情報処理学会研究報告 䐣ᡴ㘽 ᥦ ษ 㘽 䐟ᴦ㆕ 䐠 ᅾ䛾₇ዌ 䐢䜻䝳䞊䝫䜲䞁䝖 タᐃ 㘽 ᣑ ᅗ 䐡ḟ䛻ᡴ㘽䛩䜛㘽 䛚䜘䜃㐠ᣦ ሗ 䐡ḟ䛻ᡴ㘽䛩䜛㘽 㐠ᣦ ሗ 䐣ᶍ ₇ዌ 㘽 䐢䜻䝳䞊䝫䜲䞁䝖 図 1 提示コンテンツ う学習モデルが 教育実践でも主流の理論となっている などをもつ 先生と生徒のレッ

1,a) 1,b) 1,c) 1,d) 1. 1 1 Future University Hakodate a) yoshi@fun.ac.jp b) hirata@fun.ac.jp c) tayanagi@fun.ac.jp d) mtsubaki@fun.ac.jp [1], [2], [3], [4] [4] ( ) Dewey[5] Schön[6] 1

情報処理学会研究報告 䐣ᡴ㘽 ᥦ ษ 㘽 䐟ᴦ㆕ 䐠 ᅾ䛾₇ዌ 䐢䜻䝳䞊䝫䜲䞁䝖 タᐃ 㘽 ᣑ ᅗ 䐡ḟ䛻ᡴ㘽䛩䜛㘽 䛚䜘䜃㐠ᣦ ሗ 䐡ḟ䛻ᡴ㘽䛩䜛㘽 㐠ᣦ ሗ 䐣ᶍ ₇ዌ 㘽 䐢䜻䝳䞊䝫䜲䞁䝖 図 1 提示コンテンツ う学習モデルが 教育実践でも主流の理論となっている などをもつ 先生と生徒のレッスン支援 [18], [19] として 諏訪 [7] は これらの考え方に立脚し スポーツ等の身体 音量の変化やテンポ スタッカートやレガートといった スキルの獲得過程における言語化に着目している 練習中 アーティキュレーションの具合等を示すシステムが提案さ の気付きや知見を学習者自らが言語化することで 新たな れている 打鍵すべき鍵 運指 手本映像を表示するキー 気付きやメタ認知が促され 身体動作へとフィードバック ボードやソフトウェア [1], [2], [9], [10], [20], [21], [22] があ される 中島 [8] は 評価に人の価値観が関わるような研 る これらはいずれも打鍵情報から演奏を評価し学習目的 究テーマにおける研究成果の表現法として 一人称の立場 に必要な情報を提示しており 学習効果の向上という目的 から他者を志向した記述 物語 が効果的であると主張し は同じであるが 学習方略の省察やメタ認知の促進には着 ている 目していない したがって ピアノの練習においても 学習者が自身の 学習方略や練習中に得られた気付きを物語として記述する ことで 学習方略への意識の高まりや 学習方略の省察お よびメタ認知の促進が期待できる 3. 