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石狩川下流域外減災対策協議会地域部会 ( 第 3 回 ) の報告 開催日 幾春別川外地域部会 平成 29 年 12 月 18 日 夕張川上流地域部会 平成 30 年 1 月 15 日 空知川地域部会 平成 30 年 1 月 19 日 雨竜川外地域部会 平成 30 年 1 月 23 日 豊平川外地域部

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二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

Ⅱ 避難準備情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝達 隣接自主防災会へ情報を提供 関係団体 (

送信日 番組開始番組終了 題名発信者備考 12/3 内部統制制度に関する説明会 (11/20) 12/4 平成 30 年度防災啓発中央研修会 (7/5-6) 12/5 ファイアーファイティングスピリッツ -もうひとつの生き方 見つけた - 12/5 15:19 全国市長会創立 120 周年記念市長フ

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

これは 将来夢の話だが 最近はツイッターやフェイスブックで 市民の方が色々な情報を書き込むので そういうものを吸い上げてきて 例えば最新のAI 技術を使って 県の情報システムでは得られなかった ある局所の災害情報などを取ってこられるような仕掛けみたいなものを少し検討してみてはどうかと思う 委員連携に

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土砂災害防止法よくある質問と回答 土砂災害防止法 ( 正式名称 : 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関 する法律 ) について よくいただく質問をまとめたものです Ⅰ. 土砂災害防止法について Q1. 土砂災害は年間どれくらい発生しているのですか? A. 全国では 年間約 1,00

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資料 3-1 水防災意識社会再構築ビジョン に基づく 矢作川の減災に係る取組方針 フォローアップ資料 平成 29 年 5 月 25 日 矢作川水防災協議会 岡崎市 碧南市 刈谷市 豊田市 安城市 西尾市 知立市 高浜市 幸田町 愛知県防衛省陸上自衛隊豊川駐屯地 名古屋地方気象台 国土交通省豊橋河川事

鬼怒川緊急対策プロジェクト 鬼怒川下流域 茨城県区間 において 水防災意識社会 の再構築を目指し 国 茨城県 常総市など 7市町が主体となり ハードとソフトが一体となった緊急対策プロジェクトを実施 ハード対策 事業費合計 約600億円 ソフト対策 円滑な避難の支援 住民の避難を促すためのソフト対策を

第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化

Transcription:

お知らせ平成 29 年 1 月 16 日札幌管区気象台 関係機関各位 石狩川滝川地区水害タイムライン初運用での振り返りを実施!! 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 ( 第 7 回 ) を開催 札幌管区気象台は 全国でも最大規模の数となる関係機関と合同で 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 ( 第 7 回 ) を下記のとおり開催します 今回は 平成 28 年 8 月に発生した一連の台風のため 初めて実運用した石狩川滝川地区水害タイムラインの内容の振り返りを行います 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 では 全国でも最大規模となる 36 の関係機関が連携し 石狩川滝川地区の大規模水災害に備えたタイムラインの試行版を平成 28 年 8 月に策定しました 今回は 策定直後に発生した一連の台風において 初めて実際に運用した石狩川滝川地区水害タイムライン試行版について 試行した結果や関係機関との情報共有の状況等を振り返り 見直し 改善に向けた意見交換会を開催します 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 木 ) 13 時 30 分 16 時 00 分 2 場所たきかわ文化センター小ホール滝川市新町 3 丁目 6 番 44 号 3 議事次第別紙のとおり 記 4 その他参考 1 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 これまでの取組参考 2 検討会設立概要 本検討会は 公開で実施します 災害など不測の事態が発生した場合は 中止することがあります 本検討会は 北海道開発局札幌開発建設部 滝川市 札幌管区気象台の 3 機関が事務局として運営します 本件問い合わせ先 検討会全般 : 札幌開発建設部河川管理課電話 01-61-0340 気象関係 : 札幌管区気象台業務課電話 01-61-3217 8-1

石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 ( 第 7 回 )( 案 ) 日 時 : 平成 29 年 1 月 19 日 ( 木 ) 13:3016:00 場 所 : たきかわ文化センター 小ホール ( 滝川市新町 3 丁目 6 番 44 号 ) 事務局 : 札幌開発建設部河川管理課 札幌管区気象台業務課 滝川市総務部総務課防災危機対策室 議事次第 司会 : 滝川市総務部総務課 防災危機対策室長 千葉豊 1. 開会挨拶 札幌管区気象台総務部業務課長 西潟政宣 2. 平成 28 年 8 月の気象と台風被害について 札幌管区気象台気象防災部気象防災情報調整官 札幌開発建設部河川管理課長 山下龍平 秋山泰祐 3. 台風への対応状況の確認 ( 全体で意見交換 ) 進行役 : 座長 NPO 法人 CeMI 環境 防災研究所副所長松尾一郎 (1) タイムライン試行状況の確認 (2) 情報共有状況の確認 4. 今後の取組について 座長 NPO 法人 CeMI 環境 防災研究所副所長松尾一郎 5. 閉会挨拶 札幌開発建設部滝川河川事務所長仙石雅之 8-2 ( 敬称略 )

