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仮訳 日本と ASEAN 各国との二国間金融協力について 2013 年 5 月 3 日 ( 於 : インド デリー ) 日本は ASEAN+3 財務大臣 中央銀行総裁プロセスの下 チェンマイ イニシアティブやアジア債券市場育成イニシアティブ等の地域金融協力を推進してきました また 日本は中国や韓国を

給与動向 現地社員給与と昇給率の動向は次年度の給与戦略策定に必須のデータです NNA 独自調査によるアジア 12 カ国 地域の給与 昇給率 賞与 福利厚生などの貴重な生の情報を網羅 調査概要 調査方法 調査期間 回答社数 海外に進出している日系企業による Web アンケート 2018 年 9 月 1

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「第12回信用金庫取引先海外事業状況調査結果 資料編」

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(217 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(216 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

2019年度はマクロ経済スライド実施見込み

1. 各都市の不動産市場トレンド 1-1. オフィス価格指数 対前回変動率 (2016 年 4 月から 2016 年 10 月まで ) 図表 1-1は オフィス価格指数の各都市 対前回変動率 今回 (2016 年 10 月現在 ) 対前回変動率が最も高かったのは 東京 の +3.4% 次いで 大阪

第6回 国際不動産価格賃料指数(2016年4月現在)

我が国中小企業の課題と対応策


伸びとなり いわゆるメコン諸国の上昇が目立つ カンボジア ( プノンペン ) では2010 年に50ドル ( 約 6,045 円 ) から61ドル ( 約 7,374 円 ) へ引き上げられたが この22% という引き上げ幅は従来にはない大幅な引き上げであった この大幅な引き上げの背景には 2014

( 平成 3 年 11 月 2 日 ) ユーロ / 円 ワイタ ーハ ント (25 日線 ) 3.% 7/ / ( 円 / ユーロ ) / / /15 7/13 8/1 9/7 1/5 11/

図表 02 の 01 の 1 世界人口 地域別 年 図表 2-1-1A 世界人口 地域別 年 ( 実数 1000 人 ) 地域 国 世界全体 2,532,229 3,038,413 3,69

給与動向 現地社員給与と昇給率の動向は次年度の給与戦略策定に必須のデータです NNA 独自調査によるアジア 12 カ国 地域の給与 昇給率 賞与 福利厚生などの貴重な生の情報を網羅 調査概要 調査方法 調査期間 回答社数 海外に進出している日系企業による Web アンケート 2016 年 9 月 1

目次 1 貿易への取り組み 7 ~グローバル企業に円安の恩恵 ~ 2. 海外進出への取り組み 今後の国内事業展開 14 ~ 中小企業の国内外への事業拡大意欲が増加 ~ 3. 海外進出への取り組み ( 国 地域別 機能 ) 23 ~ 米国での拡大意欲が増加 メキシコも上昇 ASEANが3 年連続で中国

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18 アジア アセアン生産拠点別の生産台数 マレーシア ( 旧カウント ) 生産拠点 ( タイ ) ( フィリピン ) ( インドネシア ) ( マレーシア ) ( 台湾 ) ( 中国 ) ( 中国 ) * ( 中国 ) * ( インド ) ( バングラデシュ ) ( ベトナム ) 合計 三菱自動車

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「第12回信用金庫取引先海外事業状況調査結果」

平成18年8月31日

平成19年度文部科学省 専修学校教育重点支援プラン事業

【ロシア最新経済金融週報】

2017 年訪日外客数 ( 総数 ) 出典 : 日本政府観光局 (JNTO) 総数 2,295, ,035, ,205, ,578, ,294, ,346, ,681, ,477

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第2章_プラントコストインデックス

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タイの投資環境 第30章 地域編⑥ 東北部 1 地域概要 (1) 概要 ①東北部地方の経済的地位 東北部地方は 20 の県から構成され 域内の北東部 6 県はラオスと 南部 4 県はカンボジアと接して いる 東北部地方は内陸に位置し海港を持たない 東北部地方の名目 GDP 2015 年 は 388

