自立支援医療における精神通院公費について 医療費のみに着目した負担 ( 精神 ) と所得のみに着目した ( 更正 育成 ) を, 次の観点から 医療費と所得の双方に着目した負担 の仕組みに統合 制度間の負担の不均衡を解消 ( 医療費の多寡 所得の多寡に応じた負担 ) 必要な医療を確保しつつ, 制度運

Similar documents
公的医療保険が対象とならない治療 投薬などの費用 ( 例 : 病院や診療所以外でのカウンセリング ) 精神疾患 精神障害と関係のない疾患の医療費 医療費の自己負担ア ) 世帯 ( 1) における家計の負担能力 障害の状態その他の事情をしん酌した額 ( しん酌した額が自立支援医療にかかった費用の 10

<4D F736F F D20905C90BF8EE891B F18F6F8F9197DE90E096BE E646F63>

6 平成 30 年度 ( 平成 29 年所得分 ) 市町村民税課税証明書 ( 全項目証明 ) 受診者 ( 患者 ) の加入保険 市町村国保後期高齢者医療保険 社会保険等の被用者保険 ( 健康保険組合 協会けんぽ等 ) 書類を提出していただく対象者 同一医療保険に加入している全員 ( 中学生以下は不要

別紙1 自立支援医療費支給認定通則実施要綱

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

くらしのおてつだいH30 本文.indd

01 鑑文

常務理事事務長係係 70 歳以上 ソニー健康保険組合理事長殿 1 被保険者証の記号 番号 健康保険限度額適用認定申請書 [ 兼食事療養標準負担額減額申請書 ( 被保険者が非課税の場合に限る )] 被保険者の氏名 押 被保険者本人が氏名を記入した場合は押不要 平成年月日 認 日中連絡の取れる電話番号

( 注意 ) 1 用紙の規格は 日本工業規格 A 列 4 番とする 2 1~3 の欄は 申請に係る疾病について医療を受けた者の氏名 性別 生 現住所及び電話番号を記入する 3 4~11 の欄は PMDA( 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ) から障害児養育年金 障害年金の認定において疾病に係る医

Microsoft Word - 15 所得制限.doc

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)

点及び 認定された日以降の年間の見込みの収入額のことをいいます ( 給与所得等の収入がある場合 月額 108,333 円以下 雇用保険等の受給者の場合 日額 3,611 円以下であること ) また 被扶養者の年間収入には 雇用保険の失業等給付 公的年金 健康保険の傷病手当金や出産手当金も含まれます

<4D F736F F D208AB38ED28CFC82AF90568B4B905C90BF88C493E0288DC58F4929>

高額介護合算療養費制度について

ご注意ください! ワンストップ特例の申請には マイナンバーの記載と添付書類の提出が必要です 1. 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 にマイナンバー ( 個人番号 ) を記入して下さい 記入にあたっては 下記及び別紙記入例を参考にご記入下さい 2. 本人確認と個人番号確認の書類を手元に用意して下さい

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

Q3 なぜ 必要な添付書類が変わるのですか? A3 厚生労働省より 日本国内にお住いのご家族の方を被扶養者に認定する際の身分関係及び生計維持関係の確認について 申立のみによる認定は行わず 証明書類に基づく認定を行うよう 事務の取扱いが示されたことから 届出に際して 確認書類の添付をお願いすることとな

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

PowerPoint プレゼンテーション

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

ワンストップ特例制度を利用するためには 申請書と次の 1 と 2 の提出が必 要です ワンストップ特例申請書 ( 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 ) 1 個人番号 ( マイナンバー ) 確認の書類 2 本人確認の書類 なお 1 個人番号確認書類の種類によって 必要となる 2 本人確認書類が異なり

(4) 1 の所得区分のうち 5 一定所得以上については 受診者が高額治療継続者に該当する場合には 平成 30 年 3 月 31 日までの間は 自立支援医療費の支給対象とし 次のとおり別途所得区分及び負担上限月額を設ける 5 一定所得以上 ( 高額治療継続者 ) 負担上限月額 20,000 円 (5

資格取得届一部修正H300410).xlsx


年金 手当心身障害者扶養共済制度 障がいのある方を扶養している保護者が, 毎月掛金を納めることにより, 保護者が死亡 ( 重度障がいを生じた場合を含む ) した場合, 障がいのある方に年金が支給されます 任意加入の制度です 加入できる保護者の要件障がいのある方 ( 次の 障がいのある方の範囲 を参照

健康保険 氏名 被扶養者世帯合算 申請者 記入用 申請内容 診療月 受診者 平成年月.. 家族 被扶養者 左記の診療月について 受診者ごと 医療機関 薬局 入院 通院別等 にご記入ください.. 家族 被扶養者.. 家族 被扶養者 氏名 家族の場合はその方の 生年月日 年月日年月日年月日 3 療養を受

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

障害者福祉ハンドブック

はじめに この冊子では タルグレチンによる皮膚 T 細胞性リンパ腫の治療を受ける方に対して 高額療養費制度を活用した時の医療費 ( 自己負担限度額 ) がどのくらいかかるかを紹介しています 高額療養費制度では 年齢や所得によって自己負担限度額が異なります 自己負担限度額の計算例も示していますので ご

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

1 自立支援医療費 ( 精神通院医療 ) の支給認定の申請は 申請者の居住地の市町村長に次の書類を提出し行うものとする (1) 支給認定の新規申請ア自立支援医療費 ( 精神通院 ) 支給認定申請書 ( 別紙第 1 号様式 以下 支給認定申請書 という ) イ診断書 ( 精神通院医療 )( 細則第 5

平成13年4月20日

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

からだの不自由な人たちのために

Microsoft Word - A-36_遺族_必要書類リスト【2018版】

年金請求に必要な添付書類 年金請求書 を提出される前に 添付書類をご確認ください 戸籍 住民票 所得関係書類 戸籍 住民票 所得関係書類 の確認方法 スタート 配偶者や子ますか * 子については ( 注 1: パンフレット3ページ下段 ) をご覧ください ご本人の厚生年金保険の加入期間の合計は 20

福島県特定医療費支給認定実施要綱 難病の患者に対する医療等に関する法律 ( 平成 26 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 5 条第 1 項に基づく特定医療費の支給認定 ( 以下 支給認定 という ) の事務手続及び運営等については 法令の定めるところによるほか 本要綱を踏まえ もって支給

