Fedora コントリビュータ用ドキュメント 翻訳クィックスタートガイド Fedora Project で翻訳を提供するためのクィックスタートガイドです Ospina Manuel [FAMILY Given]
翻訳クィックスタートガイド Fedora コントリビュータ用ドキュメント翻訳クィックスタートガイド Fedora Project で翻訳を提供するためのクィックスタートガイドです 編集 0.8 著者 Ospina Manuel [FAMILY Given] mospina@redhat.com Editor Frields Paul [FAMILY Given] stickster@gmail.com Editor Mizumoto Noriko [FAMILYnoriko@redhat.com Given] Editor Glezos Dmitris [FAMILY Given] dimitris@glezos.com Editor Zacarão Diego [FAMILY Given] diegobz@projetofedora.org Editor Drąg Piotr [FAMILY Given] piotrdrag@gmail.com Copyright 2010 Red Hat, Inc. and others. The text of and illustrations in this document are licensed by Red Hat under a Creative Commons Attribution Share Alike 3.0 Unported license ("CC-BY-SA"). An explanation of CC-BY-SA is available at http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/. The original authors of this document, and Red Hat, designate the Fedora Project as the "Attribution Party" for purposes of CC-BY-SA. In accordance with CC-BY-SA, if you distribute this document or an adaptation of it, you must provide the URL for the original version. Red Hat, as the licensor of this document, waives the right to enforce, and agrees not to assert, Section 4d of CC-BY-SA to the fullest extent permitted by applicable law. Red Hat, Red Hat Enterprise Linux, the Shadowman logo, JBoss, MetaMatrix, Fedora, the Infinity Logo, and RHCE are trademarks of Red Hat, Inc., registered in the United States and other countries. For guidelines on the permitted uses of the Fedora trademarks, refer to https://fedoraproject.org/wiki/ Legal:Trademark_guidelines. Linux is the registered trademark of Linus Torvalds in the United States and other countries. Java is a registered trademark of Oracle and/or its affiliates. XFS is a trademark of Silicon Graphics International Corp. or its subsidiaries in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners. 本ガイドでは Fedora Project のソフトウェアやドキュメントの翻訳作業をわかりやすく簡単にステップバイステップで解説しています
はじめに v 1. フィードバック... v 1. アカウントとサブスクリプション 1 1.1. メーリングリストをサブスクライブする... 1 1.2. SSH キーの作成... 1 1.3. GPG キーの作成... 1 1.4. アカウントの適用... 2 1.5. CLA に署名する... 3 1.6. 自己紹介... 3 1.7. cvsl10n グループへの参加... 3 1.8. Bugzilla アカウントの作成... 3 1.9. おめでとうございます... 4 2. ソフトウェアを翻訳する 5 2.1. ダウンロード用のディレクトリを準備する... 5 2.2. プロジェクトを取得して翻訳する... 5 2.3. プロジェクトをサブミットする... 5 2.4. 新規の po ファイルを追加する... 6 2.5. 査読を行う... 9 3. ドキュメントを翻訳する 11 3.1. 複数ファイル構造を理解する... 11 3.2. docbook-locales ファイルを作成する... 12 3.3. 何を翻訳するのか... 12 4. Web サイトを翻訳する 15 4.1. 新規の po ファイルを追加する... 15 4.2. 査読を行う... 15 5. Wiki ページを翻訳する 17 5.1. 翻訳対象の英語のページを見つける... 17 5.1.1. 英語のページが存在しないときの翻訳ページの取り扱い... 17 5.2. 英語のページに言語テンプレートを追加する... 17 5.3. 言語テンプレートを作成する... 17 5.4. テンプレートに母国語を追加する... 17 5.5. 新規ページを作成して翻訳する... 18 5.6. 過去の翻訳ページから移行する... 18 iii
