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ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 ホワイトペーパー FUJITSU PRIMERGY サーバパフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 本書では PRIMERGY RX6 S5 で実行したベンチマークの概要について説明します PRIMERGY RX6 S5 のパフォーマンスデータを 他の PRIMERGY モデルと比較して説明しています ベンチマーク結果に加え ベンチマークごとの説明およびベンチマーク環境の説明も掲載しています バージョン 1.4 211-6-3 目次 ドキュメントの履歴... 2 製品データ... 3 SPECcpu26... 4 SPECjbb25... 1 OLTP-2... 13 TPC-E... 18 SAP SD... 21 SAP BI-D... 24 vservcon... 26 mark V1... 32 関連資料... 37 お問い合わせ先... 38 Fujitsu Technology Solutions 21-211 1/38 ページ

ドキュメントの履歴 バージョン 1.3 以下のベンチマークを含むレポートの初版 SPECcpu26 Xeon E752 E753 L7545 E754 X7542 X755 L7555 X756 で測定 SPECjbb25 Xeon X756 で測定 OLTP-2 Xeon E752 E753 E754 L7545 L7555 X7542 X755 X756 で測定 TPC-E Xeon X756 で測定 SAP SD 認証番号 2117 SAP BI-D 認証番号 2111 および 2124 vservcon Xeon E752 E753 L7545 E754 X7542 L7555 X755 X756 で測定 mark Xeon E754 X756 で測定 バージョン 1.4 以下のベンチマークを更新 SAP SD 認証番号 21113 2/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

製品データ PRIMERGY RX6 S5 は 4 U の 4 ソケットラックサーバで PRIMERGY RX6 S4 の後継製品です Intel 75 チップセット Intel Xeon シリーズ 75 プロセッサ (4 コア 6 コア 8 コア )2 ~ 4 基を搭載し 最大 1 TB の DDR3-SDRAM が搭載可能な最大 8 枚のメモリボード ( それぞれ 8 本の DIMM スロット ) 4 基のオンボード 1 Gbit イーサネットコントローラー 1 本の PCI スロット (PCI-Express 2. x4 (3 本 ) PCI-Express 2. x8(4 本 ) PCI-Express 2. x16(1 本 ) および PCI-Express x4(2 本 )) を装備 最大 8 台の内蔵 2.5 インチドライブ (SSD SATA または SAS HDD) を搭載可能です 詳細な製品データについては PRIMERGY RX6 S5 データシートを参照してください Fujitsu Technology Solutions 21-211 3/38 ページ

SPECcpu26 ベンチマークの説明 SPECcpu26 は 整数演算および浮動小数点演算でシステム性能を測定するベンチマークです このベンチマークは 12 本のアプリケーションから成る整数演算テストセット (SPECint26) および 17 本のアプリケーションから成る浮動小数点演算テストセット (SPECfp26) で構成されています これらのアプリケーションは大量の演算を実行し CPU およびメモリを集中的に使用します 他のコンポーネント ( ディスク I/O ネットワークなど ) は このベンチマークでは測定しません SPECcpu26 は 特定のオペレーティングシステムに依存しません このベンチマークは ソースコードとして利用可能で 実際に測定する前にコンパイルする必要があります したがって 使用するコンパイラーのバージョンやその最適化設定が 測定結果に影響を与えます SPECcpu26 には 2 つのパフォーマンス測定方法が含まれています 1 つ目の方法 (SPECint26 および SPECfp26) では 1 つのタスクの処理に必要な時間を測定します 2 つ目の方法 (SPECint_rate26 および SPECfp_rate26) では スループット ( 並列処理できるタスク数 ) を測定します いずれの方法も さらに 2 つの測定の種類 ベース と ピーク に分かれています これらは コンパイラー最適化を使用するかどうかという点で異なります ベース 値は常に公開されていますが ピーク 値はオプションです ベンチマーク演算タイプコンパイラー最適化測定結果アプリケーション SPECint26 整数ピークアグレッシブ速度単体実行 SPECint_base26 整数ベース標準 SPECint_rate26 整数ピークアグレッシブスループット多重実行 SPECint_rate_base26 整数ベース標準 SPECfp26 浮動小数点ピークアグレッシブ速度単体実行 SPECfp_base26 浮動小数点ベース標準 SPECfp_rate26 浮動小数点ピークアグレッシブスループット多重実行 SPECfp_rate_base26 浮動小数点ベース標準 測定結果は 個々のベンチマークで得られた正規化比の幾何平均です 算術平均と比較して 幾何平均の方が ひとつの飛び抜けて高い値に左右されない平均値です 正規化 とは テストシステムがリファレンスシステムと比較してどの程度高速であるかを測定することです 例えば リファレンスシステムの SPECint_base26 SPECint_rate_base26 SPECfp_base26 および SPECfp_rate_base26 の結果が 値 1 と判定されたとします このとき SPECint_base26 の値が 2 の場合は 測定システムがこのベンチマークをリファレンスシステムの 2 倍の速さで実行したことを意味します SPECfp_rate_base26 の値が 4 の場合は 測定対象システムがリファレンスシステムの約 4/[ ベースコピー数 ] 倍の速さでこのベンチマークを実行したことを意味します ベースコピー数 とは 実行されたベンチマークの並行インスタンスの数です 弊社では SPEC の公開用に SPECcpu26 のすべての測定値を提出しているわけではありません そのため SPEC の Web サイトに公開されていない結果が一部あります 弊社では すべての測定のログファイルをアーカイブしているので 測定の内容に関していつでも証明できます ベンチマーク結果 PRIMERGY RX6 S5 で Xeon 75 シリーズのプロセッサを測定しました ベンチマークプログラムは インテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11(64 ビット ) で実行しました 次の表の太字の値は http://www.spec.org で公開されています 4/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECint_base26 4 チップ SPECint26 4 チップ Xeon E752 4 1.87 18 MB 8 MHz 95 W 2.6 22.6 Xeon E753 6 1.87 12 MB 167 MHz 15 W 22.2 24.2 Xeon L7545 6 1.87 18 MB 167 MHz 95 W 24.4 28.4 Xeon E754 6 2 18 MB 1333 MHz 15 W 24.5 27. Xeon X7542 6 2.67 18 MB 167 MHz 13 W 28.9 31.9 Xeon X755 8 2 18 MB 1333 MHz 13 W 25.6 28.6 Xeon L7555 8 1.87 24 MB 167 MHz 95 W 26.5 3.4 Xeon X756 8 2.27 24 MB 1333 MHz 13 W 28.8 32.3 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECint_rate_base26 SPECint_rate26 2 チップ 4 チップ 2 チップ 4 チップ Xeon E752 4 1.87 18 MB 8 MHz 95 W 156 312 165 336 Xeon E753 6 1.87 12 MB 167 MHz 15 W 23 458 246 49 Xeon L7545 6 1.87 18 MB 167 MHz 95 W 238 474 256 51 Xeon E754 6 2 18 MB 1333 MHz 15 W 255 58 276 548 Xeon X7542 6 2.67 18 MB 167 MHz 13 W 25 497 267 53 Xeon X755 8 2 18 MB 1333 MHz 13 W 32 64 344 685 Xeon L7555 8 1.87 24 MB 167 MHz 95 W 38 617 333 663 Xeon X756 8 2.27 24 MB 1333 MHz 13 W 358 714 383 766 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECfp_base26 4 チップ SPECfp26 4 チップ Xeon E752 4 1.87 18 MB 8 MHz 95 W 26.7 28.7 Xeon E753 6 1.87 12 MB 167 MHz 15 W 29.1 31.5 Xeon L7545 6 1.87 18 MB 167 MHz 95 W 31.7 35.2 Xeon E754 6 2 18 MB 1333 MHz 15 W 32.1 34.7 Xeon X7542 6 2.67 18 MB 167 MHz 13 W 36. 38.7 Xeon X755 8 2 18 MB 1333 MHz 13 W 33. 35.7 Xeon L7555 8 1.87 24 MB 167 MHz 95 W 32.7 36.4 Xeon X756 8 2.27 24 MB 1333 MHz 13 W 35.8 39.2 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECfp_rate_base26 SPECfp_rate26 2 チップ 4 チップ 2 チップ 4 チップ Xeon E752 4 1.87 18 MB 8 MHz 95 W 135 269 142 281 Xeon E753 6 1.87 12 MB 167 MHz 15 W 186 373 192 385 Xeon L7545 6 1.87 18 MB 167 MHz 95 W 196 39 24 44 Xeon E754 6 2 18 MB 1333 MHz 15 W 212 418 22 433 Xeon X7542 6 2.67 18 MB 167 MHz 13 W 211 419 218 433 Xeon X755 8 2 18 MB 1333 MHz 13 W 25 496 258 512 Xeon L7555 8 1.87 24 MB 167 MHz 95 W 238 474 247 491 Xeon X756 8 2.27 24 MB 1333 MHz 13 W 271 538 281 559 Fujitsu Technology Solutions 21-211 5/38 ページ