○国民健康保険税について

年金請求に必要な添付書類 年金請求書 を提出される前に 添付書類をご確認ください 戸籍 住民票 所得関係書類 戸籍 住民票 所得関係書類 の確認方法 スタート 配偶者や子ますか * 子については ( 注 1: パンフレット3ページ下段 ) をご覧ください ご本人の厚生年金保険と共済組合等の加入期間の

年金・手当など

被扶養者になれる者の判定

年金請求に必要な添付書類 年金請求書 を提出される前に 添付書類をご確認ください スタート 配偶者はいますか いいえ 2ページ番号 1 をご覧ください は 住民票 所得関係書類が必要となる場合があります あらかじめご了承ください はい * ご本人の状況によっていいえご本人の共済組合等の加入期間は 2

<4D F736F F D F955C8E CC093788A7A934B F A7A8CB88A7A944692E88FD8816A>

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

島根県特定医療費支給認定実施要綱 難病の患者に対する医療等に関する法律(平成26年法律第50号。以下「法」という。)第5

参考資料

単県医療費公費負担制度の概要 ( 小児医療費公費負担制度を除く ) 岡山県心身障害者医療費公費負担制度岡山県ひとり親家庭等医療費公費負担制度制度の目的重度心身障害者 ( 児 ) に対し 必要とする医療がひとり親家庭等の医療費負担の軽減を図る容易に受けられるようにするため その医療費のため その医療費

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉


と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

国民健康保険料の減額・減免等

ふるさと納税ワンストップ特例申請書の送付について この度は那須町へふるさと納税いただきまして誠にありがとうございます さて ふるさと納税による税の軽減を受けるためには確定申告を行っていただく必要がありますが ふるさと納税ワンストップ特例制度 に該当し 制度の適用を受けた場合 確定申告等の申告を行わな

沖縄市こども医療費助成要綱

単県医療費公費負担制度の概要 ( 小児医療費公費負担制度を除く ) 岡山県心身障害者医療費公費負担制度岡山県ひとり親家庭等医療費公費負担制度制度の目的重度心身障害者 ( 児 ) に対し 必要とする医療がひとり親家庭等の医療費負担の軽減を図る容易に受けられるようにするため その医療費のため その医療費

イ自立支援医療 ( 育成医療 ) 18 歳未満の児童で 身体上の障がいを有するか 現存する疾患を放置すると将来において障がいを残すと認められるかたが 生活の能力を得るために必要な医療を指定医療機関で受けられます 対象となる障害区分 肢体不自由 視覚障害 聴覚 平衡機能障害 音声 言語 そしゃく機能障

( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

PowerPoint プレゼンテーション

確認書類一覧表 個人番号カード を 持っている人 通知カード を 持っている人 どちらも持って いない人 2 個人番号確 個人番号カード 通知カードのコピー 個人番号が記載された 認の書類 の裏のコピー 民票のコピー 個人番号カード 下記いずれかの身分証の 下記いずれかの身分証の の表のコピー コピ

はじめに 日本の医療保険制度は 一人ひとりが何らかの公的医療保険に 加入し 互いの医療費を支えあう 国民皆保険 という考え方に基 づいています 患者さんが医療機関で支払う医療費の自己負担額はかかった医療費の一部で 残りは保険から支払われています しかし病気によっては 保険からの支払いがあったとしても

Microsoft Word - 児扶法改正(Q&A)

indd

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

< F2D816992CA926D342E A947A8BF48ED282A982E782CC965C>

(3) 母子家庭の母又は父子家庭の父の前年 (1 月から9 月までに医療の給付を受けた場合にあっては 前々年をいう 以下同じ ) の所得 ( 規則で定める所得の範囲及び所得の額の計算方法により算出した額をいう 以下同じ ) が その者の所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) に規定する控除

第14章 国民年金 

HPçfl¨æŒ°ç‘¾æ³†å±− H29.8 ã…¼.xls

Microsoft Word - 【170525】作成中県しおり(難病)】

提出書類について 世帯の区分 ( 申請書類 ) の確認 滋賀県奨学資金の申請は 世帯の区分により提出書類が異なります 次のアからウのうち 該当する世帯を選択して提出書類を確認してください 世帯の区分 ページ ア生活保護を受給している世帯 2 ページへ イ 世帯全員が地方税法第 295 条第 1 項ま

Microsoft PowerPoint - 資料8-3_ユースケース資料.pptx

全員共通で必要となる書類について (1) 特定医療費 ( 指定難病 ) 支給認定申請書 記入例を参照の上 ご記入ください ( 必ず裏面もご記入ください ) (2) 臨床調査個人票 更新 臨床調査個人票 は 指定医 又は 協力難病指定医 が記載したものを提出してください 医師に記載していただく際に診断

Microsoft Word - 要綱別添様式 (2)

特定退職被保険者制度のご案内

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

<4D F736F F D208D9196AF944E8BE082CC93CD82AF8F6F2E646F6378>

< E9197BF88EA8EAE817995F18D D9195DB8E5A92E895FB8EAE8CA992BC82B5816A817A2E786264>

全員共通で提出が必要な書類について (1) 特定医療費 ( 指定難病 ) 支給認定申請書 記入例を参照の上 ご記入ください ( 必ず裏面もご記入ください ) (2) 臨床調査個人票 新規用 ( 難病指定医 の記載から 3 か月以内のもの ) 臨床調査個人票 は 難病指定医 が記載したものを提出してく

平成10年度綾瀬市犬猫環境対策事業補助金交付決定通知書

[高額療養費制度について] 医療費による経済的な負担を軽くするための高額療養費制度という制度があります 医療費が高額になりそうな時には あらかじめ限度額適用認定証などの所得の 認定証 の交付を受けて医療機関の窓口で提示することで 入院 外来診療ともに窓 口での支払いを自己負担限度額までにとどめること

< 請求者の方へ > 1 承認期間中における血清肝炎 肝硬変の治療費用について 医療機関等の窓口で医療費の軽減を受けることができなかった場合には この請求書を使用して 愛知県知事に対し 医療費の償還払いの請求ができます 2 高額療養費制度の対象となる場合 この請求書で償還される金額は高額療養費制度の

