1 障害者雇用の現状

Similar documents
市報2016年3月号-10

様式第1号 職場定着支援計画

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原

Taro-別紙2

2018年4月から 障害者法定雇用率が変わります

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

Taro-ã†«æ¶‹ã†Šï¼‹éŁ·å®Ÿæ¬¡éŁ·å¾„ver2ï¼›ã•’è¦†ç¶±ï¼‹è«®åŁ‘çfl¨ï¼›ã•‚å¥³æ´»æ³Ł .jtd

< B83678E DD96E28D8096DA2E786C7378>

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

Microsoft PowerPoint - 資料2-1 障害者の就労支援について.pptx

Microsoft PowerPoint - 29kantou_kaigi_1004.pptx

9雇用の安定をお考えの方

< FE18A518ED28CD F41984A D834F B95B62E696E6464>

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

職業リハビリテーションを担う人材

も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

報酬改定(就労系サービス)

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

(セット)Q&A (2)

1 ハローワークとは 1

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

平成29年度 障害者白書(PDF版)

Microsoft Word - ①(様式第1号)キャリアアップ計画書

<4D F736F F D20905F8CCB8E F582CC8D8297EE8ED AA8B788BC682C98AD682B782E98FF097E181698B6388C4816A81698B6388C494D48D8693FC82E8816A2E646F63>

<4D F736F F D208D82944E97EE8ED CC8CD CC88C092E C98AD682B782E A B A2E646F63>

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

616237本文.indd

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

安定就業を希望する未 5 トライアル雇用奨励金 経験者等を試行的に雇 職業経験 技能 知識等から安定的な就職が困難な求職者について ハ い入れた場合 ローワークや職業紹介事業者等の紹介により 一定期間試行雇用した場合 に助成するものであり それらの求職者の適性や業務遂行可能性を見極め 求職者および求

東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章障害を理由とする差別に関する相談及び紛争の防止又は解決のための体制等第一節障害を理由とする差別の禁止 ( 第七条 ) 第二節障害を理由とする差別に関する相談体制 ( 第八条 ) 第三節障害を理由

< F2D E95E CC816988C482CC A2E6A>

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

Microsoft PowerPoint - 020_改正高齢法リーフレット<240914_雇用指導・

Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

PowerPoint プレゼンテーション

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

個人情報の保護に関する規程(案)

Microsoft Word 年度評価シート.docx

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働 者

(3) 始業 終業時刻が労働者に委ねられることの明確化裁量労働制において 使用者が具体的な指示をしない時間配分の決定に始業及び終業の時刻の決定が含まれることを明確化する (4) 専門業務型裁量労働制の対象労働者への事前通知の法定化専門業務型裁量労働制の導入に当たり 事前に 対象労働者に対して 1 専

<4D F736F F D C192E895AA96EC90EA96E F58B8B975E8B4B92F A792E8817A>

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

運営規定の記載例・居宅介護

01 【北海道】

(詳細版)精神障害者雇用促進キャンペーンリーフレット

障害者雇用率発表資料

( 事業主の方へ ) このパンフレットの内容は平成 29 年 10 月 23 日現在のものです 平成 29 年度 雇用関係助成金のご案内 ( 簡略版 ) 平成 29 年度の雇用関係の助成金についてご紹介します 雇用の安定 職場環境の改善 仕事と家庭の両立支援 従業員の能力向上などに ぜひ ご活用くだ

各種助成金のごあんない

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

内閣府令本文

一について人口密集地域であり 簡易宿所が密集する地域を抱えていることから 全国的に見てもいわゆるホームレスの数が多い地域であると推測される東京都(特別区の区域に限る ) 川崎市 横浜市 名古屋市及び大阪市における野宿生活者等の数について各地方公共団体に聴取したところ それぞれの地方公共団体で 野宿生

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書 記入例

Microsoft Word - 3-Ⅰ特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者)★

共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

東日本大震災への対応 政府一体となって ハローワークを中心に被災者の就労を強力に支援 特別相談窓口での相談 ハローワークに特別相談窓口を設置 出張相談の様子 ( 福島労働局 ) 仮設住宅等への出張相談 仮設住宅等の入所者を対象として ハローワークからの出張相談を実施 雇用保険受給者実人員の推移 就職

