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ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 ホワイトペーパー FUJITSU PRIMERGY サーバパフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 本書では PRIMERGY BX922 S2 で実行したベンチマークの概要について説明します PRIMERGY BX922 S2 のパフォーマンスデータを 他の PRIMERGY モデルと比較して説明しています ベンチマーク結果に加え ベンチマークごとの説明およびベンチマーク環境の説明も掲載しています バージョン 2.0a 2011-12-21 目次 ドキュメントの履歴... 2 製品データ... 3 SPECcpu2006... 4 SPECjbb2005... 13 StorageBench... 16 OLTP-2... 20 SAP SD... 27 vservcon... 30 mark V1... 38 STREAM... 41 関連資料... 43 お問い合わせ先... 44 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 1/44 ページ

ドキュメントの履歴 バージョン 1.0a 以下のベンチマークを含むレポートの初版 SPECcpu2006 Xeon E5507 X5570 L5630 E5620 E5630 E5640 L5640 X5650 X5660 X5670 X5680 で測定 SPECjbb2005 Xeon X5570 X5680 で測定 StorageBench オンボード SATA コントローラーで測定 SAP SD 認証番号 2010008 バージョン 1.3 以下のベンチマークを追加 OLTP-2 Xeon E5503 E5506 E5507 E5620 E5630 E5640 L5609 L5630 L5640 X5650 X5660 X5667 X5670 X5677 X5680 で測定 vservcon Xeon E5507 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677 L5640 X5650 X5660 X5670 X5680 で測定 mark V1 Xeon X5677 X5680 で測定 以下のベンチマークを更新 SPECcpu2006 Xeon E5503 E5506 E5507 L5609 E5620 E5630 X5667 X5677 L5640 X5650 X5660 X5670 で測定 バージョン 2.0 以下のベンチマークを追加 STREAM Xeon E5603 E5606 E5607 E5645 E5649 X5647 X5675 X5687 X5690 で測定 以下のベンチマークを更新 SPECcpu2006 Xeon E5603 E5606 E5607 E5645 E5649 X5647 X5675 X5687 X5690 で測定 ( インテル C++/Fortran コンパイラー 12.0) SPECjbb2005 Xeon X5690 で測定 OLTP-2 Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズで測定 vservcon Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズで測定 バージョン 2.0a 軽微な訂正 2/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

製品データ 2 ソケットサーバブレード PRIMERGY BX922 S2 には Intel 5520 チップセット Intel Xeon プロセッサ 5500 シリーズまたは 5600 シリーズ (2 コア 4 コア 6 コア )2 基 最大 192 GB の DDR3-SDRAM が搭載可能な DIMM スロット 12 本 2 ポート 1 Gbit LAN コントローラー 2 基 2.5 インチ SATA HDD 1 台または SSD 最大 2 台に対応するオンボードコントローラー 1 基が搭載されています 詳細な製品データについては 次のデータシートを参照してください PRIMERGY BX400 S1 データシート PRIMERGY BX900 S1 データシート PRIMERGY BX922 S2 データシート Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 3/44 ページ

SPECcpu2006 ベンチマークの説明 SPECcpu2006 は 整数演算および浮動小数点演算でシステム性能を測定するベンチマークです このベンチマークは 12 本のアプリケーションから成る整数演算テストセット (SPECint2006) および 17 本のアプリケーションから成る浮動小数点演算テストセット (SPECfp2006) で構成されています これらのアプリケーションは大量の演算を実行し CPU およびメモリを集中的に使用します 他のコンポーネント ( ディスク I/O ネットワークなど ) は このベンチマークでは測定しません SPECcpu2006 は 特定のオペレーティングシステムに依存しません このベンチマークは ソースコードとして利用可能で 実際に測定する前にコンパイルする必要があります したがって 使用するコンパイラーのバージョンやその最適化設定が 測定結果に影響を与えます SPECcpu2006 には 2 つのパフォーマンス測定方法が含まれています 1 つ目の方法 (SPECint2006 および SPECfp2006) では 1 つのタスクの処理に必要な時間を測定します 2 つ目の方法 (SPECint_rate2006 および SPECfp_rate2006) では スループット ( 並列処理できるタスク数 ) を測定します いずれの方法も さらに 2 つの測定の種類 ベース と ピーク に分かれています これらは コンパイラー最適化を使用するかどうかという点で異なります ベース 値は常に公開されていますが ピーク 値はオプションです ベンチマーク 演算 タイプ コンパイラー最適化 測定結果 アプリケーション SPECint2006 整数ピークアグレッシブ SPECint_base2006 整数ベース標準 速度 単体実行 SPECint_rate2006 整数ピークアグレッシブ SPECint_rate_base2006 整数ベース標準 スループット 多重実行 SPECfp2006 浮動小数点ピークアグレッシブ SPECfp_base2006 浮動小数点ベース標準 速度 単体実行 SPECfp_rate2006 浮動小数点ピークアグレッシブ SPECfp_rate_base2006 浮動小数点ベース標準 スループット 多重実行 測定結果は 個々のベンチマークで得られた正規化比の幾何平均です 算術平均と比較して 幾何平均の方が ひとつの飛び抜けて高い値に左右されない平均値です 正規化 とは テストシステムがリファレンスシステムと比較してどの程度高速であるかを測定することです 例えば リファレンスシステムの SPECint_base2006 SPECint_rate_base2006 SPECfp_base2006 および SPECfp_rate_base2006 の結果が 値 1 と判定されたとします このとき SPECint_base2006 の値が 2 の場合は 測定システムがこのベンチマークをリファレンスシステムの 2 倍の速さで実行したことを意味します SPECfp_rate_base2006 の値が 4 の場合は 測定対象システムがリファレンスシステムの約 4/[ ベースコピー数 ] 倍の速さでこのベンチマークを実行したことを意味します ベースコピー数 とは 実行されたベンチマークの並行インスタンスの数です 弊社では SPEC の公開用に SPECcpu2006 のすべての測定値を提出しているわけではありません そのため SPEC の Web サイトに公開されていない結果が一部あります 弊社では すべての測定のログファイルをアーカイブしているので 測定の内容に関していつでも証明できます ベンチマーク結果 測定 1 Xeon シリーズ 5500 のプロセッサと Xeon シリーズ 5600 のプロセッサを使用して PRIMERGY BX922 S2 を測定しました 予測 という印付きの値は 予測値です Xeon 5570 の測定結果と予測値は インテル C++/Fortran コンパイラー 11.0 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2(64 ビット ) で実行したベンチマークプログラムに基づいています 他のすべての測定結果は インテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11 (64 ビット ) で実行したベンチマークプログラムに基づいています 次の表の太字の値は http://www.spec.org で公開されています 4/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_base2006 2 チップ SPECint2006 2 チップ Xeon E5502 2 1.87 4 MB 4.80 GT/s 80 W 17.9( 予測 ) 19.9( 予測 ) Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 20.8 22.4 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 22.0 23.9 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 23.1 25.1 Xeon L5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 60 W 24.2( 予測 ) 26.9( 予測 ) Xeon E5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 80 W 24.2( 予測 ) 26.9( 予測 ) Xeon E5540 4 2.53 8 MB 5.86 GT/s 80 W 26.5( 予測 ) 29.6( 予測 ) Xeon X5550 4 2.67 8 MB 6.40 GT/s 95 W 29.2( 予測 ) 32.6( 予測 ) Xeon X5570 4 2.93 8 MB 6.40 GT/s 95 W 31.3( 予測 ) 35.0( 予測 ) Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 21.3 22.7 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 26.0 28.0 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 29.5 31.8 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 30.7 33.1 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 32.0 34.6 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 37.8 40.8 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 40.1 43.4 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 30.4 33.0 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 34.3 36.9 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 35.5 38.3 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 36.5 39.4 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 39.0 42.3 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5502 2 1.87 4 MB 4.80 GT/s 80 W 33.4( 予測 ) 66.0( 予測 ) 36.0( 予測 ) 71.0( 予測 ) Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 37.1 72.7 40.2 79.0 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 71.1 139 76.1 148 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 74.2 144 79.2 154 Xeon L5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 60 W 96.0( 予測 ) 185( 予測 ) 103( 予測 ) 200( 予測 ) Xeon E5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 80 W 96.0( 予測 ) 187( 予測 ) 103( 予測 ) 201( 予測 ) Xeon E5540 4 2.53 8 MB 5.86 GT/s 80 W 103( 予測 ) 200( 予測 ) 111( 予測 ) 216( 予測 ) Xeon X5550 4 2.67 8 MB 6.40 GT/s 95 W 113( 予測 ) 224( 予測 ) 122( 予測 ) 241( 予測 ) Xeon X5570 4 2.93 8 MB 6.40 GT/s 95 W 121( 予測 ) 238 130( 予測 ) 257 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 69.9 135 75.7 146 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 93.6 177 99.0 186 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 107 210 114 224 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 112 217 118 231 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 116 226 122 238 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 137 268 145 284 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 145 283 153 301 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 144 275 154 295 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 165 322 175 344 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 170 330 180 353 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 174 337 185 362 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 181 354 192 381 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 5/44 ページ

