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唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

みどり公社実績集2017_0411

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

2 活動方針 (1) 市町村との連携県同行のもと 全市町村を巡回するなどにより 県が示した市町村毎の目標面積の達成に向けた意見交換等を行います 特に 重点実施地区においては 広域振興局 市町村 農業委員会等からなる 地域推進チーム (3の事業推進体制参照 ) と課題や対応方向等の情報を共有し 課題を

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

田原市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 3 月 23 日 田原市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利

資料 4 農地情報公開システムの概要 ( 通称 : 全国農地ナビ ) 平成 2 7 年 5 月

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1 秋田県の農地中間管理事業の実績及び利用権設定にかかる支障事例 2. 利用権の存続期間延長手続きの緩和について ( その 1) H26~H29 実績 H26 H27 H28 H29 計 借受面積 (ha) 1,730 3,629 2,619 2,044 10,022 借受 ( 契約 ) 件数 1,

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業

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農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

3 当該区域における今後の地域の中心となる経営体 ( 担い手 ) の状況 経営体数集落営農法人個人地区名 ( 任意組織 ) 計 村角 ( 大宮 4) 江田 山崎 ( 檍 1) 赤江 ( 赤江 2) 赤江南方 ( 赤江 5)

Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 管内の農地面積これまでの集積面積現状 ( 平成 28 年 4 月現在 ) 1, 課 題 1 貸手 借手のマッチングの強化 2 集落営農組織の推進 育成 集積率 単位 ha 1 管内の農地面積は 活動計画に記載した耕地及び作付面積統

石川県水田フル活用ビジョン 1 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 水稲作付面積については 昭和 60 年の 37,700ha から 平成 25 年では 26,900ha と作付 面積で約 10,000ha 作付率で約 30% と大きく減少したものの 本県の耕地面積に占める水稲作 付面積の割合は

平成10年度

( 別紙様式 2) 平成 28 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 29 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 北海道農業委員会名 : 美唄市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 畑 普通畑樹園地牧草畑 耕地面積 8,

( 別紙様式 2) 平成 30 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 31 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 茨城県農業委員会名 : 守谷市 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 経営耕地面積

国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり

Microsoft Word - 市町村取組事例(両面印刷)

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 熊本県農業委員会名 : 宇土市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 1, 経営耕地面積

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2 作物ごとの取組方針 (1) 主食用米本県産米は 県産 ヒノヒカリ が 平成 22 年から平成 27 年まで 米の食味ランキングで6 年連続特 Aの評価を獲得するなど 高品質米をアピールするブランド化を図りながら 生産数量目標に沿った作付けの推進を図る また 平成 30 年からの米政策改革の着実な

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【H29.3末】機構実績・集積率(広島県)

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

う また 単年度の具体的な活動については 農業委員会事務の実施状況等の公表につ いて ( 平成 28 年 3 月 4 日付け 27 経営第 2933 号農林水産省経営局農地政策課長通知 ) に 基づく 目標及びその達成に向けた活動計画 のとおりとする 第 2 具体的な目標と推進方法 1 遊休農地の発

用語の定義 借受希望者 農地の受け手 具体的には, 経営発展のために必要となる農用地等の借受を希望する 集落法人 農業参入企業 認定農業者 認定就農者 ( 認定新規就農者 ) 及び 農業経営を行う JA 出資法人 JA 等の担い手のこと 借受者 農用地利用配分計画が認可され, 農地中間管理機構から農

新規前年度継続 ( 変更あり ) 前年度継続 加工用米助成 ( 基幹作物 ) 豊郷町農業再生協議会整理番号 2 加工用米 ( 基幹作物 ) 1,079 円 /10a 参考となる 3 1,300 円 /10a 豊郷町では加工用米を地域振興作物に位置付けている 一定品質を確保するために 種子更新を行って

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

スライド 1

Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 現状 ( 平成 30 年 3 月現在 ) 農業従事者の減少 高齢化等による耕作放棄地の増加 農地の分散錯圃等が 農地の確保 有効利用を図る上での課題となっている 課題農業用水利システムの改修に伴い 農業者の管理 省力化に対応した維持管理方法の提

江府町地域協議会活用明細

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

Microsoft Word - 農地中間管理事業推進方針

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 埼玉県農業委員会名 : 杉戸町農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 耕地面積 経営耕地面積