280428能発0428第8号(1)

中央教育審議会(第119回)配付資料

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

一性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案要綱第一総則一目的この法律は 全ての国民が その性的指向又は性自認にかかわらず 等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり 性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する基本的な事

11

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

Microsoft Word - 改訂 H28 H27施行状況記者発表(リード文)

 

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

< F2D97768D6A E AA89C889EF A2E6A>

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

法律第三十三号(平二一・五・一)

Taro-2018å¹´ã••çł´å›“ã†¾ã†¨ã‡†ï¼‹å¾´å‘”ï¼› 朕絇㕕.jtd

< F2D89FC90B38CE B62892F990B3816A2E6A7464>

この冊子を手に取っている皆さんへ

をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

●アレルギー疾患対策基本法案

この冊子を手に取っている皆さんへ

スライド 1

別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

Microsoft PowerPoint - 02 別添 パンフレット (3)

緊急に措置すべき事項

平成16年規程第02号_役員給与規程

付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付

目次 はじめに P6 総則 P7 ( 背景 ) Q1-1. 障害者に対する差別禁止 合理的配慮の提供義務が規定された背景は何ですか? Q1-2. 国内法における差別禁止等の規定の整備はどのようなものですか? ( 対象となる障害者の範囲 ) Q どのような方が差別禁止 合理的配慮の対象とな

スライド 0

厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

Transcription:

資料 3-1 障害者雇用関係資料 平成 28 年 8 月 厚生労働省職業安定局障害者雇用対策課

1 障害者雇用の現状

障害者雇用の状況 ( 平成 27 年 6 月 1 日現在 ) 民間企業の雇用状況雇用者数 45.3 万人 ( 身体障害者 32.1 万人 知的障害者 9.8 万人 精神障害者 3.5 万人 ) 実雇用率 1.88% 法定雇用率達成企業割合 47.2% 雇用者数は 12 年連続で過去最高を更新 障害者雇用は着実に進展 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 精神障害者 知的障害者 身体障害者 実雇用率 (%) 128 126 128 135 1.09 1.11 1.12 1.13 法定雇用率 1.5% 法定雇用率 1.6% 法定雇用率 1.8% 法定雇用率 2.0% 145 153 156 160 (S63.4.1) 168 170 172 1.22 1.23 1.251.261.26 1.25 1.18 9 11 12 14 1.311.321.321.32 16 (H10.7.1) 20 22 23 24 25 27 28 30 31 32 33 1.44 1.45 1.47 1.471.481.491.491.49 1.47 1.48 1.46 1.41 1.36 223 224 224 225 225 226 223 222 214 214 222 221 214 184 191 201 178 36 40 2 44 1.52 1.49 4 48 13 17 22 28 35 1.82 10 8 75 98 6 69 61 1.76 90 57 83 54 1.69 1.63 1.68 1.65 1.59 1.55 (H25.4.1) 1.88 266 268 272 284 291 304 313 320 229 238 251 昭和 52 年 54 56 58 60 62 平成元年 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 2 2.00 1.90 1.80 1.70 1.60 1.50 1.40 1.30 1.20 1.10 1.00

雇用障害者数における障害種別ごとの重度障害等の実人数について ( 平成 27 年 6 月 1 日現在 ) 精神障害者 40,808 人 知的障害者 ( 重度以外 ) 66,386 人 身体障害者 ( 重度 ) 99,142 人 ( 身体障害者の 41.6%) 合計 366,353 人 知的障害者 ( 重度 ) 20,754 人 ( 知的障害者の 24.6%) 身体障害者 ( 重度以外 ) 139,263 人 3

