株式会社日新テクニカ株式会社日新テクニカ株式会社日新テクニカ 1 ARM ARM ARM ARM7/TDMI 7/TDMI 7/TDMI 7/TDMI LPC LPC LPC LPC247 247 247 2478-uC uc uc uclinux inux inux inux マニュアルマニュアルマニュアルマニュアル株式会社日新テクニカ株式会社日新テクニカ株式会社日新テクニカ株式会社日新テクニカ http://www.nissin http://www.nissin http://www.nissin http://www.nissin-tech.com tech.com tech.com tech.com info@nissin info@nissin info@nissin info@nissin-tech.com tech.com tech.com tech.com 2012/1/15 copyright@2012
第一章 LPC2478 ボードの概要...3 第二章 uclinux の初体験...4 2.1 SD カードのテスト...4 2.2 USB メモリのテスト...5 2.3 USB Devices のテスト...6 2.4 network のテスト...6 第三章 uclinux のコンパイル...7 3.1 仮想マシンでの Linux 開発環境...7 3.2 U-boot のコンパイル...10 3.3 uclinux のコンパイル...12 第四章生成されたファイルの使用...12 4.1 u-boot boot...12 4.2 SD カードで uclinux をブートする...13 4.3 USB メモリで uclinux をブートする...15 4.4 Network で uclinux をブートする...17 4.5 uclinux を Flash に書き込む...18 使用されたソースコードは http://www.nissin www.nissin-tech. tech.co com/ からダウンロードできます この文書の情報は 事前の通知なく変更されることがあります ( 株 ) 日新テクニカの書面による許可のない複製は いかなる形態においても厳重に禁じられています 2
株式会社日新テクニカ 第一章 LPC2478 ボードの概要 32MB 10/100M LAN JTAG SDRAM 5V USB COM USB 16MB Flash LPC2478 USB HOST ARM7/TDMI コアを採用した NXP 社の LPC2478(周波数 72MHz, 512KB Flash, 98KB SRAM, UART 4, CAN2.0B 2, I2C 3, ADC 8 など) CPU のすべての I/O を 2.54mm 拡張ヘッダで引き出されます 10 ピン 2mm ピンチの標準 JTAG/ICE USB シリアルポート 1, ISP 機能付け 10/100M Ethernet ユーザ LED 1 ユーザ ボタン 2 USB2.0 device 1, USB2.0 Host SD/MMC カードスロット(裏面) IIC(24LC02) 外形寸法: 99 64(mm) 突起物は除く 5V 給電 電源スイッチと指示 LED 付き ホームページ http://www.nissin-tech.com メール info@nission-tech.com 3
SD Card 第二章 uclinux の初体験 uclinux-2.6.2x がプリインストールされました USB ケーブルでボードとパソコンを接続 します パソコンには USB シリアル CP2102 のドライバをインストールして ハイパータ ーミナルを開きます ボーレート 115200 2.1 SD カードのテスト ボードを給電する前に SD カードを挿入します uclinux が起動した後 コンソールで次 のコマンドを入力します 4
2.2 USB メモリのテスト ボードの USB HOST ポートに USB メモリを挿入します ハイパーターミナルで次の情報 が出てきます Enter キーを押します コンソールで次のコマンドで USB メモリをマウントします # mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usbmem 5
2.3 USB Devices のテスト LPC2478 は USB メモリとして使えます 次のコマンド : LPC2478 の SD カードは USB メモリに変身します USB ケーブルでボードとパソコンを 接続すると LPC2478 がシミュレータした USB メモリが見えます 2.4 network のテスト ボードに IP アドレスを設定し HTTP サーバを起動します パソコンは LPC2478 サーバが見えます 6
第三章 uclinux のコンパイル 3.1 仮想マシンでの Linux 開発環境 まず 仮想マシンソフト VMware Player をダウンロード & インストールします http://kanebebe.dip.jp/download/vmware+linux/vmware-player-4.0.1-528992.exe LPC2478 開発用の仮想 Linux 環境をダウンロードして 解凍します http://kanebebe.dip.jp/download/lpc2478/lpc2478_uclinux.rar VMware Player を起動させます 7
仮想マシンを開く を選択し LPC2478 用の仮想 Linux を開きます 8
LPC2478 用の仮想 Linux が起動した後の様子 Linux のメニューで keyboard を選択して 日本語キーボードに設定します 9