設計方針 筆者らの研究グループが提案するピアノ学習支援システ ムは 成人ピアノ初心者を対象としており 五線譜やシス そこで本研究では これらの問題を解決するために 学 テムが生成する補助情報を活用しながら学習者はある楽曲 習方略の物語化に着目したピアノ学習支援システムの構築 を一から練習し できるだけ速く習熟し 最終的にシステ をめざす ムの補助なしで演奏できるようになることをめざしている 実際にピアノ学習支援システムを利用しながら物語を記 また 目の前の課題曲を演奏できるようになるだけではな 述してもらうという予備実験から得られた知見をもとに く ピアノ演奏そのものの熟達化支援の実現に向けて 1 学習方略などを物語として描写 編集 閲覧できる機能や 章で述べたように 学習方略への意識や学習方略そのもの 一連の描写した物語をポートフォリオとしてまとめるオー の質を向上できるシステムの構築をめざす このためのシ サリング機能を提供する ステムの要件として以下があげられる 以下 2 章で関連研究について説明し 3 章でシステム の設計方針について述べる 4 章で予備実験について説明 打鍵位置情報の提示 演奏者は演奏したい楽曲があった し 5 章で設計について述べる 最後に 6 章で本研究のま 場合 とにかくその楽曲を弾けるようになりたいという思 とめを行う いが強い しかし ピアノ初心者は 楽譜の音符と その 2. 関連研究 音符に該当する鍵盤の対応付けをとることが困難であるた め 五線譜とピアノしか利用しない旧来のピアノ学習方法 これまでピアノ学習の支援につながる試みはいくつ では 学習者はまず譜読みの勉強から開始する必要があり か行われている 蓄積した演奏データから演奏者の苦 最終的に目標とする楽曲を演奏できるようになるまでに時 手な奏法を割り出し集中的にトレーニングするシステ 間がかかっていた また 筆者らの研究グループは これ ム [11], [12], [13], [14], [15] や 演奏を自動的に評価しアド までにピアノ初心者のための学習支援システムを構築して バイス文や誤りを譜面上に提示 [16] するシステムがある おり 評価実験の結果より 光る鍵盤のように次の打鍵位 また Piano Tutor[17] は演奏追従認識による自動譜めくり 置を鍵盤上に提示することは 演奏の敷居を下げ 打鍵位 機能や ビデオや音声による模範演奏の提示や 演奏者の 置を理解する効果的な方法であることが証明されている 演奏データを解析し改善点をテキストなどで指示する機能 したがって 本システムにおいても光る鍵盤のような打鍵 2014 Information Processing Society of Japan 2

2 3 2 1 4. 4.1 3 MIDI PC SONY VGN-SR94VS PC SONY VPCSA MIDI CASIO PriviA PX-110 Tobii X1 Tobii T60 BenQ MP776 ST 6 72 PC Windows 7 Microsoft Visual C++ 2010 4.2 1 (1) (2) (3) 1 5 3

