データ作成の 手引き 目次 1 概要 p2 2 作成編 p3 1) はじめに 2) 回答方式を考える 3) 設問を作る 4) 解答を入力する 5) オプションを設定する 6) 入力が終わったら 3 公開と著作権について p8 1) 作成したデータの公開について 2) 作成したデータの著作権について 本書での凡例は以下の通りです 赤枠 必ず入力しなければならない必須箇所です 欠けていると正常に動作しない場合があり ます 点線枠 ( 緑 燈 ) 場合によっては 入力しなくても問題ない箇所です 注意マーク データを作成する際に注意しなければならない事項をまとめて記載しています ヒントマーク データ作成に知っておくと便利な機能やポイントなどを記載しています 1
1. 概要 学習支援ソフト KeyKnowledge は 問題データがあって初めて使用することができます 問題データは誰でも簡単に作成することができます また 作成したデータを他のユーザーと共有することでよ り豊かな学びが得られます データ作成にチャレンジしてみてください データ作成の大まかな流れは次の通りです 出題形式 解答方式を場合に応じて選びましょう 設問 出題形式に見合った出題の仕方で設問を考えましょう オプション 1 問当たりの回答時間や解説の設定をしてみましょう これから順に説明していきますが 基本的にこの 3 つを繰り返すだけです 次のページから実際に作成の手順を紹介しています 2
2. 作成編 1) はじめに問題データは汎用性の高い CSV 形式を採用しているので 普段お使いのパソコンに搭載されているメモ帳ソフトで作成することができますが より簡単に作成するためには表計算ソフトウエアを使用するのがおすすめです 代表的な表計算ソフトには以下のようなものがあります Microsoft Office EXCEL 現在もっとも一般的に使用される表計算ソフト Kingsoft Office Spreadsheets 上の表計算ソフトと互換性が高く また廉価な表計算ソフト Open Office Calc/Libre Office Calc 無料の表計算ソフトの代表格 本書では Microsoft Office EXCEL を利用した作成方法について紹介します もし これらの表計算ソフトがない場合は 無料の表計算ソフトをご利用いただくか メモ帳をご利用ください メモ帳での作成方法は KeyKnowledge 本体についているマニュアルをご参照ください 本書では Microsoft Office EXCEL 2013 を使用しております ご利用のバージョンが異なる場合は操作方法が違う場合があります EXCEL は米国 Microsoft 社の登録商標です 表計算ソフトを立ち上げ まず 1 列目に問題番号を入力します この番号は必ず 1 から順につけなければな りません ヒント 左上のセルに 1 と入力した後 セルの右下にカーソルを合わせ カーソルが + の表示になったらクリックし 下にドラッグするとドラッグした場所のセルまで 同じ内容がコピーされます その後 ドラッグした最後のセルの右下のアイコンをクリックし 連続データにチェックを入れると 1 からドラッグしたセルまで連続した数字に自動的になります この機能はこの後の入力でも役に立ちます 3
2) 回答方式を考える 回答方式を考えましょう 回答方式は 3 つの中から選べます 場合に応じて使い分けることで効果的な学習 が期待できます 1 4 択式おもにマーク式テスト対策や各種検定対策などに使えます 2 式おもに免許試験対策やクイズゲームなどに使えます 3 入力式 幅広い用途に使えます 回答が複数あ る場合にも対応できます 回答方式を決めたら 2 列目のセルに番号 (1 4 択式 2 式 3 入力式 ) 入力してください ヒント すべて同じ形式にする場合は前ページで紹介したヒントを参考に入力の手間を省きましょう 3 種類の回答形式を混ぜた問題データも作ることができます この場合 設問入力と解答入力を誤らないように注意しましょう 4
