<4D F736F F F696E74202D B1835A837E B88F38DFC9770>

Similar documents
Microsoft PowerPoint - 05_伊藤様 DDセミナー.pptx

( , 27 ) NGO FoE Japan

main.dvi

<4D F736F F D208E9197BF D D88DDE C9F8FD892B28DB882CC8EC08E7B8FF38BB52B2B2E646F63>

Microsoft PowerPoint _CRT_三柴_pri.pptx

Microsoft PowerPoint - 02_GW_2016 April seminar presentation - JP.pptx

Microsoft Word - 10 統計 参考.doc

1 自然に対する関心 (1) 自然に対する関心 平成 24 年 6 月 平成 26 年 7 月 関心がある( 小計 ) 90.4% 89.1% 非常に関心がある 29.5% 21.9%( 減 ) ある程度関心がある 60.9% 67.2%( 増 ) 関心がない( 小計 ) 8.8% 10.5% あま

Taro-~ jtd

ares_018

EPSON Safety Instructions Manual

< F2D CF6955C925A8AFA8EF98B8B8CA992CA82B54850>

日本企業による国外での環境への取り組みに係る


npg2018JP_1011

6.indd

165 世界各 森林面積経年 総面積森林面積森林蓄積変化 ( 年平均 ) 森林率 (%) 人 口 世 界 13,048,777 3,999, ,548 3, ,349,472 ア ジ ア 3,117, , ,514

15690B_表紙1-4.pdf

( 単位 : 千 BDT) 製紙産業の木材チップ消費量 輸入広葉樹輸入針葉樹 国産広葉樹国産針葉樹


様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県

参考:労働統計機関一覧|データブック国際労働比較2018|JILPT

164 世界各 森林面積経年変化 ( 年平均 ) 総面積森林面積森林蓄積人口森林率 (%) 世 界 13,048,777 3,999, ,548 3, ,349,472 ア ジ ア 3,117, , ,514 79

Microsoft Word - 最終_東京五輪熱帯材使用に関する情報開示へのNGO解説.docx

ParkOptions&ACC_2001_Jap.ai

1 国際協力機構 (JICA) の概要 (1) 事業政府ベースの技術協力等を実施する機関として 開発途上地域が社会 経済面で自立的 持続的に発展できるよう 制度構築 組織強化 人材育成のための協力活動を実施 HIV/ エイズやSARSなど感染症対策支援 市場経済化や法整備に対する支援 平和構築 復興

Microsoft Word - 【セット版】別添資料2)環境省レッドリストカテゴリー(2012)

<4D F736F F F696E74202D CA48B8689EF EE3CE8E B8CDD8AB B83685D>

トヨタの森づくり 地域・社会の基盤である森づくりに取り組む

- 1 - 農林水産省 経済産業省告示第一号国土交通省合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(平成二十八年法律第四十八号)第三条第一項の規定に基づき 合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する基本方針を定めたので 同条第四項の規定に基づき 公表する 平成二十九年五月二十三日農林水産大臣山本有

NX10_150223J16AB_0116.ai

第 1. 基本的事項 1. 都道府県の森林整備及び林業 木材産業の現状と課題 1 森林整備の現状と課題本県の人工林面積の主な樹種別の構成割合は スギ 71% アテ 12% マツ 9% である 齢級構成は 10~11 齢級をピークとした偏った構成となっており 保育や間伐を必要とする 9 齢級以下のもの

M-JUSD2471b

特集 平成 2 5 年 5 月 2 2 日東京税関調査部調査統計課 金の輸出入 2012 年の世界の金需要は 4,405 トン 2012 年に合金も含む金を日本は 132 トン輸出し 11 トン輸入しています 日本の 2006 年から 2010 年の平均年間金産出量は 10 トン足らずですが 200

違法伐採対策の推進について

危機にある世界遺産

161 世界各 森林面積経年変化 ( 年平均 ) 総面積森林面積森林蓄積人口森林率 (%) 世 界 13,048,777 3,999, ,548 3, ,349,472 ア ジ ア 3,117, , ,514 79

Microsoft Word - 世界のエアコン2014 (Word)

第1部 わかやまの貴重な動植物 1 選定の考え方 (1) 対象種 県内域に生息 生育する陸産 淡水産及び汽水産の野生動植物とする ただし 海域を生息域とするウミガメ類については 産卵地が県内域で確認されている種を 選定の範疇に含めた 原則として外来種や飼育種 栽培種は除外するが これらに該当する種で

