Microsoft Word - (仮訳)Procedures_to_file_a_request_to_the_IMPI_VERSION FINAL

Similar documents
日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ ベトナム国家知的財産庁 (IP Viet Nam) と日本国特許庁 (JPO) との間の特許審査ハイウェイ試行プログラムに関するベトナム国家知的財産庁への申請手続 ( 仮訳 ) 日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ

Microsoft Word - 01.表紙、要約、目次

1 アルゼンチン産業財産権庁 (INPI) への特許審査ハイウェイ試行プログラム (PPH) 申請に 係る要件及び手続 Ⅰ. 背景 上記組織の代表者は

手続きガイドライン ( 日本語仮訳 ) ( ラオス関連特許出願に対する特許の付与円滑化に関する協力に基づく早期特許査定申請 ) 日本国特許庁 (JPO) により付与された特許を有する出願人は JPO での特許出願の審査結果を利用したラオス関連特許出願の 特許の付与円滑化に関する協力 ( 以下 CPG

2.2.2 外国語特許出願の場合 2.4(2) を参照 2.3 第 184 条の 5 第 1 項に規定された書面 (1) 日本語特許出願 外国語特許出願を問わず 国際特許出願の出願人は 国内書面提出期間 ( 注 ) 内に 出願人 発明者 国際出願番号等の事項を記載した書面 ( 以下この部において 国

出願人のための特許協力条約(PCT) -国際出願と優先権主張-

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -SA S A 1 頁 サウジ特許庁 (SPO) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 SA.Ⅰ 略語のリスト国内官庁 : サウジ特許庁 (SPO) Law: 特許, 集積回路配置デザイン, 植

作成日 :2006 年 10 月 1 日 世界知的所有権機関 World Intellectual Property Organization (WIPO) 所在地 :34 chemin des Colombettes, 1211 GENEVE 20, Switzerland Tel : (41 2

指定 ( 又は選択 ) 官庁 CL PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -CL 国立工業所有権機関 ( チリ ) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 CL 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -AL AL 1 頁 工業所有権総局 (GDIP) ( アルバニア ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 AL.Ⅰ 委任状 附属書 AL.Ⅱ 略語のリスト国内官庁 : 工業所有権総局 (GD

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -MY MY 1 頁 マレーシア知的所有権公社 ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 MY.Ⅰ 国内段階移行手数料 ( 特許様式 No.2A) 附属書 MY.Ⅱ 特許代理人の選任又は変更 ( 特

特許制度 1. 現行法令について 2001 年 8 月 1 日施行 ( 法律 14/2001 号 ) の2001 年改正特許法が適用されています 2. 特許出願時の必要書類 (1) 願書 (Request) 出願人の名称 発明者の氏名 現地代理人の氏名 優先権主張の場合にはその情報等を記載します 現

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

欧州特許庁における審査期間短縮手段 背景欧州出願は 日本 米国と比較して係属期間が長い また 欧州出願では 登録まで出願維持年金を特許庁に支払う必要があり 係属期間が長くなると費用が高くなる そこで 早期権利化と 権利化にかかる費用の削減のために 欧州特許庁における審査期

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ベトナム国家知的所有権庁 (NOIP) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (3) に基づく期間 : 優先日から 31 箇月 PCT 第 39 条 (1)(b)

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

Ⅰ. はじめに 近年 企業のグローバル化や事業形態の多様化にともない 企業では事業戦略上 知的財産を群として取得し活用することが重要になってきています このような状況において 各企業の事業戦略を支援していくためには 1 事業に関連した広範な出願群を対象とした審査 2 事業展開に合わせたタイミングでの

Microsoft Word - 01第17版Part1-表紙.doc

第1回 基本的な手続きの流れと期限について ☆インド特許法の基礎☆

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -RU RU 1 頁 連邦知的所有権行政局 (ROSPATENT)( ロシア連邦 ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 RU.Ⅰ 特許国内処理請求様式 附属書 RU.Ⅱ 実用新案国内処理請求

間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は

ことができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している さらに 台湾専利法第 76 条は 特許主務官庁は 無効審判を審理する際 請求によりまたは職権で 期限を指定して次の各号の事項を行うよう特許権者に通知することができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している なお

1. データベースへのアクセス メキシコ特許を収録したデータベース (DB) としては メキシコ知的財産庁 (IMPI:Instituto Mexicano de la Propiedad Industrial) が運営するデータベースがある また欧州特許庁運営の Espacenet および世界知的

第 32 回 1 級 ( 特許専門業務 ) 実技試験 一般財団法人知的財産研究教育財団知的財産教育協会 ( はじめに ) すべての問題文の条件設定において, 特に断りのない限り, 他に特殊な事情がないものとします また, 各問題の選択枝における条件設定は独立したものと考え, 同一問題内における他の選

第41回 アクセプタンス期間と聴聞手続(2016年版) ☆インド特許法の基礎☆

作成日 :2017 年 10 月 21 日 インドネシア共和国 Republic of Indonesia 特許庁の所在地 : Directorate General of Intellectual Property (DGIP) Ministry of Law and Human Rights J

Taro-052第6章1節(p ).jtd

ウルグアイ東方共和国 (UY) ORIENTAL REPUBLIC OF URUGUAY ウルグアイの概要 : ウルグアイは 南米大陸の大西洋側に位置しブラジル及びアルゼンチンと国境を接しております ウルグアイの総面積は 約 17.6 万 k m2で人口は約 343 万人 首都はモンデビデオにありま