整数演算テストセットおよび浮動小数点演算テストセットの両方で 4 プロセッサのスループットは 2 プロセッサの約 2 倍です SPECcpu26: 整数演算性能 PRIMERGY RX6 S5(4 ソケットと 2 ソケットの比較 ) 766 8 714 7 6 5 4 3 2 1 358 383 2 x Xeon X756 4 x Xeon X756 SPECint_rate26 SPECint_rate_base26 SPECcpu26: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY RX6 S5(4 ソケットと 2 ソケットの比較 ) 559 6 538 5 281 4 3 2 271 SPECfp_rate26 1 2 x Xeon X756 4 x Xeon X756 SPECfp_rate_base26 6/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

次の 4 つの図は PRIMERGY RX6 S5 とその旧モデルである PRIMERGY RX6 S4 のスループットを比較したものです それぞれ最大パフォーマンス構成になっています SPECcpu26: 整数演算性能 PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルとの比較 31.9 32.3 25.2 35 3 28.9 28.8 25 21.9 2 15 SPECint26 1 5 SPECint_base26 PRIMERGY RX6 S4 4 x Xeon X746 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X7542 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 SPECcpu26: 整数演算性能 PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルとの比較 766 8 714 7 6 291 5 4 3 2 1 269 PRIMERGY RX6 S4 4 x Xeon X746 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 SPECint_rate26 SPECint_rate_base26 Fujitsu Technology Solutions 21-211 7/38 ページ

SPECcpu26: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルとの比較 38.7 39.2 4 23.8 36. 35.8 35 3 25 22.4 2 15 SPECfp26 1 5 SPECfp_base26 PRIMERGY RX6 S4 4 x Xeon X746 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X7542 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 SPECcpu26: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルとの比較 559 6 538 5 4 156 3 2 142 SPECfp_rate26 1 PRIMERGY RX6 S4 4 x Xeon X746 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 SPECfp_rate_base26 8/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

ベンチマーク環境 SPECcpu26 の測定は すべて次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY RX6 S5 で実行されました ハードウェア モデル CPU CPU 数 プライマリーキャッシュ セカンダリーキャッシュ その他のキャッシュ ソフトウェア オペレーティングシステム PRIMERGY RX6 S5 Xeon E752 E753 L7545 E754 X7542 X755 L7555 X756 2 チップ Xeon E752: 8 コア 4 コア / チップ Xeon E753 L7545 E754 X7542: 12 コア 6 コア / チップその他すべて : 16 コア 8 コア / チップ 4 チップ Xeon E752: 16 コア 4 コア / チップ Xeon E753 L7545 E754 X7542: 24 コア 6 コア / チップその他すべて : 32 コア 8 コア / チップ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 256 KB オンチップ ( コアあたり ) Xeon E753: 12 MB(I+D) オンチップ ( チップあたり ) Xeon E752 L7545 E754 X7542 X755: 18 MB(I+D) オンチップ ( チップあたり ) その他すべて : 24 MB(I+D) オンチップ ( チップあたり ) SUSE Linux Enterprise Server 11(64 ビット ) コンパイラーインテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 21-211 9/38 ページ

SPECjbb25 ベンチマークの説明 SPECjbb25 は Java サーバプラットフォームのパフォーマンスを評価する Java ビジネスベンチマークです これは 本質的には SPECjbb2 をアップデートしたものです 主な違いは次のとおりです トランザクションは 多様な機能範囲に対応するために より複雑になっています ベンチマークのワーキングセットは システムの負荷の増大に対応するために 拡大されています SPECjbb2 では アクティブな Java 仮想マシンインスタンスは 1 つのみ許可されていましたが SPECjbb25 では複数のインスタンスが許可され 特に大規模なシステムで実環境との高い近似性を得ることができます SPECjbb25 は ソフトウェアについては主にジャストインタイムコンパイラーで使用される J と スレッドおよびガーベージコレクションの実装のパフォーマンスを測定します 使用されるオペレーティングシステムの機能も評価します ハードウェアについては CPU およびキャッシュの効率 メモリサブシステム 共有メモリシステム (SMP) のスケーラビリティを評価します ディスクおよびネットワーク I/O は無関係です SPECjbb25 は 最近の代表的なビジネスプロセスアプリケーションである 3 階層クライアント / サーバシステムをエミュレートしたもので 中間層システムに重点を置いています クライアントは TPC-C ベンチマークを基にしたドライバスレッドを負荷として生成し データベースへの OLTP アクセスを思考時間ゼロで行います 中間層システムは ビジネスプロセスおよびデータベースの更新を実装します データベースはデータ管理を行い メモリ内の Java オブジェクトによりエミュレートされます トランザクションのログ記録は XML ベースで実装されます このベンチマークの主な利点は シングルホスト上で 3 つの層すべてを実行できることです 中間層のパフォーマンスが測定されます このため 大規模なハードウェアの設置は不要となり 異なるシステムの SPECjbb25 の結果を直接比較できます クライアントとデータベースのエミュレーションも Java で記述されています SPECjbb25 には オペレーティングシステムと J2SE 5. 機能に対応した Java 仮想マシンのみが必要です スケーリングの単位は 約 25 MB の Java オブジェクトから成るウェアハウスです 1 つのウェアハウスにつき 1 つの Java スレッドがオペレーションを実行します これらのビジネスオペレーションは TPC-C で次の項目を前提としています 新規オーダーエントリー 支払 オーダーステータスの照会 納入 在庫レベル監視 顧客レポート ただし これらは SPECjbb25 と TPC-C が共通して持っている機能にすぎません 2 つのベンチマークの結果は比較できません SPECjbb25 には 次の 2 つの性能指標があります bops(1 秒あたりのビジネスオペレーション ) は 1 秒あたりのすべてのビジネスオペレーションの処理レートです bops/j は 上記の性能指標 (bops) とアクティブな J インスタンス数の比率です SPECjbb25 のさまざまな結果の比較では 両方の性能指標を考慮する必要があります これらの性能指標の測定は 次のようなベンチマークのルールに準拠しています ベンチマーク測定は ウェアハウス数 ( スレッド数 ) が増加する一連の測定ポイントで構成され それぞれにおいてウェアハウス数は 1 つずつ増加します 測定は 1 ウェアハウスで開始され 2*MaxWh( 少なくとも 8 ウェアハウス ) まで実行されます MaxWh は ベンチマークで予想される秒あたりの処理レートが最 1/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

高になるウェアハウス数です デフォルトでは MaxWh はオペレーティングシステムで認識される CPU の数と同じ値が設定されます 性能指標の bops は MaxWh ウェアハウスと 2*MaxWh ウェアハウス間のすべての測定ポイントのオペレーション速度の算術平均です ベンチマーク結果 21 年 5 月に PRIMERGY RX6 S5 を Xeon X756 プロセッサ 4 基と 256 GB PC3-16R DDR3- SDRAM のメモリを使用して測定しました 測定には Windows Server 28 R2 Enterprise を使用しました IBM から提供されている J9 の 16 つのインスタンスを使用しました 結果は以下のとおりです SPECjbb25 bops = 1992688 SPECjbb25 bops/j = 124543 次の図は PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルの PRIMERGY RX6 S4 のスループットを比較したものです それぞれ最大パフォーマンス構成になっています SPECjbb25 bops: PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルとの比較 2 15 1 PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 256 GB memory IBM J9 PRIMERGY RX6 S4 4 x Xeon X746 64 GB memory Oracle JRockit(R) 6 P28.. 5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 warehouses Fujitsu Technology Solutions 21-211 11/38 ページ

SPECjbb25 bops: PRIMERGY RX6 S5 と旧モデルとの比較 2 1992688 15 1 5 633897 PRIMERGY RX6 S4 4 x Xeon X746 64 GB memory Oracle JRockit(R) 6 P28.. PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 256 GB memory IBM J9 ベンチマーク環境 SPECjbb25 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY RX6 S5 で実行されました ハードウェア モデル CPU PRIMERGY RX6 S5 Xeon X756 チップ数 4 チップ 32 コア ( チップあたり 8 コア ) プライマリーキャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) セカンダリーキャッシュ 256 KB(I+D) オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ 24 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム J バージョン 64 x 4 GB PC3-16R DDR3-SDRAM Windows Server 28 R2 Enterprise IBM J9 ( ビルド 2.4 JRE 1.6. IBM J9 2.4 Windows Server 28 amd64-64 jvmwa646sr6-29923_42924(jit 有効 AOT 有効 ) 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 12/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

