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Transcription:

S T A R T U P! C l i e n t A c c e s s L i c e n s e これだけは知っておきたい 2012 CAL ~ CAL の思わぬ不正利用を防ぐために ~

本ガイドブックは 2012 における CAL (Client Access License) の概要について説明しています を利用するには 単純にサーバーを購入すればそれでいいとお考えではありませんか? サーバーソフトウェアを購入しただけでは の使用権を手にしただけであり 実用的に運用するためには別途 CAL の購入が必要です CAL がないまま Windows Server を利用することはソフトウェアの不正利用となります CAL を正しく理解することで コストを軽減し サーバー運用におけるコンプライアンスへの意識を向上できます 従来の CAL と異なる点を把握し 適切なライセンス運用について 今 改めてご確認ください Table of Contents CAL の基本 CAL の種類と割り当てモードを理解する 2012 の特定サービスを利用するための用途別 CAL 外部ユーザーのサーバーアクセスに必要なエクスターナルコネクタライセンス 2012 の利用に必要な CAL のバージョン 2012 CAL の購入はソフトウェアアシュアランスで 2012 関連情報 P1 P2 P3 P4 P5 P6 P6 製品に関するお問い合わせは 次のインフォメーションをご利用ください インターネットホームページ : http://www.microsoft.com/japan/ マイクロソフトカスタマーインフォメーションセンター : TEL 0120-41-6755 受付時間 9:00-17:30 ( 土日祝日 弊社指定休業日を除きます ) マイクロソフトボリュームライセンスコールセンター : TEL 0120-737-565 受付時間 9:00-17:30 ( 土日祝日 弊社指定休業日を除きます ) 電話番号のおかけ間違いにご注意ください 2012 Microsoft Corporation, All rights reserved. 本書は情報提供のみを目的としており 本書の内容について Microsoft は 明示的あるいは非明示的ないかなる保証もいたしません 本書に記載した情報は 将来予告なしに変更されることがあります 本書を使用する場合のリスクまたは本書の使用による結果について Microsoft はいかなる責務も負うものではありません お客様は適用する著作権法のすべてに準拠いただく必要があります 著作権上の権利に限定されることなく 本書の一部または全部を無断で使用 複製することはできません 本リーフレットの内容は 2012 年 10 月現在のものです 製品の仕様については 予告なく変更することがあります 予めご了承ください 日本マイクロソフト株式会社 108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー

Client Access License CAL の基本 CAL CAL は Client Access License ( クライアントアクセスライセンス ) の名前が示すとおり クライアント ( 利用者 ) がサーバーにアクセスするための権利です を利用する際には サーバーそのものを使用するためのライセンス そしてアクセスするための CAL が必要になるということです さらに運用形態によっては 上で特定のサービスを稼働させるために必要な用途別 CAL が必要になる場合があります 2012 3 1) サーバーライセンス 2) CAL ( クライアントアクセスライセンス ) 3) 用途別 CAL の使用ライセンス サーバーライセンス 特定のサーバーサービスを利用するためのライセンス 用途別 CAL にアクセスするためのライセンス CAL (Client Access License) CAL CAL はサーバーにアクセスするためには必ず必要なライセンスです CAL を取得せずにサーバーにアクセスすることは の不正利用 * とみなされますので 十分にご注意ください また 2008 CAL で 2012 にアクセスすることもできません なお CAL は下位互換となるため 2012 CAL を取得することで 2008 にアクセスすることが可能です (5 ページ参照 ) の条件に当てはまる場合 CAL は不要となります なおサーバーライセンスにはサーバー管理を前提に 2 台のデバイス あるいは 2 人のユーザーがサーバーインスタンスにアクセスする権利が含まれています Web ワークロードまたは HPC ワークロードを実行している場合 仮想 OS 環境のホスティングおよび管理のためのみに使用されている物理サーバー OS 環境へのアクセス 2012 CAL CAL はユーザーまたはデバイス (PC ワークステーション モバイル端末など ) 単位での購入が必要となります 利用形態 運用体系やシステムの規模などに合わせて CAL の割り当てを選択しましょう 詳細は 次ページ CAL の種類と割り当てモードとは をご確認ください ご注意ください 2008 R2 およびそれ以前のバージョンでは OEM のサーバーライセンスに対し CAL が添付されていました しかし 2012 の OEM 版では CAL の添付が廃止されたため 必ず別途 CAL を購入いただく必要があります - 1 -

