FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド(サーバ接続編)

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Transcription:

FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ETERNUS DX80 S2/DX90 S2, ETERNUS DX410 S2/DX440 S2, ETERNUS DX8100 S2/DX8700 S2 ディスクストレージシステム設定用

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はじめに 本書は ETERNUS DX を 各 OS (Solaris OS, HP-UX, AIX, Windows, Linux, VMware ESX, PAN Manager, Citrix XenServer, Oracle Linux, Oracle VM Server for x86) が動作するサーバにファイバチャネル接続して使用するために必要な作業について説明しています 本書は ETERNUS DX サーバ OS ファイバチャネルカード およびドライバソフトウェアの説明書と併せてご使用ください なお 本書に記載している製品の商標 製品名などの表記については 構築ガイド ( サーバ接続編 ) 表記について を参照してください OS がサポートするストレージシステムについては ETERNUS DX のサポート組み合わせ表を参照してください 第 16 版 2018 年 4 月 本書の内容と構成 本書は以下に示す 2 章から構成されています 第 1 章作業の流れ (6 ページ ) ETERNUS DX を設定する場合の作業の流れについて説明しています 第 2 章 ETERNUS DX の設定 (8 ページ ) ETERNUS DX の設定について説明しています 3

目次 第 1 章作業の流れ 6 第 2 章 ETERNUS DX の設定 8 2.1 共通設定項目...8 2.1.1 サーバとの接続形態に関する設定 (FC ポートパラメーター設定 )... 8 2.1.2 サーバがアクセスする LUN のグループ作成 (LUN グループ設定 )... 10 2.1.3 ホストレスポンス設定... 10 2.1.4 ETERNUS DX8000 S2 series で ETERNUS Multipath Driver を使用する場合のホストレスポンス設定...... 11 2.1.5 CA ポートグループ設定... 11 2.1.6 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録 (FC ホスト設定 )... 12 2.1.7 LUN グループ関連付け設定 ( ホストアフィニティ設定 )... 12 2.2 固有設定項目...13 2.2.1 CA リセットグループ設定... 13 2.2.2 サブシステムパラメーターの設定... 13 2.3 WWN 確認...13 4

表目次 表 2.1 FC ポートパラメーター設定 (FC-AL 接続の場合 )... 8 表 2.2 転送速度設定値 (FC-AL 接続の場合 )... 9 表 2.3 FC ポートパラメーター設定 (Fabric 接続の場合 )... 9 表 2.4 転送速度設定値 (Fabric 接続の場合 )... 9 表 2.5 ホストレスポンス設定... 10 表 2.6 TPG Referrals 機能を使用する場合のホストレスポンス設定 (ETERNUS DX8000 S2 series)... 11 5

第 1 章作業の流れ 本書は 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル用 の各 OS 用に記載されている作業工程のうち ETERNUS DX の設定 の作業を行う際に使用します 使用しているドキュメント 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ファイバチャネルスイッチ設定用 ファイバチャネルスイッチ Fabric OS 管理者ガイド 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル /Oracle Solaris 用 ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド 作業の流れ FC ポートパラメーター設定 サーバとの接続形態に関する設定を行います 2.1.1 サーバとの接続形態に関する設定 (FC ポートパラメーター設定 ) (8 ページ ) LUN グループ設定 サーバがアクセスする LUN のグループを作成します 2.1.2 サーバがアクセスする LUN のグループ作成 (LUN グループ設定 ) (10 ページ ) ホストレスポンス設定 接続環境 ( 条件 ) に応じて ホストレスポンスの設定を行います 2.1.3 ホストレスポンス設定 (10 ページ ) 6

第 1 章 作業の流れ CA ポートグループ設定 CA タイプに応じて ポートをグループ化します 2.1.5 CA ポートグループ設定 (11 ページ ) FC ホスト設定 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録を行います 2.1.6 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録 (FC ホスト設定 ) (12 ページ ) ホストアフィニティ設定 FC ホスト CA ポートグループ および LUN グループの関連付けを行います 2.1.7 LUN グループ関連付け設定 ( ホストアフィニティ設定 ) (12 ページ ) 固有設定 使用する OS や接続環境に応じて 必要な項目を設定します 2.2 固有設定項目 (13 ページ ) WWN 確認 サーバとの接続時に必要となる情報を確認します 2.3 WWN 確認 (13 ページ ) 本書を使用した作業 (ETERNUS DX の設定作業 ) が終わったら 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル用 の各 OS 用に記載されている 次の作業工程に進んでください 7

