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Microsoft Word - 01.表紙、要約、目次

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ASEAN における商標登録の際 の言語について TMI 総合法律事務所 弁理士佐藤俊司

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3. インドネシア (1) 法令等整備状況インドネシアの意匠制度に関する法令等として 以下の法律 規則 審査基準 及び出願人向け解説等が提供されている (i) 法律 意匠法 122 (2000 年 12 月 20 日法律第 31 号 2001 年 6 月 14 日施行 ) 意匠に関する事項を規定する

特許庁委託事業 ASEAN 各国における産業財産権情報への アクセス性に関する調査 2013 年 4 月日本貿易振興機構バンコク事務所知的財産部 協力 TMI Associates (Singapore) LLP

意匠法第十七条の三意匠登録出願人が前条第一項の規定による却下の決定の謄本の送達があつた日から三月以内にその補正後の意匠について新たな意匠登録出願をしたときは その意匠登録出願は その補正について手続補正書を提出した時にしたものとみなす 2 前項に規定する新たな意匠登録出願があつたときは もとの意匠登

なって審査の諸側面の検討や評価が行われ 関係者による面接が開始されることも ある ベトナム知的財産法に 特許審査官と出願人またはその特許代理人 ( 弁理士 ) の間で行われる面接を直接定めた条文は存在しない しかしながら 審査官は 対象となる発明の性質を理解し 保護の対象を特定するために面接を設定す

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パラグアイ共和国 (PY) REPUBLIC OF PARAGUAY パラグアイの概要パラグアイ共和国は 南米大陸の内部に位置しブラジルやアルゼンチン又ボリビアと国境を接しております 総面積は約 41 万 k m2で 日本の約 1.1 倍の面積があります 総人口は約 607 万人で首都はアスンシオン

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

目次 < 共通情報 > 1. 加盟している産業財産権関連の条約 2. 現地代理人の必要性有無 3. 現地の代理人団体の有無 4. 出願言語 5. その他関係団体 6. 特許情報へのアクセス方法 < 特許制度 > 1. 現行法令について 2. 特許出願時の必要書類 3. 料金表 4. 料金減免制度につ

ことができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している さらに 台湾専利法第 76 条は 特許主務官庁は 無効審判を審理する際 請求によりまたは職権で 期限を指定して次の各号の事項を行うよう特許権者に通知することができる 1. 特許主務官庁に出頭して面接に応じる と規定している なお

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このガイドラインは 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する留意事項 ( 制定 発出時点において最適と考えられる法令解釈 運用等 ) を示したものである 第一章 総則 1-1 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令 ( 平成 19 年

特定個人情報の取扱いの対応について

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第26回 知的財産権審判部☆インド特許法の基礎☆

薬事法等の一部改正に伴う特許法施行令改正に係る事前評価書

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神戸法学雑誌 65 巻 1 号 1 神戸法学雑誌第六十五巻第一号二〇一五年六月 目次

目次 アンケート回答者属性 企業向けアンケート 弁理士向けアンケートの回答者属性 P2 1. 標準化 1-1 企業 P3 1-2 弁理士 P7 2. データの取扱い 2-1 企業 P 弁理士 P14 本調査研究の請負先 : 株式会社サンビジネス 1

Taro-052第6章1節(p ).jtd

【資料3】商標制度に係る検討事項

実体審査における審査官面接に関して GPE には面接における協議の方法 時期および内容など 詳細な要件が定められている 例えば GPE には 最初のオフィスアクションの応答書が出願人により提出された後 審査官は当該出願の審査を継続しなければならない と規定されている (GPE 第 II 部第 2 章

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特許制度 1. 現行法令について 2001 年 8 月 1 日施行 ( 法律 14/2001 号 ) の2001 年改正特許法が適用されています 2. 特許出願時の必要書類 (1) 願書 (Request) 出願人の名称 発明者の氏名 現地代理人の氏名 優先権主張の場合にはその情報等を記載します 現

調査規則の改正 別紙案1・2

10 解説 p1 ⑵⑶ ⑷ 11

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

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2.5 中国中国では, 書籍の題号についても, 極端に記述的でない限り, 識別力がないとの理由により拒絶とはならず, 又は 社会主義道徳風習を害し, 又はその他の有害な影響を及ぼすもの ではなく, 先行商標との関係で同一又は類似のものがなければ登録となる (1) 識別力に関連する商標法上の規定につい

