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1. インストールを始める前に Service Pack のインストールの際には 以下の媒体 / セットアップカードが必要となります 媒体の準備が整うまで Service Pack のインストールを行なわないでください CLUSTERPRO のバージョン 7.0 8.0 Service Pack Service Pack 1/2 NEC Express5800 サーバの場合 Express5800 用 Service Pack 1 差分モジュール CLUSTERPRO CLUSTERPRO セットアップカード 1 1 CLUSTERPRO CD 1 1 CLUSTERPRO アップデート 2 2 1 既に運用中の場合は CLUSTERPRO セットアップカードおよび CLUSTERPRO CD は必要ありません 2 Service Pack に依存した CLUSTERPRO アップデートはありません 新規インストール 既に運用中に関係なく できるだけ新しい CLUSTERPRO アップデートを適用するようご検討ください CLUSTERPRO アップデートの情報については PP サポートサービスのインフォメーションサービスをご利用ください 2

2.CLUSTERPRO サーバ環境へのインストール手順 CLUSTERPRO のバージョン クラスタの運用状態 ( 既存システムへの Service Pack の適用か 新規インストールする環境への Service Pack の適用か 既存システムへのローリングアップグレードによる Service Pack の適用 ) によって手順が異なる場合がありますので 以降の該当する手順をご確認の上で Service Pack の適用を実施してください 2.1 CLUSTERPRO をすでに運用中の場合 手順の概要は以下のとおりです CLUSTERPRO が起動しないようにサービスのスタートアップを変更 Service Pack の適用 CLUSTERPRO が起動するようにサービスのスタートアップを変更 以下の手順で Service Pack を適用します (1) Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (2) 全サーバの CLUSTERPRO Server サービスのスタートアップの種類を [ 手動 ] に変更し クラスタシャットダウンを行なって 全サーバの電源を切ってください 以下のサービスがあれば これらのスタートアップの種類も [ 手動 ] に変更してください CLUSTERPRO LogCollector CLUSTERPRO Mirror Disk Agent CLUSTERPRO Manager CLUSTERPRO Web Manager (3) 手順 (3-1) から手順 (3-7) までの作業をサーバ毎に実施してください! 共有ディスク構成時の注意事項 共有ディスク構成の場合は 手順 (3-1) から手順 (3-6) までの作業を 1 サーバずつ実施し 同時に複数のサーバが起動することの無いように注意してください Service Pack の適用により 切替パーティションに対するアクセス制御の設定が無効となる場合があります 複数のサーバが動作する状態では アクセス制御が正しく機能しない場合 切替パーティション上のデータが破壊される可能性があります 以降 手順 (3-6) でサービスを自動起動に戻してサーバの再起動を行なうまでは CLUSTERPRO は動作しないので 単体サーバと同様の手順でサーバをシャットダウン / 起動して構いません 3

(3-1) サーバを起動してください (3-2) サーバに Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (3-3) Service Pack を有効とするために サーバを再起動して Service Pack 適用後の動作を確認してください 共有ディスク構成の場合 Service Pack の適用により 共有ディスクのドライブ文字の設定やクロスコールの設定が変わっていないことを確認してください ディスクパーティションへのドライブ文字の設定 スタート プログラム 管理ツール コンピュータの管理 ディスクの管理 共有ディスクの LUN/HostBus アダプタに対するクロスコールの設定およびクラスタ文字 / ドライブ文字の設定 スタート プログラム CLUSTERPRO Server ディスクアドミニストレータ クロスコール / クラスタ文字の設定が変わっていた場合は CLUSTERPRO システム構築ガイドクラスタ生成ガイド ( 共有ディスク ) に記載されている手順により再設定してください ミラーディスク構成の場合 ミラーディスクのドライブ文字の設定が変わっていないことを確認してください (3-4) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 4.Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (3-5) 最新版 CLUSTERPRO アップデートが未適用であれば CLUSTEROPRO アップデートを適用してください CLUSTERPRO アップデートの適用手順については 適用する CLUSTERPRO アップデートの CLUSTERPRO アップデート手順書 を参照してください 4