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はじめに 本ガイドでは Fedora Project のソフトウェアやドキュメントの翻訳作業をわかりやすく簡単にステップバイステップで解説しています よくある質問 (FAQ) http://fedoraproject.org/wiki/l10n/faq もあわせてご覧ください 1. フィードバック 本ガイドに誤植を見つけられた場合や本ガイドの改善案をお持ちの場合はぜひお知らせください Bugzilla http://bugzilla.redhat.com/bugzilla/ にて Product には Fedora Documentation. を選びレポートの提出をお願いいたします バグレポートを提出される場合は そのガイドの識別子となる translation-quick-start-guide を必ず明記して頂くようお願いします ドキュメントに関する改善のご意見についてはできるだけ具体的にお願いいたします エラーを発見された場合は セクション番号および該当部分の前後の文章も含めてご報告頂くと照合が容易になります v
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アカウントとサブスクリプション Fedora の翻訳者になるには この章に記載されているようにしてアカウントの作成やメーリングリストへのサブスクライブ ( 購読 ) などを行う必要があります わからないことがある場合は trans メーリングリストに質問を投稿する または Internet Relay Chat いわゆる IRC などを使って irc.freenode.org の #fedora-l10n チャネルでヘルプを求めてください 1.1. メーリングリストをサブスクライブする 1. https://admin.fedoraproject.org/mailman/listinfo/trans でメインとなる翻訳メーリングリストをサブスクライブします 2. あなたのサブスクリプションを確認するためのリンクを含んだ確認メールが届くのを待ちます メールが届いたらリンクをクリックしてサブスクリプションの確認を行います 3. あなたが翻訳する言語向けに別途メーリングリストがあるか https://fedoraproject.org/wiki/l10n/teams を確認してください ある場合はそのメーリングリストもサブスクライブします 1.2. SSH キーの作成既に既存の SSH キーがある場合は Fedora の作業用にそれを使用することができます この場合は 2 に進んでください SSH キーをまだ持っていない場合には以下の手順で作成します 1. 次のコマンドを入力します ssh-keygen -t rsa デフォルトの場所 (~/.ssh/id_rsa) を容認し パスフレーズを入力します パスフレーズを必ず覚えておいてください 翻訳を送信するにはパスフレーズが必要になります パスフレーズを忘れてしまうと回復できません 2. キーと.ssh ディレクトリのパーミッションを変更します chmod 700 ~/.ssh chmod 600 ~/.ssh/id_rsa chmod 644 ~/.ssh/id_rsa.pub 3. このパブリックキー (~/.ssh/id_rsa.pub) を使って に記載されているように Fedora アカウントを作成します 1.3. GPG キーの作成 1. コマンドラインに次を入力してキーを作成します gpg --gen-key 1
第 1 章アカウントとサブスクリプション 処理の間 複数回の情報入力が求められます ほとんどの場合 デフォルトの値のままで十分です 簡単に見破られないようパスワードの作成には注意をしてください 適切なパスワードを作成する適切なパスワードとは 大文字や小文字 数字 記号 その他の文字から構成されています 置換の有無に関わらず 名前または辞書にあるような単語を含んでいません 他のシステムで使用されるパスワードとは異なるものです 2. 結果のテキストにある pub 1024D/1B2AFA1C のような文中からキー ID を探します キー ID はスラッシュ (/) の後の 8 文字です 前の例では GPG キー ID は 1B2AFA1C になります 自分のキー ID を書き留めておいてください 3. 