障害者雇用の状況 ( 企業規模別 ) 全体として実雇用率は順調に伸びているものの 特に中小企業の取組が遅れている (%) 2.2 2.0 1.8 1.6 1.4 1.2 1.0 企業規模別実雇用率 (50 ~100 人未満 ) ( 全体 ) (100~300 人未満 ) (1,000 人以上 ) (500~1000 人未満 ) (300~500 人未満 ) 平成 27 年 6 月 1 日現在全体 :1.88% 50 ~100 人未満 :1.49% 100~300 人未満 :1.68% 300~500 人未満 :1.79% 500~1000 人未満 :1.89% 1,000 人以上 :2.09% 2.09 1.89 1.88 1.79 1.68 1.49 55.0 50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 (%) 25.0 ( 全体 ) 企業規模別達成企業割合 (100~300 人未満 ) (300~500 人未満 ) (500~1000 人未満 ) (1,000 人以上 ) 平成 24 年までは 56~100 人未満 平成 24 年までは 56~100 人未満 (50~100 人未満 ) 平成 27 年 6 月 1 日現在全体 :47.2% 50~100 人未満 :44.7% 100~300 人未満 :50.2% 300~500 人未満 :44.0% 500~1000 人未満 :44.6% 1,000 人以上 :55.0% 4 55.0 50.2 47.2 44.7 44.6 44.0

ハローワークにおける障害者の職業紹介状況 -5.0 平成 27 年度の就職件数 新規求職者数は 前年度から更に増加 特に 就職件数は 90,191 件と 6 年連続で過去最高を更新 ( 件 ) 200,000 180,000 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 97,626 103,637 107,906 119,765 125,888 132,734 161,941 148,358 77,883 就職件数 ( 件 ) 59,367 68,321 38,882 43,987 45,565 44,463 45,257 52,931 8.4 13.1 3.6 新規求職申込件数 ( 件 ) 2.4 1.8 17.0 12.2 15.1 179,222 187,198 169,522 14.0 84,602 90,191 8.6 6.6 17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度就職件数の前年度比 (%) (%) 100 0 5

ハローワークにおける障害種別の職業紹介状況 1 身体障害者 知的障害者 80,000 40,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 62,458 新規求職申込件数 62,217 61,445 65,207 65,142 64,098 67,379 68,798 26,573 25,490 24,535 24,864 24,241 23,834 22,623 22,172 66,684 28,307 65,265 63,403 28,175 28,003 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 新規求職申込件数 21,607 22,273 20,316 25,034 24,381 27,748 25,815 14,327 12,186 13,164 11,441 11,889 11,440 10,154 33,410 32,313 30,224 30,998 16,030 18,723 19,958 17,649 10,000 就職件数 5,000 就職件数 0 0 6

ハローワークにおける障害種別の職業紹介状況 2 精神障害者 その他 ( 発達障害 高次脳機能障害など ) 90,000 12,000 80,000 新規求職申込件数 73,482 80,579 10,000 新規求職申込件数 9,806 70,000 64,934 8,162 60,000 57,353 8,000 50,000 48,777 6,906 40,000 30,000 20,000 10,000 0 14,095 18,918 22,804 4,665 6,739 8,479 28,483 33,277 39,649 10,929 14,555 9,456 18,845 23,861 29,404 34,538 就職件数 38,396 6,000 4,000 2,000 0 757 1,694 1,384 895 229 317 365 495 2,435 3,172 716 4,454 971 5,566 1,331 1,857 2,523 3,166 就職件数 3,834 7

ハローワークの障害種別の職業紹介状況 ( 就職件数 ) 平成 17 年度 平成 27 年度 精神障害者 4,665 件 12.0% 知的障害者 10,154 件 26.1% 全数 38,882 件 その他 229 件 0.6% 身体障害者 23,834 件 61.3% 精神障害者 38,396 件 42.6% その他 全数 90,191 件 3,834 件 4.3% 身体障害者 28,003 件 31.0% 知的障害者 19,958 件 22.1% 8