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

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ISMS認証機関認定基準及び指針

Taro-007第1章4節(p29-37).jtd

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海外質問票調査 ( 商標 の定義 ) 6 オーストラリア 1. 商標 の定義の変遷について (1) 貴国の商標に関する法律における 1 過去の 商標 の定義規定 ( 施行日 法律名 条文番号 条文 ) 及び 2 現行法の 商標 の定義規定 ( 施行日 法律名 条文番号 条文 ) を教えてください ま

調査報告書 ~ASEAN 各国における産業財産権権利化に係る費用及び期間 ~ 第 1 はじめに本報告書は 独立行政法人日本貿易振興機構バンコク事務所 ( 以下 貴機構 という ) の委託を受けて 弊事務所が行ったインドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ及びベトナムにおける産業財産権の

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指定 ( 又は選択 ) 官庁 PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 - ベトナム国家知的所有権庁 (NOIP) 国内段階に入るための要件の概要 3 頁概要 国内段階に入るための期間 PCT 第 22 条 (3) に基づく期間 : 優先日から 31 箇月 PCT 第 39 条 (1)(b)

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第41回 アクセプタンス期間と聴聞手続(2016年版) ☆インド特許法の基礎☆

事務ガイドライン ( 第三分冊 )13 指定信用情報機関関係新旧対照表 Ⅰ-2 業務の適切性 現行改正後 ( 案 ) Ⅰ-2 業務の適切性 Ⅰ-2-4 信用情報提供等業務の委託業務の効率化の観点から 内閣総理大臣 ( 金融庁長官 ) の承認を受けて信用情報提供等業務の一部を委託することが可能とされて

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間延長をしますので 拒絶査定謄本送達日から 4 月 が審判請求期間となります ( 審判便覧 の 2.(2) ア ) 職権による延長ですので 期間延長請求書等の提出は不要です 2. 補正について 明細書等の補正 ( 特許 ) Q2-1: 特許の拒絶査定不服審判請求時における明細書等の補正は

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様式 2 特許庁長官殿 平成年月日 特定登録調査機関 印 特定登録調査機関代表者 印 先行技術調査業務規程届出書 工業所有権に関する手続等の特例に関する法律第 39 条の 7 に従い 先行技術調 査業務規程を届け出ます 添付書類 先行技術調査業務規程平成 年 月特定登録調査機関

また 営業秘密の取扱いについても 社内の規程を整備することが秘密情報の流出時に法的保護を受ける上で重要であることから 今回の職務発明規程の整備に併せて 同期間 IN PITでは 営業秘密管理規程を含む企業の秘密情報管理体制の構築に関する情報提供や周知活動も積極的に行っていきます ( 本発表資料のお問

2章3章4章特許実用新案5章6章7章8章経過情報9章参考情報 1章6 章商標 / 商標番号照会はじめに操作手順 (1) 照会条件の入力 1. 番号単独入力 を選択します 文献番号の範囲を指定して照会する場合は 番号範囲指定 を選択します 2. 種別 を選択し 番号 を半角で入力します 画面は 商標登

PCT 出願人の手引 - 国内段階 - 国内編 -AL AL 1 頁 工業所有権総局 (GDIP) ( アルバニア ) ( 指定官庁又は選択官庁 ) 目 次 国内段階 - 概要 国内段階の手続 附属書手数料 附属書 AL.Ⅰ 委任状 附属書 AL.Ⅱ 略語のリスト国内官庁 : 工業所有権総局 (GD

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平成 26 年度特許庁産業財産権制度各国比較調査研究等事業 ASEAN 主要国及び台湾における特許及び商標の 審査基準 審査マニュアルに関する調査研究報告書 商標編 平成 27 年 3 月 一般社団法人日本国際知的財産保護協会 AIPPI JAPAN i

2. インドネシア 2.1 インドネシアにおける商標関連法規 インドネシアにおける商標関連法規は 以下のとおりである 商標法 2001 年法律第 15 号改正 87 商標登録手続に関する規則 1993 年政令第 23 号改正 88 商標登録のための商品 役務の分類に関する規則 1993 年政令第 24 号 89 商標審判委員会に関する規則 1995 年政令第 32 号 90 商標法条約批准に関する規則 1997 年大統領令第 17 号 87 インドネシア商標法 http://www.dgip.go.id/images/adelch-images/pdf-files/uu_pp/uu_no_15_th_2001.pdf ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 : 平 2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/shouhyou.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) 88 インドネシア商標登録手続に関する規則 http://www.dgip.go.id/images/adelch-images/pdf-files/uu_pp/pp_23_1993_tata_cara_permintaan_pendaftaran_mer ek.pdf ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/shouhyou_kisoku.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) 89 インドネシア商標登録のための商品 役務の分類に関する規則 http://www.dgip.go.id/merek/referensi-hukum ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/syouhin_service.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) 90 インドネシア商標審判委員会に関する規則 http://www.dgip.go.id/images/adelch-images/pdf-files/uu_pp/pp_32_1995_ttg_kbm.pdf ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/syouhin_service.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 :2015 年 1 月 6 日 ) - 69 -