石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 これまでの取組 滝川地区の関係機関が連携し 住民の生命を守るために 先を見越した早期の災害対応を実現する 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 を設置 検討会に先立ち 平成 27 年 10 月 30 日に タイムライン検討会 発足式を開催 現地視察会を開催発足式の様子勉強会の様子 石田札建部長 前田滝川市長による決意表明 滝川地区の地域特性等を共有するための現地視察 松尾座長 山﨑アドバイザーによる講演 事務局 国交省時岡専門官による勉強会 タイムラインによる効果 水防体制の見直し 改善 関係機関の 顔の見える関係 の構築 連携の円滑化 早め早めの防災行動の確立 防災行動の 漏れ 抜け 落ち の解消 住民の早期避難 自治体 連携機関 自主防災等が一丸となった災害対応の実施 1

石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 これまでの取組 平成 27 年 10 月 30 日の発足式を皮切りに 6 回の検討会を開催 全国でも最大規模となる 36 の関係機関が参画しているため 7 つのグループに分かれ それぞれがとるべき行動の 到達目標 を立て 達成までの 行動項目 細目 の抽出 それにかかる時間やタイミングを検討するとともに 他機関との連携についても検討した後 検討結果を整理し図上演習を行い 台風期前に試行版を完成させた 今年 8 月に発生した一連の台風での実運用を踏まえて 見直し 改善を今後予定 第 1 回検討会平成 27 年 11 月 26 日 ( 木 ) 第 1 回検討会では 災害シナリオに基づき どんな被害が想定されるか 何をすべきか どんな課題があるか の 3 つのテーマごとに取るべき防災行動について情報共有した 第 2 回検討会平成 28 年 1 月 21 日 ( 木 ) 第 2 回検討会では 7 つのグループに分かれ グループごとに議論を行った 災害シナリオに対する 到達目標 行動項目 細目 の抽出 順序などを検討した 第 3 回検討会平成 28 年 2 月 18 日 ( 木 ) 第 3 回検討会では 行動項目 細目 の内容を確認し 各行動細目の実施時期及び所要時間の設定を行った 第 4 回検討会平成 28 年 4 月 27 日 ( 水 ) 第 4 回検討会では 各行動項目 細目の担当機関の設定や他機関との連携について議論を行った 第 5 回検討会平成 28 年 6 月 1 日 ( 水 ) 第 5 回検討会では タイムライン一次案を基に 各項目の行動を支援 情報共有する連携機関の設定や 他グループとの連携上の課題抽出を行い 各グループごとに発表した 第 6 回検討会平成 28 年 7 月 6 日 ( 水 ) 第 6 回検討会では タイムライン試行版の完成に向け 参加機関による机上演習を実施した タイムライン素案の内容確認を参加機関全体で行い 修正点などを抽出し 議論や確認を行った 2

石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 これまでの取組 第 1 部完成報告 協定式平成 28 年 8 月 3 日 ( 水 ) 全国でも最大規模の数となる 36 の関係機関と合同で検討してきた 石狩川滝川地区水害タイムライン について 道内で初めて試行版が完成したため 完成報告及び協定式を行った また 当日は 昭和 56 年 8 月の大洪水から 35 年目に当たることから 浸水被害等に関する講演とタイムラインをどのように活かすかをテーマとしたパネルディスカッションも併せて行われた 松尾座長から前田滝川市長へタイムライン試行用完成版の引き渡し 協定式の様子 滝川市防災危機対策室青山係長 NTT 東日本岩見沢営業支店岡崎課長 滝川消防署中井所長 滝川道路事務所柏谷副所長 滝川市幸町第 4 区地区防災会東藤会長 参加機関を代表し 5 名の方々に滝川地区水害タイムライン試行版の抱負を発表していただいた 5 名の方はそれぞれ 地区の防災会でタイムライン検討委員会を立ち上げ 町内会からタイムラインの有用性を広めていきたい 今後 色々なところで自分が起こす行動のトリガーが何かを考えながら行動しなければいけない 使う度に精度が上がっていくと良いと思う といった今後の取組やタイムラインへの思いを語った 第 2 部講演及びシンポジウム平成 28 年 8 月 3 日 ( 水 ) 第 2 部は志田気象予報士による昭和 56 年 8 月水害の気象 降雨についての講演で幕を開けた さらに 環境防災研究機構北海道の黒木専務理事による昭和 56 年水害の被害と対策について講演があり 参加者は熱心に耳を傾けた 続いて NHK 解説主幹の山﨑氏をコーディネーターに迎え アドバイザーとして松尾座長 パネリストとして前田滝川市長 難波江札幌開発建設部長 林札幌管区気象台長 そして札幌テレビ放送の取締役編成局長である萬谷氏とともに 石狩川滝川地区水害タイムラインをどのように活かすか をテーマにパネルディスカッションを行い 専門用語を使わずに誰でも分かる言葉での情報発信をお願いしたい や 大規模災害をもたらす気象条件は毎回違う 東日本大震災は 事前に準備していなかったことは何もできなかった 等が話し合われた パネルディスカッションの様子 3