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

2. 協定数 交付金を交付した協定数は1,424 協定で 平成 21 年度の1,411 協定から新 たに13 協定増えています 県別では 岐阜県 887 協定 ( 管内の62%) 愛知県 328 協定 ( 同 23%) 三重県 209 協定 ( 同 15%) となっています うち 体制 整備単価に取

農地中間管理機構関連予算 26 年度概算要求額 ( 所要額 ) 1,039(-) 億円 農地中間管理機構 ( 仮称 ) 出 し 手 借受け 1 地域内の分散し錯綜した農地利用を整理し担い手ごとに集約化する必要がある場合や 耕作放棄地等について 中間管理機構が農地を借り受け 2 中間管理機構は 必要な

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

Microsoft Word - ①事業計画書.doc

ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 (

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1

3 売れる農産物づくり (1) 農業産出額 目標 評価 755 億円 (22 年度 ) 760 億円 (25 年度 ) 755 億円 A (2) 県オリジナル品種の作付面積 141ha (21 年度 ) 197 ha (26 年度見込み ) 190 ha A (3) オリーブ牛出荷頭数 100 頭

資料1

Microsoft Word - 01 変更計画書

本検討会で扱う「所有者の所在の把握が難しい土地」とは

【千葉県事業計画】別記様式第3号別添

目 次 Ⅰ 集落営農数 Ⅱ 集落営農数 ( 詳細 ) 1 組織形態別集落営農数 2 農業経営を営む法人となる画の策定状況別集落営農数 3 設立年次別集落営農数 4 経営所得安定対策への加入状況別集落営農数 5 人 農地プランにおける位置づけ状況別集落営農数 (1) 中心経営体として位置づけの有無別

スライド 1

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Microsoft PowerPoint 農業経済論9.pptx

埼玉県羽生市は 利根川沿いの肥沃な土壌に恵まれ 古くから稲作を中心とした農業が盛ん です しかし近年 農業従事者の高齢化が進み 後継者不足などによって農地の減少も目立っ ていることから 農地の保全や活用は重要な課題となっています そこで市では これらの農業を取り巻く厳しい状況を打開するための1つのモ

防府市青年給付金(経営開始型)事業補助金交付要綱

( 問 2) 担い手確保 経営強化支援事業は 補助率が 2 分の 1 以内となっていますが 融資額と補助金はどのような関係となっていますか 本事業では 農業者の融資を活用した主体的な経営発展の取組を支援することから 融資の活用を要件としており 融資を主体とするいわゆる融資主体型補助事業としていること

Microsoft Word - 栃木県土地改良区運営強化推進計画(最終版)

みどり公社事例集2018_0329

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援

1. 有害鳥獣対策の法規制の緩和と捕獲業務の体制強化 建議 農作物の大敵である有害鳥獣の被害防止対策につきましては 毎年 補助事業等の活用により ワイヤーメッシュ柵 電気牧柵器及び箱罠の設置等に多額の予算を計上していただき また その普及や管理に関する知識の伝達等にご尽力いただいておりますことに対し

( 別添様式 )( 別記様式第 3 号関係 ) 攻めの農業実践緊急対策事業都道府県事業計画 神奈川 県農業再生協議会 策定 : 26 年 8 月 1 日 変更 : 26 年 10 月 9 日 第 1 第 2 目標年度 : 平成 27 年度 ( 事業実施最終年度の翌年度 ) 地域の農業生産に係る現状と

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章さらに 熊本県では 平成 31(2019 年度末の完了を目指し 大規模な地表面の亀裂やずれによる被害が発生した農地や農業用施設について 創造的復興の取組として 単に 元あった姿に戻すだけでなく 大区画化と併せた農地集積を図る基盤整備事業を行うとしくまもとしましきまちあきつあそしあそだにみなみあてい

~ 集落営農の組織化 集落営農の法人化 ~ ~ 転作大豆の引受け手 ~ 岩木大豆組合 - 青森県弘前市 - ~ 県内最大級の法人設立 ~ ( 農 ) かわにし - 青森県弘前市 - ~ 複合経営を進め経営を安定化 ~ ( 株 ) 真瀬ファーム ~ 中山間地域の担い手 ~ 大鰐営農組合 - 青森県大鰐

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

めの実質上の話合いの単位となっているもの 2 1によりがたい場合には 10ha 以上のまとまりのある農地で人 農地プランの作成 実行のための実質上の話合いの単位となっているもの ( ウ ) 構成戸数が複数戸であること ( エ ) 農地面積が農地台帳により明確であること イ一度定めた 地域 の取扱い

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Microsoft PowerPoint アンケート調査

