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00【議連提出資料】B型肝炎ワクチンの定期接種化について

ヒブ ( インフルエンザ菌 b 型 ) 対象者 : 生後 2ヶ月から5 歳未満までのお子さん標準的な接種開始期間は 生後 2ヶ月から7ヶ月未満です 生後 2ヶ月を過ぎたら 早目に接種しましょう 接種方法 : 接種開始時の年齢により接種方法が異なります 接種開始が生後 2ヶ月から7ヶ月未満の場合 (

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不活化ポリオワクチンの導入に関する方針について(案)

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平成 24 年 7 月改定版 すべての予防接種につきましては 次のページに記載してあります 平成 24 年度予防接種日程表 ( 国の通知により 内容が変わる場合があります 毎月の 広報みなみちた でご確認ください 新 麻しん風しん混合 3 期 4 期 ( 個別 ) 対象 :3 期 ( 中学 1 年生

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平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

9 予防接種

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

事務連絡平成 28 年 2 月 5 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省健康局健康課 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会の審議について 本日開催された厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会における審議の結果 B 型肝炎ワクチンの定期接種化について 以下の

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

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●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

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⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

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て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

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【別紙】リーフレット①

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Transcription:

予防接種法施行令の一部を改正する政令案に関する意見募集に対して寄せられた 御意見等について 平成 26 年 7 月 2 日 厚生労働省健康局 結核感染症課 予防接種法施行令の一部を改正する政令案について 平成 26 年 5 月 4 日から6 月 2 日までホームページ等を通じて御意見を募集しましたところ 計 5 件の御意見をいただきました お寄せいただきました御意見と それに対する当省の考え方について 以下のとおり取りまとめましたので公表いたします なお 取りまとめの都合上 頂いた御意見は適宜要約しております 今回御意見をお寄せいただきました方の御協力に 厚く御礼申し上げます

分類 を定期の予防接種の対象疾病に追加すること( 以下 定期接種化 ) に関する意見 高齢者の球菌感染症の定期接種化に関する意見 両方 及び高齢者の球菌感染症の定期接種化双方に共通する意見 全般 定期の予防接種全般に関する意見 分類 意見 意見の数 回答 対象年齢の制限を撤廃 もしくは拡大していただきたい 4 厚生科学審議会予防接種 ワクチン分科会基本方針部会 ( 以下 審議会 という ) での議論を踏まえ 対象年齢の下限については 生後 2 月未満の幼児はワクチンを接種しても免疫がつきにくいことから生後 2 月以降としております また 対象年齢の上限については 接種をできるだけ早く終えることが望ましいことから 生後 36 月を上限としております 集団保育を受ける子どもが増加している現状に鑑み 早期の接種機会を確保し かつ接種率を向上させることが重要であることから 接種対象者を麻しん風しん混合ワクチン接種と揃え 生後 2 月から生後 24 月に至るまでの間にある者とすべきである の対象年齢については あくまで 定期の予防接種の対象となる年齢の上限及び下限を示したものです 早期の接種を促すため 標準的な接種期間を別途設ける予定です ワクチンは麻しん風しん混合ワクチンに比較して抗体上昇率が低く primary vaccine failure に陥る割合が高いと危惧されるので 接種間隔を 4 週以上とし 標準的な接種間隔を 3 か月以上とすべきである ワクチンの接種間隔については 日本小児科学会の推奨スケジュールや審議会での議論を踏まえ 整理したものですが 頂いた御意見は今後の検討の参考にさせていただきます なお 接種間隔については 予防接種実施規則において定めることとしております 2