(3-6) CLUSTERPRO Server サービスのスタートアップの種類を [ 自動 ] に変更してください 以下のサービスがあれば これらのスタートアップの種類も [ 自動 ] に変更してください CLUSTERPRO LogCollector CLUSTERPRO Mirror Disk Agent CLUSTERPRO Manager CLUSTERPRO Web Manager (Web マネージャを使用する場合のみ自動にしてください ) (3-7) サーバをシャットダウンし サーバの電源を切ってください (4) 全サーバを起動してください 起動後 CLUSTERPRO の運用が再開されます ミラーディスク構成の場合 ミラーディスクのディスク / ネットワークアダプタの設定を確認し 必要に応じて再設定を行ってください スタート プログラム CLUSTERPRO Server ミラーディスクアドミニストレータ ミラーセットのアイコンが赤色になり アクティブネットワーク 欄に 情報を取得できません と表示される場合 対象ディスクのあるサーバでミラーディスクアドミニストレータの 交換 メニューから 交換 ディスク構成変更 を実施し 再起動後にミラー再構築を実施してください データミラーリングに使用するネットワークが 自サーバネットワーク 欄または 相手サーバネットワーク 欄に表示されない場合 そのサーバでミラーディスクアドミニストレータの 交換 メニューから 交換 ネットワーク交換 を開いてネットワークを再登録し 再起動してください ミラーディスクアドミニストレータによる設定についての詳細は CLUSTERPRO システム構築ガイド GUI リファレンス を参照してください 5

2.2 CLUSTERPRO を新規インストールする場合 手順の概要は以下のとおりです Service Pack の適用 CLUSTERPRO のインストール クラスタ構築 以下の手順で Service Pack 適用と CLUSTERPRO のインストールを行ないます (1) Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (2) Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (3) Service Pack を有効とするために サーバを再起動して Service Pack 適用後の動作を確認してください (4) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 4.Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (5) CLUSTERPRO をインストールしてください CLUSTERPRO インストール手順については CLUSTERPRO のセットアップカードを参照してください (6) 最新版 CLUSTERPRO アップデートが未適用であれば CLUSTEROPRO アップデートを適用してください CLUSTERPRO アップデートの適用手順については 適用する CLUSTERPRO アップデートの CLUSTERPRO アップデート手順書 を参照してください (7) CLUSTERPRO セットアップカードを参照し インストール後に必要な手順およびクラスタ構築を実施してください (8) フェイルオーバグループが活性しているサーバ ( 現用系サーバ ) から そのフェイルオーバグループの持つ仮想コンピュータ名またはフローティング IP を使用してファイル共有プロトコル (SMB/CIFS) の通信をするような運用を行う場合には 4.2 章および 4.3 章に記載の注意事項を確認の上 これらの章に記載の手順を実施してください 6

2.3 ローリングアップグレードを行う場合 バージョン 7.05 以降の CLUSTERPRO がインストールされている場合 1 ローリングアップグレードによる Service Pack の適用を行なうことができます 運用中の業務をサーバ間で移動させながら 1 サーバずつ Service Pack を適用することで システム停止時間を最小限にとどめることができます 手順の概要は以下のとおりです 1 サーバずつ Service Pack の適用を実施 フェイルオーバグループを別のサーバへ移動 CLUSTERPRO が起動しないようにサービスのスタートアップを変更 Service Pack の適用 CLUSTERPRO が起動するようにサービスのスタートアップを変更 サーバをクラスタへ復帰 以下の手順で Service Pack を適用します (1) 手順 (1-1) から手順 (1-12) までの作業を 1 サーバずつ実施してください (1-1) サーバでフェイルオーバグループが動作している場合 CLUSTERPRO マネージャを操作して フェイルオーバグループを別のサーバへ移動してください (1-2) サーバへ Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (1-3) サーバの CLUSTERPRO Server サービスのスタートアップの種類を [ 手動 ] に切り替えて サーバシャットダウンを行い サーバの電源を切ってください 以下のサービスがあれば これらのスタートアップの種類も [ 手動 ] に変更してください CLUSTERPRO LogCollector CLUSTERPRO Mirror Disk Agent CLUSTERPRO Manager CLUSTERPRO Web Manager 以後 手順 (1-11) でサービスを自動起動に戻してサーバの再起動を行なうまでは このサーバでは CLUSTERPRO は動作しないので 単体サーバと同様の手順でこのサーバをシャットダウン / 起動して構いません (1-4) サーバを起動してください! 共有ディスク構成時の注意事項 共有ディスク構成の場合は サーバを起動する前に 共有ディスク装置との接続ケーブルを切り離してください Service Pack の適用により 切替パーティションに対するアクセス制御の設定が無効となる場合があります 複数のサーバが動作する状態では アクセス制御が正しく機能しない場合 切替パーティション上のデータが破壊される可能性があります 7