他の人が見つけられるよう 以下のコマンドで自分の公開キーを公開サーバーにエクスポートします キー ID の部分は自分のキー ID に置き換えてください gpg --keyserver subkeys.pgp.net --send-keys GPGKEYID 4. この GPG キー ID は に記載されているように Fedora アカウントの作成に使用します 1.4. アカウントの適用 1. Fedora アカウントを作成するには まず http://admin.fedoraproject.org/accounts/ に行き New account を選択します 2. Username Full Name Email を入力したら Sign up! をクリックします パスワードが Email で送られてきます 3. https://admin.fedoraproject.org/accounts に戻り パスワードを使ってログインします ウェルカムのページが表示され CLA が完了していないこと SSH キーが提出されていないことを通知します 4. パブリック SSH キーと GPG キー ID を提出するには My Account をクリックするか https:// admin.fedoraproject.org/accounts/user/edit に行きます 5. Edit Account (user_name) ページで GPG キー ID を GPG Key ID: フィールドに入力します パブリック SSH キーは Public SSH Key: フィールドのとなりにある Browse... ボタンをクリックして自分のパブリック SSH キーを指定します 6. CLA の署名には Telephone Number ( 電話番号 ) と Postal Address ( 郵便の宛先 ) フィールドの入力が必要になります これらの情報は admin グループ以外 他の人にはアクセスできません https:// fedoraproject.org/wiki/legal:privacypolicy で Fedora Privacy Policy を参照してください 7. 他の領域はユーザーの表示ページを訪れると他のメンバーに表示されます 8. このページの末尾にある Save! をクリックして入力した情報を保存します 2
CLA に署名する 1.5. CLA に署名する Contributors License Agreement ( 貢献者ライセンス同意書 - CLA) を完了させる必要があります 1. https://admin.fedoraproject.org/accounts に行き 前述の手順で得たユーザー名とパスワードを使って自分のアカウントにログインします 2. ウェルカムページでは complete the CLA をクリックする または ulink url="https:// admin.fedoraproject.org/accounts/user/edit" /> に行きます 3. 電話番号と郵便番号の情報をまだ提供していない場合は Edit Account (user_name) ページが表示されます これ以外は Fedora Contributor License Agreement のページが表示されます 同意書をよく読み 同意できる場合にのみ I agree をクリックします 4. user-view ページが現れ CLA: フィールドに CLA Done と表示されます 1.6. 自己紹介 1. https://fedoraproject.org/wiki/user:username で個人のページを作成します Fedora 貢献者同士が互いに知り合い 連絡をとり合うのに非常に便利です 2. https://fedoraproject.org/wiki/l10n_self_introduction の説明を参考に簡単な自己紹介を trans メーリングリストと trans-ja メーリングリストに投稿してください 自分の FAS (Fedora アカウント ) ユーザー名と翻訳対象言語を必ず明記してください この情報でスポンサーは参加する言語チームを識別し 適切な言語チームのスポンサーにより cvsl10n グループ参加承認が与えられます 1.7. cvsl10n グループへの参加 1. user-view ページで左側のバーにある Join a Group をクリックします このステップを後で実行したい場合は https://admin.fedoraproject.org/accounts/user/view/user_name にこのページがあります 2. アルファベットの C をクリックすると c で始まるグループ名の一覧が返されます 3. この一覧からグループ名 cvsl10n を探し Apply をクリックします 4. あなたが申請したことが全てのスポンサーとアドミニストレーターに通知されます に従って自己紹介をしてください あなたの翻訳対象とする言語チームのスポンサーによって承認作業が行われます この作業には 1 時間から数日かかることがあります 承認されるとメンバーシップの通知が Email で送信されてきます 警告残りのステップは アクセスをテストしたり近いうちに必要となるかもしれない Fedora のインフラ関連の特権を得る作業になります 言語メンテナーおよび新たに言語チームを開設する方はこれに従ってください 翻訳者にとってはオプションとなりますが 行っておくことをお勧めします 1.8. Bugzilla アカウントの作成 https://bugzilla.redhat.com/bugzilla/createaccount.cgi に行き Bugzilla のアカウントを作成します 3
第 1 章アカウントとサブスクリプション 1.9. おめでとうございます必要な手続きは終了しました これであなたも Fedora コミュニティーの一員です デジタルにドキュメントや Email に署名したり 貢献を提出 Wiki でコンテンツを発表 バグを報告 グループディスカッションや他の Fedora チームに参加したりすることができます 4