農地の流動化とその要因

14 現行のナラシ対策では 集落営農が加入するには 法人化計画 (5 年以内の法人化 ) が必須であるが 意欲があっても法人化に時間を要するものもある 法人化はさせたいが 現在の法人化計画は実態に合っていないのではないか 15 平成 27 年度からの経営所得安定対策では 集落営農の法人化等については

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

ますます便利になりました 主な変更点をまとめました 短い契約期間でもご利用可能にこれまでは通常 10 年以上の契約期間としていましたが ご希望により短い契約期間も可能となりました ( 協力金の受給や固定資産税の減免には これまでどおり原則として 10 年以上の契約期間が必要です ) 毎年の更新手続き

平成 25 年度農林水産省委託業務報告書 平成 25 年度 水資源循環の見える化 調査 検討事業 報告書 平成 26 年 3 月 みずほ情報総研株式会社

農村計画 技術管理課長 各土地改良組合代表様 熊本県土地改良事業地区営農カルテ整備事業企画書 サブネーム : 農地と営農のリンクデータ整備事業 事業のモットー 営農振興あっての事業成果 2007 年 5 月 25 日 農村計画 技術管理課国営事業対策室営農班

もがみがわかりゅう 事 業 名 国営かんがい排水事業 地 区 名 最上川下流 県名 山形県 さかたしさかたしやわたまちまつやままちひらたまちつるおかしふじしままち関係市町村酒田市 ( 旧酒田市 八幡町 松山町 平田町 ) 鶴岡市( 旧藤島町 ) ひがしたがわぐんしょうないまちたちかわまちあまるめまち

事業に対する決議平成 25 年 2 月 19 日に関係市町及び土地改良区からなる大利根用水地区国営施設機能保全事業推進協議会において 平成 26 年度事業実施に向けた推進について了解を得たところであり 平成 25 年 3 月 14 日に千葉県大利根土地改良区総代会及び平成 25 年 3 月 29 日

中津山地区の事業の効用に関する詳細 1. 総費用総便益費の算定 (1) 総費用の総括 ( 単位 : 千円 ) 評価期間事業着工評価期間における総費用区施設名時点の当該事業費関連事業費終了時点の予防保全費分資産価額 再整備費資産価額 6=1+2+3 ( 又は工種 ) 後谷


岡山県農業研報 8:13-17(2017) 13 稲作経営の規模拡大過程とその対応 岡山県の事例から 河田員宏 Scale Expansion Process of Rice Farm Management and Its Response :A Case Study in Okayama Pref

[ 平成 30 年度予算の概要 ] 1 農地中間管理機構による農地集積 集約化 24,474(27,771) 百万円 対策のポイント農地の中間受け皿となる農地中間管理機構による担い手への農地集積 集約化の加速化を支援します < 背景 / 課題 > 現在の我が国の農業構造を見ると 担い手への農地流動化

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農地政策の改革 ―「農地政策の展開方向について」に係る学識経験者等の見解と農地政策関係資料―

Microsoft Word - 担い手計画 2月議会 決定版

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( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

主な業務の内容

第5回 農地・農村部会 資料 /8

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

プレゼンテーションタイトル

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13 担い手の隣接農地を掘り起こし ( 奈良県五條市犬飼町地区ほか ) 中山間 農地所有者は小規模でも自ら耕作する傾向が強く 担い手にとって規模拡大のための農地の確保が難しい地区 借受公募に応募した法人は 水はけの良い水田を利用し青ネギの生産 加工 販売に取り組んでいた 奈良県 五條市 県内各地域で農地のマッチング促進のために設置している市町村農地マネジメントチーム ( 機構 県出先機関 市 ) が 借受公募に応募した法人に対応し 規模拡大の意向や今後の借受希望地域などを細かく聞き取ることにより 受け手法人のニーズを詳細に把握 農地の貸付けにためらいがあった出し手に機構という公的機関が間に入ることで安心感が生まれ 更に 出し手の一部が積極的に他の出し手にも声をかけたことから 受け手が希望する隣接農地の貸付けが実現 一部の農地は遊休化していたが 貸付けの際に 機構が独自の事業である耕作放棄地再生事業を実施し 遊休農地の解消を併せて実現した 従来経営農地 運動場 運動場 従来の経営農地に隣接する 80a の農地を上記の法人に貸付け 1 回目の転貸 70a 2 回目の転貸 12a

