SharePoint 2013 Migration Offer よく寄せられる質問 2016 年 9 月 26 日 概要 FastTrack では期間限定のオファーとして オンプレミスの SharePoint 2013 からの移行サービスを提供します このオファーは 2016 年 10 月からリクエストできます お客様は 2017 年 3 月 31 日までにオファーのリクエストを行い 移行オファーの資格要件を満たす必要があります このオファーは Office 365 テナントの対象のサービスまたはプランのライセンスを 150 以上お持ちのお客様が利用できます 対象のサービスおよびプランの詳細については 対象となるサービスとプランを参照してください この移行オファーには 指定された SharePoint 2013 チームサイトおよび個人用サイトから SharePoint Online および OneDrive for Business への移行に関する調査と移行支援の両方が含まれます オファーの詳細 どのようなお客様が対象となりますか 有効なライセンス数が 150 以上あり FastTrack の資格要件を満たすすべてのお客様がこのオファーの対象となります オファーの提供期間を教えてください このオファーの提供期間は 2017 年 3 月 31 日までとなります どのような種類のサイトを移行することができますか このオファーの対象となるのは FastTrack の調査を受けて移行の準備が整っていることが分かっているか お客様が展開準備を行って移行をスケジュールしているチームサイトおよび個人用サイトです このオファーを利用すると FastTrack によって移行できるデータ量はどの程度ですか 移行対象となるデータの総量の上限は 次のとおりです 移行先の Office 365 テナントのライセンスを持つユーザー総数 x 500 MB o 例 : SPO のライセンスを持つユーザー数が 1,500 の場合は 732.5 GB Office 365 テナントあたり 10 TB 移行先の Office 365 テナント用に購入したストレージの総容量 移行するサイトごとに 移行先のサイトコレクションのクォータの 75% 以上 OneDrive for Business と SharePoint Online の両方への移行は可能ですか はい コンテンツがこのドキュメントで後述する対象範囲内であれば SharePoint Online と OneDrive for Business のサイトの組み合わせにコンテンツを移行することができます SharePoint Online および OneDrive for Business に移行する予定のコンテンツの総量が 前述のデータの上限を超えることはできません たとえば 6 TB のコンテンツを SharePoi nt Online に移行することにした場合 同じ移行先の Office 365 テナントに移行できる OneDrive for Business のコンテンツは最大 4 TB となります
移行オファーでは料金が発生しますか いいえ FastTrack から この移行サービスの提供に対して料金が請求されることはありません ただし 移行の種類によっては 以下のような追加費用が発生することがあります 移行をサポートするためのオンプレミスのサーバーインフラストラクチャの費用 オンプレミスのインフラストラクチャ用の Windows ライセンスの費用 ドライブ送付サービスを使用して FastTrack 移行ファクトリにコンテンツを送付する場合は Azure ドライブの送付費用 オファーの期限内に移行が完了しなかった場合はどうなりますか オファーの提供期限が切れる前に移行の準備が行われ スケジュールが設定されたコンテンツについては 移行プロジェクトがオファー終了日以降まで延びても 移行が行われます オファー提供期間が過ぎても移行が継続されるためには そのプロジェクトの期間中にプロジェクトの活動が 2 週間を超えて休止または停止しないことが条件となります SharePoint 2013 については FastTrack では具体的に何が移行されますか サポートされるコンテンツの種類は 移行元のサイトによって異なります 移行される一般的なアイテムや 展開準備が必要なアイテムについては 以下の表を参照してください 具体的な環境やサイトの構成によっては 以下の表のとおりにならない場合があること およびすべての項目が以下の表に記載されているわけではないことに注意してください FastTrack では 移行に先立って SharePoint 2013 環境の調査を行い どのコンテンツが移行可能であるか およびどのような展開準備オプションがあるかについてガイドを提供します 移行元 : SharePoint Server 2013 Server または Foundation チームサイト 移行先 : SharePoint Online 注意 : 移行元サイトの定義で SharePoint Online の移行先サイトの定義でサポートされていないものは 自動的に SharePoint Onli ne チームサイトにマッピングされます この場合 コンテンツのみが移行され サイトの機能は移行されません たとえば 会議ワークスペースサイトのコンテンツは通常のチームサイトに移行されますが 会議機能は移行されません 注意 : 管理されたメタデータ ( 用語ストア ) サービスアプリケーションの用語のみ 単一パスの移行で移行することができます これらの用語を増分移行することはできません その他のファームレベルのサービスアプリケーションはすべて移行できません 2