Descartes Systems Group

PowerPoint プレゼンテーション

利用することをいう (4) 林業事業者森林において森林施業 ( 伐採, 植栽, 保育その他の森林における施業をいう 第 12 条において同じ ) を行う者をいう (5) 木材産業事業者木材の加工又は流通に関する事業を行う者をいう (6) 建築関係事業者建築物の設計又は施工に関する事業を行う者をいう

原則 2 労働者の権利と労働環境 2 組織は 労働者の社会的 経済的な満足感を高めるか 少なくとも維持しなければならない 2.1 組織は 8 つの ILO 基本条約に基づき 労働における基本的原則及び権利に関する ILO 宣言 1998 年 に示されている労働における基本的原則および権利を支持しなけ

2: VPN Australia, Austria, Canada, China, Denmark, Finland, Germany, Hong Kong, India, Indonesia, Italy, Kenya, Korea, Republic of, Malaysia, N

地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主

1-1

木目柄リピートピッチ もくり表 柄リピートの タテリピート 並行送り 1/2Step 送り全面送り タテリピートロール方向タテリピートロール方向 ロール方向 木目柄のリピートについて 3M ダイノック フィルムの全ての柄にはリピートがありますが リピートピッチは製造工程上のばらつきが避けられませんの

世界の木材規制 日本 (2017) 韓国 (2018) 地球 人間環境フォーラム 坂本有希氏バイオマス産業社会ネットワーク第 160 回研究会 (2016 年 8 月 24 日 ) プレゼン資料より抜粋 消費国側によるデュー ディリジェンス ( またはデュー ケア ) の罰則付き義務化というグローバ

第 1 部森林及び林業の動向 森林 林業の再生に向けた新たな取組 東日本大震災 で森林 林業 木材産業に甚大な被害 公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律 の成立 生物多様性に関する新たな世界目標 ルールの採択 国際森林年 林業 木材産業関係者が天皇杯等を受賞 木材の需要拡大の背景 ( )

2020 年に向けた 持続可能な調達 フェアトレード 特定非営利活動法人フェアトレード ラベル ジャパン事務局長中島佳織 Santiago Engelhardt 2016 年 1 月 26 日

42

目 次 1. タムラグループの環境活動 1 2. グリーン調達基準 1 第 1 章総則 1 第 2 章取引先様への要求事項 3 第 3 章材料 部品等の選定基準 3 第 4 章取引先様への調査内容 4 附則 5

地域別世界のエアコン需要の推定について 2018 年 4 月一般社団法人日本冷凍空調工業会日本冷凍空調工業会ではこのほど 2017 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので 今回は 2012 年から 20


2 森林局 (Forest Department:FD) 環境保全林業省の中に設置されている 森林政策 計画実施の機関です 生物多様性の保全 劣化した森林の回復 流域保全 森林資源の持続可能な管理を管轄しています 3 乾燥地緑化局 (Dry Zone Greening Department:DZGD

情報不足評価するだけの情報が不足している種 環境条件の変化によって 容易に絶滅危惧のカテゴリーに移行し得る属性 ( 具体的には 次のいずれかの要素 ) を有しているが 生息 生育状況をはじめとして ランクを判定するに足る情報が得られていないもの a どの生息地又は生育地においても生息 生育密度が低く

PowerPoint Presentation

II a b b c d m a. 2 1

数字で見る国連WFP 2014

ロゴマーク使用取扱要領 (2)

( スギ ) 丸太中心の輸出から 付加価値の高い製品輸出への転換を推進 ~ 我が国の加工技術を活かした木材製品のブランド化の推進 ~ 現状 課題 輸出量が最も多い樹種であるが その大部分は中国向けの低価格 低質な丸太輸出 付加価値の高い製品中心の輸出に転換していくためには 実需者向け PR の強化に

木材調達グリーン化キャンペーン出前講座資料

方針とマネジメント 理念と基本方針に基づいて 環境と社会に配慮した持続可能な原材料調達を実践しています 基本的な考え方 木質資源を持続可能なかたちで安定的に調達していきます 紙 パルプの主要原材料は 木材チップやリサイクル原料 である古紙です それらの調達には国内外のサプライヤーだけでなく 地域社会