第 2 章 ETERNUS DX の設定 2.1 共通設定項目 接続環境にかかわらず すべての OS で設定が必要となる項目です ETERNUS Web GUI の操作方法や設定方法については ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド を参照してください 2.1.1 サーバとの接続形態に関する設定 (FC ポートパラメーター設定 ) 以下の内容について 接続環境に合わせて設定してください 記載のない設定項目については 初期値 (Default 値 ) を使用してください ファイバチャネルスイッチと接続する場合 Fabric 接続 を選択します ファイバチャネルカードと直結する場合 FC-AL 接続 を選択します ただし 最大転送速度が 16Gbit/s のファイバチャネルカードと直結して 16Gbit/s の転送速度で使用する場合は Fabric 接続 を選択します 表 2.1 FC ポートパラメーター設定 (FC-AL 接続の場合 ) 設定項目接続形態 Loop-ID 設定 Loop-ID Solaris OS FC-AL 手動 0x10 以上の任意 (0x7D は設定しないでください ) HP-UX, AIX, Windows, Linux, VMware ESX, PAN Manager, Citrix XenServer, Oracle Linux, Oracle VM Server for x86 0x00 転送速度下表参照 (*1) FC フレームサイズ 2048 Reset Scope Chip リセット時のリザベーション解除 I_T_L 無効にする 8

第 2 章 ETERNUS DX の設定 2.1 共通設定項目 *1: 下表を参照し 適切な数値を設定してください なお Auto Negotiation には設定しないでください 表 2.2 転送速度設定値 (FC-AL 接続の場合 ) ファイバチャネルカードの最大転送速度 転送速度設定値 最大 16Gbit/s の転送速度対応 CA 最大 8Gbit/s の転送速度対応 CA 最大 4Gbit/s の転送速度対応 CA 16Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 2Gbit/s 2Gbit/s 表 2.3 FC ポートパラメーター設定 (Fabric 接続の場合 ) 設定項目 設定値 接続形態 Fabric 転送速度 下表参照 (*1) FC フレームサイズ 2048 Reset Scope I_T_L Chip リセット時のリザベーション解除 無効にする *1: 下表を参照し 適切な数値を設定してください 表 2.4 転送速度設定値 (Fabric 接続の場合 ) ファイバチャネルスイッチの最大転送速度 転送速度設定値 最大 16Gbit/s の転送速度対応 CA 最大 8Gbit/s の転送速度対応 CA 最大 4Gbit/s の転送速度対応 CA 16Gbit/s 16Gbit/s (*1) 8Gbit/s 4Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 8Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 4Gbit/s 2Gbit/s 2Gbit/s 2Gbit/s *1: Brocade 社製の転送速度が 16Gbit/s のファイバチャネルカードと直結する場合は Auto Negotiation を選択してください Fabric 接続を行う場合には 事前準備 およびファイバチャネルスイッチの設定作業を必ず行ってください 設定については 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ファイバチャネルスイッチ設定用 および ファイバチャネルスイッチ Fabric OS 管理者ガイド を参照してください 9

第 2 章 ETERNUS DX の設定 2.1 共通設定項目 2.1.2 サーバがアクセスする LUN のグループ作成 (LUN グループ設定 ) サーバがアクセスする LUN のグループを作成してください 詳細は ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド の 接続性管理 を参照し 設定してください OS のバージョンによっては LUN グループを LUN0 から割り当てないと サーバから ETERNUS DX を認識できないことがあります その場合には LUN0 から昇順に LUN グループを割り当ててください 2.1.3 ホストレスポンス設定 サーバが ETERNUS DX に対して行うハードウェア処理に適合させるために ETERNUS DX のホストレスポンス設定をする必要があります また ホストレスポンス設定は サーバを接続する前に行っておく必要があります OS ごとに記載されている条件に従い 設定してください ただし 記載のない設定項目については 初期値 (Default 値 ) を使用してください ETERNUS SF Storage Cruiser を利用してアクセスパスを設定した場合 FC ホストに対するホストレスポンスは初期値に設定されます そのため アクセスパスの設定を行ったあとにホストレスポンスの設定を行ってください 最新ファームウェア版数を適用した場合 Windows EMPD Linux EMPD Solaris EMPD Others は選択できません Default を選択して設定してください なお 既存の設定は表示されますが変更不要です 表 2.5 ホストレスポンス設定 OS 条件 選択するホストレスポンス 設定項目 設定値 Solaris (*1) 以下の条件をすべて満たす場合 MPxIO(OS 標準マルチパスドライバ ) を使用している マルチパス診断プログラム ( または Enhanced Support Facility 5.1 以降 ) をインストールしている 上記以外の MPxIO を使用している場合 ETERNUS Multipath Driver または Veritas Storage Foundation を使用している場合 なし ( ホストレスポンスを新規作成する ) Reservation Conflict Response for Test Unit Ready Conflict センス データ変換 4/*/* g 6/*/* Solaris MPxIO Default B/*/* g 6/*/* 10