2 法定雇用率の見直し等について

障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律の概要 雇用の分野における障害者に対する差別の禁止及び障害者が職場で働くに当たっての支障を改善するための措置 ( 合理的配慮の提供義務 ) を定めるとともに 障害者の雇用に関する状況に鑑み 精神障害者を法定雇用率の算定基礎に加える等の措置を講ずる 1. 障害者の権利に関する条約の批准に向けた対応 (1) 障害者に対する差別の禁止雇用の分野における障害を理由とする差別的取扱いを禁止する (2) 合理的配慮の提供義務事業主に 障害者が職場で働くに当たっての支障を改善するための措置を講ずることを義務付ける ただし 当該措置が事業主に対して過重な負担を及ぼすこととなる場合を除く ( 想定される例 ) 車いすを利用する方に合わせて 机や作業台の高さを調整すること 知的障害を持つ方に合わせて 口頭だけでなく分かりやすい文書 絵図を用いて説明すること (1)(2) については 公労使障の四者で構成される労働政策審議会の意見を聴いて定める 指針 において具体的な事例を示す ( 平成 27 年 3 月 25 日に公布 ) (3) 苦情処理 紛争解決援助 1 事業主に対して (1)(2) に係るその雇用する障害者からの苦情を自主的に解決することを努力義務化 2 (1)(2) に係る紛争について 個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律の特例 ( 紛争調整委員会による調停や都道府県労働局長による勧告等 ) を整備 2. 法定雇用率の算定基礎の見直し 法定雇用率の算定基礎に精神障害者を加える ただし 施行 (H30) 後 5 年間に限り 精神障害者を法定雇用率の算定基礎に加えることに伴う法定雇用率の引上げ分について 本来の計算式で算定した率よりも低くすることを可能とする 3. その他障害者の範囲の明確化その他の所要の措置を講ずる 施行期日 : 平成 28 年 4 月 1 日 ( ただし 2 は平成 30 年 4 月 1 日 3( 障害者の範囲の明確化に限る ) は公布日 ( 平成 25 年 6 月 19 日 )) 改正法の関係資料は 厚生労働省 HP 障害者雇用対策 (http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/shougaisha_h25/index.html) に掲載中 10

障害者に対する差別の禁止及び合理的配慮の提供義務について 障害者に対する差別禁止 1 合理的配慮の提供義務 2 を規定 施行期日平成 28 年 4 月 1 日 1 不当な差別的取扱いを禁止 このため 職業能力等を適正に評価した結果といった合理的な理由による異なる取扱いが禁止されるものではない 2 事業主に対して過重な負担を及ぼすときは提供義務を負わない 必要があると認めるときは 厚生労働大臣から事業主に対し 助言 指導又は勧告を実施 差別の主な具体例 募集 採用の機会 賃金の決定 教育訓練の実施 福利厚生施設の利用など 身体障害 知的障害 精神障害 車いすの利用 人工呼吸器の使用などを理由として採用を拒否することなど 障害者であることを理由として 以下のような不当な差別的取扱いを行うこと 賃金を引き下げること 低い賃金を設定すること 昇給をさせないこと 研修 現場実習をうけさせないこと 食堂や休憩室の利用を認めないなど 合理的配慮の主な具体例 募集 採用の配慮 施設の整備 援助を行う者の配置など 問題用紙を点訳 音訳すること 試験などで拡大読書器を利用できるようにすること 試験の回答時間を延長すること 回答方法を工夫することなど 車いすを利用する方に合わせて 机や作業台の高さを調整すること 文字だけでなく口頭での説明を行うこと 口頭だけでなくわかりやすい文書 絵図を用いて説明すること 筆談ができるようにすること 手話通訳者 要約筆記者を配置 派遣すること 雇用主との間で調整する相談員を置くこと 通勤時のラッシュを避けるため勤務時間を変更することなど 11

法定雇用率の算定基礎の見直しについて 従前は 身体障害者 知的障害者を算定基礎として法定雇用率を計算していた 今般 法定雇用率の算定基礎の対象に 新たに精神障害者を追加 施行期日平成 30 年 4 月 1 日 身体障害者 知的障害者 精神障害者を算定基礎として法定雇用率を計算 なお 施行後 5 年間 ( 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 35 年 3 月 31 日まで ) は経過措置として 労働者 ( 失業者を含む ) の総数に対する身体障害者 知的障害者 精神障害者である労働者 ( 失業者を含む ) の総数の割合に基づき 障害者の雇用の状況その他の事情を勘案して法定雇用率を定めることとされている 法定雇用率の算定式 追加 法定雇用率 = 身体障害者 知的障害者及び精神障害者である常用労働者の数 + 失業している身体障害者 知的障害者及び精神障害者の数 常用労働者数 - 除外率相当労働者数 + 失業者数 12