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

調査報告書 ~ASEAN 各国における産業財産権権利化に係る費用及び期間 ~ 第 1 はじめに本報告書は 独立行政法人日本貿易振興機構バンコク事務所 ( 以下 貴機構 という ) の委託を受けて 弊事務所が行ったインドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ及びベトナムにおける産業財産権の

文書管理番号

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ドイツ特許商標庁 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1)(a) に基づく期間 : 優先

目次 1. はじめに 2. 出願前 3.PCT 国際出願 4. 国際調査 5. 国際予備審査 6. 国内段階移行 7. まとめ Creating IP Vision for the World

指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 国内段階 国内編 オーストリア特許庁 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (1) に基づく期間 : 優先日から 30 箇月 PCT 第 39 条 (1)(a) に基づく期間 : 優先日から 3

第5回 特許出願(2) ☆インド特許法の基礎☆

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

パラグアイ共和国 (PY) REPUBLIC OF PARAGUAY パラグアイの概要パラグアイ共和国は 南米大陸の内部に位置しブラジルやアルゼンチン又ボリビアと国境を接しております 総面積は約 41 万 k m2で 日本の約 1.1 倍の面積があります 総人口は約 607 万人で首都はアスンシオン

1. データベースへのアクセス トルコ特許を収録したデータベースとしては 無料のものとして下記のような情報源が存在する このミニガイドでは原則無料 かつ数年間にわたり安定運用されているトルコ特許庁のデータベースと Espacenet の検索方法を紹介する * トルコ特許制度の詳細については 世界の産

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1

平成 29 年度 新興国等における知的財産 関連情報の調査 タイにおける微生物寄託に係る実務 Tilleke & Gibbins(Thailand) Titikaan Ungbhakorn ( 弁護士および特許弁理士 ) Tilleke & Gibbins は 1890 年に設立された東南アジアを代

1. 特許法条約及び商標法に関するシンガポール条約とは 特許法条約 (PLT) 及び商標法に関するシンガポール条約 (STLT) は 各国で異なる国内出願手続の統一化及び簡素化に関する条約である 近年 出願件数が多い欧米諸国の加入が進んでおり 両条約の締約国は PLT が 36 か国 STLT が

< F2D E682518FCD825290DF D A97B98F4390B396B32E6A7464>

作成日 :2017 年 11 月 14 日 スペイン意匠情報検索ミニガイド 目次 内容 1. データベースへのアクセス 意匠の検索方法 トップ画面から検索画面まで 検索例ロカルノ分類を用いた検索 DesignView を用い

第26回 知的財産権審判部☆インド特許法の基礎☆

なって審査の諸側面の検討や評価が行われ 関係者による面接が開始されることも ある ベトナム知的財産法に 特許審査官と出願人またはその特許代理人 ( 弁理士 ) の間で行われる面接を直接定めた条文は存在しない しかしながら 審査官は 対象となる発明の性質を理解し 保護の対象を特定するために面接を設定す

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

untitled

10 解説 p1 ⑵⑶ ⑷ 11

特許庁委託事業 ASEAN 各国における産業財産権情報への アクセス性に関する調査 2013 年 4 月日本貿易振興機構バンコク事務所知的財産部 協力 TMI Associates (Singapore) LLP

 

実体審査における審査官面接に関して GPE には面接における協議の方法 時期および内容など 詳細な要件が定められている 例えば GPE には 最初のオフィスアクションの応答書が出願人により提出された後 審査官は当該出願の審査を継続しなければならない と規定されている (GPE 第 II 部第 2 章


Microsoft Word 資料1 プロダクト・バイ・プロセスクレームに関する審査基準の改訂についてv16

発信者情報開示関係WGガイドライン

欧州特許機構 38 か国のヨーロッパ加盟国ベルギー ドイツ フランス ルクセンブルグ オランダ スイス イギリス スウェーデン イタリア オーストリア リヒテンシュタイン ギリシャ スペイン デンマーク モナコ ポルトガル アイルランド フィンランド キプロス トルコ ブルガリア チェコ エストニア

目次 1. 現行法令について 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 加盟国について 4. 現地代理人の必要性有無 5. 出願言語 6. 特許出願時の必要書類 7. 料金表 8. 料金減免制度について 9. 実体審査の有無 10. 出願公開制度の有無 11. 審査請求制度の有無 12. 出願から登録

特許出願の審査過程で 審査官が出願人と連絡を取る必要があると考えた場合 審査官は出願人との非公式な通信を行うことができる 審査官が非公式な通信を行う時期は 見解書が発行される前または見解書に対する応答書が提出された後のいずれかである 審査官からの通信に対して出願人が応答する場合の応答期間は通常 1

<4D F736F F F696E74202D E82C582E08F6F978882E98AC FA967B93C18B9692A182C582CC93C18B9692B28DB895FB B8CDD8AB B83685D>

注意 : この日本語テキストは NOTES TO THE DEMAND FORM (PCT/IPEA/401) ( 原文 ) に基づいて作成されたものです 日本語テキストと原文の内容が相違する場合には 全て原文が優先します 国際予備審査請求書の備考 ( 様式 PCT/IPEA/401) この備考は

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

2.1 提供方法 提供形態 登録されたサービス利用者に発行される ID パスワードによりアクセス できるダウンロードサイトから オンラインで提供される 提供周期 新規発生分 / 更新処理分のデータは 日次及び週次で提供される ただし 週次データにおいて期間内に更新又は削除が複