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_base2006 2 チップ SPECfp2006 2 チップ Xeon E5502 2 1.87 4 MB 4.80 GT/s 80 W 21.9( 予測 ) 23.2( 予測 ) Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 24.2 26.0 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 26.1 28.1 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 27.3 29.2 Xeon L5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 60 W 29.8( 予測 ) 31.6( 予測 ) Xeon E5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 80 W 29.8( 予測 ) 31.6( 予測 ) Xeon E5540 4 2.53 8 MB 5.86 GT/s 80 W 32.3( 予測 ) 34.3( 予測 ) Xeon X5550 4 2.67 8 MB 6.40 GT/s 95 W 35.3( 予測 ) 37.7( 予測 ) Xeon X5570 4 2.93 8 MB 6.40 GT/s 95 W 37.1( 予測 ) 39.7( 予測 ) Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 25.7 27.6 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 30.4 32.8 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 34.6 37.2 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 35.4 38.1 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 36.6 39.3 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 43.2 46.5 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 45.3 48.8 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 36.1 39.1 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 40.3 43.2 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 41.3 44.3 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 42.1 45.3 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 44.3 47.9 プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_rate_base2006 SPECfp_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5502 2 1.87 4 MB 4.80 GT/s 80 W 35.0( 予測 ) 67.8( 予測 ) 36.3( 予測 ) 70.7( 予測 ) Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 37.5 72.4 38.8 75.1 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 60.6 117 62.3 120 Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 62.3 120 64.2 123 Xeon L5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 60 W 80.2( 予測 ) 152( 予測 ) 82.9( 予測 ) 158( 予測 ) Xeon E5520 4 2.27 8 MB 5.86 GT/s 80 W 80.2( 予測 ) 154( 予測 ) 82.9( 予測 ) 160( 予測 ) Xeon E5540 4 2.53 8 MB 5.86 GT/s 80 W 84.4( 予測 ) 162( 予測 ) 87.3( 予測 ) 168( 予測 ) Xeon X5550 4 2.67 8 MB 6.40 GT/s 95 W 93.7( 予測 ) 183( 予測 ) 97.3( 予測 ) 190( 予測 ) Xeon X5570 4 2.93 8 MB 6.40 GT/s 95 W 97.8( 予測 ) 191 102( 予測 ) 199 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 63.2 116 65.4 120 Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 73.4 133 75.8 137 Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 84.6 164 87.8 170 Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 86.9 166 90.2 173 Xeon E5640 4 2.67 12 MB 5.86 GT/s 80 W 88.9 171 91.9 176 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 106 203 110 211 Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 110 214 114 222 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 107 198 110 205 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 119 233 124 240 Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 121 237 125 244 Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 123 241 128 249 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 127 248 131 256 6/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

測定 2 2010 年 12 月から 2011 年 3 月にかけて Xeon 5600 シリーズのプロセッサを使用して PRIMERGY BX922 S2 を測定しました 結果は次の 4 つの表に示すとおりです ベンチマークプログラムは インテル C++/Fortran コンパイラー 12.0 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1(64 ビット ) で実行しました 次の表の太字の値は http://www.spec.org で公開されています 予測 という印付きの値は 予測値です プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_base2006 2 チップ SPECint2006 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 22.7( 予測 ) 23.7( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 19.1 20.0 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 24.0( 予測 ) 25.3( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 25.2( 予測 ) 26.6( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 25.6 26.7 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 26.9 28.0 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 23.2( 予測 ) 24.( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 28.4( 予測 ) 30( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 32.3( 予測 ) 34.1( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 33.6( 予測 ) 35.5( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 35.0( 予測 ) 37.1( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 37.4 39.7 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 41.7( 予測 ) 43.8( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 44.3( 予測 ) 46.6( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 45.0 47.7 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 33.5( 予測 ) 35.6( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 33.2 35.1 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 34.3 36.3 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 37.9( 予測 ) 39.6( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 39.2( 予測 ) 41.1( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 40.3( 予測 ) 42.3( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 41.0 43.2 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 43.1( 予測 ) 45.4( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 43.5 45.8 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 7/44 ページ

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 39.1( 予測 ) 76.4( 予測 ) 41.9( 予測 ) 82.7( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 60.9 118 65.0 125 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 75.0( 予測 ) 146( 予測 ) 79.3( 予測 ) 155( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 78.3( 予測 ) 151( 予測 ) 82.5( 予測 ) 161( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 79.7 154 84.7 163 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 83.7 161 88.9 170 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 73.5( 予測 ) 143( 予測 ) 79.4( 予測 ) 154( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 98.4( 予測 ) 187( 予測 ) 104( 予測 ) 196( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 113( 予測 ) 222( 予測 ) 120( 予測 ) 236( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 118( 予測 ) 230( 予測 ) 124( 予測 ) 243( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 122( 予測 ) 239( 予測 ) 128( 予測 ) 251( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 130 252 137 267 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 144( 予測 ) 283( 予測 ) 152( 予測 ) 300( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 153( 予測 ) 299( 予測 ) 161( 予測 ) 317( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 157 306 165 323 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 151( 予測 ) 291( 予測 ) 162( 予測 ) 311( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 153 293 163 313 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 158 302 168 324 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 177( 予測 ) 347( 予測 ) 187( 予測 ) 368( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 183( 予測 ) 356( 予測 ) 193( 予測 ) 377( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 187( 予測 ) 363( 予測 ) 198( 予測 ) 387( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 191 370 204 396 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 195( 予測 ) 381( 予測 ) 206( 予測 ) 407( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 200 388 213 415 8/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_base2006 2 チップ SPECfp2006 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 33.0( 予測 ) 34.2( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 29.5 31.3 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 35.6( 予測 ) 37.0( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 37.2( 予測 ) 38.4( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 36.7 39.0 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 38.2 40.4 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 35.1( 予測 ) 36.3( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 40.6( 予測 ) 43.2( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 46.2( 予測 ) 49( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 47.3( 予測 ) 50.2( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 48.2( 予測 ) 51.5( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 51.5 54.8 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 58.2( 予測 ) 62.2( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 61.0( 予測 ) 65.3( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 61.7 65.5 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 48.3( 予測 ) 51.5( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 47.4 50.8 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 49.0 52.3 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 54.3( 予測 ) 57.8( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 55.6( 予測 ) 59.3( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 56.7( 予測 ) 60.6( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 57.6 60.9 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 59.7( 予測 ) 64.1( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 60.7 64.0 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 9/44 ページ

プロセッサコア GHz L3 キャッシュ QPI スピード TDP SPECfp_rate_base2006 SPECfp_rate2006 1 チップ 2 チップ 1 チップ 2 チップ Xeon E5503 2 2 4 MB 4.80 GT/s 80 W 40.1( 予測 ) 75.5( 予測 ) 41.5( 予測 ) 80.1( 予測 ) Xeon E5603 4 1.60 4 MB 4.80 GT/s 80 W 58.8 107 60.9 113 Xeon E5506 4 2.13 4 MB 4.80 GT/s 80 W 64.8( 予測 ) 122( 予測 ) 66.6( 予測 ) 128( 予測 ) Xeon E5507 4 2.27 4 MB 4.80 GT/s 80 W 66.6( 予測 ) 125( 予測 ) 68.7( 予測 ) 131( 予測 ) Xeon E5606 4 2.13 8 MB 4.80 GT/s 80 W 70.8 127 73.5 134 Xeon E5607 4 2.27 8 MB 4.80 GT/s 80 W 73.1 131 75.8 138 Xeon L5609 4 1.87 12 MB 4.80 GT/s 40 W 67.7( 予測 ) 124( 予測 ) 69.5( 予測 ) 128( 予測 ) Xeon L5630 4 2.13 12 MB 5.86 GT/s 40 W 78.7( 予測 ) 142( 予測 ) 80.5( 予測 ) 146( 予測 ) Xeon E5620 4 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 90.7( 予測 ) 176( 予測 ) 93.2( 予測 ) 182( 予測 ) Xeon E5630 4 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 93.2( 予測 ) 178( 予測 ) 95.8( 予測 ) 185( 予測 ) Xeon E5640 4 2.66 12 MB 5.86 GT/s 80 W 95.3( 予測 ) 183( 予測 ) 97.6( 予測 ) 188( 予測 ) Xeon X5647 4 2.93 12 MB 5.86 GT/s 130 W 99.0 190 102 196 Xeon X5667 4 3.07 12 MB 6.40 GT/s 95 W 114( 予測 ) 213( 予測 ) 116( 予測 ) 220( 予測 ) Xeon X5677 4 3.47 12 MB 6.40 GT/s 130 W 117( 予測 ) 225( 予測 ) 120( 予測 ) 232( 予測 ) Xeon X5687 4 3.60 12 MB 6.40 GT/s 130 W 119 231 122 238 Xeon L5640 6 2.27 12 MB 5.86 GT/s 60 W 113( 予測 ) 205( 予測 ) 116( 予測 ) 214( 予測 ) Xeon E5645 6 2.40 12 MB 5.86 GT/s 80 W 114 211 117 217 Xeon E5649 6 2.53 12 MB 5.86 GT/s 80 W 116 215 119 221 Xeon X5650 6 2.67 12 MB 6.40 GT/s 95 W 127( 予測 ) 245( 予測 ) 131( 予測 ) 251( 予測 ) Xeon X5660 6 2.80 12 MB 6.40 GT/s 95 W 129( 予測 ) 249( 予測 ) 132( 予測 ) 255( 予測 ) Xeon X5670 6 2.93 12 MB 6.40 GT/s 95 W 131( 予測 ) 253( 予測 ) 135( 予測 ) 260( 予測 ) Xeon X5675 6 3.06 12 MB 6.40 GT/s 95 W 133 259 137 267 Xeon X5680 6 3.33 12 MB 6.40 GT/s 130 W 135( 予測 ) 260( 予測 ) 138( 予測 ) 267( 予測 ) Xeon X5690 6 3.46 12 MB 6.40 GT/s 130 W 137 267 141 274 10/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