参照条文 1 障害者の雇用の促進等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 123 号 ) ( 一般事業主の雇用義務等 ) 第四十三条事業主 ( 常時雇用する労働者 ( 以下単に 労働者 という ) を雇用する事業主をいい 国及び地方公共団体を除く 以下同じ ) は 厚生労働省令で定める雇用関係の変動がある場合には その雇用する身体障害者又は知的障害者である労働者の数が その雇用する労働者の数に障害者雇用率を乗じて得た数 ( その数に一人未満の端数があるときは その端数は 切り捨てる 第四十六条第一項において 法定雇用障害者数 という ) 以上であるようにしなければならない 2 前項の障害者雇用率は 労働者 ( 労働の意思及び能力を有するにもかかわらず 安定した職業に就くことができない状態にある者を含む 第五十四条第三項において同じ ) の総数に対する身体障害者又は知的障害者である労働者 ( 労働の意思及び能力を有するにもかかわらず 安定した職業に就くことができない状態にある身体障害者及び知的障害者を含む 第五十四条第三項において同じ ) の総数の割合を基準として設定するものとし 少なくとも五年ごとに 当該割合の推移を勘案して政令で定める 13

参照条文 2 障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 46 号 ) 附則 ( 一般事業主の雇用義務等に関する経過措置 ) 第四条新法第四十三条第二項及び第五十四条第三項の規定の適用については この法律の施行の日から起算して五年を経過する日までの間 これらの規定中 を基準として設定するものとし とあるのは に基づき と 当該割合の推移 とあるのは 対象障害者の雇用の状況その他の事情 とする 13 頁の第 43 条第 2 項 ( 点線囲み部分 ) についての経過措置 ( 平成 30 年度から平成 34 年度まで適用 ) ( 一般事業主の雇用義務等 ) 第四十三条 ( 略 ) 2 前項の障害者雇用率は 労働者 ( 労働の意思及び能力を有するにもかかわらず 安定した職業に就くことができない状態にある者を含む 第五十四条第三項において同じ ) の総数に対する対象障害者である労働者 ( 労働の意思及び能力を有するにもかかわらず 安定した職業に就くことができない状態にある対象障害者を含む 第五十四条第三項において同じ ) の総数の割合に基づき 少なくとも五年ごとに 対象障害者の雇用の状況その他の事情を勘案して政令で定める 14

法定雇用率の対象となる障害者の範囲の変遷 ( 参考 ) 昭和 51 年 身体障害者を対象とする雇用率制度を創設 平成 10 年には 知的障害者を法定雇用率の算定基礎の対象に追加 さらに 平成 30 年 4 月から 精神障害者を法定雇用率の算定基礎の対象に追加 ( ) 施行後 5 年間は激変緩和措置として 労働者 ( 失業者を含む ) の総数に対する身体障害者 知的障害者 精神障害者である労働者 ( 失業者を含む ) の総数の割合に基づき 障害者の雇用の状況その他の事情を勘案して定める率とする 各企業が雇用する障害者の割合 ( 実雇用率 ) を計算する際の対象には 知的障害者を昭和 63 年に 精神障害者を平成 18 年に追加 身体障害者 知的障害者 実雇用率に追加 知的障害者を雇用した場合は身体障害者を雇用した者とみなす 法定雇用率の算定基礎の対象 身体障害 と 知的障害 精神障害者 実雇用率に追加 精神障害者を雇用した場合は 身体障害者又は知的障害者を雇用した者とみなす 法定雇用率の算定基礎の対象 身体障害 と 知的障害 と 精神障害 法定雇用率の算定基礎の対象 身体障害 のみ 昭和 51 年 10 月 昭和 63 年 4 月 平成 10 年 7 月 平成 18 年 4 月 平成 30 年 4 月 15