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

リコンファーム先電話番号一覧 * 記載の内容は予告無く変更となる場合がございます 最新の情報は航空会社のホームページ または現地にてご確認下さい * リコンファーム不要の航空会社でも スケジュール変更が発生する場合がございます 現地にてフライトスケジュール確認をおすすめいたします * 国外からお電話

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JNTO

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第4 回日系グローバル企業の人材マネジメント調査結果

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地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主

最良執行方針

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B 輸出についてお伺いします 輸出を行っている方 ( A-1 で 1 直接輸出 2 間接輸出 のいずれかを回答 ) B-1 現在, 主力の輸出先となっている国 地域と, 今後重視又は検討している国 地域を下記の選択肢から 選び, それぞれ上位から記載してください 該当がない場合は, 直接, 回答欄に

資料 2 平成 27 年度の政策対話等の実施実績及び予定について ( 未定稿 ) 1. 概要 平成 27 年度は 以下の取組につき 各国の状況に応じ組み合わせて実施 (1) 各国との政策対話の実施 (2) 対話の場を活用した 我が国食関連産業と先方政府 先方民間企業のとの情報共有 マッチングの促進

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2. 景気後退の影響 (2) 2008 年 10 月以降の世界的な景気後退の影響 ( 業種別 ) 大きなマイナス若干のマイナス影響なし 若干のプラス 大きなプラス 製造業 印刷 出版 (n=14) ゴム製品 (n=35) 金属製品 ( メッキ加工を含む

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目次 1. 貿易への取り組み 7 ~ 輸出拡大意欲は引き続き高水準を継続 ~ 2. 海外進出への取り組み 今後の国内事業展開 12 ~ 海外進出拡大意欲が増加 国内事業拡大の割合が過去最大に~ 3. 海外進出への取り組み ( 国 地域別 機能別 ) 17 ~ベトナムは事業拡大意欲が2 年連続で増加

地域別世界のエアコン需要の推定について 2018 年 4 月一般社団法人日本冷凍空調工業会日本冷凍空調工業会ではこのほど 2017 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので 今回は 2012 年から 20

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1 特集 アジアで深化する生産ネットワークと新たな潮流 良好な事業環境を土壌に 高度産業の芽 ( マレーシア ) 2018 年 3 月 15 日 ジェトロ海外調査部アジア大洋州課北見創 マレーシアは 2015 年 ~2016 年に経済成長が減速し 1 人当たり国内総生産 (GDP) は 1 万ドルを

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第4章 日系家電メーカーにおけるグローバル化の進展と分業再編成

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イノベーティブ アジア (Innovative Asia) 事業 外務省 2018 年 7 月 アジア途上国の優秀な人材が, 日本のイノベーションに貢献するとともに, 母国に戻って自国の産業発展に貢献できるよう, 政府開発援助 (ODA) 等を活用して次のような取組を行う 政府は, 日本再興戦略 2

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本書に記載している内容は 文中に特別な記載のない限り 2013 年 12 月 ~2014 年 1 月に実 施した現地調査の情報に基づくものです 免責事項 本レポートで提供している情報は ご利用される方のご判断 責任においてご使用ください ジェトロでは できるだけ正確な情報の提供を心掛けておりますが

日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

免責事項 本レポートで提供している情報は ご利用される方のご判断 責任においてご使用下さい ジェトロでは できるだけ正確な情報の提供を心掛けておりますが 本レポートで提供した内容に関連して ご利用される方が不利益等を被る事態が生じたとしても ジェトロは一切の責任を負いかねますので ご了承下さい 禁無

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Transcription:

BTMU Global Business Insight 臨時増刊号 AREA Report 479 アジア オセアニア各国の賃金比較 (2017 年 5 月 ) 2017 年 5 月 15 日 国際業務部

