度総需要は 前年度比 11.8% 増の307.0 万台となりました 当社では 底堅い需要を誇るMTカテゴリーに irius( シリウス ) などの普及価格帯商品を投入するとともに 需要増加が見込まれる ATカテゴリーにも 125cc Luvias( ルビアス ) とファッション系 Cuxi( キューシー ) の 2モデルを追加投入し 女性層を中心とした新規顧客層の開拓に努めました Nouvo( ヌーボ ) などの既存モデルも好調に販売推移し 2010 年度の当社出荷台数は前年度比 20.7% 増の77.6 万台と伸長しました 2011 年度のベトナムの需要は 安定した経済成長に支えられ前年度比 6.2% 増の 326.0 万台になる見通しです 当社では 引き続き MTカテゴリーを主軸にAT カテゴリーの販売も強化し 前年度比 16.4% 増の90.3 万台の販売を目指します Cuxi ( ベトナム ) ンYB125-Z ( 中国 ) YAMAHA Motor Co., Ltd. Annual eport 2010 中国ー低価格帯二輪車を市場投入ー 2010 年の中国二輪車市場は 2010 年 7 月に施行された排ガス規制の影響で上期に旧規制車の出荷が集中し 下期は大量在庫の滞留で出荷が伸び悩んだため 総需要は前年度比 7.6% 減の1,609.0 万台にとどまりました 当社では 新しい排ガス規制に対応したモデルの生産 出荷を加速するとともに < 将来成長シナリオの実現 >で掲げる 中国市場向け低価格帯二輪車 の一環として 8 月に YB125-Z を 11 月に 凌鷹 100(100ccスクーター ) を市場投入し 販売プロモーション活動も積極展開しました その結果 2010 年度の当社出荷台数は前年度比 15.1% 増の70.0 万台となりました 2011 年度の中国市場は 排ガス規制対応商品切り替えによる影響が本格化すると見込まれることから 総需要は2010 年度比 11.5% 減の1,424.0 万台となる見通しです 当社では普及価格帯モデル YB125-Z 凌鷹 100 を中心に今まで手薄だった農村部を中 34

心に販路強化に努めます これらの取り組みを通じて 2011 年度は前年度比 21.4% 増の 85.0 万台の販売を計画しています インドー基盤商品に低価格モデルを追加ー 2010 年度のインド市場は 所得の増加や女性の社会進出を背景にモペッド カテゴリーを中心に著しく需要が拡大し 総需要は前年度比 30.5% 増の1,127.0 万台となりました 当社では 2008 年の発売以降好調の続く FZ シリーズの廉価版モデル Z(160cc モーターサイクル ) を市場投入しました さらに スタンダードセグメントモデル YB110 や プレミアムセグメントモデル YZF-15(150ccスポーツ ) が非常に好調に推移し 2010 年度の当社販売台数は出荷ベースで前年度比 18.3% 増の25.9 万台となりました 2011 年度は インフレやガソリン価格の上昇懸念はあるものの 二輪車総需要は底堅い伸長が見込まれ 前年度比 15.4% 増の1,300.0 万台となる見通しです 当社では Z の派生モデルなどモデルラインナップを拡充し 輸出強化も図ることにより 2011 年度の販売台数として前年度比 19.7% 増の31.0 万台を計画しています 中南米ー質的 量的な拡大戦略を加速ー 2010 年度のブラジルは 安定した経済成長で内需が拡大し 個人消費の拡大で二輪車総需要は想定以上の伸びを示したことから 前年度比 12.4% 増の180.1 万台となりました 好調なブラジル経済に牽引される形で周辺の新興国市場も拡大し 中南米合計では前年度比 17.6% 増の396.7 万台となりました こうした中で 当社はブラジルにおいて 普及価格帯のセグメントにモペッド カテゴリーの新モデル Crypton( クリプトン (100ccモペッド )) や主力の YB125 などの販促に注力した結果 2010 年度の出荷台数は前年度比 17.6% 増の22.7 万台と伸長しました また 周辺国でもコロンビアが過去最高の販売台数を記録するなど好調に推移し 中南米全体での出荷台数は前年度比 28.9% 増の41.5 万台となりました 2011 年度も中南米市場全体で緩やかな成長の継続が期待できることから ブラジル総需要は前年度比 2.7% 増の185.0 万台 中南米全体では前年度比 4.6% 増の414.8 万台を見込んでいます 当社では ブラジルを中心に販路の強化に取り組むとともに 低価格モデルなどの市場導入を加速することで ブラジルで前年度比 15.4% 増の26.2 万台 中南米全体では同 11.3% 増の46.2 万台の販売を目指しています 業Z-X ( インド ) FZ16 ( インド ) Crypton ( ブラジル ) 績トップメッセージ特集事業の概況C 企業情報財務セクションYAMAHA Motor Co., Ltd. Annual eport 2010 35