障害者雇用納付金制度について ( 参考 ) 雇用率未達成企業 ( 常用労働者 100 人超 ) から納付金を徴収し 雇用率達成企業 などに対して調整金 報奨金を支給するとともに 各種の助成金を支給 未達成企業 達成企業 納付金 の徴収 調整金 の支給 不足 1 人当たり月額 5 万円 納徴付収金を 法定雇用率 ( ) 相当数 雇用障害者数 調整金を支給 超過 1 人当たり月額 2 万 7 千円 その他 報奨金 の支給 ( 中小企業 100 人以下 ) 超過 1 人当たり月額 2 万 1 千円 助成金 の支給 ( 設備等に対し ) 未達成企業 達成企業 障害者雇用促進法に基づき 少なくとも 5 年ごとに労働者及び失業者並びに障害者数の総数の割合の推移を勘案して政令で設定 16

法定雇用率 納付金額 調整金額等の推移について ( 参考 ) 施行年 法定雇用率 納付金額 調整金額 報奨金額 昭和 51 年 1.5% 3 万円 1.4 万円 0.8 万円 昭和 57 年 4 万円 2 万円 1 万円 昭和 63 年 1.6% 平成 4 年 5 万円 2.5 万円 1.7 万円 平成 10 年 1.8% 平成 15 年 2.7 万円 2.1 万円 平成 20 年平成 25 年 2.0% 現行 2.0% 5 万円 2.7 万円 2.1 万円 17

( 参考資料 )

職業リハビリテーションの実施体制の概要 障害者一人ひとりの特性に配慮した職業指導 職業紹介等の職業リハビリテーションを 医療 保健福祉 教育等の関係機関の連携のもとに実施 1 公共職業安定所 ( ハローワーク ) 544 カ所 ( 厚生労働省 ) 就職を希望する障害者の求職登録を行い ( 就職後のアフターケアまで一貫して利用 ) 専門職員や職業相談員がケースワーク方式により障害の種類 程度に応じたきめ細かな職業相談 紹介 職場定着指導等を実施 2 障害者職業センター (( 独 ) 高齢 障害 求職者雇用支援機構 ) 障害者職業総合センター 1 カ所 高度の職業リハビリテーション技術の研究 開発 専門職員の養成等の実施 広域障害者職業センター 2 カ所 障害者職業能力開発校や医療施設等と密接に連携した系統的な職業リハビリテーションの実施 地域障害者職業センター 各都道府県 (52 カ所 ( うち支所 5 カ所 )) 障害者に対して 職業評価 職業指導 職業準備訓練 職場適応援助 ( ジョブコーチ支援 ) 等の専門的な職業リハビリテーション 事業主に対する雇用管理に関する助言等を実施 3 障害者就業 生活支援センター ( 都道府県知事が指定した社会福祉法人 NPO 法人等が運営 ) 329センター 障害者の身近な地域において 雇用 保健福祉 教育等の関係機関の連携拠点として 就業面 19 及び生活面における一体的な相談支援を実施

障害者就労に向けたハローワークを中心とした チーム支援 ( 1) 可能な限り 障害者就業 生活支援センターがチームに参加し 生活面の支援を継続的に実施 ( 2) 支援対象者が医療機関を利用している場合は 医療機関に対してチームへの参加を積極的に依頼 20 福祉施設等の利用者をはじめ 就職を希望する障害者一人ひとりに対して ハローワーク職員 ( 主査 ) と福祉施設等の職員 その他の就労支援者がチームを結成し 就職から職場定着まで一貫した支援を実施 ( 平成 18 年度から実施 ) 就職を希望している福祉施設利用者等 障害者就労支援チーム 主査 : ハローワーク職員 専門援助部門が担当 就職支援コーディネーターを配置し 関係機関と調整 副主査 : 福祉施設等職員 地域障害者職業センター 障害者就業 生活支援センター ( 1) 就労移行支援事業所 職業能力開発校 特別支援学校 その他の就労支援者 ジョブコーチ 相談支援事業所 福祉事務所 発達障害者支援センター 難病相談 支援センター 医療機関 ( 2) 等 就職に向けた取り組み 就労支援計画の作成 就労支援 生活支援 チしーてム支構援成を員実が施連携 就職 企業 職場定着支援 就業生活支援 フォローアップ 職場定着 職業生活の安定