677 580 486 380 418 467 321 192 215 199 310 287 262 222 141 346 345 175 124 217 260 235 214 165 362 208 111 1,051 1,961 1,703 1,935 2,493 3,640 はじめに アジアの高成長が続く中 日系企業は生産拠点の海外シフト 再配置を行っています その際には 各国の人件費がどの程度か どのような投資インセンティブがあるかといった点が検討のポイントとされるケースが多いようです 特に日系製造業では 一般工等の賃金水準に着目するケースも多くなっています そこで アジア オセアニア各国の 製造業の一般工 エンジニア 中間管理層の月額賃金 非製造業のスタッフ マネージャーの月額賃金 店舗スタッフ ( アパレル 飲食 ) の月額賃金 の賃金水準データを 以下の通りまとめました ( いずれも基本給 ) アジア オセアニア各国の一般工の米ドル建て月額賃金の比較 5,000 ( 米ドル ) 4,000 3,000 2,000 1,000 0 北上広深大青武香京海州セ連島漢港ン ハノイ ホーチミン ダナン ジャカルタ バタム マニラ セブ シンガポール バンコク クアラルンプール ビエンチャン プノンペン ヤンゴン ニューデリー ムンバイ バンガロール チェナイ アーメダバード コロンボ カラチ ダッカ 横浜 ソ台豪ウ北州ル 2 ( 出所 ) アジア主要都市 地域の投資関連コスト比較 ( ジェトロ 2017 年 1 月 ) アジア オセアニア進出日系企業活動実態調査 ( ジェトロ 2016 年度調査 ) より三菱東京 UFJ 銀行国際業務部作成 2016 年 9~10 月調査実施 米ドル換算は2016 年 9 月の平均レート適用 人民元は1 米ドル=6.9307 元 (2017 年 1 月 5 日のインターバンクレート仲値 )

1. 月額賃金の比較 : 製造業 非製造業 ジェトロ発表の アジア主要都市 地域の投資関連コスト比較 (2017 年 1 月 ) 等から 製造業の一般工 エンジニア マネージャー 非製造業のスタッフ マネージャー 店舗スタッフ ( アパレル 飲食 ) の賃金水準を比較したものが下表です 各国の賃金は米ドル建で比較しています 従って相対的な賃金水準は (1) 現地通貨建の賃金の上昇 (2) 現地通貨の対ドルレートの推移 の 2 つの要因に左右されます また 企業サイドの支払人件費としては この他に社会保障費の負担率なども考慮する必要があります 表 1. 製造業 : 一般工の月額賃金の比較 中国ベトナムインドネシアフィリピンシンガポールタイ 北京上海広州深セン大連青島武漢香港ハノイホーチミンダナンジャカルタバタムマニラセブシンガポールバンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 677 580 486 380 418 467 321 1,961 192 215 199 310 287 262 222 1,703 346 日本 (100) との比較 27.2 23.3 19.5 15.2 16.8 18.7 12.9 78.7 7.7 8.6 8.0 12.4 11.5 10.5 8.9 68.3 13.9 表 2. 製造業 : エンジニア ( 中堅技術者 ) の月額賃金の比較 中国 ベトナム インドネシア フィリピン シンガポール タイ 北京 上海 広州 深セン 大連 青島 武漢 香港 ハノイ ホーチミン ダナン ジャカルタ バタム マニラ セブ シンガポール バンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 896 1,056 800 657 583 698 591 2,402 427 414 324 472 387 429 332 2,586 652 日本 (100) との比較 26.5 31.3 23.7 19.4 17.3 20.7 17.5 71.1 12.6 12.3 9.6 14.0 11.5 12.7 9.8 76.6 19.3 表 3. 製造業 : マネージャー ( 営業担当課長クラス ) の月額賃金の比較 中国 ベトナム インドネシア フィリピン シンガポール タイ 北京上海広州深セン大連青島武漢香港ハノイホーチミンダナンジャカルタバタムマニラセブシンガポールバンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 1,881 1,843 1,487 1,261 1,062 1,132 1,224 3,807 979 852 588 1,035 876 946 747 4,050 1,438 日本 (100) との比較 43.3 42.4 34.2 29.0 24.5 26.1 28.2 87.7 22.5 19.6 13.5 23.8 20.2 21.8 17.2 93.3 33.1 表 4. 非製造業 : スタッフ ( 一般職 ) の月額賃金の比較 中国 ベトナム インドネシア フィリピン シンガポール タイ 北京上海広州深セン大連青島武漢香港ハノイホーチミンダナンジャカルタバタムマニラセブシンガポールバンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 1,038 1,011 903 938 781 681 738 2,269 434 456 399 467 n.a. 506 n.a. 2,461 685 日本 (100) との比較 41.3 40.2 35.9 37.3 31.1 27.1 29.3 90.2 17.3 18.1 15.9 18.6-20.1-97.9 27.2 3 表 5. 非製造業 : マネージャー ( 営業担当課長クラス ) の月額賃金の比較 中国ベトナムインドネシアフィリピンシンガポールタイ 北京上海広州深セン大連青島武漢香港ハノイホーチミンダナンジャカルタバタムマニラセブシンガポールバンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 2,147 1,994 2,078 1,895 1,759 1,442 1,629 4,000 968 1,103 808 1,183 n.a. 1,345 n.a. 4,347 1,478 日本 (100) との比較 49.6 46.0 48.0 43.7 40.6 33.3 37.6 92.3 22.3 25.5 18.7 27.3-31.0-100.3 34.1 日本 (=100) との比較 は日本 ( 横浜 ) の賃金を 100 としたときの各国の賃金水準を指数化したもの 月間賃金には会社負担の社会保障費負担を含んでいない 賃金の幅がある場合 その中間値を掲載 ( 出所 ) アジア主要都市 地域の投資関連コスト比較 ( ジェトロ 2017 年 1 月 ) アジア オセアニア進出日系企業実態調査 ( ジェトロ 2016 年度調査 ) より三菱東京 UFJ 銀行国際業務部作成