平成 26 年度の経過措置として 生後 36~60 月に至るまでの間にある者は ワクチンを 回接種することされているが 回の接種では不十分であると考えられること等から 今回の予防接種法施行令の改正前に 任意でのワクチンを 回接種した者に対して 2 回目の接種を定期の予防接種として実施していただきたい 生後 36 月以上の者については 回の接種で予防効果が十分であるという科学的根拠や その他の合理的な理由はあるのか 生後 36~60 月に至るまでの間にある者であって 改正前に自費で 回接種をした者が 改正後に公費で接種することができないのは不公平であると感じられることや 予防効果が不十分と考えられることから 接種歴が不明な者も含め 通算して 2 回の接種を保証していただきたい 平成 26 年 0 月から平成 27 年 3 月までの間に生後 36 月となる者は 対象者と経過措置対象者の両者に該当することになるが 両者とも実施可能かどうかが明記されていない 両者とも実施可能と明記すべきである 6 今回の改正により生後 2 月から生後 36 月に至るまでの間にある者へのの定期の予防接種を導入した場合 社会的にの流行が減少することが期待されます 一方で への自然暴露の機会が減少したことにより 罹患歴がなく かつ ワクチンを接種していない者については 免疫を持たないままの重症化リスクが比較的高い成人へと成長するおそれがあります 今回の経過措置は 患者の多くが 5 歳未満の幼児であること及び 回のワクチン接種で重症は大部分予防できることを踏まえ 罹患歴及び接種歴のない生後 36 月から生後 60 月に至るまでの間にある者について 上記のようなリスクを減らすために実施するものです なお 接種回数については 予防接種実施規則において定めることとしております 生後 36 月から生後 60 月に至るまでの間にある者については 改正後に 生後 2 月から生後 36 月までの間に定期の予防接種を行った場合には その回数を含めて 回 接種をする旨定めることを検討しています 上記の内容については 分かりやすい周知に努めてまいります なお この内容については 予防接種実施規則において定めることとしております 被接種者や予防接種行政に関わる者が平易に経過措置の対象者を確認できるよう 平成 26 年度のみ 対象者を生年月日で表記いただきたい ( 例 ) 経過措置として 生後 36 月に至るまでの間にある者 を 平成 26 年度に 3 歳になる者 ( 平成 23 年 4 月 2 日 ~ 平成 24 年 4 月 日生まれ ) とし 平成 26 年度に 4 5 歳になる者 ( 平成 2 年 4 月 2 日 ~ 平成 23 年 4 月 日生まれ ) についても対象とする 被接種者や担当者が理解しやすいよう 頂いた御意見を参考として 分かりやすい周知に努めてまいります 0 月からの半年間の経過措置が予定されているところであるが 当該時期はインフルエンザの予防接種が実施されるなど 医療機関等が多忙な時期であること等を踏まえ 被接種者が確実に接種を行うことができるよう 経過措置の期間の延長や 対象年齢の拡大をしていただきたい 3 の経過措置については 一回の接種であること 過去に任意で接種した者は対象外であること 被接種者としては生後 36 月から生後 60 月までの間における接種の努力義務のある定期の予防接種が比較的少ないこと等を考慮し 審議会での審議を踏まえ半年間の措置としています 3

