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く 細胞傷害活性の無い CD4 + ヘルパー T 細胞が必須と判明した 吉田らは 1988 年 C57BL/6 マウスが腹腔内に移植した BALB/c マウス由来の Meth A 腫瘍細胞 (CTL 耐性細胞株 ) を拒絶すること 1991 年 同種異系移植によって誘導されるマクロファージ (AIM

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今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス

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2. 定期接種ンの 接種方法等について ( 表 2) ンの 種類 1 歳未満 生 BCG MR 麻疹風疹 接種回数接種方法接種回数 1 回上腕外側のほぼ中央部に菅針を用いて2か所に圧刺 ( 経皮接種 ) 1 期は1 歳以上 2 歳未満 2 期は5 歳以上 7 歳未満で小学校入学前の 1 年間 ( 年

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抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

第5章 体液

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe

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看護学科 2 年イラストレイテッド免疫学 6/2/2016 第 13 章 : 自然免疫と獲得免疫による健康管理 久留米大学医学部免疫学准教授 溝口 恵美子

免疫反応 免疫とは 自己を非自己から守るための身体の備わっている防御システムのこと 免疫細胞 攻撃 非自己 攻撃 自己成分 自己免疫疾患

ヒトは, 細菌と共栄共存している 生体内の細菌量はどのくらい? 細菌数はヒトの細胞の約 10 倍 細菌は約 800 万個の遺伝子を発現 ヒト生体内細菌は約 1,000 species ヒト生体内には 1 3kg の細菌 生体内細菌の利点は? 多糖体複合体の分解 ビタミンの合成 腸内細菌叢による生体内バランス 生体免疫能の成熟

粘膜表面の免疫 空気の吸入 食べ物や飲み物の摂取 呼吸器 消化器 共生生活 呼吸器や消化器の表面は粘膜で被われている 刺激の除去 炎症反応抑制

病原体 ( 抗原 ) の認識 未熟な Tcell 第 1シグナル MHCクラスII CD4 Ag B7 抗原提示細胞 樹状細胞 (DC) マクロファージ B 細胞 第 2 シグナル CD4 CD8 成熟なヘルパー T 成熟な細胞障害性 T 病原体侵入部位に移動する

接着分子 リガンド ( 結合相手 ) セレクチン E セレクチン (CD62E) endothelial シアリルルイスX L セレクチン (CD62L) leukocytes CD34, MadCAM 1 P セレクチン (CD62P) platelets シアリルルイスX, PSG 1 アドレッシン CD34 (gp105~120) L セレクチン GlyCAM 1 MadCAM 1 インテグリン LFA 1 (CD11a/CD18) ICAM 1, 2, 3 ( 二量体で存在 ) Mac 1 (CD11b/CD18) ICAM 1, Ic3b CR4 (CD11c/CD18) Ic3b VLA 4 (CD49d/CD29) VCAM 1 Ig スーパー CD2 (LFA 2) LFA 3 (CD58) ファミリー ICAM 1 (CD54) LFA 1, Mac 1 ICAM 2 (CD50) LFA 1 VCAM 1 (CD106) VLA 4

接着分子は細胞間の相互作用を安定化させる ICAM 1 LFA 1 抗原提示細胞 B7 1(CD80), B7 2 (CD86) CD28 CD4+T 細胞 MHC class II CD4 Ag TCR 本来は弱い結合 LFA 3 CD2

接着分子と侵入の指標 異物 ( 病原体や病原体産物 ) 微生物が損傷部位から侵入する 微生物 真皮 炎症性サイトカイン (IL 1, TNF) 血管内皮細胞に接着分子が発現する 真皮 ICAM E セレクチ 毛細血管腔 リピンコットイラストレイテッド免疫学 原書 2 版 Page 183, 図 13 2 より引用 改変

接着分子による白血球の移動調節 毛細血管腔 血流 血管内皮 P /E セレクチン ICAM 1 シアリルLe x LFA 1 ICAM 1 インテグリン (LFA 1, Mac 1) ケモカイン 1 ローリング接着 2 強い結合 3 血管外遊出 4 組織内移動 リピンコットイラストレイテッド免疫学 原書 2 版 Page 184, 図 13 3 より引用 改変

感染性物質に対する反応 体液性免疫 補体系の活性化 : 迅速で効果的に病原体の成長や増殖を抑える C3b C4b: オプソニンとして働き 病原体の貪食と破壊を促進 C3a, C4a, C5a: 白血球をよびよせて活性化させることによって炎症応答開始 抗体産生により 感染性物質に目印をつける オプソニン化 : マクロファージや好中球等の食細胞による破壊 ADCC ( 抗体依存性細胞触媒性細胞障害 ):NK 細胞 好酸球による破壊 IgEによるマスト細胞や抗塩基球からの炎症性メディエーターの放出

感染性物質に対する反応 細胞性免疫 病原体の多くは 生体内に侵入後 さらに個々の細胞内に侵入する ウイルスやある種の細菌は 独自の方法で宿主細胞内に侵入後 免疫反応を 逃れて細胞質内で増殖する 一部は TLR (Toll like receptor) Fc レセプター 補体レセプターなどを介して食細胞に捕らえられる 大部分の細菌は細胞内に侵入するときに形成されたエンドソーム内で生存する

細胞内寄生細菌とエンドソーム 細菌の産物 断片 逃れ出る 内で生存 リピンコットイラストレイテッド免疫学 原書 2 版 Page 185, 図 13 4, 図 13 5 より引用 改変