(1-5) サーバに Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (1-6) Service Pack を有効とするために サーバを再起動してください (1-7) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 4.Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (1-8) ミラーディスク構成の場合 CLUSTERPRO Mirror Disk Agent サービスを開始してください (1-9) Service Pack 適用後の動作を確認してください Service Pack の適用により CLUSTERPRO の使用するデバイス ( ディスク HostBus アダプタ ネットワークアダプタ等 ) が新規デバイスとして認識された場合は クロスコールディスクやミラーディスクの設定を確認し 必要に応じて再設定を行なってください 共有ディスク構成の場合 1) 共有ディスクの HostBus アダプタに対するクロスコールの設定を確認します スタート プログラム CLUSTERPRO Server ディスクアドミニストレータ X-CALL DISK の設定 クロスコールの設定が Local に変わっていた場合は X-CALL に再設定してください 2) 一旦サーバをシャットダウンして共有ディスク装置との接続ケーブルを元通り接続し 再起動します 3) 共有ディスクのドライブ文字の設定を確認します スタート プログラム 管理ツール コンピュータの管理 ディスクの管理 4) 共有ディスクのクラスタ文字の設定を確認します スタート プログラム CLUSTERPRO Server ディスクアドミニストレータ CLUSTER 文字の設定 クロスコールやクラスタ文字の設定方法については CLUSTERPRO システム構築ガイドクラスタ生成ガイド ( 共有ディスク ) を参照ください ミラーディスク構成の場合 1) ミラーディスクのドライブ文字の設定を確認します スタート プログラム 管理ツール コンピュータの管理 ディスクの管理 1 共有ディスク構成の場合クロスコールの設定はHostBusアダプタに対して行われている必要があります 8

2) ミラーディスクのディスク / ネットワークアダプタの設定を確認します スタート プログラム CLUSTERPRO Server ミラーディスクアドミニストレータ ミラーセットのアイコンが赤色になり アクティブネットワーク 欄に 情報を取得できません と表示される場合 対象ディスクのあるサーバでミラーディスクアドミニストレータの 交換 メニューから 交換 ディスク構成変更 を実施し 再起動後にミラー再構築を実施してください データミラーリングに使用するネットワークが 自サーバネットワーク 欄または 相手サーバネットワーク 欄に表示されない場合 そのサーバでミラーディスクアドミニストレータの 交換 メニューから 交換 ネットワーク交換 を開いてネットワークを再登録し 再起動してください ミラーディスクアドミニストレータによる設定についての詳細は CLUSTERPRO システム構築ガイド GUI リファレンス を参照してください (1-10) 最新版 CLUSTERPRO アップデートが未適用であれば CLUSTEROPRO アップデートを適用してください CLUSTERPRO アップデートの適用手順については 適用する CLUSTERPRO アップデートの CLUSTERPRO アップデート手順書 を参照してください (1-11) CLUSTERPRO Server サービスのスタートアップの種類を [ 自動 ] に変更して サーバを再起動してください 以下のサービスがあれば これらのスタートアップの種類も [ 自動 ] に変更してください CLUSTERPRO LogCollector CLUSTERPRO Mirror Disk Agent CLUSTERPRO Manager CLUSTERPRO Web Manager (Web マネージャを使用する場合のみ自動にしてください ) (1-12) CLUSTERPRO マネージャを操作して サーバをクラスタへ復帰してください (2) すべてのサーバの Service Pack の適用が完了後 必要であれば CLUSTERPRO マネージャを操作して フェイルオーバグループをそれぞれ元のサーバへ移動してください (3) フェイルオーバグループが活性しているサーバ ( 現用系サーバ ) から そのフェイルオーバグループの持つ仮想コンピュータ名またはフローティング IP を使用してファイル共有プロトコル (SMB/CIFS) の通信をするような運用を行う場合には 4.2 章および 4.3 章に記載の注意事項を確認の上 これらの章に記載の手順を実施してください 9