IUCNレッドリストについて

F4_LIFULL_A4_16P_pantone2018c

いないか B レ 野生生物や生物多様性への悪影響を及ぼ C レ 先住民族 居住者の生活や土地 文化を 侵害 D レ 児童労働や 劣悪な環境での労働を行っ ていないか E レ 武装勢力の資金源となる等 紛争に関連 F その他 ( 特定せず特定せず特定せず 金(Au タンタル (Ta タングステン (W

外国人旅行者の受入環境の整備に関する行政評価・監視_参考資料

untitled

(0222修正)1025_international_students_degrees-data_2018.xlsx

1 システム販売で購入する材の利用計画 ( 模式図 ) ( 例 1 単独申請の場合 ) 一般材 2cm 上 製材 プレカット 木材店 一般材 18cm 下素材ラミナ 集成材加工低質材 原料材 チップ 製紙 ( 例 2 共同申請の場合その 1) [ ] は申請者 [ 木材 ] [ プレカット ] 工務

my photo

見えない油 - パーム油の環境社会リスク プランテーション ウォッチ地球 人間環境フォーラム飯沼佐代子 1

1.鑑 九州の入国者数の推移Ver.2

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐火性能の評価 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐

<4D F736F F F696E74202D F43444D838D815B D B988C493E089F090E08F91816A5F8CF68EAE94C5>


アジア/世界エネルギーアウトルック 2013

別添 1 木材利用ポイント事業の実施結果 木材利用ポイントの申請 件数 ポイントの申請 1, % 木造住宅 ( 棟別申請 )/ 内装 外装木質化 184,48.4% 木材製品 / ストーブ 12, 6.% 累計 ポイント数 木材利用ポイントの発行 累計 件数 ポイント数 ポイントの発

58

人工林 ( 左 ) と天然林 ( 右 ) 農業と暮らしを支えた里山の役割 集落の近くにあって 農業や生活に使われてきた森林のことを日本では 里山 と呼ぶ 里山は 農業と生活を支える大切な役割をもっていた 近代化が進んだ日本でも とくに農村地帯では 比較的近年まで 森林 ( 里山 ) からの資源を農業

アジア近隣 5 カ国における牛乳乳製品の輸入動向 資料 5-2 各国とも輸入額全体に占める脱脂粉乳及び全脂粉乳の割合が高い 高付加価値商品の販売が見込めるチーズ 育児用粉乳等についても各国で一定の割合を輸入 中国の輸入市場は規模が大きく 最近伸びているが割合の小さい LL 牛乳 (2.6%) 市場で

International Symposium on the Promotion of Deforestation-Free Global Supply Chain to Contribute to Halting Deforestation 積水ハウスの木材調達と ゼロ デフ

# _ qxd

目次 1. コメ 1 2. 野菜 果実 2 3. 茶 3 4. 薬用植物 4 5. 牛乳 乳製品 5 6. 食肉 6 7. 水産物 7 8. 加工食品 8

untitled

Rodrigo Domingues UNDP Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2

untitled

幸福度指標の持続可能性面での指標の在り方に関する調査研究報告書

早稲田大学外国人学生数集計 2017 年 11 月 01 日現在 ( 概況 1) 区分 合計 国際教養 1 年 プログラム 私費 国費 交換 総計

<819A94EF977091CE8CF889CA95AA90CD82CC8E5A92E88E9697E12E786C7378>

平成 30 年度版木材標準設計単価表 一般社団法人香川県木材協会 高松市郷東町 TEL FAX 目次 P 1 P 2 P 3 P 4 P 5 P 6

untitled

<836D815B B E95E292D48AD BB A835E838D834F5F4D4B D8CB32E706466>

付録 Ⅰ. 調査対象国における木材の合法性証明 1. マレーシア木材の合法性を確保するツールとして マレーシアでは FSC または MTCC の森林認証の他に 木材合法性保証 ( 確認 ) システムを開発し 運用している マレーシアは 三つの木材合法性保証システムを地域別に運用している それらは サ

様式 1 号 ( 外構部の木質化対策支援事業助成金交付規程第 6 関係 ) 全国木材協同組合連合会会長松原正和殿 外構実証事業申請書 下記のとおり外構実証事業に申請します (1) 申請者情報会社住所 事業担当者連絡先 建設業を生業とすることの証明 ( 右のいずれかについて )( 注 ) 会社名代表者