石狩川滝川地区水害タイムライン タイムラインレベル タイムライン (TL) 防災対応レベル レベル 1 レベル 2 レベル 3 レベル 4 レベル 5 時間 ( 目安 ) 想定される状況 発災 0 時間石狩川の堤防決壊 空知川の越水 緊急対応応急復旧対応 -96 時間 -72 時間 -72 時間 -24 時間 -24 時間 -12 時間 -12 時間 -6 時間 -6 時間 0 時間 0 時間 +168 時間 前線の停滞 台風の接近降雨なし 気象台が台風説明会を開催 または前線及び台風の大雨により滝川市で水害が発生する可能性 前線による雨が降り始め局所的に急激な大雨 気象台から滝川市を対象に大雨警報の発表 大雨による内水はん濫の発生 長時間の降雨による石狩川 空知川の水位の上昇水防団待機水位を超過 今後も降雨は継続する見込み 長時間の降雨による石狩川の水位の上昇 3 時間後に避難判断水位に到達する見込み 降雨の継続 長時間の降雨による石狩川の水位の上昇はん濫危険水位を超過 石狩川の堤防の決壊 空知川の堤防からの越水により 市街地では浸水被害が発生 浸水域の拡大 天候の回復とともに 石狩川の水位低下 浸水域の縮小 石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) の構成 主な対応 実施主体 [] 内は対象エリア TL レベルはタイムライン防災対応レベルを示す タイムラインの立ち上げを決定 各機関によるタイムラインに基づく防災行動開始 全機関 団体 大雨や台風による災害発生に警戒した情報の収集 全機関 団体 今後の防災対応のための資機材 設備の準備 確認 全機関 団体 今後の住民 要配慮者の避難に備えた避難所開設の準備 市 TLレベル2への移行を決定 [ 内水はん濫エリア ] 避難所の開設 市 [ 内水はん濫エリア ] 避難準備情報 避難勧告の発表 市 [ 内水はん濫エリア ] 要配慮者の避難支援と住民の避難の実施 市 消防 警察 地域組織等 大雨や内水はん濫による交通規制の実施 交通系機関 団体 内水はん濫の発生に伴う水防活動 施設の防災対応の実施 消防 警察 交通系機関 団体 TLレベル3への移行を決定 [ 外水はん濫エリア ] 避難所の一部開設 市 [ 外水はん濫エリア ] 住民の自主避難の実施 市 [ 外水はん濫エリア ] 要配慮者の早期避難支援の実施 市 消防 警察 地域組織等 大雨や内水はん濫による交通規制の実施 拡大 交通系機関 団体 TLレベル4への移行を決定 [ 外水はん濫エリア ] 避難所の開設 市 [ 外水はん濫エリア ] 避難準備情報の発表 市 [ 外水はん濫エリア ] 住民の自主避難の実施 市 消防 警察 地域組織等 [ 外水はん濫エリア ] 要配慮者の避難支援の実施 市 消防 警察 地域組織等 TLレベル5への移行を決定 [ 外水はん濫エリア ] 避難勧告 指示の発表 市 [ 外水はん濫エリア ] 住民の避難の実施 市 消防 警察 地域組織等 現場対応者の退避の実施 全機関 団体 市災害対策本部の移設の実施 市 逃げ遅れた人の安全確保 救助活動の実施 市 国 道 作業員の撤退解除とともに ポンプ排水および堤防の応急復旧を開始 市 国 道 協力機関 浸水が解消された現場から 交通規制対象の縮小 解除 交通系機関 団体 排水作業の完了に合わせて 滝川市災害対策本部の廃止 市 備考 大雨 台風に対する防災対応を円滑に行うための事前準備と情報収集 平常業務の延長として実施 内水はん濫への警戒 内水はん濫対応の実施 外水はん濫発生に備えた対応の準備 内水はん濫エリアの拡大に対する交通規制対策の実施 水位予測を参考に早めの行動の実施 住民 要配慮者の避難完了 外水はん濫発生前に 避難支援 水防活動等の現場対応者の全員退避 浸水域内の市役所に設置した災害対策本部を 浸水域外へ移設 現場対応者の安全を確保しながら被害状況を確認 迅速な復旧活動への備え 破堤進行の終了とともに 堤防の応急復旧や排水作業を開始 4