3.CLUSTERPRO マネージャ / クライアント環境へのインストール手順 手順の概要は以下のとおりです CLUSTERPRO が起動しないようにサービスのスタートアップを変更 Service Pack の適用 CLUSTERPRO が起動するようにサービスのスタートアップを変更 以下の手順で Service Pack を適用します (1) Administrator 権限を持つユーザでログオンしてください 以後 必要な作業は Administrator 権限を持つユーザで行なってください (2) 下記サービスのスタートアップの種類を [ 手動 ] に変更してください CLUSTERPRO マネージャがインストールされている場合 CLUSTERPRO Manager CLUSTERPRO Web Manager CLUSTERPRO クライアントがインストールされている場合 CLUSTERPRO Client (3) Service Pack を適用してください ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば それらを適用してください NEC Express5800 サーバをご利用の場合 Express5800 用 Service Pack 差分モジュールを適用してください (4) Service Pack を有効とするために Windows を再起動して Service Pack 適用後の動作を確認してください (5) Windows ファイアウォールをご利用の場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録してください Windows ファイアウォールの設定手順については 本手順書 4.Windows ファイアウォールの設定 を参照してください (6) 下記サービスのスタートアップの種類を [ 自動 ] に変更後 サービスを開始してください CLUSTERPRO マネージャがインストールされている場合 CLUSTERPRO Manager CLUSTERPRO Web Manager (Web マネージャを使用する場合のみ自動への変更 サービス開始を行なってください ) CLUSTERPRO クライアントがインストールされている場合 CLUSTERPRO Client 10

4. 注意事項 4.1 Windows ファイアウォールの設定 Windows ファイアウォールを利用する場合 CLUSTERPRO の使用するポートを Windows ファイアウォールに登録する必要があります 以下の手順で Windows ファイアウォールの設定を行なってください (1) [ コントロールパネル ] から [Windows ファイアウォール ] を起動してください (2) [ 例外 ] タブ [ ポートの追加 ] を選択して 以下のポートを登録してください CLUSTERPRO サーバがインストールされている場合 ポート番号 プロトコル 備考 20003 TCP [ クラスタプロパティ ] [ ポート番号 ] [1] 20003 UDP [ クラスタプロパティ ] [ ポート番号 ] [1] 20004 TCP [ クラスタプロパティ ] [ ポート番号 ] [2] 20005 TCP [ クラスタプロパティ ] [ ポート番号 ] [3] 20006 TCP [ クラスタプロパティ ] [ ポート番号 ] [4] 20006 UDP [ クラスタプロパティ ] [ ポート番号 ] [4] 20007 UDP [ クライアント設定ファイル ] [Port NO] 20009 TCP サーバ マネージャ間通信 20010 UDP サーバ マネージャ間通信 20020 TCP サーバ ログ収集ツール間通信 20091 TCP サーバ ミラーディスクヘルパ間通信 (LEのみ) 25009 TCP サーバ サーバ間通信 (LEのみ) CLUSTERPRO マネージャがインストールされている場合 ポート番号 プロトコル 備考 20008 UDP サーバ マネージャ間通信 20090 TCP サーバ ミラーディスクヘルパ間通信 (LEのみ) 80 TCP [Webサービス設定] [ ポート番号 ] CLUSTERPRO クライアントがインストールされている場合 ポート番号 プロトコル 備考 20007 UDP [ クライアント設定ファイル ] [Port NO] 名前 には任意の名前を設定してください 上記のポート番号は既定値です CLUSTERPRO の使用するポート番号を既定値から変更している場合は 変更後のポート番号を設定してください (3) [ 詳細設定 ] タブ [ICMP] [ 設定 ] を選択して [ エコー要求の着信を許可する ] をチェックし [OK] を選択してください (4) [OK] を選択して [Windows ファイアウォール ] を終了してください 11