CAL の種類と割り当てモードを理解する CAL CAL にはユーザー単位で割り当てる ユーザー CAL と デバイス単位に割り当てる デバイス CAL があります ユーザー CAL は 1 名のユーザーが複数の PC など 任意のデバイスから にアクセスできます デバイス CAL では にアクセスするすべてのデバイス (PC に限らず スレートデバイスや スマートフォンを含む ) ごとに CAL が必要となりますが CAL が割り当てられたデバイスは任意のユーザーが利用できます 利用サーバーが 1 台のみ サーバーの使用頻度が低い サーバーの利用メンバー PC 数が限定されている 他のネットワークに接続していない NO 接続デバイスまたは接続ユーザー数モード YES 同時使用ユーザー数モード 1 台のサーバーに対し 接続するデバイスまたはユーザー数の最大数を決定し その数量分の CAL を購入ください 同時使用ユーザー数モードは サーバーが 1 台しかない場合を除き ごく限られた用途向きのモードです 複数台のサーバーが稼働する場合 本モードではユーザー数モード分の CAL が必要となり 高コストとなります STEP 1 CAL 接続デバイスまたは接続ユーザー数モードにおける CAL は接続機器をベースに考える デバイス CAL と 利用者をベースに考える ユーザー CAL があります 運用体系に合わせてベースとなる CAL を選択しましょう ユーザー CAL ユーザー単位の CAL です サーバーにアクセスするユーザーの数に合わせて購入します 社内ネットワークに不特定多数の従業員がアクセスする場合などに適しています デバイス CAL PC やスマートフォンなど デバイス単位の CAL です サーバーにアクセスするデバイスの数に合わせて購入します 交代制勤務などで 特定のデバイスを複数人数で共有している場合などに適しています STEP 2 CAL 2012 の CAL は 1 回限りの選択肢として ベース CAL を割り当てる代わりに 単一のサーバーマシン上の 1 つのインスタンス専用として そのインスタンスに同じ数のユーザーまたはデバイスがアクセスできるように設定可能です サーバーが 2 台以上必要で 今後も台数が増える予定がある サーバーは 2 台未満で アクセス頻度も低い サーバーにアクセスする デバイ 各サーバーごとに 同時にアクセス スまたはユーザー数分 の CAL を するデバイスまたはユーザーの最大 購入ください 数分 の CAL を サーバーインス タンス ごとに購入ください STEP 3 CAL デバイスごとまたはユーザーごとの割り当て デバイスごとまたはユーザーごとの割り当て 2012 のインスタンスに直接的または間接的 ( マルチプレキシングサービス ) にアクセスするユーザーまたはデバイスごとに CAL を取得する必要があります デバイスの場合 PC やワークステーション以外に モバイル端末も含まれます ユーザー CAL デバイス CAL ご注意ください CAL の割り当てを正しく行うことは不正利用防止のほか 運用コストと管理コストの低減につながります サーバーの運用状況を考慮し 適切な CAL 割り当てを行いましょう サーバーインスタンスごとの割り当て ユーザー CAL サーバーインスタンスごとの割り当て デバイス CAL - 2 -

Client Access License 特定サービスの利用と外部ユーザーのためのライセンス 2012 CAL 2012 で特定の機能を実行するためには 2012 CAL に加え 専用の用途別 CAL をご用意いただ く必要があります リモートデスクトップサービスに必要な RDS CAL 2012 のリモートデスクトップサービスが実行されているサーバーにアクセスするには ユーザーまたはデバイスごとに 2012 CAL と 2012 リモートデスクトップサービス CAL (RDS CAL) が必要です RDS CAL でも 2012 CAL と同様に RDS デバイス CAL と RDS ユーザー CAL の 2 種類の CAL が提供されています この 2 つの CAL は組み合わせて利用することができます なお RDS CAL には App-V for RDS CAL が統合されているため RDS CAL が適用されているユーザーまたはデバイスは App-V for RDS で配信されるアプリケーションを利用することが可能です 2012 ターミナルサーバー リモートデスクトップサービスを利用する多数の外部クライアント 2012 CAL と RDS ECL ( エクスターナルコネクタライセンス ) がおすすめです ( 次ページ参照 ) CAL RDS ECL CAL RDS CAL CAL リモートデスクトップサービスを利用するクライアント 2012 CAL RDS CAL リモートデスクトップサービスを利用しないクライアント 2012 CAL Rights Management サービスに必要な RMS CAL 2012 の Rights Management サービスが実行されているサーバーにアクセスするには ユーザーまたはデバイスごとに 2012 CAL と 2012 Rights Management サービス CAL (RMS CAL) が必要です RDS CAL でも 2012 CAL と同様に RMS デバイス CAL と RMS ユーザー CAL の 2 種類の CAL が提供されています この 2 つの CAL は組み合わせて利用することができます 2012 Windows Rights Management サービス Rights Management サービスを利用する多数の外部クライアント 2012 CAL と RMS ECL ( エクスターナルコネクタライセンス ) がおすすめです ( 次ページ参照 ) Rights Management サービスを利用するクライアント 2012 CAL RMS CAL Rights Management サービスを利用しないクライアント 2012 CAL - 3 -