ソフトウェアを翻訳するソフトウェアパッケージの翻訳できる部分は 1 つまたは複数の po ファイルで提供されます これらのファイルはプロジェクトにより CVS や Subversion Mercurial git といった多くのバージョン制御システム (VCS) のどれかで保守されています これらは fedoraproject.org か 他のシステムでホストされています 本章では fedorahosted.org でホストされるプロジェクトの翻訳方法を説明します 翻訳者は po ファイルの取得およびサブミットにインターフェースを利用します 開始する前に まず po ファイルを保持するディレクトリを用意してください 2.1. ダウンロード用のディレクトリを準備する翻訳できるプロジェクトを見つけるには https://translate.fedoraproject.org/projects/ にあるプロジェクト一覧を確認します ファイルをダウンロードする前にこれらのファイルを保持するディレクトリを用意します 以下に示す構成は単なる例であり 自分がわかりやすいディレクトリ構成でかまいません mkdir -p ~/myproject/ 2.2. プロジェクトを取得して翻訳するこれでディレクトリ構成の準備ができたので翻訳するファイルをダウンロードすることができるようになりました ファイルの競合を避けるため 自分の言語チームの他の翻訳者と連絡をとりあう必要があるかもしれません どうしたらよいかわからない場合は その言語のコーディネーターに問い合わせてください また ファイルにロックをかけるのも競合を避ける手段となります 1. https://translate.fedoraproject.org/languages/l/ja/ など 翻訳対象の言語ページに行き目的のリリースを選択します https://translate.fedoraproject.org/languages/l/ja/collection/c/fedora/r/fedora-13/ など 選択したリリースのページにリダイレクトされます 2. そのリリースで翻訳可能な全プロジェクトの表までページをスクロールダウンします 各プロジェクトのオプション部分にある Download po/ja.po というラベルの付いた下向き矢印のアイコンを右クリックして po ファイルを適当なファイル名で前のセクションで作成したディレクトリにダウンロードします ( 例 abrt.po) 3. これでファイルを翻訳する準備が整いました Lokalize や gtranslator などの po エディターで po ファイルを翻訳します 4. サブミットする前にファイルの整合性をチェックします msgfmt -cvo /dev/null abrt.po 重要項目エラーメッセージが出る場合は修正してからサブミットしてください 2.3. プロジェクトをサブミットする翻訳作業が終わったら同じインターフェイスを使ってファイルをサブミットします 5
第 2 章ソフトウェアを翻訳する 1. https://translate.fedoraproject.org/languages/l/ja/ など 翻訳対象の言語ページに戻り目的のリリースを選択します https://translate.fedoraproject.org/languages/l/ja/collection/c/fedora/r/fedora-13/ など そのリリースのページにリダイレクトされます 2. ログインまだログインしていない場合は ページの最上部で Sign in を選択して Sign in ページに行きます Fedora Account System のユーザー名とパスワードを使って認証を受けます 3. サブミット各プロジェクトのオプション部分にある Send a translation for po/ja.po というラベルの付いた上向き矢印のアイコンをクリック 参照ボタンをクリックして翻訳したファイルを見つけます Send ボタンをクリックして翻訳したファイルをサブミットします File submitted successfully というメッセージが表示されます これ以外 エラーや他のメッセージが表示される場合は 対処できるよう Fedora Localization Project のメーリングリストに報告してください 2.4. 新規の po ファイルを追加する https://translate.fedoraproject.org/languages/l/ja/ など 翻訳対象の言語ページに行き目的のリリースを選択します https://translate.fedoraproject.org/languages/l/ja/collection/c/fedora/r/fedora-13/ など そのリリースのページにリダイレクトされます 下にスクロールダウンして行くと Untranslated Components というセクションがあり 今までこの言語では翻訳されたことがないため po ファイルがないプロジェクトを表示します 6
新規の po ファイルを追加する 1. 新たに po ファイルを追加するには 追加するコンポーネントをクリックして Untranslated Components セクションに追加します 7
第 2 章ソフトウェアを翻訳する 2. Translation Files セクションにはソースファイルがあります 下向き矢印を使って pot ファイルをダウンロードします pot ファイルを翻訳作業用に po ファイルに変更します mv ~/myproject/abrt.pot abrt.po lokalize abrt.po msgfmt -cvo /dev/null abrt.po 3. 翻訳が終わったら プロジェクトのコンポーネントページにある Add a new translation ボタンをクリックすると Add a translation file ペインが展開されます 8