標準規格に係る工業所有権の取扱に関する基本指針e

<4D F736F F F696E74202D E82C582E08F6F978882E98AC F82C582CC93C18B968C9F8DF595FB B8CDD8AB B83685D>

意匠法第十七条の三意匠登録出願人が前条第一項の規定による却下の決定の謄本の送達があつた日から三月以内にその補正後の意匠について新たな意匠登録出願をしたときは その意匠登録出願は その補正について手続補正書を提出した時にしたものとみなす 2 前項に規定する新たな意匠登録出願があつたときは もとの意匠登


目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について 5. 実体

第 6 章国際事務局に対する手続 第 6 章 国際事務局に対する手続 第 1 節手続の原則 1. 手続の原則 (1) 国際事務局に対する手続の差出書面には 国際事務局が定めた公式様式 MM2 M M4~MM9 及び MM13~MM18 及び任意様式 MM10~MM12 及び MM19~ MM21 並

平成 28 年度特許庁産業財産権制度各国比較調査研究等事業 五大特許庁及びその他主要知財庁における 特許出願から特許査定までの期間の現状と実態 に関する調査報告書 平成 29 年 3 月 一般社団法人日本国際知的財産保護協会 AIPPI JAPAN

第10回 出願公開 ☆インド特許法の基礎☆

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 5. 出願言語 6. その他関係団体 7. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3.

防災ハザードマップ

Microsoft Word - 2

<4D F736F F D E90528DB88AEE8F8095F18D908F915B8FA D25D62>

弁理士試験短答 逐条読込 演習講座 ( 読込編 ) 平成 29 年 6 月第 1 回 目次 平成 29 年度短答本試験問題 関連条文 論文対策 出題傾向分析 特実法 編集後記 受講生のみなさん こんにちは 弁理士の桐生です 6 月となりましたね 平成 29 年度の短答試験は先月終了しました 気持ちも

目次 共通情報 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 特許審査ハイウェイ実施状況 3. 現地代理人の必要性有無 4. 現地の代理人団体の有無 ( 存在する場合は連絡先も含む ) 5. 出願言語 6. その他関係団体 ( 連絡先 ) 7. 特許情報へのアクセス方法 特許制度 1. 現行法令につ

Microsoft Word - PATENTBOY/Netバージョンアップ説明書_V1.30__ doc

平成 27 年度特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書 商標制度におけるコンセント制度についての 調査研究報告書 平成 28 年 2 月 株式会社サンビジネス

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度につ

インド知的財産ニュースレター第 号 インド知的財産ニュースレター 第 号 2016 年 5 月 18 日 特許規則 2016 年改正 発行者株式会社サンガム IP 東京都千代田区永田町 アイオス永田町 415

(2) 国内優先権主張を伴う特許出願を行う場合 後の出願の願書に新規性喪失の例外証明書を援用する旨の表示をしなくても 先の出願について提出した新規性喪失の例外証明書が後の出願においても提出されたものとみなされますか ( 特 実 ).. 10 問 国との共同出願における手数料の納付国と国以

改正後第 2 章通関業 第 1 節許可 新旧対照表 別紙 3 通関業法基本通達( 昭和 47 年 3 月 1 日蔵関第 105 号 ) ( 注 ) 下線を付した箇所が改正部分である 改正前第 2 章通関業第 1 節許可 3-8 削除 ( 譲渡 相続 合併又は分割の場合における通関業の許可の効果 )

PCT ニュースレター

O-27567

Taro-007第1章4節(p29-37).jtd

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度につ

Webエムアイカード会員規約

1. データベースへのアクセス 南アフリカ特許を収録したデータベースとしては 無料のものとして下記のような情報源が存在する このミニガイドでは原則無料 かつ数年間にわたり安定運用されている南アフリカ知的財産庁のデータベースと Espacenet および Patentscope の検索方法を紹介する

各国の特許制度の比較に基づき日本の特許制度・実用新案制度の改正・改良へ向けて検討すべき事項

☆ソフトウェア特許判例紹介☆ -第31号-

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度について

Microsoft Word - 【6.5.4】特許スコア情報の活用

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

図表 14-2 メキシコにおける特許申請の分野別の内訳 年 8% 7% 7% 4 4% 4% 社会基盤 医療技術 医薬品 食品化学 マテリアル 冶金 その他特殊機械 基礎資材化学 家具 ゲーム 電気機械 装置 エネルギー ハンドリング その他 出所 世界知的所有権機関データより作

各国特許審査に関する情報の一括提供サービス ( ワン ポータル ドシエ (OPD) 照会 ) グローバルな IT システム連携によるユーザーサービスの実現 Global Dossier Information Reference Service for the Public Users 特許庁総務部

作成日 :2012 年 1 月 5 日 フィリピン共和国 特許庁の所在地 : Department of Trade and Industry, Intellectual Property Office P. O. Box 296 Manila Philippines T e l:

Transcription:

