Microsoft Office InfoPath 2007 医療標準テンプレート集 利用ガイド マイクロソフト株式会社医療担当
Contents [1] はじめに... 1 1-1 医療標準テンプレートの概要... 1 1-2 製品名について... 2 [2] ご利用にあたって... 3 2-1 システム要件 ( 推奨 )... 3 [3] 医療標準テンプレートの利用方法... 4 3-1 医療標準テンプレートのコンセプト... 4 3-2 ネットワークと SQL Server を利用した導入例... 5 3-3 医療標準テンプレートの使い方 ( 流れ )... 6 3-4 InfoPath の基礎知識テンプレート (.xsn) と保存ファイル (.xml)... 7 [4] 医療標準テンプレートの使い方... 8 4-1 日付の入力... 8 4-2 入力データの保存... 9 [5] 医療標準テンプレートの変更方法... 10 5-1 テキストボックスへの規定値の設定... 10 5-2 ドロップダウンリストの追加方法... 12
[1] はじめに 1-1 医療標準テンプレートの概要 病院 及び診療所の日常の業務に役立つ InfoPath 2007 のフォームテンプレート集です それぞれ利用機関に応じて 病院向けに 27 種類 診療所向け 14 種類のテンプレートが収容されています 病院向けテンプレート 27 種類 手術記録 (n-syujutsu.xsn) 退院証明書 (n-taiin.xsn) 診断書 (n-shindan.xsn) 入院 手術等証明書 ( 診断書 )(n-nyuin.xsn) 悪性新生物患者届出票 (n-akusei.xsn) リハビリテーション実施計画書 (n-rihakeikaku.xsn) 褥瘡対策に関する診療計画書 (n-jokusokeikaku.xsn) 褥瘡対策に関する経過表 (n-jokusokeika.xsn) 転倒転落アセスメントスコアシート (n-tento.xsn) 薬剤管理表 (n-yakuzai.xsn) 心エコー検査依頼報告書 (c-shineko.xsn) CT 検査申込書造影 (c-ctmoshikomi.xsn) CT 検査造影問診表 (c-ctmonshin.xsn) 腹部エコー検査依頼報告書 (c-cthukubueko.xsn) MRI 検査問診表単純 (c-mrimonshintanjun.xsn) MRI 検査申込書造影 (c-mrimoshikomi.xsn) MRI 検査問診表造影 (c-mrimonshin.xsn) 退院サマリー (DPC 基礎調査票 )(c-taiin.xsn) 主治医意見書 (OCR 用 )(c-syujiiiken.xsn) 訪問看護指示書 (c-homonkango.xsn) リハビリテーション実施計画 指示書 (c-rihakeikaku.xsn) 入院依頼書 (c-nyuinirai.xsn) 看護基礎データ (c-kangokiso.xsn) 看護サマリー (c-kangosamari.xsn) 心肺蘇生報告書 (c-shinpaisosei.xsn) 呼吸理学療法処方箋 (c-kokyurigaku.xsn) 転倒転落アセスメントスコアシート (c-tento.xsn) 診療所向けテンプレート 14 種類 脳ドック報告書 (b-nodokku.xsn) 脳波検査報告書 (b-nohakensa.xsn) 診療情報提供書 (b-shinryojoho.xsn) 腹部超音波検査 (b-hukubutyoonpa.xsn) 1
健康診断書 (b-kenkoshindan.xsn) 健康診断書 (b-kenkoshindan2.xsn) 心理相談申込書 (b-shinrisodan.xsn) リハビリ指示箋 (b-rihashiji.xsn) リハビリテーション依頼書 (b-rihairai.xsn) 理学療法効果判定 (b-rigakuryohokoka.xsn) 在宅情報提供書 (b-zaitakujoho.xsn) 老人訪問看護 訪問看護指示書 (b-homonkangoshiji.xsn) 栄養食事指導依頼 報告票 (b-eiyoiraihokoku.xsn) 栄養指導記録 (b-eiyoshidokiroku.xsn) 上記のテンプレートは InfoPath 2007 によるスタンドアロン環境 または WSS と連携した環境などでご利用でき ます WSS との連携につきましては構築ベンダー様にお問い合わせください 1-2 製品名について この利用ガイドでは 以下の略称を使用しています Office Microsoft Office 2007 Editions Excel Microsoft Office Excel 2007 Outlook Microsoft Office Outlook 2007 InfoPath Microsoft Office InfoPath 2007 Office SharePoint Server 2007 Microsoft Office SharePoint Server 2007 Windows Vista Microsoft Windows Vista Windows XP Microsoft Windows XP Windows Server 2003 Microsoft Windows Server 2003 WSS Microsoft Windows SharePoint Services SQL Server Microsoft SQL Server 2005 Internet Explorer Microsoft Internet Explorer Microsoft Mouse Microsoft Mouse Microsoft IntelliMouse Microsoft IntelliMouse その他記載されている会社名 製品名は 各社の登録商標または商標です 尚 本ガイドの例で使用している医療福祉機関名 氏名 その他のデータは全て架空のものです この利用ガイドの内容は 2007 年 7 月現在のものです 2