1. 月額賃金の比較 ( 続き ): 製造業 非製造業 表 1. 製造業 : 一般工の月額賃金の比較 マレーシア ラオス カンボジア ミャンマー インド スリランカ パキスタン バングラデシュ 日本 韓国 台湾 豪州 クアラルンプール ビエンチャン プノンペン ヤンゴン ニューデリー ムンバイ バンガロール チェナイ アーメダバード コロンボ カラチ ダッカ 横浜 ソウル 台北 - 月額賃金 ( 米ドル ) 345 141 175 124 217 260 235 214 362 165 208 111 2,493 1,935 1,051 3,640 日本 (100) との比較 13.8 5.7 7.0 5.0 8.7 10.4 9.4 8.6 14.5 6.6 8.3 4.5 100.0 77.6 42.2 146.0 表 2. 製造業 : エンジニア ( 中堅技術者 ) の月額賃金の比較 マレーシア ラオス カンボジア ミャンマー インド スリランカ パキスタン バングラデシュ 日本 韓国 台湾 豪州 クアラルンプール ビエンチャン プノンペン ヤンゴンニューデリームンバイバンガロールチェナイアーメダバード コロンボ カラチ ダッカ 横浜 ソウル 台北 - 月額賃金 ( 米ドル ) 763 378 391 272 482 600 504 470 789 396 589 258 3,378 2,483 1,333 5,468 日本 (100) との比較 22.6 11.2 11.6 8.1 14.3 17.8 14.9 13.9 23.4 11.7 17.4 7.6 100.0 73.5 39.5 161.9 表 3. 製造業 : マネージャー ( 営業担当課長クラス ) の月額賃金の比較 マレーシア ラオス カンボジア ミャンマー インド スリランカ パキスタン バングラデシュ 日本 韓国 台湾 豪州 クアラルンプール ビエンチャン プノンペン ヤンゴンニューデリームンバイバンガロールチェナイアーメダバード コロンボ カラチ ダッカ 横浜 ソウル 台北 - 月額賃金 ( 米ドル ) 1,516 732 885 694 1,079 1,477 1,159 1,096 1,936 720 1,251 638 4,343 3,497 2,096 6,816 日本 (100) との比較 34.9 16.9 20.4 16.0 24.8 34.0 26.7 25.2 44.6 16.6 28.8 14.7 100.0 80.5 48.3 156.9 表 4. 非製造業 : スタッフ ( 一般職 ) の月額賃金の比較 マレーシア ラオス カンボジア ミャンマー インド スリランカ パキスタン バングラデシュ 日本 韓国 台湾 豪州 クアラルンプール ビエンチャン プノンペン ヤンゴン ニューデリー ムンバイ バンガロール チェナイ アーメダバード コロンボ カラチ ダッカ 横浜 ソウル 台北 - 月額賃金 ( 米ドル ) 830 298 346 350 618 553 492 473 671 416 372 193 2,515 2,423 1,288 4,192 日本 (100) との比較 33.0 11.8 13.8 13.9 24.6 22.0 19.6 18.8 26.7 16.5 14.8 7.7 100.0 96.3 51.2 166.7 表 5. 非製造業 : マネージャー ( 営業担当課長クラス ) の月額賃金の比較 マレーシアラオスカンボジアミャンマーインドスリランカパキスタンバングラデシュ日本韓国台湾豪州 クアラルンプールビエンチャンプノンペンヤンゴンニューデリームンバイバンガロールチェナイアーメダバードコロンボカラチダッカ横浜ソウル台北 - 月額賃金 ( 米ドル ) 1,712 632 906 1,069 1,713 1,593 1,226 1,107 2,154 898 1,102 582 4,332 3,854 2,286 7,084 日本 (100) との比較 39.5 14.6 20.9 24.7 39.5 36.8 28.3 25.6 49.7 20.7 25.4 13.4 100.0 89.0 52.8 163.5 日本 (=100) との比較 は日本 ( 横浜 ) の賃金を 100 としたときの各国の賃金水準を指数化したもの 月間賃金には会社負担の社会保障費負担を含んでいない 賃金の幅がある場合 その中間値を掲載 ( 出所 ) アジア主要都市 地域の投資関連コスト比較 ( ジェトロ 2017 年 1 月 ) アジア オセアニア進出日系企業実態調査 ( ジェトロ 2016 年度調査 ) より三菱東京 UFJ 銀行国際業務部作成 4