2.2 インドネシア知的財産庁で作成されている審査基準関連資料及びその概要 インドネシア知的財権総局 (Directorate General of Intellectual Property Rights: 以下 DGIPR ) においては 以下の審査基準関連資料が作成されているとの情報は得たが 庁内の内部資料であり 非公開である 1 商標実体審査のためのテクニカルガイドライン (Petunjuk Teknis Pemeriksaan Merek) ( インドネシア語版 ) (Techinical Guide for Mark Examination) ( 英語版 ) 2004 年作成総ページ数 : 25 ページ 概要 : 本ガイドラインは 商標審査官が審査義務を行う際に庁内で利用することを目的とした業務標準である 審査処理に関する統一性 類否判断の統一 商品 役務の分類に関する判断の統一を目的とし 例示して説明をしている 本ガイドラインの構成は以下のとおりのようである 第 1 章序章 A 背景 B 意義と目的第 2 章商標 A 商標の定義 B 商標の種類第 3 章登録できない商標 A 商標法第 4 条により登録できない商標 B 商標法第 5 条により登録できない商標第 4 章主要部における類似 A 理解 B 詳細説明第 5 章同じ種類の商品及び / 又は役務第 6 章結び - 70 -

2.2.1 審査基準関連資料の法的な位置付け及び法的拘束力 1 商標実体審査のためのテクニカルガイドライン 本ガイドラインは 本文書は商標審査官が審査業務を行うために庁内部で使用する業務標準である と位置付けられている 本ガイドラインは法的拘束力のない指針であり 裁判では参考にはされない 2.2.2 審査基準関連資料の作成及び改訂 (1) 審査基準関連資料改訂の理由 審査基準関連資料の改訂理由としては 次の理由が挙げられる ただし これまで改訂の実績はなく 今後改訂が行われる場合の取り扱いである 関係法令の変更 判決による解釈の変更 審査業務において問題を見つけた場合 (2) 審査基準関連資料の改訂の流れ DGIPR における審査基準関連資料の作成及び改訂の流れは下記のとおりである ただし これまで改訂の実績はなく 今後改訂が行われる場合の取り扱いである 商標局長がガイドライン改訂を行う期間限定内部チームを編成 上記チームによる議論によりガイドライン改訂版草案を作成 上記チームに関係者を招いて改訂版の最終決定 改訂版草案に対して長官 大臣が承認 審査官の審査にガイドラインを適用する - 71 -

2.2.3 審査基準関連資料の改訂の頻度 DGIPR が作成している審査基準関連資料などの更新頻度並びに最新の改訂 発行時期は以下のとおりである 1 商標実体審査のためのテクニカルガイドライン 発行時期 : 2004 年 改訂の頻度 : 不定期 最近の改訂時期 : 未改訂 改訂概要 : 発行以来 改訂されていない 2.3 商品 役務の区分に関して インドネシアはニース協定に加盟しており 商品 役務の区分の分類に関して ニース協定に基づく国際分類を採用している 指定商品 役務の区分及び表示の判断方法 商品 役務の類否の判断方法については以下のとおりである 2.3.1 指定商品 役務の区分及び表示の判断方法 指定商品 役務の区分及び表示の判断に関して具体的に記述された資料はない ただし DGIPR には 願書の商品 役務の区分に関しての確認は専門の部署 ( 分類課 ) が実施し 統一性を確保している 2.3.2 商品 役務の類否の判断方法 商品 役務の類否の判断に関して 公開していない審査基準に照らして判断している 基準名 : 商標実体審査のためのテクニカルガイドライン 第 5 章同じ種類の商品及び役務 商品 役務の類似パターンとして 商品と商品 役務と役務 商品と役務 の類似のケースが見受けられるとしてそれぞれのケースについての類似判断基準を記載している ただし JPO の 類似商品 役務審査基準 に相当する具体的な類似基準を記載した資料はない - 72 -