4 (4) (5) ON-OFF ON-OFF 4.3 W. A. Mozart 17 30 5 1 1 MIDI 4- a 4- b 4- c 30 30 5 5 4.4 2 6 A 1. 2. 3. B 4

情報処理学会研究報告 䛾Ꮫ 䜢 䜚 䛳䛶䠈Ẽ䛵䛔䛯䛣䛸䜔ᕤኵ䛧䛯Ꮫ ᪉ 䛺䛹 グ䛾㡯 䛻䛴䛔䛶䠈ᴦ㆕䜢 䛧䛺䛜䜙 䛻グ 䛧䛶䛟䛰䛥䛔䠊 䕕 䛾 ᶆ䛸䛭䛾䛯䜑䛾Ꮫ ᪉ 䠈㐩ᡂᗘ䠈 䕕 䛾 ᶆ䛸䛭䛾Ꮫ ᪉ Ặ 䠖 ᐇ㦂 䠖2013/ / 䕕 䛖䜎䛟ᙎ䛡䛺䛔 ᡤ䠈䛰䛛䜙䛹䛖䛧䛯 䕕 䜎䛷䛖䜎䛟䛷䛝䛺䛛䛳䛯䛜ฟ᮶䜛䜘䛖䛻䛺䛳䛯 ᡤ䠈䛺䛬䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛺䛳䛯䛛䠊 䕕 䛭䛾 Ẽ䛵䛔䛯䛣䛸 䛺䛹 䛾Ꮫ 䜢 䜚 䛳䛶䠈Ẽ䛵䛔䛯䛣䛸䜔ᕤኵ䛧䛯Ꮫ ᪉ 䛺䛹 グ䛾㡯 䛻䛴䛔䛶䠈ᴦ㆕䜢 䛧䛺䛜䜙 䛻グ 䛧䛶䛟䛰䛥䛔䠊 䕕 䛾 ᶆ䛸䛭䛾䛯䜑䛾Ꮫ ᪉ 䠈㐩ᡂᗘ䠈 䕕 䛾 ᶆ䛸䛭䛾Ꮫ ᪉ Ặ 䠖ᮍ᮶ ኴ㑻 ᐇ㦂 䠖2013/12/02 䕕 䛖䜎䛟ᙎ䛡䛺䛔 ᡤ䠈䛰䛛䜙䛹䛖䛧䛯 䕕 䜎䛷䛖䜎䛟䛷䛝䛺䛛䛳䛯䛜ฟ᮶䜛䜘䛖䛻䛺䛳䛯 ᡤ䠈䛺䛬䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛺䛳䛯䛛䠊 䕕 䛭䛾 Ẽ䛵䛔䛯䛣䛸 䛺䛹 ᶆ䞉Ꮫ ᪉ 䞉㐩ᡂᗘ䠖 ᶆ䞉Ꮫ ᪉ 䞉㐩ᡂᗘ䠖 䛿ㄢ㢟 య䜢ᙎ䛡䜛䜘䛖䛻䛺䜛䛯䜑䛻䠈ㄢ㢟 䜢 䛛䜙 ᚋ䜎䛷 䜚 䛧 䛧䛯䠊䛧䛛䛧䠈 䜢㛤ጞ䛧䛶䛛䜙20ศ䜢㐣䛞䜛䛸7ᑠ 䛾ᕥᡭ䛾㊴ 䛜䛖䜎䛟₇ዌ䛷䛝䛺䛔䛣䛸䛜䜟䛛䜚䠈䛭䛾 ᡤ䜢 㔜Ⅼ 䛻 䛧䛯䠊䝅䝇䝔䝮䛾 䛜䛺䛔䛸 㐩ᗘ䝔䝇䝖䛷䛿䠈3ᑠ 䛾ඛ㢌䛾㡢 䛸㘽䛾ᑐᛂ䛜䜟䛛䜙䛺䛟䛺䛳䛯䛯 䜑䠈 䛿䛭䛾 ᡤ䜢㔜Ⅼ 䛻 䜚 䛧 䛧䛯䛔䠊 䛿ㄢ㢟 ๓ 䜢 㐩ᗘ䝔䝇䝖䛷䝭䝇䛺䛟₇ዌ䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛺䜚 䛯䛔䠊 ఇ 䜢ព 䛩䜛䜘䛖䛻䛺䛳䛯䠊 䛴䛔㆕㠃䜢ㄞ䜐䛯䜑ᡭ䛜 Ṇ䜎䛳䛶䛧䜎䛖䠊䛣䛾䛯䜑䠈 ᡴ㘽 䜢ぬ䛘䜛䛯䜑䛻 䜚 䛧 䜢䛧䛯䛜䠈䜎 䛰䛖䜎䛟䛷䛝䛺䛔䠊 䛣䛾3㡢䛿䛖䜎䛟ᙎ䛡䛺䛛䛳䛯䛜䕿䕿䛻 䛣䛾㡢䜢䛔䛴䜒㛫 Ẽ䛵䛟䛣䛸䛷䛖䜎䛟䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛺䛳䛯䠊 㐪䛘䜛䛣䛸䛻Ẽ䛵䛔 䛯䠊 ᕥ 䛾䝍䜲䝭䞁䜾䜢 䜟䛫䜛䛣䛸䛜㞴䛧䛔 䛨䝣䝺䞊䝈䠄㡢 