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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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月報私学2013年10月号

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宗 教 法 9~ま(1990)

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教育広報 のへじの教育 第3号.pdf

名大トピックス No.172

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Transcription:

e P R E S S e F E A T U R E 特集 1 A R T I C L E 減災連携研究センターは 学内共同教育研究施設として本格始動しました 減災連携研究センターは 南海トラフ巨大地震や巨大台風などの大 境学 工学 医学系 教育発達科学の4研究科に所属する32名の兼任 規模自然災害の軽減をめざし 2010年12月 学内要項に基づいて設 教員と協力して 学内関係部局との連携の下 先進的な研究を推し進 置されました それから1年余り 環境学 工学 医学系の3研究科の めていきます より具体的には 東海地方を襲う巨大自然災害予測と 所属教員がセンターを兼務し 最先端の減災研究を推進するとともに 総合減災対策による安全安心な地域の実現 を目指した学術プロジェ 研究分野間の連携 地域を超えた大学間連携 産業界 行政 市民団 クトとして ①南海トラフ巨大地震発生に対する減災シナリオ作成 ② 体等の様々な防災の担い手との連携を深め 減災連携モデルの創成 南海トラフ巨大地震の高精度ハザード 被害予測 ③スーパー伊勢湾 に努めてきました 台風の高精度ハザード 被害予測 ④次世代モニタリング手法の開発 この間 2011年3月11日に東日本大震災が発生し 追悼シンポジ e P R E F E A A R T 高度化 ⑤最適な防災水準についての社会的合意形成 など 災害研 ウムの開催 被災状況共有化とその実現のための大震災情報集約拠 究を主導する研究機関から招聘した7名の客員教員にも参画いただ 点 MeDIC の開設 センター教員を中心にした 名古屋市地震災害 き 研究分野間 産学官 地域 大学間等 様々な連携を進めて実現し 対策の強化推進に係る緊急提言会議 における 緊急提言 迫りくる ていきます 南海トラフ地震から名古屋の人とまちを守る の取りまとめ 愛知県 減災社会の実現のためには 工学系の多くの研究者 技術者の一層 庁 名古屋市役所との連携による防災対応戦略作りや被害予測調査 のご協力も欠かすことができません もし兼任教員としてご参画いた への参画に加え 災害対策室とともに学内でのシンポジウムや防災ア だける場合は 当センターまでお気軽にご一報いただけると幸いです カデミー 減災カフェの定期的な開催 高大連携の高校生防災セミ 野田 利弘 ナーや産官学民が連携した防災人材の育成事業の立案 などに取り 減災連携研究センター 副センター長 組んできました このような防災 減災に関わる学内外の連携活動を 通じて 切迫性が高い南海トラフ巨大地震の被害軽減のため 大学の 減災研究の更なる推進の必要性を痛感しているところです このような状況下 センターは2012年1月 学内共同教育研究施 設として新生発足し 専任教員6名を配置するとともに 社会連携部門 と研究連携部門の2部門を設置して 本格的に連携研究に取り組む体 制を整えました 社会連携部門には センター内に社会連携推進会議 を設置し 産官学民で活躍する外部有識者を迎えて 今後の減災連携 挨拶する鈴 ソー取締役 の在り方を議論するとともに 地域協働の推進母体の役割も担ってい きます 2012年4月からは 3つの寄附研究部門が設置され 産業界 との本格的な連携研究の推進拠点として始動しました 一方 研究連 携部門には 減災研究の礎となる4研究分野に専任教員を配置し 環 大学 客員教授とのシンポジウムの様子 平成23 同懇 営体制 世界の 今回 志中日 電信電 土井 全 部 工学 研究科 員と意見 当日 長のあ 関する学 教育 国 メントを その ことので 材の育 れました 地域特有の大規模災害減災戦略構築のための研究プロジェクト 02 Press e vol.31 進む 戻る プレスe表紙TOPへ

の兼任 を推し進 害予測と e P R E S S e F E A T U R E 特集 2 A R T I C L E 平成23年度工学研究科懇話会 工学部 工学研究科に求められる人物像 を開催 プロジェ 作成 ② 伊勢湾 の開発 災害研 いただ て実現し の一層 画いた いです センター長 挨拶する鈴置工学研究科長 左から井上 俊英東レ 株 研究本部フェロー 岩田 久志中日本ハイウェイ エンジニアリング東京 株 顧問 熊本 敏彦日本電信電話 株 名古屋支店長 土屋 総二郎 株 デン ソー取締役副社長 土井 全三菱電機 株 中津川製作所専任 大学院工学研究科は 3月1日 木 ES総合館3F大会議室において 平成23年度工学研究科懇話会を開催しました 同懇話会は 工学部および工学研究科における教育 研究組織や運 営体制の見直し等を検討するため 外部組織との連携協力を推進し 世界の中核的教育拠点として発展させることを目的としています 今回は 外部委員を井上 俊英東レ 株 研究本部フェロー 岩田 久 志中日本ハイウェイ エンジニアリング東京 株 顧問 熊本 敏彦日本 電信電話 株 名古屋支店長 土屋 総二郎 株 デンソー取締役副社長 土井 全三菱電機 株 中津川製作所専任に依頼し 名古屋大学工学 部 工学研究科に求められる人材像と教育 をテーマに研究科長 副 研究科長 専攻長 副専攻長 学科長および常置委員会委員長他の教 説明する水谷工学副研究科長 員と意見交換を行いました 当日は 西山 久雄副研究科長の司会進行により 鈴置 保雄研究科 長のあいさつの後 水谷 法美副研究科長から工学部 工学研究科に 関する学習教育目標 組織と教育 社会連携 ドクター振興策 社会人 教育 国際化等の現状の説明があった後 それを受けて各委員からコ メントをいただきました その後各委員から 高度な技術を開発しイノベーションを生み出す ことのできることに加え 国際社会でもリーダーシップが発揮できる人 材の育成等について有用な意見をいただき 活発な意見交換が行わ れました 司会進行する西山工学副研究科長 Press e vol.31 03 進む 戻る プレスe表紙TOPへ

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