整数演算テストセットおよび浮動小数点演算テストセットの両方で 2 プロセッサのスループットは 1 プロセッサの約 2 倍です SPECcpu2006: 整数演算性能 PRIMERGY BX922 S2(2 ソケットと 1 ソケットの比較 ) 415 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 388 213 200 1 x Xeon X5690 2 x Xeon X5690 SPECint_rate2006 SPECint_rate_base2006 SPECcpu2006: 浮動小数点演算性能 PRIMERGY BX922 S2(2 ソケットと 1 ソケットの比較 ) 274 300 267 250 141 200 150 100 137 SPECfp_rate2006 50 0 1 x Xeon X5690 2 x Xeon X5690 SPECfp_rate_base2006 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 11/44 ページ

ベンチマーク環境 測定 1 SPECcpu2006 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY BX922 S2 で行いました ハードウェア モデル CPU CPU 数 PRIMERGY BX922 S2 Xeon E5503 E5506 E5507 X5570 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677 L5640 X5650 X5660 X5670 X5680 1 チップ : Xeon E5503: Xeon E5506 E5507 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677: その他すべて : 2 コア 4 コア 6 コア 2 チップ : Xeon E5503: 4 コア Xeon E5506 E5507 X5570 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5667 X5677: 8 コア その他すべて : 12 コア 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ ソフトウェア オペレーティングシステム コンパイラー Xeon E5503 E5506 E5507: 4 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) Xeon X5570: 8 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) その他すべて : 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) Xeon X5570: SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2(64 ビット ) その他すべて : SUSE Linux Enterprise Server 11(64 ビット ) Xeon X5570: インテル C++/Fortran コンパイラー 11.0 その他すべて : インテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 測定 2 SPECcpu2006 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY BX922 S2 で行いました ハードウェア モデル CPU CPU 数 PRIMERGY BX922 S2 Xeon E5603 E5606 E5607 E5645 E5649 X5647 X5675 X5687 X5690 1 チップ : Xeon E5603 E5606 E5607 X5647 X5687: 4 コアその他すべて : 6 コア 2 チップ : Xeon E5603 E5606 E5607 X5647 X5687: 8 コアその他すべて : 12 コア 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ ソフトウェア Xeon E5603 E5606 E5607: 8 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) その他すべて : 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) オペレーティングシステム SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1(64 ビット ) コンパイラーインテル C++/Fortran コンパイラー 12.0 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 12/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

SPECjbb2005 ベンチマークの説明 SPECjbb2005 は Java サーバプラットフォームのパフォーマンスを評価する Java ビジネスベンチマークです これは 本質的には SPECjbb2000 をアップデートしたものです 主な違いは次のとおりです トランザクションは 多様な機能範囲に対応するために より複雑になっています ベンチマークのワーキングセットは システムの負荷の増大に対応するために 拡大されています SPECjbb2000 では アクティブな Java 仮想マシンインスタンスは 1 つのみ許可されていましたが SPECjbb2005 では複数のインスタンスが許可され 特に大規模なシステムで実環境との高い近似性を得ることができます SPECjbb2005 は ソフトウェアについては主にジャストインタイムコンパイラーで使用される J と スレッドおよびガーベージコレクションの実装のパフォーマンスを測定します 使用されるオペレーティングシステムの機能も評価します ハードウェアについては CPU およびキャッシュの効率 メモリサブシステム 共有メモリシステム (SMP) のスケーラビリティを評価します ディスクおよびネットワーク I/O は無関係です SPECjbb2005 は 最近の代表的なビジネスプロセスアプリケーションである 3 階層クライアント / サーバシステムをエミュレートしたもので 中間層システムに重点を置いています クライアントは TPC-C ベンチマークを基にしたドライバスレッドを負荷として生成し データベースへの OLTP アクセスを思考時間ゼロで行います 中間層システムは ビジネスプロセスおよびデータベースの更新を実装します データベースはデータ管理を行い メモリ内の Java オブジェクトによりエミュレートされます トランザクションのログ記録は XML ベースで実装されます このベンチマークの主な利点は シングルホスト上で 3 つの層すべてを実行できることです 中間層のパフォーマンスが測定されます このため 大規模なハードウェアの設置は不要となり 異なるシステムの SPECjbb2005 の結果を直接比較できます クライアントとデータベースのエミュレーションも Java で記述されています SPECjbb2005 には オペレーティングシステムと J2SE 5.0 機能に対応した Java 仮想マシンのみが必要です スケーリングの単位は 約 25 MB の Java オブジェクトから成るウェアハウスです 1 つのウェアハウスにつき 1 つの Java スレッドがオペレーションを実行します これらのビジネスオペレーションは TPC-C で次の項目を前提としています 新規オーダーエントリー 支払 オーダーステータスの照会 納入 在庫レベル監視 顧客レポート ただし これらは SPECjbb2005 と TPC-C が共通して持っている機能にすぎません 2 つのベンチマークの結果は比較できません SPECjbb2005 には 次の 2 つの性能指標があります bops(1 秒あたりのビジネスオペレーション ) は 1 秒あたりのすべてのビジネスオペレーションの処理レートです bops/j は 上記の性能指標 (bops) とアクティブな J インスタンス数の比率です SPECjbb2005 のさまざまな結果の比較では 両方の性能指標を考慮する必要があります これらの性能指標の測定は 次のようなベンチマークのルールに準拠しています ベンチマーク測定は ウェアハウス数 ( スレッド数 ) が増加する一連の測定ポイントで構成され それぞれにおいてウェアハウス数は 1 つずつ増加します 測定は 1 ウェアハウスで開始され 2*MaxWh( 尐なくとも 8 ウェアハウス ) まで実行されます MaxWh は ベンチマークで予想される秒あたりの処理レートが最 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 13/44 ページ

高になるウェアハウス数です デフォルトでは MaxWh はオペレーティングシステムで認識される CPU の数と同じ値が設定されます 性能指標の bops は MaxWh ウェアハウスと 2*MaxWh ウェアハウス間のすべての測定ポイントのオペレーション速度の算術平均です ベンチマーク結果 測定 1 2010 年 2 月 2 基の Xeon X5570 プロセッサおよび 24 GB の PC3-10600R DDR3-SDRAM メモリの構成で PRIMERGY BX922 S2 を測定しました 測定には Windows Server 2008 R2 Enterprise を使用しました IBM から提供されている J9 の 4 つのインスタンスを J として使用しました 測定結果は次のとおりです SPECjbb2005 bops = 632425 SPECjbb2005 bops/j = 158106 PRIMERGY BX922 S2 は インテルベースのすべての 2 ソケットサーバで最高の結果を得ました 1 測定 2 2010 年 3 月 2 基の Xeon X5680 プロセッサおよび 48 GB の PC3-10600R DDR3-SDRAM メモリの構成で PRIMERGY BX922 S2 を測定しました Xeon X5570 の測定と同じオペレーティングシステムおよび同じ J を使用しました ただし J インスタンスは 4 つではなく 6 つ使用しました 測定結果は次のとおりです SPECjbb2005 bops = 927872 SPECjbb2005 bops/j = 154645 測定 3 2010 年 12 月 2 基の Xeon X5690 プロセッサ構成で PRIMERGY BX922 S2 を測定しました 測定には Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP2 を使用しました その他の構成は 2010 年 3 月の測定と同じです 測定結果は次のとおりです SPECjbb2005 bops = 943801 SPECjbb2005 bops/j = 157300 1 上記の競合他社製品との比較は 2010 年 2 月 25 日現在のものです また この比較は インテルベースの 2 プロセッササーバにおける SPECjbb2005 の結果に基づいています SPECjbb2005 ベンチマークの最新の結果は http://www.spec.org/jbb2005/results を参照してください 14/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

1000000 SPECjbb2005 bops: PRIMERGY BX922 S2 1000000 SPECjbb2005 bops: PRIMERGY BX922 S2 800000 800000 927872 943801 600000 600000 632425 400000 400000 200000 2 x Xeon X5690 2 x Xeon X5680 2 x Xeon X5570 200000 0 1 2 3 4 5 6 7 8 warehouses 0 2 x Xeon X5570 2 x Xeon X5680 2 x Xeon X5690 ベンチマーク環境 SPECjbb2005 の測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY BX922 S2 で行いました ハードウェア モデル CPU CPU 数 PRIMERGY BX922 S2 Xeon X5570 X5680 X5690 Xeon X5570: 2 チップ 8 コア ( チップあたり 4 コア ) Xeon X5680 X5690: 2 チップ 12 コア ( チップあたり 6 コア ) 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB( 命令 + データ ) オンチップ ( コアあたり ) その他のキャッシュ メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム J バージョン Xeon X5570: 8 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) Xeon X5680 X5690: 12 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) Xeon X5570: 4 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 6 枚 Xeon X5680 X5690: 4 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 12 枚 Xeon X5570 X5680: Windows Server 2008 R2 Enterprise Xeon X5690: Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP2 IBM J9 (build 2.4, JRE 1.6.0 IBM J9 2.4 Windows Server 2008 amd64-64 jvmwa6460sr6-20090923_42924 (JIT enabled, AOT enabled) 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 15/44 ページ

