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Q. 平成 25 年 1 月の中国の大気汚染の際には 日本で濃度上昇がみられたのですか A. 日本国内では 西日本の広い地域で環境基準を超える濃度が一時的に観測されましたが 全国の一般測定局における環境基準の超過率について 平成 25 年 1 月のデータを平成 24 年や平成 23 年の同時期と比較

微小粒子状物質(PM2

広報かわぐち 2005年2月号

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研究紀要 第14号 (研究ノート1)

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e - カーボンブラック Pt 触媒 プロトン導電膜 H 2 厚さ = 数 10μm H + O 2 H 2 O 拡散層 触媒層 高分子 電解質 触媒層 拡散層 マイクロポーラス層 マイクロポーラス層 ガス拡散電極バイポーラープレート ガス拡散電極バイポーラープレート 1 1~ 50nm 0.1~1

Executive summary

参考資料

PM2.5の大気内反応(仮)

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タイトルはMS明朝16ポイント”~について”は避ける


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免責事項 本サイトに掲載されているデータをご利用になる場合には 環境省地球環境局環境保全対策課 までご一報いただくとともに 必ず出典を明記の上 お使いください ただし 環境省は データ内容の保証 ( 情報の正確性 有用性 確実性等について ) は一切致しません

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NewsLetter-No2

○01 那覇市(7月変更)

8.特集「大気汚染の現状と課題」

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日歯雑誌(H22・7月号)HP用/p06‐16 クリニカル① 田崎

Qfuel, ベースラインエネルギー使用量 GJ/ 年 Qheat, 事業実施後使用熱量 GJ/ 年 事業実施前のボイラーのエネルギー消費効率 4 % Fheat, ΔTheat, 事業実施後の設備で加熱された温水の使用量又は熱媒油の流量事業実施後の設備で加熱された温水又は熱媒油の熱利用前後の温度差

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平成 27 年 9 月埼玉県東松山環境管理事務所 東松山工業団地における土壌 地下水汚染 平成 23~25 年度地下水モニタリングの結果について 要旨県が平成 20 年度から 23 年度まで東松山工業団地 ( 新郷公園及びその周辺 ) で実施した調査で確認された土壌 地下水汚染 ( 揮発性有機化合物

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別 紙 2

プリント

DNA 抽出条件かき取った花粉 1~3 粒程度を 3 μl の抽出液 (10 mm Tris/HCl [ph8.0] 10 mm EDTA 0.01% SDS 0.2 mg/ml Proteinase K) に懸濁し 37 C 60 min そして 95 C 10 min の処理を行うことで DNA

正誤表 ( 抜粋版 ) 気象庁訳 (2015 年 7 月 1 日版 ) 注意 この資料は IPCC 第 5 次評価報告書第 1 作業部会報告書の正誤表を 日本語訳版に関連する部分について抜粋して翻訳 作成したものである この翻訳は IPCC ホームページに掲載された正誤表 (2015 年 4 月 1

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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空気環境学

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別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃

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4 予測結果では 海側で少し環境目標値を超えているのですけれども 対岸の東海市のところは 新日鐵住金の工場等でしょうか 東海市側も臨港地区になりまして ご指摘の通り新日鐵住金等があるエリアです なお 対岸までの距離は約 1km ですが 住宅地までは約 3.5km です 5 煙源が地面に近く 施工区域

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様式第37


2014 vol.257 論考 よって生成した二次粒子からなり 大きい粒子は主として機械的な力や物理的粉砕により分散した自然起源一次粒子からなる ( 図 1) これら粒子は 影響の程度は異なるが 人の健康に影響を与えるだけでなく 視程 ( 目視可能な距離 ) や気候など ローカルな環境から地球規模の

6 発生源の状況大気汚染物質の発生源は 工場 事業場の固定発生源と自動車 船舶等の移動発生源の二つに大別される 本県の固定発生源は東京湾に面する浦安市から富津市に至る臨海工業地帯とその周辺に 移動発生源は東葛 葛南 千葉地域に集中している 6-1 固定発生源 (1) 発生源の状況と対応千葉市から富津