第 5 条市長は 前条に規定する申請書等に基づいて健康管理費を受けることができる者であることを確認したときは 当該資格を認定する 2 市長は 前項により資格を認定した者 ( 以下 受給者 という ) に対し 重障老人健康管理事業対象者証 ( 以下 対象者証 という ) を交付する ( 不認定の通知

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

4 費用 ( 自己負担額 ) 原則 1 割負担です 世帯の状況に応じて負担上限月額が設定されます 詳しくは 19 ページ 17 自立支援医療の自己負担額 をご確認ください 5 受給者証をお持ちの方へ (1) 1 割負担の額を助成する制度があります 詳しくは 21ページ 18 障害者医療費の助成 をご

<4D F736F F D CD8F6F5F8DAA8B928B4B94CD817A31325F90E797748CA791B E735F315F362E646F63>

( 様式第 1 号 ) 国公立高校用 大阪府教育委員会教育長様 奨学のための給付金受給申請書 記入日令和年月日 受給対象となる生徒に関する事項 生徒が在学する学校の名称等 フリガナ 生徒の氏名 生徒の住所 高等学校 年組番 全日制 昭和平成 学校の種類 課程 学科 定時制 通信制 生徒の生年月日 大


<4D F736F F D208F6F8E5988E78E9988EA8E9E8BE CC88E397C38B408AD D682CC92BC90DA8E7895A590A CC8EE688B582A282C982C282A

(2) 父又は母が死亡した児童 (3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次の各号のいずれかに該当する児童と同居して これを監護し かつ その生

千葉県特定疾患治療研究費をお受けになる方へ

の対象外となります ( 年金には, 厚生年金部分と年金払い退職給付部分があり, この 場合, 厚生年金部分のみに養育特例が適用されます ) 2

PowerPoint プレゼンテーション

2. 特別障害給付金 象 次のいずれかに該当する方で 任意加入していなかった期間に初診日があり 現在 障害基礎年金 1 級 2 級相当の障がいに該当する方 平成 3 年 3 月以前に国民年金任意加入象であった学生 ( 夜間通学 通信制の学生は除く ) 昭和 61 年 3 月以前に国民年金任意加入象で

小児慢性特定疾病の医療費助成制度について 厚生労働省が既に指定している小児慢性特定疾病 597 疾病に 同省が平成 27 年 1 月 1 日より新たに指定する 107 疾病を加えた 704 疾患に罹患している児童等であって 当該疾病の程度が一定程度以上である者の保護者に対し 医療費助成を行います (

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

年金 手当について 特別障害給付金 任意加入対象者が, 任意加入をしていなかったことによって, 障害基礎年金を受けることができなかった方への福祉的措置として平成 17 年 4 月に創設された制度です 特別障害給付金 (1) 支給対象となる方次の1か2の期間に初診日があり, 障害基礎年金を受けることが

法第二十六条において準用する場合及び法第五十三条第一項の規定に基づく政令によって適用される場合を含む ) 及び法第四十六条第二項の規定により入院の措置を行うとき 又は行ったときは 別記第五号様式により通知しなければならない ( 平一六規則二三 平二四規則五 一部改正 ) ( 入院の延長勧告書 ) 第

Transcription:

障害者自立支援医療手引き ( 精神通院公費 ) 平成 21 年 1 月改訂版鹿児島県障害福祉課

自立支援医療における精神通院公費について 医療費のみに着目した負担 ( 精神 ) と所得のみに着目した ( 更正 育成 ) を, 次の観点から 医療費と所得の双方に着目した負担 の仕組みに統合 制度間の負担の不均衡を解消 ( 医療費の多寡 所得の多寡に応じた負担 ) 必要な医療を確保しつつ, 制度運営の効率性と安定性を確保 1 制度の概要 1~ 精神通院公費, ここが変わりました ( 平成 18 年 4 月 )~ (1) 根拠法が 精神保健福祉法 から 障害者自立支援法 へ (2) 認定の有効期間が 2 年 から 1 年 へ ( 手帳の有効期間は 2 年のまま ) (3) 受診者の自己負担が 一律 5% から 原則 10% で, 所得階層 疾病種別等により自己負担上限額を導入 へ (4) 医療機関指定制度 ( 薬局 訪問看護事業所含む ) を導入 ( 注 ) 基本的に選定は 1 箇所ずつになりますが, 例えば半年に 1 度は別な病院で精密検査を受ける必要がある等の事情があれば, 複数選定できます 2~ 認定の流れ ( 基本的に従前どおり )~ 申請者 1 申請書 診断書 所得確認書類など 4 受給者証の交付 市町村 ( 経由機関 ) 2 申請書受理 書類や所得階層等の確認など 県精神保健福祉センター ( 認定機関 ) 3 受給者証の交付 3~ 医療費負担のイメージ ( 精神通院公費 対象 の医療費の場合 )~ 公的医療保険給付 ( 国保, 健保など ) 精神通院公費 7 割 2 割 公的医療保険未加入の方 精神通院公費 9 割 自己負担 1 割自己負担 療育手帳 A の方などは, 自己負担分を重度心身障害者医療費助成制度により補てん可能です 精神保健福祉手帳は当該助成制度の対象外です 生活保護の方 精神通院公費 10 割 * 保険加入者は一般の方のイメージです * 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律 による支援給付受給世帯は生活保護世帯に準じて取り扱われます