査読を行う 4. Local file: * の Browse ボタンをクリックして翻訳が完了した po ファイルを見つけます or enter it here: のフィールドで説明に準じた構成の新しいファイル名を入力します (po/vi.po など ) 適当なメッセージを入力してから Send ボタンをクリックしてサブミットします 2.5. 査読を行う 注記 Fedora 12 からはユーザーインターフェイスによりソフトウェア翻訳のレビューと修正が行えるようライブイメージがコンポーズされダウンロードできるようになっています このライブイメージは Fedora ソフトウェア翻訳の締め切りより 1 週間ほど前にコンポーズが行われ 締め切りの日まで利用できるようになります このイメージにはコンポーズの時点でサブミットされた最新の翻訳が含まれているはずです ソフトウェアの一部として自分が作業した翻訳を査読する場合は次の手順に従います 1. 査読を行いたいパッケージのディレクトリに移動します 例えば cd ~/myproject/system-config-printer/ 2. -o オプションを付けて msgfmt を使い po ファイルを mo ファイルに変換します msgfmt -o system-config-printer.mo ja.po 9
第 2 章ソフトウェアを翻訳する 3. root ユーザーで /usr/share/locale/lang/lc_messages/ にある既存の mo ファイルを上書きします まず既存ファイルのバックアップを作成します su - cp /usr/share/locale/ja/lc_messages/system-config-printer.mo system-config-printer.mo-backup 次に 査読用に変換されたファイルを移動します mv system-config-printer.mo /usr/share/locale/ja/lc_messages/ root ユーザーを終了します exit 4. アプリケーションの一部として翻訳された文字列でそのパッケージを査読します LANG=ja_JP.UTF-8 system-config-printer 翻訳されたパッケージに関連するアプリケーションが翻訳した文字列を使用して実行されます 10
ドキュメントを翻訳する現在の Fedora のドキュメントは git リポジトリーという Fedora がホストするシステムで保守されています これには共通のドキュメント構築ツールの最新バージョンが含まれます これらのドキュメントを翻訳するのに git をインストールする必要はありません 前述のセクションで説明したようにドキュメント翻訳にも Transifex を使用します 3.1. 複数ファイル構造を理解するソフトウェアとは異なり 1 つのガイドに複数の po ファイルを持たせる構造をとっています 各ファイルはそのガイドの各章に該当します ファイル名は通常 その章の名前になります あるガイドを翻訳する際に複数の翻訳者が同時に作業できるため この構造は非常に便利です ソフトウェアと同様 言語ページに行き目的のリリースを選択します Docs で始まるエントリはドキュメントを示しています ドキュメントの複数ファイル構造にアクセスするには Option のファイルアイコンをクリックします 11
第 3 章ドキュメントを翻訳する 目的の po ファイルをダウンロードする場合は下向き矢印を サブミットする場合は上向き矢印を使用します また ペンシルアイコンを使うとオンラインでファイルを作業することができます サブミット用の上向き矢印とオンライン作業用のペンシルアイコンはログインしている状態でしか表示されないので注意してください 3.2. docbook-locales ファイルを作成する そのロケールではじめて翻訳を行う場合 最初にその言語で翻訳されるドキュメントすべてに使用される docbook-locales を翻訳する必要があります docbook-locales ファイルは Fedora がホストしているリポジトリにあります Transifex の https://translate.fedoraproject.org/projects/p/docbook-locales/c/master/ に行き上述した説明に従って新規の po ファイルを追加します 次に言語の追加リクエストを行う必要があります Bugzilla で Product には Fedora Documentation Component には docs-requests を選択し Summary は [ja]: New language support request にしてバグ報告をします 詳細は空白のままでもいいし 翻訳作業したいガイド名など情報を記述してもかまいません 必要ならばファイルを添付してください 上記の方法で po ファイルの送信に問題が発生するような場合はバグに添付することができます 3.3. 何を翻訳するのか Fedora の各リリースで最も重要となるドキュメントは以下です Docs :: docbook-locales 12
何を翻訳するのか Docs :: Release Notes Docs :: About Fedora Docs :: Readme Docs :: Readme Burning ISOs Docs :: Readme Live Image 13