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ メキシコ産業財産庁 (IMPI) と日本国特許庁 (JPO) との間の特許審査ハイウェイ試行プログラムに関するメキシコ産業財産庁への申請手続 ( 仮訳 ) 第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ 出願人は 日メキシコ間の特許審査ハイウェイ ( 以下 PPH という) 試行プログラムに基づいて 以下の申請要件を満たすメキシコ産業財産庁への出願 ( 以下 当該出願 という ) につき 関連する書類の提出を含む所定手続を行うことで早期審査を申請することができます PPH 試行プログラムを申請する場合には 出願人は メキシコ産業財産庁に自由様式の書面を提出してください (3. 参照 ) 1. 申請要件 (a) PPH を申請するメキシコ出願及び対応する日本出願において 優先日あるいは出願日のうち最先の日付が同一である 例えば 当該出願 (PCT 出願の国内移行出願も含む ) が Case I: 日本出願に基づいて正当なパリ条約に基づく優先権を主張している出願である ( 別紙 1の図 A B C H I 及び J 参照 ) 又は Case II: 日本出願に対する正当なパリ条約に基づく優先権主張の基礎となっている出願である ( 別紙 1の図 D 及び E 参照 ) 又は Case III: 日本出願 (PCT 出願の国内移行出願も含む ) と同一の優先権基礎出願を有する出願である ( 別紙 1の図 F G L M 及び N 参照 ) 又は Case IV: 優先権主張を伴わない PCT 出願の国内移行出願であって 当該メキシコ出願及び対応する日本出願が同一の PCT 出願の国内移行出願であること ( 別紙 1の図 K 参照 ) (b) 対応する日本出願が存在し すでに特許可能と判断された一又は複数の請求項を有すること 対応する出願には 優先権主張の基礎となる出願 優先権主張の基礎となる日本出願から派生した出願 ( 例えば日本出願の分割出願又は日本出願に基づいて国内優先権を主張している出願 ( 別紙 1の図 C 参照 )) PCT 出願の日本国内移行出願 ( 別紙 1の図 J K L M 及び N 参照 ) があります 請求項は 出願が特許査定となっていなくても 最新のオフィスアクションにおいて日本国特許庁の審査官が明確に当該請求項を特許可能であると特定した時に 特許可能と判断された ことになります オフィスアクションは 下記を含みます (a) 特許査定 (b) 拒絶理由通知書 (c) 拒絶査定 (d) 審決

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ 例えば 下記の文例が拒絶理由通知書に記載されている場合 これらの請求項は特許可能と明示されたとします < 拒絶の理由を発見しない請求項 > 請求項 ( ) に係る発明については 現時点では 拒絶の理由を発見しない (c) PPH に基づく審査を申請する当該出願のすべての請求項が 対応する日本出願の特許 可能と判断された一又は複数の請求項と十分に対応しているか 十分に対応するよう に補正されている 差異が翻訳や請求項の形式によるものであり 当該出願の請求項が日本出願の請求項と同一又は類似の範囲を有するか 当該出願の請求項の範囲が日本出願の請求項の範囲より狭い場合 請求項は 十分に対応 するとみなされます 例えば 日本出願の請求項において 明細書 ( 明細書及び / 又は請求項 ) に裏付けられている特徴を追加することにより限定する補正がなされた場合に より範囲の狭い請求項が生じます 日本国特許庁で特許可能と判断された請求項に対し 新たな又は異なったカテゴリーの請求項は 十分に対応しているとはみなされません 例えば 日本国特許庁における請求項が製品を製造する方法に関するもののみであり メキシコ産業財産庁において 対応する方法の請求項に従属した製品に関する請求項を導入した場合 当該出願の請求項は十分に対応しているとはみなされません PPH 試行プログラムの申請が承認された後に補正又は追加された請求項は 日本出願において特許可能と判断された請求項と十分に対応していなければなりません しかし メキシコ産業財産庁による最初の審査結果の通知後に補正又は追加された請求項は メキシコ産業財産庁の審査官による拒絶理由を解消するために 日本出願において特許可能と判断された請求項と十分に対応している必要はありません (d) 当該出願に関しメキシコ産業財産庁において PPH 申請時に審査の着手がされていない こと ( 別紙 1 の図 O 参照 ) 2. 提出書類 1 次の (a)~(d) の書類を PPH 申請に添付して提出する必要があります (a) 対応する日本出願に対して日本国特許庁から出された ( 日本国特許庁における特許性の実 1 体審査に関連する ) すべてのオフィスアクションの写し 及びその翻訳文 日本国特許庁のオフィスアクションが AIPN( 日本国特許庁のドシエアクセスシステム ) 翻訳は機械翻訳でも構いませんが 審査官が翻訳されたオフィスアクション又は請求項の概要を理解することができない場合には 審査官は出願人に翻訳文の再提出を求めることができます

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ により提供されている場合には 出願人は オフィスアクションの写し及びその翻訳文を 提出する必要はありません メキシコ産業財産庁の審査官が AIPN によりオフィスアクシ ョンを得ることができない場合には 出願人は 必要書類を提供するよう要請されます (b) 対応する日本出願の特許可能と判断されたすべての請求項の写し 及びその翻訳文 日本国特許庁において特許可能と判断されたすべての請求項が AIPN( 日本国特許庁のドシエアクセスシステム ) により提供されている場合には 出願人は 請求項の写し及びその翻訳文を提出する必要はありません メキシコ産業財産庁の審査官が AIPN により請求項を得ることができない場合には 出願人は 必要書類を提供するよう通知され要請されます (c) 日本国特許庁の審査官が引用した引用文献の写し引用文献が特許文献であれば 通常 メキシコ産業財産庁が有しているため提出を省略することができます ただし メキシコ産業財産庁の審査官が有していない特許文献の場合には 審査官の求めに応じてこれらの書類を提出する必要があります また 非特許文献は 提出を省略できません 引用文献の翻訳文は提出不要です (d) 請求項対応表当該出願のすべての請求項と対応する日本出願の特許可能と判断された請求項との関係を示す請求項対応表を提出してください 請求項が直訳であるような場合には単に同一である旨を 単なる翻訳上の差異以上の違いがある場合には そのような差異があっても十分に対応していることを説明してください なお 上記 (a)~(d) の書類について 同時又はすでになされた他の手続においてメキシコ産業 財産庁に提出されている場合 その書類の写しを援用することにより当該書類の添付の省略が 可能です 3. PPH 試行プログラムに基づく参加の見本文 (a) 事情メキシコ産業財産庁に対して PPH による早期審査の申請を行う場合 この書類に記載されたガイドラインに従って 出願人は参加の事情を説明する書面による申請を提出する必要があります 出願人は 当該出願が 1.(a) の I~IV のいずれかに該当する出願であり PPH 試行プログ ラムに基づき早期審査を申請する旨 記載しなければなりません また 対応する日本出