3.2 U-boot のコンパイル Linux の Terminal を開きます 10
Terminal で次のコマンド u-boot-1.1.6に入ります 次のコマンドでLPC2478 用のu-bootを配置します # make LPC2478OEM_Board_32bit_config # make コンパイルを開始させます 11
次のコマンドで生成されたの bin ファイルを hex ファイルに変換します # arm-linux-objcopy -I binary -O ihex u-boot.bin u-boot.hex 生成された u-boot.hex ファイルを Flash Magic ツールで LPC2478 の内部 Flash に書き込み ます 3.3 uclinux のコンパイル uclinux-dist に入ります make コマンドでコンパイルを開始させます 最後 uclinux-dist/images には uclinux のカーネル ulinux.bin とファイルシステム romfs.img が 生成されます 第四章生成されたファイルの使用 4.1 u-boot 生成された u-boot.hex ファイルを Flash Magic ツールで LPC2478 の内部 Flash に書き込み ます LPC2478 を再起動します 12
u-boot の画面です 4.2 SD カードで uclinux をブートする 生成された uclinux のファイル romfs.img と ulinux.bin を SD カードにコピーします SD カ ードをボードに挿入します u-boot のコンソールで次のコマンドで SD カードをイニシャルする 13
次のコマンドで uclinux のカーネルをボードのメモリの 0x1500000 にロードします # fatload mmc 0 a1500000 ulinux.bin 次のコマンドで uclinux のファイルシステムをボードのメモリの 0x1800000 にロー ドします # fatload mmc 0 a1800000 romfs.img 14
次のコマンドで uclinux を起動させます # bootm a1500000 4.3 USB メモリで uclinux をブートする 生成された uclinux のファイル romfs.img と ulinux.bin を USB メモリにコピーします USB メモリをボードに挿入します u-boot のコンソールで次のコマンド (usb start) で USB メモリをイニシャルする 15
次のコマンドで uclinux のカーネルをボードのメモリの 0x1500000 にロードします # fatload usb 0 a1500000 ulinux.bin 次のコマンドで uclinux のファイルシステムをボードのメモリの 0x1800000 にロー ドします # fatload usb 0 a1800000 romfs.img 次のコマンドで USB デバイスを停止します しないと uclinux が起動できません! # usb stop 次のコマンドで uclinux を起動させます # bootm a1500000 16
4.4 Network で uclinux をブートする パソコンで tftp サーバを起動させます 生成された uclinux のファイル romfs.img と ulinux.bin を tftp サーバに保存しています u-boot のコンソールで printenv コマンドでボードの設定をリストします ボード自分の IP アドレスは 192.168.5.233 です Tftp サーバの IP アドレスは 192.168.5.10 です 自分のネットワークに合わないと 次のコマンドで改修します # setenv ipaddr 192.168.1.103 ボードの IP アドレスの設定 # setenv serverip 192.168.1.100 tftp サーバの IP アドレスの設定 # saveenv 保存します 次のコマンドで uclinux のカーネルをボードのメモリの 0x1500000 にロードします # tftpboot usb 0 a1500000 ulinux.bin 次のコマンドで uclinux のファイルシステムをボードのメモリの 0x1800000 にロー ドします # tftpboot usb 0 a1800000 romfs.img 次のコマンドで uclinux を起動させます 17
# bootm a1500000 4.5 uclinux を Flash に書き込む 次のコマンドで Flash の内容を削除します # erase bank 2 4.2, 4.3, 4.4 を参照して SD カードまたは USB メモリまたは Network で uclinux のファ イルを SDRAM にロードします 次のコマンドで uclinux のカーネルを Flash に書き込む # cp.b a1500000 80000000 200000 0xa1500000 は SDRAM の uclinux カーネルのアドレス 0x80000000 0000000 は書き込み先の Flash のアドレス 0x200000 00000 は書き込み長さです 次のコマンドで uclinux のファイルシステムを Flash に書き込む # cp.b a1800000 80200000 200000 0xa1800000 00000 は SDRAM の uclinux ファイルシステムのアドレス 0x80200000 00000 は書き込み先のFlash のアドレス 0x200000 00000 は書き込み長さです 書き込み完了すると ボードを再起動させて uclinux が起動できるはずです 18