石狩川滝川地区水害タイムライン 出水時の運用 平成 28 年 8 月は 北海道に観測史上初めて 3 つの台風が上陸し その 1 週間後 再び台風第 10 号に伴う大雨により大きな出水となった 滝川 TL は試行版完成後 間もなく運用することとなった 石狩川滝川地区水害タイムライン 試行版に基づき 台風接近前からタイムラインの運用を開始した タイムラインレベルごとに滝川市 札幌開発建設部 札幌管区気象台で合同テレビ会議を開催し 現在の気象状況や今後の台風進路などを確認し 今後の体制について確認した 台風 11 号 9 号の際はレベル 3 まで発動したが タイムラインに沿って対応したため 関係機関との情報共有などが円滑に行われた 台風第 7 号 (8 月 16 日 18 日 ) レベル 2まで発動台風第 11 9 号 (8 月 19 日 24 日 ) レベル 3まで発動台風第 10 号 (8 月 30 日 31 日 ) レベル 1まで発動 札幌管区気象台 今後の台風の進路や気象予測情報の提供 滝川市災害対策本部 体制状況や避難所等の状況確認 提供 : 札幌管区気象台 札幌開発建設部 水位予測や河川 ダムの状況を情報提供 テレビ会議 5

参考 2 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 設立概要 1. 設立趣旨滝川市は 石狩川と空知川に隣接して市街地が広がり 国道 12 号 JR 函館本線や高速道路が交差する交通の要となり発展してきました 一方 堤防や河道掘削などの河川整備が進んできたものの 近年の豪雨災害を踏まえると更なる対策が必要であり 河川改修等のハード整備に加え 河川特性や滝川市街地区の水害特性を踏まえたタイムラインを策定することが防災上 非常に有効です これらを踏まえて 滝川地区における関係機関が連携し 住民の生命を守るために 先を見越した早期の災害対応を実現する 石狩川滝川地区水害タイムライン検討会 を設置することとしました 2. 参加機関 (36 機関 ) 陸上自衛隊 空知総合振興局 滝川警察署 滝川消防署 滝川市消防団 空知土地改良区 中空知広域水道企業団 滝川市社会福祉協議会 北海道旅客鉄道 北海道電力 日本赤十字社 NEXCO 東日本 滝川ガス 滝川市医師会 滝川建設協会 北海道中央バス NT 東日本 滝川市内自主防災組織 ( 幸町第 4 区地区防災会 泉町連合町内会 ) 東滝川連合町内会 東町連合町内会 西町連合町内会 西町中央連合町内会 有明町連合町内会 扇町町内会連合協議会 大町地区町内会連合会 新町町内会連合会 本町町内会連合会 緑町連合町内会 南地区町内会連合会 江部乙防犯協会 滝川市民生委員児童委員連合協議会 エフエムなかそらち 札幌開発建設部 札幌管区気象台 滝川市 ( 関係部署含む ) 座長 NPO 法人環境防災総合政策研究機構環境 防災研究所松尾副所長 アドバイザー 日本放送協会山﨑解説主幹 NPO 法人環境防災研究機構北海道黒木専務理事気象予報士志田昌之 ( 元旭川地方気象台長 ) オブザーバー 北海道総務部危機対策局 北海道建設部建設政策局 中空知管内 4 市 5 町 ( 赤平市 芦別市 歌志内市 砂川市 新十津川町 上砂川町 奈井江町 浦臼町 雨竜町 ) 國學院大學北海道短期大学部 3. 効果 水防体制の見直し 改善 関係機関の 顔が見える関係 の構築 連携の円滑化 早め早めの防災行動の確立 防災行動の 漏れ 抜け 落ち の解消 住民の早期避難 市役所 連携機関 自主防災等が一丸となった災害対応の実施 4. その他 検討会は公開にて開催し 検討結果は HP 等にて情報発信を行うこととします 8-8