( インドネシア ) 4 件 1 5 地熱発電所 2016 年内操業スタート 地熱月報 2016 年 1 月 ジャカルタ事務所 インドネシア地熱局は 2016 年に操業開始予定の地熱発電所 5 か所を発表した トータルでの発電量 は 270MW になる見込みである ユヌス地熱局長によると ルム バライ地熱発電所は地滑りの可能性 があるため 詳細をスタディし 2017 年 1 月または 2 月への後ろ倒しもあると述べた スタディ結果によ っては新たな場所への移転も必要と加えた No 地熱発電所名エリア 1 発電量 北スマトラ州 110 2016 年操業予定地熱発電所 操業会社 Joint Operating Contract (JOC) PT. Medco(27.5%) Ormat Technologies (12.75%) 伊藤忠 (25%) 九州電力 (25%). 備考 世界最大規模地熱発電を目指す INPEX がメドコ子会社に 49% 出資 2 Lumut Balai ルムット バライ 南スマトラ州 55 JICA ODA 利用 3 Karaha Bodas カラハ ボダス 西ジャワ州ガルット 30 4 Lahendong Unit 5 ラヘンドン 第 5 号機 5 Ulubelu Unit 3 ウルブル第 3 号機 スマトラ ランプン州 55 予定発電量合計 270 2 2019 年までに地熱発電量 1,751MW 増量計画 インドネシア地熱局は 2015 年から 2019 年の 5 年間で 地熱発電量を現在の 1,438.5MW から 1,715MW に増量すると発表した 1
No 操業開始地熱発電所名エリア 1 2015 年 Kamojang Drajat Unit 5 カモジャン ラジャット第 5 基 2019 年までの地熱発電増量計画 発電量 西ジャワ州ガルット 35 操業会社 2015 年予定発電量小計 35 1 2016 年 北スマトラ州 114 2 2016 年 Lumut Balai Unit 1 ルムット バライ第 1 号機 南スマトラ州 55 3 2016 年 Karaha Bodas カラハ ボダス 西ジャワ州ガルット 30 4 2016 年 5 2016 年 Lahendong Unit 5 ラヘンドン 第 5 号機 Ulubelu Unit 3 ウルブル第 3 号機 スマトラ ランプン州 55 2016 年予定発電量小計 274 1 2017 年 2 2017 年 3 2017 年 4 2017 年 Ulubelu Unit 4 ウルブル第 4 号機 Lahendong Unit 6 ラヘンドン第 6 号機 Liki Pinawangan Muaralaboh リキ ピナワンガン ムアララボ スマトラ ランプン州 55 北スマトラ州 118.5 西スマトラ州 70 PT. Supreme Energy GDF Suez 2017 年予定発電量合計 263.5 1 2018 年 北スマトラ州 118.5 2 2018 年 3 2018 年 4 2018 年 5 2018 年 6 2018 年 7 2018 年 Lumut Balai Unit 2 ルムット バライ第 2 号機 Hululais Unit 1 フルライス第 1 号機 Tulehu トゥレフ Rantau Dedap ランタウ デダップ Gn. Rajabasa グヌン ラジャバサ Dieng ディエン 南スマトラ州 55 スマトラ ブンクル州 55 アンボン 20 PLN Geothermal 南スマトラ州 220 GDF Suez Engie スマトラ ランプン州 110 PT. Supreme Energy 中部ジャワ州 55 PT. Geo Dipa Energi 2018 年予定発電量小計 633.5 2
1 2019 年 2 2019 年 3 2019 年 4 2019 年 5 2019 年 6 2019 年 Gn. Rajabasa グヌン ラジャバサ Dieng ディエン Sungai Penuh Unit 1 スンガイ プヌッ第 1 号機 Hululais Unit 2 フルライス第 2 号機 Lumut Balai Unit 3 ルムット バライ第 3 号機 Karaha Unit 1 カラハ第 1 号機 2019 年までの地熱発電増量計画 スマトラ ランプン州 110 PT. Supreme Energy 中部ジャワ州 55 PT. Geo Dipa Energi スマトラ ジャンビ州 55 スマトラ ブンクル州 55 南スマトラ州 55 西ジャワ州ガルット 60 7 2019 年 Cisolok-Cisukarame チソロック スカラメ 西ジャワ州スカブミ 45 PT Jabar Rekind Geothermal (PT. Jasa Sarana 子会社 ) 8 2019 年 Pangalengan パンガレンガン 西ジャワ州バンドン 110 2019 年予定発電量小計 545 5 年間 (2015 年 ~2019 年 ) での発電量合計 1,751.0 3 国営石油プルタミナと国営電力 PLN が地熱蒸気売買価格で対立 西ジャワ州ガルットにあるカモジャン地熱発電所第 1 号機 ~ 第 4 号機と北スラウェシ州にあるラへドン地熱発電所第 1 号機 ~ 第 4 号機に対する地熱蒸気売買価格の改正交渉が難航しているとインドネシア地熱局が発表した プルタミナ ジオサーマル