条例に関する Q&A 全国的に暴力団が県民生活や経済活動に深く介入し 資 金源獲得活動を巧妙化させ 県民の生活や青少年の健全育 成等に悪影響を与えているという情勢を踏まえ さらに暴 力団の排除を推進するために条例が改正され 平成24年4 月1日に施行されました どのような行為が 条例に抵触するので しょうか Q Aで紹介します 2月1日付 Q 長崎県内に暴力団はどのくらいいるのですか 長崎県内では 約 540 人 平成 23 年 12 月末現在 の暴力団を把握しています A 組織的には 六代目山口組 四代目工藤會 三代目福博会 道仁会 九州誠道会の傘下組織です また 全暴力団員の約 44 が六代目山口組の組員です Q 暴力団排除のために県民は何をするのですか A 暴力団が反社会的集団であることを認識し 決して暴力団を利用したり 交際したりしないことが 大切です そのうえで各地区で行われている暴力団排除活動への参加や暴力団排除に関する情報の 提供などの積極的なご協力をお願いしています Q 事業者まで規制する理由は何故ですか A 暴力団がなくならない大きな要因の一つとして 暴力団と縁を切ろうとしても未だに暴力団と縁を 切れずに交際したり 利用したり お金を提供する事業者の存在が指摘されています ですから 条例を盾に暴力団との関係を断ち切って貰うために制定されたのです Q 暴力団の威力を利用する とはどのようなことですか バックに暴力団がついていると話し A 威力とは いわゆる暴力団の力のことです て取引相手に圧力を加える 暴力団の威力を利用して債権を回収する 飲食店経 営者が暴力団員に対して用心棒代を支払う など 事業者の有利になるよう暴力団 の威力を利用する行為が対象となります Q 利益供与の禁止とは具体的にどのようなことですか A 事業者の皆さんが 自己の事業活動において発生するトラブルを解決するため 暴力団員を 用心棒 として利用し金品を支払ったり あるいは暴力団員の縄張 り内で事業活動を展開するため暴力団員に あいさつ料 みかじめ料 名目で金 品を支払うこと等がこれに当たります また 暴力団の活動に協力する目的で 一般的な販売価格を大幅に上回る法外な 価格の物品 門松 や 干支の置物 等 を暴力団員から購入することや 暴力 団に協力する目的で 法外に割り引いた価格で暴力団員に物品を販売したり 賃貸したりすることもこれに当たります 1月12日付 読売新聞 これらの利益供与は 勧告や公表といった行政措置の対象となります 2
最近の暴力団の情勢
暴追センターによる事業活動 当センターは 不当要求防止責任者講習の一層の充実 積極的な暴力相談の受理と解決に努めていますが 本年度はさらに当センターのこのような活動を県民に知ってもらうため恒常的な広報活動を行っています 不当要求防止責任者の講習風景 4月8日付 4月26日付 2月8日付 4月26日付 5
各地区暴追協による主な暴排活動 県下各警察署管内に結成されている各地区暴力追放運動推進協議会は 各警察署と連携のうえ地域 住民への啓発活動を行っていますが 平成24年上半期における各地区暴追協による活動状況は以下 のとおりです 4月 29日 稲佐山つつじ祭り において チラシ等を配布しての 暴排キャンペーン 稲佐 地区 相浦地区 4月30日付 2月12日と13日の両日 管内の中学校など 5校の学生に対して暴力追放啓発タオルを 贈呈しての暴追広報 島原 南島原 雲仙地区 1月 2月 路線バスに 島原半島からの暴力追放 のフロントマスクを掲出しての暴排広報 3月14日付 五島地区 おいてチラシ等を配布しての暴排キャ ンペーン 4月28日吉久木町所在の大型店舗内に 対馬北 地区 6 5月3日佐須奈祭り 5月5日ヒトツバタゴ祭り においてチラシ等を配布しての 暴排キャンペーン
各協会等が関係警察署と連携しての暴排活動 佐世保地区 2月23日 県建設業協会佐世保支部は塗装業などの関係業者と ともに暴力団の建設業介入を許さないと暴排宣言 2月24日付 島原地区 3月15日 島原南高遊技場組合 など5団体が商取引 を含む一切の関係を 遮断すると暴排宣言 3月15日付 雲仙地区 2月13日 温泉街から暴力団などの排除を目的に小浜温泉 観光協会など4団体が暴排宣言 2月14日付 7