職場適応援助者 ( ジョブコーチ ) による支援 障害者の職場適応を容易にするため 職場にジョブコーチを派遣し 障害者に対する業務遂行力やコミュニケーション能力の向上支援 事業主や同僚などに対する職務や職場環境の改善の助言を実施 支援内容 障害特性に配慮した雇用管理に関する助言 配置 職務内容の設定に関する助言 事業主 ( 管理監督者 人事担当者 ) 業務遂行力の向上支援 職場内コミュニケーション能力の向上支援 健康管理 生活リズムの構築支援 障害者 ジョブコーチ 上司 同僚 同僚 障害の理解に係る社内啓発 障害者との関わり方に関する助言 指導方法に関する助言 家族 安定した職業生活を送るための家族の関わり方に関する助言 標準的な支援の流れ 集中支援 不適応課題を分析し 集中的に改善を図る 週 3~4 日訪問 移行支援 支援ノウハウの伝授やキーハ ーソンの育成により 支援の主体を徐々に職場に移行週 1~2 日訪問 支援期間 1~7 ヵ月 ( 標準 2~4 ヵ月 )( 地域センターの場合 ) フォローアップ 数週間 ~ 数ヶ月に一度訪問 ジョブコーチ配置数 (28 年 3 月 31 日時点 ) 計 1,072 人地域センターのジョブコーチ 312 人訪問型ジョブコーチ ( 福祉施設型 ) 717 人企業在籍型ジョブコーチ ( 事業所型 ) 43 人 支援実績 (27 年度 地域センター ) 支援対象者数 3,574 人職場定着率 ( 支援終了後 6ヶ月 ) 87.6% ( 支援終了後 6 ヵ月 :26 年 10 月 ~27 年 9 月までの支援終了者の実績 ) 21

障害者就業 生活支援センター 障害者の身近な地域においては 就業面と生活面の一体的な相談 支援を行う 障害者就業 生活支援センター の設置を拡充 21 センター (14 年 5 月事業開始時 ) 329 センター (28 年 7 月現在 ) 雇用と福祉のネットワーク ハローワーク 地域障害者職業センター 特別支援学校 事業主 求職活動支援 障害のある方 就業支援技術的支援 ( 就業支援担当者 2~7 名 ) 専門的支援の依頼 連携 職場適応支援 就業に関する相談支援 障害特性を踏まえた雇用管理に関する助言 関係機関と の連絡調整 一体的な支援 相談 生活支援 ( 生活支援担当者 1 名 ) 日常生活 地域生活に関する助言 関係機関との連絡調整 自立 安定した職業生活の実現 基礎訓練のあっせん 福祉サービスの利用調整 保健サービスの利用調整 医療面の相談 対象者の送り出し 業務の内容 就労移行支援事業者等 福祉事務所 保健所 医療機関 就業及びそれに伴う日常生活上の支援を必要とする障害のある方に対し センター窓口での相談や職場 家庭訪問等を実施します < 就業面での支援 > 就業に関する相談支援 就職に向けた準備支援 ( 職業準備訓練 職場実習のあっせん ) 就職活動の支援 職場定着に向けた支援 障害のある方それぞれの障害特性を踏まえ た雇用管理についての事業所に対する助言 関係機関との連絡調整 < 生活面での支援 > 日常生活 地域生活に関する助言 生活習慣の形成 健康管理 金銭管理 等の日常生活の自己管理に関する助言 住居 年金 余暇活動など地域生活 生活設計に関する助言 関係機関との連絡調整担当者数 1,016 人 (3.1 人 /1センター) 27 年度実績 支援対象者数 153,522 人定着率 76.5%(1 年 )( 身体 76.9% 知的 82.2% 精神 69.0%) 22

