被扶養者になれる者の判定

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ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

点及び 認定された日以降の年間の見込みの収入額のことをいいます ( 給与所得等の収入がある場合 月額 108,333 円以下 雇用保険等の受給者の場合 日額 3,611 円以下であること ) また 被扶養者の年間収入には 雇用保険の失業等給付 公的年金 健康保険の傷病手当金や出産手当金も含まれます

資格取得( 認定日 ) 出生 離職 婚姻 離婚 1カ月以内の届出 出生日 喪失日から 市区町村受理日 1カ月を越えた届出 出生日 健康保険組合受付日 被扶養者の範囲被扶養者となるためには 主として被保険者の収入によって生活していることが必要です 扶養の程度の基準としては 被扶養者となる人の年間収入が

被扶養者認定事務の取扱い基準

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

2 扶養親族の収入見込については 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 扶養親族 ( 異動 ) 届に載のとおりです 3 私の配偶者若しくは親族等が受ける扶養手当又は民間その他のこれに相当する手当の支給の基礎とはなっておりません 4 ( 子を扶養親族とする場合 ) 私の費用負担は配偶者の費用負

健康保険 被扶養者資格について

(5) 認定対象者に収入がある場合は 厚生労働省通知並びに関係法令 本基準に定める範囲内であること (6) 認定対象者を被扶養者として認定する事が実態と著しくかけ離れたものではなく かつ社会通念上妥当性を欠いていないと認められること ( 扶養義務者が複数の場合の認定対象者の帰属 ) 第 4 条認定対

Microsoft Word - P11_2903_被扶養者①

(1) 被扶養者とは主として組合員の収入によって生計を維持していると 共済組合に被扶養者の要件を備えていることが認定された者をいいます 家族が被扶養者に認定されるためには組合員が直接共済組合に申告しなければなりません (2) 家族を被扶養者にするには ア 被扶養者認定フローチャート で被扶養者の要件

( 扶養義務者が複数の場合の認定対象者の帰属 ) 第 4 条 認定対象者にかかわる扶養義務者が複数ある場合は 扶養義務者の収入および扶養能力 被保険者の被扶養者としなければならない経緯または理由 生計維持の事実などを総合的に審査して組合がその帰属を判定する なお 夫婦 親子等社会通念上被保険者よりも

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

( 同一世帯の取扱い ) 第 条組合員と生計を共にし かつ 同居している場合をいう ただし 組合員の勤務上別居を要する場合若しくはこれに準ずる場合又は勤務等に際して自己の都合により一時的に別居を余儀なくされる場合には これを同居とみなして取扱う ( 別居認定 ) 第 4 条前条ただし書の同居とみなす


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【文 書 名】田辺三菱製薬健康保険組合 被扶養者認定基準(案)

Q3 なぜ 必要な添付書類が変わるのですか? A3 厚生労働省より 日本国内にお住いのご家族の方を被扶養者に認定する際の身分関係及び生計維持関係の確認について 申立のみによる認定は行わず 証明書類に基づく認定を行うよう 事務の取扱いが示されたことから 届出に際して 確認書類の添付をお願いすることとな

扶養手当 (1) 支給要件について (2) 扶養親族の範囲について の親族に該当し, かつ, 年額 130 万円以上の恒常的な所得が見込まれない者 ( 本学又は本学以外の事業所において扶養手当等の支給対象となっている場合を除く ) を, 主として扶養している場合 共済組合の被扶養者とは要件等について

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

記入例子 ( 収入が組合員 < 配偶者 別紙 1 柔 S H 1 9 年 7 月 8 日 ( 1 1 歳 子 有 無 E 住居区分 同居別居 無職無収入です 公的年金収入 ( 遺族 障害年金含む が 年間 雇用保険にかかる申立書 ( 別紙 1-2 のとおりです 雇用保険による収入が 日額 事業 農業

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

被扶養者異動届認定要領 異動理由の確認認定対象者の確認被扶養者の範囲収入要件 追加 ( 被扶養者が増えたとき ) 被保険者と認定対象者との関係 (1) 続柄 (2) 同居 別居の別 (3) 生計維持関係の有無 認定対象者について (1) 年齢 (2) 収入の有無 (3) 障害者であるか (4) 他の