External Connector License ( : ECL) 多数の外部ユーザーが 外部から社内のサーバーにアクセスするような場合には 管理コストを削減するために エクスターナルコネクタライセンス (ECL) の利用がおすすめです ECL はビジネスパートナーや顧客といった外部からアクセスするユーザー向けのライセンスで 特定の物理サーバー上のすべてのインスタンス ( 仮想環境を含む ) にアクセスすることができます サーバーインスタンスが複数の場合には それぞれに ECL が必要となります なお 外部ユーザーがアクセスするサーバーインスタンスに 社内の従業員もアクセスする場合には CAL とエクスターナルコネクタライセンスを同時に適用する必要があります CAL ECL ECL が適用されている 2012 CAL 外部ユーザーとは 1) 自社 または関連会社の従業員ではないユーザー 外部ユーザー (CAL は不要 ) ECL が適用されていない 2012 CAL ECL 従業員 ( 要 CAL) 2) 自社の関連会社のオンサイト契約業者または代理店ではないユーザー パーティションやブレードサーバーは別個の物理サーバーとなるため アクセスにはサーバー分の ECL が必要になります (ECL) ECL は 外部ユーザーだけに利用が制限されます 外部ユーザーとは 2012 のサーバーライセンスを所有する組織 ( およびその関連会社 ) の 取引先 や 顧客 などを指します サーバーライセンスを所有する組織 ( およびその関連会社 ) の 従業員 や オンサイトの契約業者や代理店 などのユーザーは 外部ユーザー に含まれません 別途必要分のユーザー CAL またはデバイス CAL をご用意ください 2012 外部ユーザーに 2012 上で稼働するリモートデスクトップサービスおよび Rights Management サービスの利用を許可するには ECL とは別に 下記のライセンスをそれぞれ別途購入ください業員 や オンサイトの契約業者や代理店 などのユーザーは 外部ユーザー に含まれません 別途必要分のユーザー CAL またはデバイス CAL をご用意ください リモートデスクトップサービスエクスターナルコネクタライセンス (RDS ECL) ビジネスパートナーや顧客などの外部ユーザーに対して 社内の 2012 リモートデスクトップサービスサーバーへのアクセスを許可するにはサーバーごとにリモートデスクトップサービスエクスターナルコネクタライセンス (RDS ECL) を購入することができます 外部ユーザー分の CAL を個別購入するよりも低コストです 用途別 CAL ( 前ページ参照 ) の RDS CAL と同様に App-V for RDS CAL が内包されています Rights Management サービスエクスターナルコネクタライセンス (RMS ECL) Rights Management サービスで保護されたコンテンツやドキュメントなどのデータを作成し そのデータをビジネスパートナーや顧客などの外部ユーザーが確認できるようにする場合には RMS CAL の代わりに RMS ECL を購入することができます - 4 -