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ 願の出願番号 公報番号又は特許番号も示す必要があります 特許可能と判断された請求項を含む出願と 1.(a) の I~IV に該当する出願が異なる場合 ( 例えば 分割出願に対して特許可能との判断がなされた場合 ) 特許可能との判断がなされた請求項を含む出願の出願番号 公報番号又は特許番号と I~IV に該当する出願との関係も書面で説明してください (b) 提出書類 2. に示されたすべての提出すべき書類を特定できる形で記載してください 提出の省略 が可能な書類についても記載してください

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ (c) 自由様式の書面の見本 Lugar y Fecha 場所及び期日 Asunto: Petición para participar en el Programa Piloto PPH IMPI-JPO 題目 :PPH 試行プログラムへの参加の申請 Número de solicitud ante el IMPI IMPI における出願番号 Fecha de presentación 出願日 Título de la invención 発明の名称 Solicitante 出願人 Apoderado, representante legal o mandatario 保護者 法定代理人又は代理人 Domicilio para oír y recibir notificaciones 通知を受け取る住所 Instituto Mexicano de la Propiedad Industrial メキシコ産業財産庁 Dirección Divisional de Patentes 特許部 PRESENTE Por este conducto, se solicita la inclusión de la solicitud de patente con número de expediente MX/a/XXXX/XXXXXX dentro del Programa Piloto del PPH, correspondiente a la solicitud de patente japonesa JP XXXXXX, y que cumple con la relación prevista en el caso (X) del punto 1 (a) (explique la razón por qué cumple con esa relación). これにより 日本出願 JPXXXXXX に対応し 1(a) の (X) の条件を満たす出願番号 MX/a/XXXX/XXXXXX の出願を PPH 試行プログラムに含めることを申請する ( その関係を満たしている理由を説明する ) Para efectos de lo anterior se enlistan los documentos que se anexan y los que no se anexan por estar disponibles a través del sistema AIPN o ser documentos de patente: AIPN により提供されている書類又は特許文献は添付されていません (a) Copia de todas las acciones oficiales que fueron relevantes para determinar la patentabilidad de la solicitud de patente en JPO, que fueron emitidas para la solicitud

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ JPO correspondiente y, en su caso, su traducción: 対応する日本出願に対して日本国特許庁から出された日本国特許庁における特許性 の実体審査に関連するすべてのオフィスアクションの写し 及びその翻訳文 : 1. Acción oficial 1 (no se anexa por estar disponible en AIPN) 2. オフィスアクション 1(AIPN により提供されているため添付されていません ) (b) Copia de todas las reivindicaciones que han sido indicadas como patentable/otorgables por JPO y, en su caso, su traducción: 対応する日本出願の特許可能と判断されたすべての請求項の写し 及びその翻訳文 : 1. Las reivindicaciones otorgables son las originalmente presentadas ante la JPO. (no se anexan por estar disponibles en AIPN) 特許請求の範囲は 当初 日本国特許庁に提出されたものです (AIPN により提供されているため添付されていません ) (c) Copia de todas las referencias citadas por el examinador de JPO: 日本国特許庁の審査官が引用した引用文献の写し : 1. JPXXXXX (no se anexa por ser documento de patente) 2.... JPXXXXX( 特許文献のため添付されていません ) (d) Tabla de correspondencia de reivindicaciones: 請求項対応表 Tabla de correspondencia de reivindicaciones 請求項対応表 Reivindicaciones en la solicitud en el IMPI メキシコ出願における請求項 XXX Reivindicaciones patentables/otorgables en la solicitud JPO 日本出願における特許可能な請求項 XXX Explicación sobre la suficiente correspondencia 十分に対応していることについての説明 Son lo mismo 両者は同一である XYY XYZ Justificación de la suficiente correspondencia 十分に対応していることの理由

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ Nombre y firma del solicitante o apoderado 出願人又は代理人の名前及び署名