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

( 雇用保険法による給付金の受給 ) 第 4 雇用保険法による給付金 ( 基本手当日額及び他の恒常的収入の日額の合計が 3,612 円以上であるもの ただし 第 3 三 (1) 又は (2) に該当する場合には 公的年金及び他の恒常的収入の日額と合算して日額 5,000 円以上であるもの ) を受給

強制加入被保険者(法7) ケース1

目次 はじめに 3 頁 被扶養者認定参考事項 4 頁 被扶養者について 5 頁 被扶養者の範囲 7 頁 添付書類一覧表 8 頁 被扶養者認定日 9 頁 収入の対象 9 頁 被扶養者の申請の申し出があったときに 確認していただきたいこと 10 頁 特殊な取り扱い 12 頁 2

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

(2) 父又は母が死亡した児童 (3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次の各号のいずれかに該当する児童と同居して これを監護し かつ その生

諸規程

被扶養者認定申告のてびき 皆さまは 日本郵政グループ各社に採用されると同時に日本郵政共済組合の組合員となります 組合員になると共済組合から組合員証 ( 保険証 ) が交付されますが 家族を被扶養者にしたい場合 共済組合に所定の手続 ( 被扶養者の認定申告 ) を行い 被扶養者として認定されない限り

25 継続認定 25-1 家事手伝い又は求職中のため 25-2 子が高校 大学等に進学したため 25-3 収入が少ないため (18 歳以上 60 歳未満の者 ) 25-4 認定期間中に大学を中退し その後アルバイトをしているため 提出書類参考 それぞれの事例により 以下に掲げていない書類の提出を求め

被扶養者とは 組合員と一定の身分関係にあり, 主として組合員の収入により生計を維持している者で, 共済組合が認定した者は, 被扶養者として各種の給付を受けることができます 被扶養者としての認定要件は次のとおりですが, 地方公共団体の給与条例上の扶養親族の要件とは一部異なります 被扶養者の認定要件被扶

2 前項第 1 号の制限額は, 次表のとおりとする 対象者制限額乳幼児等を養育している者扶養親族等及び児童がないときは,53 2 万円とし, 扶養親族等及び児童があるときは,532 万円に当該扶養親族等及び児童 1 人につき38 万円 ( 当該扶養親族等が所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号

Microsoft PowerPoint - トクヤマ健保扶養者認定基準 (H260901作成) [互換モード]

4 恩給 ( 文官恩給 旧軍人恩給 旧軍人遺族恩給等 ) 5 労働保険 ( 雇用保険給付金 労災年金 一時金等 上積み補償を含む ) 6 社会保険 ( 公的年金を除く傷病手当金 出産手当金等 健康保険組合の場合は付加給付を含む ) 7 事業収入 ( 自営業 農業 漁業 林業 畜産業等 ) 休業補償費

MR通信H22年1月号

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

Microsoft Word - T2-11-1_紙上Live_生計維持_13分_

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

被扶養者届に必要な添付書類一覧

現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

強制加入被保険者(法7) ケース1

Microsoft Word - 療養補償給付又は療養給付.doc

国民年金

  組合員が扶養している家族等については、共済組合の給付を受けることができますが、こ

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

被扶養者認定事務の取扱い基準

強制加入被保険者(法7) ケース1

障害認定者 180 万円未満 150,000 円未満 ( 注 1) 収入基準は 所得金額ではなく税金等控除前の総収入金額から判断します ( 注 ) 収入が変動的な場合 原則として過去 年間の総収入金額から判断します 上記収入基準は一律に適用されるものではなく あくまでも目安であり 認定を受けようとす

目次 1 被扶養者の範囲 P1 2 被扶養者として認定されない者 P2 3 被扶養者の生計維持関係 P3 4 共済組合における所得の取扱い P4 5 被扶養者認定の効力と消滅 P5 6 被扶養者資格確認調査 ( 検認 ) について P7 7 配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱いについて P7 被

Microsoft Word - 児扶法改正(Q&A)

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京都市ひとり親家庭等医療費支給条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は, 母子家庭の児童及び母, 父子家庭の児童及び父等に対し, 医療費の一部を支給することにより, これらの者の保健の向上を図り, もってひとり親家庭 ( 母子家庭及び父子家庭をいう ) 等の福祉の増進に寄与することを目的とする (