1. 月額賃金の比較 ( 続き ): 店舗スタッフ ( アパレル 飲食 ) 表 6. 店舗スタッフ ( アパレル ) の月額賃金の比較 中国 ベトナム インドネシア フィリピン シンガポール タイ 北京 上海 広州 深セン 大連 青島 武漢 香港 ハノイ ホーチミン ダナン ジャカルタ バタム マニラ セブ シンガポール バンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 759 746 701 704 596 n.a. 621 1,554 n.a. 215 n.a. 299 113 290 224 976 309 日本 (100) との比較 45.7 44.9 42.2 42.4 35.9-37.4 93.6-13.0-18.0 6.8 17.5 3.0 58.8 18.6 インド マレーシアラオスカンボジアミャンマースリランカパキスタンバングラデシュ日本韓国台湾 クアラルンプール ビエンチャン プノンペン ヤンゴンニューデリームンバイバンガロールチェナイアーメダバード コロンボ カラチ ダッカ 横浜 ソウル 台北 月額賃金 ( 米ドル ) 376 171 135 109 422 664 358 n.a. 539 160 102 134 1,660 2,120 843 日本 (100) との比較 22.7 10.3 8.1 6.6 25.4 40.0 21.6-32.5 9.6 6.1 8.1 100.0 127.7 50.8 表 7. 店舗スタッフ ( 飲食 ) の月額賃金の比較 中国 ベトナム インドネシア フィリピン シンガポール タイ 北京上海広州深セン大連青島武漢香港ハノイホーチミンダナンジャカルタバタムマニラセブシンガポールバンコク 月額賃金 ( 米ドル ) 612 500 604 495 395 481 471 1,609 n.a. 178 n.a. 230 113 290 224 837 309 日本 (100) との比較 70.2 57.3 69.3 56.8 45.3 55.2 54.0 184.5-20.4-26.4 13.0 33.3 25.7 96.0 35.4 インド マレーシアラオスカンボジアミャンマースリランカパキスタンバングラデシュ日本韓国台湾 クアラルンプールビエンチャンプノンペンヤンゴンニューデリームンバイバンガロールチェナイアーメダバードコロンボカラチダッカ横浜ソウル台北 月額賃金 ( 米ドル ) 356 110 160 62 362 387 321 n.a. 369 134 102 215 872 1,529 636 日本 (100) との比較 40.8 12.6 18.3 7.1 41.5 44.4 36.8-42.3 15.4 11.7 24.7 100.0 175.3 72.9 日本 (=100) との比較 は日本 ( 横浜 ) の賃金を 100 としたときの各国の賃金水準を指数化したもの 月間賃金には会社負担の社会保障費負担を含んでいない 賃金の幅がある場合 その中間値を掲載 ( 出所 ) アジア主要都市 地域の投資関連コスト比較 ( ジェトロ 2017 年 1 月 ) アジア オセアニア進出日系企業実態調査 ( ジェトロ 2016 年度調査 ) より三菱東京 UFJ 銀行国際業務部作成 5