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日 6 数 4 観測地点別黄砂日数 (23-21 年度 ) 沖縄九州中国四国関西北陸東海 関東東北北海道 2 仙宮石台古垣島島 御若長山甲静秋前松野形府岡田崎 南福新盛東函青横前熊宇札室千大島潟岡京館森浜橋谷都幌蘭葉東宮 つ水帯旭釧父稚銚根網く戸広川路島内子室走ば 図 3-1-3(2)


別紙 第 1 対象事業 1 事業者の名称 代表者の氏名及び主たる事務所の所在地名称 :JFE スチール株式会社代表者 : 代表取締役社長柿木厚司所在地 : 東京都千代田区内幸町二丁目 2 番 3 号 2 対象事業の名称 JFE 扇島火力発電所更新計画 3 対象事業実施区域神奈川県川崎市川崎区扇島 1

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(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

空間相関を考慮した ベイズ統計による PM2.5濃度解析

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Question

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渋谷清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 不燃物 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰 ( 含有試験 ) 6 4 周辺大気環境調査結果 7 5 試料採取日一覧 8 (

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Transcription:

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Mytilus edulis M. trussus M. galloprovincialis M. corscum Septifer virgatus Perna viridis l µlµl 1011

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29 30 µ

これに対し 都区内の一般的な状況を反映すると考え られる白金台での粒径別測定の季節変化の様子を図31に 示す 年間を通じて大気粉じん中炭素成分はpMCとして 40 前後の14Cを含んでおり 大まかにいって6割が化石 燃料 4割が生物 あるいはバイオマス 起源であり 上記の川崎とつくばの中間的な状態であることがわかる また 粒径別変化 季節変化もそれほど大きなものでは ない 2.0µm以上の比較的大きい粒径では 4月 10月 に他の時期より14C濃度が上昇する傾向が認められる 一 図33 方 最も粒径の小さい1.1µm以下の領域で 8月だけ14C 4月に採取した7µm以上の粗大粒子フィルターの SEM像 濃度が減少した これに対して 冬の12月 2月に特に 14 C濃度が下がる傾向は認められず 冬期の化石燃料の暖 房使用による14Cの低下減少は特段認められなかった 図32に示されたように 予想通り春 4月 と秋 10 月 に花粉状物体の数ピークが存在しており これらの 影響が14C測定結果に反映されていると考えて矛盾しない 結果となった 4月のフィルターを調べた結果 図33の SEM像 でも 明らかに花粉と思われる物体がとらえら れている 12月のフィルターには該当するものはごく少 数しか認められなかった 図31 都心の大気粉じん中14C濃度の粒径別季節変化 µm 上記の季節変動のうち 8月の微粒子画分の変化はそ の原因がつかめていないが 4月 10月の粗粒径画分で の14Cの上昇は主に花粉等の植物起源微粒子の影響と考 図34 粒径別捕集結果の絶対量表示と バイオマス 化石 燃料の寄与比率 えられる 7µm以上の粗大粒子画分フィルターの一部 なお 図34に示すように 絶対量で比較すると炭素量 325µm 275µmのエリアを5区画ランダムに選定 を走 が多いのは1.1µm以下の微細粒子画分であり その部分 査型電子顕微鏡で精査し 花粉状の物体を計数した結果 のバイオマス起源 Modern Carbon 炭素の寄与率は を図に また4月の捕集フィルターの一部を図32に示す 8月の一過性の減少を除いて年間を通じてほとんど変化 がない 以上 交通量の多い道路沿道では 大気粉じん中炭素 の主要発生源は予想通り自動車排ガス等化石燃料燃焼と 考えられる結果となった これに対して 東京都区内で も道路際を離れると約4割が生物ないしバイオマス燃焼 起源であること さらに田園地帯ではModern Carbonの 寄与が7 8割に上ることが明らかとなった 粗大粒子 画分には土壌粒子 あるいは花粉などの影響が出うるも 図32 走査電子顕微鏡によるフィルター上花粉状物体の計 測結果 のの 粒径の小さいPM2.5の範囲内では粒径 季節ともに 明確な変動は認められず 主として燃焼起源と考えられ 33

35 2 2 3 14 12 36 37

38 39 40

2 2 4 14 12 µ µ µ p 41

14 43 42

2 2 5

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38 46 40 68 4 54