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Transcription:

経済産業省の 三法人統合について 平成 25 年 11 月経済産業省

1. 三法人統合についての考え方 結論 : 当省の三法人統合に係る考え方 三法人 (RIETI IPA 産総研 ) は全く異なる機能 業務 性格の法人 これまで それぞれの強みと特殊性を生かして実績を上げてきた 引き続き 独立した組織として より一層の成果を出すことに注力させるべき 当省としては 右の点を踏まえて 法人毎に検討し 組織編成を判断 2. 三法人の機能 位置づけ 政策研究 提言 RIETI: 経済産業政策全般に関し 理論的 実証的研究及び提言を行う政策研究機関 大学等に籍を置く外部研究員を始め 多様な研究者 ( 約 500 名 ) を集めたネットワーク型の効率的な研究体制を構築 技術とイノベーション 産業 企業生産向上等の政策研究 1 機能面 : 企画立案部門と実施部門が明確に対応していること 指揮命令 政策単位である内外局毎に独法を整備 2 有効性 : 組織体として一体的かつ機動的な経営判断 業務遂行ができること 相互にシナジーある法人 事務を一元集約 3 専門性 : ユーザーが専門的かつ効率的なサービスを受けられること 組織の強みを生かせる専門分野単位で整備 政策企画立案 策実務研究実務 貿易投資 国際マクロ 地域経済 磁気ヘッド素子等の最先端研究開発等対1. 当省の独法編成の考え方政(経産省)た組織に 行政策提言 政策実施 IPA: 情報セキュリティの実務実施機関 厳格な秘密保持体制の下 企業から情報を収集し 極めて短期間のうちに 企業の現場の課題を解決する対策を実施 情報セキュリティ関連情報の収集 分析 共有 重要インフラ事業者間におけるサイバー攻撃情報共有体制の運営等 産総研 : 約 2,300 人の研究者を擁し ナノテク エレクトロニクス 再生可能エネルギー 環境 ライフ 地質 計量など 将来産業に必要な研究開発を 世界水準で実施 新機能素材 ( カーボンナノチューブ ) 次世代 そもそも 法人の目的 位置付け 機能が大きく異なる 三法人は統合せず 独立し 1

2. 産総研の機能 連携強化について 産業技術総合研究所の経緯等 産総研は 2001 年 4 月の独立行政法人化により 旧工業技術院の16の研究所等を1つに統合して発足 我が国最大規模の公的研究機関 研究システムを一元的に整備 柔軟な組織改廃 環境 IT ライフ ナノの主要 4 分野を中心に 機動的かつ融合的な研究を実施 特許を9,223 件取得 ( 国内公的機関で最多 ) 論文の被引用世界ランキング ( 材料 ) は9 位 産業技術融合領域研究所 計量研究所 機械技術研究所 物質工学工業技術研究所 生命工学工業技術研究所 地質調査所 電子技術総合研究所 資源環境技術総合研究所 北海道工業技術研究所 東北工業技術研究所 名古屋工業技術研究所 大阪工業技術研究所 中国工業技術研究所 四国工業技術研究所 九州工業技術研究所 計量教習所 < 組織の集約化 > 1 機能面 2 有効性 3 専門性の各観点から 省内の研究所等を最適に整理 統合 他の研究開発法人との積極的な連携 ( ナノテク ) つくばイノベーションアリーナ (TIA) つくばの大学 研究開発法人と我が国産業界の関係者が一同に集まり先進的なナノテク研究を実施 産総研は 集中研究の主な舞台として 研究スペース 施設を提供 主な取組事例 産総研 NIMS 筑波 学 KEK 関係者が集結する世界産学官連携研究センター (TIA 新棟 ) スーパークリーンルーム TIA 新棟 ( 産学官連携センター ) 2013 年 6 月開所 構造 :SRC 構造 3 階建て 延べ床面積 : 約 6,000 m 2 (CR: 約 1,000 m 2 ) 施設 :CR 一般実験室 ナノテクホール (150 席 ) 居室 (150 席 ) 最近の活動 トピックス 平成 24 年度実績 事業規模: 約 253 億円 ( 民間資金割合 15%) 外部研究者: 832 人 連携企業: 119 社 連携大学等:35 大学等 ( うち海外 2) 1 高専大学院生 : 209 名 外国人研究者数( 企業 大学 独法合計 ; 49 名 ナノテク分野の国際競争を勝ち抜くため 優秀な研究人材を育成する環境を産総研内に整備 国内大学 独法 産業界が連携し 世界水準の研究者 学生を結集 企業を含めた共同研究の設備 異分野 異業種の研究指導 2