2 市町村の確認事務 自立支援医療においては, 受診者の属する 世帯 の所得層に応じて, 月ごとの自己負担上限額を設定します * 本資料において, 世帯は住民票上のもの, 世帯 は公的医療保険上の単位, 健康保険は被用者保険として記述します 1~ 受診者の 世帯 の範囲の確認 ~ 原則住民票上の世帯とは関係なく, 同じ公的医療保険に加入している家族 により判断します ( 住民票が別でも同一保険単位なら同一 世帯 ) 公的医療保険の加入先が異なる場合, 税制上の扶養控除の関係にあったとしても 別世帯 です ( 例図 ) 例外 同一の健康 ( 住民票上は同一世帯 ) 同一の 保険単位 国保単位 Aさん : 被保険者 ( 健保 ) Cさん : 被保険者 ( 国保 ) Bさん : 公的医療保険上,Aさん 別世帯 Dさん : 被保険者 ( 国保 ) の扶養に入る 扱い ( いずれも税制上 Aさんの扶養に入る ) 受診者が 18 歳未満の場合, 加入する公的医療保険が別であっても, 支給認定を申請する保護者と同一 世帯 とみなします 特例 基本的に国保 後期高齢者の場合に対象となり得るもの基本は原則とおりですが, 以下の2つの要件を満たす場合, 申請に基づき, 受診者とその配偶者の所得層により自己負担上限額を設定します (1) 同一の 世帯 に属する親 同胞 子等が, 受診者を税制上の扶養関係に基づく各種控除の対象としていない (2) 同一の 世帯 に属する親 同胞 子等が, 受診者を公的医療保険上で扶養していない ( 国保 後期高齢者は各人が被保険者となりますので, 受診者が国保 後期高齢者の場合, 自動的に (2) は満たします ) ( 例図 ) ( 住民票上は同一世帯 ) 同一の健康同一の保険単位国保単位 Aさん : 被保険者 ( 健保 ) Cさん : 被保険者 ( 国保 ) Bさん : 公的医療保険上,Aさん特例該当の扶養に入る税制 医療保険上,Cさんの扶養なし 市町村民税の税情報で確認婚姻関係 ( 次回申告から扶養を外す場合は要誓約書 ) Dさん : 被保険者 ( 国保 ) D Eの保険証の写しで確認 Eさん : 被保険者 ( 国保 ) ~C: 市町村民税課税,DE: 同非課税 ~

( 参考 ) 自立支援医療における 世帯 の範囲の具体例 *AとBを親,Cをその子, 健康保険は被用者保険として記述します 事例 1 事例 6 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 健康保険の被保険者本人 B 健康保険においてAの被扶養者 C 健康保険においてAの被扶養者 ABC は同一 世帯 A 健康保険の被保険者本人 B ACと同じ健康保険だが被保険者本人 ACとは別の健康保険において被保険者本人 C ABと同じ健康保険だが被保険者本人 ABとは別の健康保険において被保険者本人 事例 2 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 健康保険の被保険者本人 事例 7 B Aと同じ健康保険だが被保険者本人 ACは同一 世帯 Aとは別の健康保険において被保険者本人 Bは単独 世帯 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 C 健康保険においてAの被扶養者 A 国民健康保険の被保険者かつ世帯主 B 国民健康保険の被保険者 ABCは同一 世帯 事例 3 C 国民健康保険の被保険者 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 健康保険の被保険者本人 事例 8 B 健康保険においてAの被扶養者 ABは同一 世帯 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 C Aと同じ健康保険だが被保険者本人 Cは単独 世帯 A 後期高齢者医療制度の被保険者かつ世帯主 Aとは別の健康保険において被保険者本人 ABCはそれぞれ B 健康保険の被保険者本人 別世帯 事例 4 C 国民健康保険の被保険者 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 健康保険の被保険者本人 事例 9 B Aと同じ健康保険だが被保険者本人 Aは単独 世帯 Aとは別の健康保険において被保険者本人 BCは同一 世帯 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 C 健康保険においてBの被扶養者 A 後期高齢者医療制度の被保険者かつ世帯主 ABは同一 世帯 B 後期高齢者医療制度の被保険者 Cは単独 世帯 事例 5 C 健康保険の被保険者本人 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 健康保険の被保険者本人 事例 10 B 健康保険においてCの被扶養者 Aは単独 世帯 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 C Aと同じ健康保険だが被保険者本人 BCは同一 世帯 Aとは別の健康保険において被保険者本人 A 国民健康保険の被保険者かつ世帯主 B 健康保険の被保険者本人 C 健康保険において B の被扶養者 ABC はそれぞれ 別世帯 A は単独 世帯 BC は同一 世帯

事例 11 事例 16 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 国民健康保険の被保険者かつ世帯主 A 健康保険の被保険者本人かつ世帯主 Aは単独 世帯 B 健康保険においてCの被扶養者 B 国民健康保険の被保険者 ABCはそれぞれ BCは同一 世帯 C 健康保険の被保険者本人 C Aと同じ健康保険だが被保険者本人 別世帯 Aとは別の健康保険において被保険者本人事例 12 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 A 健康保険の被保険者本人かつ世帯主 Aは単独 世帯 B 国民健康保険の被保険者 BCは同一 世帯 C 国民健康保険の被保険者 ( 注 ) ここにいう 世帯主 は国保の擬制世帯主である 以下同じ 事例 13 公的医療保険の加入状況 A 健康保険の被保険者本人かつ世帯主 B 健康保険においてAの被扶養者 C 国民健康保険の被保険者 事例 14 公的医療保険の加入状況 A 健康保険の被保険者本人かつ世帯主 B 国民健康保険の被保険者 C 健康保険においてAの被扶養者 事例 15 公的医療保険の加入状況 A 健康保険の被保険者本人かつ世帯主 C Aと同じ健康保険だが被保険者本人 Aとは別の健康保険において被保険者本人 C 国民健康保険の被保険者 世帯 の考え方 AB は同一 世帯 C は単独 世帯 世帯 の考え方 AC は同一 世帯 B は単独 世帯 世帯 の考え方 ABC はそれぞれ 別世帯

