帯電話加入数携帯電話加入者数の推移 年 9 月末現在加入数 ( 人口普及率 ) 携帯電話: 約 13,930 万加入 (108.8%) 第 3 世代携帯電話 (3G): 約 10,730 万加入 (83.8%) 3.9 世代携帯電話 (LTE): 約 3,200 万加入 (25.0%)

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資料 5-4 APT 無線通信フォーラム (AWF) における 700MHz 帯の利用に関する検討状況 総務省

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2017 電波産業調査統計

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日本における情報通信分野の現状と課題

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報通信の現況 コンテンツ市場の動向 マルチユース市場の内訳をみると 映像系コンテンツ 1 兆 4,243 億円の主な内訳は 地上テレビ番組が 5,074 億円 映画ソフトが 4,884 億円 衛星 CATV 番組が 3,530 億円となっている 音声系コンテンツの内訳は 音楽ソフトであり 1,353

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15群(○○○)-8編


イー アクセス株式会社 (9427) 2012 年 3 月期第 2 四半期決算説明資料 (2011 年 4 月 ~ 2011 年 9 月 ) 2011 年 11 月 4 日

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資料 1 第 4 世代移動通信システムについて 平成 26 年 1 月 23 日 総務省

帯電話加入数携帯電話加入者数の推移 1 2013 年 9 月末現在加入数 ( 人口普及率 ) 携帯電話: 約 13,930 万加入 (108.8%) 第 3 世代携帯電話 (3G): 約 10,730 万加入 (83.8%) 3.9 世代携帯電話 (LTE): 約 3,200 万加入 (25.0%) 人口総数 12,806 万人 ( 平成 22 年国勢調査による ) ( 百万 ) 2012 年 7 月 2Gサービス終了携3G+LTE 100 % 2001 年 3G サービス開始 2010 年 12 月 LTE サービス開始 ( 年度末 )

トラヒック ( 通信量 ) の増大 2 我が国の固定系ブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラヒックは推定で約 2.3Tbps であり 前年同月比約 1.3 倍増 総アップロードトラヒックは推定で約 770Gbps であり 前年同月比 17.0% 増 移動通信トラヒックは 546.4Gbps であり 1 年間で約 1.7 倍増大 (Gbps) 固定系ブロードバンド トラヒック FTTH DSL CATV FWA 2,275Gbps ( 推定値 ) 1 年間で約 1.3 倍増大 移動通信トラヒック 546.4Gbps 1 年間で 17.0% 増加 770Gbps ( 推定値 ) 2004 年 2006 年 2008 年 2010 年 2012 年 2013 年 出典 : 総務省調査 数値は 2013 年 5 月のもの 2011 年 5 月以前は移動通信トラヒックの一部を含む 2010 年 2011 年 2012 年 出典 : 総務省調査 数値は 2013 年 9 月のもの

携帯電話のエリア整備 3 携帯電話のサービスエリア外の居住人口 ( エリア外人口 ) は 全国で約 6 万人 ( 平成 24 年度推計 ) ( 注 ) エリア人口とは 約 500 メートル四方メッシュ ( 世界測地系 ) ベースの平成 22 年度国勢調査人口を基礎とし 携帯電話 4 事業者のいずれかがメッシュの面積の半分以上において携帯電話のサービスを提供しているメッシュの人口の合計 ) 1 エリア外人口の推移 年度 17 年度末 18 年度末 19 年度末 20 年度末 21 年度末 22 年度末 23 年度末 24 年度末 エリア外人口 ( 人口比 ) 58.0 万人 (0.46%) 41.6 万人 (0.33%) 29.7 万人 (0.23%) 15.5 万人 (0.12%) 12.1 万人 (0.09%) 10.0 万人 (0.08%) 8.1 万人 (0.06%) 6.0 万人 (0.05%) 2 エリア外人口の地域類型別による内訳 ( 平成 24 年度末現在 ) 条件不利地域以外の地域 2,871 人 条件不利地域の類型別内訳 条件不利地域 57,439 人 過疎地 44,716 人 離島地域 1,535 人 半島 8,221 人 豪雪地帯 21,971 人 振興山村 42,714 人 特定農山村 52,700 人 類型間に重複があるため 総計は57,439 人に一致しない