䠅䛷䛒䜛䛣䛸䛻Ẽ䛵䛔䛯 䛣䜜䜙䛾㡢䛜 䛣䛘䛶䛟䜛䜘䛖䛻ᙎ䛟䛸 䜙䛪䛻䜂䛡䜛䛣䛸䛜䜟䛛䛳䛯䠊 䛣䛣䛿 ᡭ䜢 䛧䛶䛛䜙ᕥᡭ䜢 䛧䜘䛖 図 5 物語シート ᶆ䞉Ꮫ ᪉ 䞉㐩ᡂᗘ䠖 䛿ᴦჾ䛻 䜜䜛䛣䛸䠈 䛻 䜜䜛䛣䛸䜢 ᶆ䛸䛧䛯䠊䛭䛾䛯䜑Ꮫ ᪉ 䛿䠈䐟 ᡭ 䛪䛴䜖䛳䛟䜚ᙎ䛔䛶䠈ᣦ䜢ᴦჾ䛻 䜙䛩䐠䝭䝇䛧䛶䜒Ⰻ䛔䛾䛷䠈 య䜢 䛧䛶ᙎ䛟䐡䝸䝈䝮䛸㐠ᣦ䛿䛒䜎䜚Ẽ䛻䛧䛺䛔䠊䛾 䠏䛴䛰䛳䛯䠊 䛿䝸䝈䝮䜢 ᐃ䛻ಖ䛱䛺䛜䜙ᙎ䛟䛾䜢 ᶆ䛸䛩䜛䠊䛭䛾䛯䜑䛾Ꮫ ᪉ 䛿䠈䐟㡢䛾ᙉᙅ䛿ព 䛫䛪䠈ṇ 䛧䛔㡢䜢ᙎ䛟䛣䛸䜢㔜ど䛩䜛䠊䐠䛷䛝䜛䛰䛡ᴦ㆕䜢ぢ䜛䛾䠎䛴䛸䛧䛯䠊 ᡭ䛟ᙎ䛡䛺䛛䛳䛯䛸䛣䜝䛿䠈ᴦ㆕ෆ䛾䐟䠈䐠䛾㒊ศ 䛰䛳䛯䠊䐟䛿 㣭㡢䛜 ศ䛷ᛮ䛳䛶䛔䛯㡢䛸 䛺䛳䛶䛔䛯Ⅽ䠈䛭䜜䜢ಟṇ䛩䜛䛾䛻ⱞປ䛧䛯䠊䐠䛿䛔䛪䜜䜒㡢䛾㊴ 䛜 䛒䜚䠈ど 䛜䜆䜜䛶ఱᗘ䜒䝭䝇䝍䝑䝏䛧䛯䠊䛣䜜䜙䜈䛾ᑐฎ䛸䛧䛶䠈 䛛䛺䝭䝇䛿チᐜ䛧䛶Ẽᣢ䛱䛻䜖䛸䜚䜢ᣢ䛯䛫䛶 䜢㐍䜑䛯䠊 䐟 ᶆ䞉Ꮫ ᪉ 䞉㐩ᡂᗘ䠖 䛿䠈 య䛾 ᶆ䠄 䛻₇ዌ䛩䜛䛣䛸䠅䜢㢌䛻ᑡ䛧ᾋ䛛䜉䛺䛜䜙䠈䛥䜟䛳䛶䜏䜛䛣䛸 䜢ព 䛧䛶 䜢 䛳䛯䠊䠍ᗘ䛻 ᡭ䛸ᕥᡭ䜢 䛖䛾䛿ᅔ㞴䛷䛒䜛䛸 䛘 ᡭ䛵䛴 䛧䛯䠊 ᕪ䛧ᣦ䛸䠈 ᣦ䛺䛹䠈ᬑẁ 䛻 䛛䛥䛺䛔 䛝䛿 䛻㞴䛧䛔䛸ឤ䛨䛯䠊䜎䛯䠈㘽 䛾䛹䛾 䛜ᴦ㆕䛾䛹䛾 䛻ᑐᛂ䛧䛶䛔䜛䛾䛛 䛟䜟䛛䛳 䛶䛔䛺䛔䠊 ᅾ䛿㘽 䛰䛡䜏䛶₇ዌ䛧䛶䛔䜛䛜䠈䜖䛟䜖䛟䛿ᴦ㆕䜢ぢ䛯䛰䛡䛷₇ዌ䛩䜛ᚲせ䛜䛒䜛䛾䛷䠈䛹䛖Ꮫ 䛧䛶䛔 䛣䛖䛛 䛘 䛷䛒䜛䠊䛸䜚䛒䛘䛪䠈 ᡭ䛛䜙₇ዌ䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛺䜛䛯䜑䛻 䛧䛶䛔䛟ணᐃ䠊 య 䛻 ᡭ 䛸ᕥᡭ 䛾䝁䝷 䝪䛜㞴 䛧䛭䛖䠊 䝍䝷䝷䝷䝷 䛣䜜䛜䛛䛯䜎䜚䛷䛒 䜛䛣䛸䛿䛺䜣䛸䛺䛟 ゎ䛷䛝䜛䠊 ṇゎ䛜䜟䛛䜙䛺䛔䠊䛹䛖 䜔䛳䛶ᙎ䛟䛾䛛... 䛣䛳䛛䜙䛣䛣䛷ᣦ 䛾 䛜䜟䛛䜙䛺 䛟䛺䛳䛯 ᡭ䛸ᕥᡭ䛾䛸䛣䜝 䛿ᚋ䛻 䛜ᚲせ䛻 䛺䜚䛭䛖䠊 䐠 䛹䜣䛺䜎䛸䜎䜚䛛 ᛮ䛔ฟ䛫䛺䛔... ฟ䛰䛧䛾ᣦ䛾 䛜䜟䛛 䜜䜀䛔䛡䛭䛖䛺䛝䛜䛩䜛䠊 㦂 䛾ᐇ㦂 䛾 ㄒ 㦂 䛾ᐇ㦂 䛾 ㄒ ᶆ䞉Ꮫ ᪉ 䞉㐩ᡂᗘ䠖 㐩䛾䝫䜲䞁䝖䛿䠈 య䜈䛾 Ⲵ䜢ῶ䜙䛩䛣䛸䛷䛩䠊䛭䛾䛯䜑䛻䠈䐟 䛛䜙୧ᡭ䛷ᙎ䛟 䐠㐠ᣦ䜢Ẽ䛻䛧䛺䛔䐡ᬯ㆕䛩䜛䠈䛸䛔䛖䠏Ⅼ䜢ព 䛧䛶 䛧䛶䛟䛰䛥䛔䠊䐟䜢ᣲ䛢䛯 䛿䠈 య䜈䛾 Ⲵ䜢ῶ䜙䛧䛶 䜢䝇䝮䞊䝈䛻ᙎ䛟䛯䜑䛻䛿䠈 䛛䜙୧ᡭ䛷ᙎ䛔䛶ᕥ 䛾ᡭ䛾䝸䝈䝮䜢 ᮇ䛥䛫䛶䠈 䜢 䛻ฎ 䛩䜛ᚲせ䛜䛒䜛 䛸ឤ䛨䛯䛛䜙䛷䛩䠊 ᡭ䛪䛴 䛧䛶䛧䜎䛖䛸䠈 䛘䜛䛣䛸䛜ቑ䛘䛶 య䛜 䛔䛶䛣䛺䛟䛺䜚䜎䛩䠊䐡䜢ᣲ䛢䛯 䛿䠈ᬯ㆕ 䛧䛶ᡭඖ䛰䛡䛻㞟 䛷䛝䜛䜘䛖䛻䛧䛶䠈 య䜈䛾 ຍ䜢ῶ䜙䛩䛯䜑䛷䛩䠊ᬯ㆕䛾䝁䝒䛿䠈ᅄゅ䛷ᅖ䜣䛰䜾䝹䞊䝥䛾 