インフラ業 個人重要各大学法人企3.IPA の機能 連携強化について サイバーセキュリティ戦略 ( 平成 25 年 6 月 10 日 : 情報セキュリティ政策会議決定 ) 4. 推進体制等 (1) 推進体制等 内閣官房情報セキュリティセンター (NISC) については 我が国の司令塔として 機能強化を行う サイバー攻撃に関するインシデントに関する情報等の集約について 政府機関及び独立行政法人等の関連専門機関等に分散している各種機能の有機的な連携による動的な対応等を強化する 以上を踏まえ NISC については 2015 年度を目途として サイバーセキュリティセンター ( 仮称 ) に改組するものとする IT セキュリティ体制の現状 IT 本部 情報セキュリティ政策会議 内閣官房情報セキュリティセンター (NISC) 対策実施 経済産業省 個人 重要インフラ企業等へのサイバー攻撃対応 セキュリティ製品評価認証 電力 ガス 石油 重工 化学 ( 経産省 ) 金融 航空 鉄道 医療 水道 物流 情報通信 犯罪防止 国家防衛 情報通信網 外交 IPA 警察庁 防衛省 総務省 外務省 サイバー犯罪対策 サイバー犯罪調査研究 サイバー空間の防衛 防衛セキュリティ技術の装備品研究開発 情報通信網の安全な利用の確保 サイバーセキュリティに関する諸外国との交渉 調整など 研究開発 産業技術総合研究所 ( 産総研 ) ( 経済産業省 ) 情報通信研究機構 (NICT) ( 総務省 ) ( 文部科学省 ) <IPAと各組織との連携状況 > 1IPAが 各省等のセキュリティ関連情報を集約した専門ポータルサイトを運営 IPAが 警察庁 総務省 経産省 セキュリティソフトメーカ等の民間事業者等と連携し 被害にあったときの対処法 ( 例 : 偽セキュリティソフト対策 フェイスブックののっとり対策 ) など企業 個人等が知りたい最新のセキュリティ情報を集約して 専用のポータルサイトから発信 ( セキュリティ情報のワンストップサービス ) 2IPAが 各省等と連携し IT 製品政府調達のためのセキュリティ要件を策定 IPAが IT 製品の調達におけるセキュリティ要件リスト検討委員会 を設置 NISC 及び警察庁 総務省 防衛省 経産省 メーカ等が参加 IPAが IT 製品の種類毎に国際的に利用されている防御のオプションを提示 ユーザ側の各省と共に検討した上で 委員会として 我が国の政府で採用すべき基準をとりまとめ とりまとめた改正案は 最終的にNISCが策定する 政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群 に盛り込まれる 3IPAが 政府が使用する暗号の評価 監視等について各研究機関と連携 政府が使用する暗号の安全性を評価 監視するプロジェクト (CRYPTREC) において NICTが暗号技術の安全性に関する技術的評価を行い IPAが暗号技術の現場の実装等に関するガイドラインについて策定 公表を行う 3

4.RIETI の機能 連携強化について 政策研究 提言機関 政策当局 ( 企画立案 ) 政策実施機関 パフォーマンス及び経営効率の向上 他の研究機関との連携強化 経済政策産業政策財政政策 通商政策 貿易 経済協力政策 他の独法 海外シンクタンク 大学等との共同研究 シンポジウムの共催等により 内外の知を更に糾合 具体例 ESRI 財総研との共催 日本経済再生に関する共同公開セミナー 産総研 IPA との共催 ビックデータ活用による未来社会 CEPR( 欧州 経済政策研究センター ) との共催 New Challenges to Global Trade and Finance 研究の重点化 産業技術政策 製品安全政策 外部諮問委員会の機能強化により 研究テーマの重点化 プロジェクト管理の厳格化を徹底 ( 委員 : 福井俊彦一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所理事長デール W. ジョルゲンソンハーバード大学教授 ( 経済学 ) リチャード E. ボールドウィン高等国際問題 開発研究所教授他 ) 製造産業政策 コスト削減努力他機関とのシンポジウム共催等でコストを削減 商務情報政策 資源エネルキ ー政策 内外の政策研究機関とのネットワーク強化により 国としての政策研究機能を更に強化 欧州 CEPR 米国 Brookings 各政策分野への提言を実施 知的財産政策 中小企業政策 韓国 NEAR 中国 DRC 4