StorageBench ベンチマークの説明 ディスクサブシステムの性能を評価するために 富士通テクノロジー ソリューションズは StorageBench というベンチマークを開発しました StorageBench は システムに接続されている異なるストレージシステムを比較することができます このベンチマークでは インテルで開発された Iometer という測定ツールと 実際の顧客アプリケーションで発生する負荷プロファイルを組み合わせ 測定シナリオを定義しました 測定ツール 2001 年末以降 Iometer は http://sourceforge.net のプロジェクトとなり さまざまなプラットフォームに移植され 国際的な開発者グループによって強化されています Iometer は Windows のユーザーインターフェースと さまざまなプラットフォームで利用できる いわゆる dynamo で構成されています この数年でこれら 2 つのコンポーネントは http://www.iometer.org/ または http://sourceforge.net/projects/iometer から インテルオープンソースライセンス でダウンロードできるようになりました Iometer は I/O サブシステムへのアクセスについて 実際のアプリケーションの動作を再現することができます このために 使用するブロックサイズ シーケンシャルリード / ライト ランダムリード / ライト およびこれらの組み合わせなど アクセスの種類の設定が可能です また 同時アクセス数 ( 未処理 I/O ) も設定できます テスト結果として Iometer は 1 秒あたりのスループット 1 秒あたりのトランザクション数 各アクセスパターンの平均応答時間などの基本的なパラメーターを含むカンマで区切られたテキストファイル (.csv) を生成します この方法により 特定のアクセスパターンを使ってさまざまなサブシステムの性能を比較できます Iometer は ファイルシステムを使用して サブシステムにアクセスできるばかりでなく いわゆる RAW デバイスにもアクセスできます Iometer では さまざまなアプリケーションのアクセスパターンをシミュレーションおよび測定できますが オペレーティングシステムのファイルキャッシュは考慮されません また オペレーションは単一のテストファイル上のブロックで行われます 負荷プロファイル アプリケーションがマスストレージシステムにアクセスする方法は ストレージシステムのパフォーマンスに多大な影響を及ぼします 各種アプリケーションのさまざまなアクセスパターンの例を次に示します アプリケーションデータベース ( データ転送 ) データベース ( ログファイル ) バックアップリストアビデオストリーミングファイルサーバ Web サーバオペレーティングシステムファイルコピー アクセスパターンランダム 67 % リード 33 % ライト 8 KB(SQL Server) シーケンシャル 100 % ライト 64 KB ブロックシーケンシャル 100 % リード 64 KB ブロックシーケンシャル 100 % ライト 64 KB ブロックシーケンシャル 100 % リード ブロック 64 KB ランダム 67 % リード 33 % ライト 64 KB ブロックランダム 100 % リード 64 KB ブロックランダム 40 % リード 60 % ライト ブロック 4 KB ランダム 50 % リード 50 % ライト 64 KB ブロック 16/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

ここから 次の 4 つの特徴的な負荷プロファイルが導き出されました 負荷プロファイルアクセスアクセスパターンブロックリードライトサイズ 未処理 I/O 負荷ツール ストリーミングシーケンシャル 100 % 64 KB 3 Iometer リストアシーケンシャル 100 % 64 KB 3 Iometer データベースランダム 67 % 33 % 8 KB 3 Iometer ファイルサーバランダム 67 % 33 % 64 KB 3 Iometer 上記 4 つの負荷プロファイルは すべて Iometer で生成されました 測定シナリオ 比較できる測定結果を得るためには 再現可能な同一の環境ですべての測定を行うことが重要です そのため StorageBench は上記の負荷プロファイルに加えて次の規則に基づいています 実際の顧客構成で RAW デバイスを使用するのは例外的な状況のみであるため 内蔵ディスクのパフォーマンス測定は 常にファイルシステムを使用したディスク上で行います 高いパフォーマンスが他のファイルシステムや RAW デバイスで実現できる場合でも Windows では NTFS Linux では ext3 を使用します ハードディスクは コンピュータシステムで最もエラーが発生しやすいコンポーネントです そのため サーバシステムでは RAID コントローラーを使用して ハードディスクの故障によるデータ損失を防止します ここでは 複数のハードディスクを組み合わせて RAID(Redundant Array of Independent Disks) を形成し 1 つのハードディスクが故障した場合でもすべてのデータが維持されるように (RAID 0 を除く ) すべてのデータを複数のハードディスクに分散させます ハードディスクをアレイで編成する場合の一般的な RAID レベルは RAID 0 RAID 1 RAID 5 RAID 6 RAID 10 RAID 50 RAID 60 です 各種 RAID アレイの基本情報については 資料 パフォーマンスレポート PRIMERGY 用モジュラー RAID を参照してください ディスクの数および装着されているコントローラーに応じて RAID 構成を変えて PRIMERGY サーバの StorageBench を測定しました 2 台のハードディスクを搭載できるシステムでは RAID 1 および RAID 0 を使用し 3 台以上では RAID 1E および RAID 5 も使用します コントローラーでサポートされている場合は さらに上位の RAID レベルを使用します 測定には ハードディスクの容量に関係なく 32 GB の測定ファイルを常に使用しています I/O サブシステムの効率の評価では プロセッサパフォーマンスおよびメモリ構成は 今日のシステムでは大きな要因ではありません ボトルネックは通常は CPU やメモリではなく ハードディスクや RAID コントローラーにあります したがって CPU やメモリの構成を変更して StorageBench で解析する必要はありません 測定結果 負荷プロファイルごとに StorageBench はさまざまな主要指標を提供します 例えば 1 秒あたりのデータ転送量をメガバイトで表した データスループット (MB/s) 1 秒あたりの I/O オペレーション数である トランザクションレート (IO/s) およびミリ秒 (ms) 単位の 待機時間 ( 平均アクセス時間 ) などです 通常 シーケンシャルな負荷プロファイルでは データスループット が使用され 小規模なブロックサイズを使用するランダムな負荷プロファイルでは トランザクションレート が使用されます スループットおよびトランザクションレートは互いに直接比例し 次の式で計算できます データスループット [MB/s] トランザクションレート [ ディスク IO / s] = トランザクションレート [ ディスク IO / s] ブロックサイズ [MB] = データスループット [MB/s] / ブロックサイズ [MB] Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 17/44 ページ

ベンチマーク結果 PRIMERGY BX922 S2 サーバブレードには SATA RAID オンボードコントローラーが搭載されています このコントローラーは サーバのメインボード (Intel ICH10R チップセット ) に搭載されており RAID スタックはサーバの CPU によって認識されます この RAID ソリューションは SATA ハードディスクを接続したときのみ使用できます PRIMERGY BX922 S2 サーバブレードは 2.5 インチ HD(Hard Disk: ハードディスク )1 台または 2.5 インチ SSD(Solid State Drive: 半導体ドライブ ) 2 台のいずれかに対して内蔵ドライブサポートを提供します コントローラー自体は RAID レベル 0 1 および 10 をサポートします 本サーバでは最大 2 台の内蔵ハードディスクを搭載できるので 構成できる RAID レベルは 0 と 1 のみになります このコントローラーにはキャッシュがありません このコントローラーには さまざまな SATA ハードディスクを接続できます 必要なパフォーマンスによって 適切なディスクサブシステムを選択できます PRIMERGY BX922 S2 サーバブレードでは 次の SATA ハードディスクを選択できます 2.5 インチ SATA HD 容量 160 GB 320 GB(5.4 krpm) 2.5 インチ SATA SSD 容量 32 GB 64 GB SATA RAID オンボードコントローラー 次のグラフは それぞれ異なるテクノロジーをベースにした 2 つの 2.5 インチ SATA ハードディスクのパフォーマンスの違いを示しています 5.4 krpm HD を SSD と比較します どちらも単一ディスクとして構成し SATA オンボードコントローラーに接続して測定しました このグラフは 異なるディスクキャッシュ設定で 64 KB ブロックを使用してシーケンシャルリードおよびライトを実行したときのスループットを示しています SSD の読み取りスループットは HD の 2.9 倍で キャッシュ設定に依存しません SSD の書き込みスループットは ディスクキャッシュを有効にした場合と無効にした場合とで それぞれ HD の 2.4 倍および 14.6 倍になりました 優れたパフォーマンスを得るためにキャッシュ設定がいかに重要であるかは 特に HD で明らかです 上のグラフでは ディスクキャッシュを有効にした結果として シーケンシャルライトのスループットが 11.6 倍に増加したことが示されています SSD のスループットは 1.9 倍に増加しています 2 つのハードディスクのパフォーマンスの相違点は ランダムアクセスで確認できます 次のグラフは 異なるディスクキャッシュ設定で 8 KB および 64 KB ブロックを使用してランダムアクセスを実行したときのスループットを示しています スループットはディスクキャッシュ設定によって変化しました SSD でディスクキャッシュを有効にした場合のスループットは 8 KB ブロックで HD の 40 倍 64 KB ブロックで 20 倍になりました SSD に対して 8 KB ブロックと 64 KB ブロックのランダムアクセスを実行した場合に ディスクキャッシュを有効にすることで それぞれ約 53 % および 41 % スループットが向上しました HD に対して 8 KB ブロックと 64 KB ブロックのランダムアクセスで ディスクキャッシュを有効にした場合 それぞれ約 32 % および 23 % スループットが向上しました 18/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

