RFID( 無線 IC チップ ) の可能性 RFID の現状と市場の期待 2004.1.23 社団法人日本自動認識システム協会研究開発センター RFID 担当主任研究員大坪則和 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 1
JAISA 11 2 23 3 1 28 123 16 1 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 2
( 社 ) 日本自動認識システム協会 3 理事会 V21 GMC プロジェクトシステム部会バイオメトリクス部会RFID部会リーダ部会ICカード部会プリンタ サプライ部会展示会委員会普及啓発委員会技術委員会統計調査委員会事務局広報企画運営会議総会研究開発センター
自動認識技術 1. バーコード ( 一次元 二次元シンボル ) 2.RFID (Radio Frequency Identification) 3. 磁気カード 4.OCR 5. バイオメトリックス ( 社 ) 日本自動認識システム協会 4
主要な活動 -1 調査 研究自動認識市場統計調査報告書予測 新技術 市場動向標準化 JIS, ISO 委託事業 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 5
主要な活動 -2 展示会活動 普及啓発活動 自動認識総合展セミナー季刊誌会報えいむホームページ http://www.aimjapan.or.jp 書籍出版 これでわかったRFID ( 社 ) 日本自動認識システム協会 6
( 社 ) 日本自動認識システム協会 7
主要な活動 -3 国際活動 AIM Inc との連携 アジアパシフィック その他の組織との意見交換 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 8
RFID とは RFID:Radio Frequency Identification 無線タグ電子タグ ICタグ電子荷札 JIS 規格 :JIS X 0500 データキャリア用語ではRFタグ ( 社 ) 日本自動認識システム協会 9
RFID 市場規模推移 ( 日本自動認識システム協会集計 ) 250 200 53 市場規模 ( 億円 ) 150 100 50 0 78 32 18 34 27 104 53 69 2000 年 2001 年 2002 年 ( 予 ) RF タグリーダ / ライタ応用システム ( 社 ) 日本自動認識システム協会 10
100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% RFID 用途比率 ( 日本自動認識システム協会集計 ) 10 12 12 19 20 19 21 22 28 3 10 9 47 36 32 2000 年 2001 年 2002 年 ( 予 ) OA レジャー 他セキュリティ物流 運輸流通 POS FA ( 社 ) 日本自動認識システム協会 11
200,000 180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 12 87,635 104,666 107,759 194,996 185,140 197,150 163,289 172,00 174,02 134,959 百万円 Biometrics RFID Soft Ware Supply Printer 2D Reader
RF タグの形態 カード型 円盤型 ガラスケース型 プラスチック成型型 粘着ラベル型 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 13
リーダーライター リーダーライター R/W 質問器 ゲート型 ハンディ型 モジュール型 トンネル型 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 14
( 社 ) 日本自動認識システム協会 15
周波数 125KHz 13.56MHz UHF 2.45GHz ( 社 ) 日本自動認識システム協会 16
周波数別特性 <135KHz 13.56MHz UHF 2.45GHz タグアンテナ 巻線コイル プリント プリント プリント 価格 通信距離 ~1m ~70cm ~7m ~2m 指向性 金属への影響 対ノイズ 対他無線 対水分 日本 米国 欧州 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 17
13.56MHz 帯の改善 電波法の改正 ;2002 秋 無線局申請 型式認定 業界自主規制 出力規制 欧米並みに改定 通信距離 2 倍 ~3 倍へ ( 社 ) 日本自動認識システム協会 18
( 欧米に比べ規制が最も緩かった ) ( 社 ) 日本自動認識システム協会 19
ISO15693 対応チップ互換性について ブロック数 ビット / ブロックユーザバイト数 AFI Read/Write ISO15693 Max 256 Max 256 Max 8K I Tag-IT HF-I 64 32 256 ンフィニオン My-D 29/125 64 232/1000 独自 ィリップス I-CODE SL-I 28 32 112 下電器 MN63Y1050 12 32 384 独自 完全な互換性があるわけではない ( 社 ) 日本自動認識システム協会 20
ISO15693 対応 R/W 各社の開発状況 タイプモジュールタイプ PDA 据え置きタイプハンディメーカオムロン九州松下ウェルキャットオムロン九州松下オムロンウェルキャット 外観 I-CODE SL-I Tag-It HF-I??? MY-D MN63Y1050 発売 発売中 ES 供給中 2002/11 発売中 ES 供給中 2002/11 ES 2002/11 備考 C-MOS 出力 232C 出力 C-MOS,232C 両タイプあり コンパクトフラッシュ型 WindowsCE 対応 カスタマイズ可能外部 I/O 付センサーやパトライト等との連携可能 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 21
自動認識技術 バーコード IC カード OCR バイオメトリックス RFID ( 社 ) 日本自動認識システム協会 22
RFID の特徴と利点 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 23
バーコードの歴史に学ぶ バーコードの 30 年の歴史 1973 米国の UPC でバーコードの標準化 1977 EAN 1978 JAN 1983 セブンイレブンの POS 導入 1984 イトーヨーカドー 信頼性の改善読取り精度 遣い易さ価格の下落スキャナーランニングコスト 1980 年代プレプリント直接製品に印字 コンビニエンスストアに並んでいる食品 化粧品 書籍 雑誌あらゆる商品に 直接印字 コンビニエンスストア出現以前の小売段階ではラベル貼付方式 1990 年代 2 次元シンボルの出現 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 24
包装材料での採用 出版物での採用 ( 社 ) 日本自動認識システム協会 25
インフラの共有 上位機器とデータ キャリア間のプロトコル交換を行う装置 コントローラ アンテナユニット リーダ / ライタ データキャリアに対し 電波の受渡しを行う装置 電波 データキャリア 非接触 IC タグ コンピュータ 電波によって内部メモリがアクセスされ 非接触によりデータの読み書きを行います ( 社 ) 日本自動認識システム協会 26
国の UHF 帯の状況 860MHz ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 960MHz ( 社 ) 日本自動認識システム協会 27
RFID への期待 RFID への期待メディアの報道次世代バーコード e-japan 戦略 Ⅱ( 案 ) 2003.5.15 IT 戦略本部作成 (http://www.kantei.go.jp/) e-japan パート 1 で設定された 高速インターネットを 3000 万世帯へ 超高速インターネットを 1000 万世帯に という 利用可能環境整備 の目標は達成され DSL が 700 万世帯以上に普及し その月額料金は世界で最も安い水準になっている パート 2 で自動認識技術が大きな役割を果たすことは紛れもない e-japan 戦略 Ⅱ( 案 ) の 3 項の 次世代の知を生み出す研究開発の推進の実現のための方策 には 5 として 電子タグ等電子 ID 技術のハードウエア技術の研究開発及び実証実験を推進すると共に 単価を下げるよう戦略的取り組みを推進する 後略 7 では 電子タグのような新しい技術を用いた情報システム全体の安全性 信頼性などに関する課題や必要な社会的規範の形成に向けて調査研究を推進する ( 社 ) 日本自動認識システム協会 28
UHF 帯 RFID 実現に向けて 実証実験 電波暗室での実験 分野別実証実験家電製品アパレル出版リテイル ( 社 ) 日本自動認識システム協会 29
( 社 ) 日本自動認識システム協会 30
( 社 ) 日本自動認識システム協会は自動認識技術を通じて豊かで実りのある社会の実現に貢献してまいります ご支援 ご鞭撻のほどお願いいたします ご意見 ご高配を頂ければ幸甚です ( 社 ) 日本自動認識システム協会 31