2~ 受診者の 世帯 の所得層の確認 ~ 世帯 の所得の確認においては, 公的医療保険の保険料算定の対象となっている方の課税状況等を把握するものとします つまり, 国保 後期高齢者の場合は同一の加入関係にある者全員 ( 世帯 内被保険者全員 ), 健康保険の場合は被保険者のみの課税状況等を把握 課税状況別の負担限度額等 ( 着色部が 1 割負担対象層 ) 生活保護 負担 0 円 一定所得以下層 市町村民税 ( 均等割 ) 非課税本人収入年 80 万円以下本人収入年 80 万円超 障害基礎年金 2 級 ( 月 6.6 万 ) のみの方相当 生活保護 低所得 1 低所得 2 負担上限月額 0 円 2,500 円 負担上限月額 2,500 円 5,000 円 5,000 円 中間所得層 一定所得以上層 市町村民税課税所得割年 3.3 万円未満所得割年 23.5 万円未満所得割年 23.5 万円以上 中間-1 中間-2 負担上限月額公的医療保険上の自己負担限度額 中間 -1 負担上限月額 重度かつ継続 の場合 ( 申請による ) 中間 -2 一定以上 ( 本制度の対象外 ) 一定以上 負担上限月額 20,000 円 負担上限月額 生活保護移行防止措置あり ( 本来適用される上限を下げて移行防止 ) 当面の 重度かつ継続 の範囲 ( 次のいずれか ) 5,000 円 10,000 円 (1) 医療保険多数該当者 ( 申請前 1 年間において高額療養費等 3 回以上該当の方 ) (2) ICD-10における次の分類の方 F0 症状性を含む器質性精神障害 Aのみ把握 F1 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 F2 統合失調症, 統合失調症型障害及び妄想性障害 F3 気分障害 G40 てんかん (3) 以下の病状を示す精神障害のため, 集中的 継続的な通院医療 ( 状態の維持, 悪化の予防含む ) を要する方 情動及び行動の障害 同一の健康保険 Aさん : 被保険者 Bさん : 被扶養者 1 Cさん : 被扶養者 2 同一の国保又は後期高齢者 不安及び不穏状態 全員把握 Aさん : 被保険者 1 課税額 *(3) については, その判断は3 年以上の精神医療の経験を有する医師によるものとします Bさん : 被保険者 2 は合算 所得区分 低所得 1 及び2 の 本人収入 ( 受診者が18 歳未満なら, 保険が別な方を含め保護者ごと収入 ) とは, 次の金額のみの合算です (1) 地方税法上の合計所得金額 ( 地方税法第 292 条第 1 項第 13 号 : マイナスの場合はゼロとみなす ) 各種 収入 を 所得 に変換し損益通算等した額 (2) 障害年金等 ( 障害年金, 特別障害給付金, 障害を事由とする労災年金等, 遺族年金, 老齢年金 )( 加算額等含 ) (3) 特別児童扶養手当等 ( 特別障害者手当, 障害児福祉手当, 経過的福祉手当, 特別児童扶養手当 )

( 参考 ) 自立支援医療における 世帯 の所得の考え方の具体例 *AとBを親,Cをその子, 健康保険は被用者保険として記述します 事例 1 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 受診者 所得勘案 A 健康保険の被保険者本人 Aなら A B 健康保険においてAの被扶養者 ABCは同一 世帯 Bなら A C 健康保険においてAの被扶養者 Cなら A 事例 2 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 受診者 所得勘案 A 健康保険の被保険者本人 Aなら A B Aと同じ健康保険だが被保険者本人 ACは同一 世帯 Aとは別の健康保険において被保険者本人 Bは単独 世帯 Bなら B C 健康保険においてAの被扶養者 Cなら A 事例 3 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 受診者 所得勘案 A 国民健康保険の被保険者かつ世帯主 Aなら ABC B 国民健康保険の被保険者 ABCは同一 世帯 Bなら ABC C 国民健康保険の被保険者 Cなら ABC 事例 4 公的医療保険の加入状況 世帯 の考え方 受診者 所得勘案 A 後期高齢者医療制度の被保険者かつ世帯主 Aなら AB ABは同一 世帯 B 後期高齢者医療制度の被保険者 Bなら AB Cは単独 世帯 C 国民健康保険の被保険者 Cなら C

3~ 具体的な確認事項 ~ 世帯 の所得層の確認においては, 原則として申請者が確認できる書類を添付するものとしますが, 申請者 ( 困難な場合は扶養義務者 ) の同意書の提出を受けた上で, 市町村内の関連部署の連携により確認し, 書類の添付を省略することを妨げません 市町村内の関連部署の連携により確認できる事項 1 市町村民税課税額, 課税 非課税の別 2 地方税法上の合計所得金額 ( 地方税法第 292 条第 1 項第 13 号 ) 3 市町村民税課税額算定における扶養関係に基づく控除の状況 ( 税制上の扶養控除等の状況 ) 4 国民健康保険 後期高齢者医療制度で同一の加入関係にある者の範囲 5 特別児童扶養手当等の状況 ( 市町村民税均等割非課税及び未申告の場合 ) 6 生活保護受給状況 ( 注 ) 課税額等で以前の住所地を所管する市町村に照会する必要があり得ます ( 市町村民税は 1 月 1 日時点で課税する為等 ) 申請者の添付書類により確認する事項 1 受診者の障害年金等 ( 障害年金等の証書 + 振込先の通帳又は振込通知書など : 市町村民税均等割非課税及び未申告の場合 ) ( 受診者が 18 歳未満の場合は, 保険が別な方を含め保護者それぞれのもの ) 2 健康保険の場合の 世帯 の範囲 ( 受診者及び被保険者の保険証写し ) 3 重度かつ継続 に該当するか否か ( 診断書 意見書 ) 未申告者, 公的医療保険未加入者の取扱い未申告者については, 次回以降の申告を勧奨するとともに, 上記の添付書類や本人への所得状況の聞き取りを行う等して所得区分を把握します この場合, 市町村民税課税 世帯 と推測される場合は, 基本的に 一定以上所得, そうでない場合は均等割非課税 世帯 に準じて取り扱います また, 生活保護受給者を除く公的医療保険未加入者については, 保険加入を勧奨するとともに, 国保加入者に準じて取り扱います 課税状況が判断できない方の取扱い最近転入された等の理由により, 当該市町村で市町村民税の課税状況がわからない方が, 事情により課税証明書等を提出できず, また当該市町村が転入前の市町村から容易に課税情報を得られない場合があります このような場合, 一定以上所得 とみなし, 重度かつ継続 に関する意見書の提出を受けて, 自立支援医療の対象とする方法もあります