䛾 㡢䛰䛡䜢ぬ䛘䛶䠈䛭䜜௨㝆䛿㡢ᙧ䛺䛹䛾 䛾ἲ ᛶ((1)䛾㡢ᙧ䜔䠈(2)䛾䜸䜽䝍䞊䝤䛾㐃 䠃䠏ᗘ 䛺䛹)䜢 䛧䛶䠈 㡢 䜢ព 䛫䛪䛻ᙎ䛡䜛䜘䛖䛻䛩䜛䛣䛸䛷䛩䠊 䛣䛣䛛䜙ጞ䜎䜛䠑㡢䛾㡢ᙧ䛸2~5ᗘ 䜢 䛻 䜚 䛩䠊 2ᗘ (1) 2ᗘ 5ᗘ 䛨㡢ᙧ䛾 䜚 䛧䠊3ᅇ 䛿㡢ᙧ䛿 䛺䜛䛜 䛨 䛨㡢䛻3ᗘ 䝸䝈䝮䠃㡰ḟ㝆 䛩䜛䛰䛡䠊 䛾㡢䛜 䛔䛯 䛰䛡䠊 ᶆ䞉Ꮫ ᪉ 䞉㐩ᡂᗘ䠖(A) 䜢ጞ䜑䜛๓䛻䠈ぢᮏ䜢ఱᗘ䜒 䛟䛣䛸䠊 ᡂ䛾䜲䝯䞊䝆䜢㢌䛻䛯䛯䛝䛴䛡䜛䠊(B) 䜎䛪䛿䠈 ᡭ䛾 䛷 య䛾䝸䝈䝮䜢䛴䛛䜐䠊 ᡭ䛾 䛛䛧᪉䠈ጞ䜎䜛 䠈ᣦ䛾 䛝䜢 䜑䛻ぬ䛘䛶䛔䛟䠊 ศ䛿 ᡭ 䛜 䛺 䛷ᕥᡭ䛾 䛻 䜚 䛛䛳䛯䛜䠈 ᡭ䜢 䛻䛧䛶䛛䜙䛾᪉䛜Ⰻ䛛䛳䛯䛛䜒䛧䜜䛺䛔䠊(C) ᡭ ୧ᡭ䠊 ᡭ䛾ᴦ㆕䛻ᑐᛂ䛥䛫䛶ᕥᡭ䛾 䛸 䛝䜢ぬ䛘䛶䛔䛣䛖䠊(D) 䛝䛺ᵓ㐀䛿䠏䛴䠊 䛧䛶䛔䛟䛖䛱䛻䝟䝍䞊䞁䛜ぢ䛘䛶 䛟䜛䛾䛷 䜜䜛䛣䛸䛿䛺䛔䠊 䐟 䐟䛾ᕥᡭ䛿䛪䛳䛸 䛨 䛰䠊 䐟䛾 ᡭ䛿ᣦ䛾 䛜㞴䛧䛔䠊䛹䛾ᣦ䛾 䛹䛾 䛛䜙ጞ䜎䜛䛾䛛䛧䛳䛛䜚ぬ䛘䜘䛖䠊 䛣䛣䛿ぢᮏ䜢䜘䛟 䛔䛶 ఝ䜛䜉䛧䠊 䐠䛿 ᡭ䜢 ᐇ䛻ぬ䛘䛶䛛䜙 ᕥᡭ䛾 䜢᥈䛧䛻䛔䛣䛖䠊 䐠䛾ᕥᡭ䛾 䛾㡢䛿ሙᡤ䜢䛹䛖䜔䛳䛶 ᬯグ䛩䜛䛛䛜point ศ䛷 ༳䜢ぢ䛴䛡䛶 ᬯグ䛩䜉䛧䠊 䐠 䐡䛾 䜑䛾 ᣦ 䛸䠈䐠䛾 䜟䜚䛾 ぶᣦ䛿 䛨 䜢 ᙎ䛟䟿 䐡 ᡭ䛿㊴ 䛜䛺䛟 ᗘ䛪䛴 䛟䛰䛡 䛺䛾䛷 䛸 㝆䛾䝫䜲䞁䝖䜢ぬ䛘 䜛䛰䛡䛷䜘䛔䠊 Am䛾 䜚 䛧 2ኌ䛜1ᗘ䛪䛴 䛩䜛䛰䛡 B2䛸B3䛷 䛨㡢䛾 䜸䜽䝍䞊䝤㐪䛔 (2) C䝁䞊䝗 (1) C3 C4 E3 E4䛸䛺䛳䛶䛚䜚䠈䜸䜽䝍䞊䝤䛸2ᗘ 䛸ぬ䛘䜛䛰䛡䛷䜘䛔䠊 Am䝁䞊䝗 (2) (3) 䠎ᅇ䛵䛴 䛨ෆᐜ䛜 䛟䛾䛜 እᛀ䜜䛜䛱䠊 㦂 䛾 ㄒ䛾䜎䛸䜑 (4) (1)~(4)䛿ぢኻ䛖䛣䛸䛜ከ䛔䠊 ศ䛷 ༳䜢䛴䛡䛶ᬯグ䛩䜉䛧䠊 㦂 䛾 ㄒ䛾䜎䛸䜑 図 6 記述された物語 低い表現で 手探りの状態であることが物語から判断でき ヒアリングから物語記述において以下の要求や問題点が明 る 一方 物語のまとめ においては 高い確信度で 楽 らかになった 曲全体を俯瞰した表現で記述している 被験者 A のように メタな知見の獲得までには至っていないものの 着実に学 習方略の習熟は観測され 目の前の課題曲の習得や習熟に 留まらない 演奏技能そのものの熟達につながる兆しが見 られる 被験者が記述した物語 実験者の観察報告 被験者への 2014 Information Processing Society of Japan 時々刻々と発生する気付きを書き留めたい 各実験日の最 後に物語を記述してもらうという特性上 実験全体を通し ての振り返りや その日の実験で印象に残っていることは 記述されやすい一方 一回性の強い稀少なできごとや些末 な気付きは 打鍵位置の理解や譜読など他に集中するべき 5