OLTP-2 ベンチマークの説明 OLTP とは Online Transaction Processing( オンライントランザクション処理 ) の略です OLTP-2 ベンチマークは データベースソリューションの標準的なアプリケーションシナリオを基にしています OLTP- 2 では データベースアクセスがシミュレートされ 1 秒あたりに実行されるトランザクションの数 (tps) が測定されます 独立した機関によって標準化され その規則を順守して測定しているかを監視される SPECint や TPC-E のようなベンチマークとは異なり OLTP-2 は 富士通が開発した固有のベンチマークです OLTP-2 は データベースのベンチマークとしてよく知られている TPC-E を基に開発されました そして CPU やメモリの構成に応じてシステムがスケーラブルな性能を示すことを実証するために さまざまな構成で測定できるように設計されています OLTP-2 と TPC-E の 2 つのベンチマークが同じ負荷プロファイルを使用して同様のアプリケーションのシナリオをシミュレートしても この 2 つのベンチマークは異なる方法でユーザーの負荷をシミュレートするため 結果を比較したり同等のものとして扱うことはできません 通常 OLTP-2 の値は TPC-E に近い値となります しかし 価格性能比が算出されないため 直接比較できないだけでなく OLTP-2 の結果を TPC-E として利用することも許可されません 詳細情報は ベンチマークの概要 OLTP-2 のドキュメントで参照できます ベンチマーク結果 PRIMERGY RX6 S5 の OLTP-2 の値は Intel Xeon 75xx プロセッサシリーズを使用して 64 GB 128 GB 256 GB および 512 GB のメモリ構成で測定されました これらの結果は オペレーティングシステム Microsoft Windows Server 28 R2 Enterprise x64 Edition とデータベース SQL Server 28 R2 Enterprise x64 Edition で測定されたものです データベースのパフォーマンスは ハードディスクとコントローラーを含むシステムの構成オプションによって 大幅に異なります ここに記載されている次元のスループットは 通常の外部ディスクサブシステムがボトルネックでない場合に実現されます システム構成の詳細については ベンチマークの環境 を参照してください 次の表は PRIMERGY RX6 S5 に搭載可能な各プロセッサの仕様を示しています プロセッサ コア数 / チップ HT TM プロセッサ周波数 L3 キャッシュ QPI スピード メモリ周波数 E752 4 1.86 GHz 18 MB 4.8 GT/s 8 MHz 95 W E753 6 1.86 GHz 12 MB 5.86 GT/s 978 MHz 15 W E754 6 2. GHz 18 MB 6.4 GT/s 166 MHz 15 W L7545 6 1.86 GHz 18 MB 5.86 GT/s 978 MHz 95 W L7555 8 1.86 GHz 24 MB 5.86 GT/s 978 MHz 95 W X7542 6 2.66 GHz 18 MB 5.86 GT/s 978 MHz 13 W X755 8 2. GHz 18 MB 6.4 GT/s 166 MHz 13 W X756 8 2.26 GHz 24 MB 6.4 GT/s 166 MHz 13 W HT = ハイパースレッディング TM = ターボモード QPI = QuickPath インターコネクト GT = ギガトランスファー TDP = 熱設計電力 TDP メモリに関しては 8 GB モジュールの最大構成 および 8 GB モジュールの 2 つの別構成で測定しました ここでは 周波数はプロセッサタイプによってのみ変わり 使用したメモリモジュールのタイプおよび数には影響されません メモリパフォーマンスの詳細については ホワイトペーパー Xeon 75(Nehalem- EX) 搭載システムのメモリパフォーマンス に記載しています データベース環境でメインメモリを選択するときのガイドラインとして メモリアクセス速度よりも十分なメモリ容量の方が重要であると言えます Fujitsu Technology Solutions 21-211 13/38 ページ

次のグラフは 2 基または 4 基の Intel Xeon シリーズプロセッサとさまざまなメモリ構成で得られる PRIMERGY RX6 S5 の OLTP-2 パフォーマンスデータを示しています PRIMERGY RX6 S5 : OLTP-2 [tps] 22 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 467 527 51 E752 4Core 956 941 895 太字 斜体の数字 : 実測値その他 : 計算値 732 67 E753 6Core 1286 756 1373 1351 82 734 E754 6Core 149 829 154 1481 691 78 755 L7545 6Core 1416 1393 1326 959 879 L7555 8Core 1686 991 1799 1771 75 646 729 X7542 6Core 1322 132 1239 997 912 137 X755 8Core 1742 186 1831 19 998 1127 X756 8Core 1889 242 213 4CPUs-256GB 4CPUs-128GB 2CPUs-256GB 2CPUs-128GB 2CPUs-64GB 4CPUs-512GB 搭載可能なプロセッサの種類が多いため PRIMERGY RX6 S5 は広範囲のパフォーマンスを示します 同じ最大メモリ構成で比較すると 最低値のプロセッサ (E752) を使用した場合 (956 tps) と 最高値のプロセッサ (X756) を使用した場合 (242 tps) では パフォーマンス値は 2.1 倍になっています 得られた結果に基づいて これらのプロセッサを複数の異なるグループに分けることができます 最下位にランクされるのは 4 コアのみのプロセッサである E752 で これはターボモードをサポートしていません ハイパースレッディングとターボモードの両方をサポートする 6 コアのプロセッサ (E753 E754 L7545) では パフォーマンスが向上しています CPU あたり 8 コアのプロセッサである L7555 X755 および X756 は パフォーマンスの最上位にランクされます 6 コアでクロック周波数は高いが ハイパースレッディング機能がない X7542 プロセッサは例外です データベースアプリケーションをシミュレートした OLTP-2 の負荷の下では特に 論理的なプロセッサコア数を 2 倍にするハイパースレッディングのメリットを受けます メインメモリを増設すると すべてのプロセッサタイプでデータベースのスループットを向上させることができました ただし 4 ソケットサーバでは プロセッサを 2 基から 4 基にすることでパフォーマンスのスケーリングがどの程度向上するかという疑問が生じます スケーリングが向上すれば サーバ内のリソース共有によって通常生じるオーバーヘッドは減少します スケーリングの係数はアプリケーションによっても変わります サーバをデータベースサーバとして使用する場合は CPU 数を 2 プロセッサから 4 プロセッサに倍増することで パフォーマンスを 82 %~ 92 % 程度向上させることができます 14/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

PRIMERGY RX6 S5 をその旧モデルである PRIMERGY RX6 S3 および PRIMERGY RX6 S4 と最大構成で比較すると スループットはそれぞれ 511 %(RX6 S3) と 177 %(RX6 S4) 向上しています 225 OLTP-2: PRIMERGY RX6 S3 vs. RX6 S4 vs. RX6 S5 2 +511% +177% 241.56 175 15 125 1 75 5 736.94 25 333.7 PRIMERGY RX6 S3 4 Xeon 714M 64 GB RAM PRIMERGY RX6 S4 4 Xeon 746 256 GB RAM PRIMERGY RX6 S5 4 Xeon X568 512 GB RAM Fujitsu Technology Solutions 21-211 15/38 ページ

ベンチマーク環境 一般的な測定環境を以下に示します ドライバ A 層 B 層 ネットワーク ネットワーク クライアント アプリケーションサーバ データベースサーバ ストレージサブシステム SUT(System Under Test: テスト対象システム ) データベースサーバ (B 層 ) ハードウェア システム プロセッサ メモリ 設定 ( デフォルト ) ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX6 S5 Xeon E752 (4 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon E753 (6 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon L7545 (6 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon E754 (6 コア 2. GHz) 4 基 Xeon X7542 (6 コア 2.66 GHz) 4 基 Xeon L7555 (8 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon X755 (8 コア 2. GHz) 4 基 Xeon X756 (8 コア 2.26 GHz) 4 基 64 GB~512 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3(8 GB DIMM) ターボモード有効 NUMA サポート有効 ハイパースレッディング有効 オンボード LAN 1 Gbps 4 基 RX6 S5: オンボード RAID コントローラー SAS 6G 5/6 512 MB 73 GB 15K rpm SAS ドライブ 2 台 RAID1(OS) 3 GB 1K rpm SAS ドライブ 6 台 RAID1( ログ ) LSI MegaRAID SAS 928-8e 8 基 JX4 8 台 : 各 64 GB SSD ドライブ 24 台 RAID5( データ ) オペレーティングシステム Windows Server 28 R2 Enterprise x64 データベース SQL Server 28 R2 Enterprise x64 16/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

アプリケーションサーバ (A 層 ) ハードウェア システム プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX2 S6 Xeon E562 (4 コア 2.4 GHz) 2 基 12 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 デュアルポート LAN 1Gbps 2 基 73 GB 15K rpm SAS ドライブ 1 台 オペレーティングシステム Windows Server 28 R2 Standard x64 クライアント ハードウェア システム プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX2 S5 Xeon X557(4 コア 2.93 GHz) 2 基 24 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 73 GB 15K rpm SAS ドライブ 1 台 オペレーティングシステム Windows Server 28 R2 Standard x64 OLTP-2 ソフトウェア EGen バージョン 1.1. 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 21-211 17/38 ページ