結論 PRIMERGY BX922 S2 サーバブレードでオンボード SATA RAID コントローラーを使用した場合 ユーザー要件を満たす優れた低コストソリューションをユーザーに提供できます PRIMERGY BX922 S2 サーバブレードでは 2.5 インチ SATA SSD 2 台または 2.5 インチ 5.4 krpm SATA HD 1 台を選択できます SSD は HD よりも大幅に高いスループット 待機時間の短縮 1 秒あたりの I/O 数の増加を提供します 一方 HD は大容量のストレージを提供し 1 GB あたりの価格が大幅に安価です 使用するハードディスクは 必要なパフォーマンスおよび目的に応じて 選択する必要があります 最大のパフォーマンスを得るには ディスクキャッシュを有効にすることをお勧めします その際 UPS も使用してください 使用するディスクの種類とアクセスパターンに応じて パフォーマンスは最大 11.6 倍に向上します ベンチマーク環境 ここで説明したすべての測定は 次に示すコンポーネントを使用して行いました コンポーネント サーバ オペレーティングシステム ファイルシステム 詳細 PRIMERGY BX922 S2 Windows Server 2008 Enterprise Edition バージョン :6.0.6001 Service Pack 1 ビルド 6001 NTFS 測定ツール Iometer 27.07.2006 測定データ オンボード SATA コントローラー ハードディスク SATA 2.5 インチ 5.4 krpm 半導体ドライブ SATA 2.5 インチ 32 GB の測定ファイル Intel ICH10R BIOS:6.00.1.05 SATA RAID モード Hitachi HTE543232L9A300 320 GB Intel SSDSA2SH064G1GC 64 GB 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 19/44 ページ

6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア 5500 ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 OLTP-2 ベンチマークの説明 OLTP とは Online Transaction Processing( オンライントランザクション処理 ) の略です OLTP-2 ベンチマークは データベースソリューションの標準的なアプリケーションシナリオを基にしています OLTP- 2 では データベースアクセスがシミュレートされ 1 秒あたりに実行されるトランザクションの数 (tps) が測定されます 独立した機関によって標準化され その規則を順守して測定しているかを監視される SPECint や TPC-E のようなベンチマークとは異なり OLTP-2 は 富士通が開発した固有のベンチマークです OLTP-2 は データベースのベンチマークとしてよく知られている TPC-E を基に開発されました そして CPU やメモリの構成に応じてシステムがスケーラブルな性能を示すことを実証するために さまざまな構成で測定できるように設計されています OLTP-2 と TPC-E の 2 つのベンチマークが同じ負荷プロファイルを使用して同様のアプリケーションのシナリオをシミュレートしても この 2 つのベンチマークは異なる方法でユーザーの負荷をシミュレートするため 結果を比較したり同等のものとして扱うことはできません 通常 OLTP-2 の値は TPC-E に近い値となります しかし 価格性能比が算出されないため 直接比較できないだけでなく OLTP-2 の結果を TPC-E として利用することも許可されません 詳細情報は ベンチマークの概要 OLTP-2 を参照してください ベンチマーク結果 PRIMERGY RX300 S6 の OLTP-2 の値は Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズを使用して 48 GB 72 GB 96 GB 144 GB および 192 GB のメモリ構成で測定しました 次の表は 測定対象のプロセッサの仕様を示しています プロセッサ コア数 / チップ L3 キャッシュプロセッサ周波数 QPI スピード HT TM TDP E5503 2 4 MB 2.00 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5506 4 4 MB 2.13 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5507 4 4 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5603 4 4 MB 1.60 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5606 4 8 MB 2.13 GHz 4.8 GT/s - - 80 W E5607 4 8 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W L5609 4 12 MB 1.87 GHz 4.8 GT/s - - 40 W L5630 4 12 MB 2.13 GHz 5.86 GT/s 40 W E5620 4 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W E5630 4 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W E5640 4 12 MB 2.67 GHz 5.86 GT/s 80 W X5647 4 12 MB 2.93 GHz 5.86 GT/s 130 W X5667 4 12 MB 3.07 GHz 6.4 GT/s 95 W X5672 4 12 MB 3.20 GHz 6.4 GT/s 95 W X5677 4 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W X5687 4 12 MB 3.60 GHz 6.4 GT/s 130 W L5640 6 12 MB 2.27 GHz 5.86 GT/s 60 W E5645 6 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W E5649 6 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W X5650 6 12 MB 2.67 GHz 6.4 GT/s 95 W X5660 6 12 MB 2.80 GHz 6.4 GT/s 95 W X5670 6 12 MB 2.93 GHz 6.4 GT/s 95 W X5675 6 12 MB 3.06 GHz 6.4 GT/s 95 W X5680 6 12 MB 3.33 GHz 6.4 GT/s 130 W X5690 6 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W QPI=Quick Path インターコネクト GT= ギガトランスファー HT= ハイパースレッディング TM= ターボモード TDP= 熱設計電力 20/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア 5500 ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 データベースのパフォーマンスは CPU やメモリの構成と データベースで使用するディスクサブシステムの接続性によって 大きく異なります Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズは 次のようなさまざまなシステム構成に対応しています プロセッサ TX200 S6 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 E5503 E5506 E5507 E5603 E5606 E5607 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 最大メモリ TX200 S6 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 CPU 1 48 GB 96 GB 96 GB 96 GB 96 GB 96 GB 96 GB CPU 2 96 GB 192 GB 192 GB 192 GB 192 GB 144 GB 192 GB 96 GB 144 GB *) 192 GB 288 GB *) *) 16 GB デュアルランクメモリモジュールの特別リリース Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 21/44 ページ

次に示す CPU およびメモリの性能評価では ディスクサブシステムは適切であり ボトルネックにならないものとします PRIMERGY RX300 S6 の OLTP-2 の値は オペレーティングシステム Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise とデータベース SQL Server 2008 R2 Enterprise x64 Edition で測定したものです システム構成の詳細については ベンチマーク環境 を参照してください データベース環境でメインメモリを選択するときのガイドラインとして メモリアクセス速度よりも メモリ容量が十分にあることが重要です そのため 16 GB モジュールの最大構成 8 GB モジュールの最大構成 および 8 GB モジュールの別構成で測定しました 周波数は プロセッサと メモリモジュールの種類および数によって変わります メモリパフォーマンスの詳細については ホワイトペーパー Xeon 5600 (Westmere-EP) 搭載システムのメモリパフォーマンス を参照してください 次のグラフは Intel Xeon 5600 および 5500 シリーズのプロセッサ (1 基または 2 基 ) と さまざまなメモリ構成で測定した OLTP-2 トランザクションレートを示しています 多種類のプロセッサにより 広範にわたるレベルのパフォーマンスが実現されていることがわかります 同じ最大メモリ構成で比較すると パフォーマンスが最も低いプロセッサ (Xeon E5503) を使用した場合に比べ パフォーマンスが最も高いプロセッサ (Xeon X5690) を使用した場合は OLTP-2 値は 5.4 倍になっています 測定結果が示す性能に基づき プロセッサをいくつかのグループに分類できます 最もパフォーマンスが低いのは わずか 2 コアのプロセッサである Xeon E5503 です その次のグループのプロセッサは OLTP-2 でほぼ 2 倍のパフォーマンスを達成しています ハイパースレッディングをサポートしていない 4 コアプロセッサ (Xeon E5506 Xeon E5507 Xeon E5603 Xeon E5606 Xeon E5607 および Xeon L5609) が このグループです OLTP-2 の測定では コア数を 2 倍にすると パフォーマンスもほぼ 2 倍になります ハイパースレッディングとターボモードの両方をサポートする 4 コアプロセッサでは さらに高いパフォーマンスが得られます Xeon L5630 Xeon E5620 Xeon E5630 Xeon E5640 および Xeon X5647 がこのグループです このグループでは ハイパースレッディングによって論理的なプロセッサコア数が 2 倍になるため OLTP-2 の測定では特に優れた結果が得られます Xeon X5667 Xeon X5672 Xeon X5677 Xeon X5687 は 同じくハイパースレッディングとターボモードをサポートする 4 コアプロセッサですが 高レベルのターボモードを利用可能で QPI スピードも 5.86 GT/s よりさらに高速の 6.4 GT/s です これにより このグループの 4 コアプロセッサは 下位の 6 コアプロセッサであるクロック周波数 ターボモードレベル QPI スピードが低いモデル (Xeon E5645 および Xeon E5649) に近いスループットを達成できます 最高のパフォーマンスを発揮するのは QPI スピード 6.4 GT/s を実現する 6 コアプロセッサ Xeon X5650 Xeon X5660 Xeon X5670 Xeon X5675 Xeon X5680 および Xeon X5690 のグループです このグループでは 2 基の CPU を使用した OLTP-2 の測定のほとんどで 96 GB(8 GB DIMM 12) で周波数 1333 MHz のメモリ構成の方が 144 GB(8 GB DIMM 18) で周波数 800 MHz のメモリ構成より優れた結果が得られました 22/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

OLTP-2 tps 2CPUs-192GB 2CPUs-144GB 2CPUs-96GB 1CPU-96GB 1CPU-72GB 1CPU-48GB X5690-6Core X5680-6Core X5675-6Core X5670-6Core X5660-6Core X5650-6Core E5649-6Core E5645-6Core L5640-6Core X5687-4Core X5677-4Core X5672-4Core X5667-4Core X5647-4Core E5640-4Core E5630-4Core E5620-4Core L5630-4Core L5609-4Core E5607-4Core E5606-4Core E5603-4Core E5507-4Core E5506-4Core E5503-2Core 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300 tps Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 23/44 ページ

PRIMERGY 現行モデルでの OLTP-2 の最高値は 旧モデルの最高値と比較して約 50 % 向上しています tps 1400 1300 1200 1100 1000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 2 X5570 96 GB RAM 旧モデル 2 W5590 96 GB RAM OLTP-2 tps の最高値システム世代間の比較 + ~ 50% 2 X5670 96 GB RAM 2 X5690 96 GB RAM 現行モデル 現行モデル TX200 S6 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 旧モデル TX200 S5 TX300 S5 RX200 S5 RX300 S5 BX620 S5 BX920 S1 - - 24/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