健康保険被扶養者の認定について 東京文具工業健康保険組合 平成 31 年 4 月改定版 1

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( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

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平成 25 年度冬季研修会第 1 講座質問事項回答 通勤手当 Q1. 拠点校指導員の通勤手当額の計算方法や非常勤講師が複数の学校を同日に勤務する場合の計算方法を詳しく教えて欲しい 自宅 ~ 兼務校 が2km 未満でも 条件を満たせば手当は支給できると記憶している A1. 自宅 ~ 兼務校 が2km

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

父母 祖父母の方義父母の方その他の収入がある方 ( 注 ) 又は 直近の確定申告の写し 直近の収入内容が確認できるもの ( 直近 3 ヶ月分の給与明細の写し 収入証明書又は納税証明書等 ) 両親のうち片親のみを扶養申請する場合は 主として被保険者によって生計を維持され ていることが条件です 片親のみ

Ⅰ 子供を扶養に入れたいとき 1. 子供が生まれた 2. 義務教育就学以下 ( 中学校 3 年生以下 ) の子供を新しく扶養に入れたい ( 出生以外の理由で ) 3. 義務教育修了 ( 中学校卒業後 ) で 学校に就学中の子供を新しく扶養に入れたい 在学証明書原本 4. 義務教育修了 ( 中学校卒業

国立大学法人京都大学教職員給与規程

Microsoft Word - T2-04-1_紙上Live_被保険者期間と届出_(13分)_

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

被扶養者の資格確認を行います

満の児童を含む ) で 社会保険各法による被保険者 組合員又は被扶養者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) による保護を受けている者を除く (1) 身体障害者で 障害の程度が身体障害者福祉法施行規則 ( 昭和 25 年厚生省令第 15 号 ) 別表第 5 号に定める身

今後の検討事項

(3) 母子家庭の母又は父子家庭の父の前年 (1 月から9 月までに医療の給付を受けた場合にあっては 前々年をいう 以下同じ ) の所得 ( 規則で定める所得の範囲及び所得の額の計算方法により算出した額をいう 以下同じ ) が その者の所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) に規定する控除

第 4 条市は 助成対象者に係る医療費 ( 入院時食事療養費を除く ) のうち医療保険各法に定める一部負担金 ( 法令の規定に基づく国若しくは地方公共団体の負担による医療に関する給付又は保険者等の負担による高額療養費及び高額介護合算療養費の支給若しくは附加給付がある場合は その額を控除した額とする

し 認定対象者の収入 生活実態 被保険者が扶養するに至った経緯 被保険者の扶養能力 被保険者による経済的扶養の事実とその内容などを慎重に審査し 公正に判断するように努めなければならない そのためには 被保険者に対して判断に必要な諸資料の提出や電話連絡等による事実確認を求め その結果 被扶養者資格があ

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

特定退職被保険者制度のご案内

児童扶養手当制度について 児童扶養手当制度は 父母の離婚などにより 父又は母と生計を同じくしていない児童 を育成されている家庭 ( ひとり親家庭 ) 等の生活の安定と自立を助け 児童の福祉の増進 を図るための国の制度です 受給できる方 手当を受けることができる人は 次の条件に当てはまる 18 歳に達

第14章 国民年金 

提出書類について 証明書類等の添付を必要とするのは 通常型 です 簡易型 は原則 証明書類等の添付は不要です Q4 収入等の証明書類の提出を求める根拠はありますか A4 証明書類等の提出に関しては 健康保険法施行規則第 50 条第 2 項及び第 3 項に 規定されており 確認に必要な書類を求められた

沖縄市こども医療費助成要綱

(4) 不動産収入 ( 土地 家屋 駐車場等の賃貸収入 ) 利子収入( 預貯金 有価証券利子等 ) 投資収入( 株式配当金等 ) (5) 健康保険の傷病手当金 出産手当金等の休業補償費 (6) 雇用保険の失業給付 育児休業給付金 傷病手当金 (7) 被保険者以外の者からの仕送り ( 生計費 養育費等