障害者雇用納付金制度に基づく助成金 障害者が作業を容易に行えるような施設の設置 整備を行った場合の助成措置 障害者作業施設設置等助成金 障害者が作業を容易に行うことができるよう配慮された作業施設等の設置 整備 賃借を行う事業主に支給 ( 障害者 1 人につき上限 450 万円 ( 作業施設の設置 ) 等 ) 障害者福祉施設設置等助成金 障害者である労働者の福祉の増進を図るため 障害者が利用できるよう配慮された保健施設 給食施設等の福利厚生施設の整備を行う事業主に支給 ( 障害者 1 人につき上限 225 万円 ) 障害者を介助する者等を配置した場合の助成措置 障害者介助等助成金適切な雇用管理のために必要な介助者等の配置 委嘱を行う事業主に支給 ( 例 : 手話通訳担当者を委嘱した場合には委嘱 1 回当たりの費用の 3/4) 通勤の配慮を行った場合の助成措置 重度障害者等通勤対策助成金 障害者の通勤を容易にするための措置を行う事業主等に支給 ( 駐車場の賃借 1 人につき月上限 5 万円等 ) 企画競争方式で認められた場合に支給 23

雇用関係助成金 ( 障害者関係 ) ハローワークにおいて支給 特定求職者雇用開発助成金 障害者トライアル雇用奨励金 障害者短時間トライアル雇用奨励金 障害者初回雇用奨励金 ( ファースト ステップ奨励金 ) 中小企業障害者多数雇用施設設置等助成金 発達障害者 難治性疾患患者雇用開発助成金 障害者職場定着支援奨励金 訪問型職場適応援助促進助成金 企業在籍型職場適応援助促進助成金 障害者職場復帰支援助成金 ハローワーク等の紹介により障害者を雇用する事業主に 1 人当たり 50 万円 ( 中小企業の場合は 120 万円 ) 等を支給 ハローワーク等の紹介により障害者に対し 原則 3 か月の試行雇用を行う事業主に対し助成 障害者 1 人につき 月 4 万円の奨励金を支給 ( 精神障害者を初めて雇用する事業主に対しては 8 万円 ) 精神障害者等について 雇入れ時の週の所定労働時間を 10 時間以上 20 時間未満とし 3 か月以上 12 か月以内の一定の期間をかけながら常用雇用への移行を目指して試行雇用を行う事業主に対し助成 精神障害者等 1 人につき 月 2 万円の奨励金を支給 障害者雇用の経験がない中小企業で 初めての雇入れにより法定雇用障害者数以上の障害者を雇用した場合 120 万円を支給 障害者の雇入れに係る計画を作成し 当該計画に基づき障害者を 10 名以上雇用するとともに 障害者の雇入れに必要な事業所の施設 設備等の設置 整備をする中小企業である事業主に対し助成 雇入れ者数と施設 設備等の設置 整備に要した費用に応じて支給額を決定 ( 上限額 3000 万円 ) 発達障害者又は難治性疾患患者をハローワーク等の紹介により雇い入れ 雇用管理に関する事項を把握 報告する事業主に対して 50 万円 ( 中小企業の場合は 120 万円 ) を支給 ハローワーク等の紹介により障害者を雇い入れ 業務の遂行に必要な援助や指導を行う職場支援員を 雇用又は業務委託により配置する事業主に対して月額 3 万円 ( 中小企業の場合は 4 万円 ) 委嘱により配置する事業主に対して 1 回当たり 1 万円を支給 企業に雇用され 職場適応 定着に特に課題を抱える障害者について 支援計画に基づき訪問型職場適応援助者による専門的な支援を提供する事業主に対して 支援実施 1 日当たり 16,000 円 (4 時間未満の日 8,000 円 ) 及び訪問型職場適応援助者養成研修受講料の 1/2 を支給 自社において雇用し 職場適応 定着に特に課題を抱える障害者について 企業在籍型職場適応援助者を配置して支援計画に基づく専門的な支援を実施させる事業主に対して 月額 6 万円 ( 中小企業の場合は 8 万円 ) 及び企業在籍型職場適応援助者養成研修受講料の 1/2 を支給 雇用する労働者が事故や難病等の発症などによる中途障害等により長期の休職を余儀なくされ かつ 復帰にあたり雇用の継続のために職場適応の措置が必要な場合に 必要な措置を講じて雇用の継続を図った事業主に対して 50 万円 ( 中小企業の場合は 70 万円 ) を支給 24