本製品は ショットキ ダイオードに代わる低損失の OR 接続デバイスです 内蔵の MOS-FET の端子間電圧を検出することで ダイオードの様に順方向電圧に対しては ON 逆方向電圧に対しては OFF となるよう動作します 電圧降下が低いため ダイオードで構成した場合に比べて 大幅に損失を低減することができます 特徴 ショットキ ダイオードに代わる 高信頼性 高性能 低損失 OR 接続デバイス 動作温度 0 ~+8 パッケージに 回路実装 ( 温度ディレーティング要 ) 表面実装パッケージ(SMD) RoHS 指令対応 ヒートシンク不要 機種 定格表 形名 Models 内蔵 MOS-FET 極性 駆動電圧 Vs Vdc 駆動電流 I Vs ma (typ.) 逆方向電圧 V DS Vdc (max.) 順電流 I F A オン抵抗 R DS(on) mω (typ.) 0D8N Nch ~0. 0 8 ch 注記 : 内部回路駆動用として Vs 端子 S 端子間に駆動電圧を印加する必要があります 注記 : オン抵抗は 周囲温度 パルス測定時の値 仕様表 定格駆動電圧 V 駆動電流.mA typ. 逆方向電圧 0V max. 定格順電流 8A( 回路当たり ) 逆方向電流 μa max.( 逆方向電圧 0V 時 ) オン抵抗 mω typ.( 周囲温度 パルス測定時) 許容損失.0W(00 00.mm 銅箔厚 μm の両面基板実装時 ) 動作温度範囲 動作温度 0 ~+8 ( 別記温度ディレーティングをご覧下さい ) 保存温度範囲 保存温度 0 ~+8 湿度範囲 0~9%R.H.( ただし 最高湿球温度 結露なきこと) 冷却条件 別記温度ディレーティングをご覧下さい 振動 ~0Hz 全振幅 0mm 0~Hz 加速度 G( 方向各 時間 ) 衝撃 加速度 0G( 方向各 回 ), 衝撃時間 ±ms 重量.g typ. 外形寸法 W= typ. L= typ. H=. max.(mm) ( 寸法詳細は別記形状 寸法をご参照ください ) 上記仕様は 指定条件の記載がない場合には定格値にて規定しています 記載内容は 改良その他により予告なく変更する場合がありますので あらかじめご了承ください 外形寸法図 ロット表示 形名表示 ピンマーク 0D 8N.7..9 9.... Bellnix. 7..9 9...0 ピックアップポイント 基板管理密番. 会社ロゴ表示 Pin Function ソース (S) Vs ソース (S) Vs ドレイン (D) ドレイン (D) ブロック図 S Vs S 制御回路 制御回路 回路 回路 D D Vs 0.8. max. 単位 :mm 指定無き寸法公差 :±0.
. 適用範囲 本仕様書は 0D8N に適用致します. 形名 定格 形名逆方向電圧順電流駆動電圧形状備考 0D8N 0V 8A V SMD 本仕様書中で条件に記載のない場合 駆動電圧 順電流は定格 周囲温度は C と致します. 環境条件 - 温度範囲 動作時 保存時 - 湿度範囲 0 C~+8 C 0 C~+8 C 動作時 0~9%R.H.( ただし 最高湿球温度 C 結露なきこと ) 保存時 0~9%R.H.. 機能及び内部回路構成 本製品は右図のように N チャネル MOS-FET と制御回路で構成されています S 端子 (S, S) に対して D 端子 (D, D) の電圧が高い時は FET を OFF して電流を遮断し D 端子の電圧が低い時は FET を ON して電圧降下を低減する事により 低 V F のダイオード動作を実現しています なお 制御回路を駆動する為に Vs 端子 -S 端子間に電圧を印加する必要があります 本製品は同一構成の回路を つ内蔵しています D, S, Vs で回路 D, S, Vs で回路 を使用します S Vs S 制御回路 回路 D D 回路 制御回路 Vs