経過措置期間中の予防接種の対象者を年齢ではなく学年で区切っていただきたい 現在の経過措置では 施行直後に 同学年内に公費で予防接種を受けることができる者 ( 生後 60 月以前の者 ) とできない者 ( 生後 60 月以降の者 ) とが混在するため 不公平感があり 予防効果も得られにくいのではないか 3 本来の定期の予防接種の対象者を年齢で規定しているため 経過措置を学年で規定すると 空白又は重複の期間が生じ 接種回数等の混乱が生じ得ること 日本における患者の多くが 5 歳未満の幼児であること等を踏まえ 対象者を定めたものです 今回の予防接種法施行令の改正前に任意で行ったの接種回数について 改正後に定期の予防接種の回数としてカウントをするのは 現在実施されている他の予防接種 ( 不活化ポリオワクチンや小児の球菌感染症 ) との整合性がないのではないか 予防接種実施規則において 小児の球菌感染症については 改正前に任意で行った接種を 改正後に定期の予防接種としての接種としてみなすこととしています また 定期接種実施要領において 不活化ポリオワクチンについても 海外で接種した回数を定期の予防接種の回数としてみなすことができることとしています 一般的に 改正の際に経過措置を設けたとしても 全ての者に対しフォローをすることは困難であること 今回の改正のについての経過措置は特段効果がないと考えられること ただでさえ予防接種に係る現場は多忙であることから 特段の必要がなければ経過措置を設ける必要はないのではないか 審議会での審議を踏まえ ウイルスの自然暴露の機会が減少する者におけるの重症化を予防する必要があること 経過措置の対象者の接種回数は一回であること 過去に任意で接種した者は対象外であることなどから 必要な方を対象に経過措置を設けています 今回の改正時 もしくは今後 ワクチンの有効性や費用対効果の観点等から プレベナー 3( を含め 他のワクチン ) を定期の予防接種のワクチンに追加していただきたい 9 予防接種に関する基本的な計画 ( 平成 26 年厚生労働省告示第 2 号 ) においては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 45 号 ) 上の製造販売承認は得ているが 定期の予防接種に位置付けられていないワクチンについても 分科会等の意見を聴いた上で 定期の予防接種に位置付けることについて評価及び検討を行う こととしています 球菌ワクチン ( 結合型ワクチン ) を高齢者に使用することについては 平成 26 年 6 月 20 日に薬事承認の一部変更が承認されたところであり 今後 同ワクチンの有効性 安全性及び費用対効果に関するデータについて可能な限り収集を行った上で 審議会等において これらの科学的知見に基づき 定期の予防接種に位置付けることについて審議いただく予定です 4

経過措置期間中 65 歳以上の者が 5 歳おきに対象者となっているが 5 年待つ者にとっては不公平ではないか せめて対象年齢の狭間の者 (66~69 歳など ) であって 施設入所者や高齢者等 感染のリスクが高い者については 対象年齢を迎える前に接種できるよう特例を設けていただきたい もしも自治体が上記の者に対して独自に予防接種を実施した場合 健康被害制度は適用されるのか 平成 26 年度に 65 歳になるS24.4.2~S 25.4. 生まれは 時限措置扱いとして接種可能な期間は 6 か月間のみか H26 年に未接種となってしまった者が 今後対象者に含まれる可能性はあるか 65 歳への周知徹底には介護保険被保険者証の交付時の案内等が有効であるため 市町村内で協働して市民周知を図ることが可能なよう 厚生労働省で調整をして欲しい 高齢者については接種歴の管理が難しいと思われるが 対応は考えているか ハイリスク者について 心臓 腎臓若しくは呼吸器の機能の障害又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する者 という定義に関しては 若干範囲が狭いと感じる CDC の推奨では 前述の内容に加えて Cerebrospinal fluid (CSF) leaks Cochlear implant(s) Sickle cell disease and other hemaglobinopathies Functional or anatomic asplenia Congenital or acquired immunodeficiencies Leukemia Hodgkin disease Generalized malignancy Long-term immunosuppressive therapy Solid organ transplant Multiple myeloma が示されております 免疫抑制状態の患者における球菌ワクチンの有効 7 接種の対象者である 3000 万人以上の方々に安定的な接種の機会を確保するため 順次接種をしていただけるように経過措置を設定しています 予防接種法上に基づかない任意の予防接種であるため 予防接種法上の健康被害救済制度は適用されません ただし 任意の予防接種による副反応であっても 独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による救済については対象となり得ます 貴見のとおりです 長期にわたり療養を必要とする疾病にかかったこと等 特別の事情があることにより予防接種を受けることができなかった場合には 当該特別の事情がなくなった日から 年間は定期の予防接種の対象者となります 定期の予防接種の対象者に対する周知については 公告を行うほか 原則として 個別通知を行うことされています 市町村内における協働については 各市町村において御検討いただきくべきものと考えています 定期の予防接種を受けた方には接種済証を交付することとし 接種の記録として管理していただきたいと考えています また 定期の予防接種を実施した市町村においても 接種台帳に接種の記録を保管していただいています ハイリスク者の定義については 審議会での審議を踏まえ決定しているものですが 頂いたご意見については今後の検討の参考にさせていただきます 5