2.4 審査基準関連資料の内容について DGIPR が作成している審査基準関連資料において 下記項目に該当する箇所は以下のとおりとされている 2.4.1 自国以外の歴史上の人物名からなる商標登録出願に関する規定 以下のような関連の記載はあるものの 自国あるいは自国以外の有名な人物の区別はしていないようである 基準名 : 商標実体審査のためにテクニカルガイドライン第 4 章主要部における類似 B 詳細図形又は文字商標 3. 文字商標と色彩 上記 3. 文字商標と色彩 中において 有名な人物の名前 写真あるいは他方当事者の法的主体から構成されるあるいは類似する場合 商標の資格のある組織の書面での合意がなければ商標の登録出願は拒絶される とされている 2.4.2 地理的表示 原産地呼称を商標として登録するための規定 インドネシアにおける地理的表示 原産地呼称を商標として登録するための規定は以下のとおりである (1) 地理的表示 原産地呼称を保護する法律 ( 制度 ) インドネシアにおいて地理的表示 原産地呼称は 商標法 ( 第 56~60 条 ) によって 地理的表示あるいは原産地呼称として保護される (2) 地理的表示 原産地呼称の主体要件の審査 資料 プロセス等 商標法第 56 条により 地理的表示の登録を受けることができる者は その地域において天然生産物等の事業を行っている者 手工芸品又は工業製品を製造する者等 ( 協同組合 協会等 ) でなければならないとされている 企業が通常の商標を出願する場合 会社定款の提出が求められる しかし地理的表示の出願においては出願人の主体要件の規定はなく - 73 -

また審査も行われないため 会社定款の提出の必要はない インドネシアでは地理的表示の保護を商標法から独立させるべく 2015 年に地理的表示法の制定に向けて準備を進めている 新地理的表示法においては 出願人の主体要件の審査が行われ 会社定款の提出が求められる予定である 2.4.3 登録要件や不登録事由に関する規定 (1) 登録要件に関する規定 商標の登録要件は 下記のようにまとめられている 基準名 : 商標実体審査のためのテクニカルガイドライン第 2 章商標 A 商標の定義 B 商標の種類 A 商標の定義において商標の構成要件 B 商標の種類において登録可能な各種商標 には例を挙げてある (2) 不登録事由に関する規定 商標の不登録事由に関しては 下記のようにまとめられている 基準名 : 商標実体審査のためのテクニカルガイドライン第 3 章登録できない商標 A 商標法第 4 条により登録できない商標 B 商標法第 5 条により登録できない商標 商標法第 4 条及び第 5 条において 登録できない商標が規定されており 上記の A 及び B はそれぞれ対応する審査基準である A は文章にて B は例を交えて説明がされている ( 参考 ) インドネシア商標法第 4 条商標は, 善意のない出願人によってなされた出願に基づいては登録を受けることができない 第 5 条商標は, 次に掲げる何れかに該当する場合は, 登録を受けることができない (a) 現行法規, 宗教規範, 又は公序良俗に反するもの (b) 識別力を有さないもの - 74 -

(c) 既に公共財産となっているもの, 又は (d) 登録を出願している商品又は役務の説明又は関連事項であるもの - 75 -

2. インドネシア (1) 知的財産庁 Directorate General of Intellectual Property Right (DGIPR) http://www.dgip.go.id/ ( 最終アクセス日 : 2015 年 2 月 12 日 ) (2) 商標関連法規 規則等 商標法 2001 年法律第 15 号改正 http://www.dgip.go.id/images/adelch-images/pdf-files/uu_pp/uu_no_15_th_2001.pdf ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 : 2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/shouhyou.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 : 2014 年 8 月 22 日 ) 商標登録手続に関する規則 1993 年政令第 23 号改正 http://www.dgip.go.id/images/adelch-images/pdf-files/uu_pp/pp_23_1993_tata_cara _permintaan_pendaftaran_merek.pdf ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 : 2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/shouhyou_kisoku.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 : 2014 年 8 月 22 日 ) 商標登録のための商品 役務の分類に関する規則 1993 年政令第 24 号 http://www.dgip.go.id/merek/referensi-hukum ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 : 2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/syouhin_service.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) 商標審判委員会に関する規則 1995 年政令第 32 号 http://www.dgip.go.id/images/adelch-images/pdf-files/uu_pp/pp_32_1995_ttg_kbm. pdf ( インドネシア語 ) ( 最終アクセス日 :2014 年 8 月 22 日 ) http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/pdf/indonesia/syouhin_service.pdf ( 日本語 ) ( 最終アクセス日 :2015 年 1 月 6 日 ) - 130 -

(3) 審査基準関連資料 審査基準関連資料は一般に公開されていない - 131 -