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ 4. PPH 試行プログラムに基づく早期審査に関する手続 PPH 試行プログラムへの参加申請が上記すべての要件を満たす場合 申請は承認され メキシ コ出願が産業財産法の第 52 条に規定される公開がなされるとともに第 52 条に言及される期間が 経過した場合には 先に審査が行われます PPH 申請が上記期間が経過する前に申請された場合には メキシコ産業財産庁は当該期間が終 了する前にメキシコ出願の PPH に基づく早期審査への参加の可否を判断します PPH 申請が上記すべての要件を満たさないため 承認されなかった場合 出願人は申請の瑕疵 について通知されます 出願人はその瑕疵を訂正する機会をもう一度与えられ 申請を再提出す ることができます 二度目の申請が承認されなかった場合 出願人は通知され 通常の順番で審査が行われること となります メキシコ産業財産庁は PPH に基づく早期審査の特別な地位が与えられたことを出願人には通 知しませんが 出願人は早期に行われる実体審査のオフィスアクションを受理することにより早 期審査の対象案件として認められたことを認識することになります 産業財産法第 4 条 第 16 条及び第 19 条に則って 特許性が認められない内容を含む特許出願 だけでなく 実用新案や意匠出願も PPH 試行プログラムの参加は認められません 出願において PPH 試行プログラムへの承認は 分割出願まで及びません 出願人は 分割出願 のために新たな PPH への参加の申請を行わなければならず 承認されるためには上述した要件を すべて満たさなければなりません PPH 試行プログラムへの申請をする前に 上記 2(a) から 2(d) に記載の書類がメキシコ産業財産庁にすでに提出されていた場合には 出願人は申請において再度当該書類を提出する必要はありません 上記書類がメキシコ産業財産庁において先に提出されていた場合には 出願人は当該書類を簡単に照会し PPH 試行プログラムの申請で示唆することができます 早期審査に関するすべての連絡文書で IMPI に提示されるものは それが確実に正しく処理されるようにするため それが PPH 申請に関するものである旨を明確に示す必要があります これらの目的を達成するため 連絡文書のカバーレターの各ページに PPH という文言をはっきりとマークしてください

第一部日本国特許庁の国内出願の審査結果を利用した特許審査ハイウェイ PPH に基づいて早期審査を申請する場合 出願人は請求項にだけでなく総じて出願にも焦点を 合わせてください 出願人は出願当初の明細書等に新規事項を追加することなく 出願一式を検 討し 出願におけるすべての情報に矛盾のないように必要な補正を行ってください PPH に基づいて審査されるように出願に対して行ったすべての補正は PPH 試行プログラムへ の参加の申請が認められるか否かにかかわらず 受け入れられることが通知されます PPH 試行プログラムによりメキシコ産業財産法や産業財産規則を免除されるわけではありませ ん 出願人は 発明の特許性を判断することに関連する既知の情報をメキシコ産業財産庁に提出 するなど 誠実な行為を行わなければなりません 第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ出願人は PCT 国際段階成果物を利用した日メキシコ間の特許審査ハイウェイ ( 以下 PCT-PPH という) 試行プログラムに基づいて 以下の申請要件を満たすメキシコ産業財産庁への出願 ( 以下 当該出願 という ) につき 関連する書類の提出を含む所定手続を行うことで早期審査を申請することができます PCT-PPH 試行プログラムを申請する場合には 出願人は メキシコ産業財産庁に自由様式の書 面を提出してください (3. 参照 ) 1. 申請要件 PCT-PPH の申請がなされたメキシコ産業財産庁への出願が下記の要件を満たしている必要が あります (a) 当該出願に対応する国際出願の国際段階における成果物 すなわち国際調査機関が作成した見解書 (WO/ISA) 国際予備審査機関が作成した見解書(WO/IPEA) 及び国際予備審査報告 (IPER) のうち 最新に発行されたものにおいて特許性 ( 新規性 進歩性 産業上の利用可能性のいずれも ) 有り と示された請求項が少なくとも1つ存在すること ただし 上記 WO/ISA WO/IPEA IPER は日本国特許庁が国際調査機関 (ISA) 国際予備審査機関 (IPEA) として作成したものに限ります 優先権主張の基礎となる出願はいずれの庁に出願されたものであっても構いません 別紙 2 図 A を参照してください (ZZ は任意の国内出願 ) 国際調査報告 (ISR) のみに基づいて PCT-PPH を申請することはできません

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ PCT-PPH 申請の基礎となる最新国際成果物の第 VIII 欄に何らかの意見が記載されている場合 第 VIII 欄に記載された意見を是正する補正の如何にかかわらず 出願人は特許性について釈明しなければなりません 出願人が特許性について何ら釈明をしない場合 当該出願は PCT-PPH 試行プログラムへの参加が認められません なお 釈明が妥当であるか否か 第 VIII 欄に記載された意見を是正する補正がなされたか否かは PCT-PPH への参加が認められるか否かの判断に影響しません (b) 当該出願と対応する国際出願とは下記のいずれかの関係を満たす (A) 当該出願は 対応する国際出願の国内段階である ( 別紙 2 図 A, A 及びA 参照 ) (B) 当該出願は 対応する国際出願のパリ条約に基づく優先権主張の基礎となっている ( 別紙 2 図 B 参照 ) (C) 当該出願は 対応する国際出願をパリ条約に基づく優先権主張の基礎とする国際出願の国内段階である ( 別紙 2 図 C 参照 ) (D) 当該出願は 対応する国際出願を国内優先権主張又はパリ条約に基づく優先権主張の基礎とする国内出願である ( 別紙 2 図 D 参照 ) (E) 当該出願は 上記 (A)~(D) のいずれかを満たす出願の派生出願 ( 分割出願 国内優先権を主張する出願等 ) である ( 別紙 2 図 E1 及びE2 参照 ) (c) PCT-PPH に基づく審査がなされるすべての請求項が 対応する国際出願の最新国際成果物で 特許可能と判断された一又は複数の請求項と十分に対応しているか 十分に対応するように 補正されている 差異が翻訳や請求項の形式によるものであり 当該出願の請求項が最新国際成果物で特許性有りと示された請求項と同一又は類似の範囲を有するか 当該出願の請求項の範囲が最新国際成果物で特許性有りと示された請求項の範囲より狭い場合 請求項は 十分に対応 するとみなされます 例えば 最新国際成果物で特許性有りと示された請求項において 明細書 ( 明細書及び / 又 は請求項 ) に裏付けられている技術的特徴を追加することにより限定する補正がなされた場合 に より範囲の狭い請求項が生じます 最新国際成果物で特許性有りと示された請求項に対し 新たな又は異なったカテゴリーの請求項は 十分に対応しているとはみなされません 例えば 最新国際成果物で特許性有りと示された請求項が製品を製造する方法に関するもののみであり メキシコ産業財産庁において 対応する方法の請求項に従属した製品に関する請求項を導入した場合 当該出願の請求項は十分に対応しているとはみなされません