2. 過去 10 年間の賃金変化 過去 10 年間の各国の米ドル建の賃金の変化を見ると 中国やアセアン諸国の上昇率が比較的高く 台湾 韓国 日本は低下しています 中国の深センを 1 としたときに 各国の賃金が何倍かを指数化した数字を比較すると インドネシアはほぼ横ばいで推移していますが タイ マレーシア フィリピンは低下しています また 台湾 韓国 日本も比率は低下しています 特に 日本は 長く続いた低成長により 2007 年の 16.7 倍から 6.6 倍へと低下しています アジア各国の月額賃金水準推移 (2007 年 2016 年 ): 一般工の賃金 ( 米ドル ) 中国 タイマレーシアインドネシアフィリピンベトナムインド台湾韓国日本 上海深センバンコク クアラルンプールジャカルタマニラハノイホーチミンニューデリー台北ソウル横浜 一般工賃金 2007 年 241 212 297 437 194 294 79 142 246 1,318 2,071 3,542 2016 年 580 380 346 345 310 262 192 215 217 1,051 1,935 2,493 過去 10 年間の上昇率 (%) 140.7 79.2 16.5 21.1 59.8 10.9 143.0 51.4 11.8 20.3 6.6 29.6 深セン (=1) との比較 ( 何倍か ) 2007 年 1.1 1.0 1.4 2.1 0.9 1.4 0.4 0.7 1.2 6.2 9.8 16.7 2016 年 1.5 1.0 0.9 0.9 0.8 0.7 0.5 0.6 0.6 2.8 5.1 6.6 ( 出所 ) ジェトロ資料より三菱東京 UFJ 銀行国際業務部作成 データは 賃金幅の中間値を算出している 深セン (=1) との比較 は中国の深センの賃金を 1 としたときの各国の賃金水準を指数化したもの 6

アジア諸国の月額法定最低賃金 (2017 年 4 月 5 日現在 ) 実額 ( ルピア ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) インドネシア 3. 主要国の法定最低賃金動向 一般工の賃金水準を見るとき 法定最低賃金の上昇率も 比較の判断材料になると考えられます 自国通貨が 対米ドルで弱くなっている国の米ドル建賃金の上昇率は 自国通貨建ての賃金上昇率より低くなっています ジャカルタ特別州 2,441,301 2,700,000 3,100,000 3,355,750 14.8 8.25 202 238 258 17.9 8.6 ブカシ県 2,447,445 2,925,000 3,261,375 3,530,438 11.5 8.25 218 250 272 14.5 8.6 スラバヤ市 2,200,000 2,710,000 3,045,000 3,296,213 12.4 8.25 202 233 254 15.4 8.6 スマラン市 1,423,500 1,685,000 1,909,000 2,125,000 13.3 11.31 126 146 163 16.4 11.7 バタム市 2,422,092 2,685,305 2,994,112 3,241,126 11.5 8.25 200 230 249 14.5 8.6 タイ 実額 ( バーツ ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) バンコク ( ) 9,000 9,000 9,000 9,300 0.0 3.3 262 257 266 2.0 3.3 ベトナム ( ) 実額 ( ドン ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) エリア1 2,700,000 3,100,000 3,500,000 3,750,000 12.9 7.1 141 157 168 11.0 7.2 エリア2 2,400,000 2,750,000 3,100,000 3,320,000 12.7 7.1 125 139 149 10.8 7.1 エリア3 2,100,000 2,400,000 2,700,000 2,900,000 12.5 7.4 109 121 130 10.6 7.4 エリア4 1,900,000 2,150,000 2,400,000 2,580,000 11.6 7.5 98 108 116 9.7 7.5 フィリピン 実額 ( ペソ ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) マニラ首都圏 11,650 12,025 12,275 12,275 2.1 0.0 264 254 256 4.0 0.8 IV-A エリア ( ) 9,063 9,063 9,463 9,463 4.4 0.0 199 196 197 1.8 0.8 セブ 8,500 8,825 8,825 8,825 0.0 0.0 194 182 184 6.0 0.8 マレーシア 実額 ( リンギット ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) マレー半島 900 900 1,000 1,000 11.1 0.0 230 239 247 3.7 3.5 サバ サラワク州 800 800 920 920 15.0 0.0 205 220 227 7.3 3.5 中国 実額 ( 人民元 ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) 上海 ( 市内 ) 1,820 2,020 2,190 2,300 8.4 5.0 324 323 346 0.1 6.9 深セン 1,808 2,030 2,030 2,130 0.0 4.9 325 300 320 7.8 6.8 カンボジア 実額 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) カンボジア 100 128 140 153 9.4 9.3 128 140 153 9.4 9.3 ミャンマー 実額 ( チャット ) 前年比上昇率 (%) 米ドル換算 ( 米ドル ) 前年比上昇率 (%) ミャンマー - 108,000 108,000 108,000 0.0 0.0 83 84 84 0.8 0.0 ( 出所 ) 各種資料より三菱東京 UFJ 銀行国際業務部作成 7