ベンチマーク環境 一般的な測定環境を以下に示します ドライバ A 層 B 層 ネットワーク ネットワーク クライアント ストレージサブシステム アプリケーションデータベースサーバサーバ SUT(System Under Test: テスト対象システム ) Intel Xeon 55xx および 56xx プロセッサシリーズの OLTP-2 のすべての値は PRIMERGY RX300 S6 を使用して測定しました データベースサーバ (B 層 ) ハードウェア システム プロセッサ メモリ 設定 ( デフォルト ) ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX300 S6 Xeon E5503(2 コア 2.00 GHz) 2 基 Xeon E5506(4 コア 2.13 GHz) 2 基 Xeon E5507(4 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon E5603(4 コア 1.60 GHz) 2 基 Xeon E5606(4 コア 2.13 GHz) 2 基 Xeon E5607(4 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon L5609(4 コア 1.87 GHz) 2 基 Xeon L5630(4 コア 2.13 GHz) 2 基 Xeon E5620(4 コア 2.40 GHz) 2 基 Xeon E5630(4 コア 2.53 GHz) 2 基 Xeon E5640(4 コア 2.67 GHz) 2 基 Xeon X5647(4 コア 2.93 GHz) 2 基 Xeon X5667(4 コア 3.07 GHz) 2 基 Xeon X5672(4 コア 3.20 GHz) 2 基 Xeon X5677(4 コア 3.46 GHz) 2 基 Xeon X5687(4 コア 3.60 GHz) 2 基 Xeon L5640(6 コア 2.27 GHz) 2 基 Xeon E5645(6 コア 2.40 GHz) 2 基 Xeon E5649(6 コア 2.53 GHz) 2 基 Xeon X5650(6 コア 2.67 GHz) 2 基 Xeon X5660(6 コア 2.80 GHz) 2 基 Xeon X5670(6 コア 2.93 GHz) 2 基 Xeon X5675(6 コア 3.06 GHz) 2 基 Xeon X5680(6 コア 3.33 GHz) 2 基 Xeon X5690(6 コア 3.46 GHz) 2 基 48 GB~192 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3(8 GB DIMM) または 1066 MHz Registered ECC DDR3(16 GB DIMM) ターボモード有効 NUMA サポート有効 ハイパースレッディング有効 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 RX300 S6: オンボード RAID コントローラー SAS 6G 5/6 512 MB 73 GB 15k rpm SAS ドライブ 2 台 RAID1(OS) 147 GB 15k rpm SAS ドライブ 6 台 RAID10( ログ ) LSI MegaRAID SAS 9280-8e 5 基 JX40 5 台 : 各 64 GB SSD ドライブ 24 台 RAID5( データ ) オペレーティングシステム Windows Server 2008 R2 Enterprise データベース SQL Server 2008 R2 Enterprise x64 Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 25/44 ページ

アプリケーションサーバ (A 層 ) ハードウェア システム プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX200 S6 Xeon E5640 (6 コア 2.66 GHz) 1 基 12 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 デュアルポート LAN 1 Gbps 2 基 73 GB 15k rpm SAS ドライブ 1 台 オペレーティングシステム Windows Server 2008 R2 Standard クライアント ハードウェア システム プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア PRIMERGY RX200 S5 Xeon X5570(4 コア 2.93 GHz) 2 基 24 GB 1333 MHz Registered ECC DDR3 オンボード LAN 1 Gbps 2 基 73 GB 15k rpm SAS ドライブ 1 台 オペレーティングシステム Windows Server 2008 R2 Standard OLTP-2 ソフトウェア EGen バージョン 1.12.0 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります 26/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

SAP SD ベンチマークの説明 SAP アプリケーションソフトウェアは 標準的な業務プロセスを管理するためのモジュールで構成されています モジュールには 受注組立 (ATO) 財務会計 (FI) 人事管理 (HR) 在庫購買管理 (MM) 生産計画 (PP) 販売管理 (SD) などの ERP( 企業資源計画 ) 用のものや SCM( サプライチェーンマネジメント ) 小売 銀行業務 公益事業 BI( ビジネスインテリジェンス ) CRM( 顧客関係管理 ) PLM( 製品ライフサイクル管理 ) 用のものがあります SAP アプリケーションソフトウェアは必ずデータベースと関連しています したがって SAP の構成には ハードウェアに加え ソフトウェアコンポーネントであるオペレーティングシステムとデータベース および SAP ソフトウェア自体も含まれます SAP アプリケーションシステムのパフォーマンス 安定性およびスケーラビリティを評価するために SAP AG は SAP 標準アプリケーションベンチマークを開発しました 中でも 最も広く使用されており最も重要なのは SD ベンチマークです これらのベンチマークでは システム全体のパフォーマンスが分析されるため コンポーネントの統合品質を測定できます ベンチマークは 2 層の構成と 3 層の構成で異なります 2 層の構成では SAP アプリケーションとデータベースを 1 台のサーバにインストールします 3 層の構成では SAP アプリケーションの各コンポーネントを数台のサーバに分散でき 別のサーバでデータベースを処理します SAP AG( ドイツ Walldorf) によって開発されたベンチマークの詳細な仕様は http://www.sap.com/benchmark を参照してください ベンチマーク結果 2010 年 3 月 19 日に Xeon X5680 プロセッサ 2 基を搭載した PRIMERGY BX922 S2(Windows Server 2008 R2 Enterprise で SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0 と SQL Server 2008 を使用 ) で次の結果を得たことが認証されました ( 認証番号 2010008) 認証番号 2010008 Number of SAP SD benchmark users 4910 Average dialog response time Throughput Fully processed order line items/hour Dialog steps/hour SAPS Average database request time (dialog/update) CPU utilization of central server 99% Operating system, central server 0.99 seconds 536,000 1,608,000 26,800 0.024 sec / 0.045 sec RDBMS SQL Server 2008 Windows Server 2008 R2 Enterprise SAP Business Suite software SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Configuration Central Server PRIMERGY BX922 S2 2 processors / 12 cores / 24 threads Xeon X5680 72 GB main memory Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 27/44 ページ

PRIMERGY BX922 S2 は SAP ERP 6.0 用 SAP 拡張パッケージ 4 における SAP SD Standard Application Benchmark(2 プロセッサ 2 層 ) で 最高の結果を得ました (2010 年 4 月 8 日現在 ) 2 SAP ERP 6.0 用 SAP 拡張パッケージ 4 における SAP SD(2 プロセッササーバ 2 層 ) の結果 : PRIMERGY BX922 S2 vs. その他の 2 ソケットサーバ Fujitsu PRIMERGY BX922 S2 2 x Xeon X5680 2 processors/12 cores/24 threads 72 GB RAM Windows Server 2008 R2 Enterprise SQL Server 2008 SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Certification number: 2010008 Fujitsu PRIMERGY TX300 S6 / RX300 S6 2 x Xeon X5680 2 processors/12 cores/24 threads 88 GB RAM Windows Server 2008 R2 Enterprise SQL Server 2008 SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Certification number: 2010007 HP ProLiant BL460c G6 2 x Xeon X5670 2 processors/12 cores/24 threads 96 GB RAM Windows Server 2008 Enterprise Edition SQL Server 2008 SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 Certification number: 2010009 4860 4705 4910 Sun Fire X4270 2 x Xeon X5570 2 processors/8 cores/16 threads 48 GB RAM Solaris 10 Oracle 10g SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 (Unicode) Certification number: 2009033 3800 0 1000 2000 3000 4000 5000 Number of Benchmark Users 2 上記のベンチマーク結果は 2010 年 4 月 8 日現在の値を使用しています また 上記の比較は HP Sun および富士通が現在出荷しているベストパフォーマンスの 2 ソケットサーバに基づいています SAP SD(2 層 ) ベンチマークの最新の結果は http://www.sap.com/solutions/benchmark/sd2tier.epx を参照してください 28/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

ベンチマーク環境 2 層環境テスト対象システム負荷ジェネレーター SUT(System Under Test: テスト対象システム ) ハードウェア サーバ プロセッサ メモリ ディスクサブシステム ソフトウェア オペレーティングシステム データベース PRIMERGY BX922 S2 Xeon X5680 2 基 8 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM 9 枚 PRIMERGY BX922 S2: LSI MegaRAID SAS 1064E controller 1 基 2.5" SAS disks, 73 GB, 15 krpm 2 台 FC Mezzanine Card 8 Gbit/s 2-port 1 枚 PRIMERGY SX940 S1 1 台 : RAID 5/6 SAS based on LSI MegaRAID 512MB 1 基 RAID Contr BBU Upgrade for RAID 5/6 V16 1 基 SSD SATA 3G 64GB SLC HOT PLUG 2.5" EP 2 基 Fibre Channel Mezzanine Card 2 x 8 Gb Emulex (MC-FC82E), PCIe x4 1 枚 FibreCAT CX3-40F 1 台 Windows Server 2008 R2 Enterprise SQL Server 2008 Enterprise x64 Edition SAP Business Suite ソフトウェア SAP Enhancement Package 4 for SAP ERP 6.0(Unicode) 負荷ジェネレーターハードウェアモデル PRIMERGY RX600 S2 プロセッサ Xeon 7040(3 GHz 4 MB L2 キャッシュ ) 4 基メモリ 8 GB PC2-3200 DDR2-SDRAM ソフトウェアオペレーティングシステム SUSE Linux Enterprise Server 11 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 29/44 ページ