4~ 支給認定の変更申請 変更届出 返納について ~ 1 変更申請 ( 認定変更 ) 次の変更事由が生じた場合は, 受給者証, 変更申請書, 当初申請時と同様の書面 ( 必要なもののみ ) を提出いただきます 精神保健福祉センターより新たな受給者証を交付 ( 市町村経由 ) 1 負担上限月額の設定 変更 生活保護が受給廃止となった場合 上限額の新たな設定 生活保護が受給開始となった場合 負担額 0 円で設定 中間所得層で認定後に 重度かつ継続 となった場合 上限額の新たな設定 災害等やむを得ない事情により経済状況が悪化したと認められる場合 上限額の引き下げ これらの変更申請を受け, 自己負担上限額の設定 変更が必要となる場合, 変更決定日の翌月の初日から新たな額を適用します ただし, 生活保護の関連では, 廃止日 開始日に遡及します ( 廃止の場合は職権で認定 ) 2 指定自立支援医療機関の変更 3 都道府県間の住所変更 転入前の医療機関発行の診断書写しを添付の場合 : 現在の期限まで認定転入後の医療機関発行の診断書を添付の場合 : 市町村受理日から原則 1 年以内認定 2 変更届出 ( 認定変更なし ) 次の変更事由が生じた場合は, 受給者証, 変更届, 添付書類を提出いただきます 精神保健福祉センターで書き換えて返送 ( 市町村経由 ) 1 氏名 県内での住所の変更 ( 添付書類 : 氏名の変更を証するもの, 新たな住民票など ) 市町村合併による場合は不要 2 加入する公的医療保険に関する事項の変更 ( 添付書類 : 変更後の医療保険に関する事項がわかる書類など ) 医療保険の変更に伴い, 受診者の 世帯 の範囲が変更となる場合は 1 変更申請 によります ( 所得区分が変わり得るため ) 3 返納次の返納事由が生じた場合は, 受給者証を返納いただきます 精神保健福祉センターで受領 ( 市町村経由 ) 1 受給者証の有効期間が満了したとき 2 受診者が死亡したとき 3 精神障害が寛解したとき

3 認定の有効期間 平成 18 年 11 月 1 日以降を始期とする新たな認定 1 年以内有効な認定を実施! 申請書, 保険証写し, 所得確認できる書類など, 診断書, 重度かつ継続 に関する意見書を提出頂きます * 重度かつ継続 に関する意見書は, 市町村民税課税 世帯 の方が 重度かつ継続 の適用による負担上限月額の設定を希望の場合に添付 受給者証 (1 年以内有効 ) を交付します 例 : 平成 18 年 12 月 1 日を始期とする新たな認定を申請される方 平成 18 年 12 月 1 日 ~ 平成 19 年 11 月 30 日を有効期間とする受給者証 H18.12.1 受給者証 H19.11.30 * 平成 18 年 4 月 1 日 ~10 月 31 日を始期とする新たな認定では,1 年 6 か月以内有効な受給者証を発行していました ~ 精神保健福祉手帳の申請について ~ 有効期間に差異が生じます ( 手帳 2 年と通院公費 1 年 ) が, 手帳と通院公費の同時申請は可能です ただし, 従来と異なり, 新制度においては手帳と通院公費の申請様式は別になるため, 手帳に係る申請様式は, 当面は現行のものをご使用ください なお, 手帳の申請に際しては, 従来どおり, 診断書に替えて 障害年金証書 等を添付できます

4 申請から確認の手順 市町村に申請する際は, 次の書類等が必要になります 1 申請書, 印鑑 ( 受診者が18 歳未満の場合は, 原則として保護者が申請者となります ) 2 診断書及び 重度かつ継続 に関する意見書 重度かつ継続 に関する意見書は, 市町村民税課税 世帯 で, 重度かつ継続 の適用による自己負担上限額の設定を希望の場合のみ添付 手帳のみ所持( 精神通院受給者番号の記載なし ) の方は, 申請時点で有効期限まで1 年以上残っている精神保健福祉手帳 ( 年金証書の写しで取得した場合を除く ) の写しを診断書の代用として提出可能 ( ただし, 重度かつ継続 の場合を除く ) 3 保険証の写し 国保 後期高齢者の場合 受診者及び同じ加入関係にある国保又は後期高齢者の家族全員の保険証写し 健康保険の場合 受診者及び被保険者の保険証写し ( 受診者 = 被保険者の場合は, 当然 1 人分のみになります ) 4 上記 3で被保険者の方の直近年度の 所得額及び市町村民税課税額証明書 (4~6 月認定の場合は前年度, それ以外の場合は当年度 ) 5 障害年金等の証書及び振込先の通帳写しなど ( 市町村税均等割非課税及び未申告の 世帯 の場合 振込通知書がベターです ) 6 生活保護受給証明書 ( 受給者のみ ) 7 誓約書 ( 次回申告から扶養を外れる場合のみ 世帯 の範囲の特例) ( 注 ) 特別児童扶養手当等の金額は, 市町村福祉部署で把握されていると思います ( 市町村民税均等割非課税及び未申告の場合のみ確認 ) これらの資料や聞き取りを基に, 市町村においては次の手順で把握します 世帯 の範囲の確認 世帯 の課税状況及び本人の収入の確認 3,7 による ( 受診者が 18 歳未満の場合は, 医療保険に関係なく, 申請する保護者と同一 世帯 とみなします ) 次回の税申告等から扶養を外れることを申し出る場合のみ 7 を確認 無保険者は国保に準じます 4,5,6による 市町村民税均等割非課税 世帯 は本人のみ( 受診者 18 歳未満なら, 保険が別な方を含め保護者それぞれ ) の5 及び特別児童扶養手当等を追加確認 認定対象期間 1 年間の収入を概ね把握します ( 通帳の写しや振込通知書等を参考にします ) 市町村民税課税 世帯 の場合 2による 重度かつ継続 の確認 申請者が 重度かつ継続 の適用による自己負担上限額の設定を希望の場合に確認 世帯 の所得層の確認!!