1 ( 3 ) 5 9 5. 5.1 7 MIDI PC 5.2 4 PC 4.4 6

jl ~µ µ } Š {j 7 3 PC 4.4 4.4 6. 7

[1],,,, Vol. 52, No. 2, pp. 917 927 (2011 ). [2],,,, Vol. 54, No. 4, pp. 1383 1392 (2013 ). [3],,, (), Vol. 30, No. 4, pp. 51 60 (2013 ). [4],,,, XXI: WISS2013, pp. 55-60 (2013 ). [5] J. Dewey: Experience And Education, Free Press (1997). [6] D. A. Schon: The Reflective Practitioner: How Professionals Think in Action, Basic Books (1983). [7],,, :, ICT Vol. 24, No. 5, pp. 377 384 (2012 ). [8] :,, Vol. 28, No. 5, pp. 738 744 (2013 ). [9] CASIO http://casio.jp/emi/key lighting/. [10] : EZ-J210 http://www.yamaha.co.jp/product/ piano-keyboard/ez-j210/index.html. [11],, ( 2007-MUS-71), Vol. 2007, No. 81, pp. 185 190 (2007 ). [12] M. Mukai, N. Emura, M. Miura, and M. Yanagida: Generation of Suitable Phrases for Basic Training to Overcome Weak Points in Playing the Piano, Proceedings of International Congress on Acoustics, MUS-07-018 (2007). [13] T. Kitamura and M. Miura: Constructing a Support System for Self-learning Playing the Piano at the Beginning Stage, Proceedings of International