[2] ご利用にあたって 2-1 システム要件 ( 推奨 ) InfoPath 2007 医療標準テンプレート集のシステム要件 InfoPath 2007 のシステム要件を満たし かつ InfoPath 2007 がインストール済みのパーソナルコンピュータ 上記に加えて 起動ディスクドライブに追加で 600KB の空き容量 ( すべてのテンプレートを使用する場合 ) それぞれのテンプレートの必要空き容量は テンプレートを展開した容量の約 2 倍分の空き容量 InfoPath 2007 医療標準テンプレート集の使用方法 起動ドライブのお好きな場所にテンプレートをコピーしてお使いください テンプレートを WSS と連携してお使いになる場合は フォームライブラリのテンプレートとしてフォームを保存してお使いください ( 詳しくは構築ベンダー様にお問い合わせください ) InfoPath 2007 の必要システム要件 ( 参考 ) コンピュータとプロセッサ 500 MHz 以上のプロセッサ メモリ 256 MB 以上の RAM ハードディスク 1.5 GB このディスク領域の一部は インストール後に元のダウンロードパッケージをハードドライブから削除した場合には解放されます ドライブ CD-ROM または DVD ドライブ ディスプレイ解像度が 1024x768 以上のモニタ オペレーティングシステム Windows XP Service Pack (SP) 2 Windows Server 2003 SP1 またはそれ以降のオペレーティングシステム その他 Information Rights Management 機能には Windows Rights Management Services が動作する Windows 2003 Server SP1 以降へのアクセスが必要 一部の高度なコラボレーション機能には Microsoft Windows SharePoint Services が動作する Microsoft Windows Server 2003 SP1 以降への接続が必要 電子メールベースのコラボレーションには Outlook 2007 が必要 フォームを電子メールメッセージとして送信するには Outlook 2007 が必要 Word 文書の変換には Word2007 が必要 Excel ドキュメントの変換には Excel 2007 が必要 ブラウザ対応の InfoPath フォームおよびその他のコラボレーション機能には Office SharePoint Server 2007 への接続が必要 Internet Explorer 6.0 以降 (32 ビットブラウザのみ ) インターネット機能にはインターネットアクセスが必要 ( 有償の場合があります ) 補足実際のシステム要件や製品の機能は システム構成やオペレーティングシステムによって異なる場合があります 3
[3] 医療標準テンプレートの利用方法 3-1 医療標準テンプレートのコンセプト 医療福祉機関で取り扱う帳票は 院内での情報共有や病診連携における大切な情報です 従来 これらの 情報は紙により管理され その作業労力はたいへん大きく かつ情報の整合性の面で問題となることもあった ようです 院内に大量に存在する帳票が悩みのタネだ 病院医師 病院看護師 地域連携室 InfoPath2007 医療標準テンプレート 診療所医師 各課ばらばらで運用していた帳票を 電子フォームを利用して標準化することが可能です また WSS フォーム ライブラリにデータを集めることで 院内での情報共有や病診連携が実現できます 院内での情報共有や病診連携がスムーズになります! 病院医師 地域連携室 病院看護師 保存した XML データ 医療標準テンプレート 診療所医師 4
3-2 ネットワークと SQL Server を利用した導入例 InfoPath のフォームは データベースのフロントエンドとして利用することもできます 診療情報提供書や 経過報告書などを SQL Server に保存することによって データの再利用の幅が格段に広がります 診療所 病院 参照 院内情報システム SQL Server 参照 診療情報提供書 経過報告書 格納 インターネット 紹介 報告 同期 ゲートウェイ連携サーバー 医師会 身近なアプリケーションである the 2007 Office system を利用した情報共有により 病院 診療所間の患者 の情報連携を簡単におこなえるようになります 医療標準テンプレートを SQL Server と接続し 各種帳票を作成するには データベース設計をはじめとした カスタマイズ作業が必要になります 詳しくは構築ベンダー様にお問い合わせください 5