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ PCT-PPH 試行プログラムの申請が承認された後に補正又は追加された請求項は 最新国際成果物において特許可能と判断された請求項と十分に対応していなければなりません しかし メキシコ産業財産庁による最初の審査結果の通知後に補正又は追加された請求項は メキシコ産業財産庁の審査官による拒絶理由を解消するために 最新国際成果物において特許可能と判断された請求項と十分に対応している必要はありません (d) 当該出願に関しメキシコ産業財産庁において PCT-PPH 申請時に審査の着手がされていない こと ( 別紙 2 の図 F 参照 ) 2. 提出書類 出願人は PCT-PPH に基づく申請を行う際 申請様式に下記の書類を添付して提出する必要が あります ただし 場合によっては提出を省略できる書類もあります (a) 特許性有りとの判断が記載された最新国際成果物の写しとその翻訳文当該出願が上記 1.(b)(A) の関係を満たす場合 当該出願の包袋情報の一部として特許性に関する国際予備報告 (IPRP) の写しとその翻訳文が含まれるため 出願人はそれらの提出を省略することができます また 最新国際成果物の写し及び翻訳文の写しが PATENTSCOPE( 登録商標 ) 2 により取得可能である場合には メキシコ産業財産庁が求めない限り これらの書類を提出する必要はありません ( 通常 WO/ISA は IPRP Chapter I として また IPER は IPRP Chapter II として優先日から 30 月で利用可能となります ) (b) 対応する国際出願の最新国際成果物で特許性有りと示された請求項の写しと その翻訳文特許性有りと示された請求項が PATENTSCOPE( 登録商標 ) により取得可能である場合には ( 例えば 国際公開パンフレットが発行済みである場合には ) メキシコ産業財産庁が求めない限り これらの書類を提出する必要はありません 請求項が日本語で記載されている場合には その翻訳文の提出が必要です (c) 対応する国際出願の最新国際成果物で引用された文献の写し引用文献が特許文献であり メキシコ産業財産庁が当該文献を入手できない場合には 出願人は当該文献の提出を求められる場合があります また 非特許文献は 提出を省略することができません 引用文献の翻訳文は提出不要です (d) 当該出願の全ての請求項と 特許性有りと示された請求項とが十分に対応していることを示 2 http://www.wipo.int/pctdb/en/index.jsp

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ す請求項対応表 in the latest international work product 請求項が直訳であるような場合には単に同一である旨を 単なる翻訳上の差異以上の違いがある場合には 上記 1.(c) に記載の観点から そのような差異があっても十分に対応していることを説明してください ( 記入例をご参照ください ) なお 上記 (a)~(d) の書類について 同時又はすでになされた他の手続においてメキシコ産 業財産庁に提出されている場合 その書類の写しを援用することにより当該書類の添付の省 略が可能です 3. PCT-PPH 試行プログラムに基づく参加の見本文 (a) 事情メキシコ産業財産庁に対して PCT-PPH による早期審査の申請を行う場合 この書類に記載されたガイドラインに従って 出願人は参加の事情を説明する書面による申請を提出する必要があります 出願人は 当該出願が 1.(b) の (A)~(E) のいずれかに該当する出願であり PCT-PPH 試行プ ログラムに基づき早期審査を申請する旨 記載しなければなりません また 国際出願番号 又は国際公開番号も示す必要があります 特許可能と判断された請求項を含む出願と 1.(b) の (A)~(D) に該当する国際出願が異なる場合 ( 例えば 分割出願に対して特許可能との判断がなされた場合は (E)) 特許可能との判断がなされた請求項を含む国際出願の国際出願番号又は国際公開番号と (A)~(D) に該当する国際出願との関係も書面で説明してください (b) 提出書類 2. に示すすべての提出すべき書類を特定できる形で記載してください 提出の省略が可能 な書類についても記載してください

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ (c) 自由様式の書面の見本 Lugar y Fecha 場所及び期日 Asunto: Petición para participar enel Programa Piloto PCT-PPH IMPI-JPO 題目 :PCT-PPH 試行プログラムへの参加の申請 Número de solicitud ante el IMPI IMPI における出願番号 Fecha de presentación 出願日 Título de la invención 発明の名称 Solicitante 出願人 Apoderado, representante legal o mandatario 保護者 法定代理人又は代理人 Domicilio para oír y recibir notificaciones 通知を受け取る住所 Instituto Mexicano de la Propiedad Industrial メキシコ産業財産庁 Dirección Divisional de Patentes 特許部 PRESENTE Por este conducto, se solicita la inclusión de la solicitud de patente con número de expediente MX/a/XXXX/XXXXXX dentro del Programa Piloto del PCT-PPH correspondiente a la fase nacional de la solicitud internacional XXXXXX y que cumple con la relación prevista en el inciso (X) del punto 1 (2) (explique la razón por qué cumple con esa relación). これにより 国際出願 XXXXXXに対応し 1(2) の (X) の条件を満たす出願番号 MX/a/XXXX/XXXXXX の出願を PCT-PPH 試行プログラムに含めることを申請する ( その関係を満たしている理由を説明する ) Para efectos de lo anterior se enlistan los documentos que se anexan y los que no se anexan por estar disponibles a través del sistema PATENTSCOPE o ser documentos de patente. PATENTSCOPE(R) により提供されている書類又は特許文献は添付されていません