障害者福祉ハンドブック

被扶養者制度についてH 生計

児童手当法施行規則の一部を改正する省令 3

の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

D-1-1 手続きは 傷病手当金は 病気休業中の健康保険加入者とその家族の生活を保障するための制度 で 被保険者が病気や業務外のけがのために働くことができず 事業主(会社)から給与 が受けられない場合に支給されます 手続き 傷病手当金の請求には 療養の事実についての担当医師の証明と 休業期間中の賃金

(2) 福島県療育手帳制度要綱 ( 昭和 49 年児第 15 号福島県厚生部長通知 ) の規定により交付を受けた療育手帳に知的障害者として記載されている者 ( 第 4 号及び第 5 条第 4 項において 知的障害者 という ) で当該手帳に記載されている障害の程度の表示がAのもの (3) 精神保健及

富山市妊産婦医療費助成条例 平成 1 7 年 4 月 1 日富山市条例第 号改正平成 1 8 年 3 月 3 0 日富山市条例第 4 4 号平成 1 9 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 4 号平成 2 0 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 7 号平成 2 0 年 3 月 2

あると判断される場合はこの限りではありません 被扶養者の範囲 三親等内の親族一覧図 点線以外の被扶養者となるには被保険者との同居が必要

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

るところによる ( 昭 53 条例 31 昭 55 条例 19 昭 57 条例 6 昭 59 条例 14 昭 59 条例 39 平 6 条例 26 平 10 条例 5 平 12 条例 14 平 18 条例 13 平 19 条例 44 改 ) (1) 児童 18 歳未満の者 (18 歳に達した日の属す

PowerPoint プレゼンテーション

(7) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第 245 号 ) 3 この要綱において 社会保険各法 とは 前項第 3 号から第 7 号までに掲げる法律をいう ( 受給資格者 ) 第 3 条 福祉医療費の支給を受けることができる者 ( 以下 受給者 とい う ) は 秋田市に居住地を有する前条

今春紀文.indd

給与収入年金収入事業収入不動産収入配当収入利子収入給付金仕送りその他収入 交通費などの非課税分 賞与を含む総支給額公的年金 各種年金基金 障害年金 遺族年金など自営業など経費差引前の総収入から当組合が認める直接的必要経費 ( 表 1 参照 ) を引いた額土地 家屋 駐車場などの賃貸 譲渡など経費差引

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

Transcription:

Ⅰ 被扶養者とは 1. 被扶養者の範囲 被扶養者とは 主として組合員の収入により生計を維持している者 で 健康保険法第 条第 7 項に規定する次に掲げる者です 1 組合員の ( 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む ) 子 父母 孫 祖父母 弟妹 2 組合員と同一世帯に属する三親等内の親族で1に掲げる者以外の者 組合員ので婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者の父母及び子並びに当該の死亡後におけるその父母及び子で 組合員と同一の世帯に属する者 被扶養者の範囲 ( 三親等内の親族図 ) 曾祖父母 曾祖父母 () 祖父母 祖父母 2 父母 伯叔父母 () 父母 (1) 父母 1 伯叔父母 () 内縁の 兄弟姉妹 組合員 兄姉 2 弟妹 2 子 甥姪 () (1) 子 1 甥姪 () 孫 2 曾孫 () ( 注 )(1) の者は同居の要件はありません 数字は親等を表します なお 数字の は血族を ( ) は姻族を表しています 1