. 仕様 規格 本製品は RoHS 指令対応品です 指定の無い場合 回路 回路 それぞれにおいての値とします - 定格 項 目 記号 仕様 規格 条 件 単位 駆動電圧 Vs ~0 V (Vs S 端子間電圧 ) 許容損失 P D.0 00mm 00mm.mm 銅箔厚 µm の両面基板実装時 W 製品全体の損失量 回路 と回路 の損失が均等な場合 - 絶対最大定格 (Ta = C) 項 目 記号 仕様 規格 単位 逆方向電圧 V DS 0 V (D S 端子間電圧 ) 順電流 I F 8 A 順電流 ( パルス ) I F(Pulse) 90 A Vs S 端子間電圧 Vs 0 V パルス幅 0ms - 電気的特性 (Ta = C) 項 目 記号 条件 min. typ. max. 単位 順方向電圧 V F I F = 8A, Vs = V 70 90 mv D S 端子間オン抵抗 R DS(on) I F = 8A, Vs = V mω 逆方向電流 I R V DS = 0V, Vs = V µa 駆動電流 I Vs I F = 8A, Vs = V.. ma V DS = 0V, Vs = V.. ma - 項の測定回路において パルス測定 駆動電流は 駆動電圧に比例して増減します
- 測定回路 V S(S) () 0D8N () D(D) () Vs(Vs) A I F A A I R Vs + V F V R + +. 温度ディレーティング 本製品は 搭載された基板を利用して放熱することを前提にしております 本製品に接続するパターンは広く取り 良好な放熱性が得られるように考慮して下さい 下記ディレーティングカーブは 銅箔厚 µm 銅箔面積 00 00mm( 両面 ) 基板厚.mm の両面基板に実装した場合の例です ( 回路 と回路 の負荷が均等な場合 ) 配線によっても放熱の特性が変わりますので 参考までにご利用下さい 片回路のみ使用する場合の許容損失は 下図の半分を目安にして下さい 本製品の温度特性は 搭載される基板や周囲の状態により大きく変化します そのため 最終的には本製品を実際に装置内に搭載して頂き ご利用頂く機器での最高周囲温度にて動作させた場合に 本製品の部品表面温度が 0 C を超えないようにしてお使い下さい ( 部品表面温度 0 C 以内での使用を推奨します ) [W] 失損容許 0-0 -0-0 -0 0 0 0 0 0 0 0 70 80 周囲温度 [ ] 8
7. 外形寸法及び端子説明 7- 形状 寸法 ロット表示 形名表示 ピンマーク 0D 8N.7..9 9.... Bellnix. 7..9 9...0 ピックアップポイント 基板管理密番. 会社ロゴ表示 Pin Function ソース (S) Vs ソース (S) Vs ドレイン (D) ドレイン (D) ロット表記 : 西暦末尾 製造月 (0,, 月は O, N, D) その月のロット ( 初ロットは無記入 ) 端子のばたつき 0.mm max.( 水平面に置いたときの端子部の浮き ) 0.8. max. 単位 :mm 指定無き寸法公差 :±0.
7- 推奨フットプリント寸法..9. 9.7 9.7.8 7. 注 ) 本製品の真下 ( 第 層 ) には パターンを配線しないで下さい レジストにピンホールがあった場合問題となる可能性が考えられます 第 層以外はこの限りではありません 7...7.7 7. 7. 単位 :mm 8. 使用方法 8- 標準接続図 E E D D 0D8N S Vs S Vs Vs 注 本製品は 基板に搭載され その基板を利用して放熱することを前提にしております パターンはなるべく広く取り 放熱しやすいように基板設計を行なって下さい ( 本製品の部品表面温度が 0 C を超えないようにしてお使い下さい ) 注 Vs S 端子間に駆動電圧を与えない場合でも本製品はダイオード動作をしますが 過大な損失が生じ破損する可能性があります 必ず駆動電圧を印加してご使用下さい 注 入力電源起動時や出力短絡等で過大な電流が流れると 本製品は破損する恐れがあります 電流制限素子を設ける等 絶対最大定格を超えないように対策を行なってご使用下さい 注 急激に逆方向電圧が印加されると 内部の FET が ON 状態から OFF 状態へ遷移する期間に逆方向電流が流れます 電源ラインのインピーダンスによっては過大な電流が流れる可能性があります 瞬間的な逆方向電流が 順電流 ( パルス ) の絶対最大定格を超えないように制限してご使用下さい