<4D F736F F D20819A F F15F907D955C93FC82E F193B989F08BD682C882B5816A2E646F6378>

# _15683.qxd

4

国産木材使用数量調書添付資料 2-1 規定書式 国産木材使用数量調書 物件種別 : 延べ床面積 ( m2 ): 民間物件 : 入力欄 入力の際の注意点 基準木材使用量 ( m3 ): 8.00 : 自動計算欄 ( 入力の必要なし ) 使用面積の桁数は小数第 1 位までとし 第 2 位

目次 1. コメ 1 2. 野菜 果実 2 3. 茶 3 4. 薬用植物 4 5. 牛乳 乳製品 5 6. 食肉 6 7. 水産物 7 8. 加工食品 8

Transcription:

2012 年 1 月 25 日フェアウッド連続セミナー第 3 回 フェアウッド調達調達の意義意義とステップ FoE Japan フェアウッド担当中澤健一 日本の木造住宅は世界の木材展 柱 : スギ 日 茨城県出身 梁 : ベイマツ 米 ワシントンワシントン州出身 下地 : ラーチ合板 露 ハバロフスクハバロフスク地方出身 筋交 : ベイマツ 加 BC 州出身 間柱 : 北洋赤松 露 イルクーツクイルクーツク州出身 土台 : ベイヒバ 米 アラスカアラスカ州出身 フロア基材 : ラワン合板 マレーシア サラワクサラワク州出身 FoE Japan フロア材 ~ 合板基材 ラワン合板合板に使われている メランティ (Shorea spp.) レッドリストに登録登録されている絶滅危惧種 (Critically Endangered 絶滅危惧 IA 類 ) レッドリスト登録木材種 IUCN レッドリストカテゴリー木材種数 Extinct ( 絶滅 ) 77 Extinct in the wild ( 野生絶滅 ) 18 CR (Critically Endangered 絶滅危惧 IA 類 ) 976 EN (Endangered 絶滅危惧 IB 類 ) 1,319 VU (Vulnerable 絶滅危惧 Ⅱ 類 ) 3,609 LR/NT (Lower Risk: near threatened 低リスク / 準絶滅危惧 ) 752 LR/CD (Lower Risk: conservation dependent 低リスク / 保全対策依存 ) 262 Data Deficient( データ不足 ) 375 小計 7,388 LR/LC (Lower Risk: least concern 低リスク : 軽度懸念 ) 1,971 Not evaluated( 未評価 ) 732 評価済みのみの木材種数 10,091 危機を受けているけている木材種木材種の総数 8,753 ラワン材 ( メランティ ) も絶滅危惧種 (CR)

キッチンキッチン 建具 建具 ~MDF MDF MDF の中にはにはにはには 熱帯林熱帯林熱帯林熱帯林を皆伐転換皆伐転換皆伐転換皆伐転換したしたしたした木材が 製材残材製材残材製材残材製材残材 としてとしてとしてとして使われているものわれているものわれているものわれているものも マレーシア サラワク州ナチュラルさが売りの無垢材フロアナチュラルさが売りの無垢材フロア ラオスラオスラオスラオスなどでなどでなどでなどで先住民族先住民族先住民族先住民族を追いやっていやっていやっていやって 熱帯林熱帯林熱帯林熱帯林を開発開発開発開発したしたしたした際の木材木材木材木材が使われているわれているわれているわれているモノも 違法違法違法違法に通関通関通関通関したしたしたした材料材料材料材料が ベトナムトナムトナムトナムやタイタイタイタイ 中国中国中国中国で加工加工加工加工され立派立派立派立派な製品製品製品製品になってになってになってになって 日本にもにもにもにも入ってきているってきているってきているってきている階段 手摺 カウンター階段 手摺 カウンター ナラナラナラナラ タモタモタモタモ集成材集成材集成材集成材 最大産地最大産地最大産地最大産地のロシアロシアロシアロシア沿海地方沿海地方沿海地方沿海地方は世界遺産世界遺産世界遺産世界遺産クラスラスラスラスの天然林天然林天然林天然林を違法伐採違法伐採違法伐採違法伐採 マフィアマフィアマフィアマフィア経済経済経済経済が汚職腐敗汚職腐敗汚職腐敗汚職腐敗を蔓延蔓延蔓延蔓延させさせさせさせ トラトラトラトラやヒョウヒョウヒョウヒョウを絶滅絶滅絶滅絶滅寸前寸前寸前寸前に追いやっているいやっているいやっているいやっている 日本日本日本日本に来ているているているている 中国産中国産中国産中国産 ナラナラナラナラ タモタモタモタモ材は 本当本当本当本当に中国産中国産中国産中国産? 土台 水周り 造作材土台 水周り 造作材 米ヒバヒバヒバヒバ スプルーススプルーススプルーススプルース アラスカアラスカアラスカアラスカ南東部南東部南東部南東部の原生温原生温原生温原生温帯雨林帯雨林帯雨林帯雨林が大規模大規模大規模大規模な皆伐皆伐皆伐皆伐 特に米ヒバヒバヒバヒバは生息域生息域生息域生息域が限られられられられ 成長成長成長成長が極めてめてめてめて遅く 過伐状態過伐状態過伐状態過伐状態