エナジー (PGE) と PLN は 2014 年 4 月にカモジャン地熱発電所を含む 9 件の地熱事業の蒸気価格改正について基本合意 (HOA) を交わしていた プルタミナの提示価格は発表されていないが 現在 US$0.06/kWh で売買されている ユスフ カラ副大統領はこれに対し 交渉問題を長引かせないためプルタミナが提示した価格で引き続き蒸気を購入するよう PLN へ指示を出した これにより PLN が損失を生じた場合政府の補助金を追加すると述べた 交渉は カモジャン地熱発電所第 1 号機 ~ 第 3 号機が US$0.06/kWh カモジャン地熱発電所第 4 号機 US$0.094/kWh ラへドン地熱発電所第 1 号機 ~ 第 4 号機が US$0.06/kWh で終結した 4 地熱入札 21 鉱区発表 2016 年 1 月 18 日 ( 月 ) 18 日付のインドネシア紙インベスター デイリー (9 面 ) によると エネルギー鉱物資源省は向こう 2 年 3
間の地熱鉱区入札予定案件 21 件を発表した 発電容量の合計は 1,065MW 投資事業費は総額 42 億米ドルと見込んでいる ユヌス地熱局長によると 2017 年までに 26 鉱区の入札を予定しており 5 鉱区は既に入札が行われている 3 月から入札を始める準備は整っており 16 鉱区はオープン入札になると述べた 2025 年までに再生可能エネルギーが占める国家エネルギーミックスは 23% を目標としており その中で地熱発電は 3.63% である 今回の入札はこの目標に近づくため行われた 地熱鉱区入札 21 鉱区 No 鉱区名 最大可能発電量投資額 (US$, million) 1 Bonjol 60 240 2 Gunung Talang Bukit Kili 20 80 3 Gunung Endut 40 160 4 Candi Umbul Telomoyo 55 220 5 Gunung Willis 20 80 6 Gunung Arjuno Welirang 110 440 7 Gunung Pandan 10 40 8 Gunung Dede Pangrango 55 220 9 Songgonti 20 80 10 Sipoholon Ria-Ria 20 80 11 Simbolon Samosir 110 440 12 Graho Nyabu 110 440 13 Suwawa 20 80 14 Sembalun 20 80 15 Oka-lle Ange 10 40 16 Bora Pulu 40 160 17 Gunung Hamiding 10 40 18 Bonga Wayaua 5 20 19 Gunung Geureudong 110 440 20 Gunung Galunggung 110 440 21 Gunung Ciremai 110 440 1,065 4,260 ( 出典 : インベスター デイリー 9 面 ) ( フィリピン ) 2 件 1 PSALM レイテ地熱の 20 万 kw 分を売却へ [ 公益 ] フィリピン - 2016 年 1 月 18 日 ( 月 ) フィリピンの電力部門資産負債管理会社 (PSALM) は レイテ統合地熱発電所 (ULGPP) のうち 20 万キロワット (kw) 分を年内にも売却したい考えだ ロルデス アルゾナ社長兼最高経営責任者 (CE O) が明らかにした 現地紙ビジネスミラーなどが伝えた 4
独立発電所事業者 (IPP) の供給管理契約 (IPPA) として 16 万 kw 分の入札が昨年 9 月に実施されたが 地場エネルギー デベロップメント (EDC) 傘下のユニファイド レイテ ジオサーマル エナジー (UL GEI) の1 社のみの応札だったため 不成立となっていた この 16 万 kw 分の入札を今年 6 月までに実施する これに加えて新たに4 万 kw 分の入札も年内に実施したい考え ULGPPの総出力は 58 万 9,000kW このうち 約 20 万 kw 分にIPPAが結ばれている 2 地場ベーシック 地熱発電の権益 8 割を放出 [ 公益 ] フィリピン - 2016 年 1 月 20 日 ( 水 ) フィリピンのエネルギー開発企業ベーシック エナジーは 18 日 ビコール地方カマリネススール州で計画する地熱発電の開発事業について 地場エンジニアリング企業デスコ (DESCO) に権益の 80% を放出すると発表した ベーシック エナジーは 2013 年 カマリネススール州イリガで計画する同事業に関して エネルギー省と契約を締結していた 今後は同省の認可を経て デスコが 80% 分の権益を取得する デスコはラグナ州に本拠を置き 発電所の設計 建設 バルブや坑口装置といった設備の納入などを手掛けている 声明によると デスコは来月 採掘に向けた地質調査を開始する予定 費用は同社が全額負担する 第 1 地熱井の採掘費用についても 同社が全て賄う このほか 第 2 地熱井とそれ以降の採掘 発電所の建設費用については 権益比率に基づき デスコが 80% ベーシック エナジーが 20% を負担するという ベーシック エナジーは権益を手放した理由について 現時点では明らかにしていない 同社は 地熱発電の開発でカマリネススール州イリガを含めて国内 5カ所 水力発電では4カ所 海底油田で2カ所権益を保有している 以上 5