Client Access License 2012 の利用に必要な CAL のバージョン 2012 CAL 2012 にアクセスするためには 2012 CAL が必要です CAL は最新バージョンを利用することで 過去のバージョンの へアクセスすることが許されています ( ダウングレード権の行使 ) CAL を常に最新バージョンで統一しておくことで ライセンス管理の手間 過不足 不一致などから生まれる不正利用リスクを回避することができます また 4 ページで説明したエクスターナルコネクタライセンス (ECL) についても同様で 利用する と同一のバージョンの ECL が必要です CAL バージョンの統一にはソフトウェアアシュアランスが便利です ソフトウェアアシュアランスのアップグレード特典を利用することで 契約期間内であればいつでも最新版のライセンスを適用できます ソフトウェアアシュアランスについては次ページをご参照ください 最新バージョンの CAL 古いバージョンの CAL 2012 CAL 2008 R2 CAL 2012 2008 R2 2003 2012 2008 R2 2003 CAL 仮想インスタンスにアクセスするデバイスまたはユーザーは 仮想インスタンスで実行されている のバージョンに合わせた CAL が必要です たとえば Hyper-V 上で 2008 R2 の仮想インスタンスだけを実行している場合には 2012 CAL または 2008 CAL を持つデバイスまたはユーザーがアクセスできます 逆に 2012 が稼働する物理サーバーで Hyper-V 以外のワークロードが実行されていたり 仮想インスタンスが 2012 の場合には 2008 R2 CAL によるアクセスは不正利用となります Hyper-V ワークロードのみが稼働する 2012 仮想インスタンス 2012 仮想インスタンス 2008 R2 仮想インスタンス 2008 仮想インスタンス 2003 2012 CAL 不可 2008 R2 CAL 不可 2003 CAL CAL が割り当てられたユーザーまたはデバイスの各 CAL バージョンによるアクセス範囲の違い - 5 -

2012 CAL の購入はソフトウェアアシュアランスで CAL 2012 のライセンス購入は 製品ライセンス + ソフトウェアアシュアランス の形による購入が最適です ソフトウェアアシュアランスには契約期間内の製品アップグレード保証があるため 次期バージョンが発売になった場合でも新規にサーバーライセンスと CAL を購入する必要がありません また 稼働する のバージョンが混在するような環境下においても CAL のバージョン統一ができるため 思わぬライセンス違反の防止に役立ちます そのほか E-Learning によるサーバー管理者のスキルアップトレーニングや 緊急時のトラブルに対する技術サポート TechNet サブスクリプションを通じた評価テストなど 企業でのサーバー運用に役立つ特典が多く利用可能です L のみで購入した場合 L + SA で購入した場合 新しいバージョンへ移行するたびにサーバーライセンスと CAL を購入し直す必要があります 契約期間中であればライセンスの買い直しが不要です 2012 次期バージョンの新規導入 2012 次期バージョンへそのまま移行 SA があれば サーバーを追加しても CAL の追加購入が不要 ユーザーやデバイスが増えても CAL の追加購入が簡単 ハードウェアを入れ替えても CAL の追加購入が不要 ソフトウェアアシュアランスの詳細については下記 Web サイトをご確認ください ソフトウェアアシュアランスでできること http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/software-assurance/ 2012 関連情報 ライセンス関連情報 マイクロソフトボリュームライセンス http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing サービスプロバイダー様向けライセンスプログラム : SPLA http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/licensing-options/spla-program.aspx 2012 情報 2012 http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/windows-server/default.aspx 2012 購入方法 http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/windows-server/buy.aspx 2012 ライセンスガイド http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/windows-server/licenseguide Server and Cloud Platform http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud Hyper-V のお問い合わせ Hyper-V Direct http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/hyperv-cloud/virtualization/hyperv_direct/ Hyper-V に関する電話窓口のご案内 Hyper-V Direct ( 法人様 パートナー様限定 ) 0120-39-8185 受付時間 : 9:00 ~ 17:30 ( 土日祝日および弊社指定休業日を除きます ) 携帯電話からもご利用いただけます 番号の掛け間違いにご注意ください Hyper-V Direct ( 法人様 パートナー様限定 ) は Hyper-V をご検討 ご提案 情報収集されている法人のお客様やパートナー様をご支援する あなたにより身近な わかりやすい Microsoft Hyper-V をコンセプトとする 法人のお客様を対象としたマイクロソフトの新しい無償コールセンターサービスです 購入 導入前のお客様のみならず ご提案中のパートナー様も同じ 1 つの電話番号におかけいただき オペレーターがお問い合わせに対応いたします 本窓口は技術サポート窓口ではないため 一部お問い合わせに関しては有償のサービスをご案内させていただくこともあります より良い情報提供のため お問い合わせ内容により お預かりした後 担当におつなぎすることもあります Hyper-V Direct は お客様の購入 提案支援のための窓口です 技術サポート窓口とは異なりますのでご注意ください お客様へのご案内はお電話以外にもメールでご案内を行う場合もございますのでご了承ください - 6-5393-WI1