精神通院公費の申請において必要な書類など ( 所得階層ごと ) 課税額証明書等については, 同意書 を提出してお住まいの市町村に確認を依頼することもできます ( 最近転入された方などは例外あり ) 生活保護 世帯 の方 市町村民税均等割非課税 世帯 の方 ( 均等割非課税なら所得割も非課税です ) 市町村民税課税 世帯 の方 未申告 世帯 の方 世帯 とは, 公的医療保険 ( 国保 健康保険など ) において, 同一の加入関係にある家族のことです ( 住民票は無関係 ) が, 受診者が 18 歳未満で, 申請者である保護者と異なる医療保険の場合は, 当該受診者と申請者は同一の 世帯 とみなします 1 申請書 ( 受診者が 18 歳未満なら原則として保護者が申請 : 以下同じ ), 印鑑 2 医師の診断書 3 生活保護受給証明書 1 申請書, 印鑑 2 医師の診断書 3 保険証の写し 国保 後期高齢者の場合 受診者及び同じ加入関係の家族全員分 ( 受診者を含めて全員が被保険者 ) それ以外の場合 受診者及び被保険者分 ( 受診者 = 被保険者なら 1 人分 ) 4 上記 3 で被保険者の方の, 直近年度の 所得額及び市町村民税課税額証明書 5 受診者 (18 歳未満の場合は保険が別な方を含む各保護者 ) の障害年金等の証書及び振込先の通帳 ( 通帳の写しよりも振込通知書の方がベターです ) 1 申請書, 印鑑 2 医師の診断書 3 重度かつ継続 に関する意見書 ( 重度かつ継続 の適用により自己負担上限額の設定を希望の場合 ) 4 保険証の写し 国保 後期高齢者の場合 受診者及び同じ加入関係の家族全員分 ( 受診者を含めて全員が被保険者 ) それ以外の場合 受診者及び被保険者分 ( 受診者 = 被保険者なら 1 人分 ) 5 上記 4 で被保険者の方の, 直近年度の 所得額及び市町村民税課税額証明書 1 申請書, 印鑑 2 医師の診断書 3 重度かつ継続 に関する意見書( 重度かつ継続 の適用により自己負担上限額の設定を希望の場合) 市町村民税課税 世帯 と推測される場合のみ 4 保険証の写し 国保 後期高齢者の場合 受診者及び同じ加入関係の家族全員分 ( 受診者を含めて全員が被保険者 ) それ以外の場合 受診者及び被保険者分 ( 受診者 = 被保険者なら1 人分 ) 5 市町村民税非課税 世帯 と推測される場合, 受診者 (18 歳未満の場合は保険が別な方を含む各保護者 ) の障害年金等の証書及び振込先の通帳 ( 通帳の写しよりも振込通知書の方がベターです ) 障害年金等の非課税年金の振込先の通帳の写しを取る場合は, 表紙 ( 名義 ) もご確認ください ( 振込通知書がベター )

平成 18 年 4 月以降の 精神通院公費 利用者の自己負担額受領について 障害者自立支援法の施行に伴い, 平成 18 年 4 月以降の診療分から, 精神通院公費を利用している受診者は, 現在の 5% 負担から 10% 負担 となる一方, 受診者の所得状況などによっては, 月ごとの 自己負担上限額 が設定されます ( 全員ではありません ) そのため, 自己負担上限額 が設定された受診者については, 自己負担上限額管理票 ( 受給者証の裏面 ) を活用して, 当該限度額を超えないように, 関係医療機関が連携して受領する必要があります ( 生活保護は全額精神通院公費で支給します ) 事例 :Aさん( 医療保険上の自己負担 3 割, 月額上限あり :2,500 円 ) 負担上限は,2,500 円 5,000 円 10,000 円 20,000 円のいずれかです 4 月 3 日 B 病院 ( 医療費 15,000 円 ) 自己負担 通院公費 保険給付 1,500 円 3,000 円 10,500 円 自己負担累計 :1,500 円 4 月 3 日 C 薬局 ( 医療費 3,000 円 ) 自己負担 通院公費 300 円 600 円 自己負担累計 :1,800 円 保険給付 2,100 円 4 月 17 日 B 病院 ( 医療費 10,000 円 ) 自己負担通院公費 700 円 2,300 円自己負担累計 :2,500 円 Aさんの上限額に到達! (1 割相当額の全ては受領できないケース ) 4 月 17 日 C 薬局 ( 医療費 2,000 円 ) 通院公費保険給付 600 円 1,400 円自己負担累計 :2,500 円 ( そのまま ) 保険給付 7,000 円 以下当月は自己負担はゼロ 平成 18 年 4 月以降は, 受診者ごとに病院 クリニック, 薬局, 訪問看護事業所を予め指定して頂きます ( 合理的理由があれば複数指定可 ) 自己負担上限額管理票 の管理方法( 案 ) 1 病院 クリニックで管理票を管理することとし, 薬局側では医療費を受領する前に当該クリニック等にその時点での受領可能額を確認する 2 病院 クリニックで管理票を管理することとし, クリニック等にて処方箋余白にその時点での受領可能額などを付記し, 薬局側では当該額の範囲内で受領し, 受領結果を営業時間終了後に一括して処方箋を発行したクリニック等に報告する 3 受診者が常に管理票を携帯し, 病院 クリニックや薬局でその都度自己負担額の記帳 確認を受ける ~ 他にも適当な方法があるかも知れませんが, 基本的に受診者と医療機関との合意の下に管理して頂いて結構です ~

生活保護 世帯 の精神通院公費について 従来, 生活保護 世帯 の方が精神通院公費を利用された場合は, 当該制度の対象医療費について, 通院公費から 95%, 生活保護 ( 医療扶助 ) から 5% 支給し, 受診者の自己負担をゼロとしていましたが,4 月以降の障害者自立支援法下では, 通院公費から 100% 支給します 平成 18 年 3 月診療まで ( 精神保健福祉法 ) 95% 精神通院公費 5% 医療扶助 平成 18 年 4 月診療から ( 障害者自立支援法 ) 100% 精神通院公費 上記イメージの取扱いは, 精神通院公費の 対象医療費 に係るものであり, 精神通院公費の 対象外医療費 については, 従前どおり, 生活保護 ( 医療扶助 ) で全額支給します つまり, 精神通院公費 ( 法別番号 21) を利用されている生活保護受給者には, 一律に生活保護 ( 医療扶助 ) を支給しないという取扱いではありませんので, ご注意ください