18 歳以上 60 歳未満の者の認定については 下記ア~エの場合を除き 通常稼動力があるものと考えられますので 扶養事実及び扶養しなければならない事情を具体的に調査確認して処理することとなっています したがって 恒常的な所得が認定基準額以上であれば 被扶養者とはなりませんが 認定基準額未満であっても組合員との生計維持関係がなければ被扶養者として認定できません ア一般職の職員の給与に関する法律 ( 昭和 25 年法律第 95 号 ) 第 11 条に相当する給与条例の規定により扶養親族 ( 給与条例の適用を受けない組合員にあっては これに相当するもの ) とされている者イ学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 1 条に規定する学校の学生 ( 同法第 44 条 第 45 条 第 54 条及び第 54 条の2に規定する定時制の学生 通信制課程の学生 夜間課程の学生及び通信による教育を受けている学生を除く ) ウ所得税法 ( 昭和 40 年法律第 号 ) 第 2 条第 1 項第 号又は第 4 号に規定する控除対象又は扶養親族とされている者エ病気又は負傷のため就業能力を失っている者 被扶養者の認定申告新たに組合員となった者に被扶養者の要件を備える者がある場合又は組合員について新たに被扶養者の要件を備える者が生じた場合には その事実が生じた日から認定されます ただし 届出がその組合員となった日又はその事実の生じた日から0 日以内にされない場合には その届出を所属所が受け付けた日から認定します この場合にはその間に生じた病気などについての給付は行われないことになりますので 遅れないよう提出してください 国民年金第 号被保険者資格取得等の届出組合員の被扶養で 20 歳以上 60 歳未満の者については国民年金第 号被保険者とされており 共済組合の被扶養の認定と同時に社会保険事務所へ共済組合を経由して届け出ることとされていますので 年金手帳の写しを添えて提出してください (1) 第 号被保険者に該当した場合 組合員となった者に被扶養者となるがいる場合 組合員が婚姻し そのが被扶養者となった場合 ( 住所が変更となる場合 国民年金第 号住所変更届も合わせて ) 組合員の被扶養者となっているが 20 歳になった場合 組合員のが離職したこと等により組合員の被扶養者となった場合 第 号被保険者でなくなった場合 第 号被保険者が死亡した場合 () 第 号被保険者の届出事項に変更があった場合 氏名を変更した場合 ( 氏名 生年月日 性別等 ) 住所変更した場合 国民年金第 号住所変更届 組合員の退職 死亡や 組合員の被扶養の年収が扶養認定の基準額以上となり 被扶養者の認定が取り消されたとき等で第 1 号被保険者資格を取得した場合は 共済組合から届出は行わないので 各自で住所地の市区町村長に届出を行ってください 2

2. 生計維持の確認 主として組合員の収入により生計を維持することの認定に関しては 一般職の職員の給与に関する 法律 ( 昭和 25 年法律第 95 号 ) 第 11 条第 2 項に規定する扶養親族に係る扶養の事実の認定の例及 び健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) における被扶養者の認定の取り扱いを参酌して行います 夫婦共同扶養の場合における認定について夫婦が共同して扶養している場合における被扶養者の認定に当たっては 下記要領を参考として 家計の実態 社会通念等を勘案して行うものとします 1 被扶養者とすべき者の員数にかかわらず 年間収入 ( 当該被扶養者届が提出された日の属する年の前年分の年間収入とする ) の多い方の被扶養者とすることを原則とする 2 夫婦双方の年間収入が同程度である場合は 被扶養者の地位の安定を図るため 届出により 主として生計を維持する者の被扶養者とする 共済組合の組合員に対しては その者が主たる扶養者である場合に扶養手当等の支給が行われることとされているので 夫婦の双方又はいずれか一方が共済組合の組合員であって その者に当該被扶養者に関し 扶養手当又はこれに相当する手当の支給が行われている場合には その支給を受けている者の被扶養者とする 同一世帯で以外に収入のある者がいる場合認定対象者から見て被保険者より親等の近い親族が同一の世帯に居住している場合は 下記要件を満たしていることとします 1 その者 ( 被保険者より親等の近い親族 ) の収入が組合員の収入よりも低いこと 2 その者 ( 被保険者より親等の近い親族 ) が被用者保険 ( 政府管掌健康保険 組合管掌健康保険 船員保険 国家公務員等共済組合 地方公務員等共済組合 日本私立学校振興 共済事業団等 ) の被保険者でないこと 雇用保険受給者の取り扱い離職後 雇用保険を受給する場合において 雇用保険の基本手当の日額が,612 円を上回った場合は 基本手当の給付日数に関わらず被扶養者として認定できません なお 待機期間および給付制限期間は認定できます 特別認定 ( 扶養手当の支給がない者 ) の認定について 通常稼動能力があるものと考えられる者については 扶養事実及び扶養しなければならない事情を 具体的に調査確認します