違法伐採と国際貿易 世界の森林喪失は年 1300 万 ha 主な生産国の違法伐採の推定割合と G8 諸国への木材の流れ 増加分との差引でも年間 730 万 ha の純減少 +570 万 ha 植林 +280 万 ha 熱帯地域の減少が顕著 植林 < 原生林喪失 原生林 -600 万 ha -1300 万 ha いずれも 2000-2005 年の平均出典 :FAO Forest Resources Assessment 2005 違法伐採問題 illegal logging issues 植林ならエコ とは言えない 大規模な産業植林産業植林にはには問題問題が多い 国立公園内でのでの伐採 logging in national park (c) Telapak 貧弱な多様性 外来樹種の使用 土地利用権をめぐる対立 大規模森林転換 large scale forest conversion (c) Walhi 有害化学物質の使用 遺伝子組み換え樹種 外来種によるによる植林植林の割合 2010 年 (%) 違法製材工場 違法製材工場 illegal sawmil 川にはには保護区保護区からから伐採伐採されたされた丸太丸太が浮かぶ ( 中央カリマンタン ) (c) Telapak

そこで フェアウッド調達 森林を破壊破壊しないしない木材木材の使い方 選び方 [Reduce Reuse] 修理 再生再生したした木製品 [Recycle] 古材や廃材廃材を再使用再使用したした木製品 [ 合法材 ] 最低限 違法伐採違法伐採でないでない木材 [ 国産材 顔の見えるえる木材 ] 近くのくの森林森林からから生産された木材 [ コミュニティ材 フェアトレード ] 地域住民が自ら適切に森林管理森林管理しているしている木材 [ 森林認証材 ] 信頼できるできる第三者機関第三者機関の森林認証を受けたけた木材 フェアウッド調達方針 木質素材を活用する企業に最重要の CSR 調達 社内外に対してして基本的基本的な方向性方向性を明示 こんなこんな木材木材は買わないようにしますわないようにします 高リスク材の 絶滅危惧種把握と回避 違法に生産生産 取引取引されたされた木材 生態系に悪影響悪影響を与えているえている木材 先住民や地域社会地域社会 労働者労働者の権利権利が生活環境生活環境に悪影響悪影響を与えているえている木材 こんなこんな木材木材を買っていきますっていきます 信頼のあるのある森林認証森林認証を受けたけた木材 ( または同等同等の証明証明のあるのある木材 ) 建築廃材 リサイクルリサイクル材フェアウッド材 輸送負荷の少ないない木材へのシフト 設計デザイン 下請け業者とのコミュニケーションにおいて 木材選定 調達のガイドラインとして活用 調達品のリストアップと DB 化 樹種リスク評価 製品種 仕入先仕入先 産地産地 量 などをなどを記入記入したした一覧表 (DB) 作成 絶滅危惧種 ( レッドリスト ) 伐採 取引禁止種 (CITES 等 ) 樹種樹種のリスクリスク評価 認証材認証材やリサイクルリサイクル材の有無 認証材 リサイクル材 家具 構造材構造材 羽柄材羽柄材 合板合板 床材床材 造作造作 丸太丸太 製材製材 製品種別品名仕入先会社名原木カラマツ ABC 社原木合板メランテ XYZ 社ィ合板 : : : : : : 仕入先国 原産地地区樹種伐採方法認証その他証明仕入量地域更新方法 m3 ロシアリース北洋カラ天然林主伐無しダリエクスポ 10000 ハバロフス場所名マツ + 天然下種ートレス証明ク地方更新インドネシコンセッショイエローメ天然林拓伐 FSC 5000 アン場所名ランティ 東カリマンホワイトメタン州ランティ : : : 植林木の主 : : : 伐 調達部署 代替材へ速やかに切り替え リスク無しとして除外 樹種 生産地など 不明なら仕入先に確認