移行の種類移行される内容展開準備が必要な内容 マルチパス 1 1 マルチパスでは すべてのコンテンツの移行に続いて増分移行が必要です これは ファーストパスのユーザー受け入れテストの後に実施します サイトのタイトル サイトのロゴ サイトのナビゲーション サイトのコンテンツタイプ 2 サイト列 管理されたメタデータの用語 ( 最大 200,0 00 個 ) 3 サイトのページ Web パーツ ( 制限あり ) 4 サイトのアクセス許可および共有 サイトのプロパティバッグ 5 SharePoint 2010 および 2013 の宣言型ワークフロー 6 ドキュメントライブラリおよびドキュメント ライブラリあたり最大 5,000 個のドキュメントリストおよびリストアイテム リストあたり最大 5,000 個のアイテム ドキュメントライブラリおよびリストビューの管理されたメタデータ列 完全に信頼されているコードまたはアドイン サードパーティのコンポーネント ( 完全に信頼されているコードおよびアドインを含む ) サンドボックスソリューション Web テンプレート 非実体化が取り消されたページまたはカスタマイズされたページ ワークフローの実行インスタンス ワークフローの履歴 アラート 非表示のリストまたはライ ブラリ リストテンプレート ごみ箱 ( 両方のステージ ) アクセスリクエストリスト 利用状況レポート チェックインバージョンが存在しない チェックアウトまたはロックされているアイテム 下書きバージョンのファイル ユーザー設定のリストフォーム ( 表示 / 追加 / 編集 ) 移行の種類移行される内容展開準備が必要な内容 3
ドキュメントおよびリストアイテムのバージョン ( 合計で最大 5 つ ) 7 ドキュメントおよびリストアイテムのアクセス許可および共有 InfoPath フォーム ( 宣言 ) 8 2 コンテンツタイプハブは移行できます ただし コンテンツタイプが機能を使用して展開されている場合は コンテンツタイプの定義と個々の状況に応じて移行が行われます 3 管理されたメタデータは 適時 Offi ce 365 の移行先の用語ストアに移行されます 長期間にわたる 用語の増分移行は行われません 4 SharePoint Online で利用できない W eb パーツは移行されません 具体的な構成や環境における依存関係によっては 一部の Web パーツは移行されない場合があります 移行されない Web パーツを含むサイトについては 修正や再移行は行われません 5 このアイテムは移行ヴェロシティーに影響を与える可能性があり パイロット移行テストの結果によっては 範囲外とすることが求められる場合があります 6 SharePoint Designer のワークフロー定義は移行できますが ワークフロー内の既存のインスタンスやデータは移行できません 再利用可能なワークフローは移行されません ワークフロー定義には ワークフローアクティビティおよび構成が含まれることがありますが これらが正常に機能するためには移行後の修正が必要です FastTrack Center では修正は実施しません 7 バージョン履歴の移行は 移行ヴェロシティーおよび移行先サイトのクォータに大きく影響する可能性があります 以前のバージョンを移行しないことをお勧めします 8 InfoPath フォームはそのままの状態で移行され 移行中に修正は行われません 対象範囲外となる 一般的な移行後の修正事項には 次のようなものがあります a. 新しいフォームテンプレートの場所が反映されるように InfoPath フォームテンプレート (XSN) ファイルを更新すること および送信先の設定の更新 b. SharePoint Online 環境から利用できないサービスエンドポイントの依存関係のリファクタリング 発行サイトおよび関連する発行機能とデータ サイトのブランディング テーマ デ ザインパッケージ およびサイト設定 の定義 検索の設定 情報管理ポリシー Information Rights Management (IRM) の設定 匿名のサイトおよびページ SQL Reporting Services のレポート 非表示のアイテム ( 名前の先頭が "_" のものなど ) Web アプリケーションの設定 Excel Services Access Services カスタムユーザープロファイルのプロパティや値 対象範囲内として記載されていない Share Point サービスアプリケーションの設定およびデータ 特定の種類のファイルや Office 365 サービスの制限を超えるファイル 4
移行元 : SharePoint Server 2013 Server または Foundation 個人用サイト移行先 : OneDrive for Business 移行の種類移行される内容展開準備が必要な内容 マルチパス 1 1 マルチパスでは すべてのコンテンツの移行に続いて増分移行が必要です これは ファーストパスのユーザー受け入れテストの後に実施します ドキュメント ( ライブラリあたり最大 5,0 00 個のドキュメント ) アイテム フォルダーおよびフォルダー構造 バージョン ( 最大 5 つ ) ドキュメント フォルダー アクセス許可 および共有 ワークフロー カスタム列 個人用サイトの既定のドキュメントライブラリにあるドキュメント以外のコンテンツ チェックアウトまたはロックされているアイテム 特定の種類のファイルや Office 365 サービスの制限を超えるファイル 移行スケジュールはどのように設定されますか SharePoint 2013 の移行は マルチパスの移行方法を使用して 複数のサイトコレクションをまとめてバッチ単位で実施されます 各バッチのサイズは約 500 GB で 合計で約 500 個のサイトコレクションとなります バッチの移行は 事前に設定された年中無休 24 時間体制のスケジュールに基づいて行われます 各バッチは 次の 2 つのパスで構成されます ファーストパス 月曜日から金曜日までの営業時間中に完了します セカンドパス ( 増分 ) 