8- 応用例 8-- 負電圧電源を OR 接続する場合 本製品で負電圧の電源を OR 接続する場合 下図の様に駆動電圧を電源ラインから取ることが出来ます なお 0V を超える電源を OR 接続する場合は Vs S 端子間電圧が定格を超えないようにツェナダイオード等で電圧を制限して下さい OR 接続する電源の電圧が V 未満の場合は 下図の接続では駆動電圧が不足しますので 別途駆動電源を設けて下さい また OR 接続する電源が過電流保護動作をすると 駆動電圧が不足することが考えられます その様な動作が想定される場合には 別途駆動電源を設けて下さい D S D S E E D 0D8N Vs S Vs E E D 0D8N Vs S Vs 8-- 正電圧 DC/DC コンバータを OR 接続する場合 本製品で正電圧 DC/DC コンバータを OR 接続する場合 下図の様に駆動電圧をコンバータ入力ラインからとることができます なお DC/DC コンバータの入出力間電位差が V 以下の場合は駆動電圧が不足しますので 下図の接続方法では使用できません Ein DC/DC DC/DC S Vs S Vs 0D8N D D 8-- 並列接続 本製品は 並列接続することにより電流容量を増やすことができます 各素子への配線のバランスが異なると電流が偏る可能性がありますので 配線インピーダンスが等しくなる様に考慮して配線して下さい D D 0D8N S Vs S Vs 7
9. 実装条件 ハンダ付け温度及び時間は下記の条件で行って下さい 9- リフロー法 プリヒート温度 : 0~80 C, 0s max.( 下図参照のこと ) ピーク温度 : リフロー回数 : 0 C max. 0 C 以上 0s max. 回 リフロー時は振動を与えないようにお願いします 本製品を構成する部品が移動する場合がございます 本製品を基板搭載後に 搭載された基板を裏返しての再リフローはできません 本製品は フローでの実装はできません 温度 温度規定点は部品表面温度 /s max. Peak:0 max. 0. /s max. 80 0 ~ /s 0s max. 0s max. 時間 0. 振動 衝撃試験 振動 : ~0Hz 全振幅 0mm 0~Hz 加速度 G( 方向各 時間 ) 衝撃 : 加速度 0G( 方向各 回 ) 衝撃時間 ±ms. 洗浄について 本製品の丸洗い洗浄はできません 本製品は 無洗浄フラックスを推奨いたします 8
. 特性データ 本データは代表例であり 製品により特性にはバラつきがあります 周囲温度 C 0.0 8 Forward Current [A] 0 8 Vs = V Vs = V Vs = 0V Reverse Current [ma]..0 0. Vs = V Vs = V Vs = 0V 0 0 0 00 0 00 Forward Voltage [mv] 0.0 0 00 00 00 00 Reverse Voltage[mV] 順方向特性 逆方向特性. ご使用上の注意事項 本製品を御使用の際にはお客様の安全を確保する為に仕様をご覧になり 下記の注意事項を必ず守って御使用下さい 本製品は一般電子機器 ( 事務機 通信機器 測定機器 ) に使用される事を意図としております 本製品の破損が直接人命 財産に影響を与える恐れの有る医療機器 原子力機器 列車などには使用しないで下さい 一般電子機器以外に使用される場合は弊社までご確認下さい 本製品の実装には コネクタ ソケットを使用しないで下さい 接触抵抗の影響で性能を満足できない場合があります プリント基板への実装はハンダ付けにて実施下さい 本製品を規格外の電気的条件や 温度等の環境条件等で使用した場合には破損する事があります 必ず規格内で使用して下さい 本製品は 腐食性ガスが発生する場所や塵埃の影響を受ける場所での使用は避けて下さい 静電気により破損する恐れがあります 作業者に帯電した静電気は接地放電させる等 静電対策された環境で作業して下さい. 保証 本製品の保証期間は 年間となっております 保証期間中に弊社の設計 製造上の要因で不具合が生じた場合には無償にて修理 又は良品と交換させて頂きます ただし 内部の改造等をされた場合には保証することができません また本製品の保証範囲は当該製品の範囲となります 9