CITES 規制木材種 樹種 CUPRESSACEAE( ヒノキ科 ) 付属書 用途 Fitzroya cupressoides パタゴニアヒバ I 木材 Pilgerodendron uviferum チリヒノキ I 木材 LEGUMINOSAE (FABACEAE) ( マメ科 ) Dalbergia nigra ブラジリアンローズウッド I 木材 Pericopsis elata アフロルモシア アフリカンチーク II 木材 Platymiscium pleiostachyum パナマローズウッド II ( 木材 ) Pterocarpus santalinus レッドサンダー II 木材 / 医薬 MELIACEAE( センダン科 ) Swietenia humilis メキシカンマホガニー II 木材 Swietenia macrophylla オオバマホガニー II 木材 Swietenia mahagoni マホガニー II 木材 Cedrela oborata スパニッシュシーダー セドロ ( コロンビア ペルー ) III ROSACEAE( バラ科 ) Prunus africana アフリカンチェリー II 木材 / 医薬 TAXACEAE( イチイ科 ) Taxus wallichiana インドイチイ ヒマラヤイチイ II 医薬 Taxus chinensis チュウゴクイチイ II Taxus cuspidate イチイ II 木材 Taxus fauna タクスス フアナ II Taxus sumatrana タクスス スマトラーナ II THYMELAEACEAE (AQUILARIACEAE)( ジンチョウゲ科 ) Aquilaria malaccensis アガーウッド 沈香 II 医薬 Gonystylus spp. ラミン II 木材 Gyrinops spp. ギリノプス II ZYGOPHYLLACEAE( ハマビシ科 ) Guaiacum. spp リグナムバイタ II 木材 希少性リスクの数値化 ( 例 ) 5 4 3 2 1 IUCN Red Databook 1994 Categories & Criteria (Ver2.3) LR/LC Low Risk/ Least Concern LR/CD&NT Low Risk/ Conservation Dependent, Near Threat VU Vulnerable EN Endangered CR Critically Endangered IUCN Red Databook Category ( 日本版 ) カテゴリー外 準絶滅危惧 絶滅危惧やや高い 絶滅危惧高い 絶滅危惧非常に高い CITES 付属書 I~III 登録種 合法性 / 持続可能性リスク評価 違法伐採のリスクを知る 国別違法伐採推定割合 汚職腐敗度 ( 腐敗認知指数 ) 武力紛争の有無 合法性リスク大 持続性リスク大 合法性合法性リスクリスク評価 持続性持続性リスクリスク評価 リスク中 ~ 小 軍事政権や武装組織の資金源になっている恐れ 保護価値の高い森林 自然林の大規模な皆伐や転換 地域社会との対立 国違法伐採材の割合 ( 推定 %) 出典アフリカベナン 80 SGS, 2002 カメルーン 50 50 European Commission, 2004 WWF International, 2002 ガーナ最低 66 Birikorang, G. 2001 60 WWF International, 2002 モザンビーク 50-70 Del Gatto, 2003 赤道ギニア 50 WWF International, 2002 ガボン 70 WWF International, 2002 リベリア 80 WWF International, 2002 アジア カンボジア 90 94 インドネシア最大 66 73-88 Global Wittnes, 1999 World Bank Study, 1999 World Bank, 2006 Schroeder-Wildberg and Carius, 2003 マレーシア最大 33 Dudley, Jeanrenaud and Sullivan, 1995 ミャンマー 80 Brunner et al, 1998 中国 20 WWF International 2002 韓国 30 WWF International, 2002 台湾 45 WWF International, 2002 フィリピン 46 Worldbank ベトナム 22% - 39% Forest Sector Review Vietnam, 2000 ラオス 45% WWF estimates, 1998/99 国ラテンアメリカ 違法伐採材の割合 ( 推定 %) 出典 ボリビア 80 Contreras-Hermosilla, 2001 ブラジル アマゾンで 80 パラ州で 66% Viana, 1998 Greenpeace, 2003 コロンビア 42 Contreras-Hermosilla, 2001 エクアドル 70 Thiel, 2004 ホンジュラス 広葉樹の 75-85 Richards, et al, 2003 針葉樹の 30-50 ニカラグア 40-45 Richards, et al, 2003 コスタリカ 25 MINAE, 2002 ペルー 80 The Peruvian Environmental Law Society, 2003 ヨーロッパと北アジア アルバニア 90 Blaser et al, 2005 アセ ルハ イシ ャン 非常に大きい Blaser et al, 2005 ブルガリア 45 WWF, 2005 グルジア 85 Blaser et al, 2005 ロシア 20-40 欧州部 27 極東 東シヘ リア 50 Blaser et al, 2005 WWF Latvia, 2003 WWF Russia, 2002 エストニア 50 Estonian Green Movement, 2004 ラトビア 15-20 WWF Latvia, 2003 WWF International, 2002