TPC-E ベンチマークの説明 TPC-E ベンチマークでは オンライントランザクション処理 (OLTP) システムのパフォーマンスを測定します このベンチマークは 複雑なデータベースと そのデータベース上で実行されるさまざまな種類のトランザクションを基にしています TPC-E は ハードウェアに依存しないだけでなく ソフトウェアにも依存しないベンチマークなので すべてのテスト用プラットフォームで ( メーカー独自のものでもオープンなものでも ) 実行できます 測定結果に加えて 測定されたシステムと測定方法の詳細もすべて 完全公開レポート (Full Disclosure Report: FDR) で説明が義務付けられています これにより 測定がベンチマークの要件をすべて満たしたもので 再現可能であることが保証されます TPC-E は 個別のサーバーを測定するだけでなく 大規模なシステム構成も測定します この場合のパフォーマンスの鍵となるのは データベースサーバー ディスク I/O およびネットワーク通信です パフォーマンスの性能指標は tpse で ここでの tps は transactions per second(1 秒あたりのトランザクション数 ) を意味します tpse は 1 秒間に実行された Trade-Result-Transactions( 取引結果のトランザクション ) の平均数です TPC-E の基準では 結果は tpse 値 パフォーマンス値あたりのコスト ( 例 : $/tpse) および測定された構成機器の入手可能日と定義されています 詳細情報は ベンチマークの概要 TPC-E のドキュメントで参照できます ベンチマーク結果 富士通は 21 年 6 月に 8 コアプロセッサ Intel Xeon X756 と 512 GB メモリを搭載した PRIMERGY TPC-E Throughput 246.96 tpse Price/Performance $ 193.68 USD per tpse PRIMERGY RX6 S5 Database Server Configuration Availability Date September 1, 21 TPC-E 1.1. TPC Pricing 1.5. Report Date June 18, 21 Total System Cost $ 396,435 Operating System Microsoft Windows Server 28 R2 Enterprise x64 Edition Database Manager Microsoft SQL Server 28 R2 Enterprise x64 Edition Processors/Cores/Threads 4/32/64 Memory 512 GB Initial Database Size 8,512 GB Redundancy Level 1 RAID-5 data and RAID-1 log 国または販売地域によっては一部のコンポーネントが利用できない場合があります Storage 192 64 GB SSD 4 75 GB 7.2K HDD 6 3GB 1K HDD 18/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

RX6 S5 の TPC-E ベンチマークの結果を提出しました PRIMERGY RX6 S4 と比較して大幅なパフォーマンスの向上とコストの削減が実現されていることが これによって証明されました 詳細情報および競合他社との比較は TPC の Web サイト (http://www.tpc.org/tpce) で参照できます PRIMERGY TX3 S4 PRIMERGY RX6 S4 および PRIMERGY RX3 S5 の測定結果の提出以降 21 年 6 月に TPC-E の結果のリストに入っている富士通の製品は 5 種類あります システムとプロセッサ スループット 価格性能比 入手可能日 TX3 S4(Xeon X546 を 2 基搭載 ) 317.45 tpse $523.49/tpsE 28 年 8 月 3 日 RX6 S4(Xeon X735 を 4 基搭載 ) 492.34 tpse $559.88/tpsE 29 年 1 月 1 日 RX6 S4(Xeon X746 を 4 基搭載 ) 721.4 tpse $459.71/tpsE 29 年 1 月 1 日 RX3 S5(Xeon X557 を 2 基搭載 ) 8. tpse $343.91/tpsE 29 年 4 月 1 日 RX6 S5(Xeon X756 を 4 基搭載 ) 246.96 tpse $193.68/tpsE 21 年 9 月 1 日 測定結果を他機種と比較した次の図から PRIMERGY RX6 S5 の非常に優れたパフォーマンスが分かります PRIMERGY TX3 S4 と比較するとパフォーマンスの増加は +545 % PRIMERGY RX3 S5 と比較すると +156 % です Intel Xeon X746 プロセッサを 4 基搭載した PRIMERGY RX6 S4 と比較すると 増加は +184 % です $193.68/tpsE という価格性能比は 提出されているすべての TPC-E の結果の中で最高の値です PRIMERGY TX3 S4 と比較するとコストは 37 % PRIMERGY RX3 S5 と比較すると 56 % 6 コアのプロセッサ Intel Xeon X746 を搭載した PRIMERGY RX6 S4 と比較すると 42 % に削減されています tpse 3 tpse $/tpse 6 25 523.49 559.88 $/tpse 5 2 459.71 +184% 2,46.96 4 15 343.91 3 1 2 5 317.45 492.34 721.4 8. 193.68 1 PRIMERGY TX3 S4 2 Xeon X546 64 GB RAM PRIMERGY RX6 S4 4 Xeon X735 128 GB RAM PRIMERGY RX6 S4 4 Xeon X746 128 GB RAM PRIMERGY RX3 S5 2 Xeon X557 96 GB RAM PRIMERGY RX6 S5 4 Xeon X756 512 GB RAM Fujitsu Technology Solutions 21-211 19/38 ページ

次の図は 4 基のプロセッサを使用した構成の場合の 最高の TPC-E の結果 (21 年 6 月 1 日現在 ) と 対応する価格性能比の値を示しています PRIMERGY RX6 S5 は 最高のパフォーマンス値を持つ クラスで最高の製品です 現時点でのすべての TPC-E の登録の中で PRIMERGY RX6 S5 は パフォーマンスの順位で 2 位 価格性能比では 1 位を獲得しています tpse $/tpse 25 8 2 246.86 222.64 21.12 1933.96 tpse $/tpse 7 6 15 5 1464.12 14.14 4 1 355.2 347. 328.58 32.49 33. 3 2 5 193.68 1 Fujitsu 1) PRIMERGY RX6 S5 IBM 2) System x385 HP 3) ProLiant DL58 G7 Dell 4) PowerEdge R91 HP 5) ProLiant BL685c G7 HP 6) ProLiant DL 585 G7 1) Fujitsu PRIMERGY RX6 S5 246.86 tpse $193.68/tpsE 入手可能日 21 年 9 月 1 日 2) IBM システム x385 X5 222.64 tpse $355.2/tpsE 入手可能日 21 年 7 月 3 日 3) HP ProLiant DL58 G7 21.12 tpse $347./tpsE 5.84 W/TpsE 入手可能日 21 年 6 月 21 日 4) Dell PowerEdge R91 1933.96 tpse $328.58/tpsE 入手可能日 21 年 5 月 6 日 5) HP ProLiant BL685c G7 ブレードサーバ 1464.12 tpse $32.49/tpsE 入手可能日 21 年 6 月 21 日 6) HP ProLiant DL 585 G7 14.14 tpse $33./tpsE 6.72 W/TpsE 入手可能日 21 年 6 月 21 日 2/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

SAP SD ベンチマークの説明 SAP アプリケーションソフトウェアは 標準的な業務プロセスを管理するためのモジュールで構成されています モジュールには 受注組立 (ATO) 財務会計 (FI) 人事管理 (HR) 在庫購買管理 (MM) 生産計画 (PP) 販売管理 (SD) などの ERP( 企業資源計画 ) 用のものや SCM( サプライチェーンマネジメント ) 小売 銀行業務 公益事業 BI( ビジネスインテリジェンス ) CRM( 顧客関係管理 ) PLM( 製品ライフサイクル管理 ) 用のものがあります SAP アプリケーションソフトウェアは必ずデータベースと関連しています したがって SAP の構成には ハードウェアに加え ソフトウェアコンポーネントであるオペレーティングシステムとデータベース および SAP ソフトウェア自体も含まれます SAP アプリケーションシステムのパフォーマンス 安定性およびスケーラビリティを評価するために SAP AG は SAP 標準アプリケーションベンチマークを開発しました これらのベンチマーク ( その中でも SD ベンチマークが最も重要で最も広く使用されています ) では システム全体のパフォーマンスが分析されるため 各コンポーネントの統合品質を測定する方法が提供されます ベンチマークは 2 層の構成と 3 層の構成で違いがあります 2 層の構成では SAP アプリケーションとデータベースが 1 台のサーバにインストールされます 3 層の構成では SAP アプリケーションの各コンポーネントを数台のサーバに分散でき 別のサーバでデータベースを処理します SAP AG( ドイツ Walldorf) によって開発されたベンチマークの詳細な仕様は http://www.sap.com/benchmark で参照できます Fujitsu Technology Solutions 21-211 21/38 ページ

ベンチマーク結果 211 年 3 月 1 日に Xeon X756 プロセッサ 4 基を搭載した PRIMERGY RX6 S5(Windows Server 28 R2 Datacenter で SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6. と SQL Server 28 を使用 ) で次の結果を得たことが認証されました ( 認証番号 21113) 認証番号 21113 Number of SAP SD benchmark users 1,55 Average dialog response time Throughput Fully processed order line items/hour dialog steps/hour SAPS Average database request time (dialog/update) CPU utilization of central server 97% Operating system, central server.99 seconds 1,98,33 3,295, 54,92.23 sec /.21 sec RDBMS SQL Server 28 Windows Server 28 R2 Datacenter SAP Business Suite software SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6. Configuration Central server PRIMERGY RX6 S5 4 processors / 32 cores / 64 threads Xeon X756 512 GB main memory 次の図は PRIMERGY RX6 S5 と高性能な PRIMERGY 2 ソケットサーバのスループットを比較したものです それぞれ 最大パフォーマンス構成になっています SAP SD:PRIMERGY RX6 S5 と PRIMERGY 2 ソケットサーバの比較 Fujitsu PRIMERGY RX6 S5 4 x Xeon X756 512 GB RAM 155 Windows Server 28 R2 Datacenter SQL Server 28 Enterprise Edition Fujitsu PRIMERGY BX922 S2 4 x Xeon X568 72 GB RAM Windows Server 28 R2 Enterprise SQL Server 28 Enterprise Edition 491 2 4 6 8 1 Number of Benchmark Users 日付 :211 年 3 月 22 日 22/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