父母等の認定について認定対象者にがいる場合 夫婦共同扶養の観点から下記要件を満たしていることとします 1 夫婦合算の年収が60 万円未満であること ( 夫婦とも60 歳以上の場合 ) この場合は夫婦双方とも認定できません 父母等の認定基準 = 他の要件を満たせば認定 = 認定できない ( 夫婦を A B とする ) A 夫婦の年収 ( 単位 : 万円 ) B A+B 認定の可否 A B 10 未満 10 未満 260 未満 A B とも 60 歳未満 10 未満 10 以上 260 未満 260 以上 10 以上 10 以上 260 以上 180 未満 10 未満 10 未満 10 以上 A 60 歳以上 180 未満 10 以上 10 未満 10 以上 B 60 歳未満 180 以上 10 未満 10 未満 10 以上 180 以上 10 以上 A B とも 60 歳以上 180 未満 180 未満 180 未満 180 以上 60 未満 60 以上 60 未満 60 以上 180 以上 180 以上 4

別世帯の者の認定について組合員と認定対象者の父母等が同一の世帯でない場合は 組合員が認定対象者の 主たる生計者 となるためには 下記要件を満たしていることとします 1 経済的援助額が 認定対象者及び認定対象者のの総収入 ( 送金額含む ) の1/ 以上であること 2 預金通帳 口座振込 現金書留等の写しで1の送金が証明できること ( 手渡しは不可 ) 認定対象者世帯において 認定対象者の三親等以内の親族に組合員より収入が多い者 又は被用者保険の被保険者がいないこと 送金の確認が必要となる認定対象者は 子を除いた 同居が要件でない被扶養者です 例 ) 組合員の仕送り 90 万円認定しようとする父の収入 80 万円 認定しようとする母の収入 40 万円 90 万円 80 万円 +40 万円 +90 万円 90 万円 70 万円 認定できる 組合員の仕送り 50 万円認定しようとする父の収入 80 万円 認定しようとする母の収入 80 万円 50 万円 80 万円 +80 万円 +50 万円 50 万円 70 万円 認定できない 5

. 被扶養者として認定されない者 主として組合員の収入により生計を維持している者 の認定については 扶養事実及び扶養しなければならない事情を具体的に調査確認して処理することとなっていますが 1~4 の場合は被扶養者に該当しません 1 共済組合 ( 法律に基づく共済組合で短期給付に相当する給付を行うものすべてをいう ) の組合員 健康保険の被保険者又は 船員保険の被保険者である者 2 その者について当該組合員以外の者が一般職の職員の給与に関する法律 ( 昭和 25 年法律第 95 号 ) 第 11 条第 1 項の規定に相当する給与条例の規定よる扶養手当又はこれに相当する手当を地方公共団体 国 その他から受けている者 組合員が他の者と共同して同一人を扶養する場合において 社会通念上 その組合員が主たる扶養者でない場合 4 年額 10 万円以上の所得がある者 ただし その者の所得の全部若しくは一部が国民年金法 ( 昭和 4 年法律第 141 号 ) 及び同法第 5 条第 1 項に規定する被用者年金各法に基づく年金たる給付その他の公的な年金たる給付 ( 以下 公的年金等 という ) のうち障害を支給事由とする給付に係る所得である場合又は60 歳以上の者であってその者の所得の全部若しくは一部が公的年金等に係る所得である場合にあっては 年額 180 万円以上の所得がある者 4の所得は 被扶養者としようとするときにおける恒常的な所得の現況により算定します 従って 過去において 4に定める金額以上の所得があった場合においても 現在所得がないときは これに該当しません 年額 10 万円 ( 障害年金受給者又は 60 歳以上の公的年金受給者は 180 万円 ) 以上の所得とは 恒常的に給料等月額が支給されるものは月額 108,4 円以上 失業保険等日額で支給されるものは日額,612 円以上となります なお パート アルバイト等のため 将来の所得月額が就業時にわからなかった場合は 月額 108,4 円以上の所得が か月連続した翌月の初日で扶養取消となります 被扶養者の取消申告被扶養者となっている者が就職等により被扶養者の資格を喪失することになったときは 速やかに組合員被扶養者証を添えて共済組合に提出してください 資格喪失後 医療機関等で受診があった場合は共済組合から返還請求を受けることになりますので 注意してください 6