3. 主要国の法定最低賃金動向 ( 前ページの表の備考 ) 為替レートは 1 米ドル当たり 2014 年 11,868 ルピア 32.5 バーツ 21,199 ドン 42.45 ペソ 3.27 リンギット 6.20 元 2015 年 13,398 ルピア 34.3 バーツ 21,923 ドン 45.5 ペソ 3.91 リンギット 6.24 元 1,300 チャット 2016 年 13,046 ルピア 35.0 バーツ 22,306 ドン 48.4 ペソ 4.19 リンギット 6.77 元 1,290 チャットで計算 2017 年 13,000 ルピア 35.0 バーツ 22,300 ドン 48.0 ペソ 4.05 リンギット 6.65 元 1,290 チャットで計算 上昇率は年率換算して算出 バンコクは 日額 (310 バーツ ) の 30 倍で月額に換算 米ドル建ての上昇率は 地場通貨建賃金をドル換算し 1 ドル以下の単位まで換算した数字で算出 ベトナムの試行期間終了後 ( 雇用契約後 ) の最低賃金は上記の 7% 増し ベトナムの エリア 1 はハノイ ホーチミン ハイフォンの都市部 エリア 2 はハノイ ホーチミン ハイフォンの郊外と カントーの一部 ダナン エリア 3 はバクニン バクザン ハイズオン ビンフック省など エリア 4 はその他のエリア フィリピンは 月 25 日稼動と考え月額換算 フィリピンの IV-A エリアはマニラの東部から南部のカラバルソン地方 (Calabarzon) 上海の最低賃金は 2014 年 4 月 1,820 元 2015 年 4 月 2,020 元 2016 年 4 月 2,190 元 2017 年 4 月 2,300 元に引き上げられている 深センの最低賃金は 2013 年 3 月 1,600 元 2014 年 2 月 1,808 元 2015 年 3 月 2,030 元 2017 年 6 月 2,130 元に引き上げられている ミャンマーの最低賃金は日額 (3,600 チャット ) の 30 倍で月額に換算 8