vservcon ベンチマークの説明 vservcon は 富士通テクノロジー ソリューションズが ハイパーバイザーを使用するサーバ構成について サーバ統合の適合性の比較に使用するベンチマークです これにより システム プロセッサ および I/O テクノロジーの比較に加え ハイパーバイザー 仮想化形式 および仮想マシン用の追加ドライバの比較も可能になります vservcon は 厳密に言えば新しいベンチマークではありません これは 言うなればフレームワークであり すでに確立されたベンチマークをワークロードとして集約し 統合され仮想化されたサーバ環境の負荷を再現します データベース アプリケーションサーバ Web サーバというアプリケーションシナリオを対象とする 3 つの実証済みのベンチマークが使用されます アプリケーションシナリオベンチマーク論理 CPU コアの数メモリ データベース Sysbench( 補正済み ) 2 1.5 GB Java アプリケーションサーバ SPECjbb( 補正済み 50~60 % の負荷 ) 2 2 GB Web サーバ WebBench 1 1.5 GB 3 つのアプリケーションシナリオのそれぞれが 1 つの専用の仮想マシン () に割り当てられます これらに加えてアイドル という 4 番目の仮想マシンが追加されます これら 4 つの が 1 つの タイル を構成します 最大の性能値を引き出すためには 測定対象となるサーバの処理能力に応じて いくつかのタイルを並行して開始しなければならない場合もあります テスト対象システム データベース Java Web アイドル タイル n データベース データベース データベース Java Java Java Web Web Web アイドル アイドル アイドル タイル 3 タイル 2 タイル 1 3 つの vservcon アプリケーションシナリオのそれぞれが 各 のアプリケーション固有のトランザクションレートという形でベンチマーク結果を提供します スコアを正規化するために 1 つのタイルのそれぞれのベンチマーク結果とリファレンスシステムの結果との比を求めます その相対性能値に適切な重み付けを行い すべての とすべてのタイルについて加算します 最終的な計算結果が このタイル数に対するスコアになります 原則として 1 つのタイルから始めて vservcon スコアの大幅な増加が見られなくなるまで タイル数を増やしながらこの手順が実行されます 最終的な vservcon スコアは すべてのタイル数から得られた vservcon スコアの最大値です したがって このスコアは CPU リソースを最大限まで使用する構成で達成される最大スループットを反映しています このため vservcon の測定環境は CPU のみが制限要因となるように設計されており 他のリソースによる制限は発生しないように設計されています タイル数の増加に対する vservcon スコアの伸びは テスト対象システムのスケーリング特性を知るための有益な情報となります さらに vservcon では ホストの合計 CPU 負荷 ( および他のすべての CPU 処理 ) を記録し 可能な場合は消費電力も記録します vservcon の詳細については ベンチマークの概要 vservcon を参照してください 30/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 ベンチマーク結果 PRIMERGY の 2 ソケットモデル現行世代は Intel Xeon シリーズ 5600( または 5500) プロセッサをベースにしています 次のようなさまざまなシステム構成に対応しています プロセッサ TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 5500 E5507 E5607 L5609 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 HT = ハイパースレッディング TM = ターボモード PRIMERGY の 2 ソケットモデル現行世代は プロセッサテクノロジーの進歩により アプリケーションの仮想化に最適なシステムとなっています 6 コアプロセッサにも対応しているため 前世代のプロセッサをベースとするシステムと比較して 仮想化性能が約 50 % 向上しています (vservcon スコアで測定 ) 6 コアプロセッサを 2 基搭載したシステムで 前述の vservcon プロファイルを基にして 27 のアプリケーション (9 つのタイルに相当 ) を使用した場合 CPU リソースの最大活用をほぼ実現できます Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 31/44 ページ

E5507 L5609 E5607 L5630 E5620 E5630 E5640 X5647 X5667 X5672 X5677 X5687 L5640 E5645 E5649 X5650 X5660 X5670 X5675 X5680 X5690 Final vservcon Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 次のグラフは 各プロセッサで達成可能な仮想化性能値を比較したものです 発売済みの 4 コアまたは 6 コアのプロセッサを対象に幅広く測定しました 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 4 4 4 6 6 6 6 6 7 7 7 7 9 9 9 9 9 9 9 9 9 #Tiles 4 Cores / 4 Threads 4 Cores / 8 Threads 6 Cores / 12 Threads このグラフに示されているプロセッサ間の大きな性能差は その機能が影響していると考えられます グラフの左側のグループのプロセッサは エントリーモデルです グラフ中央のグループのプロセッサは ハイパースレッディングとターボモードに対応しているため パフォーマンスが大幅に向上していることがわかります グラフの中央と右側のグループのプロセッサでは それぞれのプロセッサのメモリクロック周波数が徐々に上がっています このとき パフォーマンスは プロセッサのメモリクロック周波数とプロセッサ間のデータ転送速度 ( QPI スピード ) の組み合わせで決まります グラフの右側のグループは 6 コアプロセッサで構成されています 6 コアプロセッサの場合 同機能の 4 コアプロセッサと比較すると 期待どおりにパフォーマンスが約 50 % 向上しています グラフの右側のグループでは E5649 から X5650 への大幅な向上が特に目立っています X5650 以降は 最高の QPI スピードと強力なターボモードを備えたアドバンストプロセッサというカテゴリであるためです メモリパフォーマンスと QPI アーキテクチャーの詳細については ホワイトペーパー Xeon 5600 (Westmere-EP) 搭載システムのメモリパフォーマンス を参照してください 仮想化環境のメインメモリを選択するときのガイドラインとして メモリアクセス速度よりも メモリ容量が十分にあることが重要です 各プロセッサの製品データについて再度簡潔にまとめ 次の表に示します 32/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

2.18 3.84 4.47 5.01 5.30 5.40 2.12 4.23 5.69 6.37 7.08 7.34 7.45 7.55 7.60 vservcon Score CPU utilization 6 コア HT TM 5600 シリーズ 4 コア HT TM 4 コア ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 プロセッサ コア数 / チップ L3 キャッシュ プロセッサ周波数 QPI スピード HT TM TDP タイル数スコア 5500 E5507 4 4 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W 4 3.02 E5607 4 8 MB 2.27 GHz 4.8 GT/s - - 80 W 4 3.39 L5609 4 12 MB 1.87 GHz 4.8 GT/s - - 40 W 4 3.06 L5630 4 12 MB 2.13 GHz 5.86 GT/s 40 W 6 4.61 E5620 4 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W 6 5.40 E5630 4 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W 6 5.56 E5640 4 12 MB 2.67 GHz 5.86 GT/s 80 W 6 5.79 X5647 4 12 MB 2.93 GHz 5.86 GT/s 130 W 6 6.23 X5667 4 12 MB 3.07 GHz 6.4 GT/s 95 W 7 6.93 X5672 4 12 MB 3.20 GHz 6.4 GT/s 95 W 7 7.20 X5677 4 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W 7 7.24 X5687 4 12 MB 3.60 GHz 6.4 GT/s 130 W 7 7.57 L5640 6 12 MB 2.27 GHz 5.86 GT/s 60 W 9 7.36 E5645 6 12 MB 2.40 GHz 5.86 GT/s 80 W 9 7.40 E5649 6 12 MB 2.53 GHz 5.86 GT/s 80 W 9 7.60 X5650 6 12 MB 2.67 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 8.63 X5660 6 12 MB 2.80 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 8.87 X5670 6 12 MB 2.93 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 9.02 X5675 6 12 MB 3.06 GHz 6.4 GT/s 95 W 9 9.29 X5680 6 12 MB 3.33 GHz 6.4 GT/s 130 W 9 9.41 X5690 6 12 MB 3.46 GHz 6.4 GT/s 130 W 9 9.61 QPI = QuickPath インターコネクト GT = ギガトランスファー HT = ハイパースレッディング TM = ターボモード TDP = 熱設計電力 次のグラフは Xeon E5620(4 コア ) プロセッサおよび E5649(6 コア ) プロセッサを搭載した時の 数の増加に対する仮想化性能を示しています ホストのそれぞれの CPU 負荷も示されています CPU 負荷 が 90 % のときが最適なタイル数で す 90 % を超えると過負荷となり E5620 E5649 仮想化のパフォーマンスは停滞または低下します 8 7 100% 90% 物理コア数の増加に加えて ハイパ 80% 6 ースレッディング機能によって 多 70% 数の の稼動が可能になります 5 60% ハイパースレッディング機能では 4 50% 1 つの物理プロセッサコアが結果的 40% に 2 つの論理コアに分割されるた 3 30% め ハイパーバイザーが利用できる 2 コア数は 2 倍になります そのた 20% 1 め ハイパースレッディング機能は 10% 一般的にシステムの仮想化性能を向 0 0% 上させます 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 7 8 9 # Tiles vservcon Score (left axis) CPU utilization of host (right axis) ハイパースレッディング機能を使用するシステムでは 前のグラフに示されているタイル数のスケーリング曲線が明確に見られます Xeon E5649 プロセッサには 12 個の物理コア すなわち 24 個の論理コアがあり 1 つのタイルにつき 4 個程度の論理コアが使用されます ( ベンチマークの説明 を参照 ) つまり ほぼ 3 タイルまでは 複数の が同じ物理コアを並行して使用することを回避できます そのため この範囲ではほぼ理想的にパフォーマンスが上昇します その後 CPU 使用率が限界に達するまでのパフォーマンス曲線は 傾きが緩やかになっていきます Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 33/44 ページ

