株式会社日新テクニカ STM32F207 開発キット 株式会社日新テクニカ 全ての資料 回路図 サンプルは http://kanebebe.dip.jp/download/stm32f207 http://www.nissin-tech.com info@nissin-tech.com 2011/9/15 copyright@2011 ホームページ http://www.nissin-tech.com メール info@nission-tech.com 1
第一章 STM32F207 ボードの概要...4 1.1 STM32F207 の特性...4 1.2 ボードの機能...4 第二章回路とI/Fの説明...6 2.1 Power...6 2.2 USB Host...7 2.3 USB OTG...8 2.4 USB COM...8 2.5 USB CAN...9 2.6 SD Card...9 2.7 LEDs...10 2.8 Buttons...10 2.9 EXTEND I/O... 11 第三章 Keil 開発環境...12 3.1 Keil 開発環境のインストール...12 3.2 Keil 開発環境の配置...12 第四章サンプルの説明...16 4.1 Code STM3220F-EVALフォルダのサンプル...16 4.1.1 USBメモリとして...16 4.1.2 USBメモリとして (RTXを使用する)...16 4.1.3 HIDデバイスとして...17 4.1.4 HIDデバイスとして (RTXを使用する)...17 4.1.5 SDカード リーダとして...18 4.1.6 USBキーボードが使える (HOST 機能 )...18 4.1.7 USBメモリが使える (HOST 機能 )...20 4.2 Code STM32F2x7_ETH_LwIP_V1.0.2 Projectのサンプル...21 4.2.1 Httpサーバ...21 4.2.2 tftpサーバ...24 4.2.3 TCPのechoサーバ...26 4.2.4 FreeOS...27 2
使用されたソースコードはhttp://www.nissin-tech.com/ からダウンロードできます この文書の情報は 事前の通知なく変更されることがあります ( 株 ) 日新テクニカの書面による許可のない複製は いかなる形態においても厳重に禁じられています 3
第一章 STM32F207 ボードの概要 1.1 STM32F207 の特性 Cortex-M3 プロセッサー 最高周波数 120MHz 1 Mbyte Flash 128+4 Kbyte SRAM 外部 Flash, SRAM, PSRAM, NOR と NAND Flash に対応 8080/6800 モードの LCD I/F USB 2.0 high-speed/full-speed device/host/otg 10/100 Ethernet MAC ハードウェア IEEE 1588v2 2 CAN(2.0B Active) 4 UART 3 SPI 最高 30 Mbit 2 IIS 8- to 14-bit カメラ I/F, 最高 48 Mbyte/s 1-bit (default), 4-bit and 8-bit SD/SDIO MMC card 12-bit 0.5µs A/D 12-bit D/A 17 timers 最高 120MHz のカウンター I/O 最高周波数は 60MHz ISP と IAP で書き込み 1.2 ボードの機能 20 ピン 2.54mm ピンチの標準 JTAG 10/100M Ethernet USB2.0OTG(miniUSB) USB2.0 HOST USB シリアル変換器 (CP2102) CAN2.0 SD カードスロット (4-bit) ユーザー LED 1 ユーザーボタン 2 4
すべての I/O を 2.54mm ピンチ拡張ヘッダで引き出されますので 蛇目基板が使えます 弊社の標準プラスチックにも実装できます 5
第二章回路と I/F の説明 10/100M Ethernet JTAG 5V USB COM CAN USB OTG USB HOST 2.1 Power 6
入力 :5V DC 出力 :3.3V DC J2 DC2.1 または J4 Mini USB で給電する 2.2 USB Host 7
2.3 USB OTG 2.4 USB COM USB シリアル変換器 (CP2102) を使って シリアルポートがないパソコンでも使えます SW3/SW4 で STM32F207 の UART2 または UART3 を使います J7 をショットすれば パソコンでボードを給電します 8
2.5 USB CAN 2.6 SD Card 9
2.7 LEDs 2.8 Buttons S1: ユーザボタン S2: WakeUp S3: Reset 10
2.9 EXTEND I/O 11
第三章 Keil 開発環境 3.1 Keil 開発環境のインストール STM32F207 ボード関連のソフトと資料は弊社のウェブサイトからダウンロードしてください http://kanebebe.dip.jp/download/stm32f207 keil 開発ツールはディレクトリ Tools の MDK421.exe です ダウンロードしてインストー ルします これはデモ版なので コードのサイズ制限があります お客様は自分で keil 社 から Lincese を買います 3.2 Keil 開発環境の配置 サンプルファイル Code.zip の中のあるプロジェクトを開きます 配置ボタンを押すと 次の画面が出てきます 12
タブ Utilities を選択し Use Target Driver for Flash Programming で使っている JTAG ツールを設定します 弊社の ARM USB Open Link を使えば Cortex-M3 J-LINK に設 定します 以下は ARM USB Open Link を使う設定です Settings ボタンを押します 13
リストには STM32F207 がなければ Add ボタンで添加します 14