3. 主要国の法定最低賃金動向についてのコメント (1) インドネシアジャカルタ特別州の 2017 年の法定最低賃金は前年比 8.25% 増の 335 万 5,750 ルピアとなった インドネシアでは 2014 年 2015 年は 2 桁の最低賃金上昇となっていたが 政府が賃金に関する政令を出し 最低賃金上昇率を経済成長率に消費者物価上昇率を足した数字とすることを規定している これに基づく計算で経済成長率 (5.18%) に消費者物価上昇率 (3.07%) を足すと法定最低賃金上昇率は 8.25% となり ジャカルタ特別州の上昇率と一致している また ブカシ県とスラバヤ市はそれぞれ 8.25% 増の 353 万 438 ルピア 329 万 6,213 ルピアとなった スマラン市は 11.3% 増の 212 万 5,000 ルピア バタム市は 8.25% 増の 324 万 1,126 ルピアとなっている (2) タイ 2016 年 10 月 タイ政府は 現在の全国一律 300 バーツ / 日の最低賃金を改定し エリア別に 5~10 バーツの引き上げを決定した バンコクは 310 バーツ / 日となる 2017 年 1 月から実施見込み (3) ベトナム 2016 年 8 月 国家賃金評議会は 2017 年 1 月 1 日からの法定最低賃金を平均で 7.3% 増とすることを発表した エリア 1 が 375 万ドン エリア 2 が 332 万ドン エリア 3 が 290 万ドン エリア 4 が 258 万ドンで 引き上げ幅は 7.1~7.5% (4) マレーシア 2015 年 10 月 マレーシアの法定最低賃金の改定が発表され 2016 年 7 月からマレー半島で現在の月額 900 リンギから 1,000 リンギ ( 約 239 米ドル ) へ 東マレーシアで 800 リンギから 920 リンギ ( 約 220 米ドル ) へ引き上げられた マレーシアの最低賃金制度は 2013 年に導入され 今回は初めての改定 (5) フィリピン 2016 年 5 月 国家賃金生産性委員会は マニラ首都圏の最低賃金 ( 非農業部門 ) を 491 ペソ / 日とすることを決定した (6) カンボジア 2016 年 9 月 カンボジア労働職業訓練省は 2017 年の縫製業労働者の法定最低賃金を月額 153 米ドルに決定したと発表した カンボジアの 2016 年の最低賃金は 140 米ドルだった カンボジアの最低賃金は 2013 年の 80 米ドルから 2014 年には 100 米ドル 2015 年 128 米ドルと急激に引上げられており 一部縫製関連企業の生産体制見直しが報じられている (7) ミャンマーミャンマー政府は 全国一律日額 3,600 チャット ( 約 3 米ドル ) の法定最低賃金を 2015 年 9 月 1 日に導入した 従業員 15 人以下の小規模企業を除き 全国一律で全業種に適用される 9

(8) 中国上海市は法定最低賃金を 2,190 元 (2016 年 4 月改定 ) から 2,300 元へ (2017 年 4 月 1 日より実施 ) 引上げた 深圳市は 2,030 元 (2015 年 3 月改定 ) から 2,130 元へ (2017 年 6 月 1 日より実施 ) へ引上げる 一方 広東省は 2017 年 2 月 企業の経営コスト負担軽減策の一環として 同省 ( 除く深圳市 ) の最低賃金の改定頻度を 2 年に少なくとも 1 回 から 3 年に少なくとも 1 回 に改め 2015 年から 2017 年までの 3 年間は現行水準 (2015 年 5 月改定 ) に据え置くことを発表した レポート作成 : 国際業務部情報室北村広明 hiroaki_2_kitamura@mufg.jp 本資料は情報提供を唯一の目的としたものであり 金融商品の売買や投資などの勧誘を目的としたものではありません 本資料の中に銀行取引や同取引に関連する記載がある場合 弊行がそれらの取引を応諾したこと またそれらの取引の実行を推奨することを意味するものではなく それらの取引の妥当性や 適法性等について保証するものでもありません 本資料の記述は弊行内で作成したものを含め弊行の統一された考えを表明したものではありません 本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが その正確性 信頼性 完全性を保証するものではありません 最終判断はご自身で行っていただきますようお願いいたします 本資料に基づく投資決定 経営上の判断 その他全ての行為によって如何なる損害を受けた場合にも 弊行ならびに原資料提供者は一切の責任を負いません 実際の適用につきましては 別途 公認会計士 税理士 弁護士にご確認いただきますようお願いいたします 本資料の知的財産権は全て原資料提供者または株式会社三菱東京 UFJ 銀行に帰属します 本資料の本文の一部または全部について 第三者への開示および 複製 販売 その他如何なる方法においても 第三者への提供を禁じます 本資料の内容は予告なく変更される場合があります 10