14 人 農地プランを企業への集積にうまく活用 ( 大分県豊後大野市深野地区 ) 大分県 豊後大野市 水田と畑 ( たばこ トマト ) の混在地区 市全体で従来から企業参入を推進しており 当地区でも1 社参入していたが 当地区の担い手はまだ十分ではなかった 市が地区の農業者を集めた話合いを開催し かんがい不良となっていた水田を畑に転換することになった 当地区ではこれまでも受け手 出し手の話合いによる人 農地プランを作成してきており 水田から畑への転換を踏まえ 誰が 今後畑を耕作していくかなど プランの更新に向けた話合いを市が開催 その際 既に参入済みで規模拡大意向のあった ( 株 ) すみか 住化ファームと 当地区への参入を検討していた ( 株 ) ひぐらしファームおおいた ( 隣接地域でネギ栽培 ) も話合いに参加 担い 手 3 者 ( 地区内の認定農業者 A 及び上記 2 企業 ) に貸し付ける方向で話がまとまり 企業への農地集積に適したツールとして機構活用の検討を進めていくこととなった さらに 最終的な合意の取得にあたっては 農業委員も出し手を個別訪問して意向確認を行うなどの協力をしたことから スムーズに合意形成が図られた 担い手への集積面積 ( 集積率 ) は 3.8ha(14.6%) から 10.5ha(40%) まで上昇 認定農業者 A ( 株 ) 住化ファームおおいた 認定農業者 A ( 株 ) 住化ファーム ( 株 ) ひぐらしファームおおいた また 担い手の平均経営面積は 1.9ha から 3.5ha まで拡大

15 中山間地域で地元企業にマッチング ( 岐阜県飛騨市古川町数河地区 ) 中山間 水稲 そば ほうれんそう 飼料作物などを作付けしている中山間地域の水田地帯 高齢化や後継者不足などにより農地の保全が課題となっていた 岐阜県 飛騨市 地区内でそばを生産し 自社が運営する地元の道の駅で加工販売を行っていた ( 有 ) アルプ飛騨古川が 新たに農地を確保し そば生産の規模を拡大するため 機構の借受公募に応募 これまでそばを生産してきた地区内に 他に活用可能な農地があったことから 機構から委託を受けた市が 当地区で ( 有 ) アルプ飛騨古川と地区内農地をマッチング 機構を活用した企業の規模拡大が実現すると同時に 農地の保全が課題となっていた中山間地域において 農地の保全 地域農業の維持につながった ( 有 ) アルプ飛騨古川 担い手への集積面積 ( 集積率 ) は 20.2ha(38%) から 32.5ha(61%) まで上昇 上記企業の他にも 地域農業者により新たに設立した法人にも集積 この法人は 遊休農地に山菜を導入し 再生利用を図る取組も行う

農業法人等の分散農地の交換による集約化ニーズへの徹底対応 16 現地担当者の担い手説得による集約化 ( 富山県射水市稲積地区 ) 水稲 大麦 大豆を作付けしている湿田地帯 耕作条件が良く 担い手が競合して農地集積を進めてきたため 分散錯圃が生じていた 射水市 富山県 分散錯圃により非効率な農業経営となっていたことから 機構の委託を受けた市の担当者が 分散錯圃の解消に向けて 農地交換による集約化を担い手に提案 この担当者が 事前に個々の担い手を説得した上で 関係者全体での話合いを実施 担い手の了解を事前に得てから人 農地プランの話合いの場で地権者を交えて話し合う方法をとったことにより 意思決定 合意形成がスムーズに進められた 担い手が利用する団地数は 30 箇所から 8 箇所まで減少 また 1 団地の平均面積は 0.7ha から 8ha に拡大 担い手 A( 個人 ) 担い手 B( 法人 ) 担い手 C( 個人 ) 機構集積協力金はほ場整備に活用し 地域農業の発展を図る

17 経営規模順の農地希望制によるスムーズな集約 ( 茨城県下妻市二本紀 今泉地区 ) 水稲を中心とした土地利用型作物の経営を展開している地区 所有する農地が分散し また 農地の貸借が顔見知り間で多く行われていたため 分散錯圃が生じていた 下妻市 茨城県 地区内の大規模農家がリタイアすることから 大きく農地利用を再編する必要があった その際 担い手 ( 法人 ) が 集積だけでなく集約化も図ることを市などに提案したことを契機に 担い手 ( 法人 ) が中心となって地域の話合いを行い 機構を活用した担い手への農地の集積 集約化に取り組むこととなった その際 市が 担い手 出し手へしっかり制度を説明したことで 担い手の話合いが円滑に進んだ 担い手間の話合いにより 経営面積の少ない担い手から順に希望耕作農地を選択することとなった その結果 大規模農家だけでなく比較的規模が小さい農家の耕作地もまとまり スムーズな集約化が図られた 担い手の団地数は 104 箇所から 84 箇所まで減少 また 1 団地の平均面積は 0.3ha から 3 倍の 0.9ha に拡大 法人 ( 地区面積の 4 割を耕作 ) さらに 集積も図られ 担い手への集積面積 ( 集積率 ) は 74ha(74%) から 87ha (86%) に上昇