Conference on Music Perception and Cognition, pp. 258 262 (2006). [14] S. Akinaga, M. Miura, N. Emura, and Masuzo Yanagida: An Algorithm to Evaluate the Appropriateness for Playing Scales on the Piano, Proceedings of International Congress on Acoustics, MUS-07-005 (2007). [15] S. Akinaga, M. Miura, N. Emura, and Masuzo Yanagida: Toward Realizing Automatic Evaluation of Playing Scales on the Piano, Proceedings of International Conference on Music Perception and Cognition, pp. 1843 1847 (2006). [16],,,,, 20, pp. 933 934 (2008 ). [17] R. B. Dannenberg, M. Sanchez, A. Joseph, P. Capell, R. Joseph, and R. Saul: A Computer-Based Multi-Media Tutor for Beginning Piano Students, Journal of New Music Research, 19 (2-3), pp. 155 173, 1990. [18] S. Smoliar, J. Waterworth, and P. Kellock: pianoforte: A System for Piano Education Beyond Notation Literacy, Proceedings of the Third ACM International Conference on Multimedia, pp. 457 465 (1995). [19],,,, Vol. 8, pp. 21 35 (2004 ). [20],,, The Phantom of the Piano:,, Vol. 2006, No. 4, pp. 69 70 (2006 ). [21] http://www.konami.jp/am/keyboard/. [22] http://www.kawai.co.jp/cmusic/ products/pm/index.htm. 8