vservcon Score Relative performance compared with RefSys ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 これまでは システムの仮想化性能を全体的に分析してきました ここからは 仮想化環境での個別アプリケーション の観点でパフォーマンスについて説明します ここでは例として Xeon E5649 プロセッサのシステムを取り上げています システム総体としてのパフォーマンスを重視してアプリケーション の数を全体最適化 ( 例として 6 タイル ) すると 部分最適化 ( 例として 1 タイル ) して負荷が尐ない状況に比べ 個別の のパフォーマンスはかなり低くなります 次のグラフ ( の数が増加したときの 3 種類の各アプリケーション のリファレンスシステムに対する相対的なパフォーマンス ) により この点を明らかにしています 各アプリケーション (Java Web DB) のグラフの最初の列には 1 つのタイルを構成する合計 3 つの がアプリケーション別に 1 つずつ表示されています 2 番目の列には 2 つのタイルを構成する合計 6 つの がアプリケーション別に 2 つずつ表示され 以降も同様に タイルを構成する がアプリケーション別に表示されています 各グラフから 個々のアプリケーション の値 およびアプリケーション種別ごとの合計値が読み取れます Relative performance of single for increasing tile count 10 9 9th 8th 7th 6th 5th 4th 3rd 2nd 1st 8 7 Java Web DB 6 5 4 3 2 1 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 #Tiles 仮想ホスト上の の数に関して 全体的なパフォーマンスよりも個別のアプリケーションのパフォーマンス要件を重視すべき場合もあります はじめに 完全に構成されたシステムの仮想化性能について見てきました 一方で プロセッサを 1 基から 2 基に増やしたときに どの程度パフォーマンスが向上するかという疑問もあります パフォーマンスの向上度が増せば サーバ内のリソース共有によるオー 9 バーヘッドは減尐します プロセッサ追加時の性能 8 向上度を示すスケーリング係数は サーバの用途に 1.95 よって異なります サーバ統合用の仮想化プラット 7 フォームとしてサーバを使用する場合 プロセッサ 6 の追加で性能は 1.95 倍になります つまり Xeon 5 E5649 のグラフに示したように 2 基のプロセッサ 4 を使用すると 1 基のプロセッサを使用した場合に比 3 べて 仮想化性能が約 2 倍になります 2 1 0 1 E5649 2 E5649 34/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

vservcon Score ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY BX922 S2 バージョン : 2.0A 2011-12-21 2008 年以降のプロセッサテクノロジーにおける仮想化関連の進歩は 一方では個別の に影響し 他方では CPU をフル活用したときの使用可能な最大 数に影響しています 次のグラフでは この 2 つの側面における向上の度合いを比較しています ここでは 2008 年の Xeon E5420 2 基のシステム 2009 年の Xeon X5540 2 基のシステム そして Xeon E5649 2 基の現行システムといった ほぼ同じプロセッサ周波数を持つ 3 つのシステムを比較しています 9 8 Few s Overall Optimum 7 1.47 6 5 4 2.02 3 1.30 2 1 0 2008 E5420 2.5 GHz 4C 2009 E5540 2.53 GHz 4C 2011 E5649 2.53 GHz 6C 2008 E5420 2.5 GHz 4C 2009 E5540 2.53 GHz 4C 2011 E5649 2.53 GHz 6C Year CPU Frequency #Cores 2011 TX300 S6 RX200 S6 RX300 S6 BX620 S6 BX920 S2 BX922 S2 BX924 S2 2009 TX300 S5 RX200 S5 RX300 S5 BX620 S5 BX920 S1 - - 2008 TX300 S4 RX200 S4 RX300 S4 BX620 S4 - - - パフォーマンスの向上は Xeon 5500 プロセッサ世代が登場した 2008 年から 2009 年にかけて最も顕著です ( 拡張ページテーブル (EPT) 機能の実装などによる 3 ) の数が尐ないケース (1 タイル ) では vservcon スコアが 1.30 倍に増加しています 全体最適化した CPU フル稼動時のケースでは vservcon スコアは 2.02 倍に増加しています その理由の 1 つは 個々の で実現できるパフォーマンスの向上です ( グラフ左側の Few s のスコアを参照 ) もう 1 つの理由は 全体最適化された状態で実行可能な の数の向上です ( ハイパースレッディング機能の使用および物理コア数の増加による ) ただし の数を増やすことで個々の のパフォーマンスは低下しているため 全体としての性能向上は の数が 3 倍になったことによってもたらされたものと言えます 2009 年から 2011 年にかけて テクノロジーは 厳密にはどの点で進歩を遂げたのでしょうか ここでは クロック周波数が同じで キャッシュのサイズとメモリアクセス速度が異なるプロセッサを比較していますが 低負荷状態における個々の のパフォーマンスについては プロセッサによる違いはほとんどありません 決定的に進歩を遂げた点は 物理コア数の増加と それに関連した仮想化性能値の向上 ( グラフでは 1.47 倍 ) および CPU 最大使用時における電力あたりの性能効率の向上です ここで比較している 2009 年のプロセッサと 2011 年のプロセッサは TDP(Thermal Design Power: 熱設計電力 ) が 80 W で等しいため CPU 最大使用時の消費電力はほぼ同じです したがって 電力あたりの性能も約 1.47 倍に向上しています 仮想化パフォーマンスの増加は 個別の の性能向上によるものがすべてではありません 個別の の性能向上だけでは Xeon 5400 世代 (2008 年 ) の同一クロックのプロセッサと比較して 30 %~50 % を超えるスループットの増加は不可能です 2009 年以降の仮想化環境におけるパフォーマンス向上の大部分は 利用可能な論理コアまたは物理コアが増加した結果として 実行できる 数が増大したことによって達成されたものです 3 EPT は ホストとゲストのメモリアドレスのマッピングをハードウェアでサポートすることで メモリの仮想化を高 速化します Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 35/44 ページ

ベンチマーク環境 測定は次のような環境で行いました フレームワークコントローラー サーバ ストレージシステム 複数の 1 Gb または 10 Gb ネットワーク SUT(System Under Test: テスト対象システム ) 負荷ジェネレーター Intel Xeon 55xx と 56xx プロセッサシリーズのすべての vservcon スコアは PRIMERGY TX300 S6 を使用して測定しました SUT ハードウェア モデル プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ストレージの接続 SUT ソフトウェア オペレーティングシステム PRIMERGY TX300 S6 1 チップ : Xeon E5649(6 コア 2.53 GHz) 2 チップ : Xeon E5507(4 コア 2.27 GHz) Xeon L5609(4 コア 1.87 GHz) Xeon E5607(4 コア 2.27 GHz) Xeon L5630(4 コア 2.13 GHz) Xeon E5620(4 コア 2.40 GHz) Xeon E5630(4 コア 2.53 GHz) Xeon E5640(4 コア 2.67 GHz) Xeon X5647(4 コア 2.93 GHz) Xeon X5667(4 コア 3.07 GHz) Xeon X5672(4 コア 3.20 GHz) 2 チップ : Xeon X5677(4 コア 3.47 GHz) Xeon X5687(4 コア 3.60 GHz) Xeon L5640(6 コア 2.27 GHz) Xeon E5645(6 コア 2.40 GHz) Xeon E5649(6 コア 2.53 GHz) Xeon X5650(6 コア 2.67 GHz) Xeon X5660(6 コア 2.80 GHz) Xeon X5670(6 コア 2.93 GHz) Xeon X5675(6 コア 3.07 GHz) Xeon X5680(6 コア 3.33 GHz) Xeon X5690(6 コア 3.46 GHz) 96 GB( それぞれ PC3-10600R 8 GB DIMM-1A~DIMM-1F および DIMM-2A~DIMM-2F に搭載 ) 1 Gbit LAN 2 基 : 負荷用 (2 基の LAN アダプター経由 ) 1 基 制御用 1 基 内蔵ハードディスクは使用せず ストレージシステム FibreCAT CX500 のみを使用 の仮想ディスクファイル用のタイルあたり 1 つの 50 GB LUN 各 LUN は 5 つの Seagate ST373454 ディスク (15 krpm) で構成された RAID 0 アレイ FC コントローラー Qlogic QLE 2462 を使用 ハイパーバイザー ware ESX Server リリースバージョン 4.0 U1 ビルド 236512 BIOS バージョン 6.00 R1.08..2619.N1 隣接キャッシュラインプリフェッチ : 無効 ハードウェアプリフェッチ : 無効 DCU ストリーマープリフェッチ : 無効 データ再利用の最適化 : 無効 36/44 ページ Fujitsu Technology Solutions 2010-2011

SUT: 仮想化に関する詳細 ESX 設定 デフォルト 一般的な詳細 ベンチマークの概要 vservcon を参照 負荷ジェネレーターのハードウェア モデル プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース オペレーティングシステム PRIMERGY BX920 S1 サーバブレード (PRIMERGY BX900 シャーシ ) 17 台 それぞれ Xeon X5570(2.93 GHz) 2 基 12 GB それぞれ 1 Gbit LAN 3 基 Windows Server 2008 R2 Enterprise with Hyper-V 負荷ジェネレーター ( タイルあたり 3 つの負荷ジェネレーターを複数のサーバブレードで動作 ) プロセッサ メモリ ネットワークインターフェース オペレーティングシステム 論理 CPU 1 基 512 MB それぞれ 1 Gbit LAN 2 基 Windows Server 2003 Enterprise 国または販売地域によっては 一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010-2011 37/44 ページ