第 2 章 ETERNUS DX の設定 2.1 共通設定項目 OS 条件 選択するホストレスポンス 設定項目 設定値 Windows Linux VMware ESX PAN Manager Citrix XenServer Oracle VM Server for x86 Default HP-UX HP-UX AIX VIOS ETERNUS Multipath Driver を使用する場合 Veritas Storage Foundation を使用する場合 FJspio を使用したシングルパス構成の場合 AIX EMPD AIX VxVM AIX Single Path VS850/IBM SVC VS850/SVC *1: 富士通製のファイバチャネルカードに対して Oracle 社製のドライバを使用する製品があります 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル /Oracle Solaris 用 の留意事項および Oracle 社製ドライバを必要とするファイバチャネルカード一覧 を参照し 使用するドライバをよく確認してください 2.1.4 ETERNUS DX8000 S2 series で ETERNUS Multipath Driver を使用する場合のホストレスポンス設定 ETERNUS DX8000 S2 series で ETERNUS Multipath Driver を使用する構成では 性能向上のため TPG Referrals 機能の使用を推奨します TPG Referrals 機能を使用するには 新規にホストレスポンスを追加し 設定を行う必要があります 2.1.3 ホストレスポンス設定 (10 ページ ) で選択したホストレスポンスにより 設定内容は以下のように異なります 表 2.6 TPG Referrals 機能を使用する場合のホストレスポンス設定 (ETERNUS DX8000 S2 series) 選択したホストレスポンス名 AIX EMPD Default 設定内容 Reservation Conflict Response for Test Unit Ready:Conflict Host Specific Mode:AIX Mode TPG Referrals: 有効にする上記以外の項目については Default と同様です TPG Referrals モード : 有効にする上記以外の項目については ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド の ホストレスポンス追加 での推奨パターンと同様です なお ETERNUS Multipath Driver での TPG Referrals 機能のサポート状況については 各マルチパスドライバのサポート情報をご確認ください 2.1.5 CA ポートグループ設定 FC ポートグループを新規に作成し メンバーとなるポートを登録します FC ポートグループとは CA タイプが FC で指定したホストグループと接続されるポートをグループ化したものです FC ポートグループごとにホストアフィニティを設定します 11

第 2 章 ETERNUS DX の設定 2.1 共通設定項目 2.1.6 アクセスするファイバチャネルカードが持つ WWN の登録 (FC ホスト設定 ) ETERNUS DX にアクセスするサーバに搭載されているファイバチャネルカード WWN を ETERNUS DX に登録してください 同時に 2.1.3 ホストレスポンス設定 (10 ページ ) で登録したホストレスポンス No. を WWN に対して設定してください WWN を登録し あとで説明するホストアフィニティグループ設定を行うことで サーバごとに ETERNUS DX に対してアクセス制限 ( セキュリティ ) を設定することができます 2.1.7 LUN グループ関連付け設定 ( ホストアフィニティ設定 ) ホストアフィニティ設定で 登録された FC ホスト (WWN) CA ポートグループ LUN グループの対応付けを行い アクセス可能な LUN を指定することで 各サーバから ETERNUS DX へのアクセス制限を設定できます 詳細は ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド の 接続性 ( 基本情報 ) を参照し 設定してください マルチパス構成 クラスタ構成などの複数のポートに対して同一構成の LUN を認識させる場合は 同じ LUN グループを定義するように設定を追加してください WWN とファイバチャネルカードの 1 対 1 の対応が把握できていない場合は ホストアフィニティ設定を正しく実施できない場合があります このような場合は サーバから ETERNUS DX の論理ディスクを認識可能となるまで ETERNUS DX に対する設定が繰り返し必要になることがあります 12

第 2 章 ETERNUS DX の設定 2.2 固有設定項目 2.2 固有設定項目 使用する OS や接続環境により 設定が必要な項目があります それぞれに記載されている条件をよく確認して 設定してください 2.2.1 CA リセットグループ設定 初期状態ではすべてのポートが 1 つのリセットグループとして設定されています そのため リセットグループの設定を変更する必要はありません 2.2.2 サブシステムパラメーターの設定 2.2.2.1 Load Balance(HP-UX 接続の場合のみ ) サブシステムパラメーター設定では Load Balance( 装置の過負荷時のリトライを要求するセンス応答 ) の設定を 無効にする にしてください HP-UX サーバの場合 センス応答を抑止しないとホストに不適切なログが記録されることがあるため Load Balance を無効 ( センス応答を抑止する ) に設定します なお Load Balance の設定を変更しても HP-UX 以外のサーバへの影響はほとんどありません 2.2.2.2 アクセスを許可しないホストからの INQUIRY を拒否 Veritas Volume Manager (VxVM) の Dynamic Multipathing (DMP) 機能を使用する場合にのみ 有効にする をオンにしてください 2.3 WWN 確認 サーバとの接続時に必要となる情報 (ETERNUS DX の WWN) を ETERNUS Web GUI で確認しておいてください 13

ファイバチャネル / ETERNUS DX80 S2/DX90 S2, ETERNUS DX410 S2/DX440 S2, ETERNUS DX8100 S2/DX8700 S2 ディスクストレージシステム設定用 発行日 : 2018 年 4 月発行責任 : 富士通株式会社 本書の内容は 改善のため事前連絡なしに変更することがあります 本書の内容は 細心の注意を払って制作致しましたが 本書中の誤字 情報の抜け 本書情報の使用に起因する運用結果に関しましては 責任を負いかねますので予めご了承願います 本書に記載されたデータの使用に起因する第三者の特許権およびその他の権利の侵害については 当社はその責を負いません 無断転載を禁じます