ベンチマーク環境 2 層環境 テスト対象システム 負荷ジェネレーター SUT(System Under Test: テスト対象システム ) ハードウェア サーバ プロセッサ メモリ ディスクサブシステム ソフトウェア オペレーティングシステム データベース PRIMERGY RX6 S5 Xeon X756 x 4 基 8 GB PC3-16R DDR3-SDRAM x 64 枚 PRIMERGY RX6 S5 x 1 台 : RAID コントローラー SAS 6G 8 ポート 512 MB コントローラーキャッシュ ( 2 基 ) RAID 5/6 V7 用 RAID コントローラー BBU アップグレード ( 2 基 ) HD SAS 6G 73 GB 15K ホットプラグ 2.5 インチ EP( 8 台 ) FC コントローラー 8 Gb/s 1 チャネル LPe125 MMF LC( 4 基 ) FibreCAT CX4-48 1 台 Windows Server 28 R2 Datacenter SQL Server 28 Enterprise Edition SAP Business Suite ソフトウェア SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6. 負荷ジェネレーターハードウェアモデル PRIMERGY RX3 S4 プロセッサ Xeon X546(3.17 GHz 12 MB L2 キャッシュ )x 2 基メモリ 12 GB PC2-53F DDR2-SDRAM ソフトウェアオペレーティングシステム Linux 2.6.32 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 21-211 23/38 ページ

SAP BI-D ベンチマークの説明 SAP アプリケーションシステムのパフォーマンス 安定性およびスケーラビリティを評価するために SAP およびそのハードウェアパートナーとテクノロジーパートナーは SAP 標準アプリケーションベンチマークを開発しました SAP 標準アプリケーションベンチマークは SAP ユーザーの最も典型的なトランザクションとワークフローをシミュレートするスクリプトファイルで構成されています また 事前に定義された SAP クライアントデータベースには ベンチマークの実行対象のサンプル企業データが含まれています SAP 標準アプリケーションベンチマークを他の標準ベンチマークと比較した場合の主な違いは 総合的なベンチマークコードではなく商用アプリケーションコードを実行することです SAP BI-D(Business Intelligence-Data Mart: ビジネスインテリジェンスデータマート ) の標準アプリケーションベンチマークは BW(Business Warehouse: ビジネスウェアハウス ) 環境でのシステムパフォーマンスを効率的に分析し最適化するために 企業で広く使用されています このベンチマークでは ビジネスウェアハウスシステムのデータベースに対して大量のクエリを実行し これを処理する際のシステムパフォーマンスを測定します そのため 企業のデータベースパフォーマンスの実際の値に近い指標を示します データマートのシナリオは SAP NetWeaver テクノロジープラットフォームのビジネスインテリジェンス機能の利用方法の 1 つです データマートには 運用データの静的スナップショットが大量に含まれています このデータは 25 億件のレコードを含む 1 の InfoCube 内にあり 複数のユーザーがクエリを実行します マスタデータは クエリと同様にランダムに作成されます ベンチマーク結果で重要な数値は 1 時間あたりのクエリナビゲーションステップ数です ベンチマークは 2 層の構成と 3 層の構成で違いがあります 2 層の構成では SAP アプリケーションとデータベースを 1 台のサーバにインストールします 3 層の構成では SAP アプリケーションの各コンポーネントを数台のサーバに分散できます SAP AG ( ドイツ Walldorf ) によって開発されたベンチマークの詳細な仕様は http://www.sap.com/benchmark で参照できます ベンチマーク結果 21 年 3 月 7 日 シングルノードの PRIMERGY RX6 S5 は 1 時間あたり 854,649 クエリナビゲーションステップという 2 層の SAP BI-D の世界記録となる結果を達成しました ( 認証番号 2111) 21 年 5 月 6 日 2 ノードの PRIMERGY RX6 S5 は 1 時間あたり 1,624,629 クエリナビゲーションステップという 3 層の世界記録となる結果を達成しました (Oracle Real Application Clusters)( 認証番号 2124) 2 層の SAP BI-D 認証日 21 年 3 月 3 日 認証番号 2111 Throughput/hour (query navigation steps) 854,649 CPU utilization central server 96% (1 node active: 96%) Operating system, central server SuSE Linux Enterprise Server 1 RDBMS Technology platform release Configuration 1 server (1 active node): Oracle 11g Real Application Clusters (RAC) SAP NetWeaver 7. (non-unicode) PRIMERGY RX6 S5 4 processors / 32 cores / 64 threads Xeon X756 128 GB main memory 24/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

3 層の SAP BI-D 認証日 21 年 5 月 31 日 認証番号 2124 Throughput/hour (query navigation steps) 1,624,629 CPU utilization central server 94% (node 1 active: 93%) (node 2 active: 94%) Operating system, central server SuSE Linux Enterprise Server 1 RDBMS Technology platform release Configuration 1 server (1 active node): Oracle 11g Real Application Clusters (RAC) SAP NetWeaver 7. (non-unicode) PRIMERGY RX6 S5 4 processors / 32 cores / 64 threads Xeon X756, 128 GB main memory 1 server (1 active node): PRIMERGY RX6 S5 4 processors / 32 cores / 64 threads Xeon X756, 256 GB main memory 次のグラフから分かるように PRIMERGY RX6 S5 は優れたパフォーマンスとスケーラビリティを示し PRIMERGY RX3 S5 の SAP BI-D ベンチマーク結果を補完するものです Oracle Real Application Clusters によるアプリケーションの高可用性に加えて 小規模システムから開始して需要に応じて段階的に処理能力を拡張できることも システム環境を検討する際の決め手になります SAP BI-D の結果上位 RX6 S5 Source: www.sap.com/benchmark as of 1 December 21 Procs/cores/ threads 4/32/64 2/8/16 2/8/16 4/32/64 2/8/16 2/8/16 4/8/16 Vendor Config System CPU Type Techn.Platform OS DB Certification Fujitsu 3-tier 2 x RX6S5 Xeon X756 NW 7. SLES1 Ora11g RAC #2124 Fujitsu 3-tier 4 x RX3S5 Xeon X557 NW 7. SLES1 Ora11g RAC #2945 Fujitsu 3-tier 3 x RX3S5 Xeon X557 NW 7. SLES1 Ora11g RAC #2944 Fujitsu 2-tier 1 x RX6S5 Xeon X756 NW 7. SLES1 Ora11g RAC #2111 Fujitsu 3-tier 2 x RX3S5 Xeon X557 NW 7. SLES1 Ora11g RAC #2937 Fujitsu 2-tier 1 x RX3S5 Xeon X557 NW 7. SLES1 Ora11g RAC #2936 IBM 2-tier 1 x p57 Power6 5GHz NW 7. i6.1 DB2 #2863 Fujitsu Technology Solutions 21-211 25/38 ページ

vservcon ベンチマークの説明 vservcon は 富士通テクノロジー ソリューションズが ハイパーバイザーを使用するサーバ構成について サーバ統合の適合性の比較に使用するベンチマークです これにより システム プロセッサ および I/O テクノロジーの比較に加え ハイパーバイザー 仮想化形式 および仮想マシン用の追加ドライバの比較も可能になります vservcon は 実際には新しいベンチマークではありません これは 言うなればフレームワークであり すでに確立されたベンチマークをワークロードとして集約し 統合され仮想化されたサーバ環境の負荷を再現します データベース アプリケーションサーバ Web サーバというアプリケーションシナリオを対象とする 3 つの実証済みのベンチマークが使用されます アプリケーションシナリオベンチマーク論理 CPU コアの数メモリ データベース Sysbench( 補正済み ) 2 1.5 GB Java アプリケーションサーバ SPECjbb( 補正済み 5~6 % の負荷 ) 2 2 GB Web サーバ WebBench 1 1.5 GB 3 つのアプリケーションシナリオのそれぞれが 1 つの専用の仮想マシン () に割り当てられます これらに加えてアイドル という 4 番目の仮想マシンが追加されます これら 4 つの が 1 つの タイル を構成します 最大の性能値を引き出すためには 測定対象となるサーバの処理能力に応じて いくつかのタイルを並行して開始しなければならない場合もあります テスト対象システム データベース Java Web アイドル タイル n データベース データベース データベース Java Java Java Web Web Web アイドル アイドル アイドル タイル 3 タイル 2 タイル 1 3 つの vservcon アプリケーションシナリオのそれぞれが 各 のアプリケーション固有のトランザクションレートという形でベンチマーク結果を提供します スコアを正規化するために 1 つのタイルのそれぞれのベンチマーク結果とリファレンスシステムの結果との比を求めます その相対性能値に適切な重み付けを行い すべての とすべてのタイルについて加算します 最終的な計算結果が このタイル数に対するスコアになります 原則として 1 つのタイルから始めて vservcon スコアの大幅な増加が見られなくなるまで タイル数を増やしながらこの手順が実行されます 最終的な vservcon スコアは すべてのタイル数から得られた vservcon スコアの最大値です したがって このスコアは CPU リソースを最大限まで使用する構成で達成される最大スループットを反映しています このため vservcon の測定環境は CPU のみが制限要因となるように設計されており 他のリソースによる制限は発生しないように設計されています タイル数の増加に対する vservcon スコアの伸びは テスト対象システムのスケーリング特性についての有益な情報となります さらに vservcon では ホストの合計 CPU 負荷 ( および他のすべての CPU 処理 ) を記録し 可能な場合は電力消費量も記録します vservcon の詳細については ベンチマークの概要 vservcon を参照してください 26/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