性を考えると対象基礎疾患を広げてもよいのではないか 00 歳以上の者のような 非常に高齢な者に対して接種しても安全なのか 厚生労働省は 我が国の社会保障制度を持続可能なものとするため 予防 健康管理に係る取組の推進により 2025 年に 5 兆円規模の医療費 介護費の効果額 を目指すプラン ( 国民の健康寿命が延伸する社会 に向けた予防 健康管理に係る取組の推進 ( 平成 25 年 8 月 30 日 )( )) を公表している : http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/000 009326.html この 5 兆円規模の医療費 介護費の効果額 のうち 高齢者の予防の推進 として口腔ケアと成人用球菌ワクチン接種の効果額約 8000 億円の目標が掲げられているが 成人用球菌ワクチンが今年 0 月 日から定期予防接種として接種開始された場合 その 2025 年における効果額はいくらと試算しているのか また 昨年のプランと今回の政令改正の関連性如何 今後 高齢者が生活する主な環境は 施設 となり 集団生活をおくることで球菌による感染機会は明らかに多くなる また 当該ワクチン接種による予防効果は時間の経過とともに低下するため とりわけ高齢者や呼吸器 循環器に基礎疾患を有する患者は低下しやすく 抗体水準を維持するためにも再接種を求める声は少なくない これらのことから 少なくとも循環器 呼吸器 糖尿病 腎臓病などのハイリスク疾患を有する高齢者については成人用球菌ワクチンの接種対象者について 204 年度から208 年度までの経過措置としている 65 歳以降 5 歳ごとの接種 に関連し 少なくともハイリスク疾患を有する高齢者については 209 年 今回使用するワクチンについて 薬事法における承認内容においては 特段年齢の上限は定められていません ただし 一般に高齢者では 生理機能が低下しているため 予診等を慎重に行い 被接種者の健康状態を十分に観察した上で 予防接種が可能か判断する必要があります 御指摘の試算は 各取組を進めていく上での一つの目標として ワクチン接種の効果が 5 年間持続するとの仮定に基づき 全ての 65 歳の者が予防接種を実施した場合の 年間の関連の医療費への効果について 口腔ケアによる効果と合わせて提示したものです 球菌ワクチンを定期接種化した場合であっても 改めて試算を行う特段の必要性はないものと考えます 再接種の必要性については 今後 審議会で審議いただく予定としています 6

度以降も複数回の接種を継続すべき 両方 パブリックコメントの概要のみでは 当該施行令が条文上どのように改正されるのかについての詳細が分からない 改正施行令の文言如何では恣意的な裁量が横行するのではないか 少なくとも条文の変更箇所について示すなど 改正施行令の案をパブリックコメントに付していただきたい 行政手続法第 39 条により パブリックコメントの際に公示する命令等の案は 根拠規定及び題名を明示するほか 定める事項を網羅することされています 本パブリックコメントにおいても 当該規定に基づき案を公示しています 両方 全般 全般 今般の政令改正では 及び高齢者の球菌感染症の 2 疾病について それぞれ A 類疾病と B 類疾病のいずれの対象に指定予定か 衛生状況が改善された現代において 副反応のリスクを伴う予防接種をあえて実施する必要はあるのか 両ワクチンの定期の予防接種化を中止するか 努力義務をかけない接種としていただきたい 予防接種に係る現場が混乱するため 季節性インフルエンザの流行と重なる時期の改正は避けていただきたい 5 は A 類疾病に 高齢者の球菌感染症は B 類疾病に それぞれ位置付けることを予定しています ワクチンの定期接種化に当たっては 審議会等において 日本の現状に応じたワクチンの有効性 安全性及び費用対効果等を検討いただき その結果を踏まえ政策を検討しています また 高齢者の球菌感染症については 接種の努力義務のないB 類疾病として位置付けることを予定しています 及び高齢者の球菌感染症については 平成 24 年 5 月の厚生労働省厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会において 広く接種を促進していくことが望ましい と提言されたことや 当該感染症の流行状況等を踏まえ 自治体等における準備期間を確保しつつ 可能な限り速やかに定期接種化を実現するため 平成 26 年 0 月から実施することとしています 7