3) 設問を作る 設問を考えましょう 設問の設定方式には 2 つの方法があります 11 文の場合 一般的な設問の場合はこちらを使います 回答方式に見合った問い方にしましょう 例えば 4 択式の場合は ~ 選びなさい や ~ はどれか とい う問い方が適当でしょう 考えた設問を 3 列目のセルに入力します この時 4 列目のセルは空欄にして おきましょう ヒント 長文になる場合は表の上にある入力ボックスを活用しましょう 22 文の場合 例えば 算数の問題を作成するとき 次の計算をしなさい と入力し 計算式を表示させる場合などは こちらを使います 大問を 3 列目のセルに入力し 小問を 4 列目のセルに入力します ヒント 計算式を入力すると 表計算ソフトの仕様上自動で答えを自動算出してしまう場合があります この場合はセルのタイプを文字列にしましょう セル内改行 (Alt+Enter) は使用しないでください 正常に動作しません 5
4) 解答を入力する設問に対する解答を入力します 解答方式によって入力するセルの数が違うので注意しましょう 14 択式の場合正答を5 列目のセルに入力し 4つの選択肢を6~9 列目のセルに入力します 日清戦争応仁の乱関ヶ原の戦い蛤御門の変 ( イメージ図 ) 6~9 列目のセルは 選択肢の1~4の順に対応します 4つのセルのうち いずれか1つに正答を含めなければなりません 2 式の場合 正答 ( か ) を 5 列目のセルに入力し 6~9 列目のセルは空欄にしておきます 3 入力式の場合 正答を 5 列目のセルに入力します 入力枠の横に単位を付けたい場合は 6 列目に入力します ( 年など ) 別解がある場合は 7~9 列目のセルに入力します ( 最大 3 つの別解を設定できます ) 6
5) オプションを付ける 1 解説を付ける問題に対して 回答者が間違えた時に解説を出すことができます 10 列目のセルに解説を入力してください この時 HTML タグを使用することができます 改行は <br> タグを使用しましょう セル内改行 (Alt+Enter) は使用しないでください 正常に動作しません 2 制限時間を設ける それぞれの設問に対して 1~500 秒の間で制限時間を設けることができます 11 列目のセルに数字を 入力してください 1 秒から設定することができますが 極端に短いと回答できない場合があります 制限時間は テストモード の際に設定します 通常の練習モードでは制限時間を 設けたとしても無効化されます 6) 入力が終わったら すべての入力が終わったら データを保存しましょう 保存する際は必ず CSV 形式で保存しましょう 7
3. 公開と著作権について 1) 作成したデータの公開について作成したデータは公開することによってユーザー同士の学びがより豊かなものになります 公開するにはデータファイルのほかに Readme ファイル ( テキストファイル ) を含めなければなりません Readme には 参考文献などを明記しましょう ----------------------------------------------------------- 交通ルール 式 50 問 Readme の例 作者 SANEI 作成日 2014 年 11 月 ----------------------------------------------------------- 説明 運転免許試験学科試験に対応した 2 択式問題集です 参考文献 運転免許学科教本 (2013 年 3 月平尾出版 ) をもとに作成 制作者 問い合わせ先 SANEI MEDIA CREATIVE (C) SANEI 2008-2014 all right reserved. http://www.sky.sannet.ne.jp/sanei 2) 作成したデータの著作権について 作成した問題データの著作権は作成者に帰属します 以下の注意事項を守って利用いただきますようお願い いたします 本ソフトウエアではより自由な学習ができるよう いかなる場合においても 作成したデータを有料で販売することは禁止いたします また 公的秩序を乱すような問題データ ( 例 : 性的な内容を含むもの 暴力的な内容を含むものなど ) や個人情報 ウイルスを含む問題データを作成し配布することは禁止いたします 万が一発見した場合はその問題データの作者および利用者に対し 1ファイルあたり1 万円の違約金をお支払いいただきます 問題データ内に誤った解答が含まれている場合は作成者が直ちに精査しこれを是正しなければなりません 8
学習支援ソフト KeyKnowledge データ作成の手引き 平成 27 年 2 月 16 日初版発行 平成 27 年 9 月 10 日改訂版発行 発行 :SANEI MEDIA CREATIVE (C)SANEI 2008-2015 All right reserved. 無断転載 複製を禁ず 9