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Web サイトを翻訳する Fedora Web サイトも Transifex で翻訳することができます Fedora Web サイトに関連するプロジェクトはすべて Fedora Websites collection, https://translate.fedoraproject.org/collections/c/fedora/r/websites/ にあります ソフトウェアのプロジェクトを翻訳するのと同じ手順でウェブサイトのプロジェクトもファイルをダウンロードして翻訳作業を行いサブミットします 詳細は 2 を参照してください 4.1. 新規の po ファイルを追加する新規の po ファイルの追加もソフトウェアプロジェクトと同様です その言語ではじめての翻訳を作成する場合 Fedora Web サイトチームに通知を行い新しい言語を Web サイトに追加してもらう必要があります trans メーリングリストにリクエストのメールを投稿すると Web サイトチームがその言語をサイトの Apache 設定に追加してくれます 4.2. 査読を行う一般的には翻訳作業の査読に使用できるテストサイトが Web サイトチームより提供されます 15
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Wiki ページを翻訳する Fedora Wiki 1 はプロジェクト関連の情報が得られる宝庫です Fedora コミュニティに役立つよう翻訳が必要なページがあるかもしれません 本章では Wiki ページの適切な翻訳手順についてステップバイステップで説明していきます 5.1. 翻訳対象の英語のページを見つける English is the base language for the Fedora Project wiki, so there needs to be an English version of the page you are working on. (If there isn't an English version of the page you are working on, see below.) 翻訳対象のページの最上部に何らかの言語のテンプレートが既に存在しているなら 言語ボックスの右側にある [ 編集 ] をクリックして ステップ 4 へ進んでください そうでなければ ステップ 2 へ進んでください 5.1.1. 英語のページが存在しないときの翻訳ページの取り扱い英語のページが存在していない内容を母国語で新規に作成する場合 先ず英語のページを新規に作成して 上述したように {{template autolang}} テンプレートを記載し さらに {{template needs english}} テンプレートを追加してください こうすることにより 基本となる英語のページが作成されて 新規に作成したいページの内容が英訳を必要としているということを伝えることになります 5.2. 英語のページに言語テンプレートを追加する英語のページの編集画面で 最上部に {{template autolang}} テンプレートを追加してください {{autolang base=yes}} 英語のページには base=yes が になります そして そのページを保存してください 5.3. 言語テンプレートを作成する {{template autolang}} の autolang テンプレートは 言語ボックスを設定するためのリンクを提供するものです それをクリックすることで 言語ボックスの編集画面が表示されます そのページを保存します その後 言語ボックスの右側にある [ 編集 ] リンクをクリックしてください 5.4. テンプレートに母国語を追加するこの時点では 編集画面には次のようなテンプレート構文が表示されています {{lang en page=''base page name''}} lang と page= の間にある文字列が言語コードのリストになります あなたが翻訳したい言語コードをこのリストに追加してください MediaWiki の適切な言語コードを調べるために 2 を使用してください 1 http://fedoraproject.org/wiki 2 http://svn.wikimedia.org/viewvc/mediawiki/trunk/phase3/languages/names.php?view=markup 17
第 5 章 Wiki ページを翻訳する リストはアルファベット順にしてください言語コードのリストはアルファベット順に並ぶようにしてください 例えば ドイツ語 (de) は英語 (en) よりも前に並びます 5.5. 新規ページを作成して翻訳する新規ページを作成して翻訳するために母国語の赤いリンクをクリックしてください その場所が翻訳ページのリンク先になるように ページの最上部に {{autolang}} のテンプレートを挿入してください base=yes 5.6. 過去の翻訳ページから移行する上述したステップに従った適切な場所に存在していない過去の翻訳ページについては このステップ 1 から 4 を実践して移行してください その後 新規ページのタイトルをコピーしてください ( 例えば Fedora Project Wiki/de) そして 過去の翻訳ページの上部タブで移動ボタンをクリックして 新しいページ名フィールドにコピーした新規ページのタイトルを貼り付けてください その新規ページを編集して 最上部に {{autolang}} を追加してください 18