自立支援医療費 ( 精神通院 ) 受給認定申請書 ( 新規 再認定 変更 ) 鹿児島県知事 殿 私は下記のとおり, 自立支援医療費の支給を申請します 氏名 : 平成年月日公費負担者番号 2 1 4 6 6 0 1 6 現在の受給者証の有効期限 自立支援医療費受給者番号 受 診 者 氏 フリガナ 名 住所 電話番号 被保険者記号番号 保険者名等 精神障害者保健福祉手帳番号 保護者 ( 受診者が 18 歳未満の場合のみ記入 ) 記号番号 ( ) 保険者名等 フリガナ 氏 名 住所 電話番号 性別 男 女 受診者と同じ保険単位の加入者名 ( 全員 ) 平成年月日 明治大正昭和平成 生年月日 年月日 ( 歳 ) ( 電話 : ) 受診者との続柄 ( 電話 : ) 指定医療機関 病院 診療所名称 薬局名称 訪問看護事業者名称 住所電話住所電話住所電話 所得区分確認 生活保護受給証明書 市町村民税所得額 課税額証明書 その他 ( ) 障害年金等の振込先の通帳 ( 受給開始 :H 年 月 申請前 1 年以内に開始の場合記入 ) 所得区分生保 低 1 低 2 中間 1 中間 2 一定以上前回 ( ) 重度かつ継続該当 非該当前回 ( 該当 非該当 ) 自己負担上限額 月額 円 ( 本制度による上限のない場合は横線 ) 有効期間 平成年月日から平成年月日まで * 有効期限を過ぎて申請する場合は, 再申請となります 指定医療機関及び所得区分等自己負担上限額の変更が生じる場合は, 変更申請となります それ以外は, 自立支援医療費受給者証記載事項変更届を提出ください

自立支援医療費 ( 精神通院 ) 受給認定申請書 ( 新規 再認定 変更 ) 鹿児島県知事 殿 私は下記のとおり, 自立支援医療費の支給を申請します 氏名 : 鹿児島花子 公費負担者番号 2 1 4 6 6 0 1 6 現在の受給者証の有効期限 自立支援医療費受給者番号 9 8 7 6 5 4 3 フリガナカゴシマハナコ 受 氏 名 住所 電話番号 平成 年 月 日 鹿児島 花子 鹿児島市鴨池新町 - - 性別 男 女 平成 年 月 日生年月日 明治大正昭和平成 年 月 日 ( 歳 ) ( 電話 :099- ー ) 診 者 被保険者記号番号 保険者名等 精神障害者保健福祉手帳番号 保護者 ( 受診者が 18 歳未満の場合のみ記入 ) 記号番号 ( 1234567 ) 保険者名等 組合 987654321 フリガナ氏名 住所 電話番号 生活保護の場合は 生保 と記載します 受診者と同じ保険単位の加入者名 ( 全員 ) 鹿児島 鹿児島 花男 花美 受診者との続柄 ( 電話 : ) 住所 電話番号が受診者本人と同じ場合は記載不要 指定医療 病院 診療所名称 薬局名称 病院 薬局 住所鹿児島市鴨池新町 電話 099- ー 住所鹿児島市鴨池新町 電話 099- ー 医療機関を複数を申請される場合は, 全て記入します 機 関 訪問看護事業者名称 所得区分確認 事業所 生活保護受給証明書 住所鹿児島市鴨池新町 電話 099- ー 市町村民税所得額 課税額証明書 その他 ( ) 障害年金等の振込先の通帳 ( 受給開始 :H 年月 申請前 1 年以内に開始の場合記入 ) 所得区分生保 低 1 低 2 中間 1 中間 2 一定以上前回 ( ) 重度かつ継続該当 非該当前回 ( 該当 非該当 ) 自己負担上限額 月額 5,000 円 ( 本制度による上限のない場合は横線 ) 所得区分確認 から 重度かつ継続 までは市町村で確認の上, マルを付けます 重度かつ継続 は中間 1 以上で申請のある場合に, 市町村で, マルを付けます 有効期間 平成 年 月 日から平成 年 月 日まで * 有効期限を過ぎて申請する場合は, 再申請となります 指定医療機関及び所得区分等自己負担上限額の変更が生じる場合は, 変更申請となります それ以外は, 自立支援医療費受給者証記載事項変更届を提出ください 受給者証の裏面に自己負担上限額管理表が印刷されています 太枠内は県精神保健福祉センターで記入します

重度かつ継続 に関する意見書 この意見書は, 市町村民税課税 世帯 の受診者が, 一定の精神障害である場合に, 重度かつ継続 の適用により, 自立支援医療 ( 精神通院公費 ) 制度における自己負担上限額の設定を希望される際に, 診断書に加えて必要となるものです 受診者氏名性別男 女 住所年齢 1 主たる精神障害 (ICD-10に準じ, 該当する番号にマルを付け又は記載ください ) 1 F0 症状性を含む器質性精神障害 2 F1 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 3 F2 統合失調症, 統合失調症型障害及び妄想性障害 4 F3 気分障害 5 G40 てんかん 6 (F ) その他 ( ) 2 上記 1 が 6 その他 である場合のみ, 以下について記載ください 治療方針計画的 集中的な治療 ( 状態の維持 悪化の予防を含む ) を継続する必要性を含めて記載ください (1) 薬物療法 (2) 精神療法等 医師の略歴 ( 精神保健指定医である等,3 年以上精神医療に従事した経験を有する旨を記載 ) 平成年月日 医療機関名 : 電話番号 : 医師氏名 :

自立支援医療受給者証記載事項変更届 受 診 フリガナ 氏 名 性別 男 女 明治大正昭和平成 生年月日 年月日 者 住 所 フリガナ 受診者との続柄 保護者 ( 受診者が 18 歳未満の場合 ) 氏名 住所 自立支援医療費受給者番号 受給者証の有効期間平成年月日から平成年月日まで 事項 変更前 変更後 変 受診者に関する事項 ( 氏名 住所 電話番号 ) 更 内 保護者に関する事項 ( 氏名 住所 電話番号 ) * 申請書に保護者を記載していた場合 (18 歳未満の方 ) 容 被保険者証に関する事項 ( 記号番号 保険者名 受診者と同一の加入者 ) 私は 自立支援医療費受給者証及び自立支援医療費受給認定申請書に記載された事項の変更について 上記のとおり届け出ます 届出者氏名 平成年月日 鹿児島県知事殿 自己負担上限額 ( 所得区分及び重度かつ継続該当 非該当 ) 及び指定自立支援医療機関の変更については 支給認定の変更を行うため 自立支援医療支給認定申請書 ( 変更 ) に記載すること