E752 E753 X7542 L7545 E754 L7555 X755 X756 Final vservcon Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 バージョン : 1.4 211-6-3 ベンチマーク結果 PRIMERGY RX6 S5 は 最大 32 個のプロセッサコア 124 GB のメインメモリ 1 本の I/O スロット さらに進歩したプロセッサテクノロジーなど 多様な拡張性を備え 多数のアプリケーション の実行に適しています 前世代のプロセッサをベースとするシステムと比較して 仮想化のパフォーマンスが最高約 17 % 向上しています (vservcon スコアで測定 ) プロセッサを 4 基搭載したシステムで 前述の vservcon プロファイルを基にして 54 のアプリケーション (18 のタイルに相当 ) を使用した場合 CPU リソースの最適な活用をほぼ実現することができます 9 14 7 14 14 18 18 18 #Tiles 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 4 4 Cores 4 6 Cores 4 8 Cores 上記のグラフは 各プロセッサで達成可能な仮想化性能値を比較したものです このシステム用にリリースされたプロセッサには 4 コア 6 コア 8 コアがあり 技術的な仕様が異なります 次の表は 各プロセッサの主な違いとベンチマーク結果を示しています ( 略号 : QPI = QuickPath インターコネクト GT = ギガトランスファー TDP = 熱設計電力 ) プロセッサ コア数 L3 キャッシュ プロセッサ周波数 QPI スピード ハイパー スレッディング ターボ モード TDP タイル数スコア E752 4 18 MB 1.86 GHz 4.8 GT/s 95 W 9 7.55 E753 6 12 MB 1.86 GHz 5.86 GT/s 15 W 14 1.64 E754 6 18 MB 2. GHz 6.4 GT/s 15 W 14 12.41 X7542 6 18 MB 2.66 GHz 5.86 GT/s 13 W 7 1.66 X755 8 18 MB 2. GHz 6.4 GT/s 13 W 18 15.61 X756 8 24 MB 2.26 GHz 6.4 GT/s 13 W 18 17.82 L7545 6 18 MB 1.86 GHz 5.86 GT/s 95 W 14 11.27 L7555 8 24 MB 1.86 GHz 5.86 GT/s 95 W 18 15.4 メモリ構成のパフォーマンスに対する影響は 比較的複雑です 詳細は ホワイトペーパー Xeon 75 (Nehalem-EX) 搭載システムのメモリパフォーマンス を参照してください このホワイトペーパーでは 上の表で使用されている用語 (QPI および GT) についても詳細を掲載しています 仮想化環境のメインメモリを選択するときのガイドラインとして メモリアクセス速度よりも十分な容量の方が重要であると言えます Fujitsu Technology Solutions 21-211 27/38 ページ

3.53 5.17 6.66 8.23 9.31 9.89 1.33 1.7 11.19 11.7 12.2 12.32 12.41 4.99 6.61 8. 9.67 1.75 1.66 1.92 11.91 12.48 12.81 12.88 13.69 14.8 14.73 14.99 15.17 15.27 15.4 3.33 vservcon score CPU utilization ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 バージョン : 1.4 211-6-3 次のグラフは PRIMERGY RX6 S5 に Xeon E754(6 コア ) プロセッサおよび L7555(8 コア ) プロセッサを搭載したときの 数の増加に対する仮想化のパフォーマンスを示しています ホストのそれぞれの CPU 負荷も示されています CPU 負荷が 9 % のときが最適なタイル数です 9 % を超えると過負荷となり 仮想化のパフォーマンスは向上しなくなり 低下します 4 x E754 4 x L7555 18 1% 16 9% 14 12 1 8 6 4 2 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 16 17 18 vservcon score (left axis) CPU utilization of host (right axis) % # Tiles 物理コア数の増加に加え 75 シリーズのほとんどすべての Xeon プロセッサでサポートされているハイパースレッディング機能によって 多数の の稼動が可能になります ハイパースレッディング機能では 1 つの物理プロセッサコアが結果的に 2 つの論理コアに分割されるため ハイパーバイザーが利用できるコア数は 2 倍になります そのため この標準機能は システムの仮想化性能を向上させます ハイパースレッディング機能を使用するシステムでは 前のグラフに示されているタイル数のスケーリング曲線が明確に見られます Xeon E754 プロセッサには 24 個の物理コア すなわち 48 個の論理コアがあり 1 つのタイルにつき 4 個程度の論理コアが使用されます ( ベンチマークの説明 を参照 ) つまり ほぼ 6 タイルまでは 複数の が同じ物理コアを並行して使用することを回避できます そのため この範囲では理想的なパフォーマンス曲線を描きます その後 CPU 使用率が限界に達するまでのパフォーマンス曲線は 傾きが緩やかになっていきます 前のグラフでは ホストの全アプリケーション の総合的なパフォーマンスを測定しました しかし 個々のアプリケーション のパフォーマンスも興味深いものです この情報は 前のグラフから読み取れます 例えば 上記の Xeon E754 環境で 42 のアプリケーション (14 タイル ) を使用した場合に 全体最適化された状態になります 3 つのアプリケーション (1 タイル ) を使用した場合が 低負荷のケースです 1 タイルあたりの vservcon スコアは vservcon の 3 つのアプリケーションシナリオを通じた平均値です 1 タイル当りの平均パフォーマンスは vservcon スコアが低負荷のケース (1.75) から全体最適化された状態 (.89=12.41/14) へ変化すると 51% へと大幅に低下します 個々のアプリケーション の反応は 高負荷の状況では全く違ったものになります ある特定の状況下では 仮想ホストの 数に関して 全体的なパフォーマンス要件と 個々のアプリケーションのパフォーマンス要件のバランスをとる必要があります 28/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

vservcon Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 バージョン : 1.4 211-6-3 28 年以降のプロセッサテクノロジーにおける仮想化関連の進歩は 一方では個別の に影響し 他方では CPU をフル活用したときの使用可能な最大 数に影響しています 次のグラフでは この 2 つの側面における向上の割合を示します プロセッサ周波数が異なる 3 つの構成を選択し 比較しています Xeon X746 を 4 基搭載した 28 年の 4 ソケットシステムと Xeon E754 を 4 基 および Xeon L7555 を 4 基搭載した PRIMERGY RX6 S5 です Virtualization relevant improvements for 4-way servers 18 Few s Overall Optimum 16 2.31 14 1.86 12 1 8 6 4 2 28 X746 4 6 2.67 GHz 21 E754 4 6 2. GHz 21 L7555 4 8 1.86 GHz 28 X746 4 6 2.67 GHz 21 E754 4 6 2. GHz 21 L7555 4 8 1.86 GHz Year CPU #Cores Freq. 28 年のシステムと Xeon E754 プロセッサを搭載した現在のシステムを比較すると の数が少ないケース (1 タイル ) での進歩は明らかです プロセッサ周波数が 25 % 低いにも関わらず (2.67 GHz に対して 2. GHz) 現在のシステムの vservcon スコアはわずかに高くなっています この主な理由の 1 つが プロセッサの新しい機能である EPT(Extended Page Tables: 拡張ページテーブル ) です 1 でシステムを完全負荷状態にすると Xeon E754 6 コアプロセッサを搭載した現行システムの仮想化のパフォーマンスは プロセッサ周波数が 25 % 低いにも関わらず 約 2 倍になります 理由の 1 つは 個々の のパフォーマンス向上です ( の数が少ないケースのスコアを参照 ) もう 1 つの理由は 全体最適化された状態で稼動可能な の数が ( ハイパースレッディングやメモリ帯域幅の拡大などにより ) 2 倍以上に増加していることです ただし の数を増やすことで個々の のパフォーマンスは低下しているため 全体としての性能向上は の数が 6 タイルに対して 14 タイルになったことによってもたらされたものと言えます 1 EPT は ホスト OS とゲスト OS のメモリアドレスのマッピングをハードウェアでサポートすることでメモリの仮想 化を支援します Fujitsu Technology Solutions 21-211 29/38 ページ

前世代のプロセッサをベースとするシステムとの比較においては 完全負荷状態での現在のシステムのスコアの向上に加えて 消費電力の削減も考慮すべきです TDP(Thermal Design Power: 熱設計電力 ) が この指針となります 28 年に使用されていた Xeon X746 プロセッサの TDP は 13 W ですが 現行の Xeon E754 プロセッサの TDP はわずか 15 W です さらにコア数の多いプロセッサを使用することによって 仮想化性能をさらに向上させることができます ( 完全負荷状態で )6 コアプロセッサではなく 8 コアプロセッサの現在のシステムで同じ測定を行うと 28 年のシステムよりも明らかにパフォーマンスが向上していることがわかります この例では プロセッサクロック周波数が 3 % 低いのにも関わらず 仮想化のパフォーマンスは 2.31 倍に向上しています また プロセッサの TDP は 95 W に低下し エネルギー効率も高まっています 仮想化パフォーマンスの増加は 個別の の性能向上によるものがすべてとは言えないということに注意してください それだけでは Xeon 74 世代 (28 年 ) の同一クロックのプロセッサと比較して 3 % ~ 5 % を超えるスループットの増加は不可能です 29 年以降の仮想化環境におけるパフォーマンス向上の大部分は 稼動できる最大 数が増大したことによって達成されたものです 3/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