感染排除に関与する自然免疫応答 ウイルス : 食作用 NK 細胞 ( 例 : インフルエンザウイルス 麻疹ウイルス ) 細胞内細菌 : 好中球 NK 細胞 ( 例 : リステリア菌 レシオネラ菌 マイコバクテリア リケッチア ) 細胞外細菌 : 食作用 補体 ( 例 : 黄色ブドウ球菌 化膿性連鎖球菌 チフス菌 ) 細胞内原虫 : 排除しきれない ( 例 : マラリア リーシュマニア ) 細胞外原虫 : 食作用 補体 ( 例 : 赤痢アメーバ ランブル鞭毛虫 ) 真菌 : 補体 ( 例 : カンジタ ヒストプラズマ クリプトコッカス )

感染排除に関与する獲得免疫応答 リピンコットイラストレイテッド免疫学 原書 2 版 Page 187, 表 13.3 より引用

細胞外寄生細菌と細胞内寄生細菌 細胞外寄生細菌 ブドウ球菌 連鎖球菌 ナイセリア ボルデテラ エルシニア 細胞内寄生細菌 マイコバクテリア 赤痢菌 サルモネラ リステリア リケッチア リピンコットイラストレイテッド免疫学 原書 2 版 Page 188, 図 13.6, 図 13.7 より引用

病原体の免疫反応回避 遺伝子ドリフト ( 新しい変異体をつくって対抗 ): インフルエンザ HIV 遺伝子シフト ( 全く新しいウイルスをつくって対抗 ): インフルエンザ 核を持たない細胞に侵入 : プラスモジウム 多糖で表面抗原を覆い尽くす : 肺炎球菌 細胞膜を持たないために組織親和性が高い : マイコプラズマ 表面抗原を全体的に変化させる : トリパノゾーマ 淋病

多くの病原体は 免疫応答を阻害するような物質をつくって対抗する マイコバクテリア : ファゴリソソームのpHを変化 レジオネラ : エンドソームとリソソームの融合阻止 サイトメガロウイルス : MHCクラスIの提示能阻止 アデノウイルス : MHCクラスIの提示能阻止 EBウイルス : 局所での白血球の機能抑制 ナイセリア 連鎖球菌 : Igや補体を減弱させる酵素をつくる

炎症 炎症の4 主徴 腫脹 発赤 発熱 疼痛 炎症によって起こる反応 補体の活性化 食細胞 ( マクロファージ ) の活性化 炎症性サイトカインの産生 血流の増加 血管拡張と組織浸出 炎症性メディエーターの分泌 抗体の産生と T 細胞の浸潤

腸管の免疫学的環境 : 2 つの区域 腸管上皮細胞 IEL (CD8 が多い) M 細胞 腸管上皮層 形質細胞 B 細胞 細動脈 パイエル板 T 細胞 細静脈 DC リンパ管 粘膜固有層 M

粘膜固有層とパイエル板 Ag との出会いの場

腸管の粘膜環境と腸管外環境との免疫学的比較 腸管粘膜の環境 抗原とのはじめの接触は 腸管上皮細胞と NKT 細胞を通して行われる 細胞性炎症反応の抑制 細胞性炎症反応の促進 細胞性 Th2 Th1 末梢の腸管外環境 抗原とのはじめの接触は マクロファージ NK 細胞を通して行われる

ワクチン接種 実際に微生物に遭遇する前に 有害な病原体や毒素を投与して免疫応答を引き起こす 中和抗体 抗体価の上昇 強力な細胞性免疫 1 度目に病原体に出会った時よりも激しく速く病原体を認識して排除する

ワクチンの歴史 ワクチンは 病気に対する防御機構を伝える試みとして発展してきた 古代エジプトや中国 : 天然痘患者の膿疱のかさぶたからの粉末 Edward Jenner (1794): 牛痘患者由来の物質の接種で天然痘を予防 Robert Koch: 炭疽菌 結核菌 コレラ菌の発見者である 結核菌の培養上清からツベルクリン ( 結核菌ワクチン ) を創製した (1890) Louis Pasteur: Koch と共に 近代細菌学の開祖 される 低温殺菌法 ( パスチャライゼーション ) を開発 (1862) ワクチンによる予防接種法を開発し 狂犬病ワクチンを発明した

ワクチンの性状 ワクチンのよって 実際にその病気を引き起こしたり 重大な副作用がない 効果は長く続くことが必要 ワクチンによって その病原体に対する効果的な免疫応答が誘導される 再感染を最小限に阻止するために 中和抗体が誘導されなければならない ワクチンは安価であることが必要 ワクチンの保存 輸送 使用にあたって品質が変化しない

アジュバント 細菌構成成分などからなり ワクチンの効果を増強する目的で使われる 完全フロイントアジュバント (CFA) CFA は 結核菌加熱死菌又はその菌体成分によるミネラルオイルの油中水型乳剤 (water in oil emulsion) である 液性免疫と細胞性免疫の両方を誘発する強力なアジュバントで 強い肉芽腫性 ( 炎症性 ) 反応を誘導する もし抗酸菌濃度が 0.5mg/ml 未満なら (0.1mg/ml in Broderson [1989]) 強い炎症反応は軽減される 不完全フロイントアジュバント (IFA) IFA は CFA から抗酸菌又はその菌体成分を除いたものである FIA は抗体産生や細胞免疫の誘導が FCA に比べて効果が低い

ワクチンの種類 生ワクチン live vaccine 弱毒生ワクチン attenuated vaccine: 病原体そのものを使用 不活化ワクチン killed vaccine: 病原体を失活させ その抗原性を温存して使用 抽出物ワクチン ( トキソイド )extract vaccine: 培養した菌のつくり出す毒素を取り 出し これを不活化して使用 組換えワクチン recombinant vaccine DNAワクチン DNA vaccine

予防接種 ワクチン 対象年齢 接種標準的な接種年齢 回数 DPT= Diphtheria, Pertussis, Tetanus ジフテリア 百日咳 破傷風

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