違法伐採のリスクを知る 腐敗認知指数マップ http://www.transparency.org/policy_research/surveys_indices/cpi 腐敗度と違法伐採の相関 高 腐敗度 ( CPI) 違法木材の推定割合 高 主な生産国生産国の腐敗認知指数 (CPI CPI) 順位国名 2006 年 CPI 主要品目 1 Finland 9.6 ホワイトウッド レッドウッド ( 欧州アカマツ ) の製材 ラミナ 1 New Zealand 9.6 ラジアータパインの製材 丸太 4 Denmark 9.5 家具等加工製品 5 Singapore 9.4 加工製品 6 Sweden 9.2 ホワイトウッド レッドウッド ( 欧州アカマツ ) の製材 ラミナ 9 Australia 8.7 ホワイトウッド レッドウッド ( 欧州アカマツ ) の製材 ラミナ 9 Netherlands 8.7 家具等加工製品 11 Austria 8.6 ホワイトウッド レッドウッド ( 欧州アカマツ ) の製材 ラミナ 14 Canada 8.5 ベイマツ ベイツガ ベイヒバ ベイスギ (WRC) シトカスプルース SPF 15 Hong Kong 8.3 加工製品 16 Germany 8.0 ホワイトウッド レッドウッド ( 欧州アカマツ ) の製材 ラミナ ビーチ ( ブナ ) 加工品 17 Japan 7.6 杉 桧 唐松 赤松 トドマツ 18 France 7.4 針葉樹製材 20 Chile 7.3 ラジアータパインの製材 丸太 20 USA 7.3 ベイマツ ベイツガ ベイヒバ ベイスギ (WRC) シトカスプルース SPF オーク メープル ウォールナット サザンパイン 24 Estonia 6.7 針葉樹製材 44 Malaysia 5.0 南洋合板 ( ラワン合板 ) メランティ ホワイトセラヤ等丸太 45 Italy 4.9 家具 49 Latvia 4.7 ホワイトウッド レッドウッド ( 欧州アカマツ ) の製材 ラミナ 61 Poland 3.7 針葉樹製材 63 Thailand 3.6 ラバーウッド チークなど 70 Brazil 3.3 イペ マホガニー ブラジリアンローズウッド 70 China 3.3 ナラ タモ カバ アカマツ等北洋材または南洋材の床板 建具 家具等加工製品 70 Ghana 3.3 サペリ アフリカンマホガニー ブビンガ など 70 Peru 3.3 マホガニー 84 Romania 3.1 針葉樹製材 111 Laos 2.6 チーク ラオス松 カリン タガヤサンなど 111 Viet Nam 2.6 家具 121 Phillipines 2.5 家具 121 Russia 2.5 ラーチ ( カラマツ ) 欧州アカマツ エゾマツ トドマツ ナラ タモ シナ セン チョウセンゴヨウ 130 Indonesia 2.4 南洋合板 ( ラワン合板 ) ウリン セランガンバツ メラピ チーク等製材 130 Papua New Guinea 2.4 メランティ 138 Cameroon 2.3 サペリ アフリカンマホガニー ブビンガ など 160 Myanmar 1.9 チーク カリン タガヤサン 合法性リスク評価の数値化 ( 例 ) 評価 評価指針 違法伐採推定割合 CPI( 腐敗認知指数 ) 5 10% 未満 8~10 以下 4 10% 以上 6~8 以下 3 30% 以上 4~6 以下 2 50% 以上 2~4 以下 1 70% 以上 0~2 以下 持続可能性リスクで考慮する指標 生態系への影響 世界的に貴重な生態系 ( 保護価値の高い森林 ) ではないか? 施業によって生態系への悪影響ないか? ( 天然林の大規模皆伐や転換 農薬等の汚染 遺伝子組替種の使用 ) 植生回復は良好か?( 適切な更新処置 ) 地域社会への影響 先住民 地域住民の権利が損なわれていないか?