ベンチマーク環境 測定は次のような環境で行われました フレームワークコントローラー サーバ ストレージシステム 1 Gb または 1 Gb の複数のネットワーク SUT(System Under Test: テスト対象システム ) 負荷ジェネレーター SUT ハードウェア モデル プロセッサ PRIMERGY RX6 S5 Xeon E752(4 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon E753(6 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon L7545(6 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon E754(6 コア 2. GHz) 4 基 メモリ 512 GB(8 GB DIMM を使用した完全構成 ) ネットワークインターフェース 1 Gbit LAN 4: 負荷用 3 制御用 1 ディスクサブシステム ストレージの接続 SUT ソフトウェア オペレーティングシステム Xeon X7542(6 コア 2.66 GHz) 4 基 Xeon L7555(8 コア 1.86 GHz) 4 基 Xeon X755(8 コア 2. GHz) 4 基 Xeon X756(8 コア 2.26 GHz) 4 基 内蔵ハードディスクは使用せず ストレージシステム FibreCAT CX5 のみを使用 の仮想ディスクファイル用のタイルあたり 1 つの 5 GB LUN 各 LUN は 5 つの Seagate ST373454 ディスク (15 krpm) で構成された RAID アレイ FC コントローラー Emulex LPe122 を使用 ハイパーバイザー ware ESX Server バージョンバージョン 4. U2 ビルド 261974 BIOS SUT: 仮想化に関する詳細 ESX 設定 一般的な詳細 負荷ジェネレーターのハードウェア モデル プロセッサ メモリ バージョン Aptio 3.6 R1.1C.287 デフォルト設定 デフォルト ベンチマークの概要 vservcon を参照 PRIMERGY BX6 S3 シャーシ内にタイルあたり 2 つのサーバブレード それぞれ Xeon 513 2 基 2 MHz 1~2 GB ネットワークインターフェースそれぞれ 1 Gbit LAN 2 オペレーティングシステム W2K3 EE 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 21-211 31/38 ページ

mark V1 ベンチマークの説明 このセクションの内容は mark ベンチマークバージョン 1.1.1( 以降 mark V1 ) に基づいています mark V1 は ハイパーバイザーを使用した仮想化ソリューションにおけるサーバ統合の適合性比較を行うために ware が開発したベンチマークです ベンチマークは 負荷生成用のソフトウェアに加えて 定義済み負荷プロファイルおよび規定されたルールで構成されます 長い間 mark V1 は ベンダー間の比較が可能な唯一の確立された仮想化ベンチマークでした mark V1 のベンチマーク結果は ware 社のレビュー後に ware サイトで公開されていました 現在では mark V2 に置き換えられており mark V1 は研究目的でのみ使用可能です mark V1 のようなベンチマークは サーバ統合の観点から実際のデータセンターを模倣します 言い方を変えると 実際にサーバ上で仮想化されているアプリケーションシナリオを考慮しなければなりません 目標は 稼動率が低いサーバをできるだけ多く として集約することです そのため ベンチマークによって さまざまなアプリケーション の全体的なスループットと 効率よく運用できる仮想マシンの個数を評価することが必要になります これらの 2 つの目的のために次のようなソリューションコンセプトが確立されています まず アプリケーションシナリオの代表的なグループが選択されます これらは 測定時に仮想ホスト上で同時に開始されます 各 には 適切な負荷ツールを使用して低い負荷がかけられるようになっています このような をグループ化したものを タイル と呼びます mark V1 のタイルは 6 つの で構成され そのうち 5 つは特定のアプリケーションシナリオに割り当てられます これらの に加え スタンバイサーバという 6 番目の が追加されます mark V1 では 論理的なプロセッサ メモリ ハードディスクスペースといった特定のリソースが各 に強制的に割り当てられます 右の表に 6 つの とそれらを測定するために使用する負荷ツールを示します アプリケーションシナリオ データベースサーバ 負荷ツール Sysbench ファイルサーバ Dbench( 変更済み ) Java アプリケーションサーバ SPECjbb25( 変更済み ) メールサーバ Loadsim 23 Web サーバ SPECweb25( 変更済み ) スタンバイサーバ - 測定対象となるサーバの処理能力によっては 全体として最大のパフォーマンスを達成するために複数のタイルを並列して開始する必要があります テスト対象システム データベース ファイルサーバ Java メール Web スタンバイ タイル n データベース データベース データベース ファイルサーバ ファイルサーバ ファイルサーバ Java Java Java メール メール メール Web Web Web スタンバイ スタンバイ スタンバイ タイル 3 タイル 2 タイル 1 5 つの mark V1 アプリケーションシナリオのそれぞれから ごとのベンチマーク結果が得られます これらの結果から単一のスコアを取得するために すべての結果が適切に集約されます 結果は あるタイル数に対する mark V1 スコアで表し 12.34@5 タイル のように実際のスコアに加えてタイル数が示されます mark V1 の詳細については ベンチマークの概要 mark V1 を参照してください 32/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

77.29@51 tiles 76.1@51 tiles 75.77@5 tiles 75.1@5 tiles 74.34@5 tiles 73.82@5 tiles 73.69@5 tiles 73.2@5 tiles 71.85@49 tiles 71.13@48 tiles mark Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 バージョン : 1.4 211-6-3 ベンチマーク結果 21 年 1 月 19 日 富士通は PRIMERGY RX6 S5 と ware ESX v4. Update 2 を使用して 77.29@51 タイル の mark V1 スコアを達成しました これにより PRIMERGY RX6 S5 は 32 コアカテゴリで mark V1 ランキング 1 位になり mark V1 の観点から最も強力な仮想サーバと評価されます 21 年 6 月の時点で PRIMERGY RX6 S5 は 他の 2 つの測定結果から このベンチマークで非常に高いスコアを獲得することを期待されていました メモリ構成のさらなる改善と最適化により 予想以上の結果を達成することができました 以下のグラフは PRIMERGY RX6 S5 の 3 つのスコアと 2 競合他社のシステムを含む 32 コアのカテゴリにおける mark V1 上位の結果を示しています 9 8 +1.56% 32 Cores 7 6 5 4 3 2 1 Fujitsu PRIMERGY RX6 S5 4 Xeon X756 Cisco UCS C46 M1 4 Xeon X756 Fujitsu PRIMERGY RX6 S5 4 Xeon X756 HP ProLiant DL58 G7 4 Xeon X756 Dell PowerEdge R91 4 Xeon X756 Cisco UCS C46 M1 4 Xeon X756 Fujitsu PRIMERGY RX6 S5 4 Xeon X756 Lenovo WQ R68 G7 4 Xeon X756 IBM System x385 X5 4 Xeon X756 Cisco UCS B44 M1 4 Xeon X756 すべてのスコアおよび詳細な結果と構成データについては http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html を参照してください このような高い mark V1 結果を達成し 48 コアカテゴリおよび 64 コアカテゴリのすべての結果を上回るために必要な主な条件は プロセッサ (Xeon X756 4 基 ) と プロセッサの機能を最適に使用できるバージョンのハイパーバイザーです これらの機能には 拡張ページテーブル (EPT) 3 ハイパースレッディング およびこのプロセッサアーキテクチャーで採用されている高速なメモリ接続が含まれます これらはすべて 仮想化に対して有効に機能します グラフで示されたすべてのシステムが上記の恩恵を受けていますが その中で PRIMERGY RX6 S5 が 1 位を獲得できたのは あらゆるコンポーネントを最適に調整した結果です 5 タイルまたは 51 タイルを最適なパフォーマンスで稼動させるためには DIMM を 64 枚使った最大メモリ構成のシステムが必要です すべての それらのアプリケーションデータ ホストオペレーティングシステム および追加で必要なデータは 合計で最大 72 個の LUN を備えた ETERNUS DX8 システムの強力なファイバーチャネルディスクサブシステムに格納されます ESX ハイパーバイザーは この構成向けに特別に最適化されました 2 3 上記の競合他社製品との比較は 21 年 1 月 19 日時点の内容です また 32 コアサーバカテゴリの mark V1 結果を基に比較しています mark V1 結果は http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html を参照してください EPT は ホストとゲストのメモリアドレスのマッピングをハードウェアでサポートすることで メモリの仮想化処理を高速化します Fujitsu Technology Solutions 21-211 33/38 ページ