3-3 医療標準テンプレートの使い方 ( 流れ ) 医療標準テンプレート (.xsn) に入力されたデータは XML ファイル (.xml) として保存されます 1 スタンドアロンでの利用を想定した場合は 例えば 診療所で帳票に入力します あるいは 病院で帳票に入力します 2 WSS フォームライブラリにデータを集めての利用を想定した場合は 1で入力した xml データを元に 院内で情報を共有します 3 インターネットを介する利用を想定した場合 病院と診療所が連携します WSS との連携につきましては構築ベンダー様にお問い合わせください 医療標準テンプレート 診断書 (n-shindan.xsn) リハビリテーション実施計画書 (n-rihakeikaku.xsn) 褥瘡対策に関する診療計画書 (n-jokusokeikaku.xsn) 薬剤管理表 (n-yakuzai.xsn) 健康診断書 (b-kenkoshindan.xsn) 看護基礎データ (c-kangokiso.xsn) 診療情報提供書 (b-shinryojoho.xsn) 健康診断書 (b-kenkoshindan.xsn) など 入力 フォームテンプレートにデータ入力 保存 入力されたデータは XML として保存される 院内共有 病診連携 6
3-4 InfoPath の基礎知識テンプレート (.xsn) と保存ファイル (.xml) 医療標準テンプレート (.xsn) に入力されたデータは XML ファイル (.xml) として保存されます 同じテンプレート (.xsn) を使用して入力したデータも 異なるファイル名で保存することで 保存したデータ (.xml) は それぞれ別のデータ ( ファイル ) として保存されます 医療標準テンプレート データ入力 入力 看護基礎データ.xsn 保存データ A さん看護基礎データ.xml データ入力 保存データ B さん看護基礎データ.xml データ入力 保存 保存データ C さん看護基礎データ.xml 保存データ Bさん看護基礎データ.xml Aさん看護基礎データ.xml Cさん看護基礎データ.xml 7
[4] 医療標準テンプレートの使い方 4-1 日付の入力 InfoPath では 通常の文字入力や チェックボックス等の選択項目の他に データ入力を容易にする様々な コントロールがあります ここでは 作成日 を入力する方法を説明します カレンダーアイコンを利用すること により かんたんに日付入力ができます 1 作成日のボックス右のカレンダーアイコンをクリックします 2 カレンダーが表示されますので 任意の日付をクリックします 矢印ボタンで前後に月を変更することがで きます 8
4-2 入力データの保存 他の the 2007 Office system 製品と同様の手順で テンプレートから入力したデータを XML ファイルで保存 することができます 1 ファイル - 名前を付けて保存 もしくはフロッピーディスクのアイコンをクリックします 2 名前をつけて任意の場所に保存します 9
[5] 医療標準テンプレートの変更方法 5-1 テキストボックスへの規定値の設定 空白のテキストボックスに既定を設定する方法を説明します ひとつの文書を院内で利用する場合 例えば 病院名 テキストボックスには常に同じ文字を入力する必要があります この値を予め設定しておくことにより 以後の入力を省略することが可能となります 1 テンプレートをデザインモードで開きます 2 規定値を設定したいテキストボックスを選択して右クリックします 表示された右クリックメニューより テ キストボックスのプロパティ をクリックします 3 テキストボックスのプロパティ が開きます 規定値 の 値 を入力し OK をクリックします 10
4 ファイル - 上書き保存 もしくはフロッピーディスクのアイコンをクリックします 5 以上で 病院名 テキストボックスに既定を設定することができました テンプレートファイルを開くと 病 院名 に規定値がセットされた状態でテンプレートが開きます 11
5-2 ドロップダウンリストの追加方法 テキストボックスをドロップダウンリストで選択入力する方法を説明します たとえば 医師名 のように 入力 候補がある程度限定されており 文字を入力するより選択するほうが容易にデータを入力できる場合などに 有効です 1 テンプレートをデザインモードで開きます 2 ドロップダウンリストに変更したい 主治医 テキストボックスを選択し右クリックします 右クリックメニュー より 変更 - ドロップダウンリストボックス をクリックします 3 ドロップダウンリストを追加するドロップダウンリストボックスを選択し右クリックします ドロップダウンリ ストボックスのプロパティ ] をクリックします 12
4 ドロップダウンリストボックスのプロパティ が開きます リストボックス項目の 追加 をクリックします 5 選択肢の追加 ダイアログが表示されます 必要な分だけ 値 と 表示名 を入力して OK をクリックし ます 6 ファイル - 名前を付けて保存 からテンプレートファイルを保存します 上書き保存 の場合 元の テンプレートを上書きしますので注意が必要です 13
7 以上で 主治医 テキストボックスをドロップダウンリストボックスに変更し ドロップダウンリストを設定することができました テンプレートファイルを開くと 主治医 が設定したリストから選択入力できるようになっていますに規定値がセットされた状態でテンプレートが開きますドロップダウンリストを追加するドロップダウンリストボックスを選択し右クリックします ドロップダウンリストボックスのプロパティ ] をクリックします 8 ドロップダウンリストを追加するドロップダウンリストボックスを選択し右クリックします ドロップダウンリ ストボックスのプロパティ ] をクリックします 14
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