18 アンケートの活用などで更に集積 集約化 ( 三重県明和町有爾中地区 ) 明和町 米 麦 大豆を作付けしている水田地帯 町単独事業 ( ) の活用などにより担い手へ の集積は進んでいたが 顔見知り同士の貸借が多かったため 分散錯圃が生じていた 三重県 規模拡大する担い手 農地を貸し付ける出し手双方へ面積に応じ補助金を交付する事業 分散錯圃が生じていたため集約化を進める必要性を認識していた町が 効果的な集約化のツールである機構制度の創設を機に 機構活用のモデル的取組として 担い手数が少なく集約化の見込みが高かった当地区で 機構を活用した農地集約に着手 町と地区役員が協力して 地元農家へのアンケートや徹底的な話合いを実施 その際 担い手の耕作エリアに着目し 集落の範囲を越えた話合いの場を設定したことから 効果的な集約化と更なる集積が達成できた 担い手の団地数は 46 箇所から 28 箇所まで減少 また 1 団地の平均面積は 1ha から 2.2ha に拡大 担い手法人 A 担い手個人 B 担い手個人 C 担い手個人 D 担い手法人 E さらに 集積も図られ 担い手への集積面積 ( 集積率 ) は 45ha(60%) から 61ha(82%) に上昇

19 業務委託を受けた土地改良区による集約化 ( 山形県河北町北谷地地区 ) 山形県 水稲 大豆 さといもなどを作付けする水田地帯 これまで個々の担い手が規模拡大してきたために 分散錯圃が生じていた 河北町 寒河江川土地改良区が 担い手への集積 集約化推進の必要性や効果をかねてから国や県から説明を受けていたことから 同土地改良区が 分散錯圃が生じている当地区で集約化を進め 効率的な農地利用の実現を図るために 機構を活用することを担い手に提案 これまで 土地改良区が 地域に密着し 基盤整備とともに中心経営体への農地集積に積極的に取り組んできたことから 同土地改良区が 機構から業務を受託し 地域の話合いや所有者の合意取得を進めて 集約化の合意形成を実現した 中心経営体が利用する団地数は 282 箇所から 96 箇所に減少 また 1 団地の平均経営面積は 0.6ha から 2.0ha に拡大 担い手 A 担い手 B 担い手 C さらに 集積も図られ 集積面積 ( 集積率 ) は 177ha(68%) から 220ha(83%) に上昇

20 基盤整備 機構担当者の密な連携による集積 ( 鹿児島県姶良市米丸地区 ) 基盤整備からのアプローチ 鹿児島県 水稲 飼料用米などを作付けする水田地帯 地域の担い手が不足し兼業農家が多く営農しており 農地が分散していた 基盤整備事業の実施にあたっては機構を活用した集積 集約化も進めていくという県の方針のもと 基盤整備事業が計画された当地区でも 機構活用に向けた取組を開始 1 農地整備事業推進員 ( 土地改良事業実施地区内の代表 ) と中間管理事業推進員 ( 機構が雇用した市町村職員 OB) が協力して説明会や相談活動を実施 2 農家の負担軽減のため 土地改良区事務員や農業委員会が協力して水土里ネット 農地台帳などから筆情報など必要な情報を集めた書類を作成 配布 3 土地改良区の事務員が借受申込書 貸出申込書など申請書類作成の協力など 基盤整備担当と機構事業担当が密な連携を実施 結果 大幅な担い手への集積 集約化を達成した 姶良市 担い手への集積面積 ( 集積率 ) は 15ha(28%) から 48ha(72%) まで上昇 担い手 A 担い手 B 担い手 C 担い手 D 担い手 E 担い手 F 非担い手 ( イメージ ) また 担い手の平均経営面積は 1ha から 8ha に拡大する目標 さらに 集約化も図られ 担い手が利用する団地数は 17 箇所から 8 箇所までの減少を目指す