Reset and Run チックして ダウンロード完了すると 実行する ダウンロードできなかったら タブ Debug で JTAG の周波数を下がりま す 設定完了すれば Load ボタンでプログラムをボードにダウンロードできます JTAG でデバッグするために 次の設定 : タブ Debug を選択し 15
Cortex-M3 J-LINK に設定します HEX ファイルを生成すれば 次の設定 : 第四章サンプルの説明 サンプルはこちらです http://kanebebe.dip.jp/download/stm32f207/code.zip 4.1 Code STM3220F-EVAL フォルダのサンプル 4.1.1 USB メモリとして サンプル : RL USB Device Memory STM32F207 内部 30KB RAM は USB メモリとして使います ボードをパソコンと接続すると USB メモリとして認識し アクセスもできます 4.1.2 USB メモリとして (RTX を使用する ) サンプル : RL USB Device RTX Memory 16
前のサンプルと同じですが RTX という RTOS を使うものです 4.1.3 HID デバイスとして サンプル : RL USB Device HID HID 用のサンプル Code PC-SoftWare HID_Client Release HIDClient.exe を実行させ ます ボードのボタンを押すと 状態が変化します ボードの LED の点滅も制御できます 4.1.4 HID デバイスとして (RTX を使用する ) サンプル : RL USB Device RTX HID 前のサンプルと同じですが RTX という RTOS を使うものです 17
4.1.5 SD カード リーダとして サンプル : RL USB Device Memory_FlashFS SD_Memory ボードは USB SD カードリーダーとして使えます 4.1.6 USB キーボードが使える (HOST 機能 ) サンプル : RL USB Host HID_Kbd ボードの USB HOST のサンプルです ボードの USB HOST はパソコン用の標準 USB キーボードが使えます このサンプルをダウンロードする前に ボードの USB-COM をパソコンと接続して USB シリアル変換器 CP2102 のドライバをインストールします ハイパーターミナルを開いて ボーレート 115200 フロー制御なしに設定してください 標準 USB キーボードをボードの USB HOST に挿入し サンプルをダウンロードして ボ ードのリセットボタンを押すと ハイパーターミナルで次の情報が出てきます USB キーボードの D を押すと 18
ハイパーターミナルはこの赤いピンの電圧を表示します USB キーボードの ESC を押すと 19
電圧の表示を停止します 4.1.7 USB メモリが使える (HOST 機能 ) サンプル : RL USB Host MSD_File ボードの USB HOST のサンプルです ボードの USB HOST は USB メモリが使えます 前のサンプルのようにハイパーターミナルを設定して USB メモリをボードの USB HOST に挿入して サンプルをダウンロードして ボードのリセットボタンを押すと ハイパー ターミナルで次の情報が出てきます ハイパーターミナルで dir を入力すると USB メモリの中のファイルをリストする 20
ほかのコマンドなら help または? で説明を見ます 4.2 Code STM32F2x7_ETH_LwIP_V1.0.2 Project のサンプル 4.2.1 Http サーバ サンプル : Code STM32F2x7_ETH_LwIP_V1.0.2 Project Standalone httpserver MDK-ARM LwIP プロトコルを利用して ホームページでボードの LED 制御と AD 値を表示する 21
自分のネットによってボードの IP を設定します 例は 192.168.1.103 DHCP も使えます サンプルをダウンロードして ボードのリセットボタンを押して パソコンのブラウザー でボードの IP を入力すると ボードの HP が見えます 22
LED を制御する 赤い PIN の電圧も見えます 23
4.2.2 tftp サーバ サンプル : Standalone tftpserver MDK-ARM Tftp でファイルをボードの SD カードに upload/download する 自分のネットによってボードの IP を設定します 例は 192.168.1.103 DHCP も使えます サンプルをダウンロードして ボードのリセットボタンを押して コマンドライン 24
(CMD.exe) を開きます Win7 にはバッグがあるかもしれません Tftp コマンドが使えませ ん ファイルの upload 例 : tftp i 192.168.1.103 put test.txt ファイルの download 例 : tftp i 192.168.1.103 get test.txt 25
4.2.3 TCP の echo サーバ サンプル : Standalone tcp_echo_server MDK-ARM 受信した TCP 情報をそのまま返信する 26
自分のネットによってボードの IP を設定します 例は 192.168.1.103 DHCP も使えます Echo サーバのポートは 7 です 4.2.4 FreeOS サンプル : FreeRTOS httpserver_netconn MDK-ARM LwIP と FreeOS を使います ボードの HP で FreeOS のタスクが見えます 受信した TCP 情報をそのまま返信する 27
自分のネットによってボードの IP を設定します 例は 192.168.1.103 DHCP も使えます サンプルをダウンロードして ボードのリセットボタンを押して パソコンのブラウザー でボードの IP を入力すると ボードの HP が見えます タスクの状態 : 28
全ての資料 回路図 サンプルは http://kanebebe.dip.jp/download/stm32f207 29