保護価値の高い森林 HCV1: 世界的 地域的地域的 全国的全国的に生物多様性生物多様性の価値価値が非常非常に高い 保護区として管理されている森林 絶滅危惧種が存在している森林 地域の固有種が存在している森林 特定の種にとって季節的な利用に欠かせない森林など HCV2: 世界的 地域的地域的 全国的全国的に非常非常に広大広大な森林 人為の影響が少なく森林の断片化 劣化のない 自然度の高い非常に広大なまとまりを維持している森林 HCV3: 希少あるいはあるいは地球上地球上からから失われるわれる恐れがあるれがある生態系 気候 地理的条件から 世界的に非常にユニークな生態系を構成する森林 HCV4: 危機的な状況状況においてにおいて基本的基本的な自然自然の機能機能を果たすたす森林地域 水源涵養や洪水防止 土壌流出防止などの機能維持のために重要な森林 重要な集水域にある森林 急斜面など土砂災害や雪崩防止に重要な森林 火災に対する防壁として重要な森林 HCV5: 地域社会の基本的基本的ニーズニーズを満たすためにたすために欠かせないかせない森林地域 地域社会にとって 生活に不可欠な燃料や食糧 飼料 薬 建築用材料を森林から得ており 他の入手可能な代替物もない場合 HCV6: 地域社会の伝統的文化的伝統的文化的アイデンティティアイデンティティに非常非常に重要重要な森林地域 森林が失われれば 地域社会が受け入れがたい文化的な変化を被り その代わりとなるものがない価値を森林が提供している場合 合法性 / 持続可能性リスク評価 国別違法伐採推定割合 汚職腐敗度 ( 腐敗認知指数 ) 武力紛争の有無 合法性リスク大 持続性リスク大 合法性合法性リスクリスク評価 持続性持続性リスクリスク評価 リスク中 ~ 小 軍事政権や武装組織の資金源になっている恐れ 保護価値の高い森林 自然林の大規模な皆伐や転換 地域社会との対立 合法性 持続性確認の調査 調査結果の分析 優先的に調査 徐々に調査 仕入先への遡及調査の結果分析 リスク大 リスク中 ~ 小 改確善認見取込れ無ず / 確認 O K サプライヤーや NGO を通じてサプライチェーンの遡及調査 ( 文書等 ) 重要部材であれば現地確認 取引を停止 or 代替材へ切替

取組レビューと情報公開 1 年間で達成できたこと 出来なかったことをレビュー ( 現業部門から独立した部署 または第三者機関が実施手続きや成果 問題点を確認 ) 取引を停止し 代替材に切替ました 仕入先様と協働し 伐採地までのトレーサビリティ確認に取り組んでいます 重大な環境リスクを回避しています CSR 報告書やウェブサイトで包み隠さず報告 企業への信頼性向上 フェアウッド材の調達拡大に取り組んでいます フェアウッド調達の概念 優先度の高いものから仕入先ごとのリスク評価 合法性 持続可能性リスク評価で優先順位付け 樹種のリスク評価でスクリーニング 仕入先を支援して遡及確認と合法性 持続性確認 A E 安全性が確認されたもの 安全性が未確認のもの 極めてリスクの高いもの まず 樹種と産地を確かめること より良いものに段階的に改善 調達除外 国産材活用の意義 ありがとうございました 生物資源そのものであるそのものである木材木材は 生物多様性問題に直結する資源 見えないえない 市場市場がグローバルにもローカルにも問題を悪化 複雑化させてきた 足元の日本の森林は 4 割をモノカルチャー植林したまましたまま放置放置した状態 中山間地の社会社会 経済経済 技術技術は著しくしく衰退衰退 もはや市場任せ 役所任せでは解決困難 日本の森林は全国民の問題 需要側需要側も重要なステークホルダーステークホルダーである 日本人として 足元足元の森林森林を守りながらりながら利用するモデルモデルを確立確立すること 新興国に対してのモデルとなり かつ 復興や防災対策に直結する 現在の木材生産量 1900 万 m3/ 年に対し 成長量は 8000 万 m3/ 年 ( 国内総需要量 ) 30 年前までは 4~5000 万 m3/ 年の生産 これからは 多様性を生かした国産材広葉樹の利用利用 育成育成も必要 日本の自然植生図 ( 出典 : 日本の植生 宮脇昭編 昭和 52 年 ) http://www.vegetation.jp www.fairwood.jp nakazawa@fairwood.jp