32.44@22 tiles 3.96@22 tiles 3.6@21 tiles 29.95@2 tiles 29.51@2 tiles 29.19@2 tiles 2.5@14 tiles 55.88@39 tiles 52.27@35 tiles mark Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 バージョン : 1.4 211-6-3 より小さな 24 コア構成の PRIMERGY RX6 S5 でも mark V1 ベンチマークを実行しました このベンチマークでも 55.88@39 タイル を達成し 24 コアカテゴリで mark V1 ランキング 1 位を獲得しました 次のグラフは PRIMERGY RX6 S5 および PRIMERGY BX96 S1 と 4 競合他社のシステムを比較した 24 コアカテゴリの mark V1 上位の結果を示しています 6 24 Cores 5 4 3 2 1 Fujitsu PRIMERGY RX6 S5 4 Xeon E754 Fujitsu PRIMERGY BX96 S1 4 Xeon E754 Dell PowerEdge R715 2 Opteron 6176 SE HP ProLiant DL385 G7 2 Opteron 6176 SE HP ProLiant DL385 G7 2 Opteron 6176 SE HP ProLiant DL585 G6 4 Opteron 8439 SE Dell PowerEdge R95 4 Opteron 8439 SE HP ProLiant BL685c G6 4 Opteron 8435 IBM System x385 M2 4 Xeon X746 すべてのスコアおよび詳細な結果と構成データについては http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html を参照してください このカテゴリで mark V1 のこの記録を達成するために必要な主な条件は プロセッサ (Xeon X756 4 基 ) と プロセッサの機能を最適に使用できるバージョンのハイパーバイザーです これらの機能には 拡張ページテーブル (EPT) ハイパースレッディング およびこのプロセッサアーキテクチャーで採用されている高速なメモリ接続が含まれます これらのすべての機能は仮想化に対して特に有効です システムを最適なパフォーマンスで稼動させるためには 最大メモリ構成 (124 GB:16 GB DIMM 64 枚 ) が必要です すべての それらのアプリケーションデータ ホストオペレーティングシステム および追加で必要なデータは 合計で 55 個の LUN を備えた ETERNUS DX8 システムの強力なファイバーチャネルディスクサブシステムに格納されます 使用されているすべてのコンポーネントは それぞれが最適に動作するように調整されました 4 上記の競合他社製品との比較は 21 年 1 月 19 日時点の内容です また 24 コアサーバカテゴリの mark V1 結果を基に比較しています mark V1 結果は http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html を参照してください 34/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

4.52@28 tiles 77.29@51 tiles mark Score 4.52@28 tiles 4.49@28 tiles 39.19@27 tiles 37.92@28 tiles 37.28@26 tiles 37.11@26 tiles 32.82@22 tiles 22.9@17 tiles 22.7@16 tiles mark Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY RX6 S5 バージョン : 1.4 211-6-3 PRIMERGY RX6 S5 は プロセッサ構成が半分 (Xeon X756 2 基 ) でも 16 コアサーバカテゴリで競争力を発揮し 4.52@28 タイル という結果で 1 位を獲得しました 次のグラフは PRIMERGY RX6 S5 および PRIMERGY BX96 S1 と 5 競合他社のシステムを比較した 16 コアカテゴリの mark V1 上位の結果を示しています 4 16 Cores 35 3 25 2 15 1 5 Fujitsu Fujitsu PRIMERGY PRIMERGY RX6 S5 BX96 S1 2 2 Xeon Xeon X756 X756 Cisco UCS B23 M1 2 Xeon X756 HP ProLiant BL62c G7 2 Xeon X756 Dell PowerEdge R81 2 Xeon X756 Dell PowerEdge M91 2 Xeon X756 Fujitsu PRIMERGY BX96 S1 4 Xeon E752 Dell PowerEdge M95 4 Opteron 8393 SE Dell PowerEdge R95 4 Opteron 8393 SE すべてのスコアおよび詳細な結果と構成データについては http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html を参照してください 使用されたメモリ構成は 512 GB(16 GB DIMM 32 枚 ) です アーキテクチャーにより プロセッサが 2 基しかない構成では 半数のメモリスロットしか割り当てることができません すべての それらのアプリケーションデータ ホストオペレーティングシステム および追加で必要なデータは 合計で 42 個の LUN を備えた ETERNUS DX8 システムの強力なファイバーチャネルディスクサブシステムに格納されます 使用されているすべてのコンポーネントは それぞれが最適に動作するように調整されます 16 コアと 32 コアの結果を比較した右のグラフには パフォーマンスが 1.91 倍に向上しているとおり PRIMERGY RX6 S5 の極めて高いスケーラビリティが示されています 仮想環境では特に ハイパーバイザーを有効に活用した多数の仮想マシンを並列稼動することで このような高いスケーラビリティを実現できます また mark V1 ベンチマークの定義に従うと 32 基のプロセッサコア構成で達成された 77.29@51 タイル というスコアは これ以上向上することはできません ESX ハイパーバイザーの制限により 稼動可能な vcpu は最大で 512 であり 1 タイルあたり 1 vcpu を割り当てると 51 タイルまでしか稼動できないためです 8 7 6 5 4 3 2 1 2 Xeon X756 16 Cores 1.91 4 Xeon X756 32 Cores 5 上記の競合他社製品との比較は 21 年 1 月 19 日時点の内容です また 16 コアサーバカテゴリの mark V1 結果を基に比較しています mark V1 結果は http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html を参照してください Fujitsu Technology Solutions 21-211 35/38 ページ

ベンチマーク環境 一般的な測定環境を次に示します サーバ ストレージシステム 1 Gb または 1 Gb の複数のネットワーク プライムクライアントを含む負荷ジェネレーター SUT(System Under Test: テスト対象システム ) SUT ハードウェア モデル プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ストレージ接続 SUT ソフトウェア PRIMERGY RX6 S5 Xeon X756(8 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon E754(6 コア 2. GHz) 4 基 Xeon X756(8 コア 2.27 GHz) 4 基 512 GB(8 GB DIMM 64 枚 デュアルランク ) 1333 MHz Registered ECC DDR3 または 1 TB(16 GB DIMM 64 枚 クアッドランク ) 1333 MHz Registered ECC DDR3 内蔵 Intel 82576NS デュアルポート 1 GbE アダプター 2 基 Intel 1 GbE X52-DA2 デュアルポートサーバアダプター 1 基 内蔵ハードディスクは使用しません 9/13/15/16 ETERNUS DX8 ストレージシステム : 複数の RAID- アレイに合計 196/274/34/352 のハードディスク デュアルポート FC コントローラー Emulex LPe122 1 台 オペレーティングシステムハイパーバイザー ware ESX Server ESX バージョン ware ESX v4. Update 2 ビルド 25724 またはビルド 261974 BIOS バージョン 負荷ジェネレーターのハードウェア Aptio 3.6 R1.1.287 モデルサーバブレード PRIMERGY BX62 S4( タイルごとに 1 台 ) プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース Intel Xeon 513 2 基 2 GHz 3 GB それぞれ 1 Gbit LAN 1 基 オペレーティングシステム Microsoft Windows Server 23 R2 Enterprise SP2 および KB955839 を適用 詳細 公開 URL http://www.vmware.com/files/pdf/vmmark/mark-fujitsu-21-1-18-rx6-3.pdf http://www.vmware.com/files/pdf/vmmark/mark-fujitsu-21-1-18-rx6-2.pdf http://www.vmware.com/files/pdf/vmmark/mark-fujitsu-21-1-18-rx6.pdf http://www.vmware.com/files/pdf/vmmark/mark-fujitsu-21-6-2rx6s5.pdf http://www.vmware.com/files/pdf/vmmark/mark-fujitsu-21-6-15-rx6s5.pdf 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 36/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211

関連資料 PRIMERGY システム http://ts.fujitsu.com/primergy PRIMERGY RX6 S5 データシート ( 英語 ) http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=bd8615ca-a35f-45a6-8e7d-8d34fe9aee Xeon 75(Nehalem-EX) 搭載システムのメモリパフォーマンス http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=d9613ce4-223a-45e8-8f59-c39a831f2d18 PRIMERGY のパフォーマンス http://ts.fujitsu.com/products/standard_servers/primergy_bov.html OLTP-2 ベンチマークの概要 OLTP-2 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=9775e8b9-d222-49db-98b1-4796fbcd6d7a SAP BI-D http://www.sap.com/benchmark SAP SD http://www.sap.com/benchmark ベンチマークの概要 SAP SD http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=ab13a8c-44d8-4ee-9415-695d372e2e7b SPECcpu26 http://www.spec.org/osg/cpu26 ベンチマーク概要 SPECcpu26 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=bbf1-8f75-435f-bb9b-3eceb5ce157 SPECjbb25 http://www.spec.org/jbb25 ベンチマーク概要 SPECjbb25 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=18c1541-a25f-4d23-ba5-5742dd5715ba TPC-E http://www.tpc.org/tpce ベンチマークの概要 TPC-E http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=4d3c87a-6978-4923-849f-e4288af8615a mark V1 ベンチマークの概要 mark V1 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=253a2cc2-b824-4ff4-85a4-8b55ca265d5 mark V1 http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/overview.html mark V1 結果 http://www.vmware.com/products/vmmark/v1/results.html vservcon ベンチマークの概要 vservcon http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=c3d5ce5d-561-43c6-86b4-5154994a71 PC サーバ PRIMERGY( プライマジー ) http://primeserver.fujitsu.com/primergy Fujitsu Technology Solutions 21-211 37/38 ページ

お問い合わせ先 富士通テクノロジー ソリューションズ Web サイト :http://ts.fujitsu.com PRIMERGY のパフォーマンスとベンチマーク mailto:primergy.benchmark@ts.fujitsu.com 知的所有権を含むすべての権利は弊社に帰属します 製品データは変更される場合があります 納品までの時間は在庫状況によって異なります データおよび図の完全性 事実性 または正確性について 弊社は一切の責任を負いません 本書に記載されているハードウェアおよびソフトウェアの名称は それぞれのメーカーの商標等である場合があります 第三者が各自の目的でこれらを使用した場合 当該所有者の権利を侵害することがあります 詳細については http://ts.fujitsu.com/terms_of_use.html を参照してください 211-6-3 WW JA Copyright Fujitsu Technology Solutions GmbH 21-211 38/38 ページ Fujitsu Technology Solutions 21-211