携帯電話等の発展 4 モビリティ 通信品質等に優れた携帯電話系システムと 高速性 コスト面等で先行する無線アクセス 無線 LAN 系の双方のシステムが各々発展してきており 両者の特色をとりこみつつ 新たな移動通信システムの検討が進展 1. 携帯電話 第 1 世代 1980 年代 第 2 世代 1993 年 ~ 3 世代 2001 年 ~ 第 3 世代 (IMT) 3.5 世代 2006 年 ~ 3.9 世代 2010 年 ~ 第 4 世代 (IMT-Advanced) 2015 年頃 スピード ( 情報量 ) 数 kbps 384kbps 14Mbps 100Mbps 高速移動時 100Mbps 低速移動時 1Gbps ( 光ファイバと同等 ) 主なサービス 音声 メールインターネット接続 音楽 ゲーム 映像配信 動画 通信方式 PDC( 日本 ) GSM( 欧州 ) cdmaone( 北米 ) W-CDMA CDMA2000 HSPA EV-DO LTE 1 LTE-Advanced 2. その他 無線アクセス 通信方式スピード ( 情報量 ) 無線 LAN(Wi-Fi) BWA 2009 年 ~ WiMAX XGP 20~40Mbps 100Mbps 高度化 BWA 2011 年 ~ WiMAX2+ AXGP 100Mbps~ 11Mbps 54Mbps 300Mbps 1Gbps 2012 年 1 月 国際電気通信連合 (ITU) において 2 方式の標準化が完了 2 Wireless MAN- Advanced 超高速無線 LAN

第 4 世代移動通信システム (LTE-Advanced) の導入 5 LTE-Advanced とは 最大伝送速度 1Gbps の通信サービスを提供可能とする次世代の移動通信規格 平成 25 年 7 月 情報通信審議会から 3.4GHz から 3.6GHz までの周波数帯に LTE-Advanced を導入する際の技術的条件を答申 併せて 既存の携帯電話用周波数帯に同技術を適用する際の技術的条件を答申 答申を踏まえ 既存の携帯電話用周波数帯への同技術の導入に必要な制度を整備 ( 平成 25 年 12 月 ) 3.4GHz から 3.6GHz までの周波数帯への LTE-Advanced の導入については 欧州で検討されている周波数アレンジメントを参考に 本年中に新たな周波数帯の割当 特長 1: 光ファイバ並みの超高速通信を実現 最大伝送速度の目標値 低速移動時 :1Gbps( 高速移動時 :100Mbps) 映画 DVD 2 時間 3.6GByte 第 3 世代 (384kbps) 3.5 世代 (14Mbps) 3.9 世代 (100Mbps) 第 4 世代 (1Gbps) 約 30 秒 約 4.8 分 約 34 分 約 21 時間 大容量の映像コンテンツでも短時間でダウンロード可能 特長 2: 柔軟性の高い電波利用を実現 複数の通信波を束ねて高速通信を実現するキャリアアグリゲーション技術等により 現行の携帯電話より柔軟で周波数利用効率の高い電波利用を実現 キャリアアグリゲーション通信波通信波 A B ~ 異なる周波数の通信波を複数束ねて広い帯域幅を確保し 高速通信を実現 周波数 5

LTE-Advanced の技術的条件 6 ITU では 2007 年に開催された世界無線通信会議 (WRC-07) において 新たに 3.4-3.6GHz 帯を国際的な移動通信 (IMT) 帯域として特定した また 2015 年に開催予定の世界無線通信会議では IMT 帯域の拡張が主要議題のひとつとなっている 情報通信審議会では LTE-Advanced の技術的条件を答申するにあたり 以下の検討を実施した (1) 各対象周波数帯について LTE-Advanced 相互間及び既存システムとの間の干渉検討等を実施した 1 新規周波数帯 (3.4-4.2GHz 帯 右図参照 ) 既存システム ( 放送事業用システム 衛星通信システム等 ) への干渉影響について 規格値をベースとした机上計算や 実力値や地形情報等を考慮した検討を実施 2 既存の携帯電話用周波数帯 (700/800/900MHz 帯 1.5/1.7/2GHz 帯 ) 既存システムへの干渉の影響について 過去の情通審答申の範囲内かどうかを検討 (2) 上記干渉検討の結果や国際標準化動向等を踏まえ 導入システムの技術的条件や既存システムとの共存条件等について整理した ( 注 ) 最長で平成 34 年 11 月 30 日までに他の周波数帯へ移行予定 3.4-4.2GHz 帯への第 4 世代移動通信システムの導入にあたり 干渉検討が必要となるのは以下の 4 システム 1 移動通信システム (LTE-Advanced) 相互間 2 放送事業用システム 3 衛星通信システム 4 航空機電波高度計 航空無線航行 ( 電波高度計等 )