4.2 自サーバに対し仮想コンピュータ名を使用して通信する場合の注意事項 Service Pack 1/2 適用環境で CLUSTERPRO サーバを使用する場合 仮想コンピュータ名に関して次の現象が発生することが判明しています [ 現象 ] フェイルオーバグループが活性しているサーバ ( 現用系サーバ ) から そのグループの持つ仮想コンピュータ名を使用してファイル共有プロトコル (SMB/CIFS) の通信を行うと 認証エラーが発生し通信に失敗することがあります 例 1) グループ活性中のサーバで エクスプローラを起動し アドレスバーに次を入力して共有フォルダを開こうとしても 認証エラーで失敗する - \\< 仮想コンピュータ名 >\ 共有名 例 2) グループ活性中のサーバで レジストリエディタを起動し ネットワークレジストリへの接続 で仮想コンピュータ名を指定すると 認証エラーで失敗する [ 回避策 ] 1. すべてのサーバが正常動作中であることを CLUSTERPRO マネージャから確認してください 2. あらかじめ 仮想コンピュータ名がフローティング IP アドレスと対応付けされているかどうか確認し 対応付けされている場合はそのフローティング IP アドレスを確認しておきます 確認方法は次のとおりです - 仮想コンピュータ名を含むグループが活性されていない場合は CLUSTERPRO マネージャを操作して活性させます - CLUSTERPRO マネージャの左上のペインで 仮想コンピュータ名を含むグループのアイコンをクリックします - CLUSTERPRO マネージャの右上のペインで 仮想コンピュータ名のエントリの 説明 を参照します ( 下図赤丸で囲った部分 ) 正常動作中 (IP=xx.xx.xx.xx) のように表示されている場合は その仮想コンピュータ名はフローティング IP アドレスと対応付けられています このアドレスをメモしておいてください 正常動作中 のみ表示されている場合は その仮想コンピュータ名はフローティング IP アドレスと対応付けられていません 12

対応付けについての詳細は システム構築ガイド ( 基本 / 共有ディスクまたは基本 / ミラーディスク ) の仮想コンピュータ名の章を参照してください 3. クラスタを構成する全サーバで 以下 4~8 を実施します 4. スタートメニューの " ファイル名を指定して実行 " から regedit.exe を起動し 以下のレジストリ値を追加します キー : HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \lanmanserver \parameters 名前 ( 型 ): DisableStrictNameChecking (DWORD 値 ) 値 : 0x1 5. 以下のキーに 次の値がすでに存在する場合 削除します : キー : HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Control \Lsa \MSV1_0 名前 ( 型 ): BackConnectionHostNames (DWORD 値 ) 6. 上記と同じ名前 ("BackConnectionHostNames") の " 複数行文字列値 " を新規作成し 仮想コンピュータ名をセットします 複数の仮想コンピュータ名が存在する場合には それらすべてをセットします 例 ) "vcom1" "vcom2" の 2 つの仮想コンピュータ名が存在する場合 7. レジストリエディタを閉じます 13

8. ( 仮想コンピュータ名がフローティング IP アドレスと対応付けられている場合のみ実施 ) システムドライブの \Windows\system32\drivers\etc\hosts に 仮想コンピュータ名と それに対応付けられているフローティング IP アドレスの組み合わせでエントリを追加します フローティング IP アドレスと対応付けられている仮想コンピュータ名が複数存在する場合には それらすべてについてエントリを追加します 例 ) 仮想コンピュータ名が "vcom1" それと対応付けられているフローティング IP アドレスが 10.1.1.11 の場合 : hosts ファイルに次の行を追加 10.1.1.11 vcom1 9. 以上の手順をすべてのサーバで実施した後 クラスタシャットダウンを実施して すべてのサーバを再起動してください 14

4.3 自サーバに対しフローティング IP を使用して通信する場合の注意事項 Service Pack 1/2 適用環境で CLUSTERPRO サーバを使用する場合 フローティング IP に関して次の現象が発生することが判明しています [ 現象 ] フェイルオーバグループが活性しているサーバ ( 現用系サーバ ) から そのグループの持つフローティング IP アドレスを使用してファイル共有プロトコル (SMB/CIFS) の通信を行うと 認証エラーが発生し通信に失敗することがあります ただし 発生するのはリソース活性直後のみで リソース活性から 2~3 分経つと 問題なくアクセスできるようになります 例 1) グループ活性中のサーバで エクスプローラを起動し アドレスバーに次を入力して共有フォルダを開こうとすると リソース活性後 2~3 分程度の間は認証エラーで失敗する - \\< フローティング IP アドレス >\ 共有名 例 2) グループ活性中のサーバで レジストリエディタを起動し ネットワークレジストリへの接続 でフローティング IP アドレスを指定すると リソース活性後 2~3 分程度の間は認証エラーで失敗する [ 回避策 ] 活性中のサーバからアクセスが必要な場合は フローティング IP の代わりに仮想コンピュータ名を使用してください ただし Service Pack 1/2 適用環境で仮想コンピュータ名を使用する際の注意事項がありますので 4.2 章に記載の 回避手順 を実施する必要があります [ 補足 ] CLUSTERPRO を構築していない環境でも OS のネットワーク設定から手動で IP アドレスを追加すると 同様の現象が発生することを確認しています 15