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ (a) Copia del último resultado de la fase internacional que indica las reivindicaciones que son patentables/otorgables y, en su caso, su traducción. (No se anexa por estar disponible en PATENTSCOPE) 特許性有りとの判断が記載された最新国際成果物の写しとその翻訳文 (PATENTSCCOPE により提供されているため添付されていません ) (b) Copia del capítulo reivindicatorio que de acuerdo con el último resultado de la fase internacional de la solicitud PCT correspondiente se indica como patentable/otorgable y, en su caso, su traducción. (No se anexa por estar disponible en PATENTSCOPE) 対応する国際出願の最新国際成果物で特許性有りと示された請求項の写しと その翻訳文 (PATENTSCOPE により提供されているため添付されていません ) (c) Copia de las referencias citadas en el último resultado de la fase internacional de la solicitud PCT correspondiente a la solicitud. 対応する国際出願の最新国際成果物で引用された文献の写し 1. JPXXXXX (no se anexa por ser documento de patente) JPXXXXX( 特許文献のため添付されていません ) 2.... (d) Tabla de correspondencia de reivindicaciones: 請求項対応表 Tabla de correspondencia de reivindicaciones 請求項対応表 Reivindicaciones en la solicitud en el IMPI メキシコ出願における請求項 XXX Reivindicaciones patentables/otorgables en la solicitud internacional 国際出願における特許可能な請求項 XXX Explicación sobre la suficiente correspondencia 十分に対応していることについての説明 Son lo mismo 両者は同一である XYY XYZ Justificación de la suficiente correspondencia 十分に対応していることの理由

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ Nombre y firma del solicitante o apoderado. 出願人又は代理人の名前及び署名

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ 4. PCT-PPH 試行プログラムに基づく早期審査に関する手続 PCT-PPH 試行プログラムへの参加申請が上記すべての要件を満たす場合 申請は承認され メ キシコ出願が産業財産法の第 52 条に規定される公開がなされるとともに第 52 条に言及される期 間が経過した場合には 先に審査が行われます PCT-PPH 申請が上記期間が経過する前に申請された場合には メキシコ産業財産庁は当該期間 が終了する前にメキシコ出願の PCT-PPH 基づく早期審査への参加の可否を判断します PCT-PPH 申請が上記すべての要件を満たさないため 承認されなかった場合 出願人は申請の 瑕疵について通知されます 出願人はその瑕疵を訂正する機会をもう一度与えられ 申請を再提 出することができます 二度目の申請が承認されなかった場合 出願人は通知され 通常の順番で審査が行われること となります メキシコ産業財産庁は PCT-PPH に基づく早期審査の特別な地位が与えられたことを出願人に は通知しませんが 出願人は早期に行われる実体審査のオフィスアクションを受理することによ り早期審査の対象案件として認められたことを認識することになります 産業財産法第 4 条 第 16 条及び第 19 条に則って 特許性が認められない内容を含む特許出願 だけでなく 実用新案や意匠出願も PCT-PPH 試行プログラムの参加は認められません 出願において PCT-PPH 試行プログラムへの承認は 分割出願まで及びません 出願人は 分 割出願のために新たな PCT-PPH への参加の申請を行わなければならず 承認されるためには上 述した要件をすべて満たさなければなりません PCT-PPH 試行プログラムへの申請をする前に 上記 2(a)~(d) に記載の書類がメキシコ産業財産庁ですでに提出されていた場合には 出願人は申請において再度当該書類を提出する必要はありません 上記書類がメキシコ産業財産庁において先に提出されていた場合には 出願人は当該書類を簡単に照会し PCT-PPH 試行プログラムの申請で示唆することができます 早期審査に関するすべての連絡文書で IMPI に提示されるものは それが確実に正しく処理されるようにするため それが PPH 申請に関するものである旨を明確に示す必要がある これらの目的を達成するため 連絡文書のカバーレターの各ページに PPH という文言をはっきりとマークしてください PCT-PPH に基づいて早期審査を申請する場合 出願人は請求項にだけでなく総じて出願にも焦

第二部日本国特許庁の PCT 国際段階成果物を利用した特許審査ハイウェイ 点を合わせてください 出願人は出願当初の明細書等に新規事項を追加することなく 出願一式 を検討し 出願におけるすべての情報に矛盾のないように必要な補正を行ってください PCT-PPH に基づいて審査されるように出願に対して行ったすべての補正は PCT-PPH 試行プロ グラムへの参加の申請が認められるか否かにかかわらず 受け入れられることが通知されます PCT-PH 試行プログラムによりメキシコ産業財産法や産業財産規則を免除されるわけではありま せん 出願人は 発明の特許性を判断することに関連する既知の情報をメキシコ産業財産庁に提 出するなど 誠実な行為を行わなければなりません

18 別紙 1

19 別紙 1

20 別紙 1

21 別紙 1

22 別紙 1

23 別紙 1

24 別紙 1

25 別紙 1

26 別紙 2

27 別紙 2

28 別紙 2

29 別紙 2

30 別紙 2