48 時間の営業時間外の時間枠にスケジュールします ( 通常は週末 ) 移行のスケジュールについては 移行プロジェクトの開始フェーズで FastTrack チームから詳しく説明します 移行にはどのくらいの時間がかかりますか 移行ヴェロシティーはさまざまな要素に依存するため 移行元の環境を調査する前に予測することは困難です FastTrack では 移行プロジェクトの一環として 移行ヴェロシティーの計画サポートを提供します FastTrack 移行チームがオンプレミスの環境にアクセスできるようにする必要がありますか はい FastTrack 移行チームが 移行元となる SharePoint 2013 環境にアクセスできる必要があります FastTrack チームが実施するいくつかの移行作業には お客様のオンプレミス環境への VPN アクセスが必要です すべてのコンテンツが移行されますか コンテンツの種類 およびサイトや環境の具体的な構成によります FastTrack では 移行が可能なコンテンツ および移行前に展開準備が必要なコンテンツを確認するために お客様のサイトおよびコンテンツの調査を実施します SharePoint のカスタマイズ内容およびサードパーティのソリューションは移行されますか いいえ カスタマイズ内容およびサードパーティのコンポーネントは移行されません カスタマイズしたコンテンツや機能が移行先の SharePoint 環境に必要な場合は 移行後にカスタマイズ内容を適用し SharePoint Online と互換性のあるアドインを導入する必要があります 5
コンテンツの一部を移行できない場合 どうしたらよいですか FastTrack では SharePoint ハイブリッド機能の準備と構成の方法について ガイドを提供することができます これにより 一部のサイトをオンプレミスに残したままで クラウド環境とオンプレミス環境の両方につながるユーザーエクスペリエンスを実現できます FastTrack では展開準備サポートは提供されますか いいえ FastTrack では展開準備作業を実施しません 展開準備のガイドやサポートがさらに必要な場合は Microsoft パートナーに依頼されることをお勧めします このオファーの一環として FastTrack が実施するのはどのようなことですか Microsoft は 移行時に以下の作業を実施します 選択された移行シナリオのプロセスおよびアプローチが示された移行チュートリアルワークショップを実施する シナリオが該当する場合 調査および移行ツールの前提条件を示す 移行チームが調査および移行目的で移行元および移行先の環境にアクセスするための前提条件を示す 調査ツールを提供して目的の移行元の環境を調査するか 移行元に最初から搭載されているプラットフォーム機能を使用して調査レポートを作成する方法を教える 調査および移行ツールの展開および実行を支援する ( 該当する場合 ) コンテンツの移行準備として 移行インフラストラクチャを構成する ( 該当する場合 ) 限定的なテスト移行を実施し 移行インフラストラクチャおよび必要な前提条件を検証する 移行の一環として 設定不要の移行先の SharePoint Online サイトをプロビジョニングする ヴェロシティー移行前に任意のパイロット移行を実施する 選択されたシナリオの移行スケジュールについてガイドを提供する お客様によって提供され FastTrack リソースによって検証された移行スケジュールに従って ヴェロシティー移行を実施する 移行実施時間が終了するたびに移行結果を提供する ヴェロシティー移行の問題の優先順位付けに参加し 考えられる展開準備オプションについてガイドを提供する ヴェロシティー移行実施時間ごとに最終移行レポートを提供する ユーザー受け入れテスト中 移行が完了してから最大 5 日間 移行後のサポートを提供する このオファーの利用者にはどのような責任がありますか お客様には 移行に際して以下のことを行っていただきます 調査および移行の作業に推奨されるプロジェクトリソースを提供する これには以下のものが含まれます プロジェクト管理 ユーザー受け入れテスト (UAT) 移行元および移行先のコンテンツプラットフォームを担当する管理者 調査および移行の作業に関するインフラストラクチャの前提条件を提供する ( 必要な場合 ) 移行作業を実施できるように 移行元および移行先の環境へのアクセスと許可を Microsoft の担当者に与える ( 必要な場合 ) 調査および移行を支援するために必要な前提条件を提供し 作業を実施する 6
FastTrack から提供された調査ツールをインストールし 調査データ収集作業を完了する ( 該当する場合 ) FastTrack から提供された移行ソフトウェアをオンプレミスでインストールする ( 該当する場合 ) FastTrack から提供された展開準備レポートに記載されている展開準備作業を完了する ( 該当する場合 ) FastTrack のテンプレートおよびガイドを使用して移行スケジュールを提供する 移行の品質管理およびユーザー受け入れテストを実施する 移行後の修正作業を実施する ( 該当する場合 ) 変更管理およびエンドユーザーとのコミュニケーションについて計画し 実施する ( 該当する場合 ) テスト移行をリクエストすることはできますか テスト移行は FastTrack が提供する標準の移行プロセスに含まれています FastTrack では プロジェクトの後半で実施するパイロット移行およびヴェロシティー移行の準備のために 最大 100 GB のコンテンツおよび最大 10 個までのサイトコレクションを移行します すべてのコンテンツを移行する必要がありますか いいえ 実際の必要性やビジネス上の要件に応じて サイトの移行のスケジュールを設定していただく必要があります 移行プロジェクトはいつでも停止できます 7