各国の 3.4-3.6GHz 帯の周波数利用計画 7 欧州 欧州郵便電気通信主管庁会議 (CEPT) 内の委員会である ECC(Electronic Communications Committee) において 3.4-3.6GHz 帯において IMT を実装する際は TDD をより好ましい (Preferred) とし を代替可能 (Alternative) とする案を決定し パブコメを行ったところ アメリカ イギリス 周波数共用の商用利用でスモールセルの利用を提案 3.1-3.5GHz 3.55-3.65GHz が周波数再編計画の候補となっている 3.55GHz-3.65GHz 帯は市民ブロードバンドサービスとして 官民共用利用が提案されている 3.41-3.6GHz を無線ブロードバンド用として開放する計画である 4G-LTE もしくは LTE-Advanced に使用される可能性が高く TDD を適用することが提案されている ただし 3.4GHz 帯の周波数オークションは最速でも 2015 年 ドイツ 3.4-3.8GHz 帯はすでに BWA に割り当てられており 今後も長期的に BWA に利用可能とするために 再分配の計画はない 中国 現時点では IMT 機器は実用段階に移されていない 将来的に 3.4-3.6GHz 帯を IMT 向けに使用する可能性がある 韓国 3.4-3.6GHz 帯のうち 160MHz が移動ブロードバンド向けの候補となっている 周波数再編等の詳細な規則は将来的に議論される 各国公表情報より総務省作成

政府決定等 8 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 ) 世界最先端の第 4 世代移動通信システム (4G) を早期に実用化するため ( 略 ) 来年 ( 平成 26 年 ) までに新たな周波数帯の割当を行う 世界最先端 IT 国家創造宣言工程表 ( 平成 25 年 6 月 ) 2014 年度には周波数帯の割当てなど第 4 世代移動通信システムの導入に向けた取組を行い 2015 年頃より既存の携帯電話システムよりも高速 大容量な第 4 世代移動通信システムの導入を開始する

ヒアリング項目 9 ア意見陳述人の事業概要等 ( 例 ) 会社概要 経営状況 基地局の設置数 エリア展開の実績 MVNO(MNO が MVNO になる場合を含む ) へのネットワークの提供状況 既存の携帯電話等事業者のみ イ第 4 世代移動通信システムの導入に向けた計画 ( 例 ) 導入を必要とする理由 ( トラヒックの逼迫等 ) 導入を計画するシステム 導入を希望する周波数帯 通信方式 ( 又は TDD) サービスの内容 需要見込み エリア展開 MVNO(MNO が MVNO になる場合を含む ) へのネットワークの提供についての考え方 周波数の有効利用に関する取組 想定する利用シーン ( 利用者にとって何がどう変わるか オリンピックでの活用イメージ等 ) 既存の利用周波数帯との関係 ( キャリア アグリゲーションの展開方針等 ) 既存の携帯電話等事業者のみ ウその他第 4 世代移動通信システムの導入に向けた提言など

( 参考 ) 移動通信システム用の周波数の割当て状況 (H26.1) 10 周波数帯 /TDD 周波数幅 700 MHz 帯 30MHz x 2 800 MHz 帯 30MHz x 2 900 MHz 帯 15MHz x 2 1.5 GHz 帯 35MHz x 2 1.7 GHz 帯 35MHz x 2 2 GHz 帯 60MHz x 2 TDD 31.2MHz 2.5 GHz 帯 TDD 100MHz 合計 加入者数 (H25.9 末 ) LTE( 予定 ) 20MHz 周波数移行中 30MHz LTE 30MHz 一部制限有り 3G 40MHz 東名阪のみ 40MHz 160MHz 6,177 万 LTE( 予定 ) 20MHz 周波数移行中 30MHz LTE 20MHz 40MHz 110MHz 3,905 万 ( 予定 ) 30MHz 一部周波数移行中 3G 20MHz 40MHz 90MHz 3,407 万 LTE( 予定 ) 20MHz 周波数移行中 30MHz 50MHz 441 万 WiMAX R2.1 50MHz 50MHz 428 万 AXGP 30MHz 30MHz 208 万 地域 WiMAX(20MHz) を含む PHS 31.2MHz 一部周波数共用 31.2MHz 531 万 計 521.2MHz